JP2017218276A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物の搬送方向に沿った傾斜を利用しなくても、対象物を整列させながら搬送することができる搬送装置を提供する。【解決手段】搬送方向上流から下流に向かって運動することで、載置面10aに載置された対象物を搬送方向に沿って搬送する搬送手段10を有し、載置面10aが、搬送方向と交差する方向に傾斜を有する搬送装置1とする。搬送装置1は、搬送手段10の中途部に、搬送手段10によって搬送される対象物が第一の姿勢をとっている時には対象物に接触せず、対象物が第一の姿勢と異なる第二の姿勢をとっている時には対象物に接触し、対象物の姿勢を第一の姿勢に向かって変更させる姿勢変更部を有するとよい。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置に関し、さらに詳しくは、対象物を整列させながら搬送する搬送装置に関する。
例えば、長尺状の鋼材を順次切断して円柱状のビレットを製造する場合等、柱状のワークを軸方向に整列させながら多数搬送する目的で、整列機能を備えた搬送装置が用いられる場合がある。この種の搬送装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている物体整列供給装置は、一部の物体の高さ方向を搬送方向向きに揃えて下流側に順次搬出する第1整列搬送手段と、第1整列搬送手段から順次搬出される適正方向向きの物体のみを選択して受領してその高さ方向を搬送方向向きに揃えて1列に整列させて下流側に供給する第2整列搬送手段とを有している。第1整列搬送手段は、平行な一対のロールであって上流側を下流側より高く配置されるとともに異なる周速で回転するロールを有している。第2整列搬送手段は、一対のロールの間の延長線上の下流側に配置されるとともに適正方向向きの物体を載置する上流側を下流側より高く配置されたレール上面を備えた中板を有している。
特開2013−159448号公報
特許文献1においては、第1整列搬送手段および第2整列搬送手段が、搬送方向に沿った傾斜を有しており、その傾斜に沿って物体が重力によって移動する間に、柱状の物体が搬送方向に整列される。傾斜を大きくするほど、各物体を搬送方向に整列させる力が大きく働く反面、物体が重力によって高速で移動するようになるので、物体の整列に利用できる時間が短くなり、十分に物体を整列させることが難しい場合がある。物体の搬送速度を、物体の整列に要する傾斜と独立のパラメータとして制御することも難しい。また、重力によって、整列された物体間で衝突が起こるため、物体に損傷が生じる可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、対象物の搬送方向に沿った傾斜を利用しなくても、対象物を整列させながら搬送することができる搬送装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる搬送装置は、搬送方向上流から下流に向かって運動することで、載置面に載置された対象物を前記搬送方向に沿って搬送する搬送手段を有し、前記載置面は、前記搬送方向と交差する方向に傾斜を有するものである。
ここで、前記搬送装置は、前記搬送手段の中途部に、前記搬送手段によって搬送される対象物が第一の姿勢をとっている時には前記対象物に接触せず、前記対象物が前記第一の姿勢と異なる第二の姿勢をとっている時には前記対象物に接触し、前記対象物の姿勢を前記第一の姿勢に向かって変更させる姿勢変更部を有するとよい。また、前記搬送手段は、最大幅よりも高さが大きい柱状の対象物を搬送し、前記搬送装置は、前記載置面上で起立している前記柱状の対象物に接触し、転倒させる転倒部を有するとよい。
前記搬送手段は、搬送方向に沿って、搬送速度の異なる複数の領域を有し、低速度の領域よりも下流に、高速度の領域が配置されているとよい。この場合に、前記搬送手段は、搬送方向に沿って、上流から下流に向かって順に、第一の搬送速度を有する第一の領域と、前記第一の搬送速度よりも低速度の第二の搬送速度を有する第二の領域と、前記第二の搬送速度よりも高速度の第三の搬送速度を有する第三の領域と、を備えるとよい。そして、前記搬送手段は、さらに、前記第三の搬送速度よりも高速度の第四の搬送速度を有する第四の領域を、前記第三の領域よりも下流に備えるとよい。
前記搬送装置は、前記搬送手段の中途部に、前記搬送方向に沿って下流側が上流側よりも低くなった段差を有するとよい。この場合に、前記搬送手段は、搬送方向に沿って、搬送速度の異なる複数の領域を有し、搬送速度が変化する位置に、前記段差を有するとよい。そして、前記搬送手段は、搬送方向に沿って、上流から下流に向かって順に、第一の搬送速度を有する第一の領域と、前記第一の搬送速度よりも低速度の第二の搬送速度を有する第二の領域と、前記第二の搬送速度よりも高速度の第三の搬送速度を有する第三の領域と、を有し、前記第一の領域と前記第二の領域の間、および前記第二の領域と前記第三の領域の間の少なくとも一方の位置に、前記段差を有するとよい。
前記搬送装置は、前記対象物が基準数以下の個数しか前記搬送方向に交差する方向に並列に並んで通過することができない個数選択部を有するとよい。また、前記搬送手段は、最大幅よりも高さが大きい柱状の対象物を搬送し、前記搬送装置は、前記搬送手段の中途部に、前記載置面から、前記載置面に載置された前記対象物の最上部までの高さが、前記最大幅よりも大きいことを検知すると、該対象物を前記搬送手段から排除する排除部を有するとよい。
上記発明にかかる搬送装置は、対象物を搬送する搬送方向と交差する方向に、搬送手段の載置面が傾斜を有している。対象物が、柱状等、重力によって姿勢を変更することができる形状を有していれば、この傾斜によって対象物に印加される重力を利用して、対象物の姿勢を揃えることができる。対象物の整列と搬送のために、搬送方向に沿った傾斜を利用するものではないので、載置面の傾斜角と搬送手段の運動速度を独立に設定することで、対象物の搬送速度と整列の程度を、独立に制御することができる。また、対象物間の重力による衝突から対象物を保護することができる。
ここで、搬送装置が、搬送手段の中途部に、搬送手段によって搬送される対象物が第一の姿勢をとっている時には対象物に接触せず、対象物が第一の姿勢と異なる第二の姿勢をとっている時には対象物に接触し、対象物の姿勢を第一の姿勢に向かって変更させる姿勢変更部を有する場合には、搬送手段によって搬送される対象物を、第一の姿勢へと整列させやすい。
