JPH09278075A - ハンカチケース - Google Patents

ハンカチケース

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JPH09278075A
JPH09278075A JP9149796A JP9149796A JPH09278075A JP H09278075 A JPH09278075 A JP H09278075A JP 9149796 A JP9149796 A JP 9149796A JP 9149796 A JP9149796 A JP 9149796A JP H09278075 A JPH09278075 A JP H09278075A
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partition sheet
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JP9149796A
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Kazue Hayashi
和恵 林
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンカチの汚れを洋服またはカバンのポケッ
トに付着させず、また2枚のハンカチから汚れていない
一方のハンカチを容易に取出すことができるハンカチケ
ースを提供することである。 【解決手段】 矩形状の合成樹脂から成る仕切りシート
1の厚み方向両側には一対のカバーシート2,3が配置
される。一方のカバーシート2と仕切りシート1とは仕
切りシート1の両側部および一端部1aの各周縁部が熱
溶着によって固定されて第1収納空間4が形成され、他
方のカバーシート3と仕切りシート1とは仕切りシート
の両側部および他端部1bとが熱溶着によって固定され
て第2収納空間5が形成される。第1収納空間4および
第2収納空間5にはそれぞれハンカチ10,11が収納
された状態でハンカチケース7は洋服またはカバンのポ
ケットに収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンカチなどを収
納するハンカチケースに関する。
【0002】
【従来の技術】手を洗った後や汗を拭く場合には従来か
らハンカチが使用されている。このようなハンカチは洋
服のポケットまたはカバンなどに直接収容されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように収容するこ
とによって汗や汚れなどを吸収したハンカチが直接ポケ
ットやカバンに触れるので、ハンカチの汚れがポケット
やカバンに付着し、衛生上好ましくないという問題が生
じる。
【0004】また、夏期などの暑い時期には2枚のハン
カチを所持する場合がある。このような場合には、2枚
のハンカチを重ねてポケットまたはカバンなどに収納す
る。したがってこのような場合にも汗などを拭いて汚れ
た一方のハンカチが他方の未使用のきれいなハンカチに
重なることによって、他方の未使用のハンカチにも汚れ
が付着するといった問題が生じる。また、ポケットまた
はカバン内の2枚のハンカチから汚れていない一方のハ
ンカチを手探りで取出す場合、どちらが汚れていないハ
ンカチなのか触っただけでは容易に認識できないという
問題が生じる。
【0005】したがって本発明の目的は、ハンカチが吸
収した汗などの汚れをポケットやカバンに付着させず、
また2枚のハンカチから汚れていない一方のハンカチを
容易に取出すことができるハンカチケースを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形状の合成
樹脂から成る仕切りシートと、前記仕切りシートの厚み
方向両側に配置され、矩形状の合成樹脂から成る一対の
カバーシートとを有し、一方のカバーシートの両側部お
よび一端部の各周縁部は仕切りシートの両側部および一
端部の各周縁部に固定され、一方のカバーシートと仕切
りシートとの間に第1収納空間が形成され、他方のカバ
ーシートの両側部および一端部の各周縁部は仕切りシー
トの両側部および他端部の各周縁部に固定され、他方の
カバーシートと仕切りシートとの間に第2収納空間が形
