JPH09275604A - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置

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JPH09275604A
JPH09275604A JP8081538A JP8153896A JPH09275604A JP H09275604 A JPH09275604 A JP H09275604A JP 8081538 A JP8081538 A JP 8081538A JP 8153896 A JP8153896 A JP 8153896A JP H09275604 A JPH09275604 A JP H09275604A
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JP
Japan
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storage battery
transport
carrier
transport vehicle
vehicle
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Application number
JP8081538A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Ushijima
信一郎 牛島
Tsutomu Sasaki
力 佐々木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09275604A publication Critical patent/JPH09275604A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、充電に必要な時間、すなわち搬送車
の停車時間の短縮化を図り、搬送要求自体の渋滞解消に
役立ち、搬送システム能力の向上に寄与する物品搬送装
置を提供する。 【解決手段】複数の搬送車2が走行する搬送路1を備
え、搬送要求に応じて、各搬送車毎に制御し、被搬送物
を搬送し、搬送車に駆動電源である蓄電池Tを搭載し、
搬送車に、蓄電池の接点31と開閉自在な接点接続部3
5を設け、搬送路に、放電した蓄電池を受け入れて充電
する充電ステーション11を付設し、搬送車に搭載され
る蓄電池の蓄電量が少なくなったとき、その搬送車の接
点接続部を開放し、搬送車から放電した蓄電池を取り出
して充電ステーションに移載するとともに、代って充電
ステーションから充電済みの蓄電池を取り出して搬送車
に搭載し、接点接続部を閉成する蓄電池移載部30を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送車をたとえば
磁気浮上して走行させ、物品搬送をなす物品搬送装置に
係り、特に搬送車に搭載の、搬送車駆動源としての蓄電
池に対する交換構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクトリオートメーションあるいは物
流の分野においては、同一建屋内における同一フロア現
場で、原材料や製品等の被搬送物を、搬送要求にもとづ
き複数の地点相互間を搬送装置によって頻繁に搬送移動
しなければならない。
【0003】このような用途の搬送装置において、主
に、重量物を対象として手動による運転がなされるクレ
ーン、コンベア、フォークリフト等の荷役機械を除け
ば、基本的に、以下のようなシステムが採用される。
【0004】すなわち、複数の無人搬送車と、被搬送物
を搬送車との間で積み降ろしする複数の作業ステーショ
ンと、これらの作業ステーション間を結んで搬送車が走
行する固定された搬送路と、搬送車の走行制御および搬
送要求に対する搬送車の運行制御を行う制御装置とを備
える。
【0005】このような構成により、ステーションから
他のステーションへ、搬送車を自動的に、かつ迅速に搬
送して、搬送要求を完全に満足するようになっている。
ところで、この種の搬送システムは、被搬送物を正確、
かつ迅速に搬送するばかりでなく、静粛に搬送し得るこ
とが要求される。
【0006】従来より、静粛搬送を最重要課題として多
用される搬送システムは、搬送車をガイドレール上で非
接触支持する方式である。すなわち、空気や磁気を用い
て搬送車を浮上させ、駆動することによって、走行にと
もなう騒音の発生を抑制できる。特に、搬送車を磁気的
に支持する方式では、ガイドレールに対する追従性や、
