JPH09272526A - 液体充填容器包装用紙箱 - Google Patents
液体充填容器包装用紙箱Info
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- JPH09272526A JPH09272526A JP8172396A JP8172396A JPH09272526A JP H09272526 A JPH09272526 A JP H09272526A JP 8172396 A JP8172396 A JP 8172396A JP 8172396 A JP8172396 A JP 8172396A JP H09272526 A JPH09272526 A JP H09272526A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は包装用紙箱内でアンプル、瓶等が破
損しているかどうかを箱体を開封しないで、箱体外部か
らアンプル、瓶等の破損が容易に目視確認できるように
して商品交換、返品等などの事後処理をスムーズに行え
る様にすることを課題とするものである。 【解決手段】 箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか一
方に漏れ確認用穴(H) を形成した箱形成展開体(M) の内
面又は外面側に、耐水性を有する透明フィルム(F) を固
着し、前記漏れ確認用穴(H) を塞いでいる透明フィルム
(F) の内面側に、収納物の破損による漏れ液で溶解して
褪色するインキ(I) を塗布した構成であり、箱体に収納
されているアンプル、瓶が破損した場合、漏れ確認用穴
(H) から漏れ液の水分がインキ塗布面に作用してインキ
(I) を溶解褪色させるようになり、その褪色変化を箱体
を開封することなく箱体の漏れ確認用穴(H) 部分におい
て外観目視により確認できるようになっている。
損しているかどうかを箱体を開封しないで、箱体外部か
らアンプル、瓶等の破損が容易に目視確認できるように
して商品交換、返品等などの事後処理をスムーズに行え
る様にすることを課題とするものである。 【解決手段】 箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか一
方に漏れ確認用穴(H) を形成した箱形成展開体(M) の内
面又は外面側に、耐水性を有する透明フィルム(F) を固
着し、前記漏れ確認用穴(H) を塞いでいる透明フィルム
(F) の内面側に、収納物の破損による漏れ液で溶解して
褪色するインキ(I) を塗布した構成であり、箱体に収納
されているアンプル、瓶が破損した場合、漏れ確認用穴
(H) から漏れ液の水分がインキ塗布面に作用してインキ
(I) を溶解褪色させるようになり、その褪色変化を箱体
を開封することなく箱体の漏れ確認用穴(H) 部分におい
て外観目視により確認できるようになっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液等が入ったア
ンプル、瓶などが、包装紙箱内で破損した場合、箱体外
部から破損が容易に見分けることができ、箱体を開封し
なくても事後処理のできる液体充填容器包装用紙箱に関
するものである。
ンプル、瓶などが、包装紙箱内で破損した場合、箱体外
部から破損が容易に見分けることができ、箱体を開封し
なくても事後処理のできる液体充填容器包装用紙箱に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の液体充填容器包装用紙箱は、収納
しているアンプル、瓶等が、包装過程又は搬送、保管過
程において包装用紙箱内で破損しているかどうかは、箱
体を開封してはじめて発見されることが多く、そのため
に商品の返品、交換などの事後処理に手数のかかるもの
であった。
しているアンプル、瓶等が、包装過程又は搬送、保管過
程において包装用紙箱内で破損しているかどうかは、箱
体を開封してはじめて発見されることが多く、そのため
に商品の返品、交換などの事後処理に手数のかかるもの
であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、包装用紙箱
