JPH09276743A - 遠心分離装置におけるラック移載方法 - Google Patents

遠心分離装置におけるラック移載方法

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JPH09276743A
JPH09276743A JP9233096A JP9233096A JPH09276743A JP H09276743 A JPH09276743 A JP H09276743A JP 9233096 A JP9233096 A JP 9233096A JP 9233096 A JP9233096 A JP 9233096A JP H09276743 A JPH09276743 A JP H09276743A
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JP
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rack
weight
bucket
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JP9233096A
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Inventor
Masaaki Takeda
雅明 竹田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B11/00Feeding, charging, or discharging bowls
    • B04B11/04Periodical feeding or discharging; Control arrangements therefor
    • B04B2011/046Loading, unloading, manipulating sample containers

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心分離装置において、バケットペア間にお
いて適切な重量調整を行う。 【解決手段】 遠心分離機構30は、1又は複数のバケ
ットペアを有する。各バケット24にはハンドラー20
によってラック12が挿入される。第1番目のラック
は、バケットペアのうちのいずれか一方に挿入され、第
2番目のラックは他方のバケット24に挿入される。3
番目以降のラックはバケットペア間において軽い方のバ
ケットに挿入される。このようなラック挿入が繰り返さ
れ、最終的にバケット間において重量差が許容範囲内で
ない場合にはバケット間で重量が調整される。この場
合、まず、バケットペア間においてラック交換が行わ
れ、それでも満足のいく重量調整が行えない場合にのみ
ウエイト40が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心分離装置におけ
るラック移載方法に関し、特にバケット間における重量
調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心分離装置は、例えば採取後の血液試
料に対する遠心分離を行う場合などに使用される。かか
る遠心分離装置は回転するロータに揺動自在に保持され
たバケット群を有する。ここで一般に、バケット群は1
又は複数のバケットペアで構成され、各バケットペアは
互いに回転対称位置に設けられたバケットで構成され
る。各バケットには、複数(例えば5〜10本程度)の
検体チューブ(試料容器)が起立保持された複数(10
個程度)のラックが挿入される。従来、各バケットには
人手により各ラックが挿入されていたが、遠心分離装置
の自動化の要請から、各バケットに対してラックを自動
挿入する機構を備えた装置も実用化されている。
【0003】また近年、遠心分離装置、自動分注装置、
ラック搬送装置などを複合した検体検査システムが普及
しつつあり、かかるシステムでは、前工程からベルトコ
ンベアなどにより導入された各ラックが自動的に遠心分
離装置のバケットへ挿入され、遠心分離の実行後に各バ
ケットからラックが自動的に取り出されて、後工程へ排
出される。
【0004】以上のような遠心分離装置においては、互
いに対称位置にあるバケットペア間での重量差を許容量
以内に抑える必要があり、その重量差の解消・軽減のた
めに、ウエイト(錘)が使用される。
【0005】これに関し、特開平4−145968号公
報には、バケットペア間でラック数が不一致となるよう
な場合に、錘としてのダミーラックを使用してバケット
ペア間で重量のバランスをとる方法が開示されている。