また、搬送手段が、最大幅よりも高さが大きい柱状の対象物を搬送し、搬送装置が、載置面上で起立している柱状の対象物に接触し、転倒させる転倒部を有する場合には、柱状の対象物を、軸が倒れ、かつ軸が載置面の傾斜方向に垂直に向いた状態で整列させやすい。
搬送手段が、搬送方向に沿って、搬送速度の異なる複数の領域を有し、低速度の領域よりも下流に、高速度の領域が配置されている場合には、多数の対象物が連続的に搬送手段に供給され、搬送される際に、複数の対象物が時間間隔を設けずに、あるいはわずかな時間間隔のみで搬送手段に供給されたとしても、ある対象物が高速度の領域に位置し、次の対象物が低速度の領域に位置する状態において、複数の対象物の間の距離を引き離すことができる。その間に、対象物が、相互間の接触の影響を避けて、載置面の傾斜による姿勢変更を行うことができるので、対象物の整列が促進される。
この場合に、搬送手段が、搬送方向に沿って、上流から下流に向かって順に、第一の搬送速度を有する第一の領域と、第一の搬送速度よりも低速度の第二の搬送速度を有する第二の領域と、第二の搬送速度よりも高速度の第三の搬送速度を有する第三の領域と、を備える構成によれば、最も上流の第一の領域の搬送速度を下流の第二の領域よりも速くしておくことで、他の装置等から搬送手段へと連続的に供給される多数の物体を、搬送手段によって円滑に受領することができる。そして、第三の領域の搬送速度を第二の領域の搬送速度よりも速くしておくことで、上記のように、近接した対象物間での引き離しを利用して、対象物の整列を促進することができる。
そして、搬送手段が、さらに、第三の搬送速度よりも高速度の第四の搬送速度を有する第四の領域を、第三の領域よりも下流に備える構成によれば、複数の対象物の間の距離を効果的に引き離すことができるので、複数の対象物が接触や近接を解消しにくい相互配置をとっている場合でも、対象物の整列を強力に促進することができる。
搬送装置が、搬送手段の中途部に、搬送方向に沿って下流側が上流側よりも低くなった段差を有する場合には、各対象物が段差を落下するのに要する時間を、複数の対象物の間の距離の引き離しに利用することができる。これにより、対象物を整列させやすくなる。
この場合に、搬送手段が、搬送方向に沿って、搬送速度の異なる複数の領域を有し、搬送速度が変化する位置に、段差を有する構成によれば、搬送手段の中途部であっても、段差構造を設けやすい。
そして、搬送手段が、搬送方向に沿って、上流から下流に向かって順に、第一の搬送速度を有する第一の領域と、第一の搬送速度よりも低速度の第二の搬送速度を有する第二の領域と、第二の搬送速度よりも高速度の第三の搬送速度を有する第三の領域と、を有し、第一の領域と第二の領域の間、および第二の領域と第三の領域の間の少なくとも一方の位置に、段差を有する構成によれば、段差の効果と、領域間の搬送速度の差の効果を、合わせて対象物の間の距離の引き離しに利用できるので、対象物の整列を特に効果的に促進することができる。
搬送装置が、対象物が基準数以下の個数しか搬送方向に交差する方向に並列に並んで通過することができない個数選択部を有する場合には、上記で挙げた載置面の傾斜、転倒部、搬送手段の領域間の速度差、段差の各構成によって、複数の対象物の並列配置を十分に解消できない場合でも、そのような並列配置をとる対象物を強制的に排除し、並列配置のない状態の対象物のみを下流側に搬送することができる。
また、搬送手段が、最大幅よりも高さが大きい柱状の対象物を搬送し、搬送装置が、搬送手段の中途部に、載置面から、載置面に載置された対象物の最上部までの高さが、最大幅よりも大きいことを検知すると、該対象物を搬送手段から排除する排除部を有する場合には、上記で挙げた各構成によって、柱状の対象物の起立を十分に解消できない場合でも、起立した対象物を強制的に排除し、起立せず倒れた状態の対象物のみを下流側に搬送することができる。
本発明の一実施形態にかかる搬送装置を示す斜視図である。 上記搬送装置を示す平面図である。 上記搬送装置を示す側面図である。 低速領域から高速領域への速度の切り替えによるワークの整列の例を説明する図であり、傾斜したコンベアの載置面を上方から正対して見た状態を示している。(a)から(c)の順にワークが搬送される。 低速領域から高速領域への速度の切り替えによるワークの整列の別の例を説明する図であり、傾斜したコンベアの載置面を上方から正対して見た状態を示している。(a)から(c)の順にワークが搬送される。 段差によるワークの引き離しを説明する図であり、コンベアの載置面に直交する側方から見た状態を示している。(a)から(c)の順にワークが搬送される。 転倒部の概略を示す図であり、コンベアの下流側から見た状態を示している。(a)は起立したワークが通過する際の状態、(b)は転倒したワークが通過する際の状態を示している。 姿勢変更部の概略を示す図であり、コンベアの下流側から見た状態を示している。(a)は軸が搬送方向に向いたワークが通過する際の状態、(b)は軸が搬送方向に垂直に向いたワークが通過する際の状態を示している。 排除部によるワークの姿勢の判定と排除を説明する図であり、傾斜したコンベアの載置面を上方から正対して見た状態を示している。(a),(b)は順に、転倒して軸を搬送方向に向けたワークが搬送される状態を示している。 排除部によるワークの姿勢の判定と排除を説明する図であり、傾斜したコンベアの載置面を上方から正対して見た状態を示している。(a)〜(c)は順に、起立したワークが排除される状態を示している。 ワークの形状の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる搬送装置について、図面を参照しながら説明する。
[搬送装置によって搬送されるワーク]
搬送装置の説明に先立って、本搬送装置によって搬送されるワーク(対象物)の一例について説明する。
図11に、一例としての円柱状のワークWを示す。ワークWは、端面および断面の直径がR、軸方向W1に沿った高さがHである円柱形状を有している。高さHは、最大幅としての直径Rよりも大きくなっている。
このような円柱形状を有するワークWの例として、断面円形の長尺状の鋼材を所定の長さに切断して得られるビレットを挙げることができる。後に説明するように、切断された多数のビレットは、順次、シュータを介して搬送装置のコンベアの最上流部に供給される。
以下では、円柱形状を有するワークWを例として説明を行うが、ワークWは、円柱状に限られない。多角柱状等、高さ方向(軸方向)に直交する断面の最大幅よりも高さが大きい柱形状であれば、いかなる形状をとっていてもよい。
[搬送装置の概略]
