JPH0927380A - オゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置

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Publication number
JPH0927380A
JPH0927380A JP7176266A JP17626695A JPH0927380A JP H0927380 A JPH0927380 A JP H0927380A JP 7176266 A JP7176266 A JP 7176266A JP 17626695 A JP17626695 A JP 17626695A JP H0927380 A JPH0927380 A JP H0927380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
substrate
ozone generator
base
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP7176266A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsumoto
賢治 松本
Hirokatsu Kaneko
博克 金子
Shinpei Takahashi
信平 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
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Publication of JPH0927380A publication Critical patent/JPH0927380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でオゾン発生装置の基板内の湿気を
除去する。 【解決手段】基板2には、オゾンを生成するための沿面
放電を発生させる放電極3と誘導電極7とが設けられて
いる。また、基板2の他の面2bの広範囲にわたって自
己温度制御面状発熱体であるヒータ11が直接印刷され
ている。自己温度制御面状発熱体は、所定の温度まで上
昇すると抵抗値が増大し、電流を抑制することによって
温度の上昇を抑える性質を有する。従って、電源9によ
って電圧が印加されると、ヒータ11は所定温度まで急
上昇し、その後一定の温度を維持する。従って、温度調
節のための電圧調整手段を設けなくとも、基板2が一定
の温度に維持され、基板2内の湿気が除去されて沿面放
電が発生し易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン発生装置に
関する。詳しくは、自己温度制御面状発熱体をヒータと
して使用することによって、簡単な構成で基板の温度調
節を行うことができるオゾン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾンを発生させるためのオゾン
発生装置、例えば図4に示す沿面放電型オゾン発生装置
1では、無機誘電体(例えば、セラミック等)製の平板
状の基板2の一方の面2aに棒状の放電極3が配設さ
れ、また基板2の肉厚内には略矩形の誘導電極7が埋設
されている。
【0003】図5に示すように、基板2の下部は肉厚部
4が形成され、この肉厚部4の表面に沿って配設された
導線5によって、放電極3の下端と基板2の下面に設け
られた端子6とが接続されている。また、誘導電極7は
基板2の他の面2bに設けられた端子8に接続されてい
る。
【0004】そして、電源9によって導線12,13及
び端子6,8を介して放電極3と誘導電極7との間に高
周波高電圧を印加すると、図4に示す放電極3の両側縁
3a,3bから基板2の面2aに沿って沿面放電が発生
し、この放電領域でオゾンが生成される。
【0005】このような従来のオゾン発生装置1を例え
ば脱臭装置に使用した場合には、吸入した臭気をオゾン
発生装置を通過させることにより、オゾンの強力な酸化
分解作用を利用して悪臭成分を分解除去することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のオゾン
発生装置1を高湿度の雰囲気中で用いた場合、運転停止
時にセラミック等の基板2内に湿気が侵入してしまう。
これによって、オゾン発生装置1を再起動したときに沿
面放電が起こりにくくなり、オゾンの発生量が低下する
ことがあった。これを防止するため、ヒータ(図示せ
ず)、例えばチップ抵抗等を基板2に取り付け、このチ
ップ抵抗に電圧を印加して発熱させることによって、湿
気の侵入及び結露等を防止している。
【0007】ところが、チップ抵抗の抵抗値は一定であ
るため、基板2の加熱の不足や過剰が生じることがあ
り、オゾン発生装置の動作が安定しないという問題があ
った。これを防止するために温度調節のための電圧制御
手段、例えばサーモスタット等を設けて基板2の温度を
一定に維持することも考えられるが、構成が複雑となっ
て製造工数が増えるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は上述したような問題を解
決したものであって、簡単な構成で基板の温度を一定に
制御することができると共に、少ない工数で製造可能な
オゾン発生装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、オゾンを発生するための電極を
備える基板からなるオゾン発生装置において、所定の温
度まで上昇すると抵抗値が増大し、電流を抑制し電力を
保持することによって温度の上昇を抑えるいわゆる自己
温度制御面状発熱体からなるヒータが基板に取り付けら
れたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係るオゾン発生
装置を沿面放電型オゾン発生装置に適用した場合の実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1に示す沿面放電型オゾン発生装置10
では、無機誘電体(例えば、セラミック等)製の平板状
の基板2の一方の面2aに棒状の放電極3が配設され、
また基板2の肉厚内には略矩形の誘導電極7が埋設され
ている。
【0012】図2に示すように、基板2の下部は肉厚部
4が形成され、この肉厚部4の表面に沿って配設された
導線5によって、放電極3の下端と基板2の下面に設け
られた端子6とが接続されている。この肉厚部4は導線
5と誘導電極7との交叉する部分の間隔を離すことによ
り、この交叉部分で基板2内に生じる局所的高電界を緩
和して絶縁破壊を防止する役目を果たす。また、誘導電
極7は基板2の他の面2bに設けられた端子8に接続さ
れている。そして、これらの端子6,8には電源9から
の導線12,13がそれぞれ接続されている。
【0013】また、図3に示すように、基板2の他の面
2bの広範囲にわたってヒータ11が取り付けられてい
る。このヒータ11はいわゆる自己温度制御面状発熱
体、例えばPTC(Positive Temperature Coefficien
t)面状発熱体であり、本例では面2bに直接印刷され