に収容されているアンプル、瓶等が破損されていないか
どうかを、包装、搬送、保管の段階のいずれにおいて
も、箱体を開封することなく外観目視により容易に確認
できるようにして、安全性を確保するとともに、商品の
交換、返品等などの事後処理が迅速に行うことができる
液体充填容器包装用紙箱を提供することを課題とするも
のである。
に収容されているアンプル、瓶等が破損されていないか
どうかを、包装、搬送、保管の段階のいずれにおいて
も、箱体を開封することなく外観目視により容易に確認
できるようにして、安全性を確保するとともに、商品の
交換、返品等などの事後処理が迅速に行うことができる
液体充填容器包装用紙箱を提供することを課題とするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体充填容
器包装用紙箱は、箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか
一方に漏れ確認用穴(H) 又は多数の針穴からなる漏れ確
認用孔群(HA)を形成した箱形成展開体(M) を形成し、漏
れ確認用穴(H) を形成した場合には、耐水性を有する透
明フィルム(F) を箱形成展開体(M) の内面又は外面に固
着して前記漏れ確認用穴(H) を塞いでいる透明フィルム
(F) の内面側に、収納物の破損による漏れ液で溶解して
褪色するインキ(I) を塗布し、また漏れ確認用孔群(HA)
を形成した場合には、箱形成展開体(M) の外面側に、収
納物の破損による漏れ液で溶解して褪色するインキ(I)
を塗布し、該塗布面上に耐水性を有する透明フィルム
（Ｆ）を固着して、アンプル、瓶等の破損による薬液の
漏れを外部から目視確認できるようにしたものである。
器包装用紙箱は、箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか
一方に漏れ確認用穴(H) 又は多数の針穴からなる漏れ確
認用孔群(HA)を形成した箱形成展開体(M) を形成し、漏
れ確認用穴(H) を形成した場合には、耐水性を有する透
明フィルム(F) を箱形成展開体(M) の内面又は外面に固
着して前記漏れ確認用穴(H) を塞いでいる透明フィルム
(F) の内面側に、収納物の破損による漏れ液で溶解して
褪色するインキ(I) を塗布し、また漏れ確認用孔群(HA)
を形成した場合には、箱形成展開体(M) の外面側に、収
納物の破損による漏れ液で溶解して褪色するインキ(I)
を塗布し、該塗布面上に耐水性を有する透明フィルム
（Ｆ）を固着して、アンプル、瓶等の破損による薬液の
漏れを外部から目視確認できるようにしたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】図１は本発明の実施例１に係る液体充填容器
包装用紙箱の箱形成展開体を、透明フィルムの一部を破
断した状態で示した平面図、図２乃至図４は箱体に組立
てる順序を説明した展開平面図、図５は図４の扁平な箱
体を立体に組み立て表板面を前にして上蓋板を開けた状
態の一部省略拡大平面図、図６は図５のＡ−Ａ線におけ
る断面図である。
包装用紙箱の箱形成展開体を、透明フィルムの一部を破
断した状態で示した平面図、図２乃至図４は箱体に組立
てる順序を説明した展開平面図、図５は図４の扁平な箱
体を立体に組み立て表板面を前にして上蓋板を開けた状
態の一部省略拡大平面図、図６は図５のＡ−Ａ線におけ
る断面図である。
【０００６】（実施例１）本発明の実施例１に係る二個
の瓶等を収容する液体充填容器包装用紙箱について説明
すると、あらかじめ定められた箱形成展開体（Ｍ） の
箱底に一部がかかる状態で箱底部周壁に漏れ確認用穴
(H) を形成し、 該箱形成展開体(M) の内面側に耐水性を
有する透明フィルム(F) （褪色変化を透視できる程度の
半透明フィルムを含む）層をラミネート手段などにより
固着するとともに、漏れ確認用穴(H) を塞いだ前記透明
フィルム(F) 上に、収納物の破損による漏れ液で溶解し
て褪色するインキ(I) 層をスクリーン印刷手段、凸版印
刷手段のいずれかで形成した構成であり、漏れ確認用穴
(H) を含む箱形成展開体(M) をトムソンで打ち抜き形成