この従来方法では、ダミーラックが複数個に分割可能で
あり、所望個数の錘を使用することにより重量差が解消
されている。
【0006】また、特開平7−80355号公報では、
すべてのラックについて事前に重量測定を行ってそれら
をいったんストックしておき、ストックされたラック群
の中から重量差が所定量以内のラックペアを選び出し、
バケットペアに挿入する方法が開示されている。なお、
最終的に重量バランスがとれない場合には、ダミーラッ
クが使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−145968号公報に記載された方法では、ラ
ックの重量測定は行われておらず、単に試験管の種類に
応じてダミーラックの重量を選択しているため、異なる
種類の試験管がラックに混ざっているような場合には、
正確に重量バランスをとることが困難である。
【0008】また、上記特開平7−80355号公報に
記載された方法では、上述のように全ラックをいったん
ストックしておいてから、重量差が少ないラックペアを
決定しているため、ストックスペースを装置上に確保す
る必要があり、また迅速なラック移載を行うことが困難
であった。特に、この方法では、装置内に導入された各
ラックをその導入順序で逐次的にバケットへ移載するこ
とはできない。
【0009】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、装置に導入された各ラックを
その導入順序で順次適切なバケットに挿入することがで
き、ラックストックのスペースが不要で、迅速にラック
移載を行うことができる遠心分離装置におけるラック移
載方法を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、バケットペア間に
おいて適切な重量調整を行うことができ、しかもその調
整のための時間を極力削減できる遠心分離装置における
ラック移載方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各ラックの重量を測定する重量測定工程
と、ラック受入れ順序で各ラックをいずれかのバケット
に移載する工程であって、対称位置にあるバケットペア
ごとにラックを移載するラック移載工程と、すべてのラ
ックの移載が完了した後に、前記バケットペア間で重量
調整が必要か否かを判定する判定工程と、前記重量調整
が必要な場合に、前記バケットペア間でラック交換を行
って重量調整を行う第1の重量調整工程と、遠心分離後
に、ラック受入れ順序で各ラックを取り出すラック取出
し工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、ラック移載の前又はそ
れと同時に各ラックの重量が測定される。その一方、各
ラックはその導入順序でいずれかのバケットへ挿入され
る。この場合、そのラック挿入は、対称位置にあるバケ
ットペア単位で行われる。すなわち、いまAバケット及
びBバケットがペアを構成し、そのペアのみが存在して
いる場合、第1番目のラックは例えば一方のAバケット
に挿入され、次の第2番目のラックは他方のBバケット
に挿入される。そして、次の第3番目及び第4番目のラ
ックも、それぞれ1つずつAバケット及びBバケットに
挿入され、このような工程が順次繰り返される。このよ
うにバケットペアごとにラック移載が行われる。
【0013】通常、ラックに保持された各試験管の試料
の容量はほぼ一定範囲内であり、ラック間において重量
差はあまりない。そのうえ、上記のようなラック移載を
行った後には、バケット間では重量差が相殺されるよう
な場合もあり、統計的にみてバケット間でバケット重量
差が遠心分離装置の許容重量差を越える場合は少ない。
【0014】それゆえ、上記従来例のように、重量測定
後に常に全ラックをいったんストックしておくのは無駄
が多いといえる。これに対し、本発明では、逐次移載を
前提としているため、従来のようなストックスペースは
不要である。
【0015】ところで、例えば全ラック数が奇数個の場
合や試験管の本数が規定量より少ないラックが一方のバ
ケットに集中するような場合には、バケット重量差が許
容量を越える可能性もある。
【0016】そこで、本発明では、その重量差が許容で
きないと判定された場合にはじめて重量調整が行われ
る。すなわち、第1の重量調整工程として、バケットペ
ア間でラック交換が行われる。これはできる限りウエイ
トを使用しないようにするためであり、交換されるラッ
クペアは、例えばバケット重量差/2に相当する重量差
をもった2つのラックである。もちろん、2個のラック
に限られず、それ以上の個数のラックを交換してもよ
い。
