JPH09274972A - ビデオ信号伝送用接続器、並びに該接続器を備えたビデオ信号伝送装置及びビデオ信号伝送システム - Google Patents

ビデオ信号伝送用接続器、並びに該接続器を備えたビデオ信号伝送装置及びビデオ信号伝送システム

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JPH09274972A
JPH09274972A JP8213031A JP21303196A JPH09274972A JP H09274972 A JPH09274972 A JP H09274972A JP 8213031 A JP8213031 A JP 8213031A JP 21303196 A JP21303196 A JP 21303196A JP H09274972 A JPH09274972 A JP H09274972A
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JP
Japan
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video signal
cable
connector
signal
transmission
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JP8213031A
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Kenji Matsushita
健司 松下
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CABLE TEC JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外来ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少な
く、画質や音質を劣化させることなくビデオ信号を長距
離伝送できる、軽量・安価で取り扱いが容易なビデオ信
号伝送装置及びビデオ伝送システム並びにそれらに用い
る接続器を提供する。 【解決手段】 テレビカメラ200の信号出力部の出力
インピーダンス及びモニターテレビ300の信号入力部
の入力インピーダンスと、ツイストペアケーブル(UT
P)101の特性インピーダンスとを、ビデオ信号の周
波数帯域の全域にわたって整合させる絶縁接続型のイン
ピーダンス整合トランスを用いて接続器110、120
を構成する。音声信号用のトランス113、123の巻
線間にはコンデンサ115、125を接続する。接続器
110,120、UTPケーブル等によりビデオ信号伝
送装置100が構成され、このビデオ信号伝送用具10
0、テレビカメラ及びモニターテレビ等によりビデオ信
号伝送システムが構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラ、ビ
デオデッキ、パソコン本体等のビデオ信号発信装置とツ
イストペアケーブルとの間のビデオ信号伝送を中継する
ビデオ信号伝送用接続器、CRTディスプレイ装置、液
晶ディスプレイ装置、液晶プロジェクター等のビデオ信
号受信装置とツイストペアケーブルとを接続するビデオ
信号伝送用接続器、並びに該接続器を用いたビデオ信号
伝送装置及びビデオ信号伝送システムに係り、特に長距
離を隔てて設置したビデオ信号発信装置とビデオ信号受
信装置との間でビデオ信号の伝送を可能としたビデオ信
号伝送用接続器、ビデオ信号伝送装置及びビデオ信号伝
送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオ信号発信装置とビデオ信号
受信装置との間でビデオ信号(映像信号、音声信号)の
伝送するためのケーブルとしては、映像信号伝送用とし
て同軸ケーブルが用いられ、音声信号伝送用としてシー
ルドケーブルが用いられ、不平衡型伝送方式でビデオ信
号を伝送していた。例えば、図19(a)に示すよう
に、ビデオ信号発信装置としてのテレビカメラ200の
信号出力部と、ビデオ信号受信装置としてのモニターテ
レビ300の信号入力部との間を、映像信号伝送用の同
軸ケーブル(特性インピーダンス:75Ω)401及び
音声信号伝送用のシールドケーブル(特性インピーダン
ス:600Ω)402を用いて接続していた。このよう
にシールドケーブルや同軸ケーブルが用いられているの
は、外部ノイズを受けにくいことや、不要電磁波の輻射
が少ない等が常識とされていたからである。
【0003】上記シールドケーブル、同軸ケーブル又は
それらを組み合わせた複合ケーブルを用いてビデオ信号
を伝送する場合、そのケーブルの長さに比例して信号強
度が減衰するため、十数メートルの伝送が限界であっ
た。そのため、長距離を隔てて設置したビデオ信号発信
装置とビデオ信号受信装置との間でビデオ信号の伝送す
るためには、ケーブルの途中に増幅器を設置したり、減
衰量の少ない太いケーブルを使用したりして、画質や音
質の劣化を補う必要があった。例えば、図19(b)に
示すように、互いに200〜300m離れた場所に設定
されているテレビカメラ200とモニターテレビ300
との間でビデオ信号を伝送するために、映像信号伝送用
の同軸ケーブル401及び音声信号伝送用のシールドケ
ーブル402の途中に、映像信号及び音声信号を増幅す
るための中継用の増幅器403を設けていた。
【0004】ところが、上記長距離のビデオ信号伝送の
ためにシールドケーブルや同軸ケーブルの途中に増幅器
を設置した場合、その増幅器の調整が必要であり、専門
的な知識が必要であった。また、上記増幅器のために内
部電源や外部電源を設ける必要があった。このようにビ
デオ信号伝送装置として用いる際に、取り扱いが容易で
なかった。
【0005】また、上記シールドケーブル、同軸ケーブ
ル又はそれらを組み合わせた複合ケーブルは、他のケー
ブル例えばツイストペアケーブルと比較した場合、単位
長あたりの重さが重く、しかも高価であった。長距離伝
送用に長いケーブルを用いたり、画質や音質の劣化防止
のために太いケーブルを用いたりした場合は、更に重
く、高価なものとなる。
【0006】そこで、本発明者は、上記不具合を有する
同軸ケーブルなどを用いる代わりに、パソコンLAN等
で使用される平衡型伝送方式のツイストペアケーブル
(例えば、UTPカテゴリー5ケーブル)をビデオ信号
の長距離伝送に用いることに着目した。この平衡型のツ
イストペアケーブルを用いてビデオ信号を伝送する場
合、ビデオ信号発信装置又はビデオ信号受信装置の不平
衡型の入出力部と、平衡型のツイストペアケーブルとを
電気的に接続する接続器が必要となる。
【0007】上記ビデオ信号発信装置又はビデオ信号受
信装置(ビデオチャンネル、オーディオチャンネル)と
ツイストペアケーブルとを接続する接続器としては、例
えば特開平6−284042号公報において、不平衡型