騒音低減効果に優れており、将来的にも最も有効な手段
であると言える。
【0007】上記磁気浮上方式の搬送手段は、搬送車側
に、駆動用あるいは浮上用の駆動電源として蓄電池を搭
載しなければならない。すなわち、蓄電池を搭載した状
態で搬送車を磁気浮上および走行させて、被搬送物の搬
送を行う。
【0008】この蓄電池は搬送駆動にともなって当然、
放電し、比較的短期間で蓄電量が残りわずかとなる。そ
のまま放置すれば、蓄電量が零になって、搬送車は停止
状態に至る。
【0009】したがって、充電済みの蓄電池を搭載し、
給電を開始した状態から、蓄電量が零になる以前の所定
期間が経過したら、その蓄電池に対する充電を行わなけ
ればならない。実際の充電作業は、搬送車をステーショ
ンに待機して行ったり、搬送路に充電ステーションを並
設し、そこへ搬送車を退避させて行うことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような磁気浮上方
式を採用した搬送システムにおいては、搬送車に搭載し
た蓄電池への充電作業を、充電の要、不要に拘らず、全
ての搬送車を対象として、搬送要求のない待機中に行
う、すなわち、一定期間周期ごとに行う場合。あるい
は、蓄電池の放電量を検知して、これが基準値を越えた
ところで行う、などの充電手段がある。
【0011】いずれにしても、充電作業が終了する時点
まで、その蓄電池を搭載する搬送車は走行できず、停車
状態となる。そして、必要な充電時間は長く(9時間程
度)、その間は停車が継続される。
【0012】しかるに、搬送システム中に登録されてい
る搬送車は一定であるから、充電中の搬送車が増えてく
れば、その一方で、実際に搬送使用できる搬送車の台数
が少なくなり、搬送システムの能力が低下したり、搬送
要求自体の渋滞を招く不具合が生じる。
【0013】本発明は、上述した事情に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、充電に必要な時
間、すなわち搬送車の停車時間の短縮化を図り、搬送要
求自体の渋滞解消に役立ち、搬送システム能力の向上に
寄与する物品搬送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の搬送車の走行を搬送要求に応じて、
各搬送車毎に制御し、被搬送物を搬送する物品搬送装置
において、搬送車に駆動電源である蓄電池を搭載し、上
記搬送車に、上記蓄電池の接点と開閉自在な接点接続手
段を設け、上記搬送路に、放電した蓄電池を受け入れて
充電する充電部を付設し、上記搬送車に搭載される蓄電
池の蓄電量が所定量以下になったのにもとづき、その搬
送車の接点接続手段を駆動して開放し、搬送車から放電
した蓄電池を取り出して上記充電部に移載するととも
に、代って充電部から充電済みの蓄電池を取り出して搬
送車に搭載し、上記接点接続手段を閉成する蓄電池移載
手段を備えたことを特徴とする物品搬送装置である。
【0015】以上のごとき課題を解決する手段を備える
ことにより、蓄電量が所定量以下になった蓄電池を搭載
する搬送車を一旦停車して、接点接続手段を開放し、そ
の搬送車から蓄電池を取り出す。この蓄電池は別途、充
電部に移載する。
【0016】また、ここから充電済みの蓄電池を取り出
し、上記搬送車に搭載する。この搭載と同時に、接点接
続手段を閉成して、蓄電池と搬送車との電気的接続をな
す。この搬送車は自力で搬送走行可能な状態となり、走
行を開始する。すなわち、搬送車に対して、放電した蓄
電池と、既に充電した蓄電池とを交換するだけでよいの
で、搬送車の停車時間が極く短時間ですむ。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面にもとづいて説明する。図1は、物品搬送装置全体の
ユニット構成を示す。ここで搬送路1は、被搬送物を吊
持した搬送車2を磁気浮上させて、所定の部位間を搬送
走行する構造が採用される。当然、その運行制御は自動
的になされる。
【0018】上記搬送路1は、それぞれ複数の直線軌道
ユニット3、曲線軌道ユニット4、曲線分岐ユニット
5、直角分岐ユニット6、回転分岐ユニット7の組合わ
せで構成される。
【0019】各ユニットは、工場レイアウト、搬送系路
レイアウトなどの条件に応じて、適宜、追加や省略等の
変更が自由にできる。また、レイアウト仕様にもとづい
て、搬送路1に沿う所定位置には、各種のステーション
が配置される。
【0020】10は、作業ステーションであって、搬送
車2を一旦停止して、その搬送車2に対する被搬送物の
積み出し・積み降しの作業がなされる。搬送路1には、
