JPH09271974A - レーザ加工機の集光レンズ冷却装置 - Google Patents

レーザ加工機の集光レンズ冷却装置

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Publication number
JPH09271974A
JPH09271974A JP8086696A JP8669696A JPH09271974A JP H09271974 A JPH09271974 A JP H09271974A JP 8086696 A JP8086696 A JP 8086696A JP 8669696 A JP8669696 A JP 8669696A JP H09271974 A JPH09271974 A JP H09271974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
lens
laser beam
cooling
condensing lens
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8086696A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Miyazawa
直人 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP8086696A priority Critical patent/JPH09271974A/ja
Publication of JPH09271974A publication Critical patent/JPH09271974A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばYAGレーザ溶接機等のレーザ加工機
のレーザビーム集光レンズ2のレーザビーム吸収による
発熱を、焦点位置の変動や周囲空気の粉塵等による上表
面の汚損等を伴うことなく、直接エア冷却し得る手段を
提供する。 【解決手段】 このため、前記集光レンズ2の上表面に
直接吹付ける冷却エア吹出し穴7と、この集光レンズ2
上表面の上部にエアスクリーン(エアカーテン)Asを
形成するための複数のエアスクリーン用吹出し穴8を配
設し、同一エア供給源よりエアを供給するよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機の集
光レンズの冷却装置に、また特に防塵エアスクリーン機
能を備えた冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工機、例えばYAGレー
ザ溶接機等において、集光レンズにより焦点に集光され
るレーザビームを吸収することによる加工用レーザビー
ム集光レンズやミラー等の発熱を冷却する必要があり、
その方法とし、水による間接冷却及びエア吹付けによる
直接冷却方法が採用されている。
【0003】しかしながら、図2及び図3に、それぞれ
上記水冷及び空冷方法の各概念説明略図を示すように、
従来の各冷却方法においては、それぞれ次に示すような
問題点があった。
【0004】すなわち、図2の間接水冷却方法にあって
は、冷却水Wの循環通路が集光レンズ2の周縁部のレン
ズ枠4a部に配設されているために、集光レンズ2に対
する冷却効果がレーザ光路5(レンズ中心)部に到る距
離に比例して減少するため、レンズ2の温度分布は図
(a)に示すような温度分布曲線となり、レーザビーム
5aの屈折がこの影響を受けて、焦点位置の変動を伴う
という問題点があった。
【0005】また一方、図3に示すような直接空気冷却
方法にあっては、集光レンズ2に対する冷却効果がレン
ズ2全面に亘って実質的に一様であり、レンズ温度は実
質的に全面的にほぼ均等になるが、一方レンズ2に直接
吹付ける冷却エアAがその雰囲気空気中に浮遊する粉塵
D等を巻込んで、レンズ2の表面を汚損する傾向を生ず
るという問題点があった。図中、4bはレンズ枠を示
す。
【0006】なお従来例には、図4に一例を示すよう
に、冷却空気Aを直径対向的にレンズ上面に沿って吹出
す例もあるが、雰囲気空気内の粉塵Dの混入に関して
は、前記図3例におけると同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な局面にかんがみてなされたもので、レーザビームの焦
点位置の変動を伴うことなく、またレンズ上に雰囲気空
気中の粉塵等による汚損を生ずる怖れのない直接エア冷
却手段の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、レーザ加工機のレーザビーム集光レンズの上表面
に直接吹付ける冷却エア吹出し手段と、この集光レンズ
上表面の上部にエアスクリーンを形成するためのエア吹
出し手段を設けると共に、さらにまた、前記冷却エアと
前記エアスクリーン形成用エアとの供給源を同一とする
よう構成することにより、前記目的を達成しようとする
ものである。
【0009】
【作用】以上のような本発明構成により、レーザ加工機
の集光レンズの発熱を、焦点距離の変動や周囲空気中の
粉塵等によるレンズ上表面の汚損等を伴う怖れなく直接
的にエア冷却することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を一実施例に基づ
いて説明する。
【0011】
【実施例】図1(a),(b)に、本発明に係る集光レ
ンズの直接エア冷却装置の一実施例のそれぞれ要部上面
図及びその垂直断面図を示す。
【0012】(構成)図1において、1はレーザビーム
加工ヘッド部で、集光レンズ2はレンズ枠4部材を介し
