JPH09272628A - 搬送システム及び搬送方法 - Google Patents

搬送システム及び搬送方法

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JPH09272628A
JPH09272628A JP8169996A JP8169996A JPH09272628A JP H09272628 A JPH09272628 A JP H09272628A JP 8169996 A JP8169996 A JP 8169996A JP 8169996 A JP8169996 A JP 8169996A JP H09272628 A JPH09272628 A JP H09272628A
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JP
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pipe
pressing tool
transport
pusher
ice particles
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JP8169996A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Ohira
昭義 大平
Michio Yanatori
美智雄 梁取
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送物に押具を混入させ塊状にして高密度に搬
送し、搬送後、押具を搬送物から容易に分離回収する搬
送システム及び搬送方法を提供する。 【解決手段】搬送物10を前記搬送パイプ25内に供給
する搬送物供給装置3と、搬送パイプ25内に押具8を
供給し搬送物10と混入させ、搬送物10を押具8と空
気とで押し出すように搬送する押具供給装置7と、搬送
後、押具8を搬送物10から分離して回収する押具分離
装置13とを有する搬送システムを用いることにより、
搬送物10を高密度に搬送し、搬送後、押具8を搬送物
10から容易に分離回収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送システム及び
搬送方法に係り、特に搬送物に押具を混入させ、塊状に
して押し出すように搬送する搬送システム及び搬送方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特開平4ー5247
3号公報に記載されているように、熱搬送装置及び微粒
子生成装置を備えた空調システムが提案されている。ま
た、特開昭62ー134498号公報に記載されている
ように、熱交換器の配管内を流体と共に流れる洗浄用ボ
ールで洗浄する洗浄用ボール循環型洗浄装置が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4ー52473号公報に記載されている技術は、氷
粒子の生成部、熱搬送部、放冷部からなる熱システムで
あり、この熱搬送部において氷粒子生成装置で作られた
氷粒子(搬送物)は気体により搬送されが、搬送パイプ
を斜めにして重力を利用した搬送方法である。しかし、
この方法は、氷粒子が管内で閉塞する恐れがあり、ま
た、高密度に氷粒子を搬送することが難しいという問題
があった。
【0004】また、特開昭62ー134498号公報に
記載されている技術は、熱交換器などの配管内に洗浄用
のボール(スポンジ)を循環させ、洗浄後ボール回収を
行う循環システムであり、ボールを配管内に供給する目
的は、配管内面のごみ等を取り除くためであり、搬送物
を高密度に搬送させるものではなかった。
【0005】本発明の目的は、搬送物に押具を混入させ
塊状にして高密度に搬送し、搬送後、押具を搬送物から
容易に分離回収する搬送システム及び搬送方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、搬送物を搬送パイプ内に供給し前記搬送
パイプ内に空気を送り込むことにより前記搬送物を搬送
する搬送システムにおいて、前記搬送物を前記搬送パイ
プ内に供給する搬送物供給装置と、前記搬送パイプ内に
押具を供給し前記搬送物と混入させ、前記搬送物を前記
押具と前記空気とで押し出すように搬送する押具供給装
置と、搬送後、前記押具を搬送物から分離して回収する
押具分離装置とを有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の他の特徴は、氷粒子を搬送
パイプ内に供給し前記搬送パイプ内に空気を送り込むこ
とにより前記氷粒子を搬送する搬送システムにおいて、
前記氷粒子を生成する氷粒子生成装置と、前記生成され
た氷粒子を前記搬送パイプ内に供給する搬送物供給装置
と、前記搬送パイプ内に押具を供給し前記氷粒子と混入
させ、前記氷粒子を前記押具と前記空気とで押し出すよ
うに搬送する押具供給装置と、搬送後、前記押具を氷粒
子から分離して回収する押具分離装置と、前記離された
前記氷粒子を充填する容器とを有することにある。
【0008】また、本発明の他の特徴は、搬送物を搬送
パイプ内に供給し前記搬送パイプ内に空気を送り込むこ
とにより前記搬送物を搬送する搬送方法において、搬送
物供給装置から前記搬送物を前記搬送パイプ内に供給
し、該供給された前記搬送物に押具供給装置から供給し
た押具を混入させ、前記搬送物を前記押具と前記空気と
で押し出すように搬送し、搬送後、押具分離装置により
前記押具を搬送物から分離して回収することにある。
【0009】また、本発明の他の特徴は、氷粒子を搬送
パイプ内に供給し前記搬送パイプ内に空気を送り込むこ
とにより前記氷粒子を搬送する搬送方法において、氷粒
子生成装置で生成した前記氷粒子を、搬送物供給装置か
ら前記搬送パイプ内に供給し、該供給された前記氷粒子
に押具供給装置から供給した押具を混入させ、前記氷粒
子を前記押具と前記空気とで押し出すように搬送し、搬