後述する複数の充電部である充電ステーション11が配
置されており、搬送車2から放電直前の蓄電池Tを受け
入れて、充電作用をなす。
【0021】各作業ステーション10および充電ステー
ション11は、上記直角分岐ユニット6と一体化して備
えられる。すなわち、ステーション10,11から要求
された搬送車2は、本線である搬送路1から直角分岐ユ
ニット6に導かれ、搬送路1から搬送車2の幅方向へ車
幅以上の距離だけ離間した位置で必要な作業を受け入れ
る。
【0022】その間は、他の搬送車2が、各ステーショ
ン10,11前の搬送路を自由に通過でき、レイアウト
全体の作業に何らの支障もないように考慮されている。
一方、搬送路1の一側端位置には、図示されていない倉
庫等との間の物品入出庫を行うためのステーション12
が配置される。他側端には、搬送車2の保守点検を行う
ためのメンテナンスステーション13も設置されてい
る。
【0023】このような搬送路1における各支線内にお
いて、各搬送車2の運行制御や、被搬送物の管理は、各
支線毎に配置されるローカルコントローラ14によって
なされる。
【0024】搬送路1全体を対象として、制御装置15
が配置されている。これは、支線部分の搬送車2の運行
制御を行う上記ローカルコントローラ14と、全体シス
テムの搬送車2の運行制御や、被搬送物の流れの管理お
よび搬送車2の充電管理を行う搬送総括コントローラか
ら構成される。
【0025】図3に示すように、搬送路1を構成する断
面コ字状の支持枠1a,1aが対称に設けられ、これら
の枠1a,1a内に搬送車2を構成するベース20の両
側端部が挿入される。
【0026】支持枠1a,1a内に挿入する搬送車2の
ベース20の両側端部上下面には電磁石21…が設けら
れ、これと対向する支持枠1a,1a側の壁面には、N
極とS極とが交互に配置するように電磁石22が敷設さ
れている。磁気の反発を利用して搬送車2を浮上させ、
磁気信号切り替えによって走行可能となる。
【0027】搬送車2のベース20には、一対の吊持枠
23,23が対向して垂設されており、ここに被搬送物
を収納したキャリヤボックス24を吊持し、搬送するよ
うになっている。
【0028】各吊持枠23,23相互間には、2組の後
述する蓄電池収納部25を吊持するワイヤ26…が設け
られる。各蓄電池収納部25には、それぞれ蓄電池Tが
収納されることは、言う迄もない。
【0029】このようにして構成される搬送車2が、指
示された作業ステーション10で被搬送物を搬入し、か
つ上記搬送路1に沿って走行して、指示された作業ステ
ーション10に到着した状態で被搬送物を搬出する。
【0030】搬送車2の駆動電源は、ここに搭載される
蓄電池Tから供給されるため、所定の走行距離を経た状
態で、蓄電量が最低限に落ちる。そこで、その搬送車2
を上記充電ステーション11に導いて、充電済みの蓄電
池Tと自動交換をなす。
【0031】図2は、後述する蓄電池移載手段であると
ころの蓄電池移載部30および上記充電ステーション1
1の概略構成を示す。31は、上記蓄電池移載部30を
支持し、かつ昇降駆動するエレベータ部であって、上記
搬送車2および充電ステーション11に対向するよう、
蓄電池移載部30を移動する。
【0032】上記充電ステーション11は、多数の充電
室11a…が上下方向に並設される。空の充電室11a
には放電した蓄電池Tを受け入れて充電し、充電室11
aにある既に充電した蓄電池Tは順次蓄電池移載部30
による取り出しを待機する。これらの作業は、充電ステ
ーション11の前面パネルに設けられる操作盤11bに
対する入力指示によって、全て自動的になされる。
【0033】このような充電ステーション11であるの
で、以下のような作業をなす。すなわち、畜電量が所定
量以下になるまで放電し、消耗した蓄電池Tを搭載する
搬送車2は、搬送路1の本線から直交する方向に分岐す
る直角分岐ユニット6に引込まれる。この分岐ユニット
6の終点位置が、蓄電池交換位置である。
【0034】ついで、その搬送車2は分岐ユニット6上
面に吸着され、固定される。こうして搬送車2の位置決
めがなされたら、電源スイッチをOFFにする。つい
で、実際の自動交換操作として、蓄電池移載部30が搬
送車2から、放電し消耗した蓄電池Tを抜き取り、保持
し、かつエレベータ部31を降下駆動して充電ステーシ
ョン11の空の充電室11aへ移載する。
【0035】その後、この蓄電池移載部30は、別の充
電室11aで既に充電済みの蓄電池Tを取り出す。エレ
ベータ部31は、タイミングをとって蓄電池移載部30
