JPH09274840A - タイムスイッチ - Google Patents

タイムスイッチ

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JPH09274840A
JPH09274840A JP10845496A JP10845496A JPH09274840A JP H09274840 A JPH09274840 A JP H09274840A JP 10845496 A JP10845496 A JP 10845496A JP 10845496 A JP10845496 A JP 10845496A JP H09274840 A JPH09274840 A JP H09274840A
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JP
Japan
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cam
contact
time switch
nylon
contact plate
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Pending
Application number
JP10845496A
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English (en)
Inventor
Tomio Kitazawa
富男 北澤
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐トラッキング性、自己消火性および耐熱性
を向上させる。さらに、スイッチ体とカムとの間の摺動
性と耐トラッキング性を向上させること。 【解決手段】 駆動源により回転駆動されるカム6と、
該カム6に形成されたカム面に摺接してオンオフする接
点板とを有してなるタイムスイッチにおいて、タイムス
イッチを構成する部材の一部を樹脂材で形成し、その樹
脂材で形成された樹脂部材の少なくとも一部を6Tナイ
ロンにより形成している。そして、例えば、接点板を保
持する保持部材42を、6Tナイロンにより形成した
り、接点板に設けられると共にカム6に摺接して接点板
を揺動させるアクチュエータ部43,46を6Tナイロ
ンにより形成したりしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全舞等の駆動源に
より回転駆動されるカムと、そのカムに形成されたカム
面に従動しオンオフする接点板を有するタイムスイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイムスイッチの一部を構成する
スイッチ保持体やカム等は、樹脂材で形成されることが
多い。そして、このような樹脂部材は、発煙や発火に対
する特性を重視し、66ナイロンやポリアセタール(以
下POMという)等のトラッキング性のグレード値が高
い樹脂材料を使用している。特に、接点部に近いところ
にアクチュエータ(カムとの摺動部)が配置されている
ものでは、耐熱性の高いガラス入りの66ナイロン(以
下PAという)がそのアクチュエータの材料として採用
されているものが多い。なお、トラッキング性とは、発
煙、発火に対する特性を指すものである。
【0003】このような樹脂部材の使用は、特開平1−
151124号で示されるような2線切タイマーにおい
ても行われている。ここで、2線切タイマーとは、風呂
場等の高湿度の場所や屋外等で使用されることが多い洗
濯機用タイムスイッチにおいて、漏電による短絡を防止
するため、水流発生用モータの両側にタイムスイッチで
駆動されるメインスイッチを構成するものである。この
技術の理解のため概要を図13に示す。すなわち、図1
3に示すように、電源プラグ80から水流発生用モータ
81へ電源供給するに当たり、両側に1つのタイムスイ
ッチから構成されるメインスイッチ82,83を設ける
ものとなっている。そして、このメインスイッチ82,
83の接片は同一の接離動作をし、同時にオンオフす
る。
【0004】これにより、一方のメインスイッチ82の
みが存在する場合においては、メインスイッチ82が切
れても水流発生用モータ81がアースされたときは、回
転してしまう危険性があるのに対し、両側すなわち2線
を切るこの方式ではそのような危険性がなくなる。な
お、この技術においては、水流発生用モータ81とメイ