送後、押具分離装置により前記押具を前記氷粒子から分
離して回収すると共に、前記分離された前記氷粒子を容
器に充填することにある。
【0010】
【作用】本発明によれば、搬送物供給装置は、搬送物、
例えば氷粒子を搬送パイプ内に供給する。押具供給装置
は、搬送パイプ内に押具を供給し搬送物と混入させ、搬
送物を前記と空気とで押し出すように搬送する。押具分
離装置は、搬送後、押具を搬送物から分離して回収す
る。容器は、分離された搬送物、例えば氷粒子を充填す
る。
【0011】これにより、搬送物を高密度に搬送するこ
とができ、かつ搬送後、搬送物と押具を容易に分離回収
することができる。また、搬送中の搬送物の閉塞を防止
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る搬
送システム及び搬送方法を、図を用いて説明する。
【0013】以下の実施例では、主として氷粒子を生成
しこれを搬送するシステム及び方法に対して述べるが、
搬送物10としての氷粒子は、穀物、砂利、石炭などの
物体であっても本発明の主旨は失われないものである。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る搬送シス
テムの構成を示す。図1に示すように、搬送物(例えば
氷粒子)10を生成する氷粒子生成装置(例えば冷凍
機)5と、搬送物(氷粒子)10を一旦貯めパイプ25
内に供給する搬送物供給装置、例えばホッパ3がパイプ
4によって連結されており、ホッパ3の下端にはパイプ
25が接続されている。また、パイプ25の端部には搬
送物(氷粒子)10を空気で搬送するための搬送用ブロ
ワ1が設けてある。搬送物(氷粒子)10の生成は、例
えば安価な深夜電力の利用やLNGの排冷熱を用いて行
う。
【0015】パイプ25aの他端には、容器18が設け
られ、容器18の内部に設置した氷受け皿34、氷受け
皿34の下方に設けたパイプ17、パイプ17の他端に
は送風用ブロワ15が連結されている。容器18にはパ
イプ19が接続されており、パイプ19の他端には部屋
21が接続されている。容器18の下部にはパイプ12
が設けてあり、その途中にバルブ14及びポンプ11を
設け、パイプ12の他端は冷凍機5に接続されている。
【0016】また、パイプ25の途中にホッパ3を設
け、バルブ2の下流側には押具供給装置7を設けてい
る。パイプ25の途中で、押具供給装置7付近にスライ
ドバルブ94を設け、押具供給装置7の下流側で容器1
8の手前には、押具分離装置13を設けている。パイプ
25の途中でバルブ2の手前で分岐するパイプ6を設
け、パイプ6の途中にはバルブ20が設けてあり、パイ
プ6の他端は押具供給装置7に接続されている。
【0017】押具供給装置7と押具分離装置13はパイ
プ9によって接続されており、パイプ9の途中にはバル
ブ24を設けてある。押具分離装置13の設置位置は、
パイプ25の途中で容器18になるべく近い位置に設け
るのが良好であるが、容器18内に設けても良い。ま
た、押具供給装置7は空気抜き用のバルブ99の付いた
パイプ95を備えている。
【0018】この実施例の操作方法は、以下のようにし
て行われる。冷凍機5によって生成された搬送物(氷粒
子)10は、パイプ4を経てホッパ3に所定量が投入さ
れる。搬送物(氷粒子)10は、搬送用ブロワ1を運転
することにより、パイプ25,25aを通過して、容器
18内に空気流で搬送される。
【0019】搬送物(氷粒子)10の搬送密度を高め、
また搬送物(氷粒子)10がパイプ25中の曲部などで
閉塞し難くなるように、押具供給装置7より押具8(例
えば発泡スチロール,ゴム等で形成されたボールまたは
円柱等)をパイプ25に投入し、搬送物(氷粒子)10
を後方から押し込むようにして搬送する。
【0020】押具供給装置7から押具8を投入する前
に、搬送物(氷粒子)10をホッパ3より投入し、搬送
用ブロワ1を運転して、パイプ25の途中で押具供給装
置7の下流側に設けたスライドバルブ94のあるところ
まで一旦搬送物(氷粒子)10を搬送する。この時バル
ブ20は閉じている。スライドバルブ94の構造が空気
を通すものとなっているため、空気はパイプ25内を流
れている。
【0021】スライドバルブ94を設けない時は、搬送
物(氷粒子)10が押具供給装置7よりも下流側に進ん
だ時点で、バルブ2を閉じ、パイプ25内に空気を送り
込まないようにすることにより、スライドバルブ94の
役目を果たすことができる。
【0022】その後、押具供給装置7から押具8をパイ
プ25に送り込むには、搬送用ブロワ1を運転した状態
でバルブ2、99を閉じ、バルブ20を開けてパイプ6
に空気を流し、押具供給装置7の上方から空気を送り込
んで、押具7をパイプ25内に押し出す。この時バルブ
24は閉じていなくてはならない。
【0023】搬送物(氷粒子)10の搬送量に対して、
投入する押具8の個数は、搬送物(氷粒子)10がパイ
プ25,25a内で閉塞しないような量に分割し、それ
ぞれ分割された搬送物(氷粒子)10に対して1個ない
し2個の割合で後方より押し込むように搬送する。ま
た、押具8の形状は略球または略円柱が望ましく、動力
損失を小さくするために質量の軽い物、例えば発泡スチ
ロール材やゴム等で形成されたものが良い。
【0024】押具8の大きさは、パイプ25の内径より
も少し小さく、曲部において押具8が引っかからない程
度のものが良い。実機での実験の一例として、パイプ2
5として内径85mm、押具8として直径75mmの発泡ス
チロールのボールで、搬送物(氷粒子)10の投入量が
10kgの時、押具8の投入個数は2個、搬送物(氷粒
子)10の投入量が5kgの時、押具8は1個を用いるこ
とにより、スムーズに搬送できることが確認された。
【0025】その後、パイプ25内にある搬送物(氷粒
子)10と押具8は、バルブ2を開いて空気を送り込む
ことにより搬送される。搬送物(氷粒子)10と押具8
は、押具分離装置13内を通過する時に分離される。押
具分離装置13で分離された押具8は、搬送用ブロワ1