図1〜3に、本発明の一実施形態にかかる搬送装置1の全体の構成を示す。搬送装置1は、コンベア10を有している。コンベア10は、載置面10a(11a〜15a)にワークWを載置した状態で、搬送方向上流から下流に向かって運動することで、載置したワークWを搬送する搬送手段として機能する。
搬送装置1の上流に設けられた切断装置(不図示)において、鋼材が切断され、複数のワークW(ビレット)が次々と、コンベア10の最上流部に供給される。ここで、ワークWは、傾斜した滑落面を有するシュータ(不図示)を介してコンベア10の最上流部に供給される。ワークWの供給は、一定の時間間隔ではなく、不規則な時間間隔で行われる。また、シュータから滑落してくるワークWは、不規則な姿勢をとっている。ワークWは、コンベア10によって搬送装置1の下流側へと搬送される間に、軸方向W1を搬送方向に揃えて直列に1列に並んだ状態で整列され、最下流部において、一定個数をまとめて、吸着装置(不図示)によって、搬送装置1から搬出される。
ここで、本搬送装置1においては、図1〜3に示すように、コンベア10の搬送方向(運動方向)に沿って、上流側を−x方向、下流側を+x方向とする。また、重力方向上方を+z方向、下方を−z方向とする。そして、x方向およびz方向に直交する方向をy方向とする。
コンベア10は、5つの領域に分かれている。つまり、上流側から、第一の領域11、第二の領域12、第三の領域13、第四の領域14、第五の領域15を有している。各領域11〜15は、後述するように、場所によっては間に段差を有するものの、上流側から下流側に向かって直線的に連続しており、ワークWが、第一の領域11から第五の領域15に向かって、各領域11〜15を順に搬送される。
コンベア10の各領域11〜15は、いずれも、載置面10a(11a〜15a)がy方向に沿った傾斜を有している。つまり、載置面10aが、xy平面(水平面)に平行となっておらず、xy平面に対して傾斜している。図では、+y方向が−y方向よりも上方(+z方向)に配置された傾斜をとっている。その結果として、図3の側面図(−y方向からxz平面を正視した図)において、載置面10aが面として視認されている。各領域11〜15の載置面11a〜15aは、異なる傾斜角を有していてもよいが、構成の簡素性、また後述する段差によるワークW間の引き離しを効果的に行う観点からは、全て同じ傾斜角を有していることが好ましく、例えば、その傾斜角は、xy平面に対して5〜30度とすることができる。
コンベア10の各領域11〜15には、載置面10aの両側部に、載置面10aに略垂直に立設された壁面10b,10cが設けられている。両壁面10b,10c、特に載置面10aの傾斜の下方に相当する−y方向に設けられた壁面10bは、コンベア10によって搬送されるワークWが載置面10aから落下するのを防止する役割を果たす。
コンベア10を構成する第一の領域11、第二の領域12、第三の領域13、第四の領域14は、それぞれ異なる搬送速度(運動速度)を有している。各領域11〜14の運動速度をそれぞれV1,V2,V3,V4とすると、V2<V1<V3<V4となっている。つまり、第二の領域12は第一の領域11よりも低速度であり、第三の領域13は第二の領域12よりも高速度である。そして、第四の領域14は第三の領域13よりもさらに高速度である。第五の領域15の速度V5は、第四の領域14の速度V4と同じであるか、それよりも高速度である(V4≦V5)。
第一の領域11と第二の領域12の間には、第一の段差19aが設けられている。第一の段差19aを境に、第一の領域11の側が高く(+z方向)、第二の領域12の側が低く(−z方向)なっている。また、第二の領域12と第三の領域13の間にも、第二の段差19bが設けられている。第二の段差19bを境に、第二の領域12の側が高く、第三の領域13の側が低くなっている。
第一の領域11〜第四の領域14においては、載置面11a〜14aの幅(傾斜に沿った方向の寸法)が、2つ以上のワークWが並列に通過できるものとなっている。つまり、2つ以上のワークWが軸方向W1を搬送方向(x方向)に揃えた状態で、同時に通過できることができる幅、換言すると長さ2R以上の幅を有している。これに対し、第五の領域15においては、載置面15aの幅が、2つ以上のワークWが並列に通過できないものとなっている。つまり、1つのワークWしか同時に通過できない幅、換言すると長さ2Rより小さい幅を有している。第四の領域14と第五の領域15は、傾斜の下側(−y側)の端縁を揃えた状態で、連続している。
搬送装置1には、コンベア10以外にも、ワークWの整列を促進する各種装置が設けられている。各装置の詳細については後述するが、ここで簡単に位置と役割を説明する。
まず、第三の領域13の中途部に、転倒部20が設けられている。転倒部20は、載置面13a上で起立しているワークWを転倒させる役割を果たす。
第四の領域14には、姿勢変更部30が設けられている。姿勢変更部30は、コンベア10の傾斜の下側(−y側)の壁面10bから傾斜に沿って突出した複数の突起状の部材として構成されており、ワークWの姿勢を、軸方向W1がコンベア10の搬送方向に向いた姿勢へと変更する役割を果たす。
第五の領域15の中途部には、排除部40が設けられている。排除部40は、第五の領域15に至ってなお、載置面15a上に起立しているワークWを強制的にコンベア10から排除する装置である。
第五の領域15の下流部には、個数調整部50が設けられている。個数調整部50は、それよりも上流で整列され、軸方向W1に直列に並べられたワークWを所定個数計数し、吸着装置で運搬されるまでコンベア10上で滞留させる役割を果たす。
[コンベアの載置面の傾斜によるワークの整列]
上記のように、本搬送装置1においては、コンベア10の載置面10aが、搬送方向に交差する方向(上記ではy方向)に傾斜を有している。この傾斜により、円柱形状のワークWが、軸方向W1が搬送方向(x方向)に向くように整列される。つまり、端面をコンベア10の載置面10aに接触させて起立しているワークWが、傾斜によって発生する重力を受け、−y方向に向かって転倒される。また既に転倒され、側面をコンベア10の載置面10aに接触させたワークWが、載置面10aの傾斜によって、載置面10a上を、傾斜の下方(−y側)に転動される。転倒したワークが軸方向W1を搬送方向以外の方向に向けていても、この転動の過程で、ワークWの姿勢が変更され、軸方向W1が搬送方向(x方向)に向けられる。このように、各ワークWの軸方向W1が搬送方向に向けられ、コンベア10の全領域11〜15を搬送される間に、ワークWが整列を受ける。
