JPH09276726A - 微粉炭ミルの圧下力制御装置 - Google Patents

微粉炭ミルの圧下力制御装置

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Publication number
JPH09276726A
JPH09276726A JP8861696A JP8861696A JPH09276726A JP H09276726 A JPH09276726 A JP H09276726A JP 8861696 A JP8861696 A JP 8861696A JP 8861696 A JP8861696 A JP 8861696A JP H09276726 A JPH09276726 A JP H09276726A
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JP
Japan
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coal
mill
roller
pulverized coal
supplied
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Withdrawn
Application number
JP8861696A
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English (en)
Inventor
Ryusuke Yamato
竜介 大和
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭焚きボイラ等に付設される微粉炭ミルに
おいて、ローラの加圧装置に圧縮バネを採用している場
合、石炭専焼から副生ガス混焼に切替わる際など、石炭
供給量が減少して低負荷操業になっても、粉砕能力を十
分に発揮させる。 【解決手段】 鉛直軸周りに回転する回転テーブルと、
該テーブル上に圧接するローラとの間で石炭を粉砕する
微粉炭ミルにおいて、該ローラの加圧装置に圧縮バネを
採用し、前記回転テーブル下に昇降装置を設け、給炭器
からの給炭量からミル負荷を検出して、該負荷の変動に
応じ前記回転テーブルを昇降させる制御機構を設けたこ
とを特徴とする。 【効果】 石炭供給量が増減し、ミル負荷が変動して
も、回転テーブルを昇降させることで、粉砕能力を十分
に発揮させ、ボイラ微粉炭バーナの燃焼状態を、常に良
好に維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭焚きボイラ等
に付設される微粉炭ミルにおいて、ローラの加圧装置に
圧縮バネを採用し、低負荷時でも粉砕能力を十分に発揮
させるための圧下力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラ等に付設される微粉炭ミ
ルには、鉛直軸周りに回転するテーブル上に石炭を供給
しつつ、該テーブル上にローラを圧接して石炭を粉砕す
る形式のものが使用されている。ローラを圧接するため
の加圧手段としては、粉砕容量が比較的小さいミルでは
圧縮バネが、粉砕容量が大きくなると油圧シリンダ等
が、それぞれ採用され、これら手段によるローラの圧下
能力は、石炭供給量が最大のときの負荷に対して必要な
値に設定されている。
【0003】ところで、石炭供給量が変動する場合、微
粉炭の粒度を適正な範囲とするためには、ローラの圧下
力を調整することが望ましく、油圧シリンダ方式のミル
においては、石炭供給量に応じた油圧制御技術が各種提
案されている。しかし、圧縮バネ方式のミルにおいて
は、圧下力はバネの特性により決まるので、その調整は
困難であり、従来、その調整は行われていなかった。ま
た、粉砕容量が小さいため、供給量の変動幅も小さいの
で、ローラ圧下力調整の必要性も小さかった。
【0004】なお、油圧シリンダ方式におけるローラの
圧下力制御に関しては、例えば、つぎのような機構が知
られている。特公平4−40068号公報には、被粉砕
物供給機の駆動用可変速モータの回転数制御装置から出
力された石炭供給量の制御信号と、該回転数制御装置の
変化速度に応じた信号を、電子式油圧制御装置の入力信
号にすることで、石炭供給量およびその変化速度に基づ
いてローラ圧下力を制御する機構が開示されている。ま
た、特開平6−79191号公報には、ローラの圧下力
をミルの負荷範囲毎に多段階に選択して制御すること
で、ローラとテーブル間の石炭層の厚さに対応した所要
の圧下力を付与する機構が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】製鉄所の自家発電設備