による空気流を利用して戻される。この時バルブ24,
99は開いた状態にしておき、空気が流れるようにして
おく。分離された搬送物(氷粒子)10は、パイプ25
aを通って容器18内に搬送される。
【0026】次に、容器18を放熱器として機能させる
には、搬送された搬送物(氷粒子)10から冷風を得る
ために、送風用ブロワ15を運転して空気を容器18内
に送り込む。空気は容器18内に充填された搬送物(氷
粒子)10と直接接触して冷風となる。また、搬送物
(氷粒子)10からの放熱方法は、容器18に溜った搬
送物(氷粒子)10間に熱交換器を設け、間接的に行っ
ても良い。発生した冷風は、ダクト19、吹き出し口2
3を経て部屋21へ導かれる。
【0027】このように搬送システムに押具供給装置7
及び押具分離装置13を備えることにより、搬送物(氷
粒子)10に押具8を混入でき、また容易に押具8と搬
送物(氷粒子)10を分離することが可能となる。
【0028】図2は、本発明の他の実施例に係る搬送シ
ステムの構成を示す。図2に示すように、この実施例の
構成は、図1に示すシステム構成とほぼ同じであるが、
パイプ25内の空気の流れを搬送物(氷粒子)10を搬
送する時と逆にして、押具8を押具供給装置7に戻す機
能を持っている。
【0029】パイプ25の途中でバルブ2の手前に分岐
したパイプ6、パイプ6の途中に分岐したパイプ6a、
パイプ6aの端部には押具供給装置7が連結されてい
る。パイプ6の他端は、パイプ25の途中に設けた押具
止め60(例えば棒、ひも、ピアノ線、糸など)よりも
下流側でかつバルブ92よりも上流側に接続される。パ
イプ25の途中で、押具止め60よりも上流側に二方向
弁90を設け、二方向弁90の他方側は押具供給装置7
につながるパイプ9に連結されている。
【0030】パイプ25の途中に設けた押具止め60
は、搬送物(氷粒子)10を通過させ、押具8を通さな
い太さのものにする。また、押具供給装置7には空気抜
き用のバルブ99の付いたパイプ95を備えている。
【0031】この実施例の操作方法を以下に示す。この
搬送システムも図1と同様に、押具供給装置7より押具
8を搬送物(氷粒子)10の後方に投入して搬送密度を
高め、閉塞防止をすることができる。図1の搬送システ
ムとの違いは、押具分離装置13を別に設けず、二方向
弁90、押具止め60によって押具8と搬送物(氷粒
子)10を分離できることにある。
【0032】押具供給装置7から押具8を供給し、搬送
物(氷粒子)10と一緒になって搬送されたものは、二
方向弁90を通過して、押具止め60に差し掛かる。搬
送物(氷粒子)10は押具止め60の周りを通過し、バ
ルブ92を開いておけばパイプ25aを通って容器18
内に搬送される。
【0033】押具止め60に止まっている押具8を押具
供給装置7に戻すためには、バルブ2,92,93を閉
じ、バルブ20,24,99を開いて、搬送用ブロワ1
からの空気をパイプ6に流し、押具8を逆流させ二方向
弁90からパイプ9を介して、押具供給装置7に戻す。
このような操作により、搬送物(氷粒子)10と押具8
を容易に分離することが可能となる。
【0034】図3は、図1の押具供給装置の一実施例を
示す。図3に示すように、押具8を溜めておける押具供
給装置7、押具供給装置7の端部に設けられた蓋27、
蓋27にパイプ6を接続するために設けたパイプ26か
ら構成され、押具供給装置7にはパイプ9が接続されて
いる。押具供給装置7の他端は、パイプ25と接続され
るため開放形となっている。
【0035】押具供給装置7の側面には、押具8が無作
為に落下しないように、落下を調整する調整機構をもつ
階段状の供給棒29が設けられ、供給棒29は棒先29
a,29bを備えている。棒先29a,29bは互いに
平行で、かつ間隔は押具8の1個分以上の間隔がある。
また、棒29の動きをスムーズにするため、棒29の径
に合わせガイドの役割をさせるために、ガイド28a、
28bが両側に設けてある。
【0036】この実施例の操作方法を以下に示す。押具
供給装置7に入った押具8を、1個ずつパイプ25に供
給するには、供給棒29をスライドさせることによりで
きる。図3に示す状態は、押具供給装置7の最下部にあ
る押具8が、供給棒29aに支えられていたものが、棒
29をスライドさせたことにより、落下するところであ
る。次に供給される押具8は、棒先29bに全て支えら
れる。供給棒29を先にスライドさせた方向と反対に動
かすと、この押具8は棒先29aによって支えられた状
態となる。
【0037】このような調整機構をもつ階段状の供給棒
29を押具供給装置7に用いれば、押具8の大きさに対
して、棒先29aと棒先29bの間隔を決定すれば、押
具8を一度に1個あるいは複数個、パイプ25に供給で
きる。
【0038】図4は、図3の押具供給装置の他の実施例
を示す。この実施例の構成は、図3に示す押具供給装置
7と同様であるが、棒先29a,29bの先端に球部1
00を設けているところに特徴を持っている。これによ
り押具8の表面を傷つけないで押具8を押具供給装置7
からパイプ25に送り込むことができる。
【0039】この実施例の操作方法を以下に示す。図3
に示した押具供給装置7と同様な操作方法を用いて、押
具8をパイプ25に送り込むが、供給棒29をスライド
させる際に棒先29a,29bの先端が押具8の表面に
接触して傷を付け、長期間押具8を使用できなくさせる
恐れがある。これを避けるために、棒先29a,29b
の先端に球部100をそれぞれ設けた。球部100を棒
先29a,29bの先端に設けることにより、押具8の
表面と接触する際に滑らかとなり、押具8の表面を傷つ
き難くする。球部100の大きさは、棒先29a,29
bの先端に取り付けられる程度の大きさであり、また押
具8が押具供給装置7の内部を球部100に邪魔されな
いで通過できなくてはならない。球部100は、ボール
に接触する面だけ球であれば良く、供給棒29に接続す
る面は必ずしも球面でなくても良い(例えば半球で良
い)。
