JPH09275062A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH09275062A
JPH09275062A JP8104805A JP10480596A JPH09275062A JP H09275062 A JPH09275062 A JP H09275062A JP 8104805 A JP8104805 A JP 8104805A JP 10480596 A JP10480596 A JP 10480596A JP H09275062 A JPH09275062 A JP H09275062A
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JP
Japan
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wafer
mask
stage
aligner
unit
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JP8104805A
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English (en)
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Shin Matsui
紳 松井
Yuji Chiba
裕司 千葉
Yutaka Tanaka
裕 田中
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 姿勢変動に対してリニアモータ等を使用した
アクティブダンパと同様の効果を奏し、かつ装置コスト
的にもチップコスト的にも低価格な露光装置を提供し、
また同時に光軸側がズレても、ランアウトエラーの生じ
ない露光装置を提供する。 【解決手段】 放射光を照射するための発光部と、前記
ウエハを保持、搬送するウエハステージ部を有するステ
ッパ本体がそれぞれ別の支持系にて支持された露光装置
において、前記ウエハと前記マスクの位置合せ計測を行
うアライメント計測部、ウエハステージ部の位置計測手
段および前記マスクを前記ステッパ本体と別の支持系で
支持したことを特徴とする露光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ等の被露光
基板上に高精度に焼付転写する露光装置であり、特にX
線を使用した露光に好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、近年、ますます高集
積化が進められており、それを製造するための露光装置
(アライナ)も転写精度のより高いものが要求されてい
る。
【0003】このような超微細パターン焼き付け用の露
光装置として、軌道放射光(SR光−X線)を利用して
いわゆるプロキシミティ露光を行うものが提案されてい
る。このSR光を利用したX線露光装置では、従来の紫
外線露光に比べ、光源部やX線照明系が被露光基板であ
るウエハを位置決めする位置決めステージと別体に支持
されている点が大きな違いの一つである。これは現在、
光源やX線照明系の配置上、必須とされている。
【0004】図4にこのような光源等と位置決めステー
ジが別体に支持されている構成でのX線露光装置(特開
平3−120712号公報)の構成図を示す。
【0005】図4において、100はX線を発生させる
SR光源ユニットであり、光源架台101上にSR発光
装置102が載置されており、発光点103よりX線1
04を放射する。105は、X(水平)方向に細長いシ
ートビーム状のSR−X線104をY(鉛直)方向に拡
大するため、その反射面を凸状に加工された第1ミラ
ー、106は第1ミラー105で発散されたX線束10
7をその中心軸が水平となるように反射する第2ミラー
である。第2ミラー106で反射されたX線束は露光用
の照明光108としてアライナ本体109に入射され
る。
【0006】110は第1ミラー105および第2ミラ
ー106の周囲を所望の真空雰囲気とするためのミラー
チャンバ、111は第1ミラー105の姿勢を調節する
ために用いられる第1ミラー駆動装置、112は第2ミ
ラー106の姿勢を調節するために用いられる第2ミラ
ー駆動装置である。これらを含むミラーユニット113
はミラー架台114に載置されている。
【0007】115は露光量を制御するシャッタユニッ
トである。このシャッタユニット115は、シャッタス
テー116、シャッタステー116に取り付けられたシ
ャッタ軸117および118、ならびに各シャッタ軸1
17,117間および118,118間に張架されたシ
