JPH09273612A - チェーンの給油方法 - Google Patents

チェーンの給油方法

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Publication number
JPH09273612A
JPH09273612A JP8078895A JP7889596A JPH09273612A JP H09273612 A JPH09273612 A JP H09273612A JP 8078895 A JP8078895 A JP 8078895A JP 7889596 A JP7889596 A JP 7889596A JP H09273612 A JPH09273612 A JP H09273612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
sprocket
drive
lubricating oil
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8078895A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Watanabe
純男 渡辺
Yasushi Suzuki
恭 鈴木
Kozo Inoue
幸三 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
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Priority to KR1019970009420A priority patent/KR970070617A/ko
Publication of JPH09273612A publication Critical patent/JPH09273612A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/05Features relating to lubrication or cooling or heating of chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/06Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with chains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェーンの運転騒音を低減することができる
とともに、チェーンの摩耗や疲労を低減することのでき
るチェーンの給油方法を提供する。 【解決手段】 駆動側スプロケット1と従動側スプロケ
ット2との間に掛け渡されて駆動力を伝達するチェーン
3の緩み側部分に給油を行う。チェーン3に作用する張
力が小さいため、潤滑油がチェーン3のピンとブシュと
の間に容易に浸透して油膜が形成され、良好な潤滑状態
に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は、チェーン伝動装
置のチェーンに給油を行う方法に関し、特に、自動車用
エンジンに設けられたカム軸等へクランク軸から回転を
伝達するために用いられるチェーンに特に好適な給油方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンのカム軸やバランサー
等の補機を駆動するために用いられているチェーンへの
給油は、従来図4に示すように、クランク軸に固定され
ている駆動スプロケット11のチェーン12を噛み込む
位置に潤滑油Lを強制的に噴霧して行っていた。
【0003】その理由は、チェーン12のローラが駆動
スプロケット11の歯面に噛み合う時の衝突を潤滑油L
の油膜で緩衝することで、騒音を低減させるためである
とともに、チェーンの摩耗や疲労を抑制するためであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の給油方法では、駆動スプロケット11に噛み込
む位置において、チェーン12にカム軸等に取り付けら
れた従動スプロケット13の負荷トルクやチェーンガイ
ド14と摺動する際の摩擦抵抗が加わって大きな張力が
作用しているために、チェーン12のピンとブシュの接
触部分が互いに強く押し付けられており、給油された潤
滑油Lが前記位置でチェーン12のピンとブシュの接触
部分間に浸透して油膜を形成することは難しく、チェー
ン12が駆動スプロケット11と噛み合う際に発生する
騒音の低減や、チェーンのピンとブシュとの間の摩耗に
よるチェーン12の伸びを防止する効果が十分に発揮さ
れていなかった。
【0005】そこで、本発明は、前記のような従来技術
の問題を解消し、チェーンの運転騒音を低減することが
できるとともに、チェーンの摩耗や疲労を少なくするこ
とのできるチェーンの給油方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のチェーンの給油方法は、駆動側スプロケッ
トと従動側スプロケットとの間に掛け渡されて駆動力を
伝達するチェーンの緩み側部分に給油を行うようにした
ものである。
【0007】
【作用】駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に
掛け渡されたチェーンは、駆動スプロケットへチェーン
が噛み込まれる部分では、チェーンに作用する張力が最
も大きくなり、従来のようにこの部分に給油を行って
も、チェーンのピンとブシュの接触部分は互いに強く押
し付けあっているため、両者の接触部分に潤滑油が侵入
して油膜を形成することは困難である。
【0008】そこで、チェーンに作用する張力が少ない