【0040】図5は、本発明の押具供給装置の他の実施
例を示す。図5は押具供給装置7の内部構造を示すが、
この装置は、空気が通過でき、適当な厚みを持つ円盤3
1と、円盤31の中心軸である棒32で構成されてい
る。円盤31には押具8がスムーズに通過できる大きさ
の穴30a、30bが設けてあり、円盤31の中心部に
は棒32を通すために穴104が設けられており、円盤
31は、棒32を中心にして回転する。
【0041】円盤31は、例えばプラスチックや金属板
であり、空気が抜ける程度の穴が開いていればよい。円
盤31の厚みを考慮して、押具供給装置7の途中に分割
した部分を設けている。すなわち、円盤31を押具供給
装置7の途中に設置するために、パイプ7aとパイプ7
bに分離した部分を設け、パイプ7a,7bはそれぞれ
後に示す図6のケース101に接続され固定されてい
る。
【0042】この実施例の操作方法を以下に示す。押具
分離装置13から分離され、パイプ9内を送られてきた
押具8は、押具供給装置7に送り込まれる。押具供給装
置7にある押具8を、パイプ25内に送り込むには、円
盤31を回転させて行う。円盤31に開けた穴30aあ
るいは30bが押具供給装置7の位置と同じになった
時、パイプ7a内にある複数の押具8は、穴30aある
いは30bを通過して、パイプ7b内に送り込まれ、パ
イプ25内に導かれる。
【0043】更に、押具8を送り出す間隔を短くして連
続的に押具8をパイプ7a側からパイプ7b側に送りた
い場合、すなわち押具8の供給を調整したい場合は、円
盤31の直径を大きくし、押具8が通過する穴30a,
30bの数を増やせば良い。なお、押具供給装置7の設
置は、垂直方向及び水平方向のいずれでも構わない。
【0044】図6に図5の押具供給装置7の外観を、図
7に図6のAーA断面を示す。図5に示す押具供給装置7
の円盤31は、半円状の2つに分割されたケース101
内に設置されており、パイプ7a,7bはケース101
に固定されている。
【0045】図7に押具供給装置7の詳細な断面を示す
が、パイプ7a,7bはケース101に固定されてお
り、ケース101の内部には、円盤31が回転する際ぶ
つからない程度に隙間を設け、円盤31は円盤31の中
心を貫いて設置した棒32を介して、ケース101に固
定されている。この場合、棒32とケース101との接
触部は、ベアリングなど用いてケース101に取り付け
られる。
【0046】図8は、本発明の押具供給装置の他の実施
例を示す。この実施例は、一度に複数個の押具8を供給
できる機構を備えたことを特徴としている。棒33によ
って連結され、空気が通過できる円盤31a,31b
と、押具8がスムーズに通過できる穴30c,30d
と、円盤31a,31bの中心部を通過し、円盤31
a,31bの回転中心になる棒32とで構成されてい
る。
【0047】円盤31a,30bは互いに平行に取り付
けられている。円盤31a,31bに開けた穴30c,3
0dは、互いに平行な2枚の円盤の向かい合う対角線上
の位置に開いている。しかし、必ずしも穴30c,30
dは対角線上に開いていなくても良い。
【0048】また、円盤31a,31bをパイプ7の途
中に設置するために、押具供給装置7の途中には分割し
た部分を設けている。すなわち、パイプ7a,7b,7
cに分離した部分を設け、パイプ7a,7bは後に示す
図9のケース101に固定され、パイプ7cは図10に
示す固定台105に固定されている。
【0049】この実施例の操作方法を以下に示す。円盤
31a,31bの穴30c,30dは、対角線上に開け
られているので、図8に示す状態では、押具8はパイプ
7,穴30d,パイプ7cを通過して、円盤31bにぶ
つかり止まっている。次に、円盤31a,31bを18
0度更に回転させると、パイプ7c中にある押具8aは
穴30cからパイプ7bに放出される。更に180度回
転すると、後続の押具8bが穴30dとパイプ7cを通
過して円盤31bにぶつかり止める。この動作を繰り返
すことにより、押具8をパイプ25に送り込むことがで
きる。
【0050】このように円盤2枚を平行に設置した構成
にすれば、2枚の円盤に設けた穴の相対的な位置関係及
び穴の数により、押具8をパイプ25に送り込む間隔を
調整でき、また円盤2枚の間隔を押具の大きさに応じて
設定すれば、一度に1個以上送ることができる。
【0051】図9に図8の押具供給装置7の外観を、図
10に図9のAーA断面を示す。図9に示すように、ケー
ス101はパイプ7a,7bに固定されており、また図
10に示すように、ケース101に結合したパイプ7
a,7bと、一定間隔をもって平行に設置され棒32に
よってケース101に設置された円盤31a,31b
と、円盤31a,31bの間で押具8が通過する際のガ
イドの役目をするパイプ7c,パイプ7cをケース10
1に固定する固定台105とで構成されている。パイプ
7cは、押具8がパイプ7c内をスムーズに通過するよ
うに、上流側の径を下流側よりも大きくしているため、
テーパを持ったパイプとなっている。
【0052】図11、図12に円盤31,31a,31
bの形状の他の実施例を示す。押具8がスムーズに通過
するように、円盤31,31a,31bに設けた穴30
a,30b,30c,30dの形状を変えたもので、面
取り部102,103を設けてあり、面取り部102は
テーパー状の面取り、面取り部103はR状の面取りが
施されている。
【0053】この実施例の構成は、円盤31,31a,
31bの上流側の面の穴30a,30b,30c,30
dの径を大きくしたものである。図11には穴30a,
30b,30c,30dの径の段差を直線でつないだ面
取り部102を示し、図12には穴30a,30b,3
0c,30dの径の段差を曲線で滑らかにした面取り部
103を示す。穴30a,30b,30c,30dの上
流側の面の径を大きくすることで押具8がスムーズに通
過できる。
【0054】図13は、本発明の押具供給装置7の他の
実施例を示す。また図14は図13の円盤96の上面詳
細を示し、図15は図14のAーA断面図を示す.この実