ャッタ膜119および120により構成されている。シ
ャッタ膜119および120はそれぞれ各辺が露光領域
の寸法より長い長方形の開口(シャッタアパーチャ)1
21および122を有するエンドレスのスチール(SU
S)ベルトにより構成されている。
【0008】109はアライナ本体、123は金等のX
線不透過材料により転写パターンが形成されたマスク、
124はマスク123を搭載して移動可能なマスクステ
ージ、125はマスク123をマスクステージ124上
に固定するためのマスクチャック、126はマスク12
3の像を転写しようとするウエハ、127はウエハ12
6を搭載して移動可能なウエハステージ、128はウエ
ハ126をウエハステージ127上に固定するためのウ
エハチャック、139はマスクステージ124に固定さ
れたマスク123とウエハ126の位置ずれを高精度に
測定するオートアライメントユニット(AAユニッ
ト)、129はマスクステージ124およびウエハステ
ージ127等を取り付けるためのアライナフレーム、1
30はアライナフレーム129が載置されるアライナベ
ース、アライナベース130は少なくとも3つのエアバ
ネ131により、3箇所で支持されている。また上記エ
アバネ131には空気量調節機構140を併設してい
る。132はアライナベース130の床138に対する
位置変動を検出するための非接触変位計であり、位置変
動を検知して空気量調節機構140にフィードバックし
ている。133はシャッタユニット115、マスクステ
ージ124上のマスク123およびウエハステージ12
7上のウエハ126の周囲を所望のヘリウム雰囲気とす
るためのヘリウムチャンバである。また134および1
35はミラーチャンバ110とヘリウムチャンバ133
すなわちアライナ本体109とをそれぞれの雰囲気を保
って接続するための配管スプール、136はミラーチャ
ンバ110とアライナ本体109とを柔軟に接続するた
めのベローズB、137は照明光108を透過してかつ
ミラーチャンバ110内の真空雰囲気とヘリウムチャン
バ133内のヘリウム雰囲気とを絶縁するベリリウム窓
である。
【0009】上記構成でウエハ126に露光する際は、
1ショットごとにウエハステージ127をステップ駆動
し、AAユニット139とウエハステージ127でマス
ク123とウエハ126の位置合わせを行い、ウエハ1
26内に複数個のマスクパターンを転写するが、上記し
た特開平3−120712号公報では、SR光源ユニッ
ト100とミラーユニット113、およびアライナ本体
109がすべて別の支持系で構成されていることによる
3者の相対位置変動、例えばSR光源ユニット100と
ミラーユニット113を経たX線光軸とアライナ本体1
09の基準姿勢とのずれ(特にアライナ本体109のス
テージ移動による姿勢変動)について、角度ずれおよび
面内ずれの2つの問題点に対してそれぞれ以下に示す解
決手段を講じている。 〈角度ずれの解決手段〉アライナ本体109とX線光軸
に角度ずれが生じると(特にアライナ本体109がずれ
た場合)、マスクに対してX線が斜めに入射され、ラン
アウト誤差が発生する。そこで、このアライナ本体10
9のX線光軸との角度ずれに対して、非接触変位計13
2でずれ量姿勢を検知し、角度姿勢コントロールを介し
て空気量調節機構140にフィードバックすることでラ
ンアウト誤差を防止している。 〈面内ずれ(特にY方向)の解決手段〉このX線露光装
置において、露光光としてのX線は、強度(照度)が水
平方向(X方向)には均一であるが、鉛直方向(Y方
向)には、照明光108の中央で強度が高く、そこから
上下に離れるにしたがって低くなるという強度むらを有
しているため、2枚のシャッタアパーチャ121,12
2を有する遮蔽板(シャッタ膜119,120)を用い
てそれらのY方向への移動速度を独立に制御することに
よって露光領域の各部における露光量を制御している。
すなわちY方向の各部分について遅れて進む側の遮蔽板
の開口の先縁が通過して露光光が透過し始めてから先行
する側の遮蔽板の開口の後縁が通過して露光光を遮蔽す
るまでの時間を制御し、露光領域全体を適正かつ均一に
露光している。
【0010】ここでX線光軸に対するアライナ本体10
9がY方向にずれるとあらかじめ設定していた強度分布
がずれてしまい露光量ムラが発生してしまう。
【0011】もちろん前記角度姿勢コントロールでY方
向のずれを補正できれば良いが、取り切れなかったアラ
イナ本体109のX線光軸との露光平面内のずれ(Y方
向)に対しては、シャッタユニット115内であらかじ
め測定したX線のプロファイル(照明光強度分布)か
ら、アライナ本体109が平面内でずれてもその分の露
光量ムラを算出し、シャッタ駆動曲線をコントロールし