した後、透明フィルム(F) 層の形成及びインキ(I) 層の
形成を行うことにより製作する。
の瓶等を収容する液体充填容器包装用紙箱について説明
すると、あらかじめ定められた箱形成展開体（Ｍ） の
箱底に一部がかかる状態で箱底部周壁に漏れ確認用穴
(H) を形成し、 該箱形成展開体(M) の内面側に耐水性を
有する透明フィルム(F) （褪色変化を透視できる程度の
半透明フィルムを含む）層をラミネート手段などにより
固着するとともに、漏れ確認用穴(H) を塞いだ前記透明
フィルム(F) 上に、収納物の破損による漏れ液で溶解し
て褪色するインキ(I) 層をスクリーン印刷手段、凸版印
刷手段のいずれかで形成した構成であり、漏れ確認用穴
(H) を含む箱形成展開体(M) をトムソンで打ち抜き形成
した後、透明フィルム(F) 層の形成及びインキ(I) 層の
形成を行うことにより製作する。
【０００７】つぎに図１乃至図６に基づき箱体に組立て
る工程を説明すれば、図１において背板(1) に折目ａを
介し、側板(2) に折目ｂを介し、表板(3) に折目ｃを介
し、側板(4) に折目ｄを介し、貼着板(5) に折目ｅを介
し、仕切板(6) に折目ｆを介して貼着板(7) を横に連接
し、背板(1) の上部には折目を介して上蓋板(8) 、折目
を介して差込片(9) を形成し、下部には折目を介して底
板(10)を連接し、側板(2)、(4) の上下部には折り目を介
して上部には上舌片(11)、(12)を、下部には下舌片(1
3)、(14) をそれぞれ連接し、表板(3) の下部には折目を
介して折込舌片(15)を連接した構成する。
る工程を説明すれば、図１において背板(1) に折目ａを
介し、側板(2) に折目ｂを介し、表板(3) に折目ｃを介
し、側板(4) に折目ｄを介し、貼着板(5) に折目ｅを介
し、仕切板(6) に折目ｆを介して貼着板(7) を横に連接
し、背板(1) の上部には折目を介して上蓋板(8) 、折目
を介して差込片(9) を形成し、下部には折目を介して底
板(10)を連接し、側板(2)、(4) の上下部には折り目を介
して上部には上舌片(11)、(12)を、下部には下舌片(1
3)、(14) をそれぞれ連接し、表板(3) の下部には折目を
介して折込舌片(15)を連接した構成する。
【０００８】つぎに折目( ｅ) を谷折りし、貼着板(7)
の表面に接着剤を塗布し図２の状態となり、次に折目(
ｃ) を谷折りし、貼着板(5) の表面に接着剤を塗布し図
３の状態となり、次に折目( ａ) を谷折りして貼着板
(5) 上に背板(1) を接着して図４の扁平形態とする。
の表面に接着剤を塗布し図２の状態となり、次に折目(
ｃ) を谷折りし、貼着板(5) の表面に接着剤を塗布し図
３の状態となり、次に折目( ａ) を谷折りして貼着板
(5) 上に背板(1) を接着して図４の扁平形態とする。
【０００９】そしてこれを図５に示すごとく立体形態に
して下舌片(13)、(14)の折目を谷折りし、折込舌片(15)
を折目より谷折りして折込舌片(15) の表面に接着剤を
塗布し、折込舌片(15)上に底板(10) を重合して、内部
に仕切板で仕切られた二個の収容室を有する箱体が形成
される。 そして箱体に収納されているアンプル、瓶が破損した場
合、漏れ確認用穴(H)から漏れ液の水分がインキ塗布面
に作用してインキ(I) を溶解褪色させるようになり、そ
の褪色変化を箱体を開封することなく箱体の漏れ確認用
穴(H) 部分において外観目視により確認できるのであ
る。
して下舌片(13)、(14)の折目を谷折りし、折込舌片(15)
を折目より谷折りして折込舌片(15) の表面に接着剤を
塗布し、折込舌片(15)上に底板(10) を重合して、内部
に仕切板で仕切られた二個の収容室を有する箱体が形成
される。 そして箱体に収納されているアンプル、瓶が破損した場
合、漏れ確認用穴(H)から漏れ液の水分がインキ塗布面
に作用してインキ(I) を溶解褪色させるようになり、そ
の褪色変化を箱体を開封することなく箱体の漏れ確認用
穴(H) 部分において外観目視により確認できるのであ
る。
【００１０】（実施例２）図７は実施例２に係る液体充