【0017】以上のような重量調整を行った後に、バケ
ット群が回転されて遠心分離が実行され、その後に、ラ
ック受入れ順序で各ラックがバケットから取り出され
る。
【0018】本発明の好適な態様では、前記ラック移載
工程では、前記バケットペア間でラック積算重量が軽い
方のバケットにラックが移載される。すなわち、バケッ
トペア間で、2つのラックを1つずつバケットに挿入す
る場合には、必ず一方のバケットへの挿入を先にし、他
方側のバケットへの挿入を後にすることもできるが、す
なわち挿入順序を決めておくこともできるが、バケット
ペア間でラック積算重量が軽い方のバケットにラックを
挿入すれば、バケットが奇数個であった場合などに、バ
ケットペア間で重量差をできる限り少なくできる。
【0019】また、本発明の好適な態様では、前記第1
の重量調整工程を実行しても更に重量調整が必要な場合
に、ウエイトを使用して重量調整を行う第2の重量調整
工程を有する。上記のラック交換によってもバケットペ
ア間に許容できない重量差が存在する場合、最終手段と
してウエイトが使用される。従って、上記のラック交換
などの重量調整を経ている場合が多いので、ウエイトを
使用する場合は従来よりも少なくできる。
【0020】この第2の重量調整工程では、望ましく
は、あらかじめバケットに搭載してあるウエイトを抜き
取ることにより重量調整を行う。この場合、望ましく
は、ラック移載を行うハンドラーがバケット群から戻る
時に前記ウエイトが抜き取り搬送される。また、望まし
くは、前記ラック取出し工程の最初に、前記第2の重量
調整工程で取出されたウエイトが元のバケットに戻され
る。
【0021】上記構成によれば、ハンドラーがラックの
移載を行っていない動作を有効利用してウエイトの移載
を行わせることができるので、重量調整時間を短縮でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0023】図1には、本発明に係るラック移載方法が
適用される遠心分離装置の全体構成が概念図として示さ
れている。図1において、ベルトコンベア10によって
前工程から各ラック12が順次導入される。各ラックに
は、例えば採取後の血液試料を保持した複数の試験管が
起立保持されている。図に示されるコンベア駆動機構1
4は、ベルトコンベア10を駆動するものであり、後述
するコントローラ16によって制御されている。
【0024】ラック移載機構18は、ラック12をつか
み上げて移載を行うハンドラー20を有する。このハン
ドラー20は、ラック移載機構18の一部構成をなすハ
ンドラー駆動部22によって駆動されるものである。ハ
ンドラー駆動部22によって、ハンドラー20は垂直方
向及び水平方向に自在に移動可能である。本実施形態の
遠心分離装置においては、導入されるラック12がハン
ドラー20によってその導入順序で後述するバケット2
4に移載される。図1に示すようにハンドラー駆動部2
2には、重量測定部26が連結されており、ハンドラー
20によってラック12をつかみ上げた際に、その重量
測定部26によってラック12の重量が測定される。本
実施形態では、このようにハンドラー駆動部22と重量
測定部26とが一体的に構成されているが、もちろんハ
ンドラー20によってラック12をつかみ上げる前に、
各ラック12の重量を測定する装置を設けてよい。ハン
ドラー駆動部22は、コントローラ16によって制御さ
れ、一方、重量測定部26によって測定されたラックの
重量はコントローラ16に出力されている。
【0025】遠心分離機構30は、回転駆動を行うモー
タ32とそのモータ32によって回転駆動されるロータ
34と、そのロータ34にぶら下って設けられた複数の
バケット24と、を有する。バケット群は、複数のバケ
ット24で構成され、各バケットペアは互いに回転対象
の位置に設けられた2つのバケットからなる。すなわ
ち、バケット群は、1又は複数のバケットペアで構成さ
れる。ベルトコンベア36は、遠心分離後のラック12
を搬送するものである。
【0026】コントローラ16は、ラック移載制御及び
遠心分離制御を行うものであり、具体的には、上述のよ
うにコンベア駆動部14、ハンドラー駆動部22及びモ
ータ32を制御している。コントローラ16にはメモリ
により構成されたテーブル38が接続されており、この
テーブル内にはラック番号(導入順番)に対して各ラッ
クの重量とバケット群上の挿入位置を示すアドレスとが
対応付けられている。
【0027】図1において、ウエイト40はいわゆるダ
ミーラックとして機能するものであり、バケットペア間
において重量差が生じた際に、その重量差を解消するた
めに使用される。本実施形態では、互いにその重量が異