本実施形態にかかる搬送装置1においては、コンベア10の載置面10aの傾斜によってワークWに印加される搬送方向に交差した方向の重力成分が、ワークWを整列させる要因として作用する。ワークWの整列の程度は、コンベア10の載置面10aの傾斜角によって制御することができる。一方、搬送方向へのワークWの搬送速度は、コンベア10の運動速度によって定まる。つまり、ワークWの整列の程度を、ワークWの搬送速度と独立したパラメータとして制御することができる。これは、特許文献1に記載されるように、ワークWに印加される搬送方向に沿った方向の重力成分を利用してワークWの整列を行う場合に、傾斜の大きさがワークWの整列の程度と搬送速度の両方に影響し、整列の程度を搬送速度と独立に制御するのが難しいのとは異なる。また、ワークWが重力によって搬送方向に加速を受けることがないので、ワークW間で衝突が起こる確率を低く抑えることができ、衝突によるワークWの損傷が避けられる。
このような観点から、本実施形態においては、コンベア10の載置面10aは、搬送方向(x方向)には、傾斜を有していない。しかし、コンベア10の運動速度によって規定されるワークWの搬送速度に影響しない範囲において、コンベア10の載置面10aが、搬送方向に交差するy方向への傾斜よりも小さい傾斜を、搬送方向にも有していてもよい。
搬送方向と交差する方向への載置面10aの傾斜を利用したワークWの整列は、ワークWが円柱形である場合に限られず、角柱状、特に五角柱以上の多角柱である場合にも、有効に利用することができる。さらには、ワークWが、柱状に限られず、重力によって姿勢を変更することができる形状を有していれば、どのような形状であっても、そのような整列の効果を享受することができる。例えば、ワークWが、外に凸な曲面を有する形状よりなる場合に、その曲面における転動を利用して、傾斜によってワークWを整列させることが可能である。
[搬送速度の差によるワークの整列]
本実施形態にかかる搬送装置1においては、コンベア10の載置面10aが搬送方向に交差する傾斜を有することに加え、搬送速度の異なる複数の領域11〜14に分割されていることにより、ワークWの整列を効果的に行うことができる。
上記のように、コンベア10の載置面10aが傾斜を有することにより、転倒状態にあるワークWが、軸方向W1を搬送方向に向けるように、載置面10a上で転動し、ワークWの整列が達成される。しかし、ワークWがそのように転動するためには、あるワークWが、前後に搬送されるワークWとの間に十分な間隔を有している必要がある。図4(a)に示すように、2つのワークWa,Wbが、軸方向W1を略平行にして、接触あるいは近接していると、各ワークWa,Wbが載置面10aの面内で転動するのが困難となる。本実施形態においては、シュータから搬送装置1へのワークWの供給が不規則な時間間隔および姿勢で行われるため、複数のワークWが接触あるいは近接してコンベア10上に供給され、搬送される事態が生じやすい。
ここで、コンベア10の搬送速度が、境界Bを挟んで、上流側のA領域Raにおける速度Vaから、下流側のB領域Rbにおける速度Vbに切り替わるとする。ここで、速度Vbは、速度Vaよりも高速である。すると、図4(b)のように、ワークWaがワークWbよりも先に境界Bを越えてB領域Rbに差しかかる。B領域Rbに差しかかったワークWaは、図4(b)のように、未だA領域RaにあるワークWbよりも、高速で下流に搬送される。これにより、2つのワークWa,Wbが引き離され、相互間に空間が生じる。すると、図4(c)に示すように、生じた空間を利用して、2つのワークWa,Wbが、相互間の接触の影響を受けずに転動することができ(矢印r)、載置面10aの傾斜によって軸方向W1を搬送方向に向ける整列を受けやすくなる。
このような、軸方向W1を略平行にして並んだ複数のワークWに対する、搬送速度の切り替えを利用した整列の促進は、本搬送装置1において、搬送速度が不連続に速くなる第二の領域12と第三の領域13の間の境界、そして第三の領域13と第四の領域14の間の境界で起こりうる。特に、ワークWが傾斜を有するコンベア10上を短距離しか搬送されておらず、傾斜によるワークWの整列があまり進んでいない第二の領域12と第三の領域13の間の境界において、特に効果的にワークWの整列に寄与する。例えば、第三の領域13の搬送速度V3が、第二の領域12の搬送速度V2の約2倍以上である場合に、このような軸方向W1を略平行にして並んだ複数のワークWに対して、引き離しによる整列を効果的に促進することができる。
本搬送装置1においては、コンベア10における搬送速度の切り替わりが、上記のような、軸方向W1を略平行にして並んでいる複数のワークWに対する整列の促進だけでなく、軸方向W1を略垂直にして接触した複数のワークWに対する整列の促進にも寄与する。図5において、上記と同様に、境界Bを挟んで、上流側のA領域RaからB領域Rbへと、コンベア10の搬送速度が、速度Vaから、それよりも高速の速度Vbに切り替わるとする。ここでは、図5(a)に示すように、A領域Raにおいて、前方を搬送されるワークWaが、軸方向W1を搬送方向に対して略垂直に向け、後方を搬送されるワークWbが、軸方向W1を搬送方向に略平行に向けており、ワークWbの端面がワークWaの側面に接触したT型の相互配置をとっているとする。この場合、ワークWbが端面の広い領域においてワークWaと接触しているうえ、ワークWaが軸方向W1をコンベア10の載置面10aの傾斜方向に平行に向けているため、図4(a)の場合のように、2つのワークWa,Wbが相互の側面において接触し、しかも載置面10aの傾斜方向に対して角度をもっている場合よりも、2つのワークWa,Wbの接触(近接)した相互配置が解消されにくい。そのため、2つのワークWa,Wbの間に空間が生じにくく、転動による整列が起こりにくい。
この状態で、ワークWaが境界Bを超えて領域Vbに差し掛かると、ワークWaが、未だA領域RaにあるワークWbよりも、高速で下流に搬送される。これにより、2つのワークWa,Wbの間に、空間が生じる。すると、図5(c)に示すように、生じた空間を利用して、ワークWaが転動し(矢印r)、載置面10aの傾斜によって軸方向W1を搬送方向に向ける整列を受けやすくなる。