と平衡型との変換を行うためのトランスを介して接続す
る簡易型の接続器が提案されている。そして、その映像
信号用のビデオチャンネルに用いるトランスの好ましい
実施例として、ビデオチャンネルの同軸コネクタの信号
部分に一次巻線の一端を接続し、該同軸コネクタの接地
部分を二次巻線の一端を接続するとともに、該一次巻線
及び二次巻線の他端をツイストペアケーブルのモジュラ
ージャックに接続したトランスが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者が
鋭意研究を行った結果、上記特開平6−284042号
公報に開示されているようにトランスを接続して用いる
場合には次のような不具合があることがわかった。すな
わち、映像信号の周波数帯域(数10Hz〜数MHz)
の全域にわたってビデオ信号の発信装置又は受信装置と
ツイストペアケーブルとの間のインピーダンス整合を良
好に行うことが難しいため、信号の反射が発生してエネ
ルギーを有効に伝送することができないという不具合、
及びインピーダンスの不整合により伝送ひずみが発生し
て画質を劣化させることなく映像信号を長距離伝送する
ことができない場合があるという不具合があった。ま
た、ツイストペアケーブルによる伝送路が不完全な平衡
型伝送路となり、外来ノイズの影響を受けやすく、不要
電磁波の輻射が発生しやすいという不具合があった。ま
た、ビデオ信号発信装置などの電源投入時やケーブル接
続時、あるいは落雷が発生したときなどに、ツイストペ
アケーブルに帯電した静電気が装置の信号入力部又は信
号出力部に直接加わり、装置を破損してしまうおそれが
あった。特に、上記信号入力部又は信号出力部に使用さ
れているCMOS−IC等は静電気に極めて弱く、破損
される可能性が高い。
【0009】本発明は以上の背景のもとでなされたもの
であり、その目的は、ツイストペアケーブルを用いて、
外来ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少なく、画質等
を劣化させることなくビデオ信号を長距離伝送できる、
軽量・安価で取り扱いが容易なビデオ信号伝送装置及び
ビデオ信号伝送システム、並びにそれらに用いるビデオ
信号伝送用接続器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ビデオ信号発信装置の信号出力
部又はビデオ信号受信装置の信号入力部と、平衡型伝送
方式によるビデオ信号の伝送に用いるツイストペアケー
ブルの一端部とを電気的に接続するビデオ信号伝送用接
続器であって、上記信号出力部の出力インピーダンス又
は上記信号入力部の入力インピーダンスと上記ツイスト
ペアケーブルの特性インピーダンスとを、ビデオ信号の
周波数帯域の全域にわたって整合させるインピーダンス
整合トランスを備えたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明は、ビデオ信号発信装置の
信号出力部又はビデオ信号受信装置の信号入力部と、平
衡型伝送方式によるビデオ信号の伝送に用いるツイスト
ペアケーブルの一端部とを電気的に接続するビデオ信号
伝送用接続器であって、上記信号出力部又は上記信号入
力部に一方の巻線が接続され、上記ツイストペアケーブ
ルの一端部に他方の巻線が接続されたインピーダンス整
合トランスを備えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項3の発明は、上記ビデオ信号の一つ
である音声信号を伝送するためのインピーダンス整合ト
ランスを備えた請求項2のビデオ信号伝送用接続器にお
いて、上記音声信号の周波数帯域の上限周波数よりも高
い高周波ノイズ信号をバイパスするバイパスコンデンサ
を、上記インピーダンス整合トランスのツイストペアケ
ーブル側に接続される巻線の一端と、上記信号出力部又
は上記信号入力部側に接続される巻線のグランド端との
間に接続したことを特徴とするものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
ビデオ信号伝送用接続器と、平衡型伝送方式によるビデ
オ信号の伝送に用いるツイストペアケーブルとを備えた
ことを特徴とするビデオ信号伝送装置である。
【0014】請求項5の発明は、請求項1、2又は3の
ビデオ信号伝送用接続器と、平衡型伝送方式によるビデ
オ信号の伝送に用いるツイストペアケーブルと、ビデオ
信号発信装置と、ビデオ信号受信装置とを備えたことを
特徴とするビデオ信号伝送システムである。
【0015】ここで、上記各請求項の発明におけるビデ
オ信号は、映像に関する映像信号(同期信号等も含
む)、音声に関する音声信号、又は該映像信号と該音声
信号との合成信号である。
【0016】また、上記請求項5の発明において、上記
ビデオ信号発信装置及びビデオ信号受信装置は、それぞ
れビデオ信号受信機能及びビデオ信号発信機能を備えた
ものであってもよい。
【0017】請求項1のビデオ信号伝送用接続器におい
ては、ビデオ信号発信装置の信号出力部から出力された
ビデオ信号を、平衡型伝送方式によるビデオ信号の伝送
に用いるツイストペアケーブルの一端部に入力する。又
は、ツイストペアケーブルを通して平衡型伝送方式で伝
送されてきたビデオ信号を、ビデオ信号受信装置の信号
入力部に入力する。ここで、本接続器に設けたインピー
ダンス整合トランスにより、ビデオ信号発信装置の信号
出力部の出力インピーダンス又はビデオ信号受信装置の
信号入力部の入力インピーダンスと、ツイストペアケー
ブルの特性インピーダンスとを、ビデオ信号の周波数帯
域の全域にわたって整合させているため、信号の反射波
が生じなくなり、ビデオ信号の信号波形のひずみや信号
強度の大きな低下が発生しない。
【0018】請求項2のビデオ信号伝送用接続器におい
ては、ビデオ信号発信装置の信号出力部又はビデオ信号
受信装置の信号入力部に一方の巻線が接続され、ツイス
トペアケーブルの一端部に他方の巻線が接続されるイン
ピーダンス整合トランスを用いることにより、上記信号
出力部又は信号受信部とツイストペアケーブルとの間を
直流的に絶縁する。また、このようにインピーダンス整
合トランスとツイストペアケーブルとを接続することに
より、ツイストペアケーブルの対になっているツイスト
ペア線を直流的に短絡する。
【0019】請求項3のビデオ信号伝送用接続器におい
ては、音声信号伝送用のツイストペア線に発生した高周
波ノイズ信号を、バイパスコンデンサを介してグランド
に逃がし、該高周波ノイズ信号がビデオ信号発信装置の
信号出力部又はビデオ受信装置の信号入力部に戻ろうと
するのを阻止する。特に、TV等のビデオ信号受信装置
の内部に設けられた垂直・水平同期信号発生器では垂直
・水平同期信号の高調波である高周波ノイズ信号が発生
し、その高周波ノイズ信号が接続器のトランスを通過し
て音声信号伝送用のツイストペア線に入る場合がある。
