JPH09273475A - 斜板式ポンプ - Google Patents

斜板式ポンプ

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JPH09273475A
JPH09273475A JP11124796A JP11124796A JPH09273475A JP H09273475 A JPH09273475 A JP H09273475A JP 11124796 A JP11124796 A JP 11124796A JP 11124796 A JP11124796 A JP 11124796A JP H09273475 A JPH09273475 A JP H09273475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
housing
drive shaft
piston
type pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP11124796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kushida
丈夫 串田
Hideya Kikuchi
英弥 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Priority to JP11124796A priority Critical patent/JPH09273475A/ja
Publication of JPH09273475A publication Critical patent/JPH09273475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜板17を支持するスラスト軸受19の寿命
低下を防止する。 【解決手段】 マグネットカップリング22を構成する
永久磁石20,21を駆動軸5と斜板17とにそれぞれ
設け、永久磁石20,21間に作用する磁気吸引力によ
って駆動軸5と斜板17とを一体に回転するように連結
する。マグネットカップリング2は、永久磁石20,2
1間の磁気吸引力が斜板17をピストン23側に接近さ
せる方向へ作用するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜板式ポンプ、
特にガソリンエンジンに用いられるポンプのように高圧
を発生させる斜板式ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、斜板式ポンプは、ハウジング内
に対向して配置された斜板とピストンとを備えており、
駆動軸によって斜板を回転させてピストンを往復動させ
ることにより、ガソリンを加圧するようになっている
(特開平6−42431号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記斜板式ポンプにお
いては、加圧された流体の圧力による大きなスラスト荷
重がピストンを介して斜板に作用する。このため、斜板
を支持するスラスト軸受の寿命が低下するという問題が
あった。特に、ガソリンを高圧に加圧する斜板式ポンプ
においてはスラスト荷重が大きいため、その傾向が顕著
であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、ハウジングと、このハウ
ジングに相対回転自在に支持された駆動軸と、上記ハウ
ジング内に相対回転自在に設けられ、上記駆動軸にこれ
と一体に回転するように回転伝達機構を介して連結され
た斜板と、上記ハウジング内に上記斜板と対向して設け
られたピストンとを備え、上記斜板を上記ハウジングに
対して相対回転させることにより、上記ピストンを往復
動させて流体を加圧するようにした斜板式ポンプにおい
て、上記回転伝達機構として、上記駆動軸と上記斜板と
に対向してそれぞれ設けられた磁石からなり、対向する
磁石間の磁気吸引力によって上記駆動軸と上記斜板とを
一体に回転するように連結するマグネットカップリング
を用い、このマグネットカップリングを、対向する磁石
間の磁気吸引力が上記斜板を上記ピストン側に接近させ
る方向へ作用するように配置したことを特徴としてい
る。この場合、上記ハウジングに、上記マグネットカッ
プリングの対向する磁石間を隔てるようにしてハウジン
グの内部空間を上記駆動軸を含む第1の空間と上記斜板
および上記ピストンを含む第2の空間とに区画する隔壁
を設けるのが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図3を参照して説明する。なお、図1はこ
の発明の一実施の形態たる斜板式ポンプ1を示す縦断面
図であり、図2、図3はそれぞれ図1のX−X断面図、
Y−Y断面図である。
【0006】図1に示すように、斜板式ポンプ1は、ハ
ウジング2を備えている。このハウジング2は、一端部
(図1において左端部)に底部3aを有する筒状の左半
体3と、筒状をなす右半体4とから構成されており、両
半体3,4は互いの軸線を一致させた状態で突き合わせ
て固定されている。
【0007】右半体4には、駆動源(図示せず)によっ
て回転駆動される駆動軸5が軸受6を介して回転自在に
支持されている。この駆動軸5のハウジング2内の端部
には、右半体4の内面に沿って延びる円筒部5aが形成
されており、この円筒部5aの先端部(左端部)には、