成されることを特徴とするハンカチケースである。 本発明に従えば、一方のカバーシートの両側部および一
端部は仕切りシートの各周縁部に固定されるので、仕切
りシートと一方のカバーシートとの間には、仕切りシー
トの他端部側が開口する第1収納空間が形成される。同
様に他方のカバーシートと仕切りシートとの間には、仕
切りシートの一端部側が開口する第2収納空間が形成さ
れる。このようなハンカケースの第1および第2収納空
間にそれぞれハンカチを収納した状態で、ハンカチケー
スはポケットまたはカバンなどに収容される。仕切りシ
ートおよびカバーシートはそれぞれ合成樹脂から成り、
手を洗った後の水や汗などの汚れを吸収したハンカチが
第1または第2収納空間に収納されるので、これらの汚
れがポケットやカバンに直接触れることが防がれ、服や
カバンが汚れることなく、衛生的にハンカチを所持する
ことができる。 ハンカチケースはまず第1および第2収納空間の開口部
のいずれか一方、たとえば第1収納空間の開口部をポケ
ットまたはカバンの開口に向けて収容する。汗や手を拭
く場合にはまず、第1収納空間に収納されるハンカチを
使用する。この際、第1収納空間の開口部がポケットま
たはカバンの開口に向けて収納されているので、ハンカ
チのみを容易に外部に取出すことができる。この第1収
納空間に収納されるハンカチが汚れた場合には、2枚の
ハンカチを収納した状態のハンカチケースをポケットま
たはカバンから外部に取出してひっくり返し、第2収納
空間の開口部がポケットまたはカバンの開口に向くよう
に再びポケットまたはカバンに収容する。このようにハ
ンカチケースごとひっくり返して再びポケットまたはカ
バンに収容することによって、次回からは第2収納空間
に収納される新しいハンカチを使用することができる。
この際、第1収納空間の開口部はポケットまたはカバン
の底に向き底部がポケットまたはカバンの開口に向いて
いるので、手探りでハンカチを取出す場合であっても誤
って第1収納空間のハンカチを取出すといったことが確
実に防がれる。 また仕切りシートおよびカバーシートはそれぞれ合成樹
脂から成るので、ハンカチをスムーズに収納することが
でき、また収納されたハンカチにしわが形成されること
を防ぐことができる。
【0007】また本発明の前記他方のカバーシートの他
端部は、前記仕切りシートの他端部よりも仕切りシート
の一端部寄りにずれて設けられ、前記他方のカバーシー
トの他端部は、前記仕切りシートの一端部よりも仕切り
シートの他端部寄りにずれて設けられることを特徴とす
る。 本発明に従えば、一方のカバーシートの一端部は仕切り
シートの他端部よりも仕切りシートの一端部寄りにずれ
て設けられるので、第1収納空間にハンカチを収納した
際、第1収納空間の開口を形成する一方のカバーシート
の他端部からハンカチの端部が外部に露出する。したが
って、ハンカチを収納したハンカチケースをポケットま
たはカバンに収容した状態で、外部からハンカチのみを
取出す場合、前記開口部から露出したハンカチの端部を
指先で掴むことによって容易にハンカチのみを外部に取
出すことができる。第2収納空間においても同様に、他
方のカバーシートの他端部は仕切りシートの他端部寄り
にずれて設けられるているので、ハンカチケースをひっ
くり返して第2収納空間に収納されるハンカチを使用す
る場合においても同様に容易に取出すことができる。
【0008】また本発明の一方および他方のカバーシー
トの前記ずれ量はそれぞれ3〜20mmに選ばれること
を特徴とする。 本発明に従えば、ずれ量はそれぞれ3〜20mmに選ば
れるので、ハンカチケースからハンカチを確実に外部に
取出すことができる。ずれ量が3mm未満であると、ハ
ンカチの端部の露出量が少なくなり、ハンカチを掴みに
くくなり、またずれ量が20mmを超えると、ハンカチ
の露出量が大きくなり、これによってポケットまたはカ
バンに接触するハンカチの接触面積が大きくなるという
問題が生じる。
【0009】また本発明の各カバーシートおよび仕切り
シートは、一方のカバーシートの一端部と仕切りシート
の一端部および仕切りシートの他端部と他方のカバーシ
ートの一端部とが互いに連なる1枚の帯状シートから成
ることを特徴とする。 本発明に従えば、各カバーシートおよび仕切りシートは