この音声信号伝送用のツイストペア線上の高周波ノイズ
を上記バイパスコンデンサを介してグランドに逃がし、
該高周波ノイズ信号がビデオ信号受信装置の信号入力部
へ戻ろうとするのを阻止する。
【0020】請求項4のビデオ信号伝送装置において
は、ビデオ信号発信装置用の接続器とツイストペアケー
ブルとを組み合わせた場合、上記接続器により、ビデオ
信号発信装置の信号出力部から出力されたビデオ信号を
ツイストペアケーブルの一端部に入力する。そして、こ
のツイストペアケーブルの一端部に入力されたビデオ信
号を、平衡型伝送方式によってツイストペアケーブルの
他端部まで伝送させる。また、ビデオ信号受信装置用の
接続器とツイストペアケーブルとを組み合わせた場合、
上記接続器により、ツイストペアケーブルの一端部から
平衡型伝送方式によって伝送されてきたビデオ信号をビ
デオ信号受信装置の信号入力部に入力する。また、ビデ
オ信号発信装置用の接続器及びビデオ信号受信装置用の
接続器とツイストペアケーブルとを組み合わせた場合、
ビデオ信号発信装置側の接続器により、ビデオ信号発信
装置の信号出力部から出力されたビデオ信号をツイスト
ペアケーブルの一端部に入力する。このビデオ信号を、
平衡型伝送方式によってツイストペアケーブルの他端部
に伝送し、ビデオ信号受信装置側の接続器によりビデオ
信号受信装置の信号入力部に入力する。
【0021】請求項5のビデオ信号伝送システムにおい
ては、ビデオ信号発信装置により、外部から取得した映
像及び又は音声情報、記録媒体に記録されている映像及
び又は音声情報等に基づいて、ビデオ信号を発信する。
このビデオ信号発信装置の信号出力部から出力されたビ
デオ信号を、ビデオ信号発信装置側の接続器でツイスト
ペアケーブルの一端部に入力する。そして、このビデオ
信号を、平衡型伝送方式によってツイストペアケーブル
の他端部に伝送し、ビデオ信号受信装置側の接続器でビ
デオ信号受信装置の信号入力部に入力する。そして、ビ
デオ信号受信装置では受信したビデオ信号に基づいて映
像及び又は音声情報の表示、記録等を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。 〔実施形態1〕図1(a)は、本実施形態に係るビデオ
信号伝送装置の概略構成を示す説明図であり、図1
(b)は同ビデオ信号伝送装置の電気回路図である。図
1(a)に示すように、このビデオ信号伝送装置100
は、ビデオ信号発信装置としてのテレビカメラ200か
らビデオ信号受信装置としてのモニタテレビ300にビ
デオ信号を平衡型伝送方式で伝送するものであり、40
0m程度のシールドなしツイストペアケーブル(以下
「UTPケーブル」という。)101と、テレビカメラ
200側のビデオ信号伝送用接続器(以下「接続器」と
いう)110と、モニターテレビ300側の接続器12
0とにより構成されている。
【0023】上記UTPケーブル101は、IEEE8
02.3のカテゴリー5に準拠したツイストペア線4対
を含んだケーブルで、一般的に市販されているものと同
様のものである。このケーブルは最近の技術開発により
電気的性能が向上し、同軸ケーブルに比較して製造原価
が安価であるため、例えば代表的なコンピュータネット
ワーク方式であるFAST ETHERNET(伝送速
度:100Mbps)にも用いられるようになったもの
であり、このFAST ETHERNET上では、1対
が信号送信用に他の1対が信号受信用に用いられてい
る。
【0024】また、この平衡型伝送方式で用いるUTP
ケーブルは、1対のツイストペア線に着目した場合、外
部で発生した磁束がその1対のツイストペア線で形成さ
れている多数の小ループに鎖交しても、同じツイストペ
ア線上で隣合う小ループで発生したノイズ電流が相殺さ
れるというノイズ信号の相殺作用があり、外部からの誘
導結合によるノイズの影響を受けにくいという特長があ
る。更に、このノイズ信号の相殺作用により、1対のツ
イストペア線上の信号が他の対のツイストペア線上の信
号の影響を受けにくく、クロストークがツイストペアを
用いない通常のストレートケーブルに比較して20〜4
0dBも改善されるという特長がある。
【0025】また、上記UTPケーブルの各線間の静電
容量は、75Ω同軸ケーブルと同程度又はそれ以下とな
ってきたため、高速伝送、高周波伝送でも十分に使用で
きるようになってきた。例えば、現在市販されているU
TPケーブルの各線間の静電容量は、住友電気工業製の
UTPカテゴリー5ケーブル(カタログ値)で最大5
5.8pF/m@1kHzであり、75Ω同軸ケーブル
の線間の静電容量は、日立電線製の3C2V(カタログ
値)で67pF/m@1kHzである。
【0026】また、上記UTPケーブルの減衰量は、パ
ソコン本体とモニターとの間で通常使用されている75
Ω同軸ケーブルと比べて小さくなり、100〜300m
の距離を中継の増幅器なしで信号伝送できるようになっ
てきた。例えば、現在市販されているUTPケーブルの
減衰量は、岡野電線製のUTPカテゴリー5ケーブル
(カタログ値)で6.5dB/100m(20°C)@
10MHz、住友電気工業製のUTPカテゴリー5ケー
ブル(カタログ値)で6.56dB/100m@10M
Hzであり、実測値では5dB/100m程度である。
一方、75Ω同軸ケーブルは、日立電線製1.5C2V
(カタログ値)で9.6dB/100m(20°C)@
10MHzである。
【0027】本実施形態で用いているUTPケーブル1
01は、その両端にRJ45プラグ(不図示)がストレ
ート結線となるように取り付けられ、1番と2番、3番
と6番、4番と5番、及び7番と8番がそれぞれ対にな
っている。そして、本実施形態では、上記4対のツイス
トペア線のうち、2対をビデオ信号伝送用(映像信号伝
送用+音声信号伝送用)として用いている。なお、図1
(b)では4対のうち2対のツイストペア線の図示を省
略している。
【0028】また、本実施形態に係る接続器110及び
接続器120は互いに同様な構成となっており、それぞ
れ平衡型のインピーダンス整合器111,121と、ケ
ース112,122と、上記UTPケーブル101との
接続のためのRJ−45ジャック(不図示)と、テレビ
カメラ200の出力端子及びモニターテレビ300の入
力端子の種類に応じてケースに取り付けられたRCAジ
ャックやBNCジャック(不図示)とを備えている。こ
の接続器110とテレビカメラ200との間及び接続器
120とモニターテレビ300との間は、それぞれ両端
にRCAジャックやBNCジャックが取り付けられた中
継ケーブル201,301で接続される。このテレビカ
メラ200に接続された中継ケーブル201が信号出力
部となり、モニターテレビ300に接続された中継ケー
ブル301が信号入力部となる。
【0029】上記インピーダンス整合器111,121
は、図1(b)に示すように音声信号用のシールドケー