このような、軸方向W1を相互に略垂直にして接触した複数のワークWに対する、搬送速度の切り替えを利用した整列の促進も、図4で説明した軸方向W1を相互に略平行にした複数のワークWの整列促進と同様、本搬送装置1において、搬送速度が不連続に速くなる第二の領域12と第三の領域13の間の境界、そして第三の領域13と第四の領域14の間の境界で起こりうる。しかし、上記のように、軸方向W1を相互に略平行にしたワークWの整列が、上流側の第二の領域12と第三の領域13の間の境界において特に有効に利用されるのに対し、ここで説明した軸方向W1を相互に略垂直に向けたワークWの整列は、下流側の第三の領域13と第四の領域14の間の境界において、特に有効に利用される。図5(a)のように、軸方向W1を相互に略垂直に向けて一方の端面において接触している2つのワークWは、そのT型の相互配置の解消されにくさのために、第二の領域12と第三の領域13の間の境界で搬送速度がV2からV3へと高速に切り替わる領域を通過したとしても、容易に相互に引き離されることはない。しかし、下流の第三の領域13と第四の領域14の間の境界において、搬送速度が高速のV3からさらに高速のV4に切り替わることによって、引き離しによるT型の相互配置の解消が進みやすい。これにより、T型の相互配置をとる複数のワークWにおいて、傾斜による転動を利用した整列が促進される。例えば、第四の領域14の搬送速度V4が、第三の領域13の搬送速度V3の約2倍以上である場合に、このようなT型の相互配置をとるワークWの整列を効果的に促進することができる。
本実施形態にかかる搬送装置1においては、第二の領域12から第四の領域14に向かって、下流に行くほどコンベア10の搬送速度が速くなっているが、それらよりも上流に位置する第一の領域11から第二の領域12の間の境界では、下流側の第二の領域12で搬送速度が遅くなっている。この低速度への切り替えは、ワークWの整列の促進のためではなく、シュータからコンベア10へのワークWの供給の円滑化のために設けられている。つまり、シュータから不規則な時間間隔でワークWがコンベア10上に供給される際に、複数のワークWが同時あるいは短い時間間隔で供給されることがあるが、コンベア10の最上流部である第一の領域11の搬送速度をある程度速くしておくことで、このような場合にも、各ワークWを停滞なくコンベア10の載置面10a上に受領することが可能となる。
[段差によるワークの整列]
本実施形態にかかる搬送装置1においては、上記で説明したコンベア10の載置面10aの傾斜および搬送速度差による効果に加え、コンベア10の中途部に段差19a,19bが設けられていることの効果によっても、ワークWの整列が促進される。
図6に示すように、コンベア10の上流側のC領域Rcと下流側のD領域Rdの間の境界に、D領域Rd側がC領域Rc側よりも低くなった段差Sが設けられているとする。図6(a)のように、2つのワークWa,Wbが、相互に接触または近接した状態で、上流側のC領域Rcを搬送され、前方のワークWaが段差Sを転落し、D領域Rdに達した状態を考える。
この状態で、次に、後方のワークWbが段差Sに差し掛かる。この際、ワークWbは即座に段差Sを転落するのではなく、図6(b)のように、ワークWbに印加される重力の寄与が、C領域Rcの載置面10aに接触している部位における垂直抗力の寄与を上回るまでの時間は、ワークWbはC領域Rc側に留まる。この間に、前方のワークWaは、D領域Rdを下流側へと搬送され続け、段差Sから遠ざかる。やがて、図6(c)のように、後方のワークWbが段差Sを転落し、D領域Rdに達するが、この時、前方のワークWaは既にワークWbから離れた下流を搬送されている状態にある。
このように、段差によって、複数のワークWが引き離されることで、複数のワークWの間に、載置面10aの傾斜によって転動することができるだけの空間が生じやすくなる。その結果、各ワークWが、転動によって軸方向W1を搬送方向に向ける整列を受けやすくなる。加えて、ワークWが起立した状態で段差に達したとしても、段差を落下する過程でワークWが転倒する場合があるという意味においても、段差はワークWの整列に寄与する。段差の高さは、例えば、搬送が想定されるワークWの高さHの50%以上とすることで、ワークWの整列の効果を高めることができる。
上記のような段差は、コンベア10の中途部のどのような部位に設けてもよいが、搬送速度が切り替わる位置に設けることが好ましい。搬送速度が切り替わる位置では、コンベア10の載置面10aに不連続が生じることが一般的であるが、そのような不連続部であれば、段差を容易に設けることができるからである。また、上記で説明したような搬送速度の切り替えを利用したワークW間の引き離しと、段差を利用したワークW間の引き離しとを、相乗的に利用することができ、ワークWの引き離しによる転動、そして整列の促進を、特に効果的に達成しやすいからである。本実施形態にかかる搬送装置1においては、第一の段差19aおよび第二の段差19bがいずれも、搬送速度の切り替わりの位置に一致させた段差に当たる。特に、第二の領域12と第三の領域13の間に設けた第二の段差19bは、搬送速度が上流側から下流側に高速に切り替わる位置に一致して設けられており、速度の切り替えと段差の両方によるワークWの引き離しを相乗的に利用することができる。加えて、コンベア10において、2つの隣接する領域の間に段差を設けることで、2つの領域を構成するコンベアの間に不可避的に搬送方向に沿って生じる空隙を小さくすることができる。そのような空隙が存在すると、ワークWがその空隙に停滞して空転する可能性があり、また、空隙をプレート等で閉塞すると、ワークWがプレート上で停止してしまう可能性があるが、空隙を小さくすることで、それらの可能性を小さく抑えることができる。特に、転倒部20が設けられた第三の領域13より上流においては、下流におけるよりもワークWが起立している確率が高く、領域間に段差を設けずに、生じた空隙をプレートで閉塞するとした場合に、起立しているワークWのプレート上での停止が起こりやすくなるが、第三の領域13よりも上流に段差19a,19bを設けることで、領域間の空隙を小さくし、プレートの使用を排除しておくことで、上流域におけるそのような停止の問題を回避することができる。
[転倒部によるワークの転倒]
軸方向W1を搬送方向に向けるようにワークWを整列させるためには、コンベア10の載置面10aに端面を接触させて起立しているワークWを転倒させる必要がある。上記で説明したように、載置面10aの傾斜や段差19a,19bがワークWの転倒を促進するが、それらのみでは十分にワークWを転倒させられない場合がある。そこで、ワークWの転倒を強力に実行するために、コンベア10の第三の領域13に転倒部20が設けられている。