互いに連なる1枚の帯状シートから成るので、この帯状
シートの、仕切りシートの一端部および他端部に対応す
る部分で、帯状シートの長手方向両端部が互いに厚み方
向反対側に折返されるように折曲げ、帯状シートの幅方
向両側部の周縁を固定させることによって容易にハンカ
チケースを製造することができる。このように1枚の帯
状シートからハンカチケースは形成されるので、部品点
数を少なくし、製造工程を削減することができる。
【0010】また本発明の前記仕切りシートおよび各カ
バーシートはそれぞれ熱可塑性合成樹脂から成り、厚み
はそれぞれ0.1〜1.0mmに選ばれることを特徴と
する。 本発明に従えば、仕切りシートおよび各カバーシート
はそれぞれ熱可塑性合成樹脂から成るので、一方および
他方のカバーシートの周縁部と仕切りシートの周縁部と
を固定する場合に、固定する部分を加熱することによっ
て簡単に熱溶着させることができ、接着剤などを使用す
ることなく確実に固定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るハンカチケース7を示す正面図であり、図2はハンカ
チケース7の右側面図であり、図3はハンカチケース7
の底面図であり、図4は図1の切断面線IV−IVから
見たハンカチケース7の断面図である。なお左側面図は
右側面図と対称であり、平面図は底面図と対称であり、
背面図は正面図と対称であるので省略する。ハンカチケ
ース7は矩形状の合成樹脂から成る仕切りシート1と、
この仕切りシート1の厚み方向両側に配置され、矩形状
の合成樹脂から成る一対のカバーシート2,3とを含ん
で構成される。一方のカバーシート2の両側部、(図1
におけるハンカチケース7の左右両側部)および一端部
2a(図1におけるハンカチケース7の下端部)の各周
縁部は仕切りシート1の両側部および一端部1aの各周
縁部に固定され、一方のカバーシート2と仕切りシート
1との間に第1収納空間4が形成される。他方のカバー
シート3の両側部および一端部3aの各周縁部は仕切り
シート1の両側部および他端部1bの各周縁部に固定さ
れ、他方のカバーシート3と仕切りシート1との間に第
2収納空間5が形成される。これらの各収納空間4,5
にハンカチが収納される。
【0012】前記第1収納空間4は、一方のカバーシー
ト2の他端部2bおよび仕切りシート1の他端部1bに
よって第1開口部8が形成され、前記第2収納空間5
は、他方のカバーシート3の他端部3bと仕切りシート
1の一端部1aとによって第2開口部9が形成される。
一方のカバーシート2の他端部2bは、前記仕切りシー
ト1の他端部1bよりも仕切りシート1の一端部1a寄
りにずれて設けられ、他方のカバーシート3の他端部3
bは、仕切りシート1の一端部1aよりも仕切りシート
1の他端部1b寄りにずれて設けられる。したがって、
第1および第2収納空間4,5にそれぞれハンカチを収
納した際、各開口部8,9から各ハンカチの端部が露出
するので、ハンカチケース7からハンカチを取出す際に
各開口部8,9から露出するハンカチの端部を指で掴ん
で容易に取出すことができる。
【0013】このような各カバーシート2,3および仕
切りシート1は、一方のカバーシート2の一端部2aと
仕切りシート1の一端部1aおよび仕切りシート1の他
端部1bと他方のカバーシート3の一端部3aとが互い
に連なる1枚の帯状シート6から成り、図4に示される
ように仕切りシート1の一端部1aおよび他端部1bで
折曲げられて形成される。
【0014】図5は、帯状シート6を展開した状態を示
す平面図である。帯状シート6は可撓性を有する熱可塑
性合成樹脂から成る。
【0015】ハンカチケース7の組立は、帯状シート6
の一方のカバーシート2と仕切りシート1との連結部1
2および仕切りシート1と他方のカバーシート3との連
結部13で、各カバーシート2,3がそれぞれ仕切りシ
ート1の厚み方向反対側に折返されるように各連結部1
2,13で折曲げられる。次に、仕切りシート1の両側
部および両端部1a,1bの各周縁部をたとえば熱ロー
ラによって熱溶着する。その後、ハンカチケース7の四
方の角部をそれぞれ円弧状に切断する。このようにハン
カチケース7の帯状シート6は熱可撓性合成樹脂から成
るので熱溶着によって容易に製造することができる。ま
た、各カバーシート2,3および仕切りシート1をそれ