て露光量ムラのなようにシャッタ補正する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、X線光軸とアライナ本体109の基準姿勢との
ズレ、特にステージ移動によるアライナ本体109の姿
勢(角度)変動について、エアバネ131の空気量調節
機構140で姿勢再現駆動しているが、スループットを
考慮すると姿勢再現駆動に伴う駆動時間は非露光時間と
なり、1チップ当たりのコストに大きく影響してしま
う。
【0013】また姿勢再現駆動に伴う駆動時間を短縮す
るために、エアバネの代わりにリニアモータ等を使用し
たアクティブダンパも提案されているが、これはユニッ
ト自体が高価である。
【0014】本発明は、上記した姿勢変動に対して従来
と同様の効果を奏し、かつ装置コスト的にもチップコス
ト的にも低価格な露光装置を提供し、また同時に光軸側
がズレても、ランアウトエラーの生じない露光装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、マスクに形成されているパターンをウエハ
に焼付けるために、放射光で前記マスクを介して前記ウ
エハを露光する露光装置であって、前記放射光を照射す
るための発光部と、前記ウエハを保持、搬送するウエハ
ステージ部を有するステッパ本体がそれぞれ別の支持系
にて支持され、前記ウエハと前記マスクの位置合せ計測
を行うアライメント計測部、ウエハステージ部の位置計
測手段および前記マスクを前記ステッパ本体と別の支持
系で支持している。即ち本発明では従来アライナユニッ
ト(アライナ本体)に構成されていたAAユニット、マ
スクを含むマスクチャック部およびウエハステージ位置
決め用の位置計測手段をアライナユニットを支持してい
るアライナベースとは別の支持系に載置する。
【0016】また好ましくは上記AAユニットと、マス
クチャック部およびウエハステージ位置決め用の位置計
測手段を同一の支持系でかつ一体的に固定する。
【0017】本露光装置で照射される放射光は、通常、
ウエハの露光に使用されるものであれば特に限定されな
いが本露光装置は特にシンクロトロン放射光を照射する
X線露光に好適である。
【0018】そしてAAユニットには光軸に対して垂直
面内に直交する2軸方向と光軸周りの回転軸に移動可能
なAAステージと、光軸に対して垂直面内に直交する2
軸の軸周りの回転軸方向に移動可能なAA角度調整機構
を配設し、さらに光軸とAA光軸の相対ズレを随時計測
できるSR光軸モニタを併設している。もちろん上記A
Aユニットとマスクチャック部、ウエハステージ位置決
め用の位置計測手段は一体的に固定されているのでAA
ステージ駆動時、AA角度調整時には3者一体で移動す
る。
【0019】上記構成により、ウエハステージ移動によ
るアライナ本体の姿勢変動が発生しても光軸とAA光軸
は支持系が別なので姿勢が変動することはなく、ランア
ウトエラーは生じない。さらにウエハステージ位置決め
用の位置計測手段をアライナ本体と別支持系で構成する
ことにより、アライナ本体の姿勢変動が発生してもその
変化量を前記ウエハステージ位置決め用の位置計測手段
で随時計測し、ウエハステージにフィードバックでき
る。
【0020】いうまでもなく、ウエハステージの補正時
間は、応答性がよいのでエアバネの姿勢補正時間に比べ
て十分速く、またアクティブダンパを使用した時よりも
低価格で同様の効果を得ることができる。
【0021】したがってアライナ本体の姿勢変動が発生
しても光軸とAA光軸の位置関係にはまったく影響しな
い。また、これらとウエハの位置関係にもほとんど影響
しない。
【0022】さらに光軸側がズレても、光軸のAAユニ
ット(光軸)に対するズレを随時計測できるSRモニタ
で検知し、AAユニットのAA角度調整機構やAAステ
ージで補正することにより、ランアウトエラーが生じる
ことはなく、高精度な重ね合せ露光を可能にしている。
もちろんAAユニットの補正駆動を行うことによるAA
ユニットとマスク、ウエハの関係については、AAユニ
ットとマスクチャック部、ウエハステージ位置決めよう
の位置計測手段を一体的に固定していることにより、3
者の位置関係がずれることはない。言い替えればウエハ
ステージ位置決め用の位置計測手段を光軸基準で設置し
ているので光軸側がズレてもウエハステージとの関係が
ずれることはない。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るX線アライナの構成を示す。同図において100はX
線を発生させるSRユニットであり、光源架台101上
にSR発光装置102が載置されており、発光点103
よりX線104を放射する。
