JPH09275839A - 舎内温度差を解消する自然換気鶏舎 - Google Patents

舎内温度差を解消する自然換気鶏舎

Info

Publication number
JPH09275839A
JPH09275839A JP9819996A JP9819996A JPH09275839A JP H09275839 A JPH09275839 A JP H09275839A JP 9819996 A JP9819996 A JP 9819996A JP 9819996 A JP9819996 A JP 9819996A JP H09275839 A JPH09275839 A JP H09275839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house
ducts
henhouse
duct
poultry house
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9819996A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Imamura
芳敬 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO SYST KK
Toyo System Co Ltd
Original Assignee
TOYO SYST KK
Toyo System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO SYST KK, Toyo System Co Ltd filed Critical TOYO SYST KK
Priority to JP9819996A priority Critical patent/JPH09275839A/ja
Publication of JPH09275839A publication Critical patent/JPH09275839A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の自然換気鶏舎の欠点を改良し、特に冬期
においても舎内の上部と下部との間の温度差を解消でき
る自然換気鶏舎を提供すること。 【解決手段】従来の自然換気鶏舎(1)において、棟
(5)の両側の屋根(12)の下及び側壁(3)に沿っ
て上下に延びる複数のダクト(13)を設け、前記ダク
トの上端部(14)をモニター(6)の下方に、前記ダ
クトの下端部(16)を下部間隙(11)付近に開口さ
せ、前記上端部開口(14)又はその近傍のダクト内に
吸気ファン(15)を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鶏舎の長手方向側
壁の上部又は下部にほぼ水平に延びる間隙から外気を舎
内に取り入れて、棟上に設けたモニターから排出する、
いわゆる自然換気鶏舎に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自然換気鶏舎では、季節によって
上部間隙又は下部間隙に取り付けられたバッフルの開度
を調節し、一般的には、冬期には上部間隙から夏期には
下部間隙から、適量の外部空気を舎内に取り入れ、その
外気は舎内を通過しながら舎内に配置されたケージ内の
トリに空気を補給し、棟上のモニターから排出されてい
る。この際、舎内に配置された上段ケージと下段ケージ
における温度に差が生じやすく、特に換気量が少ない季
節、すなわち冬期においては、上段の温度が下段の温度
より5〜10°Cも高くなる傾向があった。
【0003】そのため、上部間隙又は下部間隙に設けら
れたバッフルの開度、及びモニターの側面に取り付けら
れた上下可動カーテンの開度を調節して、外部からの流
入空気及び外部への排出空気の量を調節し、舎内ケージ
の上段と下段間の温度差をできるだけ縮小して、舎内を
均一温度に保とうとすることが行われているが、自然換
気のみに頼っているため、これによる温度差の解消はき
わめて困難であった。したがって舎内をできるだけ均一
な温度に保ち、トリを快適な環境で飼育するのに適した
自然換気鶏舎の実現が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、上記のような従来の自然換気鶏舎の欠点を改良し
て、特に冬期においても舎内の上部と下部との間の温度
差を解消できる自然換気鶏舎を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明による舎
内温度を解消できる自然換気鶏舎は、前記種類の自然換
気鶏舎において、棟の両側の屋根の下及び側壁に沿って
上下に延びる複数のダクトを設け、前記ダクトの上端部
をモニターの下方に、前記ダクトの下端部を下部間隙付
近に開口させ、前記上端部開口又はダクト内に吸気ファ
ンを取り付けたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様においては、
前記複数のダクトは、棟を通る垂直平面を挟んで対称位
置に設けられ、また他の実施態様においては、前記複数
のダクトは、前記対称位置から長手方向前後に位置をず
らせることによって千鳥配置に設けられている。各ダク
ト間隔の狭い方が舎内温度は均一になるが、実際には、
建設費及び運転費を考慮してダクトの配置を定めるのが
好ましい。ダクトが千鳥配置の場合、例えば長さ80m
の鶏舎では、5m間隔にダクトを設けることによって、
舎内上段ケージと下段ケージ間の冬期における温度差を
ほぼ解消できた。
【0007】空気取り入れ用の上部間隙及び下部間隙
が、ダクトの上下方向部分によってふさがれてバッフル
を取り付けられない場合でも、外部からの空気はダクト
を迂回して舎内に入ることができる。また、鶏舎の軒高