を上昇駆動する。搬送車2の対向位置に到達したら停止
させ、その蓄電池Tを搬送車2に搭載する。
【0036】新たな蓄電池Tを搭載した搬送車2に対し
て、電源スイッチをONにし、再び磁気浮上させて、分
岐ユニット6から搬送路1本線に入線させる。以後は通
常の物品搬送作用がなされる。
【0037】搬送車2に搭載される蓄電池Tは、図4に
示すようになっている。これは所定板厚の矩形板体状を
なし、その上面部両側端に、接点部31,31が設けら
れる。各接点部31は、互いに複数の接点31a…を同
一間隔を存して形成される。すなわち、特定の方向性を
有しないことを前提とする。
【0038】先に図2において示した、上記搬送車2に
おける蓄電池収納部25の詳細を、図5で説明する。図
中32は、蓄電池Tを搭載支持する収納部本体であり、
底面部32aと、この底面部32aの幅方向両側に一体
に折曲形成される側壁32b,32bを有し、上記ワイ
ヤ26…にて吊持される。
【0039】この収納部本体32の、長手方向一側部
(以下、「A側」と称する)の上部に亘ってバー33が
架設され、この両側部にはストッパ爪34,34が設け
られる。これらストッパ爪34,34は、収納部本体3
2に蓄電池Tを収納した状態で、蓄電池Tの上端部に掛
止し、A側からの蓄電池Tの脱落を阻止する。
【0040】上記バー33における各ストッパ爪34,
34相互間には、接点接続部35が設けられる。この接
点接続部35は、バー33と一体に回動する接点部基体
35aから、蓄電池Tに備えられる接点31aと同一の
数および間隔の複数の板ばね35b…が突設され、さら
にそれぞれの板ばね35bの端部に接点子35cが設け
られてなる。
【0041】上記収納部本体32に蓄電池Tが収納され
た状態で、図のように板ばね35bの接点子35cが蓄
電池Tの接点32aに係止して、互いの電気的な接続が
なされる。
【0042】さらに、バー33の両側端は収納部本体3
2の側壁32bから外部に突出していて、ここに回動レ
バー36が嵌着固定される。この回動レバー36には開
閉用ローラ37が枢支され、下方に延出される片部には
引張りばね38の一端部が掛止される。
【0043】上記引張りばね38の他端部は、側壁32
bの略中央部に取付けられる。したがって、回動レバー
36とともにバー33を図中反時計回り方向に回動する
よう、弾性的に付勢している。
【0044】上記引張りばね38の直上部に沿って、か
つこれよりも本体32の他端側(以下、B側と称する)
に延出した状態で、接点開閉シャフト39が軸方向に沿
って移動自在に支持される。このシャフト39の上記回
動レバー36側の先端部にはローラ40が設けられてい
て、回動レバー36の側端部に当接可能である。
【0045】また、本体32のB側上部に亘ってバー4
1が架設され、一対のストッパ爪42,42が設けられ
る。これらストッパ爪42は、収納部本体32に蓄電池
Tを収納した状態で、蓄電池Tの上端部に掛止し、B側
からの蓄電池Tの脱落を阻止する。
【0046】さらに、バー41の両側端は本体32の側
壁32bから外部に突出していて、ここに回動レバー4
3が連結固定される。この回動レバー43には開閉用ロ
ーラ44が枢支される。
【0047】上記蓄電池移載部30は、図6に示すよう
に構成される。上記搬送車2の蓄電池収納部25に対向
する端部に、収納部位置決め機構50が設けられる。こ
れは、蓄電池収納部25から蓄電池Tを出し入れ作業を
開始する以前に、ワイヤ26に吊持されて位置が変動し
易い収納部25を固定保持し、正確な位置決めをなすも
のであって、実際には、本体側壁32bの両外面から本
体32をクランプ保持する。
【0048】上記位置決め機構50とは別に、接点開閉
機構51が設けられる。この接点開閉機構51は、位置
決め機構50の両側部に沿って移動自在である。図のよ
うに、蓄電池収納部25のB側が蓄電池移載部30に対
向するとき、この端部で上記接点開閉シャフト39の端
部に当接して移動せしめ、同時に、同側の回動レバー4
3に設けられるローラ44に掛止して回転レバー43を
回動せしめる傾斜面52を有する。
【0049】また、上記搬送路1のレイアウト上の理由
から、搬送車2における蓄電池収納部25のA側が、蓄
電池移載部30に対向することがある。このような場合
は、上記接点開閉機構51の傾斜面52が、対向する回
動レバー36のローラ37に掛止して、回動レバー36
を回動せしめることとなる。
【0050】接点開閉機構51の後位側には、一対のコ
字状枠からなるチャック部53が設けられる。互いに相
対向する方向に移動自在であり、ここに挿入された蓄電