ンスイッチ83との間には、水流発生用モータ81を正
転、反転させるための正逆転スイッチ84が設けられる
と共にブザースイッチ85が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来一般に採用されているPOMやPA等の樹脂部材で
は、従来以上の難燃性や耐熱性を得ようとしても限度が
あり、さらなる安全性の要求に対しては十分応えること
ができないものとなっている。また、特開平1−151
124号に示される2線切タイマーと言われるタイムス
イッチでは、4つ並んだ端子のそれぞれ2つずつが図1
3に示すように、電源の異極側に接続されるため、その
異極間での耐トラッキング性が一層重要となる。しか
し、従来の樹脂部材では、厳しい安全性への要求には、
応えかねるものとなっている。
【0006】加えて、樹脂部材としてガラス入りの66
ナイロン(PA)をアクチュエータ部分に使用した場
合、カム側の樹脂材との兼ね合いで摺動性が悪くなり、
カムの表面にグリース等の潤滑剤を塗布する必要が生じ
ている。
【0007】本発明は、耐トラッキング性、自己消火性
および耐熱性を従来以上に向上させ得るタイムスイッチ
を提供することを目的とする。さらに、本発明は、スイ
ッチ体とカムとの間の摺動性を高めると共に耐トラッキ
ング性も向上させ得るタイムスイッチを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、駆動源により回転駆動さ
れるカムと、該カムに形成されたカム面に摺接してオン
オフする接点板とを有してなるタイムスイッチにおい
て、タイムスイッチを構成する部材の一部を樹脂材で形
成し、その樹脂材で形成された樹脂部材の少なくとも一
部を6Tナイロンにより形成している。
【0009】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のタイムスイッチにおいて、接点板を保持する保持
部材を、6Tナイロンにより形成している。さらに、請
求項3記載の発明では、請求項1または2記載のタイム
スイッチにおいて、接点板に設けられると共にカムに摺
接して接点板を揺動させるアクチュエータ部を6Tナイ
ロンにより形成している。また、請求項4記載の発明で
は、請求項3記載のタイムスイッチにおいて、カムを6
Tナイロン以外の樹脂材で形成している。また、請求項
5記載の発明では、請求項1記載のタイムスイッチにお
いて、カムを6Tナイロンにより形成している。
【0010】さらに、請求項6記載の発明では、駆動源
により回転駆動されるカムと、該カムに形成されたカム
面に摺接してオンオフする接点板とを有してなるタイム
スイッチにおいて、タイムスイッチを構成する部材の一
部を樹脂材で形成し、その樹脂材で形成された樹脂部材
の少なくとも一部を、6Tナイロンを含有したポリマー
アロイにより形成している。加えて、請求項7記載の発
明では、請求項6記載のタイムスイッチにおいて、接点
板を保持する保持部材と、接点板に設けられると共にカ
ムに摺接して接点板を揺動させるアクチュエータ部とを
6Tナイロンを含有したポリマーアロイにより形成して
いる。
【0011】また、請求項8記載の発明では、駆動源に
より回転駆動されるカムと、該カムに形成されたカム面
にアクチュエータ部が従動してオンオフする接点板とを
有してなるタイムスイッチにおいて、カムに、オン状態
とオフ状態とが同一のモードとなるカム面を2つ設ける
と共に、この2つのカム面のそれぞれによって従動制御
される2組の接点組を保持する保持部材とアクチュエー
タ部とをそれぞれ6Tナイロンで形成し、それぞれの接
点組を電源の異極側と接続している。さらに、請求項9
記載の発明では、請求項8記載のタイムスイッチにおい
て、2組の接点組は、中間が仕切り用壁部で仕切られて
2つの接点収納部を構成している接点収納部に収納さ
れ、カムは6Tナイロン以外の樹脂材により形成してい
る。
【0012】本発明のタイムスイッチでは、全舞等の駆
動源によりカムが回転駆動される。そして、このカムの
カム面に接点板が従動しオンオフする。このようなタイ
ムスイッチにおいて、カムやカムに摺接する接点板を保
持する保持部材等を樹脂材から形成される樹脂部材とす
る。そして、その樹脂部材の少なくとも一部を6Tナイ
ロンで形成しているので、難燃性や耐熱性等が向上し、
安全性の高いタイムスイッチとなる。また、カムに摺接
するアクチュエータ部の樹脂材として、6Tナイロンを