ぞれ別途に形成する必要がなく、1枚の帯状シート6を
折曲げることによって容易に製造することができ、製造
工程が削減される。
【0016】図6は2枚のハンカチ10,11を収納し
た状態を示すハンカチケース7の斜視図であり、図7は
図6の切断面線VII−VIIから見た断面図である。
ハンカチケース7の各収納空間4,5にはそれぞれハン
カチ10,11が収納される。ハンカチケース7の大き
さは、縦L1がたとえば125mmに選ばれ、横L2が
たとえば135mmに選ばれる。またハンカチケース7
の周縁部の熱溶着される溶着幅W1はたとえば3mmに
選ばれる。また前述の第1および第2開口部8,9にお
けるずれ量D1は3〜15mmの範囲に選ばれ、好まし
くは5mmに選ばれる。ずれ量D1が3mm未満である
と、収納したハンカチの露出量が少なくなり、ハンカチ
を取出しにくくなり、またずれ量D1が15mmを超え
るとハンカチの露出量が多くなり、これによってハンカ
チの汚れがポケットまたはカバンなどに付着するといっ
た問題が生じる。また帯状シート6の厚みt1はたとえ
ば0.1〜1.0mmの範囲に選ばれ、ハンカチケース
7の厚みT1は0.3〜3.0mmの範囲に選ばれる。
帯状シート6の厚みt1が0.1mm未満であると引張
力などによって容易に塑性変形してしまうという問題が
生じ、厚みt1が1.0mmを超えるとハンカチケース
7の厚みT1が大きくなってしまい、これによってたと
えばハンカチケース7をズボンの後ポケットに収容した
場合にハンカチケース7の形がポケットに写り外部から
容易に視認されるといった問題が生じる。
【0017】このような大きさのハンカチケース7は、
たとえば40×40cmの正方形のハンカチを4回折返
して八折りにして各収納空間4,5に収納される。この
ようなハンカチはたとえば綿、麻またはタオル(パイル
織物)地から成る。
【0018】ハンカチケース7は縦L1および横L2の
長さが本形態の長さに限らず、収納するハンカチの大き
さに応じてハンカチケース7の大きさを変えてもよい。
たとえば20×20cmの大きさのタオル地のハンカチ
に応じて、縦L1を10cm、横L2を11cm程度に
選んでもよく、また52×52cm程度の大判の布ハン
カチまたは24×24cm程度のタオルハンカチに応じ
て縦L1を14.5cm、横L2を15.5cm程度に
選んでもよく、また58×58cm程度のさらに大きな
布ハンカチまたはハンドタオルに応じて縦L1を20c
m、横L2を20cm程度に選んでもよい。またこれ以
上であってもよい。
【0019】またずれ量D1もハンカチケース7の縦L
1および横L2の大きさに応じて変えてもよく、たとえ
ば縦L1=20cm、横L2=20cmのハンカチケー
ス7の場合にはずれ量D1は20mm程度に選ばれる。
【0020】熱可塑性合成樹脂材料としてはたとえば軟
性の塩化ビニル樹脂によって実現される。塩化ビニル樹
脂は透湿率および吸水率が非常に低く、耐水性がきわめ
て優れているため水や汗などを吸収したハンカチを収納
したとしても汚れがポケットやカバンに付着することが
確実に防がれる。また塩化ビニル樹脂は可塑剤を加える
ことによって軟質の製品を作ることができるので、ハン
カチを収納するのに適度な軟度に調整することができ
る。
【0021】また合成樹脂材料として耐熱性の優れたポ
リプロピレンによって実現されてもよい。ポリプロピレ
ンは90〜110℃程度の耐熱性を有するので、たとえ
ば高温の蒸しタオルなどを収納したとしてもハンカチケ
ース7が変形するといったことが防がれる。またポリプ
ロピレンはヒンジ効果も優れているので、繰返しの使用
に耐えることができる。
【0022】またさらに合成樹脂材料として伸縮性を有
するシリコンゴムで実現されてもよい。シリコンゴムは
伸縮性を有するとともに使用温度範囲がきわめて広く、
−115〜260℃の範囲に耐えることができるので、
たとえば夏期などにハンカチケース7にハンカチを収納
した状態で冷凍庫に入れて冷すといったことが可能とな
る。また耐熱性および耐寒性が優れた合成樹脂材料とし
てフッ素系樹脂によって形成してもよい。フッ素卦樹脂
の耐熱温度は177〜199℃であり、−100℃まで
柔らかさを保つことができる。
【0023】ハンカチケース7は透光性を有する材料に