【0024】105はX(水平)方向に細長いシートビ
ーム状のSR−X線104をY(鉛直)方向に拡大する
ため、その反射面が凸状に加工された第1ミラー、10
6は第1ミラー105で発散されたX線束107をその
中心軸が水平となるように反射する第2ミラーである。
第2ミラー106で反射されたX線束は露光用の照明光
108としてアライナ本体109に入射される。
【0025】110は第1ミラー105および第2ミラ
ー106の周囲を所望の真空雰囲気とするためのミラー
チャンバ、111は第1ミラー105の姿勢を調節する
ために用いられる第1ミラー駆動装置、112は第2ミ
ラー106の姿勢を調節するために用いられる第2ミラ
ー駆動装置である。これらのミラーユニット113はミ
ラー架台114に載置されている。
【0026】115は露光量を制御するシャッタユニッ
トで、シャッタ固定台141に取り付けられたシャッタ
軸117および118、ならびに各シャッタ軸117、
117間および118、118間に張架されたシャッタ
膜119および120により構成されている。シャッタ
膜119および120はそれぞれ各辺が露光領域の寸法
より長い長方形の開口(シャッタアパーチャ)121お
よび122を有するエンドレスのスチール(SUS)ベ
ルトにより構成されている。
【0027】ビームライン・AA固定架台145に支持
されている143は、シャッタユニット115、AAユ
ニット139とを取り付けるためのAAフレームであ
り、シャッタユニット115、AAユニット139とマ
スクチャック125上のマスク123およびウエハ6軸
ステージ142上のウエハ126の周囲を所望のヘリウ
ム雰囲気に保つことが可能なチャンバ構成となってお
り、アライナ本体109と柔軟に接続するベローズa1
44でアライナ本体109に連通している。もちろんチ
ャンバ内を減圧状態にしてもアライナ本体109とAA
フレーム143との間のベローズa144が収縮しない
ように工夫がなされている。
【0028】134および135はミラーチャンバ11
0とAAフレーム143およびアライナ本体109とを
それぞれの雰囲気を保って接続するための配管スプー
ル、137は照明光108を透過してかつミラーチャン
バ110内の真空雰囲気とAAフレーム143およびア
ライナ本体109内のヘリウム雰囲気とを絶縁するベリ
リウム窓であり、ビームライン・AA固定架台145に
支持されている。
【0029】109はアライナ本体である。139はA
Aフレーム143に支持され、露光光軸に対して直交す
る2軸の軸周り回転方向(ωx,ωy)に駆動可能なA
Aチルトステージ147、および露光光軸に対して直交
する2軸方向(X,Y)とX線光軸の軸周り回転方向
(ωz)に移動可能なAAステージ156上にAA固定
部材157を介して配設されたオートアライメントユニ
ット(以後AAユニット)であり、AAユニット139
に対するマスク123、およびマスク123に対するウ
エハ126の位置ずれを高精度に測定する。
【0030】123は金等のX線不透過材料により転写
パターンが形成されたマスク、125はマスク123を
保持するためのマスクチャックであり、前記AA固定部
材157に支持されていることでAAユニット139と
一体的に固定されている。
【0031】126はマスク123の像を転写しようと
するウエハ、128はウエハ126をウエハ6軸ステー
ジ142上に固定するためのウエハチャック、142は
ウエハ126を搭載して移動可能なウエハ6軸ステージ
である。ウエハ6軸ステージ142の位置検出手段であ
るレーザ干渉計148はX,Y,ωx,ωy,ωzを計
測し、AA固定部材157の延長部材である干渉計固定
部材158に固定されている。
【0032】レーザ干渉計148の計測対象面である干
渉計ミラー150はウエハ6軸ステージ142上に固定
されている。レーザを出力するレーザヘッド159はA
Aフレーム143に支持され、ベローズa144と同様
の構成でアライナ本体109と柔軟に接続するベローズ
c149の連通部に光ファイバケーブル160を通して
レーザ干渉計148に接続している。レーザ干渉計14
8およびレーザヘッド159が上記構成にて設置されて
いることにより、AAユニット139およびマスク12
3と一体的に固定されている。ここでレーザ干渉計14
8とAAユニット139およびマスク123の一体的な
固定は、ネジ締付け等の機械的固定が望ましいが、例え
ばレーザ干渉計148にAAステージ156、AAチル
トステージ147と同等のレーザ干渉計用ステージ(不
図示)を別の支持系から構成し、AAユニット139と
の相対位置関係がずれないように前記レーザ干渉計用ス
テージを制御して、見かけ上AAユニット139とレー