図1〜3および図7に示すように、転倒部20は、転倒バー21を有している。転倒バー21は、コンベア10の第三の領域13において、載置面13aの上方に配置された棒状の部材である。転倒バー21の一端は、シリンダ22に結合されている。シリンダ22を駆動することで、図7(a)に示すように、転倒バー21と載置面13aの間の間隔20gを変更することができる(矢印a)。
ここで、間隔20gは、ワークWの具体的な寸法に応じて、ワークWの直径Rよりも大きいが、高さHよりは小さい範囲に調整しておく(R<20g<H)。すると、図7(a)に示すように、起立した状態で転倒部20の位置に達したワークWは、転倒バー21に接触する。ワークWの上部が転倒バー21に接触した状態で、下部がコンベア10によって下流側に移動されることで、ワークWに回転モーメントが印加され、ワークWが強制的に転倒される。転倒されたワークWがその後、載置面10aに傾斜を有するコンベア10を搬送されることで、転動を受け、軸方向W1を搬送方向に向ける整列を受けるようになる。一方、図7(b)に示すように、既に転倒した状態で転倒部20の位置に達したワークWは、転倒バー21と干渉することなく、下流へとそのまま搬送される。
転倒部20は、第三の領域13に限られず、コンベア10の中途部のどのような領域に設けても、起立したワークWを強制的に転倒させる効果を有する。しかし、転倒部20によるワークWの転倒は、コンベア10に負荷を与えるため、そのような負荷を小さく抑える観点から、転倒部20を設置する位置を選択することが好ましい。つまり、載置面10aの傾斜の効果、搬送速度の切り替えの効果、段差の効果によって、ある程度ワークWの転倒と整列が進んだ段階、具体的には、第三の領域13や第四の領域14に転倒部20を設けることが好ましい。また、転倒バー21には、接触したワークWから一定以上の力が印加されると、上方に跳ね上がり、ワークWとの接触を解除する機構を設けておくことが好ましい。これにより、転倒バー21の位置においてワークWが載置面10a上で停滞して搬送が進行しなくなる事態を回避することができる。
[姿勢変更部によるワークの整列]
本実施形態にかかる搬送装置1によって搬送されるワークWは、コンベア10の載置面10aの傾斜、搬送速度の切り替えおよび段差の効果によって、軸方向W1を搬送方向に向ける整列作用を受ける。しかし、それらの効果だけでは十分な整列作用を得ることができない場合に、第四の領域14に設けられた姿勢変更部30が効果を発揮する。
図2および図8に示すように、姿勢変更部30は、第四の領域14において、載置面14aの傾斜方向下側の壁面10bから、傾斜方向に沿って突出した突起状の部材として、設けられている。姿勢変更部30は、壁面10bの下端部に設けられており、具体的な位置および突出長さは、以下のように設定されている。つまり、図8(a)のようにワークWが軸方向W1を搬送方向に平行に向けた整列姿勢(第一の姿勢)をとっている時には、姿勢変更部30がワークWに接触しない一方、図8(b)のように、ワークWが整列姿勢以外の姿勢(第二の姿勢、図では軸方向W1を搬送方向に垂直に向けた姿勢)をとっている時には、姿勢変更部30がワークWに接触するように、姿勢変更部30の位置および突出長さが設定されている。具体的には、図8(a)に示すように、整列姿勢をとって壁面10bに接触しているワークWと壁面10bの間に生じる空間の中に収まるように姿勢変更部30を設けておけばよい。
上記のような姿勢変更部30を設けた領域をワークWが搬送される際、図8(a)のように、ワークWが整列姿勢をとっていれば、姿勢変更部30がワークWに干渉することはない。しかし、ワークWの姿勢が整列姿勢から外れている場合に、ワークWの位置が壁面10bに十分に近ければ、図8(b)のように、ワークWが姿勢変更部30に接触する。ワークWの一部位が姿勢変更部30に接触した状態で、他の部位にコンベア10によって下流側に向かう力が印加されることで、載置面14a内でワークWを回転させる回転モーメントが生じる(矢印r)。その結果、ワークWの姿勢が、整列姿勢に向かって強制的に変更される。
このように、姿勢変更部30との接触により、軸方向W1が搬送方向に向いていないワークWが、強制的に軸方向W1を搬送方向に向けるように姿勢変更される。図2に示すように、複数の姿勢変更部30を搬送方向に沿って並べて設けることで、この姿勢変更の効果を大きく得ることができる。
姿勢変更部30は、第四の領域14に限られず、コンベア10の中途部のどのような位置に設けてもよい。しかし、ワークWが載置面10a上で起立していると、姿勢変更部30による姿勢変更の効果が得られない。また、ワークWが載置面10a上で傾斜の下方に位置している方が、整列姿勢から外れた姿勢をとっているワークWが姿勢変更部30に接触しやすい。よって、コンベア10の載置面10aの傾斜、搬送速度切り替えおよび段差の効果によって、十分にワークWの転倒および転動が進んだ下流域に、姿勢変更部30を設けることが好ましい。特に、転倒部20によってワークWを強制的に転倒させた後の位置に、姿勢変更部30を設けることが好ましい。この観点から、転倒部20を第三の領域13に設け、姿勢変更部30を第四の領域14に設ける形態がとりわけ好ましい。
[個数選択部によるワークの並列状態の解消]
上記で説明したように、本実施形態にかかる搬送装置1においては、第一の領域11〜第四の領域14において、載置面11a〜14aの幅が、2つ以上のワークWが並列に通過できるものとなっているのに対し、第五の領域15においては、載置面15aの幅が、2つ以上のワークWが並列に通過できないものとなっている。このように、載置面10aの幅が狭くなる部位が、個数選択部として機能する。
第一の領域11〜第四の領域14において、コンベア10の載置面10aの傾斜や搬送速度の切り替えの効果により、搬送方向に交差する方向に複数のワークWが並んだ状態は、大部分において解消され、全ワークWが軸方向W1を搬送方向に向けて一列に整列した状態にかなり近いものとなっている。しかし、ごく一部ではあるが、複数のワークWが搬送方向に交差する方向に並列に並んだままで、第五の領域15に達する可能性がある。
軸方向W1を搬送方向に向けた2つのワークWが、載置面10aの幅方向に2つ並列に並んだ状態で、第四の領域14を搬送されているとする。このような状態のままでも、ワークWは、載置面14aが広い幅を有する第四の領域14を通過して搬送されることができる。しかし、この状態のワークWが第四の領域14と第五の領域15の境界に達すると、載置面15aの幅が狭くなることにより、2つのワークWが並んだままでは境界を通過することができない。そのため、2つのワークWのうち少なくとも一方が、載置面15aに留まることができず、コンベア10の下方に落下する。