施例の構成は、押具8を複数貯めておく容器43と、容
器43の内部に階段状に交互に設置した板40a,40
b,及び最終段の板41と、容器43の上部には押具8
を送り込むパイプ9と、パイプ9の途中に備えたパイプ
6と、容器43の側面で板41よりも下に設けた切り欠
き95と、穴98を複数備え周辺部にリム106及び中
心部になだらかな凸部107を設けた円盤96と、円盤
96の回転中心を支える回転中心部97とからなってい
る。
【0055】回転中心部97には、それを回転させるた
めのモータが接続される。また、リム106及びなだら
かな凸部107の間に形成されるくぼ地108の曲率
は、押具8とほぼ同じにし、リム106は押具8が円盤
96の外部に出ないようなリム高さにする。切り欠き9
5からの空気の漏れを無くす必要がある場合は、切り欠
き95、円盤96、及び回転中心部97を含めるように
カバー110を設ければ良い。
【0056】この実施例の操作方法を以下に示す。押具
分離装置13から分離された押具8は、パイプ9を通っ
て容器43内に入る。容器43に送り込まれた押具8
は、階段状に互いに交互に設置された板40a,40b
上を転がるようにして、容器43内に溜まる。
【0057】押具8をパイプ25内に送り込む時は、バ
ルブ24を締め、パイプ6より容器43の内部に空気を
送り込んで、押具8を押し出す。円盤96上に押し出さ
れた押具8は、円盤96上に形成されたくぼ地108に
案内されるように転がり、穴98の位置に来た時に押具
8は穴42を通って、パイプ25内に送り込まれる.図
16は、図13の押具供給装置7の板40a,40b,
41の他の実施例を示す。容器43が大きくなると板4
0a,40b,41も大きくなる。しかし、この場合押
具8が下方に向かって転がり落ちる時、板40a,40
b,41上を真っ直ぐには落ちて行かない場合が生じ
る。このため、押具8が容器43内に規則正しく並んで
充填されなかったり、円盤93上にうまく落下できなく
なる。板40a’,40b’,41’は、このようなこ
とを避けるために、板40a,40b,41に折り目を
付け、押具8が転がりやすいような構造とした。
【0058】図17は、図16の押具供給装置7の板4
1’の他の実施例を示す。板41’に新たに引っかかり
部111を設けたもので、図18に示すように、板4
1’上を転がり落ちてきた押具8がスムーズに穴98に
入るようにしたものである。回転している円盤96上に
ある押具8は、円盤96と一緒に回るだけで、うまくく
ぼ地108上を転がらず穴98に入り難くなることが考
えられる。しかし、引っかかり部111を板41の先端
に設けておけば、押具8は引っかかり部111にぶつか
るため、穴98へ入り易くなる。なお、引っかかり部1
11は、円盤96の回転に邪魔にならない程度の長さで
あれば良い。
【0059】図19は、本発明の押具供給装置7に接続
される投入口部の他の実施例を示す。この実施例の構成
は、押具投入装置7に接続されるパイプ35と、パイプ
35に連結されるパイプ25と、パイプ35とパイプ2
5の連結部よりも上流側に設けた板50からなってい
る。なお、板50はパイプ25に適当な角度を持って内
部に差し込んで設置する。
【0060】この実施例の操作方法を以下に示す。これ
はパイプ25内に空気が送られている状態で、パイプ3
5につながる押具供給装置7の上部に蓋がなく、開放形
になっている時にも、押具供給装置7内から押具8を送
り込める方法である。パイプ25に設置した板50を適
当な角度を持ってパイプ25に挿入すれば、押具供給口
付近は周囲に比べ負圧となる。
【0061】従って、図19に示すように、板50を設
置した時は、押具8はパイプ25内に吸い込まれてい
く。押具8をパイプ25内に送り込むのを止めたい場合
は、板50をパイプ25から抜けばよい。また、この押
具供給口に、図3、図5、図8などに示す押具供給装置
7を接続すればよい。
【0062】図20は、図1の押具分離装置の一実施例
を示し、図21は、図20のAーA断面を示す。この実施
例の構成は、パイプ25に接続するパイプ13aと、パ
イプ13aに斜めに分岐して設けたパイプ13bと、パ
イプ13bの内壁61に滑らかに一致し、分岐したパイ
プ13bの方向に傾かせ、パイプ13aの内部に設置し
た押具止め60とからなっている。パイプ13aの他端
はパイプ25aに連結される。
【0063】押具止め60の直径は、搬送物(氷粒子)
10が押具止め60に妨げられないような太さで、かつ
押具8を通過させない太さに設定する。また、押具止め
60は直線あるいは押具8が滑らかに押具止め60上を
転がるように、上流部を凹に若干曲面を付けても良い。
【0064】この実施例の操作方法を、以下に示す。パ
イプ25内を搬送物(氷粒子)10が後方から押具8に
押され搬送されてくる。押具分離装置13内に搬送物
(氷粒子)10と押具8が入り込むと、搬送物(氷粒
子)10は押具止め60の周りを通過して更にパイプ2
5の下流側に流れていく。
【0065】一方、押具8は、押具分離装置13の内部
に設けた押具止め60を通過することができずに引っか
かり、押具8の進む向きが変えられ、パイプ13aから
分岐したパイプ13bに向う。その後、分離された押具
8は、パイプ9を通り押具供給装置7に戻る。この時パ
イプ9に設けたバルブ24は開放にしておく必要があ
る。
【0066】図22は、図20の押具分離装置の他の実
施例を示す。この実施例の構成は、パイプ25に接続す
るパイプ13aと、パイプ13aの他端に斜めに連結し
たパイプ13bと、パイプ13aの内壁62に滑らかに
かつパイプ13bの内壁61に向け、押具8が通過する
方向に設置した押具止め60とからなっている。パイプ
13bの上方端部は、パイプ9に接続され、下方他端は
パイプ25aに連結されている。
【0067】この実施例の操作方法を以下に示す。パイ
プ25内を搬送物(氷粒子)10が後方から押具8に押
されて搬送されてくるが、押具分離装置13内に搬送物
(氷粒子)10と押具8が入り込むと、搬送物(氷粒