池Tに対して両側から挟持し、確実な保持が得られる。
そして切替え信号にもとづいて、蓄電池Tから離間し、
保持の解除をなす。
【0051】上記チャック部53の対向枠内には、プッ
シャ部54が挿入され、かつ移動自在である。このプッ
シャ部54の先に説明した接点開閉機構51等に対向す
る端面に、図示しないバキューム源に連通する吸着部5
5が設けられる。
【0052】上記プッシャ部54は、位置決めされた蓄
電池収納部25まで移動して、ここに収納される蓄電池
T端面に吸着部55を当接させ、かつバキュ−ム吸着の
うえ、蓄電池Tを収納部25から引き出し、移載部30
の支持板56まで移動可能である。
【0053】あるいは、移載部30の支持板56上にあ
る蓄電池Tの端面を押して移動させ、ここから再び収納
部25側へ移動付勢できるようになっている。しかし
て、放電した蓄電池Tを有する搬送車2を直角分岐ユニ
ット6に導入して、所定位置に停止させる。この電源ス
イッチをOFFにしてから、蓄電池移載部30を作動す
る。
【0054】はじめ、収納部位置決め機構50を突出移
動させ、収納部本体32を固定保持する。ついで、接点
開閉機構51を移動し、図のように収納部本体32のB
側が移載部30に対向した状態では、本体32側の接点
開閉シャフト39端部を押圧するとともに、同側の回動
レバー43を回動付勢する。
【0055】上記シャフト39は、A側の回動レバー3
6を、引張りばね38の弾性力に抗して、時計回り方向
に回動付勢する。したがって、ストッパ爪34,34が
蓄電池Tから離間するとともに、接点子35cが蓄電池
Tの接点31aから離間して、接点開放をなす。
【0056】同時に、B側の回動レバー43が反時計回
り方向に回動付勢され、この側のストッパ爪42,42
は蓄電池Tから離間する。すなわち、蓄電池収納部25
における蓄電池Tの拘束が解除され、自由となる。
【0057】ついで、プッシャ部54が移動して移載部
30から突出し、位置決めされた蓄電池収納部25まで
延出して、ここに収納される蓄電池T端面に当接し、停
止する。先端の吸着部55がバキュ−ム源と連通され、
蓄電池Tをバキューム吸着する。
【0058】この状態から、プッシャ部54は反対方向
に後退移動し、蓄電池Tを収納部25から引き出し、移
載部30内に引き入れる。所定位置に到達したら、プッ
シャ部54のバキューム吸着を停止し、チャック部53
が作動して、蓄電池Tを両側からクランプ固定する。
【0059】すなわち、本来、チャック部53が搬送車
Tの収納部25内まで移動して、蓄電池Tを取り出せれ
ば都合がよいが、接点開閉機構51や位置決め機構50
の配置等、スペース的に不可能であるために、プッシャ
部54がその代用をなす。
【0060】さらに、タイミングをとって、接点開閉機
構51が所定位置まで後退する。そのため、蓄電池収納
部25側では、蓄電池Tがない状態で、板ばね35bお
よび両側のストッパ爪34,42が逆方向に回動して、
先端が底面部32aに接触する方向に倒れ込む。
【0061】収納部位置決め機構50も後退して、蓄電
池収納部25を自由状態に戻す。その結果、全ての構成
部品を一体化した移載部30は、放電した蓄電池Tを収
納保持する。
【0062】ついで、エレベータ部31が降下して、移
載部30を充電ステーション11における空の充電室1
1aに対向させ、停止する。ここで、移載部30におい
て、チャック部53が蓄電池Tに対する拘束を解除し、
プッシャ部54が作動して、上記充電室11aにその蓄
電池Tを押し込む。充電室11aでは、直ちに充電作業
を開始する。
【0063】一方、上記移載部30は、充電ステーショ
ン11において、充電が完了した蓄電池Tを有する充電
室11aに対向するよう移動し、停止する。ついで、プ
ッシャ部54が移動して、その蓄電池Tをバキューム吸
着し、充電室11aから移載部30内に引き入れる。チ
ャック部53は、その蓄電池Tを拘束保持する。
【0064】これら一連の作業が終了した状態で、エレ
ベータ部31は上昇駆動し、移載部30を待機中の搬送
車2に対向させる。移載部30は、再び収納部位置決め
機構50を突出移動させ、収納部本体25を固定保持す
る。ついで、接点開閉機構51を移動し、接点開閉シャ
フト39を押圧付勢するとともに、B側の回動レバー4
3を回動付勢する。
【0065】上記シャフト39は、A側の回動レバー3
6を回動付勢し、かつストッパ爪34と接点子35cを
水平方向以上の角度に回動付勢する。また、B側の回動
レバー43を回動付勢し、ストッパ爪42を水平方向以
上の角度に回動付勢する。チャック部53は蓄電池Tの