さを利用してダクトの斜行部分が上部間隙の上方を通る
ようにこれを舎外に延長し、次いで側壁の外側を下降さ
せることによって、上部間隙及びそのバッフルの中断を
避けることができ、この際、ダクト下端部を下部間隙の
上方又は下方から舎内に開口させれば、下部間隙及びそ
のバッフルの中断も避けられる。なおダクトの下端部開
口を下部間隙より上方に位置させれば、ダクトの上下方
向部分を舎内に設けても、下部間隙及びそのバッフルは
中断されない。
【0008】鶏舎の両側壁に沿うように設けられたダク
トの上下方向部分は、舎内の外側通路の確保のために、
ダクトの厚みの一部を舎外に突出させることもできる。
吸気ファンの取り付けは、取り付けやすいが騒音がやや
大きいダクトの上端部開口、又は取り付けが面倒である
が騒音を小さくできる、上端部開口から内部に入ったダ
クト内の適当な位置のいずれを選ぶことも可能である。
【0009】なお、「従来の技術」の項で述べたモニタ
ー、カーテン及びバッフルについては、本発明の鶏舎に
おいても同様の作用を行うためにいずれの実施態様にお
いても設けられている。以下、本発明による自然換気鶏
舎の一実施態様について、添付の図面を参照しながら詳
細に述べる。
【0010】
【実施例】図1に示された鶏舎1内には、背中合わせの
8段のケージ2が4列配置され、4段目と5段目との間
のケージ間、及びケージと側壁3間には、通路デッキ4
が設けられている。棟5上にはモニター6が設けられ、
その側面には巻き下げ式のカーテン7が取り付けられて
いる。両側壁3の上部にはバッフル8付き上部間隙9
が、下部にはバッフル10付き下部間隙11が、それぞ
れ鶏舎の長手方向にほぼ水平に延びている。バッフル8
及び10は、図1の右側に点線で示したように、その下
端部を軸に開度を調節することができる。
【0011】図1では、両側の屋根12の下面及び側壁
3に沿って、ほぼ正方形の断面を有するダクト13が設
けられ、モニター6の下方に位置するダクト13の上端
部開口14には吸気ファン15が取り付けられ、ダクト
の下端部開口16は、バッフル10、すなわち下部間隙
11のわずかに下方で舎内方向に向けて開口する。図示
の例において、バッフル8付き上部間隙9及びバッフル
10付き下部間隙11は、ダクト13の上下方向部分に
よってバッフル8、10を中断されるが、間隙9、11
からはダクト13を迂回した外部の空気が舎内に取り入
れられる。また図1では、作図の関係で両側のダクト1
3は対称位置にあるように見えているが、前記のように
千鳥配置にすることもできる。
【0012】冬期、上部間隙9から舎内に取り入れられ
た暖かい空気の一部は、モニター6の方向へ上昇しなが
ら吸気ファン15によって上端部開口14からダクト1
3内に導入され、側壁に沿った直管部を下降して下端部
開口16から舎内に排出される。この舎内に排出された
暖かい空気は、各ケージ2を通過してケージ内のトリに
空気を補給しながら上昇し、モニター6から外部に放出
される。このように上部間隙9から取り入れられた暖か
い空気を、ダクト13及び吸気ファン15を設けること
によって舎内の下部に循環させ、ケージ2の上段部分と
下段部分の温度を、冬期であってもほぼ均一に保つこと
ができる。
【0013】
【発明の効果】本発明による自然換気鶏舎は、上記のよ
うな構成を有することから、舎内上部の暖かい空気を下
部に循環させ、従来の自然換気鶏舎に見られた、特に冬
期における舎内の上段ケージと下段ケージ間の温度差を
解消し、上段も下段もほぼ均一の温度を保った、トリに
とって良好な環境を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、温度差を解消できる自然換気鶏
舎の横断面図。
【符号の説明】
1 鶏舎 2 ケージ 3 鶏舎1の側壁 4 通路デッキ 5 鶏舎1の棟 6 同モニター 7 モニター6のカーテン 8、10 バッフル 9 上部間隙 11 下部間隙 12 鶏舎1の屋根 13 ダクト 14 ダクト13の上端部開口 15 同吸気ファン 16 同下端部開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鶏舎(1)の長手方向側壁(3)の上部
    又は下部にほぼ水平に延びるバッフル(8、10)付き
    の間隙(9、11)から外気を舎内に取り入れ、棟
    (5)上に設けたモニター(6)から排出する自然換気
    鶏舎において、棟の両側の屋根(12)の下及び側壁
    (3)に沿って上下に延びる複数のダクト(13)を設
    け、前記ダクトの上端部(14)をモニターの下方に、
    前記ダクトの下端部(16)を下部間隙(11)付近に
    開口させ、前記上端部開口(14)又はダクト内に吸気
    ファン(15)を取り付けたことを特徴とする舎内温度
    差を解消できる自然換気鶏舎。
  2. 【請求項2】 前記複数のダクト(13)が、棟を通る
    垂直平面を挟んで対称位置に設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載の自然換気鶏舎。
  3. 【請求項3】 前記複数のダクト(13)が、前記対称
    位置から長手方向前後に位置をずらせることによって千
    鳥配置に設けられたことを特徴とする請求項1記載の自
    然換気鶏舎。
JP9819996A 1996-04-19 1996-04-19 舎内温度差を解消する自然換気鶏舎 Pending JPH09275839A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9819996A JPH09275839A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 舎内温度差を解消する自然換気鶏舎