なる複数のウエイト40が用意されている。なお、後述
のようにあらかじめバケットペアの両者にウエイトを挿
入しておき、必要に応じて一方のバケットからウエイト
を取り出すことによって重量調整を行うこともできる。
【0028】図2には、バケット24の一例が示されて
いる。このバケット24には例えば10個のラック12
が挿入される。また、必要に応じて上記のウエイト40
が挿入される。なお、バケット24にはウエイト40専
用の挿入スペースが用意されている。
【0029】次に、図1を参照しながら図3を用いて本
発明に係るラック移載方法について説明する。なお、図
3に示すフローチャートは、遠心分離機構30に一対の
バケットペアのみが設けられている場合の動作を示すも
のである。複数対のバケットペアが設けられている場合
については、後に図5を用いて説明する。
【0030】図3において、S101では、導入された
先頭のラック12がハンドラー20によってつかみ上げ
られる。S102では、そのラック12の重量が重量測
定部26によって測定される。その結果は、ラック番号
に対応付けられながらテーブル38に登録される。
【0031】S103では、つかみ上げられたラック1
2のラック番号が判定され、そのラックが一番目のラッ
クである場合には、S104において、バケットペアを
構成する一方のバケット(Aバケット)にラック12が
挿入される。これと共に、その挿入位置がラック番号に
対応付けられながらテーブル38に登録される。これと
同様に、S103において2番目のラックであると判定
されると、S105において当該ラック12がバケット
ペアを構成する他方のバケット(Bバケット)へ挿入さ
れ、その挿入位置がテーブル38に登録される。
【0032】S103において、3番目のラックである
と判定されると、S106においてAバケット及びBバ
ケットのうちで軽い方のバケットが判定される。そし
て、S107では、その判定された軽い方のバケット内
へラックが挿入される。その結果は上記同様にテーブル
38に登録される。
【0033】S108では、各バケットごとに重量が積
算され、S109では、全ラックについてバケットへの
挿入が終了したか否かが判定されている。全ラックにつ
いてラック移載が終了していない場合には、上記のS1
01以降の各工程が実行される。
【0034】従って、最初のラックは、S104におい
てAバケットへ挿入され、次の2番目のラックはBバケ
ットへ挿入され、3番目以降のラックについてはAバケ
ット及びBバケットのうちで、算出された積算重量に基
づき軽い方のバケットに挿入されることになる。すなわ
ち、バケットペア単位で2個ずつラックがバケットペア
のそれぞれに挿入される。S107において軽い方のバ
ケットへラックの挿入を行っているので、たとえばラッ
クの総数が奇数個であるような場合、バケットペア間に
おいて重量差を幾分でも削減することが可能である。ま
た、バケットペア間における重量差が通常のラックの重
量分以上大きくなった場合、軽い方のバケットへ1つ余
分にラックを挿入させることによって結果として重量差
を少なくすることができる。
【0035】上記のラック移載方法によれば、導入され
るラックの順序で逐次的にラック移載を行うことができ
るので、上述した従来例のように全ラックをストックす
るスペースを確保する必要はない。また、一般的にはバ
ケットペア間で重量差はそれほど生じないと考えられ
る。従って、その重量差が許容範囲内である場合が多
く、別途バケット間で重量調整を行う必要が生じる場合
は少ない。
【0036】図3において、S110では、すべてのラ
ックについてバケット挿入が終了した後に、各バケット
ペアについてバケット間での重量差が演算される。そし
て、S111では、その演算されたバケット重量差が装
置固有の許容範囲内であるか否かが判定される。S11
1において、バケット重量差が許容範囲内であると判定
されれば、S113においてモータ32が駆動され、こ
れによって遠心分離が実行される。
【0037】一方、S111において、バケット重量差
が許容範囲外であると判定されると、S112において
後に詳述するバケット間での重量調整がなされる。その
後に、S113において遠心分離が実行される。
【0038】S114ではテーブル38に登録された情
報に基づいて、ラック受入れの順番でハンドラー20に
よって各バケット24からラックが取り出され、ベルト
コンベア36に移載される。
【0039】図4には、図3に示したS112の具体的
な動作が示されている。S115では、バケット重量差
/2が演算される。S116では、テーブル38が参照
され、バケットペア間において、ラック重量差がバケッ