ザ干渉計148が一体的に移動(同期)する構成でもよ
い。ただし制御系が多少複雑になる。
【0033】146a,146bは照明光108の露光
光軸ずれを監視するSR光軸モニタである。SR光軸モ
ニタは、露光光軸上の離れた少なくとも2地点でSR光
の位置をモニタすることにより、SR光軸の位置および
角度を検出するものである。各地点のSR光の位置をモ
ニタするには、例えば、2個以上のSR光強度センサを
挟み込むように配置し、それらからの出力を比較するこ
とにより行うことができる。2個のSR光強度センサを
用いることにより、SR光の位置を1次元の情報として
求めることができる。3個あるいはそれ以上のSR光強
度センサを用いることによりSR光の位置は2次元の情
報として完全に求めることができる。
【0034】146aはSR光軸モニタを2地点に配置
する場合の片方のセンサ群であり、AAユニット139
に固定されている。もう一方のセンサ群146bは第2
ミラー106で発散した直後の光軸を挟み込むようにミ
ラーチャンバ110上に固定されている。この二つのセ
ンサ群でそれぞれ強度プロファイルを測定することによ
り、所定の位置からのSR光軸ズレ(XY、チルト方
向)監視を可能にしている。
【0035】129はウエハ6軸ステージ142等を取
り付けるためのアライナフレームでAAフレームと連通
して所望の雰囲気に保つことが可能なチャンバ構成とな
っている。
【0036】130はアライナフレーム129が載置さ
れるアライナベース、アライナベース130は少なくと
も3つのエアバネ131により、3箇所で支持されてい
る。上記構成でウエハ126に露光する際は、1ショッ
トごとにウエハ6軸ステージ142をステップ駆動し、
AAユニット139とウエハ6軸ステージ142でマス
ク123とウエハ126の位置合せを行い、ウエハ12
6内に複数個のマスクパターンを転写するが、SR光源
ユニット100、ミラーユニット113およびアライナ
本体109がすべて別の支持系で構成されていることに
よる3者の相対位置変動、つまりSR光源ユニット10
0とミラーユニット113を経たX線光軸とアライナ本
体109の基準姿勢とのズレに対して、以下に示す解決
手段を講じている。
【0037】まずアライナ本体109の姿勢変動(特に
ステージ移動による)については、ウエハ6軸ステージ
142の位置検出手段であるレーザ干渉計148をアラ
イナ本体109と別支持系で構成したことにより、姿勢
変動分はステージ位置ずれとして現われる。
【0038】しかし通常、ステージ位置決めは位置検出
手段であるレーザ干渉計148での位置決めフィードバ
ック制御を使用しているので姿勢変動による位置ずれ分
は随時ウエハ6軸ステージ142にて補正される。
【0039】したがってアライナ本体の姿勢変動が発生
してもX線光軸とAA光軸の位置関係にはまったく影響
しない。また、これらとウエハの位置関係にもほとんど
影響しない。
【0040】次にSR光源ユニット100、ミラーユニ
ット113等のX線光軸側(照明光108)がアライナ
本体109に対して姿勢変動した場合(照明光108の
光軸変動)については、一方をミラーユニット113に
併設したSR光軸モニタ146bと、一方をAAユニッ
ト139に併設したSR光軸モニタ146aでSR光軸
のズレ量を検知、そのズレ量を元にAAステージ156
およびAAチルトステージ147を駆動して、ずれたX
線光軸側(照明光108)に合せ込む。
【0041】AAユニット139、マスク123および
レーザ干渉計148は一体的に固定しているのでこの補
正により、レーザ干渉計148とウエハ6軸ステージ1
42の位置関係がずれることになるが、上述したように
ステージ位置決めは位置検出手段であるレーザ干渉計1
48での位置決めフィードバック制御を使用しているの
でウエハ6軸ステージ142もAAユニット139の移
動に追従していく。
【0042】またAAユニット139をX線光軸(照明
光108)のずれに合わせ込んだことにより、シャッタ
ユニット115と露光位置(AAユニット139、マス
ク123、ウエハ126の露光ショット位置)の関係が
ずれるが、その分(Y方向)は露光位置の移動に応じ
て、露光量補正を行うシャッタアパーチャ121,12
2の開口駆動原点を移動させることで、露光位置が移動
しても均一な露光量補正を可能にしている。
【0043】ここでX線光軸の光軸周りのずれについて
は、記載を省略しているが、必要であればAAステージ
156に光軸周り(ωz)の自由度、そしてシャッタユ
ニット115にも光軸周り(ωz)の自由度を構成し、
他の軸と同様にX線光軸のずれに対してそれぞれを合せ
込めば良い。したがってX線光軸側(照明光108)の