ている。PTC面状発熱体とは導電性樹脂と特殊半導体
を含有するもので、所定の温度まで上昇すると抵抗値が
増大し、電流を抑制し電力を保持することによって温度
の上昇を抑える性質を有するものである。
【0014】この所定の温度は、導電性樹脂と特殊半導
体の含有率によって決定される。また、通電させる電流
は交流でも直流でもよく、電圧値の正確なコントロール
は不要である。更に、PTC面状発熱体は通電後の温度
の立ち上がりが早く、かつ温度分布が均一であるという
特性を有している。本例においては、前述の含有率が基
板2の湿気を除去するのに必要な温度に対応して設定さ
れている。そして、図2に示すように電源9からの導線
14,15がヒータ11に接続されている。
【0015】以上のように構成された沿面放電型オゾン
発生装置10において、運転停止時には電源9から導線
14,15を介してヒータ11にのみ電圧が与えられ
る。これによって、ヒータ11を構成する自己温度制御
面状発熱体は所定温度まで急上昇し、その所定温度を境
に急激に電気抵抗値が急増して電流値を減少させるの
で、温度上昇が止まり、その後一定の温度を維持する。
このように、ヒータ11自体が温度調節を行うことによ
って、基板2が所定の温度に維持される。従って、オゾ
ン発生装置10が高湿度の雰囲気中に設置されている場
合でも基板2内の湿気が除去されて、結露を防止する。
【0016】そして、オゾン発生装置10の運転時には
電源9によって導線12,13及び端子6,8を介して
放電極3と誘導電極7との間に高周波高電圧を印加す
る。これによって、図1に示す放電極3の両側縁3a,
3bから基板2の面2aに沿って沿面放電が発生し、こ
の放電領域でオゾンが生成される。このとき、ヒータ1
1の加熱によって基板2内の湿気が除去されているの
で、沿面放電の発生を常に最適な状態で行うことができ
る。
【0017】以上述べたように、自己温度制御面状発熱
体をヒータ11として使用することによって、温度調節
のための電圧調整手段を特別に設けなくとも基板2が一
定の温度に維持され、沿面放電を常に最適の状態で発生
させることができる。また、電圧値の正確な制御を行わ
ずとも所望する温度を得ることができるので、精密な制
御が不要となり構成を簡単にすることができる。
【0018】また、ニクロム線やアルミ箔等を使用して
いないので、断線や短絡による通電不良、オーバーヒー
トといった危険がなく、安全性が高い。更に、所定温度
に達すると電気抵抗値が増大するため、消費電力を低減
することができるとともに、自己温度制御面状発熱体は
酸化しにくい性質を有するため、長期間にわたって安定
した性能を維持する。更に、ヒータ11が基板2の面2
bに直接印刷されているので、製造時の工数を削減する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、オゾンを
発生するための電極を備える基板からなるオゾン発生装
置において、所定の温度まで上昇すると抵抗値が増大
し、電流を抑制し電力を保持することによって温度の上
昇を抑えるいわゆる自己温度制御面状発熱体からなるヒ
ータが基板に取り付けられたものである。
【0020】従って本発明によれば、電圧調整手段を別
に設けなくとも、非常に簡単な構成で基板を所定の温度
に維持して、沿面放電を常に最適の状態で発生させるこ
とができる。また、ニクロム線やアルミ箔等を使用して
いないので断線や短絡による通電不良、オーバーヒート
といった危険がなく、安全性が高い。更に、所定温度に
達すると電気抵抗値が増大するため、消費電力を低減す
ることができる等の効果がある。なお、自己温度制御面
状発熱体を基板に直接印刷した場合には、製造時の工数
を削減することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオゾン発生装置10の正面図であ
る。
【図2】オゾン発生装置10の側断面図である。
【図3】ヒータ11の取付状態を示す図である。
【図4】従来のオゾン発生装置1の正面図である。
【図5】従来のオゾン発生装置1の側断面図である。
【符号の説明】
1,10 オゾン発生装置 2 基板 3 放電極 4 肉厚部 6 端子 7 誘導電極 8 端子 9 電源 11 ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンを発生するための電極を備える基
    板からなるオゾン発生装置において、 所定の温度まで上昇すると抵抗値が増大し、電流を抑制
    し電力を保持することによって温度の上昇を抑えるいわ
    ゆる自己温度制御面状発熱体からなるヒータが上記基板
    に取り付けられたことを特徴とするオゾン発生装置。
  2. 【請求項2】 上記自己温度制御面状発熱体は、上記基
    板に印刷されて取り付けられることを特徴とする請求項
    1記載のオゾン発生装置。
JP7176266A 1995-07-12 1995-07-12 オゾン発生装置 Pending JPH0927380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7176266A JPH0927380A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 オゾン発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7176266A JPH0927380A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 オゾン発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0927380A true JPH0927380A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16010573

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7176266A Pending JPH0927380A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 オゾン発生装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0927380A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101110376B1 (ko) * 2009-11-02 2012-02-16 조효석 오존발생장치
JP2014224013A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 株式会社村田製作所 放電素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101110376B1 (ko) * 2009-11-02 2012-02-16 조효석 오존발생장치
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