使用し、カムを6Tナイロン以外の樹脂材、例えば、P
OMで構成すると摺動性が良くなり、グリース等のカム
への塗布が不要となる。なお、6Tナイロンの代替材と
して、6Tナイロンを含有したポリマーアロイとしても
良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図12に基づき説明する。なお、この実施の形
態のタイムスイッチは、2槽式の洗濯機の脱水用に使用
されるものである。
【0014】このタイムスイッチ1は、ケース体の一方
を構成する第1ケース2と、ケース体の他方を構成し第
1ケース2と嵌合する第2ケース3と、第2ケース3の
空間内に入れられる全舞4と、この全舞4の一端を係止
しこの全舞4を巻き上げる主軸5と、この主軸5の回動
に伴い回転するカム6と、このカム6に当接し、オンオ
フ動作するスイッチ体7と、主軸5に設けられる歯車8
に噛み合い主軸5の回転を振り子9aに伝える歯車輪列
9とから主に構成される。
【0015】第1ケース2には、図5に示すように、ス
イッチ体7を嵌合保持するスイッチ体挿入部10と、カ
ム6や歯車輪列9が組み込まれる本体部11と、このタ
イムスイッチ1を洗濯機側に取り付けるための2つの取
付部12とが設けられている。
【0016】スイッチ挿入部10には、2組の接点組1
3,14を仕切ると共に、2つの接点収納部18,18
を形成するT字状の仕切り用壁部15と、この仕切りの
機能とカム6へのグリース塗布量を規制する機能とを兼
ねた塗布規制部16と、仕切り用壁部15と塗布規制部
16との間に設けられたスイッチ体7を取り付けるため
の切り欠き部17と、円形状の第1ケース2の外周から
突出して断面U状にスイッチ体7を囲み、仕切り用壁部
15とで2つの接点収納部18,18を2つの外部接続
用コネクタ挿入部として機能させる突出部19と、スイ
ッチ体7が挿通される2つの保持軸10a,10aとが
設けられている。
【0017】本体部11には、その中央に主軸5が貫通
する貫通孔20と、その周囲にカム6の係合凹部21と
が設けられている。そして歯車輪列9を支持する4本の
軸22を保持する軸支持部23,24,25,26が円
周状に配列されている。ここで、歯車輪列9の最終部と
なる振り子9aを支持する軸支持部26は、後述するス
イッチ体7を組み込むときの高さが高い位置規制部の役
割を兼ねている。本体部11には、さらに係合凹部21
を挟んでこの軸支持部26に対して対称的位置に軸支持
部26より高さが低い位置規制部となる断面長円形状の
規制突起27が設けられている。また、本体部11の外
周部には、第2ケース3を取り付けるネジ28が組み付
けられる複数のネジ孔29と、蓋スイッチ用レバー30
が取り付けられるレバー取付軸31が設けられている。
【0018】取付部12には、それぞれ取り付け用の孔
32が設けられ、取り付け面12aとなる側の反対の面
の角部12bが面取りされ円形状となっている。なお、
第1ケース2に設けられる上述の各部材及び各部分は、
すべて、樹脂材によるモールド一体成型により形成され
ている。
【0019】第2ケース3には、全舞4を収納する収納
部33と、スイッチ体7を押さえつける突出部34と、
ネジ28を取り付ける複数のネジ孔35とが設けられて
いる。なお、突出部34の中央には、仕切り用壁部15
が嵌合する嵌合溝34aが設けられている。なお、この
第2ケース3に設けられる各部材および各部分も、樹脂
材によるモールド一体成型により形成されている。
【0020】全舞の一端は第2ケース3の係合孔に係止
され、他端は、主軸5の突起5aに係止され、主軸5に
よって巻き上げ可能となっている。
【0021】主軸5には、過負荷防止用の板バネを介し
て取り付けられる歯車8の他に、図3に示すように、つ
まみ(図示省略)が係合するつまみ係合ピン36と、第
1ケース2のピン係合部2aと係合し主軸5の回転規制
する規制ピン37と、カム6が係合するカム係合ピン3
8とが設けられている。
【0022】スイッチ体7は、2組の接点組13,14
と、接点組の一部を構成すると共に第1ケース2から外
部へ突出する端子部41と、接点組13,14と端子部
41を保持する共通の保持部材42とから構成されてい
る。ここで接点組13は、カム6に当接するアクチュエ
ータ部43を有する内側の接点板44と、この接点板4
4と接離する外側の接点板45とから構成されている。
一方、接点組14は、カム6に当接するアクチュエータ
部46を有する内側の接点板47と、蓋スイッチ用レバ