リング状をなす支持板5bが固定されている。
【0008】一方、左半体3の内部には、通路板7、第
1の座板8、リーフ弁9、第2の座板10およびシリン
ダブロック11が順次挿入され、底部3aに押し付けら
れた状態で固定されている。また、左半体3の底部3a
には、ガソリンが供給される導入口3bと、後述するピ
ストン23によって加圧されたガソリンが吐出される導
出口3cとが形成されている。
【0009】シリンダブロック11の右端面の外周側部
分には、隔壁部材(隔壁)12が固定されている。この
隔壁部材12は、シリンダブロック11からハウジング
2の軸線と直交する方向に延びて上記円筒部5aの内面
近傍まで達する平板部13a、およびこの平板部13a
の外周部から円筒部5aと平行に延びる包囲壁部13b
からなる第1隔壁部材13と、この第1隔壁部材13の
右端部に固定された平板状をなす第2隔壁部材14とか
ら構成されている。そして、この隔壁部材12がシリン
ダブロック11に固定されることにより、ハウジング2
の内部空間が、シリンダブロック11の右端面および隔
壁部材12の内面によって囲まれた第1の空間15と、
シリンダブロック11の外周面、隔壁部材12の外面お
よびハウジング2の内面によって囲まれた第2の空間1
6とに区画されている。第1の空間15には、後述する
斜板17およびピストン23が含まれ、第2の空間16
には、駆動軸5が含まれている。第1の空間15と第2
の空間16とは、互いに密封状態に遮断されている。
【0010】上記隔壁部材12の内部空間には、斜板1
7がその軸線をハウジング2の軸線と一致させた状態で
配置されている。この斜板17は、スラスト軸受18を
介してシリンダブロック11に回転自在に支持されると
ともに、スラスト軸受19を介して隔壁部材12に回転
自在に支持されている。また、斜板17の左端面の外周
側部分は、隔壁部材12の平板部13aを間にして上記
支持板5bと対向しており、斜板17と支持板5bとの
各対向部分には、複数の永久磁石(磁石)20,21が
同数宛て周方向に並んで配置されている。永久磁石2
0,21は、対向するものどうしが対をなしており、対
をなす永久磁石20,21間に作用する磁気吸引力によ
り、斜板17が駆動軸5と一体に回転するようになって
いる。これから明らかなように、永久磁石20,21に
よってマグネットカップリング22が構成されている。
なお、隔壁部材12のうちの少なくとも平板部13a
は、永久磁石20,21間に作用する磁気吸引力を遮断
することがないよう、ステンレス鋼等の非磁性体によっ
て構成されている。
【0011】上記シリンダブロック11には、これを貫
通するシリンダ孔11aがハウジング2の軸線と平行に
形成されている。この場合、シリンダ孔11aは、複数
(具体的には4つ)形成されており、ハウジング2の軸
線を中心とする円周上に等間隔をもって配置されてい
る。各シリンダ孔11aには、ピストン23が摺動自在
に挿入されている。このピストン23は、ばね24によ
って右方に付勢され、斜板17にシュー25を介して押
圧接触させらている。したがって、斜板17が回転する
とピストン23が往復動し、これによってシリンダ孔1
1a内にガソリンが導入されるとともに、導入されたガ
ソリンが加圧されるようになっている。
【0012】すなわち、図1、図2および図3に示すよ
うに、ピストン23がばね24の付勢力によって右方へ
移動(以下、復動という。)すると、導入口3bに供給
されたガソリンが、通路板7に形成された横溝7a、環
状溝7bおよび孔7c、並びに第1座板8に形成された
供給孔8aを通り、リーフ弁9を押し開ける。そして、
第2座板10に形成された供給孔10aを通ってシリン
ダ孔11a内に導入される。逆に、ピストン23が斜板
17によりばね24の付勢力に抗して左方へ移動(以
下、往動という。)すると、ピストン23によって加圧
されたガソリンが、第2座板10に形成された吐出孔1
0bを通ってリーフ弁9を押し開き、第1座板8に形成
された吐出孔8b、並びに通路板7に形成された環状溝
7dおよび孔7eを通って導出口3cに吐出される。導
出口3cに吐出されたガソリンは、例えば燃料噴射ノズ
ルに供給される。
【0013】上記構成の斜板式ポンプ1において、駆動
軸5を回転駆動すると、これにマグネットカップリング
22を介して連結された斜板17が駆動軸5と一体に回
転する。これにより、ピストン23が往復動させられ
る。そして、ピストン23の往復動によって、シリンダ
孔11a内にガソリンが導入されるとともに、導入され
たガソリンが加圧される。
【0014】ここで、ガソリンの加圧時には、その圧力
によって斜板17がピストン23を介して右方へ押され
る。このスラスト力は、スラスト軸受19が受けること
になる。しかるに、この斜板式ポンプ1においては、マ
グネットカップリング22を構成する永久磁石20,2
1間に作用する磁気吸引力によって斜板17が左方へ押
されている。したがって、ガソリンの圧力による右方へ
のスラスト力をF1とし、磁気吸引力をF2とすると、ス
ラスト軸受19には、ΔF=F1−F2の押圧力しか作用
しない。よって、スラスト軸受19の寿命を向上させる
ことができる。特に、F1≦F2とするならば、スラスト
軸受19には、スラスト力が全く作用しなくなる。した
がって、そのようにした場合には、スラスト軸受19を
省くことも可能である。
【0015】ところで、マグネットカップリング22を