よって形成することによって、各収納空間4,5に収納
したハンカチの図柄などが外部から容易に認識すること
ができる。また、帯状シート6の表面を研磨などによっ
て粗面とすることによって、各カバーシート2,3と仕
切りシート1とが水分によって密着し、剥離しにくくな
るといったことを防ぐようにしてもよい。またハンカチ
ケース7の表面に文字や模様などの図柄をプリントして
もよく、さらにこのような図柄を各収納空間4,5に収
納するハンカチと同じ図柄としてもよい。図柄を変える
ことによって男性女性にかかわらず子供から大人まで幅
広く使用できる。
【0024】またハンカチケース7の角部は円弧状に湾
曲して形成されるので、洋服のポケットまたはカバンの
ポケットから取出す際にハンカチケース7の角部がポケ
ットに引掛かるといったことが防がれ、またこの角部に
手指が触れたときの感触を和らげることができる。
【0025】またこのようなハンカチケース7にはエン
ボス加工によって図柄などを凹凸に表示してもよく、ま
た帯状シート6に抗菌剤を混入して抗菌処理を施しても
よい。このように抗菌処理を施こすことによって、汚れ
たハンカチを収納したハンカチケース7に雑菌などが繁
殖することを防ぐことができる。またハンカチケース7
を可撓性を有する合成樹脂材料から形成することによっ
て、第1または第2収納空間4,5を中心にしてハンカ
チケース7を裏返し可能となるように構成してもよい。
このように第1または第2収納空間4,5を中心に裏返
すことによって、汚れの付着した各カバーシート2,3
および仕切りシート1の表面に付着する汚れを容易に拭
取ることができ、また外気に触れさせることによって乾
燥させ、衛生的に保つことが可能となる。
【0026】またハンカチケース7は熱可塑性合成樹脂
から成るので、たとえばカバーシート2,3の各他端部
2b,3bの熱溶着部分が仕切りシート1から剥離した
としても、たとえば160〜200℃程度のアイロンに
よって容易に補修することができる。
【0027】図8は、ハンカチケース7の第1開口部8
付近を示す断面図である。第1開口部8を形成する一方
のカバーシート2の他端部2bの形状は、本形態では図
8(a)に示されるように方形に形成されるが、他の形
態として図8(b)に示されるように加熱処理によって
断面形状が円弧状となるように形成してもよい。このよ
うに形成することによって、カバーシート2の先端が仕
切りシート1の表面から離反し、これによってカバーシ
ート2が仕切りシート1に密着したとしてもカバーシー
ト2の先端に手指の爪を引掛かけることによって容易に
引剥がすことができ、さらに最も塑性変形しやすいカバ
ーシート2の他端部2bが加熱処理によって補強されハ
ンカチケース7の損傷を防止することができる。このよ
うな加工は第2開口部9を形成する他方のカバーシート
3の他端部3bにおいても行われる。
【0028】また図8(c)に示されるように、カバー
シート2の他端部2bを内側に折返し、熱溶着すること
によって、カバーシート2と仕切りシート1とを剥離さ
せやすくするとともに、カバーシート2の他端部2bを
補強してもよい。他方のカバーシート3の他端部3bに
おいても同様の加工が施される。
【0029】図9は、ハンカチケース7の角部を拡大し
て示す平面図である。本形態ではハンカチケース7の角
部の熱溶着は図9(a)に示されるように、方形のハン
カチの形状に応じて収納空間4,5の底部で方形となる
ように熱溶着されるが、図9(b)に示されるように、
円弧状に湾曲する周縁に沿って角部の溶着を円弧状にし
てもよい。このように溶着することによって、角部の溶
着部を補強することができる。また図9(c)に示され
るように、仕切りシート1の他端部1bから底部にかけ
て傾斜するように溶着してよい。このように溶着するこ
とによって、第2収納空間5に収納されるハンカチから
出る水分が第2収納空間5の底の角部に溜まって、外部
に排出されにくくなるといったことが防がれる。また図
9(d)に示されるように、各カバーシート2,3と仕
切りシート1の底部および円弧状に湾曲する角部のみを
溶着するようにしてもよい。ハンカチケース7は帯状シ
ート6が折返されて形成されるので、このように底部お
よび角部のみを溶着する構成であってもよい。この際、
溶着幅W1はたとえば1mm程度に選ばれる。このよう