駆動スプロケットからチェーンが送り出されて従動スプ
ロケットへ噛み込まれる間の緩み側の部分でチェーンに
潤滑油を給油する。
【0009】チェーンに作用する張力の小さい緩み側の
部分では、ピンとブシュの接触部分どうしが互いに押し
付け合う力は小さく、チェーンに給油された潤滑油は、
容易に両者の間に侵入して油膜を形成することができ
る。
【0010】そして、緩み側で潤滑油を供給されたチェ
ーンに作用する張力は、従動スプロケットを経由して張
り側へ移動するにしたがって次第に大きくなり、駆動ス
プロケットに噛み込まれる部分で最大になるが、チェー
ンのピンとブシュとの間には既に十分な厚さの油膜が形
成されているので、ブシュの外周面に装着されているロ
ーラが駆動スプロケット歯面と衝突する際の衝撃は前記
油膜によって緩衝されて発生する騒音は低減される。
【0011】また、チェーンに作用する張力が最大にな
る駆動スプロケットに噛み合う部分にチェーンが移動す
る前にピンとブシュとの間に油膜が形成されているので
両者は直接接触することが無く、チェーンの摩耗伸びや
疲労を抑えることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の1実施例を説
明する。図1は、エンジンのクランクシャフトとカムシ
ャフトとの間で回転を伝達するタイミングチェーンへ潤
滑油を給油する方法を示すものであって、エンジンのク
ランクシャフトに固定されている、駆動側スプロケット
1とカムシャフトに固定されている従動側スプロケット
2との間にチェーン3が掛け渡されており、クランクシ
ャフトの回転がスプロケット1からチェーン3を介して
スプロケット2に伝達される。
【0013】チェーン3の張り側には、チェーンガイド
4が配置されており、前記チェーンガイド4に走行中の
チェーン3が摺動接触して、走行に伴って生じる振れが
抑制されるようになっている。
【0014】一方、チェーン3の緩み側の部分には、チ
ェーンの弛みを除去するためのテンショナレバー5が配
置されており、前記テンショナレバー5の一端は支軸6
によって揺動自在に支持されている。また、前記テンシ
ョナレバー5の他端付近の背面側にはテンショナ7が配
置され、テンショナレバー5のシュー面5Aが常にチェ
ーン3を側方から押圧してその弛みを除去するように付
勢されている。
【0015】前述した構成において、チェーン3への給
油は、同図の位置A、B、Cの位置の何れかの位置で行
う。また、これらのうち2つ以上の位置で同時に給油し
てもよい。
【0016】位置Aでの給油は、潤滑油をチェーン3が
従動側スプロケット2に噛み込まれる位置に向けて噴霧
して行う。また、位置Bでの給油は、駆動側スプロケッ
ト1からチェーン3が引き出される位置に向けて潤滑油
を噴霧して行う。さらに、位置Cでの給油は、チェーン
3のテンショナレバー5のシュー面5Aが摺接している
側と反対側からチェーン3の走行方向に向けて斜めに潤
滑油を噴霧して行う。
【0017】特に前記位置Cでの給油は、噴霧された潤
滑油がチェーン3の両側のプレートとシュー面5Aで囲
まれた空間の中に溜まり、チェーン3がシュー面5Aに
沿って移動する間に多量の潤滑油をピンとブシュとの間
に浸透させることができる。
【0018】図2は、前述したように前記各位置A、
B、Cの何れかの位置においてチェーン3に給油された
潤滑油がその内部に浸透した状態を示すものであって、
チェーン3の側方から噴霧された潤滑油Lは、その一部
がチェーン3の内プレート3Aとローラ3Bとの隙間か
ら内部に浸透して、前記ローラ3Bの内周面とブシュ3
C外周面との間に溜まって両者の間に油膜を形成する。
一方、チェーン3に向けて噴霧された潤滑油Lは、内プ
レート3Aと外プレート3Dの隙間から内部に浸透し
て、ブシュ3Cの内周面とピン3Eの外周面との間に油
膜を形成する。
【0019】この際、図1に示す給油位置A、B、Cで
は、チェーン3に作用している張力は小さいため、ブシ
ュ3Cとピン3E間でこれらの接触部分どうしが互いに
押し付け合う力は小さく、チェーンに給油された潤滑油
は、容易に両者の間に侵入して油膜を形成し、両者の間
の直接接触が妨げられる。
【0020】次に、図3は本発明の給油方法を用いて給
油を行ったチェーンと従来の給油方法を用いて給油を行
ったチェーンとで、チェーンの摩耗伸びの比較試験を行
った結果を示す図であって、試験に用いたスプロケット
歯数は20歯であり、従来方法の給油は、チェーンの張
り側の駆動スプロケットとチェーンの噛み合い開始位置
に対して行い、一方本発明の給油方法では、チェーンの
緩み側の駆動スプロケットからチェーンが送り出される
位置に対して給油を行った。
【0021】試験は、(1)チェーン張力300Nでス
プロケットの回転数を6000rpm、(2)チェーン
張力600Nでスプロケットの回転数を6000rp
m、及び、(3)チェーンの張力300Nで回転数を3
000rpmの場合についてそれぞれ2回ずつ100時
間の連続運転試験を行った。
【0022】図3では、従来の給油方法を用いた場合の
チェーンの摩耗伸びを100%とした場合に対する本発
明の給油方法を用いた場合のチェーンの摩耗伸びの割合
を示している。前記試験結果からわかるように、何れの
場合においても従来の給油方法と比較して本発明の給油
方法でのチェーンの摩耗伸びの割合が平均15%以上減
少していることがわかる。
【0023】前述した実施例では、給油位置をチェーン
が従動側スプロケットに噛み込まれる位置、駆動側スプ
ロケットからチェーンが引き出される位置、及び、チェ
ーン3のテンショナレバー5のシュー面5Aが摺接して
いる側と反対側の位置としているが、給油位置は、チェ
ーンに作用する張力の小さい緩み側部分であれば、どこ
であってもよい。
【0024】また、本実施例では、潤滑油を噴霧して給