において、石炭焚きボイラに、LDG(転炉ガス)、C
OG(コークス炉ガス)、BFG(高炉ガス)といった
副生ガスを供給して混焼することが行われている。この
場合、該ボイラへの副生ガス供給量は、発生源の操業状
態や、他工場でのガス使用量によって変動するので、ボ
イラの入熱を一定にするには、副生ガス供給量に応じた
石炭供給量の調整が必要である。
【0006】従来の自家発電設備の石炭焚きボイラに付
設されてる微粉炭ミルにおいて、ローラ加圧手段として
圧縮バネが採用されているものは、石炭専焼の場合、あ
るいは混焼でも副生ガス供給量が少ない場合のように、
石炭供給量が多いときは、適正な粉砕能力を発揮する。
しかし、副生ガス供給量が多い混焼の場合、石炭供給量
が少なくなると、すなわち低負荷操業になると、圧縮バ
ネによるローラ圧下力が低下して、微粉炭の粉砕能力が
劣化するという問題が生じた。
【0007】本発明は、石炭焚きボイラ等に付設される
微粉炭ミルにおいて、ローラの加圧装置に圧縮バネを採
用している場合、石炭専焼から副生ガス混焼に切替わる
際など、石炭供給量が減少して低負荷操業になっても、
粉砕能力を十分に発揮することができる圧下力制御装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、鉛直軸周りに回転する回転テーブルと、該
テーブル上に圧接するローラとの間で石炭を粉砕する微
粉炭ミルにおいて、該ローラの加圧装置に圧縮バネを採
用し、前記回転テーブル下に昇降装置を設け、給炭器か
らの給炭量からミル負荷を検出して、該負荷の変動に応
じ前記回転テーブルを昇降させる制御機構を設けたこと
を特徴とする微粉炭ミルの圧下力制御装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を、図1に例示する微粉炭
ミルの部分断面図により説明する。石炭は、石炭バンカ
19および給炭機18を経て、給炭管1から回転テーブ
ル6上に供給される。回転テーブル6は、ミルモータ1
3およびミル減速機12により、鉛直軸周りに回転して
おり、回転テーブル6上に圧接されているローラ5との
間で粉砕される。そして、熱風導入管11から導入され
た加熱空気等の熱風により、微粉炭は乾燥されつつ上昇
し、リジェクトシュート4および分級機3を経て、微粉
炭導出管2からボイラ等に供給される。ローラ5は、ロ
ーラ軸7に取付けられていて、加圧装置9により圧縮バ
ネで押圧され、支軸8まわりに回動して回転テーブル6
上に圧接している。
【0010】本発明装置は、このような微粉炭ミルにお
いて、回転テーブル6の下に昇降装置14を設け、給炭
器18における給炭量からミル負荷を検出し、該負荷の
変動に応じて、昇降装置14を昇降させる機構を設けた
ことを特徴とする。図1の例では、昇降装置14をネジ
回転によるジャッキ式としており、ミル負荷を制御器1
7に入力し、該負荷の変動に応じて昇降装置モータ16
を駆動し、昇降装置減速機15を経て、昇降装置14の
ネジを回転することで回転テーブルを昇降させる。
【0011】ここで、ミル負荷はミルの粉砕能力に対す
る石炭粉砕量を表し、給炭器18からの給炭量を計測す
ることで検知することができる。そして、あらかじめ設
定した、ローラ5と回転テーブル6間の石炭層厚とロー
ラ5の圧下力との関係に基づいて、昇降装置モータ16
に対し回転テーブルの昇降量を入力することにより、昇
降装置14を所定量昇降させる。
【0012】このような本発明装置によれば、給炭機1
8からの石炭供給量が減少して、ローラ5と回転テーブ
ル6の間の石炭層が薄くなり、粉砕能力が劣化したと
き、ミル負荷の低下を給炭器18の給炭量で検知し、昇
降装置14を上昇させることで、石炭粉砕能力を回復す
ることができる。
【0013】
【実施例】製鉄所自家発電設備の石炭焚きボイラに、本
発明装置を適用した。図2に示すように、ボイラ本体2
3には微粉炭バーナ24とガスバーナ25が併設されて
いる。微粉炭バーナ24には、本発明の制御装置を有す
る図1のようなミル22で粉砕した微粉炭を供給し、ガ
スバーナ25には、副生ガス供給管26から副生ガスを
供給している。ミル22へは、石炭受入ホッパ20か
ら、コンベア21、石炭バンカ19、給炭機18を経
て、石炭を供給している。また、図示しない機構によ
り、副生ガス供給管26からのガス供給量を計測し、そ
の変動に応じて、給炭機18を制御することで、石炭バ
ンカ19からミル22への石炭供給量を制御している。
【0014】副生ガスが供給されず、石炭専焼のとき、
ミル22はフル負荷で石炭を粉砕し、そのときの微粉炭
は、200メッシュ通過90%の微粉度が確保され、微
粉炭バーナ24は良好な燃焼状況を呈していた。副生ガ
ス供給管26から副生ガスが供給され、石炭およびガス