てレンズホルダ3にねじ係合により結合されている。5
はレーザ光路を示す。
【0013】レンズホルダ3の円筒部のレンズ2より上
部に離れた一外周部を囲むようにエア配送溝6が配設さ
れ、その内部の円筒部の1個所より、ほぼレンズ2の頂
部中心部を指向する斜行角度を有するレンズ冷却エアA
の吹出し穴7が穿設されている。
【0014】本発明の特徴は、さらにレンズホルダ3の
前記配送溝6内の円筒外周面の前記レンズ冷却エア吹出
し穴7と別位置に、複数(図例は3個)の等円周角度分
布のそれぞれレーザ光路5と直交するレンズ2のほぼ周
縁部に接線的に指向するスパイラル状のエアスクリーン
As用吹出し穴8を配設したことにある。
【0015】(作用)以上のような構成により、図1
(a),(b)両図に示すように、冷却エアAを受ける
レンズ2の上部には、複数の接線方向に吹出されるエア
により、エアスクリーンAsが形成されて、外部雰囲気
に含まれる粉塵等(不図示)を、レンズ2から遮断して
レンズ面の汚損を防止する機能が同時に付加される。
【0016】すなわち、エア吹出し穴合計4個のうち3
個の穴8は、これらの吹出し穴とレンズ2上面間の筒内
空間を保つためのエアカーテンを形成した後、レーザ光
路5を陽圧とする。
【0017】冷却エアAは、前記エアスクリーンAsに
より清掃に保たれた空間内で、清浄エアAを吹付けるた
め、浮遊する粉塵等を巻込むことがなく、レンズ2の冷
却が可能となり、極めて単純な構成によりこれらの環境
を作ることができる。
【0018】なお、前記図1の実施例においては、レン
ズ冷却エア吹出し穴7の数を1個に、またエアスクリー
ン用吹出し穴8の数を3個としたが、これらの数及びエ
アスクリーン形成用吹出し角度,配置等は、図例のみに
限定されないことはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ加工機のレーザ光路レンズ上面にエアカーテンに
よりダストフリーの清浄な空間を設け、その内部で清浄
エアをレンズ上面に吹付けるようにしたため、レンズに
吸収されたレーザ光熱を、レンズ表面を汚損する怖れな
しに、直接かつ平均的に冷却し得る。これにより、水冷
等の間接冷却方式と比較して、焦点位置の変動を伴うこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の直接空気冷却装置の要部上面図及
びその垂直断面図
【図2】 従来の間接水冷却方法の概念説明図
【図3】 従来の直接空気冷却方法の概念説明図
【図4】 従来の直接空気冷却方法の概念説明図
【符号の説明】
1 レーザビーム加工ヘッド 2 集光レンズ 3 レンズホルダ 4,4a,4b, レンズ枠 5 レーザ光路 5a レーザビーム 6 エア配送溝 7 レンズ冷却エア吹出し穴 8 エアスクリーン用吹出し穴 A 冷却エア As エアスクリーン D 粉塵 W 冷却水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機のレーザビーム集光レンズ
    の上表面に直接吹付ける冷却エア吹出し手段と、この集
    光レンズ上表面の上部にエアスクリーンを形成するため
    のエア吹出し手段を設けたことを特徴とするレーザ加工
    機の集光レンズ冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却エアと前記エアスクリーン形成
    用エアとの供給源が同一であることを特徴とする請求項
    1記載のレーザ加工機の集光レンズ冷却装置。
JP8086696A 1996-04-09 1996-04-09 レーザ加工機の集光レンズ冷却装置 Withdrawn JPH09271974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8086696A JPH09271974A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 レーザ加工機の集光レンズ冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8086696A JPH09271974A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 レーザ加工機の集光レンズ冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPH09271974A true JPH09271974A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13894130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8086696A Withdrawn JPH09271974A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 レーザ加工機の集光レンズ冷却装置

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JP (1) JPH09271974A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106271082A (zh) * 2016-08-22 2017-01-04 上海交通大学 用于激光复合焊的保护气刀

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Effective date: 20030701