な図9(a)〜(d)に示される構成は他の3つの角部
においても同様である。
【0030】図10および図11はハンカチケース7の
使用状態を示す斜視図である。ハンカチケース7は、各
第1および第2収納空間4,5にハンカチ10,11を
収納した状態で洋服14のポケット15またはカバン1
6の内ポケット17に収容される。この際、まず最初は
第1収納空間4の第1開口部8を各ポケット15,17
の開口15a,17aに向けて収容される。このように
収容した状態で、ハンカチ10を使用する場合には第1
開口部8から露出するハンカチ10の端部を手指で掴
み、ハンカチ10のみをハンカチケース7から外部に取
出して使用する。使用後のハンカチ10は再びハンカチ
ケース7の第1収納空間4に収納する。このようにして
ハンカチ10を1または複数回使用し、ハンカチ10が
汚れた場合には、ハンカチケース7を各ハンカチ10,
11を収納した状態で外部に取出し、第1開口部8が下
方を向き、第2開口部9が上方を向くようにひっくり返
し、第2開口部9が各ポケット15,17の各開口15
a,17aに向くように再び各ポケット15,17に収
容する。このように収容することによって、汚れていな
い新しいハンカチ11を次回から容易に使用することが
できる。
【0031】このように汚れたハンカチが合成樹脂から
成るハンカチケース7に収納された状態で洋服のポケッ
ト15またはカバンの内ポケット17に収容されるの
で、ハンカチの汚れが服またはカバンに付着するといっ
たことが防がれ、衛生的である。また1枚目のハンカチ
を使用した後にはハンカチケース7ごとひっくり返すの
で、第1収納空間4に収納される汚れた1枚目のハンカ
チ10が誤って取出されるといったことが防がれる。ま
たハンカチケース7の対角線の長さL3は、洋服14の
ポケット15の幅L4およびカバン16の内ポケット1
7の幅L5よりも短く選ばれ、これによってハンカチケ
ース7が各ポケット15,16の中で回転するといった
ことが防がれる。したがってハンカチケース7がポケッ
ト15,16内で上下が逆転し、誤って汚れた1枚目の
ハンカチ10が取出されるといったことが防がれる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ハンカチ
は合成樹脂から成るハンカチケースに収納されるので、
ハンカチの汚れが洋服のポケットやカバンのポケットに
付着せず衛生的である。またハンカチが収納される第1
および第2収納空間の各開口部は相互に反対となる仕切
りシート1の一端部および他端部側で開口するので、1
枚目のハンカチの使用が終わった後にハンカチケースご
とひっくり返して再びポケットに収容することによって
汚れたハンカチを誤って取出すといったことが防がれ
る。
【0033】また各開口部を形成する各カバーシートの
端部は仕切りシートの端部よりもずれて形成されるの
で、ハンカチを収納したとき開口部からハンカチの端部
が露出し、ハンカチを容易に取出すことができる。
【0034】またハンカチケースは帯状シートを折曲げ
て両側部を熱溶着することによって形成されるので、部
品点数が少なく製造工程が簡略化されて製造効率を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるハンカチケース7
を示す正面図である。
【図2】ハンカチケース7の右側面図である。
【図3】ハンカチケース7の底面図である。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見たハンカチケ
ース7の断面図である。
【図5】帯状シート6を展開した状態を示す平面図であ
る。
【図6】ハンカチケース7の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図7】図6の切断面線VII−VIIから見た断面図
である。
【図8】ハンカチケース7の第1開口部8付近を示す断
面図である。
【図9】ハンカチケース7の角部を拡大して示す平面図
である。
