JPH09274119A - イメージファイバ結合器 - Google Patents

イメージファイバ結合器

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JPH09274119A
JPH09274119A JP8110275A JP11027596A JPH09274119A JP H09274119 A JPH09274119 A JP H09274119A JP 8110275 A JP8110275 A JP 8110275A JP 11027596 A JP11027596 A JP 11027596A JP H09274119 A JPH09274119 A JP H09274119A
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JP
Japan
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image
image fiber
optical signal
fiber
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP8110275A
Other languages
English (en)
Inventor
Moriya Nakamura
守里也 中村
Kenichi Kitayama
研一 北山
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Communications Research Laboratory
Original Assignee
Communications Research Laboratory
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Filing date
Publication date
Application filed by Communications Research Laboratory filed Critical Communications Research Laboratory
Priority to JP8110275A priority Critical patent/JPH09274119A/ja
Publication of JPH09274119A publication Critical patent/JPH09274119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】イメージファイバを分岐・集線することがで
き、振動に強く、かつ小型化が可能という特徴を持つ、
イメージファイバ結合器を提案する。 【解決手段】イメージファイバ5を結像用ロッドレンズ
13により結合させ、光信号分波手段11で光信号を分
波・合波することにより、イメージファイバの分岐若し
くは集線を可能とし、ベース1に形成されたV溝12を
使ってそれらを高精度に位置決め、固定し、イメージフ
ァイバ結合器14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージファイバ
を分岐・集線する、イメージファイバ結合器に関するも
のである。
【従来の技術】
【0002】イメージファイバはマルチコアファイバと
も呼ばれ、元々は画像を電気に変化することなく直接伝
送するために開発されたものである。用途としては、高
温環境(火力プラント、鉄鋼、溶接)、低温環境(液体
ヘリウム、液体窒素)、放射線雰囲気(原子力プラン
ト)等の産業分野だけでなく、内視鏡(血管、乳腺、尿
管)としての医療分野などがあり、テレビカメラの設置
が困難な場所を遠隔から観察するために用いられてい
る。図5はイメージファイバ5の断面を描いたものであ
る。共通のクラッドの中に多数のコア2が存在する。こ
れは、一般的な光ファイバで、コアが1本しかないのと
対照的である。クラッドの周りには、ファイバの保護の
ために石英ガラスのジャケット3とプラスチックのコー
ティング4が施されている。
【0003】図6はイメージファイバが画像を伝送する
様子を描いたものである。それぞれのコアが、独立に異
なる光を伝送することが出来るため、イメージファイバ
断面に入射され画像は、そのままの形で出力端へと伝送
される。これは一種のパラレルデータ伝送であるとも考
えることができ、イメージファイバ5をパラレルデータ
伝送路として利用しようとする研究も、幾つか行われて
いる。
【0004】図7は、イメージファイバを利用したパラ
レルデータ伝送の概念を示すものである。LDアレイ6
等の発光素子からの光は、それぞれの光が位置関係を保
存したまま伝送されるため、ファイバの出力側にPDア
レイ7のような受光素子を置くことにより、光信号を同
時に受信することが出来る。また、それぞれの光信号
は、特定のコアに依存する訳ではないので、LDアレイ
6/PDアレイ7における発光素子/受光素子の数や位
置関係が異なる場合でも、同じイメージファイバで対応
できるという柔軟性を持つ。
【0005】図8はイメージファイバを用いた光ネット
ワークの結合形態の例である。このように、1対1の通
信ではなく、複数の通信端末を結ぶ場合には、イメージ
ファイバを分岐・集線する技術が不可欠である。このよ
うな用途において、イメージファイバ結合器の重要性は
高い。
【0006】図9は、イメージファイバ出力端における
光信号の広がりの様子を示したものである。光信号は、
ファイバ出力端においては放射状に広がってしまうた
め、そのまま別のイメージファイバ5に光信号を入射す
ることが出来ない。
【0007】そのため、イメージファイバ5,5を光学
的に結合させるには、図10に示すようにイメージファ
イバ5,5間に結像レンズ10を挿入する。この場合、
出力端に現れた光信号の像を、そのまま次のイメージフ
ァイバ5の入力端面に結像するため、イメージファイバ
5,5同士の接続が可能となる。
【0008】結像レンズ10としては、図11(a)に
示す単レンズの結像系だけでなく、図11(b)のよう
な組み合わせレンズを用いることもできる。組み合わせ
レンズを用いることにより、結像レンズ系の設計におけ
る自由度が増す。そのことにより、レンズの収差の補正
が行えるだけでなく、イメージファイバ5間の配置関係
を決める上でも設計がしやすくなる。
【0009】さらに図12に示すように組み合わせレン
ズの間に光信号分波手段11を置くことにより、イメー
ジファイバ5の分岐・集線を実現できる。光信号分波手
段11としては、偏光ビームスプリッタやハーフミラー
11 等、各種のものが考えられる。また、図では1×
2の分岐接続のみを示しているが、これを単位結合器と
して複数組み合わせることにより、1×4や1×8等、
多分岐の結合器を構成することが出来る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先に述べたよ
うな結像レンズ系でのイメージファイバの結合は、位置
合せの条件が厳しいため、振動に弱く、また小型化する
ことが難しいという欠点があった。
【0011】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、結像系の位置合せを容易にし、振動に強く、また小