填容器包装用紙箱の外面側を示した展開平面図であっ
て、その構成は、多数の針穴による漏れ確認用孔群(HA)
を箱底部周壁に形成した箱形成展開体(M) の外面側に、
収納物の破損による漏れ液で溶解して褪色するインキ
(I) を塗布し、さらに該インキ塗布面に耐水性を有する
透明フィルム(F) を固着した構成であり、漏れ確認用孔
群(HA)を含む箱形成展開体(M) をトムソンで打ち抜き形
成した後、透明フィルム(F) 層の形成を行うことにより
製作され、これを透明フィルム(F) を固着しない面が箱
内面となるように、実施例１と同様の順序で組み立てら
れる。
填容器包装用紙箱の外面側を示した展開平面図であっ
て、その構成は、多数の針穴による漏れ確認用孔群(HA)
を箱底部周壁に形成した箱形成展開体(M) の外面側に、
収納物の破損による漏れ液で溶解して褪色するインキ
(I) を塗布し、さらに該インキ塗布面に耐水性を有する
透明フィルム(F) を固着した構成であり、漏れ確認用孔
群(HA)を含む箱形成展開体(M) をトムソンで打ち抜き形
成した後、透明フィルム(F) 層の形成を行うことにより
製作され、これを透明フィルム(F) を固着しない面が箱
内面となるように、実施例１と同様の順序で組み立てら
れる。
【００１１】そして箱体に収納されていたアンプル、瓶
が破損した場合、漏れ液が複数の針穴による漏れ確認用
孔群(HA)部分から、箱体の外側に塗布された褪色インキ
に作用して溶解褪色するようになり、実施例１の場合と
同様、その褪色変化を箱体を開封することなく透明フィ
ルム(F) を通して箱体の漏れ確認用孔群(HA)部分におい
て外観目視により確認できるようになる。
が破損した場合、漏れ液が複数の針穴による漏れ確認用
孔群(HA)部分から、箱体の外側に塗布された褪色インキ
に作用して溶解褪色するようになり、実施例１の場合と
同様、その褪色変化を箱体を開封することなく透明フィ
ルム(F) を通して箱体の漏れ確認用孔群(HA)部分におい
て外観目視により確認できるようになる。
【００１２】なお、実施例２の耐水性のフイルム(F)
は、箱体の外面に瓶等が破損してその漏れ液が滲み出る
のを防止すると同時に、多数の針穴による漏れ確認用孔
群(HA)の穿設によって弱体化した箱底部周壁の補強する
ことになる。
は、箱体の外面に瓶等が破損してその漏れ液が滲み出る
のを防止すると同時に、多数の針穴による漏れ確認用孔
群(HA)の穿設によって弱体化した箱底部周壁の補強する
ことになる。
【００１３】（実施例３）図８は実施例３に係る液体充
填容器包装用紙箱の展開平面図を示すもので、その構成
は、あらかじめ定められた箱形成展開体(M) の箱底に一
部がかかる状態で箱底部周壁に漏れ確認用穴(H) を形成
した箱形成展開体(M) の内面又は外面側に、前記漏れ確
認用穴(H) を塞ぐサイズであって、片面に収納物の破損
による漏れ液で溶解して褪色するインキ(I) を塗布した
透明のタックシール(T) を、インキ塗布面が箱内面側に
なるように前記漏れ確認用穴(H) を閉塞するように貼着
した構成であり、実施例と同様、箱形成展開体(M) に打
ち抜いた後、透明のタックシール(T) を貼着し、同様の
手段で箱体に組み立てられる。
填容器包装用紙箱の展開平面図を示すもので、その構成
は、あらかじめ定められた箱形成展開体(M) の箱底に一
部がかかる状態で箱底部周壁に漏れ確認用穴(H) を形成
した箱形成展開体(M) の内面又は外面側に、前記漏れ確
認用穴(H) を塞ぐサイズであって、片面に収納物の破損
による漏れ液で溶解して褪色するインキ(I) を塗布した
透明のタックシール(T) を、インキ塗布面が箱内面側に
なるように前記漏れ確認用穴(H) を閉塞するように貼着
した構成であり、実施例と同様、箱形成展開体(M) に打
ち抜いた後、透明のタックシール(T) を貼着し、同様の
手段で箱体に組み立てられる。
【００１４】そして箱体に収納されていたアンプル、瓶
が破損した場合、前記実施例と同様の作用による褪色変
化が、箱体を開封することなく透明のタックシール(T)
を通して外観目視により確認できる （実施例４）図９は実施例４に係る液体充填容器包装用