子)10は搬送されてくる勢いで一旦パイプ13bの上
方に行くが、氷粒子10の速度が遅くなるに連れて向き
を変え、搬送物(氷粒子)10は押具止め60の周りを
通過して、パイプ13bの下方に向かうようになる。
【0068】また、パイプ13bの直径を太くし、押具
止め60を長くして氷粒子10がパイプ13bの上方に
行く手前でパイプ13b下方に落下するようにしても良
い。一方、押具8は押具止め60によりパイプ13bの
下方に進まずにパイプ13bの上方に進み、搬送物(氷
粒子)10と分離される。その後、分離された押具8
は、パイプ9を通過して押具供給装置7に戻る。
【0069】図23は、本発明の押具分離装置13の他
の実施例を示す。押具分離装置13を縦型にしたもので
ある。この実施例の構成は、パイプ13aに斜め下方に
分岐したパイプ13bと、パイプ13bの内壁61に滑
らかに設置し分岐したパイプ13bとほぼ同じ曲率を持
った押具止め60とからなっており、パイプ13a,1
3bの内部に設けられている。
【0070】この実施例の操作方法を以下に示す。押具
分離装置13を縦に設置した場合で、パイプ13aの上
部端部はパイプ25に接続されており、下部他端はパイ
プ25aあるいは容器18に直接連結されている。パイ
プ13aの上部より送られてくる搬送物(氷粒子)10
と押具8は、棒60により分離され、搬送物(氷粒子)
10は押具止め60の周りを通過してパイプ13aの下
方に、押具8は押具止め60を通過できないため、押具
止め60により分岐したパイプ13bの方に進み、それ
ぞれ容器18、押具供給装置7に搬送される。
【0071】図24は、本発明の押具分離装置13の他
の実施例を示す。この実施例の構成は、パイプ13aの
端部に垂直にパイプ13bが連結されている。また、押
具止め60はパイプ13aの内壁62とパイプ13bの
内壁61が交差する交点を支点として、その支点よりも
上方に向けた内壁61に終点を持たせるように設置す
る。押具止め60の取付角度は、押具8がパイプ13a
と13bの連結している角に接触しない程度とする。
【0072】この実施例の操作方法を以下に示す。パイ
プ13a内を流れてくる搬送物(氷粒子)10と押具8
は、パイプ13b内部に設けた押具止め60により分離
され、氷粒子10は押具止め60の周りを通過してパイ
プ13bの下部へ、押具8はパイプ13bの上方へそれ
ぞれ移動し分離される。
【0073】図25は、本発明の押具分離装置13の他
の実施例を示す。この実施例の構成は、パイプ13aに
垂直に分岐して設けたパイプ13bと、パイプ13aに
対して下流側のパイプ13bの内壁60の面に合わせて
ほぼ垂直に立てた押具止め60とからなっている。
【0074】この実施例の操作方法を、以下に示す。パ
イプ13a内を流れてくる搬送物(氷粒子)10と押具
8は、パイプ13b内部に設けた押具止め60により分
離される。搬送物(氷粒子)10は押具止め60の周り
を通過してパイプ13aをまっすぐに移動し、押具8は
押具止め60に妨げられて進行方向をパイプ13bの上
部に向けて移動する。分離された搬送物(氷粒子)10
は、その後パイプ25aを経て容器18内に入り、押具
8はパイプ9を通って押具供給装置7に戻る。押具8を
滑らかにパイプ13aからパイプ13bに移動させるた
めに、下流側に向けて押具止め60に曲率を持たせても
良い。
【0075】図26は、本発明の押具分離装置の他の実
施例を示す。この実施例は、押具分離装置の機能を容器
18の内部に持たせたものである。構成は、搬送物(氷
粒子)10を充填する容器18と、容器18の内部に設
けた氷受け皿32と、押具8が押具止め70a,70b
の下に落下しないような間隔で、しかもパイプ72に押
具8が滑らかに転がり込むるように、押具止め70,7
0bの間隔をパイプ72に向け徐々に広げて設置した押
具止め70a,70bと、分離した押具8を容器18か
ら外部に導き、押具8が容器18内に落下しないように
内部に入れて設置したパイプ72,パイプ72の途中に
設けたバルブ73と、パイプ72の内壁に押具止め70
a,70bを取り付ける取付具71a,71bと、氷受
け皿32の下部で容器18の側面に設けたパイプ17
と、パイプ17の端部に連結した送風用ブロワ15と、
容器18の下部から水16を外部に導くバルブ14付の
パイプ12とからなっている。
【0076】押具止め70a,70bの形状は、押具8
が滑らかに転がるように円柱が望ましく、太さは押具8
が押具止め70a,70bの間、70aと容器18の内
壁の間及び70bと容器18の内壁の間から落下しない
太さであればよい。
【0077】この実施例の操作方法を、以下に示す。パ
イプ25,25aより送られてきた押具8と搬送物(氷
粒子)10は、容器18に入る。搬送物(氷粒子)10
は容器18の内部に設けた押具止め70a,70bを通
過し、氷受け皿34上に落下する。一方押具8は、押具
止め70a,70bに捕らわれ、押具止め70a,70
b上を押具8は転がりながらパイプ72に入って行く。
【0078】パイプ72の内部で、押具8が押具止め7
0aと70bから落ちるように、押具止め70a,70
b及び取り付け具71,71bの設置位置とパイプ72
が容器18の内部に入れ込む長さを決定する。この時バ
ルブ73の開閉状態はどちらでも構わないが、押具8を
取り出すときは、バルブ73を開いて取り出す。この場
合の熱交換器は、氷粒子と空気の直接接触式のものを挙
げているが、通常の熱交換器を用いても良い。
【0079】図27は、本発明の押具分離装置の他の実
施例を示す。この実施例の構成は、縦方向に一定の間隔
で並べたパイプ25a、パイプ25b、パイプ25bの
直径方向に連ねた押具止め80からなり、押具止め80
はパイプ25bに固定され、押具止め80を回転させる
とパイプ25bも同様に回転する。容器18の上部のふ
たは、必要に応じて設ける。
【0080】この実施例の操作方法を以下に示す。パイ
プ25,25aを搬送されてきた押具8と搬送物(氷粒
子)10は、パイプ25bに入り込む。この時、搬送物