ブル201a,301a(特性インピーダンス:600
Ω)とUTPケーブル101(特性インピーダンス:1
00Ω)との間のインピーダンス整合を行うインピーダ
ンス整合トランス(以下「トランス」という)113,
123と、映像信号用の同軸ケーブル201b,301
b(特性インピーダンス:75Ω)とUTPケーブル1
01(特性インピーダンス:100Ω)との間のインピ
ーダンス整合を行うトランス114,124とを備えて
いる。
【0030】また、上記トランス113、114、12
3、124はそれぞれ、1次側と2次側の巻線が直流的
に絶縁された絶縁接続型のトランスとなるように各巻線
が電気的に接続され、不平衡型伝送路から平衡型伝送路
(UTPケーブル101)への変換及びその逆方向の伝
送路変換ができるようになっている。より具体的には、
トランス113、114の一方の巻線がテレビカメラ2
00側のコネクタ(不図示)等に接続され、その他方の
巻線がUTPケーブル101側のRJ−45ジャック
(不図示)に接続されている。また、トランス114、
124の一方の巻線がモニターテレビ300側のコネク
タに接続され、その他方の巻線がUTPケーブル101
側のRJ−45ジャック(不図示)に接続されている。
このように絶縁接続型のトランスをインピーダンス整合
トランスとして用いることにより、テレビカメラ200
の信号出力部又はモニタ−テレビ300の信号受信部と
ツイストペアケーブル101との間が直流的に絶縁され
るため、外来ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少な
く、ケーブル101に帯電した静電気によるビデオ信号
発信装置及びビデオ信号受信装置の破損のおそれがな
い。また、ツイストペアケーブル101の対になってい
るツイストペア線同士が直流的に短絡されるため、一対
のツイストペア線間に電荷が蓄積されないようになり、
ケーブル101に帯電した静電気によって上記テレビカ
メラ200やモニタ−テレビ300が破損するおそれが
なくなる
【0031】上記各トランス113、114、123、
124の巻線比は、インピーダンス整合を行なおうとす
る2つのインピーダンスの値に応じて設定する。例え
ば、音声信号伝送路に用いるトランス113、123の
場合、巻線比(装置側の巻数:UTPケーブル側の巻
数)を1:0.408に設定する。また例えば、映像信
号伝送路に用いるトランス114、124の場合、巻線
比(装置側の巻数:UTPケーブル側の巻数)を1:
1.15に設定する。
【0032】また、上記インピーダンス整合をビデオ信
号の周波数帯域の全域において良好に行うことができる
ように、上記トランス113、114、123、124
のインピーダンス特性が上記周波数帯域の全域で平坦で
あることが好ましい。このように平坦なインピーダンス
特性を得るために、本実施形態では、トランスのコア材
としてQが100以上のものを用い、20Hzから2M
Hzまで平坦なインピーダンス特性を得ることができ
た。このようにビデオ信号の周波数帯域の全域において
インピーダンス整合を行うことにより、信号の反射波が
生じなくなるため、ビデオ信号の信号波形のひずみや信
号強度の大きな低下が発生しなくなる。
【0033】また、本実施形態では、UPTケーブル1
01等を接続した状態でビデオ信号のうち数十Hz〜数
MHzにわたる広い周波数帯域の映像信号に対して伝送
損失が0.5dB以下となるように、上記映像信号伝送
路に用いるトランス114,124を構成している。こ
のような広い伝送帯域にするために、1次側と2次側と
の結合係数を1に近づけ、トランスのコア材として超高
透磁率(40000以上)の磁性体であるパーマロイを
用いることにより、少ない巻数で1次側及び2次側のイ
ンダクタンスL1,L2を大きくするとともに、漏れイ
ンダクタンスl1,l2を小さくした。また、トランス
の巻線の導線部分の直径を伝送損失の許容限界となる直
径まで小さくし、巻線の絶縁材料として極薄のポリウレ
タン塗料を採用することにより、巻線間キャパシタンス
を小さくした。具体的には、上記テレビカメラ等の映像
信号関連装置が接続される1次側のインダクタンスL1
を500mH以上、2次側のインダクタンスL2を11
5mH以上(max)、1次側及び2次側を合計した漏れ
インダクタンス(l1+l2)を10μH以下にし、巻
線間キャパシタンスが250pF以下にすることがで
き、また外径寸法も46mm×35mm×22mmで仕
上げることができた。このようにインダクタンスL1,
L2等を設定することにより、トランス114、124
の伝送帯域を20Hz〜4.3MHzとすることができ
た。
【0034】また、上記トランス114、124の絶縁
抵抗は100MΩ@DC500Vであり、耐電圧はDC
500V以上であり、直流巻線抵抗2.0Ω以下(1次
側)及び4.0Ω以下(2次側)であった。
【0035】また、ビデオ信号のうち音声信号を伝送す
る音声信号伝送路に用いるトランス113、123とし
ては、インダクタンスL1が7.0H以上、1次側及び
2次側を合計した漏れインダクタンス(l1+l2)が
7.5mH以下、巻線間キャパシタンスが200pF以
下、絶縁抵抗が100MΩ@DC500V、耐電圧はD
C500V以上、直流巻線抵抗70Ω以下(1次側)及
び30Ω以下(2次側)であるトランスを用い、伝送帯
域は10Hz〜50kHzであった。
【0036】また、上記音声信号伝送路に用いるトラン
ス113、123のインピーダンス100Ω側の巻線の
一端と、600Ω側の巻線のグランド端との間に、それ
ぞれバイパスコンデンサ115、125(0.047μ
Fのマイラーコンデンサ)を接続している。このバイパ
スコンデンサ115、125は、音声信号伝送用のツイ
ストペア線上の高周波ノイズをグランドに逃がすための
ものである。例えば、上記モニタ−テレビ300の垂直
・水平同期信号発生器で発生した垂直・水平同期信号の
高調波である高周波ノイズ信号が、映像信号伝送路側の
トランス113、123を通過してUTPケーブル10
1内に進入し、その高周波ノイズ信号が音声信号伝送用
のツイストペア線上にのってしまう場合がある。この音
声信号伝送用のツイストペア線上の高周波ノイズを上記
バイパスコンデンサ115、125を介してグランドに
逃がし、高周波ノイズ信号がモニタ−テレビ300内に
戻ろうとするのを阻止する。なお、本実施形態では、5
00kHz〜2MHz程度の高周波ノイズ信号をグラン
ドにバイパスするために、上記バイパスコンデンサ11
5、125として0.047μFのコンデンサを用いて
いるが、このコンデンサの静電容量の値は、グランドに
バイパスする高周波のノイズ信号の周波数に応じて設定
する。
【0037】以上、本実施形態によれば、絶縁接続型の
トランス113、114からなるインピーダンス整合器
111を備えた接続器と、絶縁接続型のトランス12
3、124からなるインピーダンス整合器121を備え