このように、並列に並んだワークWの少なくとも1つを強制的に排除し、並列状態を解消することにより、第五の領域15の最下流まで搬送され、吸着装置による搬送を待つワーク群においては、複数のワークWが並列に並んだ状態が残らないことになる。これにより、ワークWが1列に軸方向W1を揃えて直列に並んだ状態を選択的に創出し、搬出に備えることができる。第四の領域14と第五の領域15の境界で並列に並んだワークWを排除することで、搬送装置1の最上流で導入されたワークWの個数に対する最下流まで搬送されるワークWの個数の比という意味での搬送効率は低下してしまうが、第五の領域15に達するまで複数が並列に並んだ状態を維持するワークWはごく一部であり、搬送効率の低下量は極めて小さい。なお、上記では、第四の領域14と第五の領域15の間の境界を通過できるワークWの個数を1個のみとしたが、最下流において、所定の基準数以下ならば複数のワークWが並列に並んだ状態が許容されるような場合には、第五の領域15の幅を適宜設定し、その基準数以下の個数のしかワークWが並んで通過できないようにすればよい。
[排除部によるワークの排除]
本実施形態にかかる搬送装置1においては、コンベア10の載置面10aの傾斜、段差、そして転倒部20の効果により、載置面10a上で起立していたワークWを転倒させ、そのうえで転動によってワークWを整列させることができる。しかし、ごく一部ではあるが、ワークWが起立した状態で第五の領域15に達する可能性がある。
第五の領域15に設けられた排除部40は、そのように起立したまま第五の領域15に達したワークWを強制的にコンベア10から排除する。図1〜3および図9,10に示すように、排除部40は、第一のセンサ41、第二のセンサ42、接触バー43、接触バー駆動シリンダ44、排除バー45、排除バー駆動シリンダ46を有している。
第一のセンサ41および第二のセンサ42は、コンベア10の壁面10bに設けられ、搬送方向に沿って所定の検知位置41a,42aをワークWが通過すると、それを検知するものである。2つのセンサ41,42の検知位置41a,42aは、載置面15a上で起立した状態にあるワークWを検出できる高さに設けられており、特に、第二のセンサ42の検知位置42aは、載置面15a上で転倒したワークWも検知できる高さに設けられている。第二のセンサ42は第一のセンサ41よりも搬送方向に沿って下流側に設けられている。接触バー43は、搬送方向に沿って第一のセンサ41と第二のセンサ42の間の位置において、載置面15aの上方に配置されている。
接触バー43は、転倒部20の転倒バー21と同様に、接触バー駆動シリンダ44によって駆動され、載置面15aとの間の間隔を変更することができる。その間隔は、ワークWの直径Rよりも大きいが、高さHよりは小さい範囲とし、起立したワークWに接触バー43が接触するようにしておく。
排除バー45は、搬送方向に沿って第一のセンサ41と接触バー43の間の位置において、コンベア10の壁面10bから載置面15aの傾斜に沿った方向に軸を突出させて設けられた棒状の部材である。排除バー45は、排除バー駆動シリンダ46によって駆動され、軸方向に進退運動可能となっている。排除バー45は、常時は第五の領域15を搬送されるワークWに接触しない退避位置に保持され、下記のように、第一のセンサ41および第二のセンサ42による検出結果が所定の状態となった時に、前進される。搬送方向に沿って、排除バー45が設けられた位置には、対向する壁面10cが一部除去され、前進した排除バー45によって押されたワークWが落下可能な落下部47が設けられている。
排除部40において、第一のセンサ41がワークWの通過を検知した後、所定の時間内に第二のセンサ42がワークWの通過を検知した場合には、転倒した状態のワークWが排除部40の位置を通過したと判定する。この場合には、排除バー45は、退避位置に維持される。また、第一のセンサ41の検知位置41aが高く、転倒した状態のワークWを検出しない場合には、第一のセンサ41でワークWの通過が検知されず、第二のセンサ42でのみワークの通過が検知されることで、転倒した状態のワークWが排除部40の位置を通過したと判定し、排除バー45が退避位置に維持される。一方、第一のセンサ41がワークWの通過を検知した後、所定の時間が経過しても第二のセンサ42がワークWの通過を検知しなかった場合には、起立した状態のワークWが排除部40の位置に達したと判定する。換言すると、載置面15aから、載置面15aに載置されたワークWの最上部(載置面15aから最も離れた点)までの高さが、直径Rよりも大きくなった状態にあるワークWが、排除部40に達したと判定する。この場合には、排除バー45が、退避位置から前進される。
排除バー45が2つのセンサ41,42の検出結果に基づいてこのように制御されることにより、起立したワークWを選択的にコンベア10から排除することができる。図9(a)のように、転倒した状態のワークWが第一のセンサ41の検知位置41aに達すると、第一のセンサ41によってその通過が検知される。あるいは、第一のセンサ41の検知位置41aが高い場合には、第一のセンサ41が何も検知しない。その後、ワークWは接触バー43の位置に達するが、接触バー43の高さは、転倒した状態のワークWには接触しないように設定されているので、ワークWは、接触バー43の影響を受けずに搬送され続け、図9(b)のように、第二のセンサ42の検知位置42aに達する。すると、第一のセンサ41での検知から所定時間後に、あるいは、第一のセンサ41で検知されることなく、第二のセンサ42によってワークWの通過が検知されることになる。この場合には、排除バー45が退避位置に維持され、ワークWに何の作用も及ぼさないので、ワークWはそのまま第五の領域15の最下流まで搬送され、搬出に備えられる。
一方、図10(a)のように、起立した状態のワークWが第一のセンサ41の検知位置41aに達すると、第一のセンサ41によってその通過が検知される。その後、ワークWは接触バー43の位置に達する。接触バー43の高さは、起立した状態のワークWに接触するように設定されているので、図10(b)のように、ワークWは接触バー43に接触し、接触バー43の位置よりも下流に移動することができない。すると、第一のセンサ41での検知から所定時間が経過しても、第二のセンサ42によってワークWの通過が検知されないことになる。この場合には、図10(c)のように、排除バー45が前進される。前進した排除バー45は、ワークWに接触し、ワークWを押す。押されたワークWは、図中に矢印で示すように、落下部47に向かって移動し、さらに落下部47からコンベア10の下に落下する。これにより、搬送装置1から排除される。なお、落下部47が載置面10aの傾斜の上側に位置する壁面10cに設けられていることで、ワークWが小さい場合でも、落下部47からのワークWの意図しない落下は防止される。