【図10】ハンカチケース7の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図11】ハンカチケース7の使用状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 仕切りシート 2 一方のカバーシート 3 他方のカバーシート 4 第1収納空間 5 第2収納空間 6 帯状シート 7 ハンカチケース 8 第1開口部 9 第2開口部 10,11 ハンカチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の合成樹脂から成る仕切りシート
    と、 前記仕切りシートの厚み方向両側に配置され、矩形状の
    合成樹脂から成る一対のカバーシートとを有し、一方の
    カバーシートの両側部および一端部の各周縁部は仕切り
    シートの両側部および一端部の各周縁部に固定され、一
    方のカバーシートと仕切りシートとの間に第1収納空間
    が形成され、他方のカバーシートの両側部および一端部
    の各周縁部は仕切りシートの両側部および他端部の各周
    縁部に固定され、他方のカバーシートと仕切りシートと
    の間に第2収納空間が形成されることを特徴とするハン
    カチケース。
  2. 【請求項2】 前記一方のカバーシートの他端部は、前
    記仕切りシートの他端部よりも仕切りシートの一端部寄
    りにずれて設けられ、前記他方のカバーシートの他端部
    は、前記仕切りシートの一端部よりも仕切りシートの他
    端部寄りにずれて設けられることを特徴とする請求項1
    記載のハンカチケース。
  3. 【請求項3】 一方および他方のカバーシートの前記ず
    れ量はそれぞれ3〜20mmに選ばれることを特徴とす
    る請求項2記載のハンカチケース。
  4. 【請求項4】 各カバーシートおよび仕切りシートは、
    一方のカバーシートの一端部と仕切りシートの一端部お
    よび仕切りシートの他端部と他方のカバーシートの一端
    部とが互いに連なる1枚の帯状シートから成ることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のハンカチ
    ケース。
  5. 【請求項5】 前記仕切りシートおよび各カバーシート
    はそれぞれ熱可塑性合成樹脂から成り、厚みはそれぞれ
    0.1〜1.0mmに選ばれることを特徴とする請求項
    1〜4のうちのいずれか1つに記載のハンカチケース。
  6. 【請求項6】 矩形状の合成樹脂から成る仕切りシート
    と、 前記仕切りシートの厚み方向両側に配置され、矩形状の
    熱可塑性合成樹脂から成る一対のカバーシートとを有
    し、一方のカバーシートの両側部および一端部の各周縁
    部は仕切りシートの両側部および一端部の各周縁部に固
    定され、一方のカバーシートと仕切りシートとの間に第
    1収納空間が形成され、他方のカバーシートの両側部お
    よび一端部の各周縁部は仕切りシートの両側部および他
    端部の各周縁部に固定され、他方のカバーシートと仕切
    りシートとの間に第2収納空間が形成され、前記一方の
    カバーシートの他端部は、前記仕切りシートの他端部よ
    りも仕切りシートの一端部寄りに3〜10mmずれて設
    けられ、前記他方のカバーシートの他端部は、前記仕切
    りシートの一端部よりも仕切りシートの他端部寄りに3
    〜10mmずれて設けられ、各カバーシートおよび仕切
    りシートは、一方のカバーシートの一端部と仕切りシー
    トの一端部および仕切りシートの他端部と他方のカバー
    シートの一端部とが互いに連なる1枚の帯状シートから
    成り、この帯状シートの厚みは0.1〜1.0mmに選
    ばれ、角部はそれぞれ円弧状に湾曲して形成されること
    を特徴とするハンカチケース。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914269A (ja) * 1972-03-21 1974-02-07
JPS6160823B2 (ja) * 1979-05-31 1986-12-23 Ricoh Kk

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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