た接続器120と、UTPケーブル101とを用いてビ
デオ信号伝送装置100を構成することができ、400
m程度の長距離を隔てて設置したテレビカメラ200と
モニターテレビ300との間で、外来ノイズの影響や不
要電磁波の輻射が少なく、画質や音質を劣化させること
なくビデオ信号を伝送することができる。また、従来の
シールドケーブル、同軸ケーブル又はこれらを組み合わ
せた複合ケーブルに代えてUTPケーブル101を用
い、しかもそのUTPケーブル101の途中に増幅器及
びその電源を設ける必要もないため、軽量・安価で取り
扱いが容易な長距離のビデオ信号伝送装置を構成するこ
とができる。
【0038】〔実施形態2〕図2は本発明の他の実施形
態に係る接続器内に取り付けられたPCBの内部回路図
である。この接続器は、トランス11a,11bからな
る音声信号伝送用の2つのインピーダンス整合器と、ト
ランス12からなる映像信号伝送用のインピーダンス整
合器とを備えている。この接続器で用いる音声信号伝送
用のトランス11a,11bとしては、上記実施形態1
で説明したトランス113、123と同じものを用いる
ことができ、また映像信号伝送用のトランス12として
は、上記実施形態1で説明したトランス114、124
と同じものを用いることができる。また、音声信号伝送
用のトランス11a,11bの各巻線間には、上記実施
形態1と同様に、UTPケーブル101上の高周波ノイ
ズ信号をグランドにバイパスするバイパスコンデンサ1
3a,13bが接続され、これにより、上記高周波ノイ
ズ信号による画質劣化を防止している。
【0039】図3は、上記接続器10を1組用いて構成
した、 テレビカメラ200からUTPケーブル101
を介してモニタ−テレビ300へステレオの音声信号
(L,R)及び映像信号からなるビデオ信号を長距離伝
送するためのビデオ信号伝送装置の概略構成図である。
図3に示すように、各接続器10は、ケースの一側面に
3つのRCAジャック13a,13b,13cと一つの
RJ−45ジャック14が設けられている。このうち2
つのRCAジャック13a,13bにテレビカメラ20
0又はモニタ−テレビ300のステレオ音声信号用の中
継同軸ケーブルが接続され、 RCAジャック13cに
映像信号用の中継同軸ケーブルが接続される。また、上
記RJ−45ジャック14には、UTPケーブルが接続
される。
【0040】以上、本実施形態の接続器10によれば、
テレビカメラ200の出力インピーダンス又はテレビモ
ニタ300の入力インピーダンスとUTPケーブル10
1の特性インピーダンスとの間のインピーダンス整合を
行っていることにより、信号波形のひずみや信号強度の
大きな低下を生じることがないため、400m程度のU
TPケーブルと組み合わせてビデオ信号伝送装置を構成
し、400m程度の長距離を隔てて設置したテレビカメ
ラ200とモニタ−テレビ300との間で、外来ノイズ
の影響や不要電磁波の輻射が少なく、画質を劣化させる
ことなくステレオ音声信号を含むビデオ信号を伝送する
ことができる。
【0041】〔実施形態3〕図4は本発明の更に他の実
施形態に係る接続器内に取り付けられたPCBの内部回
路図である。この接続器は、トランス21a,21bか
らなる音声信号伝送用の2つのインピーダンス整合器
と、トランス22a,22bからなる映像信号伝送用の
2つのインピーダンス整合器とを備えている。この接続
器で用いる音声信号伝送用のトランス21a,21bと
しては、上記実施形態1で説明したトランス113、1
23と同じものを用いることができ、また映像信号伝送
用のトランス22a,22bとしては、上記実施形態1
で説明したトランス114、124と同じものを用いる
ことができる。また、音声信号伝送用のトランス21
a,21bの各巻線間には、上記実施形態1と同様に、
UTPケーブル101上の高周波ノイズ信号をグランド
にバイパスするバイパスコンデンサ23a,23bが接
続され、これにより、上記高周波ノイズ信号による画質
劣化を防止している。
【0042】図5は、上記接続器20を1組用いて構成
した、テレビカメラ200からUTPケーブル101を
介してモニタ−テレビ300へステレオの音声信号
(L,R)及び映像信号からなるビデオ信号を双方向に
長距離伝送するためのビデオ信号伝送装置の概略構成図
である。図5に示すように、各接続器20は、ケースの
一側面に4つのRCAジャック23a,23b,23
c,23dと、一つのS−VHSの映像信号(Y:輝度
信号、C:色信号)伝送用のMINI−DINコネクタ
24と、一つのRJ−45ジャック25が設けられてい
る。このうち2つのRCAジャック23a,23bにテ
レビカメラ200又はモニタ−テレビ300のステレオ
音声信号用の中継同軸ケーブルが接続され、残りのRC
Aジャック23c,23dに映像信号用の中継同軸ケー
ブルが接続される。また、上記RJ−45ジャック14
には、UTPケーブル101が接続される。
【0043】また、図6に示すように、上記RCAジャ
ック23c,23dに映像信号用の中継同軸ケーブルを
接続する代わりに、接続器20のMINI−DINコネ
クタ24に、S−VHS映像信号伝送用の中継ケーブル
を接続し、S−VHSビデオ信号の単方向伝送装置を構
成することもできる。
【0044】以上、本実施形態の接続器20によれば、
テレビカメラ200の出力インピーダンス又はテレビモ
ニタ300の入力インピーダンスとUTPケーブル10
1の特性インピーダンスとの間のインピーダンス整合を
行っていることにより、信号波形のひずみや信号強度の
大きな低下を生じることがないため、400m程度のU
TPケーブルと組み合わせてビデオ信号伝送装置を構成
し、400m程度の長距離を隔てて設置した2組のテレ
ビカメラ200とモニタ−テレビ300との間で、外来
ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少なく、画質を劣化
させることなくステレオ音声信号を含むビデオ信号を双
方向に伝送することができる。また、本実施形態の接続
器20によれば、400m程度の長距離を隔てて設置し
たS−VHS用のテレビカメラ200とモニタ−テレビ
300との間で、外来ノイズの影響や不要電磁波の輻射
が少なく、画質を劣化させることなくステレオ音声信号
及びS−VHSの映像信号(Y:輝度信号、C:色信
号)を含むビデオ信号を伝送することができる。
【0045】〔実施形態4〕図7(a)及び(b)は本
発明の他の実施形態に係る接続器130の側面図及び平
面図である。この接続器130は監視カメラとそのモニ
ターとの間のビデオ信号(映像コンポジット信号)の長
距離伝送に用いる簡易タイプの接続器であり、本体ケー
ス131と、該ケース131内に取り付けられ、インピ
ーダンス整合回路が形成されたPCB(不図示)と、監
視カメラの信号出力部又はモニターの信号入力部と接続
するための装置側中継部132と、UTPケーブルに接