ー30の動作部30aが接離する当接部48を有し、接
点板47に接離する接点板49とから構成される。な
お、各アクチュエータ部43,46は、材料として次の
化学式を有する6Tナイロンを使用し各接点板44,4
7にインサート成型により取り付けている。
【0023】
【化1】
【0024】端子部41は、接点板44と接続される端
子50と、接点板45に接続される端子51と、接点板
47に接続される端子52と、接点板49に接続される
端子53とから構成されている。
【0025】保持部材42は、各接点板44,45,4
7,49と各端子50,51,52,53とを一体に保
持した6Tナイロンからなる樹脂モールド成型品で、ア
クチュエータ部43,46と同時にインサート成型して
いる。そして、保持部材42は、第1ケース2のスイッ
チ体挿入部10に嵌合保持される。さらに、この保持部
材42には、保持軸10a,10aが保持部材42の下
側から挿通する一方、第2ケース3の突出部34の2つ
の円柱状突起34a,34aが上側から嵌合する2つの
貫通孔42a,42aが形成されている。なお、嵌合保
持は、スイッチ体7の両側が第1ケース2に当接し、ス
イッチ体7の中央の連結部42bが切り欠き部17に嵌
合当接した状態で行われる。そして、端子50,51と
端子52,53とは仕切り用壁部15で仕切られる。
【0026】ここでカム6は、材料として無潤滑性の熱
可塑性樹脂が用いられており、中央に主軸5が貫通する
孔6aと、カム係合ピン38が係合する係合孔6bとを
有し、外周部に軸方向に並んだ2つのカム面54,55
を一体に有している。この2つのカム面54,55は、
カム6の軸方向中央に円周状に設けられた区分け突起6
cで分離されている。そして、第1ケース2側のカム面
54には、接点組13のアクチュエータ部43が接し、
第2ケース3側のカム面55には、接点組14のアクチ
ュエータ部46が接するように構成される。また、カム
面54には、アクチュエータ部43が落ち込み、接点板
44と接点板45の当接を引き離す落ち込み部54aが
設けられ、カム面55には、アクチュエータ部46が落
ち込み、接点板47と接点板49の当接を引き離す落ち
込み部55aが設けられている。そして、この落ち込み
部54a,55aは、アクチュエータ部43とアクチュ
エータ部46が同時に落ち込むように配置されている。
すなわち、このカム面54,55は、両接点組13,1
4のオン状態とオフ状態のモードが同一となるように形
成されている。
【0027】歯車輪列9は、主軸5に設けられる歯車8
から振り子9aまでの増速輪列となっている。そして各
歯車および振り子9aは、軸支持部23,24,25,
26に固定される各軸22に回転可能に支持されてい
る。
【0028】なお、つまみ係合ピン36側から水がタイ
ムスイッチ1の機構部に入るのを防止するため、主軸5
を囲むように弾性部材39が第1ケース体2に取り付け
られている。また、蓋スイッチ用レバー30の一端は、
図9に示すように、第2ケース3から突出している。そ
して、脱水槽の蓋をあけるとその一端が押され、動作部
30aが当接部48に係合し、接点板49を接点板47
から引き離すようになっている。
【0029】この蓋スイッチレバー30は、常時、第2
ケース3から突出する方向に図示しないバネで付勢され
ている。また、この蓋スイッチレバー30には、逆転防
止レバー部30bが設けられ、脱水槽の蓋が閉じている
ときは、第1ケース2の外周部から内側に突出した係止
突起2bに当接し、その係止突起2b方向に向かう回転
が阻止されている。この係止突起2bに向かう回転力
は、蓋スイッチ用レバー30を第2ケース3から突出す
る方向に付勢する上述のバネによってもたらされてい
る。すなわち、動作部30aは、図5に示すようにレバ
ー取付軸31を囲む壁部61に設けられた斜面61aに
当接しながら上下動する結果、突出する方向に動くとき
は、係止突起2bに向かう回転も伴うことになる。
【0030】このように構成されるタイムスイッチ1の
スイッチ体7の組み込み方法を図11を利用して説明す
る。この組み込みは、スイッチ体7の保持部材42をス
イッチ挿入部10に取り付けることにより行うのである
が、組み込みを開始すると、まず、接点板45が高い位
置規制部となる軸支持部26にぶつかり、組み込みが阻
止される。この状態を図11(A)に示す。この時、一
方の手等でスイッチ体7を保持しながら、他方の手に持
ったピンセット等でこの接点板45の先端をカム6とは