の混焼に移行し、給炭機18からの石炭供給量が専焼時
の50%に減少した。
【0015】このとき、本発明例では、図1のミル負荷
の減少を、給炭量の変化として給炭器18で検知し、制
御器17に入力し、あらかじめ設定した関係に基づき、
昇降装置モータ16を駆動して、昇降装置14により回
転テーブル6を25mm上昇させた。その結果、ミル22
の粉砕能力は直ちに回復し、上記専焼時の微粉度が確保
され、微粉炭バーナ24は、良好な燃焼状況が維持され
た。
【0016】本発明装置の機構を作動させず、上記混焼
移行時に、回転テーブル6を上昇させなかった従来例で
は、微粉炭の微粉度は200メッシュ通過度70%以下
となり、微粉炭バーナ24が不完全燃焼を呈し、ボイラ
本体23の能力が低下するとともに、灰中の未燃焼分が
増加した。
【0017】
【発明の効果】本発明は、石炭焚きボイラ等に付設され
る微粉炭ミルにおいて、ローラの加圧装置に圧縮バネを
採用している場合、石炭専焼と副生ガス混焼とを切替え
て操業する際など、石炭供給量が増減し、ミル負荷が変
動しても、それに応じて回転テーブルを昇降させること
で、粉砕能力を十分に発揮させることができる。したが
って、ボイラ微粉炭バーナの燃焼状態を、常に良好に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の例を示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…給炭管 2…微粉炭導出管 3…分級機 4…リジェクトシュート 5…ローラ 6…回転テーブル 7…ローラ軸 8…支軸 9…加圧装置 10…ケーシング 11…熱風導入管 12…ミル減速機 13…ミルモータ 14…昇降装置 15…昇降装置減速機 16…昇降装置モータ 17…制御器 18…給炭機 19…石炭バンカ 20…石炭受入ホッパ 21…コンベア 22…ミル 23…ボイラ本体 24…微粉炭バーナ 25…ガスバーナ 26…副生ガス供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直軸周りに回転する回転テーブルと、
    該テーブル上に圧接するローラとの間で石炭を粉砕する
    微粉炭ミルにおいて、該ローラの加圧装置に圧縮バネを
    採用し、前記回転テーブル下に昇降装置を設け、給炭器
    からの給炭量からミル負荷を検出して、該負荷の変動に
    応じ前記回転テーブルを昇降させる制御機構を設けたこ
    とを特徴とする微粉炭ミルの圧下力制御装置。
JP8861696A 1996-04-10 1996-04-10 微粉炭ミルの圧下力制御装置 Withdrawn JPH09276726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8861696A JPH09276726A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 微粉炭ミルの圧下力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8861696A JPH09276726A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 微粉炭ミルの圧下力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09276726A true JPH09276726A (ja) 1997-10-28

Family

ID=13947748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8861696A Withdrawn JPH09276726A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 微粉炭ミルの圧下力制御装置

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JP (1) JPH09276726A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102393319A (zh) * 2011-08-29 2012-03-28 常州大学 煤块自动压力仪

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102393319A (zh) * 2011-08-29 2012-03-28 常州大学 煤块自动压力仪

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701