姿勢変動が発生してもX線光軸とAA光軸、ウエハの位
置関係にはまったく影響しない。
【0044】なお、本実施形態ではマスク123とウエ
ハ126の支持系を分離したので両者の間隔(Z方向)
を一定に保たなければならないが、この両者の間隔(Z
方向)を測定する計測手段を図3に示す。
【0045】同図において図1と同じ構成部分は説明を
省略する。
【0046】161aはマスクチャック125に固定さ
れ、マスク123とウエハ126のギャップ計測を非接
触で行うギャップセンサAであり、傾き分を考慮するた
めに、ある間隔で複数個(例えば3個)配設されてい
る。
【0047】同図において、161bはさらにもう一つ
のマスク、ウエハ管の間隔測定手段であり、AAフレー
ム143に固定され、AAフレーム143とアライナフ
レーム129のギャップ計測を非接触行うギャップセン
サBであり、傾き分を考慮するために、ある間隔で複数
個(例えば3個)配設されている。
【0048】図3には、2つのセンサを設ける態様を記
載しているが、もちろんこれらのギャップセンサ161
a,161bは上記間隔測定手段の一例であり、どちら
か片方でもよい。
【0049】162はアライナフレーム129をZ方向
に駆動するためのアライナZステージである。
【0050】上記構成でギャップセンサA161a(ま
たはギャップセンサB161b)はウエハ126とマス
ク123のZ方向間隔(またはAAフレーム143とア
ライナフレーム129のZ方向間隔)を常時監視し、例
えばウエハ6軸ステージ142のXYステップ移動等で
両者のZ方向間隔に変動があればその変動分をコントロ
ーラー163を介してウエハ6軸ステージ142のZス
テージにフィードバックすることにより、両者の間隔
(Z方向)を一定に保つことができる。フィードバック
駆動については上記したウエハ6軸ステージ142の他
に図3で追加したアライナZステージ162を使用して
もよい。
【0051】図2に本発明の他の実施形態に係るアライ
ナの構成を示す。同図においてSR光源ユニット100
やミラーユニット113等の図1と同じ構成部分は説明
を省略する。
【0052】151はビームライン固定架台であり、ミ
ラーチャンバ110とアライナ本体109をそれぞれの
雰囲気を保って接続するための配管スプール134,1
35を支持している。
【0053】152はAAユニット139、シャッタユ
ニット115等をアライナフレーム129外で支持して
いるAA架台であり、アライナフレーム129内に構成
したAAユニット139、シャッタユニット115等を
支持ロッド153を介して支持している。支持ロッド1
53はアライナフレーム129内の雰囲気を維持し、か
つアライナフレーム129の振動をAA架台152に伝
達させないため、非接触で導入口と支持ロッド153と
のすき間を磁性流体シール155でシールしている。
【0054】AAユニット139、シャッタユニット1
15、マスク123、マスクチャック125、ウエハ6
軸ステージ142の位置検出手段であるレーザ干渉計1
48、レーザヘッド159、および光ファイバケーブル
160はすべてAAステージベース154上に一体的に
固定され、前記AAステージベース154は支持ロッド
153に配設された露光光軸に対して直交する2軸の軸
周り回転方向(ωx,ωy)に駆動可能なAAチルトス
テージ147、および露光光軸に対して直交する2軸
(X,Y)とX線光軸周りの回転方向(ωz)に移動可
能なAAステージ156上に固定されている。
【0055】上記アライナフレーム129はウエハ6軸
ステージ142等を取り付けるためのアライナフレーム
でかつ、ウエハ6軸ステージ142はもちろんのこと前
記した支持ロッド153上のユニットを所望の雰囲気に
保つことが可能なチャンバ構成となっている。
【0056】上記構成で、図1の実施形態1と同様にS
R光源ユニット100とミラーユニット113を経たX
線光軸とアライナ本体109の基準姿勢との相対ズレに
対して、以下に示す解決手段を講じている。
【0057】まずアライナ本体109の姿勢変動(特に
ステージ移動による)については、図1の実施形態1と
同様、ウエハ6軸ステージ142の位置検出手段である
レーザ干渉計148をアライナ本体109と別支持系で
構成したことにより、姿勢変動分はステージ位置ずれと
して、随時ウエハ6軸ステージ142にて補正(制御)
される。
【0058】次にSR光源ユニット100とミラーユニ
ット113等のX線光軸側(照明光108)がアライナ
本体109に対して姿勢が変動した場合(照明光108
の光軸変動)についても、図1の実施形態1と同様に、
SR光軸モニタ146a,146bでSR光軸ズレを検
