JPH09272613A - 長尺パイプの搬送装置 - Google Patents

長尺パイプの搬送装置

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JPH09272613A
JPH09272613A JP10483296A JP10483296A JPH09272613A JP H09272613 A JPH09272613 A JP H09272613A JP 10483296 A JP10483296 A JP 10483296A JP 10483296 A JP10483296 A JP 10483296A JP H09272613 A JPH09272613 A JP H09272613A
Authority
JP
Japan
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rolls
carrier
conveying
transport
pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10483296A
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English (en)
Inventor
Hideto Tokumaru
秀人 徳丸
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH09272613A publication Critical patent/JPH09272613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管等のパイプ外径の変化に関係なく、常に
搬送速度を一定に保つことが出来る長尺パイプの搬送装
置を提供することにある。 【解決手段】 回転する複数の搬送ロール1,2上に載
置し、長尺パイプ5,6の長手方向に搬送する長尺パイ
プの搬送装置に於いて、搬送ロール1,2として円柱形
状ロールを用いると共に、隣接する搬送ロール1,2を
交互に逆方向に傾斜せしめて、搬送ラインセンター面上
で交差的に配置したことを特徴とする長尺パイプの搬送
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として鋼管等の
長尺パイプを長手方向に搬送する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼管等のパイプを長手方向に搬送
するときパイプの横方向に転がるのを防止するため、一
般に図5に示すように、円錐台形状小径部を向かい合わ
せ中央部を絞り込んだ、いわゆるダブルコーン型のロー
ルを長手方向に軌条の枕木のように複数並べた長尺パイ
プの搬送装置が用いられ、このロールを一定回転数で回
転させパイプを搬送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ダブルコーン型の搬送ロールを一定回転数で回転させて
パイプを搬送する装置では、鋼管の外周と接触する搬送
ロールの位置が円錐台の斜面の部分であり、搬送ロール
中心線からの距離が異なる。従って、搬送ロールの斜面
部分の位置により円周の長さが変化することになり、搬
送物である鋼管外径が変化した場合、鋼管の大きさによ
り搬送速度が変化することになる。このことは、径の異
なる鋼管を連続して搬送した場合に問題が生じる。例え
ば、小径鋼管の後に大径鋼管を搬送する場合、接触する
ロール径部が小さく搬送速度が遅い小径鋼管に、径が大
きく搬送速度が速い大径鋼管が、追突する事態が生じた
りする。逆に、大径鋼管の後に小径鋼管を搬送する場
合、大径鋼管に続く小径鋼管の間隔が、開いてしまう事
態が生じることになる。また、前後に続く径の異なる鋼
管の搬送速度が異なるため、鋼管の停止位置決めが不正
確になる他、あるセンサーにより通過検知した後に、搬
送ロールの回転数をカウントして長尺パイプの長さに換
算するようなオンライン長さ測定装置においてはその測
定誤差が発生する等、物流管理の上で大きな課題が生じ
る。そこで本発明では、上記課題を解決するため、鋼管
等のパイプ外径の大きさに関係なく、常に搬送速度を一
定に保つことが出来る長尺パイプの搬送装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下の構成を要旨とする
ものである。 (1)請求項1記載の発明は、回転する複数の搬送ロー
ル上に載置し、長尺パイプの長手方向に搬送する長尺パ
イプの搬送装置に於いて、搬送ロールとして外形が円柱
形状のロールを用いると共に、隣接する搬送ロールを交
互に逆方向に傾斜せしめて、搬送ラインセンター面上で
交差的に配置したことを特徴とする長尺パイプの搬送装
置である。 (2)また、請求項2記載の発明は、上記(1)記載の