型化を可能とする、イメージファイバ結合器を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、基板上においてイメージファイバを分岐・
集線するイメージファイバ結合器において、光信号を伝
送するイメージファイバと、該イメージファイバ間に挿
入する結像用ロッドレンズと、前記光信号を分波又は合
波するためのハーフミラーや偏光分離スプリッタ等の光
信号分波手段とを備え、基板に前記イメージファイバと
前記結像用ロッドレンズとを位置決め及び固定するV溝
を形成し、前記イメージファイバで伝送される光信号を
分波若しくは合波する、イメージファイバ結合器を提案
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って具体
的に説明する。図1(a)、(b)はそれぞれ、ベース
1に刻まれたV溝を示す側面図及び平面図である。V溝
12は、光ファイバを精度良く固定するために一般に用
いられるものである。なお、ベース1としては熱膨張係
数が小さく、剛性の高いものが適している。
【0014】図2(a)、(b)はそれぞれ、V溝12
によるイメージファイバ5とロッドレンズ13の支持状
態を示す側面図及び平面図である。この様に、結像レン
ズ10としてロッド状のものを用いることにより、イメ
ージファイバ5と共にV溝12に合わせて、精度良く結
像系を実現することが出来る。
【0015】
【実施例】図3は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。図3(a)に示すように結像用ロッドレンズ13は
イメージファイバ5と共にV溝12に固定される。ま
た、光信号分波手段11はベース1に切り込みを入れ、
そこに差し込む形で固定される。このような構成を取る
ことにより、結像レンズ系の位置合わせが簡単化され振
動に対して強くなるばかりでなく、イメージファイバ結
合器自体を小型化することが出来る。
【0016】図3(b)は1つのベースの上に1×8の
分岐を実現した実施例を示している。このように1×2
の分岐を単位結合器として、1つのベース1上に多数の
結合器14を作り込むことが出来るため、多分岐接続を
行うイメージファイバ結合器をコンパクトに実現するこ
とが出来る。
【0017】また、全ての出力部について、入力部から
通過する光信号分波手段の個数を等しくすることが出来
るため、分岐によって生ずる光信号の品質の劣化を等し
く配分することが出来る。
【0018】図3(c)は最小曲げ半径の大きいイメー
ジファイバ5において、多分岐のイメージファイバ結合
器14を実現した実施形態を示すものである。イメージ
ファイバ5の中には最小曲げ半径が数十センチに及ぶも
のがある。このような場合は、図3(b)に示したよう
な曲線的なアライメントを行うことが困難であるため、
図3(c)に示すようにイメージファイバ5同士が直交
する形で直線的にアライメントを行うことになる。
【0018】伝送線路の分岐接続を行う場合は、出力端
において信号のパワーが等配分されるように結合器を設
計するのが一般的である。図3(b)の様な曲線的なア
ライメントが可能である場合は、この様な条件が存在し
ても問題なく分岐数を大きくしていくことが出来る。し
かし、図3(c)の様な直線的なアライメントをせざる
を得ない場合は、分岐数は8が最大となってしまう。こ
れはイメージファイバ5をV溝12により固定している
ため、ベース1の上で交差させることが出来ないためで
ある。
【0019】図4は前述した点を解決した本発明の第2
の実施形態を示すものである。それぞれのハーフミラー
11 の透過率を少しずつ変化させることにより、光信
号を分波した後の光パワーの配分が等しくなるように設
計することが出来る。ハーフミラー11 の透過率は図
において右側から、 1:1、2:1、3:1、、、、n−1:1 とすることによりn分岐の結合器14を構成することが
出来る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
位置合わせを簡単に行え、振動に強く、かつ小型化が容
易なイメージファイバ結合器を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ、ベースに刻まれた
V溝の様子を示す側面図及び平面図。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、V溝によるイメー
ジファイバとロッドレンズの支持状態を示す側面図及び
平面図。
【図3】本発明のイメージファイバ結合器の第1の実施
例を示す構成図
【図4】本発明のイメージファイバ結合器の第2の実施
例を示す構成図。
【図5】イメージファイバの断面の様子を示す図。
【図6】イメージファイバによる画像伝送の概念を示す
図。
【図7】イメージファイバによるパラレルデータ伝送の
概念を示す図。
【図8】イメージファイバを使ったネットワークの結合
形態の例を示す図。
【図9】イメージファイバ出力端における光信号の広が
りを示す図。
【図10】結像レンズを用いたイメージファイバ端面間
における結像の様子を示す図。
【図11】結像レンズを用いたイメージファイバの接続
の例を示す図。
【図12】結像レンズと光信号分波手段を用いたイメー
ジファイバの分岐・集線の概念を示す図。
【符号の説明】
1 ベース 2 複数のコア 3 ジャケット 4 コーティング 5 イメージファイバ 6 LDアレイ 7 PDアレイ 8 送信器 9 受信機 10 結像レンズ 11 光信号分波手段 11 ハーフミラー 12 V溝 13 ロッドレンズ 14 結合器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上においてイメージファイバを分岐
    ・集線するイメージファイバ結合器において、光信号を
    伝送するイメージファイバと、該イメージファイバ間に
    挿入する結像用ロッドレンズと、前記光信号を分波又は
    合波するためのハーフミラーや偏光ビームスプリッタ等
    の光信号分波手段とを備え、基板に前記イメージファイ
    バと前記結像用ロッドレンズとを位置決め及び固定する
    V溝を形成し、前記イメージファイバで伝送される光信
    号を分波若しくは合波することを特徴とするイメージフ
    ァイバ結合器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイメージファイバ結合器
    において、透過率の異なる複数の光信号分波手段を用い
    たことを特徴とするイメージファイバ結合器。
JP8110275A 1996-04-05 1996-04-05 イメージファイバ結合器 Pending JPH09274119A (ja)

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JP8110275A JPH09274119A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 イメージファイバ結合器

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