紙箱の展開平面図を示すもので、箱底に一部がかかる状
態で箱底部周壁に漏れ確認用穴(H) を形成した箱形成展
開体(M) の内面又は外面側に、前記漏れ確認用穴(H) を
覆うサイズであって、片面に収納物の破損による漏れ液
で溶解して褪色するインキ(I) を塗布した透明フィルム
(F) を、インキ塗布面が箱内面側として前記漏れ確認用
穴(H) を閉塞するように貼着した構成であり、実施例と
同様、箱形成展開体(M) に打ち抜いた後、透明フィルム
(F) を貼着し、同様の手段で箱体に組み立てられ、既述
の実施例と同様の作用効果を達成する。
が破損した場合、前記実施例と同様の作用による褪色変
化が、箱体を開封することなく透明のタックシール(T)
を通して外観目視により確認できる （実施例４）図９は実施例４に係る液体充填容器包装用
紙箱の展開平面図を示すもので、箱底に一部がかかる状
態で箱底部周壁に漏れ確認用穴(H) を形成した箱形成展
開体(M) の内面又は外面側に、前記漏れ確認用穴(H) を
覆うサイズであって、片面に収納物の破損による漏れ液
で溶解して褪色するインキ(I) を塗布した透明フィルム
(F) を、インキ塗布面が箱内面側として前記漏れ確認用
穴(H) を閉塞するように貼着した構成であり、実施例と
同様、箱形成展開体(M) に打ち抜いた後、透明フィルム
(F) を貼着し、同様の手段で箱体に組み立てられ、既述
の実施例と同様の作用効果を達成する。
【００１５】なお上記各実施例においては、いずれも瓶
２本を収納する箱体を基準として説明したが、箱体の形
状はこれに限定されるものではなく、また多くの本数を
収納する箱体の場合は、箱体の強度との関係から実施例
２の構成のものが好適であり、また、漏れ確認用穴(H)
の数は、瓶収納室の数に応じて、或は複数の瓶収容室に
かかる状態として瓶収納室の数より少ない数としたり、
穴の大きさは箱体の強度と確認可能な面積を考慮して設
計するものとする。
２本を収納する箱体を基準として説明したが、箱体の形
状はこれに限定されるものではなく、また多くの本数を
収納する箱体の場合は、箱体の強度との関係から実施例
２の構成のものが好適であり、また、漏れ確認用穴(H)
の数は、瓶収納室の数に応じて、或は複数の瓶収容室に
かかる状態として瓶収納室の数より少ない数としたり、
穴の大きさは箱体の強度と確認可能な面積を考慮して設
計するものとする。
【００１６】また本発明の液体充填容器包装用紙箱に使
用する箱形成展開体(M) の素材は、紙材に限定されるも
のではなく、合成樹脂含浸紙材、合成樹脂ラミネート紙
材を使用しても良く、また褪色するインキ成分として
は、繊維素系樹脂１５部、体質顔料３４部（例えば沈降
性硫酸バリウム）、有機顔料３部（例えばフタルシアニ
ングリ−ン）、ブチルセロソルブ４８部を混合したもの
を使用し、インキ塗布時にはグリーンであり、破損によ
る漏れ液の水分で溶解して白色に褪色するものを使用し
たが、収容される薬液等に応じて、漏れ液の水分で溶解
してインキが褪色または変色するものであれば、色等は
限定されるものではなく、任意に選択的に使用すること
により、以下の作用効果を達成することができる。
用する箱形成展開体(M) の素材は、紙材に限定されるも
のではなく、合成樹脂含浸紙材、合成樹脂ラミネート紙
材を使用しても良く、また褪色するインキ成分として
は、繊維素系樹脂１５部、体質顔料３４部（例えば沈降
性硫酸バリウム）、有機顔料３部（例えばフタルシアニ
ングリ−ン）、ブチルセロソルブ４８部を混合したもの
を使用し、インキ塗布時にはグリーンであり、破損によ
る漏れ液の水分で溶解して白色に褪色するものを使用し
たが、収容される薬液等に応じて、漏れ液の水分で溶解
してインキが褪色または変色するものであれば、色等は
限定されるものではなく、任意に選択的に使用すること
により、以下の作用効果を達成することができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る液体充填容器
包装用紙箱の構成によれば、箱内に収納されたアンプ
ル、瓶等が、外部からの押圧、接触、衝撃などによる力
の作用により破損し液漏れを起こした場合、漏れ液の水
分で溶解して褪色するインキを耐水性の透明フィルム