長尺パイプの搬送装置において、各搬送ロールの傾斜上
端側のみを搬送ライン進行方向前方側にスキューさせて
配置したことを特徴とする長尺パイプの搬送装置であ
る。
【0005】本発明は、搬送ロールとして円柱形状ロー
ルを用い、隣接する搬送ロールを交互に逆方向に傾斜せ
しめて、搬送ラインセンター面上で交差的に配置するこ
とで搬送するパイプは、横方向の転がりを防止しながら
安定した搬送が可能となる。また、搬送ロールは、円柱
形状ロールを用いている為、搬送ロールの各位置の回転
半径が常に同じである。従って、搬送ロールの回転数を
変化させることなく、一定に維持したままで、鋼管外径
を変化させた異径の鋼管を、一定の搬送速度で連続的に
搬送することが出来る。
【0006】また、各搬送ロールの傾斜上端側のみを搬
送ライン進行方向前方側に移動させて配置する構成とす
ると、鋼管を載置する部分である交差部より上方の搬送
ロールの部分が搬送ラインに向かって回転することにな
る。従って、搬送する鋼管が搬送ラインからずれ、一方
の搬送ロールの上端部方向へ移動した場合であっても、
搬送ロールは搬送ライン方向に回転していることより、
鋼管のずれを修正する方向に力が作用し、より一層安定
した搬送が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は、第一の実施の形
態を示す例の図である。図に於いて、隣接する2本の搬
送ロール1,2を1組とし、これを複数組、搬送ライン
に連続して配置して使用する。この搬送ロール1,2
は、円筒状ロール、棒状ロール等、外形が円柱形状のロ
ールで形成され、駆動装置3によって駆動される。一組
の搬送ロール1,2は、それぞれ交互に逆方向に10度
程度傾斜せしめて、搬送ラインセンター面上で交差的に
配置している。そして、複数組みの搬送ロール1,2の
各交差位置を搬送ラインに一致させて搬送ラインを形成
する。
【0008】ここで、上記搬送ロールの傾斜角度は、上
記実施の形態では、10度程度の傾斜として述べてい
る。傾斜角度の選定については、角度が大きくなれば鋼
管の横方向転がりの防止には効果があるが、鋼管4の円
筒部の圧縮変形が生じることになる。特に、径が大きく
肉が薄い鋼管5は、自重で変形してしまうため、この変
形抑制限界と横方向転がり防止効果の2つを総合的に考
慮して設定することが好ましい。
【0009】上述の実施の態様では、隣接する搬送ロー
ル1,2を交互に逆方向に傾斜せしめて、搬送ラインセ
ンター面上で交差的に配置することで搬送するパイプ4
又は5は、横方向の転がりを防止しながら安定した搬送
が可能となる。また、搬送ロール1,2は、円柱形状ロ
ールを用いている為、搬送ロールの各位置の回転半径が
常に同じである。従って、搬送ロール1,2の回転数変
化させることなく、一定に維持したままで、鋼管外径を
変化させた異径の鋼管4,5を、一定の搬送速度で連続
的に搬送することが出来る。
【0010】なお、搬送ロール1,2は図1、図2に示
す如く隣接する搬送ロール1,2の傾斜上端と傾斜下端
が搬送ラインとほぼ等距離の位置となる配置としている
が、交差位置より下の部分の搬送ロールは、搬送物が接
触しない部分である。従って、この部分が短くても何等
問題が無いことより、搬送ロール1,2の傾斜下端のみ
を搬送ライン側によせて搬送ロールを位置させて形成し
てもよいことは言うまでもない。
【0011】図3及び図4は、第二の実施の形態を示す
例の図である。前述第一の実施の態様で説明した長尺パ
イプの搬送装置に於いて、搬送ロール6,7のそれぞれ
の傾斜上端側のみを搬送ライン進行方向前方側にスキュ
ーさせる配置としたもので、いわば搬送ロール6,7を
搬送方向に倒した姿勢で配置したものである。この搬送
ロール6,7を進行方向前方側に移動させる移動量は、
パイプ搬送ラインの垂直面に対し、1度程度のスキュー
させた傾斜を与えている。
【0012】この第二の実施態様の構成では、パイプ4
が、搬送ロール6,7の搬送部分がV字形に傾斜させた
部分で搬送されるとき、搬送ロール7にパイプ4の先端
部が斜めにから到達することになり、パイプ4の先端が
搬送ロール7の周面部に正面から衝突して搬送を阻害さ
れることやパイプ先端の変形をさけるものである。
【0013】また、搬送パイプ4の搬送ラインからずれ
た場合、一方の搬送ロール6(又は搬送ロール7)の傾
斜上方に移動した場合、ずれた搬送ロール6は、搬送ラ
イン進行方向前方側にスキューさせる配置となっている
ため、搬送パイプ4を搬送ライン側に戻すように作用す
る。この結果、安定した搬送状態を維持できる。
【0014】尚、前記スキュー角度は、上述の例では1
度としているが、このスキュー角度の設定については、
スキュー角度が大きくなれば、鋼管の安定搬送の効果が
あるが、一方鋼管とロールとの滑りによる疵が発生しや
すくなるため、これらのバランスさせる必要があり上述
ように設定した。
【0015】