油しているが、チェーンの緩み側部分が水平に走行する
ように設けられている場合には、チェーン上方から潤滑
油を滴下したり流下させて給油するようにしてもよい。
【0025】さらに、本実施例では、駆動側スプロケッ
トに対して従動側スプロケットとが一つの場合を示した
が、複数の従動側スプロケットに順次チェーンが掛け渡
されているような場合においてもチェーンの張力の最も
小さくなる緩み側の部分に給油を行えばよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のチェー
ンの給油方法によれば、駆動側スプロケットと従動側ス
プロケットとの間に掛け渡されて駆動力を伝達するチェ
ーンの緩み側部分で給油を行うようにしたため、チェー
ンの給油部分に作用する張力は小さく、給油された潤滑
油をピンとブシュとの間に十分に浸透させることができ
る。
【0027】その結果、チェーンが駆動スプロケットに
噛み合う前にピンとブシュとの間に油膜を形成すること
ができ、ブシュに装着されているローラが駆動スプロケ
ット歯面と衝突する際の衝撃が緩衝され、前記衝突によ
って発生する騒音を低減することができる。
【0028】また、ピンとブシュとの間には、チェーン
に作用する張力が最大となる駆動スプロケットに噛み合
う部分へ移動する前に十分な油膜が形成されているの
で、両者は直接接触することが無く、チェーンの摩耗伸
びや疲労が抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチェーンの給油方法の一実施例を示
す図である。
【図2】 チェーンの緩み側に供給された潤滑油の浸透
した状態を示すチェーンの断面図である。
【図3】 本発明の給油方法と従来の給油方法とのチェ
ーン摩耗伸びの比較図である。
【図4】 従来のチェーンの給油方法を示す図である。
【符号の説明】
1 駆動側スプロケット 2 従動側スプロケット 3 チェーン 3A 内プレート 3B ローラ 3C ブシュ 3D 外プレート 3E ピン 4 チェーンガイド 5 テンショナレバー 5A シュー面 6 支軸 7 テンショナ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側スプロケットと従動側スプロケッ
    トとの間に掛け渡されて駆動力を伝達するチェーンの緩
    み側部分に給油を行うことを特徴とするチェーンの給油
    方法。
JP8078895A 1996-04-01 1996-04-01 チェーンの給油方法 Pending JPH09273612A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078895A JPH09273612A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 チェーンの給油方法
KR1019970009420A KR970070617A (ko) 1996-04-01 1997-03-20 체인의 급유방법

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JP8078895A JPH09273612A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 チェーンの給油方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09273612A true JPH09273612A (ja) 1997-10-21

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ID=13674556

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JP8078895A Pending JPH09273612A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 チェーンの給油方法

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KR (1) KR970070617A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017172455A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 マツダ株式会社 エンジンのタイミングチェーン摩耗量推定装置
CN117842635A (zh) * 2024-03-07 2024-04-09 山西中标法兰锻业有限公司 一种用于机械工件生产线上的分流输送系统

Cited By (3)

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JP2017172455A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 マツダ株式会社 エンジンのタイミングチェーン摩耗量推定装置
CN117842635A (zh) * 2024-03-07 2024-04-09 山西中标法兰锻业有限公司 一种用于机械工件生产线上的分流输送系统
CN117842635B (zh) * 2024-03-07 2024-05-14 山西中标法兰锻业有限公司 一种用于机械工件生产线上的分流输送系统

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KR970070617A (ko) 1997-11-07

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