(氷粒子)10は押具止め80の周りを通過して下方の
容器18内に落下するが、押具8は押具止め80に引っ
かかりパイプ25b内に残る。
【0081】図28は、図27の押具分離装置の動作状
態を示す。パイプ25bにある押具8は、押具止め80
を回転させることでパイプ25bから外部に取り出すこ
とができる。
【0082】図29は、本発明の押具分離装置に関する
他の実施例を示す。この実施例の構成は、パイプ25
c,パイプ25cの内部に備わる円柱容器で、底面は塞
がれており、円柱容器が回転することにより搬送物(氷
粒子)10のみを容器外部に出すことのできるスリット
86が外周に複数設けられ、上面からは押具8及び搬送
物(氷粒子)10が投入できるような構造になっている
容器81と、容器81の下面に取り付けた回転軸85
と、回転軸85の他端に接続したモータ84と、モータ
84を支える支持板83と、支持板83を固定する固定
棒82とからなっている。
【0083】この実施例の操作方法を、以下に示す。押
具分離装置13の機能を備えたパイプ25cをパイプ2
5aの途中で、容器18の上部に設置する。容器81内
に投入された押具8と搬送物(氷粒子)10は、適当な
量になったところでモータ84を駆動して、容器81を
回転させる。
【0084】搬送物(氷粒子)10が、遠心力により飛
び出す程度に容器81を回転させると、搬送物(氷粒
子)10はスリット85から容器81の外部に飛ばさ
れ、パイプ25cの内壁にぶつかり、下方に落下してい
く。また、押具8は容器81の内部に残され、搬送物
(氷粒子)10と分離される。このようにして押具8
は、円柱81の上部より取り出すことができる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、搬送物に押具を混入し
塊状にして高密度に搬送することができ、かつ搬送後、
押具を搬送物から容易に分離回収できるので、搬送作業
の効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る搬送システムの構成図
である。
【図2】本発明の他の実施例に係る搬送システムの構成
図である。
【図3】図1の押具供給装置の一実施例を示す図であ
る。
【図4】図3の押具供給装置の他の実施例を示す図であ
る。
【図5】本発明の押具供給装置の他の実施例を示す図で
ある。
【図6】図5の押具供給装置の外観図である。
【図7】図6のAーA断面図である。
【図8】本発明の押具供給装置の他の実施例を示す図で
ある。
【図9】図8の押具供給装置の外観図である。
【図10】図9のAーA断面図である。
【図11】円盤31、31a、31bの形状の他の実施
例を示す断面図である。
【図12】円盤31、31a、31bの形状の他の実施
例を示す断面図である。
【図13】本発明の押具供給装置の他の実施例を示す図
である。
【図14】図13の円盤96の上面詳細図である。
【図15】図14のAーA断面図である。
【図16】図13の押具供給装置の板40a,40b,
41の他の実施例を示す図である。
【図17】図16の押具供給装置の板41の他の実施例
を示す図である。
【図18】図13の円盤と図17の板との関係を示す斜
視図である。
【図19】本発明の押具供給装置に接続される投入口部
の他の実施例を示す図である。
【図20】図1の押具分離装置の一実施例を示す図であ
る。
【図21】図19のAーA断面図ある。
【図22】図19の押具分離装置の他の実施例を示す図
である。
【図23】本発明の押具分離装置の他の実施例を示す図
である。
【図24】本発明の押具分離装置の他の実施例を示す図
である。
【図25】本発明の押具分離装置の他の実施例を示す図
である。
【図26】本発明の押具分離装置の他の実施例を示す図
である。
【図27】本発明の押具分離装置の他の実施例を示す図
である。
【図28】図26の押具分離装置の動作状態を示す図で
ある。
【図29】本発明の押具分離装置に関する他の実施例を
示す図である。
【符号の説明】
1…搬送用ブロワ、2…バルブ、3…搬送物供給装置
(ホッパ)、4…パイプ、5…冷凍機、6,6a…パイ
プ、7…押具供給装置、7a,7b,7c…パイプ、
8,8a,8b…押具、9…パイプ、10…搬送物(氷
粒子)、11…ポンプ、12…パイプ、13…押具分離
装置、13a,13b…パイプ、14…バルブ、15…
送風用ブロワ、16…水、17…パイプ、18…容器、
19…ダクト、20…バルブ、21…部屋、22…人、
23…吹き出し口、24…バルブ、25,25a,25
b…パイプ、26…パイプ、27…蓋、28a,28b
…ガイド、29…供給棒、29a,29b…棒先、30
a,30b,30c,30d…穴、31,31a,31
b…円盤、32,33…棒、34…氷受け皿、35…パ
イプ、40a,40b…板、41…板、42…穴、50
…板、60…押具止め、61,62…内壁、70a,7
0b…押具止め、71a,71b…取付具、72,73
…バルブ、80…押具止め、81…容器、82…固定
棒、83…支持板、84…モータ、85…回転軸、86
…スリット、90…二方向弁、92…パイプ、94…ス
ライドバルブ、95…切り欠き、96…円盤、97…回
転中心部、98…穴、99…バルブ、100…球、10
1…ケース、102,103…面取り部、104…穴、
105…台、106…リム、107…凸部、108…く
ぼ地、110…カバー、111…引っかかり部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送物を搬送パイプ内に供給し前記搬送パ
    イプ内に空気を送り込むことにより前記搬送物を搬送す
    る搬送システムにおいて、 前記搬送物を前記搬送パイプ内に供給する搬送物供給装
    置と、前記搬送パイプ内に押具を供給し前記搬送物と混
    入させ、前記搬送物を前記押具と前記空気とで押し出す
    ように搬送する押具供給装置と、搬送後、前記押具を搬
    送物から分離して回収する押具分離装置とを有すること