【実施例】以下、本発明の長尺パイプの搬送装置の一実
施例を説明する。上述の、2本の直径200mmφの円
筒状の隣接する搬送ロールを交互に逆方向にそれぞれ1
0度の角度に傾斜せしめ、搬送ラインセンター面上で交
差的に配置しせしめて、全部で20本の搬送ロールで搬
送ラインを形成した。この長尺パイプの搬送装置に直径
500mmφで厚み15mmと、直径2500mmφで
厚み15mmの2種類の鋼管を、搬送速度20m/mi
nで搬送した。それぞれの鋼管とも同一の速度で搬送で
きた。なお、図5に示す従来のダブルコーン型の搬送ロ
ールで上記2種類の鋼管を搬送した場合の搬送速度は、
それぞれ直径500mmφ鋼管で搬送速度13m/mi
n、直径2500mmφ鋼管で搬送速度27m/min
であった。
【0016】また、上記搬送ロールを傾斜上端側のみを
搬送ライン進行方向前方側に1度の角度でスキューさせ
て配置した場合、搬送パイプが搬送ラインからはずれる
回数が1〜2割減少した他、鋼管が搬送ラインからはず
れても、短時間で搬送ラインに復帰した。また、搬送パ
イプの表面に疵の発生も生じなかった。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記した構成からなるので、
パイプ径が変わっても搬送速度は変化せず、従来に比較
して物流管理が容易になり、更に搬送対象鋼管のサイズ
が違う複数の工場、或いは板状の材料を搬送する熱延や
冷延等の工場の搬送ロールと共有でき設備費用や予備品
費用が削減でき、また従来のダブルコーン型搬送ロール
で起こりがちな搬送衝撃によるロール中央部の折損事故
もなくなり、トータルコスト削減効果が得られた。ま
た、パイプ径の異なる鋼管の搬送精度が向上し、他の材
料の搬送設備との共有化も可能で、総合的にコスト削減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長尺パイプの搬送装置の正面図で
ある。
【図2】同上の平面図配置図である。
【図3】本発明に係る長尺パイプの搬送装置の搬送ロー
ルを搬送方向にスキューした実施の態様の正面図であ
る。
【図4】同上の平面配置図である。
【図5】従来の長尺パイプの搬送装置の正面図である。
【符号の説明】
1,2,6,7 搬送ロール 3 駆動装置 4,5 パイプ 8 ダブルコーン型搬送ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する複数の搬送ロール上に載置し、
    長尺パイプの長手方向に搬送する長尺パイプの搬送装置
    に於いて、 搬送ロールとして外形が円柱形状のロールを用いると共
    に、隣接する搬送ロールを交互に逆方向に傾斜せしめ
    て、搬送ラインセンター面上で交差的に配置したことを
    特徴とする長尺パイプの搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載からなる長尺パイプの搬送
    装置於いて、各搬送ロールの傾斜上端側のみを搬送ライ
    ン進行方向前方側にスキューさせて配置したことを特徴
    とする長尺パイプの搬送装置。
JP10483296A 1996-04-03 1996-04-03 長尺パイプの搬送装置 Withdrawn JPH09272613A (ja)

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JP10483296A JPH09272613A (ja) 1996-04-03 1996-04-03 長尺パイプの搬送装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107777212A (zh) * 2016-08-30 2018-03-09 天津市金丞泰节能建材科技有限公司 一种运输装置
CN110980138A (zh) * 2020-03-05 2020-04-10 潍坊东方钢管有限公司 多口径管道输送装置
CN111776592A (zh) * 2020-07-29 2020-10-16 惠博新型材料有限公司 一种镀锌卷内筒用辅助上机装置

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CN110980138B (zh) * 2020-03-05 2020-07-28 潍坊东方钢管有限公司 多口径管道输送装置
CN111776592A (zh) * 2020-07-29 2020-10-16 惠博新型材料有限公司 一种镀锌卷内筒用辅助上机装置
CN111776592B (zh) * 2020-07-29 2021-06-25 惠博新型材料有限公司 一种镀锌卷内筒用辅助上机装置

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Effective date: 20030603