用いると、駆動軸5には、磁気吸引力F2が作用し、こ
れを軸受6が受けることになる。しかし、軸受6は、ハ
ウジング2の端部に設けられているので、比較的大型の
軸受を用いることができる。したがって、軸受6の寿命
が低下するおそれはない。特に、この実施の形態の斜板
式ポンプ1においては、ピストン23および斜板17が
配置される第1の空間15と、駆動軸5が配置される第
2の空間16とを隔壁部材12によって密封しているの
で、シリンダ孔11aの内周面とピストン23の外周面
との間から第1空間15内に漏れ出たガソリンが、第2
空間16を通って軸受6側へ流れ込むことがない。した
がって、軸受6に予め供給されたグリース等の潤滑油が
ガソリンによって希釈されることがなく、これによって
軸受6の寿命低下をより一層確実に防止することができ
る。
【0016】なお、第1空間内15に漏れ出たガソリン
は、スラスト軸受18内の隙間を通り、シリンダブロッ
ク11、第2座板10、リーフ弁9、第1座板8および
通路板7にわたって形成された戻し通路25を介して導
入口3bに戻される。
【0017】この発明は上記の実施の形態に限定される
ものでなく、適宜設計変更可能である。例えば、上記の
斜板式ポンプ1においては、ハウジング2を固定し、駆
動軸5を回転駆動させているが、ハウジング2を回転駆
動し、駆動軸5を固定するようにしてもよい。また、ガ
ソリンを加圧するようにしているが、他の流体を加圧す
るようにしてもよいことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、流体の加圧時にスラスト軸受に作用するス
ラスト力を減少ないしは無くすことができ、これによっ
てスラスト軸受の寿命を向上させることができる。特
に、マグネットカップリングを構成する磁石間に作用す
る磁気吸引力を流体の圧力に起因するスラスト力以上に
設定すれば、スラスト軸受を省くことも可能である。請
求項2に係る発明によれば、シリンダ孔とピストンとの
間からハウジング内に漏れ出た流体が外部に流出するの
を防止することができる。したがって、流体としてガソ
リンを用いた場合には、駆動軸を支持する軸受に供給さ
れた潤滑油がガソリンによって希釈されるのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 斜板式ポンプ 2 ハウジング 5 駆動軸 11a シリンダ孔 12 隔壁部材(隔壁) 15 第1の空間 16 第2の空間 17 斜板 20 永久磁石(磁石) 21 永久磁石(磁石) 22 マグネットカップリング 23 ピストン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングに相対回
    転自在に支持された駆動軸と、上記ハウジング内に相対
    回転自在に設けられ、上記駆動軸にこれと一体に回転す
    るように回転伝達機構を介して連結された斜板と、上記
    ハウジング内に上記斜板と対向して設けられたピストン
    とを備え、上記斜板を上記ハウジングに対して相対回転
    させることにより、上記ピストンを往復動させて流体を
    加圧するようにした斜板式ポンプにおいて、上記回転伝
    達機構として、上記駆動軸と上記斜板とに対向してそれ
    ぞれ設けられた磁石からなり、対向する磁石間の磁気吸
    引力によって上記駆動軸と上記斜板とを一体に回転する
    ように連結するマグネットカップリングを用い、このマ
    グネットカップリングを、対向する磁石間の磁気吸引力
    が上記斜板を上記ピストン側に接近させる方向へ作用す
    るように配置したことを特徴とする斜板式ガソリンポン
    プ。
  2. 【請求項2】 上記ハウジングに、上記マグネットカッ
    プリングの対向する磁石間を隔てるようにしてハウジン
    グの内部空間を上記駆動軸を含む第1の空間と上記斜板
    および上記ピストンを含む第2の空間とに区画する隔壁
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の斜板式ポン
    プ。
JP11124796A 1996-04-08 1996-04-08 斜板式ポンプ Pending JPH09273475A (ja)

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JP (1) JPH09273475A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010083543A1 (de) * 2009-01-22 2010-07-29 Gregor Puchhammer Taumelgetriebe
CN115163441A (zh) * 2022-08-04 2022-10-11 安徽工程大学 一种基于永磁铁驱动的柱塞变量液压泵

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010083543A1 (de) * 2009-01-22 2010-07-29 Gregor Puchhammer Taumelgetriebe
CN115163441A (zh) * 2022-08-04 2022-10-11 安徽工程大学 一种基于永磁铁驱动的柱塞变量液压泵
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