このように、起立しているワークWを検出し、強制的に排除することで、第五の領域15の最下流まで搬送され、吸着装置による搬送を待つワーク群においては、起立したワークWが残らないことになる。これにより、ワークWが転倒し、整列された状態を選択的に創出し、搬出に備えることができる。排除部40によって起立したワークWを排除することで、搬送装置1における搬送効率は低下してしまうが、第五の領域15に達するまで起立した状態を維持するワークWはごく一部であり、搬送効率の低下量は極めて小さい。
上記で説明した排除部40の構成においては、2つのセンサ41,42と接触バー43を用いて、起立したワークWの存在を検出し、排除バー45によって排除しているが、起立したワークWの検出および排出の代わりに、あるいはそれらに加えて、軸方向W1を搬送方向に略垂直に向けたワークW(横向きのワークW)の検出および排出を行えるように、排除部40を構成してもよい。例えば、接触バー43よりも上流側において、起立したワークWの通過を検出できる位置に設けた第一のセンサ41に加えて、横向きのワークWの通過を検知できる位置に、横向き用検知センサ41’を設けることができる(図2)。そして、接触バー43に近接した位置に、横向きのワークWに接触することができる横向き用接触バーを設けることができる(図略)。この場合に、横向き用検知センサ41’を第一のセンサ41の代わりに、横向きのワークWの通過も検知できる位置に設けた第二のセンサ42とともに用い、横向き用接触バーを接触バー45の代わりに用いて、図9,10に基づいて上記で説明したのと同様の制御を行うことで、横向きのワークWを選択的に搬送装置1から排除することができる。起立したワークWを排除する制御を行うか、横向きのワークWを排除する制御を行うかは、ワークWの形状や大きさに応じて、コンベア10において生じやすい方の配置を排除できるように選択すればよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 搬送装置
10 コンベア
10a(11a〜15a) 載置面
10b,10c 壁面
11 第一の領域
12 第二の領域
13 第三の領域
14 第四の領域
15 第五の領域
20 転倒部
21 転倒バー
30 姿勢変更部
40 排除部
41 第一のセンサ
42 第二のセンサ
43 接触バー
45 排除バー
47 落下部
50 個数調整部
W ワーク

Claims (11)

  1. 搬送方向上流から下流に向かって運動することで、載置面に載置された対象物を前記搬送方向に沿って搬送する搬送手段を有し、
    前記載置面は、前記搬送方向と交差する方向に傾斜を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送装置は、前記搬送手段の中途部に、前記搬送手段によって搬送される対象物が第一の姿勢をとっている時には前記対象物に接触せず、前記対象物が前記第一の姿勢と異なる第二の姿勢をとっている時には前記対象物に接触し、前記対象物の姿勢を前記第一の姿勢に向かって変更させる姿勢変更部を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記搬送手段は、最大幅よりも高さが大きい柱状の対象物を搬送し、
    前記搬送装置は、前記載置面上で起立している前記柱状の対象物に接触し、転倒させる転倒部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記搬送手段は、搬送方向に沿って、搬送速度の異なる複数の領域を有し、低速度の領域よりも下流に、高速度の領域が配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記搬送手段は、搬送方向に沿って、上流から下流に向かって順に、
    第一の搬送速度を有する第一の領域と、
    前記第一の搬送速度よりも低速度の第二の搬送速度を有する第二の領域と、
    前記第二の搬送速度よりも高速度の第三の搬送速度を有する第三の領域と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送手段は、さらに、前記第三の搬送速度よりも高速度の第四の搬送速度を有する第四の領域を、前記第三の領域よりも下流に備えることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記搬送装置は、前記搬送手段の中途部に、前記搬送方向に沿って下流側が上流側よりも低くなった段差を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記搬送手段は、搬送方向に沿って、搬送速度の異なる複数の領域を有し、
    搬送速度が変化する位置に、前記段差を有することを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
  9. 前記搬送手段は、搬送方向に沿って、上流から下流に向かって順に、
    第一の搬送速度を有する第一の領域と、前記第一の搬送速度よりも低速度の第二の搬送速度を有する第二の領域と、
    前記第二の搬送速度よりも高速度の第三の搬送速度を有する第三の領域と、を有し、
    前記第一の領域と前記第二の領域の間、および前記第二の領域と前記第三の領域の間の少なくとも一方の位置に、前記段差を有することを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  10. 前記搬送装置は、前記対象物が基準数以下の個数しか前記搬送方向に交差する方向に並列に並んで通過することができない個数選択部を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記搬送手段は、最大幅よりも高さが大きい柱状の対象物を搬送し、
    前記搬送装置は、前記搬送手段の中途部に、前記載置面から、前記載置面に載置された前記対象物の最上部までの高さが、前記最大幅よりも大きいことを検知すると、該対象物を前記搬送手段から排除する排除部を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の搬送装置。
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