拘束をとき、プッシャ部54は蓄電池Tを押圧して、移
載部30から蓄電池収納部25へ移載する。
【0066】所定位置に蓄電池Tが到達したら、プッシ
ャ部54および接点開閉機構51を元の位置まで後退さ
せ、位置決め機構50は収納部本体32の拘束を解いた
うえで後退する。
【0067】蓄電池収納部25における接点接続部35
は、接点開閉機構51から解放されて、蓄電池Tの接点
31を閉成する。すなわち、搬送車2は、交換した充電
済みの蓄電池Tと電気的に接続して駆動電源が供給さ
れ、搬送走行が再開される。
【0068】結局、蓄電池移載部30が、放電した蓄電
池Tを有する搬送車2から、その蓄電池Tを取り出して
充電ステーション11に移載し、代わって、既に充電済
みの蓄電池Tを取り出して、待機中の搬送車2に移載す
る時間のみが必要となる。全ての動作は、自動的に、か
つ迅速に行われるよう制御され、必要時間は、約10秒
程度あればよい。
【0069】なお、上記実施例においては、蓄電池収納
部25におけるB側からの蓄電池Tの交換について説明
したが、レイアウト上の条件から、場合によっては、A
側が移載部30に対向し、ここから蓄電池Tを交換する
こともある。
【0070】この場合は、接点開閉機構51の傾斜面5
2が対向するローラ37に転接して、回動レバー36を
時計回り方向に回動付勢し、ストッパ爪34および接点
子35cを開放する。
【0071】特に、B側の回動レバー43とストッパ爪
42に対する何らの付勢動作もなされないが、蓄電池T
をA側から取り出せば、自重で本体底面部32a側に回
動し、充電済みの蓄電池Tと交換すれば、必然的に掛止
して、飛び出しを規制する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、搬送車に
蓄電池の接点と開閉自在な接点接続手段を備え、搬送路
に、所定量以下まで放電した蓄電池を受け入れて充電す
る充電部を付設し、搬送車に搭載される蓄電池の蓄電量
が所定量以下になったとき、その搬送車の接点接続手段
を駆動して開放し、搬送車から蓄電池を取り出して充電
部に移載するとともに、代って充電部から充電済みの蓄
電池を取り出して搬送車に搭載し、接点接続手段を閉成
する蓄電池移載手段を備えたから、蓄電池の充電に必要
な時間を確保した上で、搬送車の停車時間の短縮化を図
り、搬送要求自体の渋滞解消に役立ち、搬送システム能
力の向上を図れるなどの種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、物品搬送装置の
搬送システムの構成図。
【図2】同実施例の、充電部の構成図。
【図3】同実施の形態の、搬送車および搬送路の構成
図。
【図4】同実施の形態の、蓄電池の斜視図。
【図5】同実施の形態の、搬送車側の蓄電池収納部の斜
視図。
【図6】同実施の形態の、蓄電池収納部および蓄電池移
載機構の斜視図。
【符号の説明】
2…搬送車、 1…搬送路、 T…蓄電池、 31a…(蓄電池の)接点、 35…接点接続手段(接点接続部)、 11…充電部(充電ステーション)、 30…蓄電池移載手段(蓄電池移載部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の搬送車が走行する搬送路を備え、搬
    送車の走行を搬送要求に応じて、各搬送車毎に制御し、
    被搬送物を搬送する物品搬送装置において、 搬送車に搭載される駆動電源である蓄電池と、 上記搬送車に備えられ、上記蓄電池の接点と開閉自在な
    接点接続手段と、 上記搬送路に付設され、放電した蓄電池を受け入れて充
    電する充電部と、 上記搬送車に搭載される蓄電池の蓄電量が所定量以下に
    なったのにもとづき、その搬送車の接点接続手段を駆動
    して開放し、搬送車から放電した蓄電池を取り出して上
    記充電部に移載するとともに、代って充電部から充電済
    みの蓄電池を取り出して搬送車に搭載し、上記接点接続
    手段を閉成する蓄電池移載手段とを具備したことを特徴
    とする物品搬送装置。
JP8081538A 1996-04-03 1996-04-03 物品搬送装置 Pending JPH09275604A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110757042A (zh) * 2019-11-18 2020-02-07 中国第一重型机械集团大连加氢反应器制造有限公司 移动式焊剂输送装置及操作方法

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