    を特徴とする搬送システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記押具供給装置は、
    前記押具を複数溜めておくことができる構成であること
    を特徴とする搬送システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記押
    具供給装置は、前記搬送パイプ内に前記押具を一度に少
    なくとも1個供給できかつ前記押具を供給する時間の間
    隔が調整できる調整機構を有することを特徴とする搬送
    システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記押具分離装置は、
    前記搬送パイプ内に設置され、前記搬送物は通過させる
    が前記押具は通過させない押具止めで構成されているこ
    とを特徴とする搬送システム。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記押具止めは、前記
    搬送パイプの軸方向に対して垂直な断面を横切る少なく
    とも一本の略円柱状の部材で形成されていることを特徴
    とする搬送システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記押具分離装置で分
    離された前記搬送物を充填する容器を、前記押具分離装
    置の後方で前記搬送パイプに連通して備えることを特徴
    とする搬送システム。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項5において、前記搬
    送物は通過させるが前記押具は通過させない押具止めで
    構成された前記押具分離装置を前記容器内に設置し、前
    記押具分離装置で分離された前記押具を回収するパイプ
    を前記容器に設けることを特徴とする搬送システム。
  8. 【請求項8】請求項1または請求項5において、前記押
    具分離装置は、前記搬送パイプ内に設置される略円柱状
    の容器であって、前記容器の上面は前記搬送物及び前記
    押具が投入できるように開口されているが底面は塞がれ
    ており、前記容器が回転することによる遠心力により前
    記搬送物のみを前記容器の外部に飛び出させることので
    きるスリットが前記容器の外周に複数設けられている容
    器と、該容器の底板に取り付けられた回転軸と、該回転
    軸の他端に接続し前記容器を回転させるモータと、該モ
    ータを支える支持板と、該支持板を固定する固定棒とで
    構成されていることを特徴とする搬送システム。
  9. 【請求項9】請求項1または請求項5において、前記押
    具供給装置から押具を投入する前に、前記搬送物供給装
    置から供給された前記搬送物を一旦堰き止めるスライド
    バルブを、前記搬送パイプの途中で前記押具供給装置の
    後方に設けることを特徴とする搬送システム。
  10. 【請求項10】氷粒子を搬送パイプ内に供給し前記搬送
    パイプ内に空気を送り込むことにより前記氷粒子を搬送
    する搬送システムにおいて、 前記氷粒子を生成する氷粒子生成装置と、前記生成され
    た氷粒子を前記搬送パイプ内に供給する搬送物供給装置
    と、前記搬送パイプ内に押具を供給し前記氷粒子と混入
    させ、前記氷粒子を前記押具と前記空気とで押し出すよ
    うに搬送する押具供給装置と、搬送後、前記押具を氷粒
    子から分離して回収する押具分離装置と、前記離された
    前記氷粒子を充填する容器とを有することを特徴とする
    搬送システム。
  11. 【請求項11】請求項9において、前記容器は、前記氷
    粒子を充填する容器であって、かつ前記氷粒子を前記容
    器内の空気に直接的または間接的に接触させ、前記空気
    の放熱を行う放熱器であることを特徴とする搬送システ
    ム。
  12. 【請求項12】搬送物を搬送パイプ内に供給し前記搬送
    パイプ内に空気を送り込むことにより前記搬送物を搬送
    する搬送方法において、 搬送物供給装置から前記搬送物を前記搬送パイプ内に供
    給し、該供給された前記搬送物に押具供給装置から供給
    した押具を混入させ、前記搬送物を前記押具と前記空気
    とで押し出すように搬送し、搬送後、押具分離装置によ
    り前記押具を搬送物から分離して回収することを特徴と
    する搬送方法。
  13. 【請求項13】請求項11において、前記押具供給装置
    に、前記押具を複数溜めておくことを特徴とする搬送方
    法。
  14. 【請求項14】請求項11または請求項12において、
    前記押具供給装置により、前記搬送パイプ内に前記押具
    を一度に少なくとも1個供給しかつ前記押具を供給する
    時間の間隔を調整することを特徴とする搬送方法。
  15. 【請求項15】請求項11において、前記搬送パイプ内
    に設置された前記押具分離装置の押具止は、前記搬送物
    は通過させるが、前記押具は通過させないことを特徴と
    する搬送方法。
  16. 【請求項16】氷粒子を搬送パイプ内に供給し前記搬送
    パイプ内に空気を送り込むことにより前記氷粒子を搬送
    する搬送方法において、 氷粒子生成装置で生成した前記氷粒子を、搬送物供給装
    置から前記搬送パイプ内に供給し、該供給された前記氷
    粒子に押具供給装置から供給した押具を混入させ、前記
    氷粒子を前記押具と前記空気とで押し出すように搬送
    し、搬送後、押具分離装置により前記押具を前記氷粒子
    から分離して回収すると共に、前記分離された前記氷粒
    子を容器に充填することを特徴とする搬送方法。
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