ト重量差/2に近いラックペアが検索される。S117
において、適当なラックペアがあった場合には、S11
8においてバケットペア間で1個ずつラックが交換され
る。
【0040】S117において、適当なラックペアがな
いと判定された場合、及びS119にてラック交換によ
ってもバケット重量差が許容範囲にないと判定された場
合には、S120においてウエイト40が使用され強制
的に重量調整が実行される。すなわち、ハンドラー20
によって必要な重さをもったウエイトがつかみ上げら
れ、軽い方のバケット24内に当該ウエイトが挿入され
る。
【0041】以上のように本実施形態によれば、バケッ
トペア間において許容範囲外の重量差が生じた場合にの
み重量調整を行うことができ、しかもその重量調整に当
たってはラック交換を優先させ、それでもなお重量差が
生じる場合にウエイトによる重量調整を行うことができ
る。上記の実施形態では、1つのラックペア間において
ラック交換が行われていたが、もちろん2つのペアある
いは3つのペアを相互に交換させることによって重量調
整を行うこともできる。その場合にはコントローラ16
はテーブル38を参照してそのラックペアの特定を行
う。
【0042】図5には、バケット群が2つのバケットペ
アにより構成される場合の実施形態が示されている。図
5において、S201及びS202はそれぞれ図3に示
したS101及びS102と同様の工程である。S20
3、S204、S207はラックの順番を判定する工程
であり、つかみ上げられたラックが第1番目のラックで
ある場合には、S203及びS204を経由してS20
5が実行され、ラックがAバケットへ挿入される。一
方、つかみ上げられたラックが2番目のラックである場
合には、S203及びS204を経由して、S206が
実行され、AバケットとペアをなすBバケットへラック
が挿入される。これと同様に、つかみ上げられたラック
が3番目ラックである場合には、S203及びS207
を経由してS208においてラックがCバケットへ挿入
され、つかみ上げられたラックが4番目のラックである
場合には、S203及びS207を経由してS209に
おいてDバケットへ挿入される。すなわち、2つのバケ
ットペアを構成する4つのバケットにそれぞれ1番目か
ら4番目までのラックが最初に挿入されれる。なお、図
3に示した実施形態同様にバケットへのラック挿入に伴
ってその挿入位置がテーブル38に登録される。
【0043】一方、S203において、5番目以降のラ
ックであると判定されると、S210において当該ラッ
クについての振り分けが行われる。本実施形態では、S
210においてはその振り分けの一実施形態として、ラ
ック番号n/4の余りが演算されている。その余りが1
又は2である場合には、S211において、バケットペ
アを構成するAバケット及びBバケットのうち軽い方の
バケットが判定され、S212においてその軽いバケッ
トへラックが挿入される。また、S210において算出
された余りが3又は0である場合には、S213におい
てバケットペアを構成するCバケット及びDバケットの
うち軽い方のバケットが判定され、S214においてそ
の軽い方のバケット内へラックが挿入される。なお、S
212及びS214においては上記同様にラック挿入位
置がテーブル38に登録される。
【0044】S215及びS216はそれぞれ図3に示
したS108及びS109に相当する工程である。ちな
みに、図5に示すS216の工程の後に、図3に示した
S110以降の工程が実行されるが、その場合におい
て、S110においては各バケットペアごとにバケット
重量差が演算され、S111においては各バケットペア
ごとにバケット重量差が許容範囲内か否かが判定され、
さらに、S112においては各バケットペアごとにバケ
ット間で重量調整がなされる。
【0045】図6には、他の実施形態が示されている。
この実施形態においてはあらかじめ各バケットにウエイ
ト40が挿入され、必要に応じてそのウエイト40を抜
き取ることによって重量調整を行うものである。図3に
示したS111と同様にバケット間での重量差が許容範
囲内でないと判定された場合、図6に示すS112´に
おいて、ハンドラー20がバケット群から戻る際に必要
なウエイトがいずれかのバケット24から抜き取られ、
そのハンドラー20の戻りを利用してウエイトの搬送が
行われる。その抜き取られたウエイト40は所定のスペ
ースに置かれる。S113´においては、図3に示した
S113と同様に遠心分離が実行され、S114´にお
いては遠心分離の終了後、ハンドラー20によって各ラ
ックをバケット24から抜き取るためにハンドラー20
をバケット群に対して移動する際に上記の抜き取られた