知、そのズレ量を元にAAステージ156およびAAチ
ルトステージ147を駆動して、AAユニット139を
ずれたX線光軸(照明光108)に合わせ込む。
【0059】ここで本実施形態では、シャッタユニット
115をAAユニット139と一体的に固定したことに
より、シャッタユニット115も常にX線光軸(照明光
108)と露光位置(AAユニット139、マスク12
3、ウエハ126の露光ショット位置)に合わせ込まれ
る。したがって実施形態2では、シャッタユニット11
5と前記露光位置の関係がずれることがないため、実施
形態1で行ったシャッタアパーチャ(121,122)
の開口駆動原点の移動を省略することができ、制御系を
簡略化することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明は上述の通り、SR光源ユニット
100、ミラーユニット113、およびアライナ本体1
09がすべて別の支持系で構成されていることによる3
者の相対位置変動がX線光軸側(照明光108)とアラ
イナ本体109の各々でズレてもランアウトエラーや露
光ムラが増加せず、かつスループット(チップコスト)
への影響を極力抑え、装置コスト的にも低価格なX線露
光装置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るX線アライナの構成
図である。
【図2】 本発明の他の実施形態に係るX線アライナの
構成図である。
【図3】 図1のX線アライナの詳細説明図である。
【図4】 従来のX線アライナの構成図である。
【符号の説明】
100:SR光源ユニット、101:光源架台、10
2:SR発光装置、103:発光点、104:X線、1
05:第1ミラー、106:第2ミラー、107:X線
束、108:照明光、109:アライナ本体、110:
ミラーチャンバ、111:第1ミラー駆動装置、11
2:第2ミラー駆動装置、113:ミラーユニット、1
14:ミラー架台、115:シャッタユニット、11
6:シャッタステー、117,118:シャッタ軸、1
19,120:シャッタ膜、121,122:開口(シ
ャッタアパーチャ)、123:マスク、124:マスク
ステージ、125:マスクチャック、126:ウエハ、
127:ウエハステージ、128:ウエハチャック、1
29:アライナフレーム、130:アライナベース、1
31:エアバネ、132:非接触変位計、133:ヘリ
ウムチャンバ、134,135:配管スプール、13
6:ベローズB、137:ベリリウム窓、138:床、
139:AAユニット、140:空気量調節機構、14
1:シャッタ固定台、142:ウエハ6軸ステージ、1
43:AAフレーム、144:ベローズa、145:ビ
ームライン・AA固定架台、146:SR光軸モニタ、
147:AAチルトステージ、148:レーザ干渉計、
149:ベローズc、150:干渉計ミラー、151:
ビームライン固定架台、152:AA架台、153:支
持ロッド、154:AAステージベース、155:磁性
流体シール、156:AAステージ、157:AA固定
部材、158:干渉計固定部材、159:レーザヘッ
ド、160:光ファイバケーブル、161:ギャップセ
ンサA,B、162:アライナZステージ、163:コ
ントローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されているパターンをウエ
    ハに焼付けるために、放射光で前記マスクを介して前記
    ウエハを露光する露光装置であって、前記放射光を照射
    するための発光部と、前記ウエハを保持、搬送するウエ
    ハステージ部を有するステッパ本体がそれぞれ別の支持
    系にて支持され、 前記ウエハと前記マスクの位置合せ計測を行うアライメ
    ント計測部、ウエハステージ部の位置計測手段および前
    記マスクを前記ステッパ本体と別の支持系で支持したこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記ウエハステージ部の位置計測手段は
    前記マスクが計測基準となるように前記マスクと同一の
    支持系でかつ一体的に固定した請求項1記載の露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記放射光はシンクロトロン発光部から
    のX線であることを特徴とする請求項1〜2のいずれか
    に記載の露光装置。
JP8104805A 1996-04-03 1996-04-03 露光装置 Pending JPH09275062A (ja)

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