反対側(矢示A方向)に曲げ、軸支持部26から逃が
し、組み込みを進める。すると、次は接点板49が高さ
が低い位置規制部となる規制突起27にぶつかり組み込
みが阻止される。この状態を図11(B)に示す。この
組み込みが阻止された時も、一方の手等でスイッチ体7
を保持しながら他方の手に持ったピンセット等で、この
接点板49の先端をカム6とは反対側(矢示B方向)に
曲げ、規制突起27から逃がし、組み込みを進め、完成
させる。組み込みが完成した状態を図11(C)に示
す。この完成状態では、接点板45と接点板49とは、
たわんだ状態で各位置規制部26,27の側面に当接し
た構成となっている。これらのたわみは、接点組13,
14の各接触を確実に行わせるために必要となるもので
ある。
【0031】このように、位置規制部となる軸支持部2
6と規制突起27とが異なる高さに設定されているの
で、逃がし作業を交互に行うことが可能となり、スイッ
チ体7の組み込みが容易となる。これに対し、もし位置
規制部26,27が同じ高さであると二箇所の逃がし作
業を同時に行わなければならず、スイッチ体7の組み込
みが極めて困難となる。なお、高い位置規制部となる軸
支持部26の高さは、約7mmとなっており、低い位置規
制部となる規制突起27の高さは、約4.5mmとなって
いる。
【0032】スイッチ体7を組み込んだ後、各軸22を
軸支持部23,24,25,26に圧入固定する。そし
て、カム6を係合凹部21に落とし込み、カム6と接点
組13,14との係合を行う。そして、各歯車および振
り子9aを各軸22に挿通し、軸支持部23,24,2
5,26で保持させる。この各歯車および振り子9aの
組み込みと共に蓋スイッチ用レバー30をレバー取付軸
31に挿通し組み込む。そして、第2ケース3とカム係
合ピン38付きの主軸5とが全舞4を介して一体化した
ものを、第1ケース2に組み込み、ネジ28によって第
1ケース2と第2ケース3とを嵌合固定する。そして、
最後に、つまみ係合ピン36と規制ピン37を主軸5に
固着する。このような組み込みの際、まず軸22を軸支
持部23,24,25,26に圧入固定した後、スイッ
チ体7を組み込むようにしても良い。そのときは接点板
45を軸支持部26の軸22の外側(カム6と反対側)
の面に当接させて、組み込みを開始させるようにする。
【0033】カム6を組み込んだ後、第1ケース2と第
2ケース3を嵌合固定する前に、カム6のカム面54,
55にグリース62を塗布する。このグリース62は、
カム面54,55の磨耗を防ぎ、アクチュエータ部4
3,46のスムーズな摺接を図るものである。このグリ
ース62の塗布は、カム面54,55の1箇所または複
数箇所にて行うが、図8に示すように、組立時カム6を
矢示A方向に回転させる場合は、塗布規制部16より若
干回転前方位置、すなわち図8では、符号63で示す位
置に塗布するのが好ましい。この位置への塗布後、カム
6が矢示A方向に回転する結果、グリース62は、塗布
規制部16により一定の厚さに平準化される。
【0034】なお、従来は、グリース62が一部に集中
したり、接点部へはみ出す等の問題が発生していたので
あるが、このタイムスイッチ1では、上述したように、
カム6側へ突出した塗布規制部16によりグリース62
のカム面54,55に対しての塗布量が平準化しかつ一
定量より多く塗布されたグリース62を除去している。
このため、グリース62の塗布量が少なくて、摩擦負荷
が大きくなりすぎタイムスイッチ1が止まってしまった
り、カム面54,55が磨耗する等の問題がなくなる。
また、グリース62の塗布量が多すぎて、接点部へ付着
する結果、接触不良が発生してしまうという問題もなく
なる。
【0035】また、組立が完了した段階では、端子5
0,51と端子52,53とは仕切り用壁部15で仕切
られる。このため、仕切り用壁部15がないものに比べ
防水性が向上し、誤配線がなくなる。また、トラッキン
グ性等の絶縁特性が向上する。しかも、この接点組13
と接点組14とは、図12で示すように異極となるもの
であり、その絶縁性の向上は一層必要となるのである
が、この仕切り用壁部15により異極間での距離が長く
なりトラッキング性を含む絶縁性を十分取ることができ
る。加えて、塗布規制部16によって内部側でも接点組
13と接点組14とが仕切られるため、一層絶縁特性が
良いものとなる。
【0036】なお、端子部41には、図4の仮想線で示
すような外部接続用コネクタとしての2極用ハウジング