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9819996A JPH09275839A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 舎内温度差を解消する自然換気鶏舎

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09275839A true JPH09275839A (ja) 1997-10-28

Family

ID=14213341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9819996A Pending JPH09275839A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 舎内温度差を解消する自然換気鶏舎

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09275839A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100821969B1 (ko) * 2006-03-20 2008-04-15 충남대학교산학협력단 고단직립식 산란계 케이지내의 산란계 감시시스템
JP2009039012A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Hytem Co Ltd 耐震免震型直立ケージ
CN103465993A (zh) * 2013-09-09 2013-12-25 中国农业大学 一种用于畜禽舍笼养系统的电动观察车
CN106106109A (zh) * 2016-08-31 2016-11-16 日照方圆笼具有限公司 一种禽舍通风换气系统及禽舍通风换气控制方法
CN109258511A (zh) * 2018-11-13 2019-01-25 江苏省农业科学院 多层密集型肉鸭养殖的局部通风换气鸭棚结构及控制方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100821969B1 (ko) * 2006-03-20 2008-04-15 충남대학교산학협력단 고단직립식 산란계 케이지내의 산란계 감시시스템
JP2009039012A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Hytem Co Ltd 耐震免震型直立ケージ
CN103465993A (zh) * 2013-09-09 2013-12-25 中国农业大学 一种用于畜禽舍笼养系统的电动观察车
CN106106109A (zh) * 2016-08-31 2016-11-16 日照方圆笼具有限公司 一种禽舍通风换气系统及禽舍通风换气控制方法
CN109258511A (zh) * 2018-11-13 2019-01-25 江苏省农业科学院 多层密集型肉鸭养殖的局部通风换气鸭棚结构及控制方法
CN109258511B (zh) * 2018-11-13 2023-10-17 江苏省农业科学院 多层密集型肉鸭养殖的局部通风换气鸭棚结构及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5036797A (en) Animal husbandry housing and method
JP2545007B2 (ja) 高層建築物
JP2011523695A (ja) 換気装置としてカーテンウォールを用いた建物の循環システム
JPH09275839A (ja) 舎内温度差を解消する自然換気鶏舎
US20210262679A1 (en) Convection-enhanced central air conditioning system
KR100650697B1 (ko) 축사의 강제식 환기구조
US4498373A (en) Air inlet system
JPH09102A (ja) トンネル換気鶏舎
JP2002194827A (ja) 建物の換気構造
JP2980883B2 (ja) 建築物の通気断熱構造及びこれに用いる通気制御装置
US3285153A (en) Building ventilating system
JPH05244840A (ja) 換気方式可変型ウィンドーレス鶏舎
JP2004033007A (ja) 養畜建物
JPS5846339Y2 (ja) 空気吹出吸込口用羽根枠
JP2535137B2 (ja) ウィンドレス鶏舎構造
JPH09233964A (ja) 予熱天井付き縦断換気鶏舎
CN218061104U (zh) 一种装配式木建筑通风结构
KR900000900B1 (ko) 온혈동물용 사육사
JPS63233232A (ja) ウインドレス鶏舎の換気装置
JP3021044U (ja) 高床型鶏舎
JPH11215926A (ja) 夏期・冬期切換縦断換気鶏舎及び該鶏舎の換気方法
JPS6325442A (ja) 畜舎の換気装置
CN216164376U (zh) 一种超高层笼养蛋鸡舍
JP3897878B2 (ja) 建物の換気構造及び該建物の換気構造における換気システム
JPH0240941B2 (ja) Chikushanokankisochi