JPH09275086A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JPH09275086A
JPH09275086A JP11520296A JP11520296A JPH09275086A JP H09275086 A JPH09275086 A JP H09275086A JP 11520296 A JP11520296 A JP 11520296A JP 11520296 A JP11520296 A JP 11520296A JP H09275086 A JPH09275086 A JP H09275086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cleaned
cup
mixture
ice
Prior art date
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Pending
Application number
JP11520296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Okumura
裕 奥村
Riichiro Harano
理一郎 原野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F O I KK
Original Assignee
F O I KK
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Publication date
Application filed by F O I KK filed Critical F O I KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハ、液晶用ガラス基板などの洗浄
に関して、フロンのような環境破壊物質を使用すること
なく、かつ基板に機械的なダメージを与えることもな
く、効果的に基板を洗浄することが出来る基板洗浄装置
を提供することを目的とする。 【構成】本発明の基板洗浄装置は、被洗浄基板主表面に
近接して配置されるカップ1と、このカップ内に氷と水
との混合物、または氷と薬液との混合物を供給する手段
と、この混合物を被洗浄基板に対して回転させて、汚れ
を除去する手段とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、半導体ウエハ、液
晶用ガラス基板などの洗浄に使用される基板洗浄装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、基板の洗浄には、フロン、各種
有機溶剤、純水などが組み合わせられて用いられてきた
が、最近の環境問題で、フロンはその使用が厳しく制限
され、さらに有機溶剤なども、使用量がなるべく少なく
なるように、いろいろな工夫がなされている。そこで、
純水を用いた洗浄が多用されるようになってきたが、そ
の洗浄能力はフロンなどに比べると落ちる。そこで、例
えば特開昭第62−226629号公報に開示されてい
るような、氷を被洗浄基板の表面に噴射して洗浄する方
法が考えられた。しかし、氷を基板の表面に噴射する
と、この衝突時の衝撃によって基板表面にダメージを与
えるため、使用範囲が極めて限定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この発明は、フロン
のような環境破壊物質を使用することなく、かつ基板に
機械的なダメージを与えることもなく、効果的に基板を
洗浄することが出来る基板洗浄装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決する手段】 このような課題を解決するた
め、本発明においては、被洗浄基板主表面に近接して配
置されるカップと、このカップ内に氷と水との混合物、
または氷と薬液との混合物を供給する手段と、この混合
物を被洗浄基板に対して回転させる手段とを備える基板
洗浄装置を提供する。このカップ内に、さらに別に水ま
たは薬液を供給する手段を備えると、プロセスの制御が
容易になる。被洗浄基板の少なくとも主表面の温度を制
御する手段を備えると、より効果的である。
【0005】
【作用】 本発明の基板洗浄装置では、粘性の高い、氷
と水との混合物、または氷と薬液との混合物を被洗浄基
板に対して回転させながら被洗浄基板の表面に押し当て
ることにより、基板表面の汚れは拭き取るように効果的
に除去される。基板表面が、機械的に極めて弱い状態で
あって、氷と水との混合物の粘性を調整しないとダメー
ジがあるような場合には、別の系統からカップ内に水ま
たは薬液のみを制御して供給することによって、ちょう
ど水をたっぷりと含んだ布で拭き取る場合と類似の条件
を被洗浄基板主表面近傍で実現することによって、ダメ
ージの無い洗浄が出来る。汚れは、カップ内に供給され
る氷と水との混合物および液などの圧力と、氷と水との
混合物の回転による遠心力、または被洗浄基板の回転に
より接する部分の混合物が回転することによる遠心力に
よって、カップ外周部から外へ、氷と水との混合物およ
び液といっしょに押し出される。被洗浄基板の温度を制
御することによって、氷の解ける量を制御して、被洗浄
基板主表面近傍のみを氷の無い液のみの状態にすること
で、ダメージの無い洗浄をすることも出来る。氷と水と
の混合物は、カップ自身の汚れも洗い流してしまうの
で、この基板洗浄装置は、装置自身のクリーニングが全
く不要である。
【0006】
【実施例】 本発明の実施例を、図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施例にかかる基板洗浄装置の、
洗浄部分の構成を模式的に説明する図である。また、図
2は、この洗浄部分のカップを模式的に説明する図であ
る。図1の構成は、本実施例では温度コントロールされ
たチャンバー(図示せず)内に納められている。さら
に、このチャンバーには、ゲートバルブが設けられてい
て、被洗浄基板のロードおよびアンロード時に開閉す
る。このようなチャンバーの構成は、各種の装置で公知
であるので、本実施例では図示を省略する。図1におい
て、被洗浄基板3は、搬送アームによってXYステージ
4上へ運ばれる。XYステージ4は、被洗浄基板3が置
かれる部分に、被洗浄基板の厚み分の凹みが形成されて
おり、この被洗浄基板3のロードアンロード時は、ホー
ムポジション6がカップ1の下に来るように位置してい
る。カップ1は、カップ制御ユニット2からぶら下がっ
ており、本実施例では時計方向に300rpmで常時被
洗浄基板に対して回転している。カップ制御ユニット2
には、−60℃のクリーンエアと、ほぼ0℃まで冷却さ
れた純水とが、各々エアパイプ8および純水パイプ9に
よって外部から供給されており、純水の一部はこの−6
0℃のクリーンエア中にノズルからスプレーされて氷の
細粒となる。この氷の細粒の粒径は、本実施例では90
%以上が直径4ミクロン〜25ミクロン以内に入ってい
る。氷の細粒は、ほぼ0℃まで冷却された純水と混ぜ合
わされて、カップ1内に送り込まれる。カップ1内は、
この氷と純水との混合物で満たされる。拡散板11に
は、多数の拡散パイプ12が取り付けられており、これ
らのパイプがカップと共に被洗浄基板に対して回転しな
がら、氷と純水との混合物を送り出すことによって、被
洗浄基板3の主表面が拭き取られる。拡散パイプ12
は、氷と純水との混合物を被洗浄基板3に対して均一に