56,57をそれぞれ取り付ける。なお、この端子部4
1へ接続するものは一方を1極ハウジングまたは単品の
ハンダ付けにし、他方を二極ハウジングとしたり、両方
を1極ハウジングまたは単品ハンダ付けとしても良い。
また、この実施の形態では、端子部41を端子50,5
1,52,53を使用した端子方式としているので、接
点組13,14の逆配線も極めて簡単に行うことができ
る。
【0037】このような構成のタイムスイッチ1は、図
12に示すような洗濯機駆動用の回路の一部を構成する
ように使用される。すなわち、このタイムスイッチ1
は、脱水モータ64の一方の極に接点組13が接続さ
れ、他の極に接点組14が接続されている。そして、接
点組13は、直接電源プラグ65に接続され、接点組1
4は電流ヒユーズ66を介して電源プラグ65に接続さ
れている。さらに、この回路では、電源プラグ65に洗
濯モータ67が洗濯用タイムスイッチ68を介して接続
されている。なお、従来の脱水用のタイムスイッチは、
接点組14側のみが設けられており、接点組13の側は
ないものとなっている。
【0038】この洗濯用タイムスイッチ68は、2線切
の部分である同時にオンオフする2つの接点組69,7
0と、洗濯モータ67を交互に正転逆転させるための2
つの接点組71,72とから構成されている。すなわ
ち、図4等で示した本発明の接点組13,14と同様な
構成が2つの接点組69,70に使用されている。な
お、脱水モータ64および洗濯モータ67は、共にコン
デンサモータとされており、それぞれコンデンサ73,
74が接続されている。また、接点組70と電源プラグ
65との間には電流ヒユーズ75が配置されている。
【0039】次に、以上のように構成されるタイムスイ
ッチ1の動作について説明する。脱水準備が終了した
後、全舞4をつまみの回動により巻き上げ、このタイム
スイッチ1をセットする。ここで、タイムスイッチ1の
セット最大角度すなわちカム6の最大回動角度は300
度に設定されている。このセットにより、アクチュエー
タ部43,46は、それぞれ落ち込み部54a,55a
からカム面54,55の外周面に乗り上げる。この結
果、両接点板44,45が接触すると共に両接点板4
7,49も接触する。これにより脱水モータ64に電源
が供給され、脱水モータ64が一定方向に回転する。そ
して、設定時間が経過すると、カム6は、全舞4の拡開
力により元の位置へ戻ってくる。すると、アクチュエー
タ部43,46は、同時に落ち込み部54a,55aに
それぞれ落ち込み、両接点板44,45が離れると共に
両接点板47,49も離れる。この結果、脱水モータ6
4への電源供給が両線すなわち両極側で同時に断たれ、
脱水モータ64の回転が止まる。
【0040】なお、脱水作業の途中で、脱水槽の蓋をあ
けると、蓋スイッチ用レバー30が押され、その動作部
30aが接点板49に設けられた当接部48に係合し、
接点板49を接点板47から引き離す。このため、接点
組14が導通状態から非導通状態となり、脱水モータ6
4への電源供給を断つことになる。この結果、脱水モー
タ64はその回転を停止する。脱水槽の蓋を閉じると、
蓋スイッチ用レバー30は、バネ力で、元の位置へ戻さ
れる。これにより接点板49は接点板47に再度接触す
る。この結果、脱水モータ64が回転し、脱水作業を再
開する。
【0041】以上のような実施の形態では、スイッチ体
7に、蓋スイッチ用レバー30の動作部30aが当接す
る当接部48を設けてあるため、スイッチ体7は全くの
対称構造とはなっていない。しかし、この当接部48を
なくし、スイッチ体7を仕切り用壁部15を中心として
線対称にし、かつ軸方向すなわち上下に対しても対称に
すると、スイッチ体7を第1ケース2に嵌合固定する
際、上下逆にしても組み込みが可能となる。そのように
すると、組立作業が一層効率化される。
【0042】また、上述の実施の形態では、最も電気的
な条件が厳しい場所となるアクチュエータ部43,46
とスイッチ体7の保持部材42に6Tナイロンを使用し
ているので、安全性規格のV−O基準をクリヤーでき、
しかも耐トラッキング性等の絶縁性に優れ、耐熱性も十
分なものとなる。ここでV−O基準とは、燃焼試験に対
する自己消火性のグレードを示す基準となるものであ
る。
【0043】また、この実施の形態では、グリース62
をカム6に平準化して塗布できるので、グリース量の管
理やチェックを厳しくする必要がなくなり、簡単な構成
でカム6の摩耗の防止や接点部の動作不良をなくすこと