続するためのケーブル側中継部133とにより構成され
ている。
【0046】図8は上記PCBの内部回路図である。こ
のPCBの両端にはそれぞれ8ピンのコネクタージャッ
ク134が取り付けられ、その第7,8ピンがビデオ信
号伝送用として用いられている。そして、各コネクター
ジャック134の第7,8ピン間を結ぶ線の途中には、
インピーダンス整合(75Ω<−>100Ω)用のトラ
ンス135が図8に示すように取り付けられている。こ
のトランス135としては、上記実施形態1で説明した
トランス114、124と同じものを用いることができ
る。
【0047】図9(a)及び(b)は上記装置側中継部
132の平面図及び電気回路図である。この装置側中継
部132は、監視カメラやモニターの外部端子に接続す
るRCAピンプラグ136aが取り付けられた長さ20
0mm程度の中継ケーブル(75Ω同軸ケーブル)13
6、上記本体ケース131にケーブルを固定するための
ブッシング137、上記PCBのコネクタージャック1
34と係合するコネクタープラグ138等により構成さ
れている。
【0048】図10(a)及び(b)は上記ケーブル側
中継部133の平面図及び結線図である。このケーブル
側中継部133は、400mのUTPケーブルの一端部
のRJ−45プラグにメス/メスの結合器(以下、「カ
プラー」という。)を介して接続されるRJ−45プラ
グ139aが取り付けられた長さ100mm程度の中継
ケーブル(UTPカテゴリー5ケーブル)139、上記
本体ケース131にケーブルを固定するためのブッシン
グ137、上記PCBのコネクタージャック134と係
合するコネクタープラグ138等により構成されてい
る。上記中継ケーブル139内の各線と、上記RJ−4
5プラグ139a及び上記コネクタープラグ138との
間の結線は、図10(b)に示すように行った。
【0049】以上、本実施形態に係る接続器130によ
れば、ビデオデッキの出力インピーダンス又はテレビの
入力インピーダンスとUTPケーブルの特性インピーダ
ンスとの間のインピーダンス整合を行っていることによ
り、信号波形のひずみや信号強度の大きな低下を生じる
ことがないため、400mのUTPケーブルと組み合わ
せてビデオ信号伝送装置を構成し、400m程度の長距
離を隔てて設置した監視カメラとモニターとの間で、外
来ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少なく、画質を劣
化させることなくビデオ信号を伝送することができる。
特に、従来のシールドケーブルや同軸ケーブル又はこれ
らを組み合わせた複合ケーブルに代えてUTPケーブル
を用いることができ、しかもそのUTPケーブルの途中
に増幅器及びその電源を設ける必要もないため、軽量・
安価で取り扱いが容易な長距離のビデオ信号伝送装置を
構成することができる。
【0050】〔実施形態5〕図11(a)及び(b)は
本発明の更に他の実施形態に係る接続器140の側面図
及び平面図である。この接続器140は家庭用ビデオデ
ッキとテレビとの間のビデオ信号(ステレオ音声+映像
コンポジット信号)の長距離伝送に用いる接続器であ
り、本体ケース141と、該ケース141内に取り付け
られ、インピーダンス整合回路が形成されたPCB(不
図示)と、ビデオデッキの信号出力部又はテレビの信号
入力部と接続するための装置側中継部142と、UTP
ケーブルに接続するためのケーブル側中継部143とに
より構成されている。
【0051】図12は上記PCBの内部回路図である。
このPCBの両端にはそれぞれ8ピンのコネクタージャ
ック144が取り付けられている。このコネクタージャ
ック144の第7,8ピンが映像信号伝送用、第1〜
3,6ピンが音声信号伝送用として用いられている。そ
して、各コネクタージャック144の第7,8ピン間、
第3,6ピン間、及び第1,2ピン間を結ぶ線の途中に
は、それぞれ映像信号伝送用のインピーダンス整合(7
5Ω<−>100Ω)用のトランス145、音声信号伝
送用のインピーダンス整合(600Ω<−>100Ω)
用のトランス146が図12に示すように取り付けられ
ている。このトランス146としては上記実施形態1で
説明したトランス113、123と同じものを用いるこ
とができ、また映像信号伝送用のトランス145として
は、上記実施形態1で説明したトランス114、124
と同じものを用いることができる。また、図示を省略し
ているが、本実施形態においても上記実施形態1と同様
に、音声信号伝送用のトランス146の各巻線間に、U
TPケーブル101上の高周波ノイズ信号をグランドに
バイパスするバイパスコンデンサを接続するのが好まし
い。このバイパスコンデンサを設けることにより、上記
高周波ノイズ信号による画質劣化を防止することができ
る。
【0052】図13(a)及び(b)は上記装置側中継
部142の平面図及び電気回路図である。この装置側中
継部142は、ビデオデッキやテレビの外部映像端子及
び音声外部端子に接続するRCAピンプラグ147a,
148a,149aが取り付けられた長さ200mm程
度の音声用中継ケーブル(600Ωのシールドケーブ
ル)147,148,映像用中継ケーブル(75Ω同軸
ケーブル)149、上記本体ケース141にケーブルを
固定するためのブッシング150、上記PCBのコネク
タージャック144と係合するコネクタープラグ151
等により構成されている。
【0053】図14(a)及び(b)は上記ケーブル側
中継部143の平面図及び結線図である。このケーブル
側中継部143は、400mのUTPケーブルの一端部
のRJ−45プラグにカプラーを介して接続されるRJ
−45プラグ152aが取り付けられた長さ100mm
程度の中継ケーブル(UTPカテゴリー5ケーブル)1
52、上記本体ケース141にケーブルを固定するため
のブッシング150、上記PCBのコネクタージャック
144と係合するコネクタープラグ151等により構成
されている。上記中継ケーブル152内の各線と、上記
RJ−45プラグ152a及び上記コネクタープラグ1
51との間の結線は、図14(b)に示すように行っ
た。
【0054】以上、本実施形態に係る接続器140によ
れば、ビデオデッキの出力インピーダンス又はテレビの
入力インピーダンスとUTPケーブルの特性インピーダ
ンスとの間のインピーダンス整合を行っていることによ
り、信号波形のひずみや信号強度の大きな低下を生じる
ことがないため、400m程度のUTPケーブルと組み
合わせてビデオ信号伝送装置を構成し、400m程度の
長距離を隔てて設置した家庭用ビデオデッキとテレビと
の間で、外来ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少な
く、画質及び音質を劣化させることなくビデオ信号を伝
送することができる。特に、従来のシールドケーブルや
同軸ケーブル又はこれらを組み合わせた複合ケーブルに