(F) の内面に塗布してあるので、漏れ液の水分がインキ
塗布面に作用してインキ(I) を溶解褪色させるようにな
り、その褪色変化を箱体の漏れ確認用穴(H) 部分或は漏
れ確認用孔群(HA)部分において外観目視により確認でき
るから、一々箱体を開封することなく液体収納容器の破
損の有無の確認が容易となり、破損している場合には、
流通過程のどの段階ででも、迅速に返品、交換等の最善
の事後処理を採ることができる。
包装用紙箱の構成によれば、箱内に収納されたアンプ
ル、瓶等が、外部からの押圧、接触、衝撃などによる力
の作用により破損し液漏れを起こした場合、漏れ液の水
分で溶解して褪色するインキを耐水性の透明フィルム
(F) の内面に塗布してあるので、漏れ液の水分がインキ
塗布面に作用してインキ(I) を溶解褪色させるようにな
り、その褪色変化を箱体の漏れ確認用穴(H) 部分或は漏
れ確認用孔群(HA)部分において外観目視により確認でき
るから、一々箱体を開封することなく液体収納容器の破
損の有無の確認が容易となり、破損している場合には、
流通過程のどの段階ででも、迅速に返品、交換等の最善
の事後処理を採ることができる。
【００１８】また構成が簡単であることから、製作性、
組立性も良いことから、一般的な紙箱製作と同様の要領
で、漏れ確認が外観できる液体充填容器包装用紙箱とし
て安価に製作し、これを提供することができる。
組立性も良いことから、一般的な紙箱製作と同様の要領
で、漏れ確認が外観できる液体充填容器包装用紙箱とし
て安価に製作し、これを提供することができる。
【図１】本発明の実施例１に係る液体充填容器包装用紙
箱の箱形成展開体を、透明フィルムの一部を破断した状
態で示した平面図である。
箱の箱形成展開体を、透明フィルムの一部を破断した状
態で示した平面図である。
【図２】図１の折目ｅを谷折りした箱形成展開体の展開
平面図である。
平面図である。
【図３】図２の状態から折目ｃを谷折りした箱形成展開
体の展開平面図である。
体の展開平面図である。
【図４】図３の状態から折目ａを谷折りした箱形成展開
体の展開平面図である。
体の展開平面図である。
【図５】図４の扁平な箱体を立体に組み立て表板面を前
にして上蓋を開けた状態の一部省略拡大平面図である。
にして上蓋を開けた状態の一部省略拡大平面図である。
【図６】図５のＡーＡ線における断面図である。
【図７】本発明の実施例２に係る液体充填容器包装用紙
箱の箱形成展開体を、透明フィルムの一部を破断した状
態で示した平面図である。
箱の箱形成展開体を、透明フィルムの一部を破断した状
態で示した平面図である。
【図８】本発明の実施例３に係る液体充填容器包装用紙
箱の箱形成展開体を示した平面図である。
箱の箱形成展開体を示した平面図である。
【図９】本発明の実施例４に係る液体充填容器包装用紙
箱の箱形成展開体を示した平面図である。
箱の箱形成展開体を示した平面図である。
(1) 背板 (2) 側板 (3) 表板 (4) 側板 (5) 貼着板 (6) 仕切板 (7) 貼着板 (8) 上蓋板 (9) 差込片 (10) 底板 (11)(12) 上舌片 (13)(14) 下舌片 (15) 折込舌片 (H) 漏れ確認用穴 (HA) 漏れ確認用孔群 (F) 透明フィルム (T) タックシール (M) 箱形成展開体
Claims (6)
- 【請求項１】 箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか一
方に漏れ確認用穴(H) を形成した箱形成展開体(M) の内
面又は外面側に、耐水性を有する透明フィルム(F) を固
着し、前記漏れ確認用穴(H) を塞いでいる透明フィルム
(F) の内面側に、収納物の破損による漏れ液で溶解して
褪色するインキ(I) を塗布したことを特徴とする液体充
填容器包装用紙箱。 - 【請求項２】 箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか一
方に多数の針穴からなる漏れ確認用孔群(HA)を形成した
箱形成展開体(M) の外面側に、収納物の破損による漏れ
液で溶解して褪色するインキ(I) を塗布し、該インキ塗