ができる。なお、このグリース62の塗布は、カム6が
本実施の形態で示したような無潤滑のものに使用するの
が特に好ましいが、潤滑性の材質からなるカム6を使用
した場合でも塗布した方が好ましい。ただし、いずれの
場合も、グリース62の塗布を省略することも可能であ
る。
【0044】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、6Tナイロンの代わりに6
Tナイロンを含有したポリマーアロイとしても良い。こ
こで、ポリマーアロイの基材としてはPOMやポリプロ
ピレン等を採用することができる。
【0045】また、カムをPOMにしたり、6Tナイロ
ン以外のものにすることによりアクチュエータ部43,
46を6Tナイロンとした場合でも、摺動性を十分確保
できるものとなる。このため、グリース62等も廃止可
能となる。さらに、アクチュエータ部43,46の材料
如何に拘わらず、カム6を6Tナイロンとしても良い。
カム6を6Tナイロンとすると、接点の火花による変形
やアクチュエータ部43,46による摩耗も少なくな
り、カム6の形状が長期間安定したものとなる。
【0046】また、仕切り用壁部15を第1ケース2で
はなく、第2ケース3に設けても良い。また、各ケース
2,3の両方に設けたり、さらには、スイッチ体7に設
けても良い。また、別部材を端子50,51と端子5
2,53との間に挿入するようにしても良い。さらに、
駆動源としては、全舞4の他にモータでも良い。また、
カム6としては、高さ方向にカム面54,55を有する
ものとしたが、最大セット角度が180度以下であれ
ば、同一平面上に2つのカム面を形成したものとするこ
とができる。
【0047】さらに、位置規制部の高さを異ならせるた
めに、軸支持部26と規制突起27の高さを異ならせた
が、接片そのものを位置規制部の一部とし、その幅を変
えたり、軸方向の取り付け位置を変えることにより位置
規制部の高さを異ならせても良い。すなわち、例えば、
軸支持部26や規制突起27の高さを同一とし、接点板
45の幅を接点板49の幅より広くし、組み込むとき、
まず接点板45が軸支持部26にぶつかるようにしても
良い。
【0048】また、上述の実施の形態では、脱水用のい
わゆる2線切タイマーを示したが、脱水用ではなく洗濯
用や他の機器のタイムスイッチや2線切以外のタイムス
イッチにも本発明を適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から7記
載のタイムスイッチでは、樹脂部材の少なくとも一部に
6Tナイロンまたは6Tナイロンを含有したポリマーア
ロイで形成したので、耐トラッキング性等の絶縁性が向
上し、耐熱性も十分なものとなる。また、安全性規格の
V−O基準も達成し易くなる。しかも、6Tナイロンは
熱可塑性樹脂であるため、コストもアップしない。
【0050】加えて、請求項4記載の発明では、アクチ
ュエータ部が6Tナイロンで形成され、カムが6Tナイ
ロン以外の樹脂材で形成されているので、耐トラッキン
グ性の向上に加え、摺動性も満足できるものとなる。
【0051】また、請求項8および9記載のタイムスイ
ッチでは、2種の接点組が異極側に接続されると言う厳
しい条件下でも、十分な耐トラッキング性、耐熱性を得
ることができ、安全性規格のV−O基準を達成できるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイムスイッチの実施の形態を示す平
面図である。
【図2】図1の矢示IIの方向から見た正面図である。
【図3】図1のタイムスイッチの要部展開断面図であ
る。
【図4】図1のタイムスイッチの第2ケースと歯車輪列
を取り除いた平面図である。
【図5】図1のタイムスイッチに使用される第1ケース
の平面図と矢示A方向から見た一部拡大側面図である。
【図6】図1のタイムスイッチに使用される第1ケース
および第2ケースの正面から見た半断面側面図である。
【図7】図1のタイムスイッチに組み込まれているスイ
ッチ体を示す図で、(A)は平面図、(B)は(A)の
矢示B方向から見た正面図、(C)は(A)の矢示C方
向から見た側面図である。
【図8】図1のタイムスイッチの第2ケースを取り除い
た平面図で、グリースの塗布とその塗布量の平準化を説
明するための図である。
【図9】図1のタイムスイッチに蓋スイッチ用レバーを
取り付けた要部破断側面図である。
【図10】図1のタイムスイッチの半断面側面図であ
る。