代えてUTPケーブルを用いることができ、しかもその
UTPケーブルの途中に増幅器及びその電源を設ける必
要もないため、軽量・安価で取り扱いが容易な長距離の
ビデオ信号伝送装置を構成することができる。
【0055】〔実施形態6〕図15(a)及び(b)は
本発明の更に他の実施形態に係る接続器160の側面図
及び平面図である。この接続器160は家庭用S−VH
S対応型ビデオデッキとテレビとの間のビデオ信号(ス
テレオ音声+映像コンポジット信号)の長距離伝送に用
いる接続器であり、本体ケース161と、該ケース16
1内に取り付けられ、インピーダンス整合回路が形成さ
れたPCB(不図示)と、上記ビデオデッキの信号出力
部又はテレビの信号入力部と接続するための装置側中継
部162と、UTPケーブルに接続するためのケーブル
側中継部163とにより構成されている。
【0056】図16は上記PCBの内部回路図である。
このPCBの両端にはそれぞれ8ピンのコネクタージャ
ック164が取り付けられている。このコネクタージャ
ック164の第4,5,7,8ピンが映像信号(Y:輝
度信号、C:色信号)伝送用、第1〜3,6ピンが音声
信号伝送用として用いられている。そして、各コネクタ
ージャック164の第4,5ピン間及び第7,8ピン間
を結ぶ線の途中には、それぞれ映像信号伝送用のインピ
ーダンス整合(75Ω<−>100Ω)用のトランス1
65、第3,6ピン間、及び第1,2ピン間を結ぶ線の
途中には、音声信号伝送用のインピーダンス整合(60
0Ω<−>100Ω)用のトランス166が図16に示
すように取り付けられている。このトランス166とし
ては、上記実施形態1で説明したトランス113、12
3と同じものを用いることができ、また映像信号伝送用
のトランス165としては、上記実施形態1で説明した
トランス114、124と同じものを用いることができ
る。また、図示を省略しているが、本実施形態において
も上記実施形態1と同様に、音声信号伝送用のトランス
166の各巻線間に、UTPケーブル101上の高周波
ノイズ信号をグランドにバイパスするバイパスコンデン
サを接続するのが好ましい。このバイパスコンデンサを
設けることにより、上記高周波ノイズ信号による画質劣
化を防止することができる。
【0057】図17(a)及び(b)は上記装置側中継
部162の平面図及び電気回路図である。この装置側中
継部162は、上記ビデオデッキやテレビの音声外部端
子及びS−VHS映像外部端子に接続するRCAピンプ
ラグ167a,168a,MINI−DIN(4P)プ
ラグ169aが取り付けられた長さ200mm程度の音
声用中継ケーブル(600Ωシールドケーブル)16
7,168,映像用中継ケーブル(75Ω同軸ケーブ
ル)169、上記本体ケース161にケーブルを固定す
るためのブッシング170、上記PCBのコネクタージ
ャック164と係合するコネクタープラグ171等によ
り構成されている。
【0058】図18(a)及び(b)は上記ケーブル側
中継部163の平面図及び結線図である。このケーブル
側中継部163は、400mのUTPケーブルの一端部
のRJ−45プラグにカプラーを介して接続されるRJ
−45プラグ172aが取り付けられた長さ100mm
程度の中継ケーブル(UTPカテゴリー5ケーブル)1
72、上記本体ケース161にケーブルを固定するため
のブッシング170、上記PCBのコネクタージャック
164と係合するコネクタープラグ171等により構成
されている。上記中継ケーブル172内の各線と、上記
RJ−45プラグ172a及び上記コネクタープラグ1
71との間の結線は、図18(b)に示すように行っ
た。
【0059】以上、本実施形態に係る接続器160によ
れば、S−VHS対応型ビデオデッキの出力インピーダ
ンス又はテレビの入力インピーダンスとUTPケーブル
の特性インピーダンスとの間のインピーダンス整合を行
っていることにより、信号波形のひずみや信号強度の大
きな低下を生じることがないため、400m程度のUT
Pケーブルと組み合わせてビデオ信号伝送装置を構成
し、400m程度の長距離を隔てて設置した家庭用S−
VHS対応型ビデオデッキとテレビとの間で、外来ノイ
ズの影響や不要電磁波の輻射が少なく、画質及び音質を
劣化させることなくビデオ信号を伝送することができ
る。特に、従来のシールドケーブルや同軸ケーブル又は
これらを組み合わせた複合ケーブルに代えてUTPケー
ブルを用いることができ、しかもそのUTPケーブルの
途中に増幅器及びその電源を設ける必要もないため、軽
量・安価で取り扱いが容易な長距離のビデオ信号伝送装
置を構成することができる。
【0060】なお、上記各実施形態における接続器及び
UTPケーブルを各種ビデオ信号発信装置及びビデオ受
信装置と組み合わせて、ビデオ信号伝送システムを構成
することもできる。たとえば、既存のLAN用の4対8
芯UTPケーブルを利用した双方向TV会議システム
(ビデオ信号伝送システム)を構成することができる。
【0061】また、上記各実施形態では、ツイストペア
ケーブルとしてシールドなしのUTPケーブルを用いて
いるが、シールド付きのツイストペアケーブル(STP
ケーブル)を用いてもよい。このSTPケーブルを用い
た場合は、外部からの誘導結合によるノイズだけではな
く、容量結合によるノイズの影響も受けにくくなるとい
う効果がある。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インピーダン
ス整合トランスを備えたビデオ信号伝送用接続器を介し
て、信号波形のひずみや信号強度の大きな低下を生じさ
せることなく、ビデオ信号発信装置からツイストペアケ
ーブルへのビデオ信号伝送、又はツイストペアケーブル
からビデオ信号受信装置への信号伝送を行うことができ
るので、外来ノイズの影響や不要電磁波の輻射が少な
く、画質や音質を劣化させることなくビデオ信号を長距
離伝送できる平衡型ビデオ信号伝送路として、ツイスト
ペアケーブルを用いることができるようになるという効
果がある。また、上記ビデオ信号の長距離伝送路とし
て、従来のシールドケーブル、同軸ケーブル又はこれら
を組み合わせた複合型同軸ケーブル等に比して軽量で安
価なツイストペアケーブルを用いることができるように
なるという効果がある。また、上記インピーダンス整合
を行う手段としてインピーダンス整合トランスを設けて
いるだけなので、接続器が簡易な構成となり、接続器の
低コスト化及び小型化を図ることができるという効果が
ある。
【0063】請求項2の発明によれば、インピーダンス
整合トランスにより、ビデオ信号発信装置の信号出力部
又はビデオ信号受信装置の信号入力部とツイストペアケ
ーブルとの間を直流的に絶縁しているので、更に外来ノ
イズの影響や不要電磁波の輻射が少なくなり、画質や音
質を劣化させることなくビデオ信号を長距離伝送できる
平衡型ビデオ信号伝送路として、ツイストペアケーブル