送り出し、かつ、氷と純水との混合物をカップ1と共に
被洗浄基板に対して回転させる回転力を付与する効果が
ある。送り出された氷と純水との混合物は、カップ1と
被洗浄基板3との隙間から外側へ流れ出す。本実施例で
は、カップ1と被洗浄基板3との隙間は1.25mmで
あり、拡散パイプ12の先端と被洗浄基板3との隙間は
10mmである。被洗浄基板の表面が柔らかくて、高い
粘性の洗浄液または氷によって機械的なダメージを受け
る恐れがあるときは、送水パイプ10から、ほぼ0℃ま
で冷却された純水を、さらに被洗浄基板3の主表面近く
に送り出す。送り出された純水は、氷と純水との混合物
と被洗浄基板3の主表面との間を外周方向へ向かって流
れ、ちようどスポンジで拭き取るときに、このスポンジ
がさらに水をたっぷりと含んだ状態を再現し、汚れを洗
い流す。XYステージ4は、この状態でXYステージ駆
動ユニット5によって、XY方向へ移動し、被洗浄基板
3の全主表面が洗浄される。洗浄が終わると、XYステ
ージ4は再びホームポジション6がカップ1の下へ来る
ように移動し、この状態で被洗浄基板3のロードアンロ
ードが行われる。被洗浄基板の厚み分の凹みとホームポ
ジション6との間には、なだらかな傾斜部分7が形成さ
れており、氷や汚れの堆積を防いでいる。なお、本実施
例では、カップ1と拡散板11を回転させたが、被洗浄
基板3およびXYステージ4を回転させても良い。この
場合は、カップ1から外側へ流れ出した洗浄液が、遠心
力で飛び散って、被洗浄基板3上に残らないので、より
洗浄効果が上がる場合もある。
【0007】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の基板洗
浄装置では、被洗浄基板主表面に近接して配置されるカ
ップと、このカップ内に氷と水との混合物、または氷と
薬液との混合物を供給する手段と、この混合物を被洗浄
基板に対して回転させる手段とを備え、粘性の高い氷と
水との混合物、または氷と薬液との混合物を被洗浄基板
に対して回転させながら被洗浄基板の表面に押し当てる
ことにより、基板表面の汚れを拭き取るように効果的に
除去することが出来る。基板表面が、機械的に極めて弱
い状態であって、氷と水との混合物の粘性を調整しない
とダメージがあるような場合には、このカップ内に、さ
らに別に水または薬液を供給する手段を備え、この別系
統からカップ内に水または薬液のみを制御して供給する
ことによって、ちょうど水をたっぶりと含んだ布で拭き
取る場合と類似の条件を、被洗浄基板主表面近傍で実現
することが可能であり、ダメージの無い洗浄が出来る。
汚れは、カップ内に供給される氷と水との混合物および
液などの圧力と、氷と水との混合物の遠心力によって、
カップ外周部から外へ、氷と水との混合物および液とい
っしょに押し出される。被洗浄基板の、少なくとも主表
面の温度を制御する手段を備えると、氷の解ける量を制
御することが出来るので、被洗浄基板主表面近傍が氷の
無い低粘性の液のみの状態になり、ダメージの無い洗浄
が出来る。このように、本発明では、効率良く被洗浄基
板の汚れが除去出来る。なお、氷と水との混合物は、カ
ップ自身の汚れも洗い流してしまうので、この基板洗浄
装置は、装置自身のクリーニングが全く不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる基板洗浄装置の、洗浄
部分の構成を模式的に説明する図である。
【図2】図1の洗浄部分のカップを模式的に説明する図
である。
【符号の説明】
1 カップ 2 カップ制御ユニット 3 被洗浄基板 4 XYステージ 5 XYステージ駆動ユニット 6 ホームポジション 7 なだらかな傾斜部分 8 エアパイプ 9 純水パイプ 10 送水パイプ 11 拡散板 12 拡散パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄基板主表面に近接して配置される
    カップと、該カップ内に氷と水との混合物、または氷と
    薬液との混合物を供給する手段と、該混合物を被洗浄基
    板に対して回転させる手段とを備えることを特徴とする
    基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前期カップ内に水または薬液のみを供給
    する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の基
    板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前期被洗浄基板の少なくとも主表面の温
    度を制御する手段を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の基板洗浄装置。
JP11520296A 1996-04-02 1996-04-02 基板洗浄装置 Pending JPH09275086A (ja)

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JP11520296A JPH09275086A (ja) 1996-04-02 1996-04-02 基板洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11520296A JPH09275086A (ja) 1996-04-02 1996-04-02 基板洗浄装置

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Publication Number Publication Date
JPH09275086A true JPH09275086A (ja) 1997-10-21

Family

ID=14656891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11520296A Pending JPH09275086A (ja) 1996-04-02 1996-04-02 基板洗浄装置

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JP (1) JPH09275086A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220935B1 (en) 1997-08-11 2001-04-24 Sprout Co., Ltd. Apparatus and method for cleaning substrate
US6531401B2 (en) 1999-09-02 2003-03-11 Micron Technology, Inc. Method of cleaning a substrate surface using a frozen material
KR20030048986A (ko) * 2001-12-13 2003-06-25 타이요오토오요오산소 카부시키가이샤 세정재, 세정재 제조장치, 세정방법 및 세정시스템
US20100051055A1 (en) * 2008-08-29 2010-03-04 Hiroaki Takahashi Substrate processing apparatus and substrate processing method

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