ウエイトをハンドラー20によってつかみ上げそのウエ
イト40が元あった位置に挿入される。すなわちハンド
ラー20のバケット群への移動時にウエイト40の移載
が行われる。そして、そのようなウエイトの戻しが行わ
れた後、図3に示したS114と同様にテーブル38に
登録されたラック受入れの順番で各ラックが取り出され
次の工程に排出される。
【0046】図6に示した実施形態によれば、ラックの
移載を行なうために往復するハンドラー20の動作の中
にウエイトを移載する動作を組み込むことができるの
で、重量調整のために別途ハンドラー20を動作させる
ことが不要となる。従って迅速な重量調整が実現できる
という利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遠心分離装置において、装置に導入された各ラックその
導入順序で順次適切なバケットに挿入することができ
る。また、そのようなラック移載において、ラックスト
ックのための特別なスペースを不要にでき、また迅速に
ラック移載を行うことができるという利点がある。ま
た、本発明によればバケットペア間において適切な重量
調整を行うことができ、しかもその重量調整のための時
間を極力削減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遠心分離装置の全体構成を示す
概念図である。
【図2】 バケットを示す図である。
【図3】 本発明に係るラック移載方法を示すフローチ
ャートである。
【図4】 図3に示すバケット間重量調整工程の具体的
な動作を示す図である。
【図5】 複数対のバケットペアを有する場合の動作を
示す図である。
【図6】 ウエイトの抜き取りにより重量調整を行う実
施形態を示す図である。
【符号の説明】
12 ラック、16 コントローラ、18 ラック移載
機構、20 ハンドラー、24 バケット、26 重量
測定部、30 遠心分離機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ラックの重量を測定する重量測定工程
    と、 ラック受入れ順序で各ラックをいずれかのバケットに移
    載する工程であって、対称位置にあるバケットペアごと
    にラックを移載するラック移載工程と、 すべてのラックの移載が完了した後に、前記バケットペ
    ア間で重量調整が必要か否かを判定する判定工程と、 前記重量調整が必要な場合に、前記バケットペア間でラ
    ック交換を行って重量調整を行う第1の重量調整工程
    と、 遠心分離後に、ラック受入れ順序で各ラックを取り出す
    ラック取出し工程と、 を含むことを特徴とする遠心分離装置におけるラック移
    載方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記ラック移載工程では、前記バケットペア間でラック
    積算重量が軽い方のバケットにラックを移載することを
    特徴とする遠心分離装置におけるラック移載方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、 前記第1の重量調整工程を実行しても更に重量調整が必
    要な場合に、ウエイトを使用して重量調整を行う第2の
    重量調整工程を有することを特徴とする遠心分離装置に
    おけるラック移載方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、 前記第2の重量調整工程では、あらかじめバケットに搭
    載してあるウエイトを抜き取ることにより重量調整を行
    うことを特徴とする遠心分離装置におけるラック移載方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、 前記第2の重量調整工程では、ラック移載を行うハンド
    ラーがバケット群から戻る時に前記ウエイトが抜き取り
    搬送されることを特徴とする遠心分離装置におけるラッ
    ク移載方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の方法において、 前記ラック取出し工程の最初に、前記第2の重量調整工
    程で取出されたウエイトが元のバケットに戻されること
    を特徴とする遠心分離装置におけるラック移載方法。
JP9233096A 1996-04-15 1996-04-15 遠心分離装置におけるラック移載方法 Pending JPH09276743A (ja)

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