布面に耐水性を有する透明フィルム(F) を固着したこと
を特徴とする液体充填容器包装用紙箱。 - 【請求項３】 収納物の破損による漏れ液で溶解して褪
色するインキ(I) を全面に塗布した耐水性を有する透明
フィルム(F) を、インキ塗布面が箱内面を向くように固
着した請求項１又は２記載の液体充填容器包装用紙箱。 - 【請求項４】 耐水性の透明フィルム(F) のサイズが、
漏れ確認用穴(H) 又は漏れ確認用孔群(HA)を覆う大きさ
である請求項１、２又は３記載の液体充填容器包装用紙
箱。 - 【請求項５】 箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか一
方に漏れ確認用穴(H) 又は漏れ確認用孔群(HA)の一方又
は両方を形成した請求項１、 ２、３又は４記載の液体充
填容器包装用紙箱。 - 【請求項６】 箱底と箱底部周壁の両方又はいずれか一
方に形成した漏れ確認用穴(H) 又は漏れ確認用孔群(HA)
を、収納物の破損による漏れ液で溶解して褪色するイン
キを塗布した透明のタックシール(T) で、そのインキ塗
布面を箱内面に向けて閉塞するように貼着したことを特
徴とする液体充填容器包装用紙箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8172396A JPH09272526A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 液体充填容器包装用紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8172396A JPH09272526A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 液体充填容器包装用紙箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09272526A true JPH09272526A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13754342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8172396A Pending JPH09272526A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 液体充填容器包装用紙箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09272526A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005109558A1 (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 液体燃料収容容器、燃料電池システム、及び携帯用情報端末装置 |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8172396A patent/JPH09272526A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005109558A1 (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 液体燃料収容容器、燃料電池システム、及び携帯用情報端末装置 |
| JPWO2005109558A1 (ja) * | 2004-05-11 | 2008-03-21 | 松下電器産業株式会社 | 液体燃料収容容器、燃料電池システム、及び携帯用情報端末装置 |
| US7892696B2 (en) | 2004-05-11 | 2011-02-22 | Panasonic Corporation | Liquid fuel container, fuel cell system, and portable information terminal device |
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