を用いることができるようになるという効果がある。更
に、上記ツイストペアケーブルに帯電した静電気による
ビデオ信号発信装置及びビデオ信号受信装置の破損のお
それがないという効果がある。また、インピーダンス整
合トランスにより、ツイストペアケーブルの対になって
いるツイストペア線を直流的に短絡しているので、該ツ
イストペア線に電荷が蓄積されにくくなり、ツイストペ
アケーブルに帯電した静電気によるビデオ信号発信装置
及びビデオ信号受信装置の破損のおそれが更になくなる
という効果がある。
【0064】請求項3の発明によれば、音声信号伝送用
のツイストペア線に発生した高周波ノイズ信号がビデオ
信号発信装置の音声信号出力部又はビデオ受信装置の音
声信号入力部に入るのを阻止できるので、該高周波ノイ
ズ信号による画質低下を防止できるという効果がある。
特に、TV等のビデオ信号受信装置の内部に設けられた
垂直・水平同期信号発生器で生じた高調波の高周波ノイ
ズ信号が、音声信号伝送用のツイストペア線から再びビ
デオ信号受信装置の信号入力部に戻るのを阻止できるの
で、該高周波ノイズ信号による画像の乱れを防止できる
という効果がある。
【0065】請求項4又は5の発明によれば、上記信号
波形のひずみや信号強度の大きな低下を生じることのな
い上記ビデオ信号発信装置側の接続器及び上記ビデオ信
号受信装置側の接続器の少なくとも一方と、平衡型伝送
路としてのツイストペアケーブルとを組み合わせること
により、画質や音質を劣化させることなく、ビデオ信号
発信装置のビデオ信号を該ビデオ信号発信装置から離れ
た場所に伝送したり、ビデオ信号をビデオ信号受信装置
から離れた場所から該ビデオ信号受信装置に伝送した
り、互いに離れた場所にあるビデオ信号発信装置とビデ
オ信号受信装置との間でビデオ信号を伝送したりできる
ようになるという効果がある。また、ビデオ信号の長距
離伝送路として、中継の増幅器等が必要ないツイストペ
アケーブルを用いているので、従来のシールドケーブ
ル、同軸ケーブル又はこれらを組み合わせた複合型同軸
ケーブル等を用いた場合に比して、軽量・安価で取り扱
いが容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態1に係るビデオ信号
伝送装置の概略構成を示す説明図。(b)は同ビデオ信
号伝送装置の電気回路図。
【図2】他の実施形態2に係る接続器のPCBの内部回
路図。
【図3】同接続器を用いたビデオ信号伝送装置の概略構
成図。
【図4】更に他の実施形態3に係る接続器のPCBの内
部回路図。
【図5】同接続器を用いたビデオ信号双方向伝送装置の
概略構成図。
【図6】同接続器を用いたS−VHSビデオ信号伝送装
置の概略構成図。
【図7】(a)は更に他の実施形態4に係る接続器の側
面図。(b)は同接続器の平面図。
【図8】同接続器のPCBの内部回路図。
【図9】(a)は同接続器の装置側中継部の平面図。
(b)は同装置側中継部の電気回路図。
【図10】(a)は同接続器のケーブル側中継部の平面
図。(b)は同ケーブル側中継部の結線図。
【図11】(a)は更に他の実施形態5に係る接続器の
側面図。(b)は同接続器の平面図。
【図12】同接続器のPCBの内部回路図。
【図13】(a)は同接続器の装置側中継部の平面図。
(b)は同装置側中継部の電気回路図。
【図14】(a)は同接続器のケーブル側中継部の平面
図。(b)は同ケーブル側中継部の結線図。
【図15】(a)は更に他の実施形態6に係る接続器の
側面図。(b)は同接続器の平面図。
【図16】同接続器のPCBの内部回路図。
【図17】(a)は同接続器の装置側中継部の平面図。
(b)は同装置側中継部の電気回路図。
【図18】(a)は同接続器のケーブル側中継部の平面
図。(b)は同ケーブル側中継部の結線図。
【図19】(a)及び(b)はそれぞれ従来例に係るビ
デオ信号伝送装置の概略構成を示す説明図。
【符号の説明】
100 ビデオ信号伝送装置 101 UTPケーブル 110,120 接続器 111,121 インピーダンス整合器 112,122 ケース 113,123 インピーダンス整合トランス 114,124 インピーダンス整合トランス 115,125 バイパスコンデンサ 200 テレビカメラ 201 中継ケーブル 300 モニターテレビ 301 中継ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ信号発信装置の信号出力部又はビデ
    オ信号受信装置の信号入力部と、平衡型伝送方式による
    ビデオ信号の伝送に用いるツイストペアケーブルの一端
    部とを電気的に接続するビデオ信号伝送用接続器であっ
    て、 上記信号出力部の出力インピーダンス又は上記信号入力
    部の入力インピーダンスと上記ツイストペアケーブルの
    特性インピーダンスとを、ビデオ信号の周波数帯域の全
    域にわたって整合させるインピーダンス整合トランスを
    備えたことを特徴とするビデオ信号伝送用接続器。
  2. 【請求項2】ビデオ信号発信装置の信号出力部又はビデ
    オ信号受信装置の信号入力部と、平衡型伝送方式による
    ビデオ信号の伝送に用いるツイストペアケーブルの一端
    部とを電気的に接続するビデオ信号伝送用接続器であっ
    て、 上記信号出力部又は上記信号入力部に一方の巻線が接続
    され、上記ツイストペアケーブルの一端部に他方の巻線
    が接続されたインピーダンス整合トランスを備えたこと
    を特徴とするビデオ信号伝送用接続器。
  3. 【請求項3】上記ビデオ信号の一つである音声信号を伝
    送するためのインピーダンス整合トランスを備えた請求
    項2のビデオ信号伝送用接続器において、 上記音声信号の周波数帯域の上限周波数よりも高い高周
    波ノイズ信号をバイパスするバイパスコンデンサを、上
    記インピーダンス整合トランスのツイストペアケーブル
    側に接続される巻線の一端と、上記信号出力部又は上記
    信号入力部側に接続される巻線のグランド端との間に接
    続したことを特徴とするビデオ信号伝送用接続器。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3のビデオ信号伝送用接
    続器と、平衡型伝送方式によるビデオ信号の伝送に用い
    るツイストペアケーブルとを備えたことを特徴とするビ
    デオ信号伝送装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3のビデオ信号伝送用接
    続器と、平衡型伝送方式によるビデオ信号の伝送に用い
    るツイストペアケーブルと、ビデオ信号発信装置と、ビ
    デオ信号受信装置とを備えたことを特徴とするビデオ信
    号伝送システム。
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