【図11】図1のタイムスイッチにスイッチ体が組み込
まれるときの手順を説明するための図である。
【図12】図1のタイムスイッチが使用される洗濯機の
回路図である。
【図13】従来の洗濯機の回路図の要部である。
【符号の説明】
1 タイムスイッチ 2 第1ケース 3 第2ケース 4 全舞(駆動源) 5 主軸 6 カム 7 スイッチ体 13,14 接点組 15 仕切り用壁部 16 塗布規制部 18 接点収納部 42 保持部材 43,46 アクチュエータ部 54,55 カム面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源により回転駆動されるカムと、該
    カムに形成されたカム面に摺接してオンオフする接点板
    とを有してなるタイムスイッチにおいて、上記タイムス
    イッチを構成する部材の一部を樹脂材で形成し、その樹
    脂材で形成された樹脂部材の少なくとも一部を6Tナイ
    ロンにより形成したことを特徴とするタイムスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記接点板を保持する保持部材を、前記
    6Tナイロンにより形成したことを特徴とする請求項1
    記載のタイムスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記接点板に設けられると共に前記カム
    に摺接して前記接点板を揺動させるアクチュエータ部
    を、前記6Tナイロンにより形成したことを特徴とする
    請求項1または2記載のタイムスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記カムを、6Tナイロン以外の樹脂材
    で形成したことを特徴とする請求項3記載のタイムスイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 前記カムを、前記6Tナイロンにより形
    成したことを特徴とする請求項1記載のタイムスイッ
    チ。
  6. 【請求項6】 駆動源により回転駆動されるカムと、該
    カムに形成されたカム面に摺接してオンオフする接点板
    とを有してなるタイムスイッチにおいて、上記タイムス
    イッチを構成する部材の一部を樹脂材で形成し、その樹
    脂材で形成された樹脂部材の少なくとも一部を6Tナイ
    ロンを含有したポリマーアロイにより形成したことを特
    徴とするタイムスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記接点板を保持する保持部材と、前記
    接点板に設けられると共に前記カムに摺接して前記接点
    板を揺動させるアクチュエータ部とを前記ポリマーアロ
    イにより形成したことを特徴とする請求項6記載のタイ
    ムスイッチ。
  8. 【請求項8】 駆動源により回転駆動されるカムと、該
    カムに形成されたカム面にアクチュエータ部が従動して
    オンオフする接点板とを有してなるタイムスイッチにお
    いて、上記カムに、オン状態とオフ状態とが同一のモー
    ドとなるカム面を2つ設けると共に、この2つのカム面
    のそれぞれによって従動制御される2組の接点組を保持
    する保持部材と上記アクチュエータ部とをそれぞれ6T
    ナイロンで形成し、それぞれの接点組を電源の異極側と
    接続したことを特徴とするタイムスイッチ。
  9. 【請求項9】 前記2組の接点組は、中間が前記仕切り
    用壁部で仕切られて2つの接点収納部を構成している接
    点収納部に収納され、前記カムは6Tナイロン以外の樹
    脂材により形成されたことを特徴とする請求項8記載の
    タイムスイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014232715A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 株式会社亀屋工業所 モータ駆動装置のスイッチ構造
JP2015109246A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日本電産サンキョー株式会社 スイッチ部材およびスイッチ装置

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