JPH09271413A - カップ形ブラシ - Google Patents

カップ形ブラシ

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JPH09271413A
JPH09271413A JP8226096A JP8226096A JPH09271413A JP H09271413 A JPH09271413 A JP H09271413A JP 8226096 A JP8226096 A JP 8226096A JP 8226096 A JP8226096 A JP 8226096A JP H09271413 A JPH09271413 A JP H09271413A
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umbrella
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Tatsuji Yamauchi
辰治 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、手作業で清浄動作を行うためのカ
ップであって水が手にかからずに、またブラシ主体が消
耗したときに容易にそのブラシ主体のみを新品と取替え
ることのできるカップ形ブラシを提供することを目的と
している。 【解決手段】 円板状の取付部材に、外側傘形部材とブ
ラシ主体と内側傘形部材とを係止し、かつ取付部材に把
手を装着した構成をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、把手を握って例え
ば、床面や垂直な壁面及びガラス面又は自動車等(以下
床面等という)を洗浄するのに用いるカップ形ブラシに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、床清掃のためのカップ形ブラシの
構造は、例えば、特開昭54−24460号公報に記載
されている。図7及び図8は、その公報に記載された一
実施例を示すもので、まず、図7において、aは筒状の
固定部材で、この固定部材aは、厚肉部a1 と薄肉部a
2 とからなっている。bは碗形に形成された外カップ部
材で、この外カップ部材bの底部中央には、前記固定部
材aの薄肉部a2 に嵌合する孔b1 が穿設されている。
cは鍔付きの帽子状に形成された内カップ部材で、この
内カップ部材cの天部中央には、前記固定部材aの薄肉
部a2 に嵌合する孔c1 が穿設されている。dはブラシ
主体で、このブラシ主体dは、ワイヤー群eがリングf
を含むように完全に二つ折りされて、その折曲げ部の外
側を嵌着部材gによって強固に固着されている。
【0003】そして、図8に示すように、外カップ部材
bと、内カップ部材cの間にブラシ主体dを介在させ、
これら両カップ部材bとcに設けた孔b1 とc1 に固定
部材aの薄肉部a2 を挿入し、この薄肉部a2 を図8に
示す加締部a3 のように、内カップ部材cの内面側に加
締めることにより、ブラシ主体dが外カップ部材bと内
カップ部材cの間に、挟持されて強固に固着され、これ
によりカップ形ブラシhが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た床清掃のためのカップ形ブラシhは、筒状の固定部材
aの薄肉部a2 を図8に示す加締部a3 のように、加締
めることにより、ブラシ主体dが外カップ部材bと内カ
ップ部材cとの間に挟持されて強固に固着されている。
しかし、従来の場合には、人間が把手を手で握って操作
するものではなく、重量的に可成り重いものである。
【0005】また、筒状の固定部材aの薄肉部a2 を図
8に示す加締部a3 のように、加締める作業は著しく面
倒であると共に、このカップ形ブラシhで床面等の洗浄
に使用したことにより、そのブラシ主体の先端部等が消
耗して変形した場合に、そのブラシ主体dのみを新品と
取替えるには、前記加締部a3 を削除等により切除しな
ければならないので、その作業は著しく煩雑であると共
に、その固定部材aも新品と取替えなければならないと
いう欠点があった。
【0006】本発明は、上記の欠点を解決するためにな
されたもので、手作業で清浄動作を行うためのカップで
あって、水が手にかからずに、またブラシ主体が消耗し
たときに容易にそのブラシ主体のみを新品と取替えるこ
とが出来るカップ形ブラシを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカップ形ブラシ
は、上記目的を達成するため、外周に外側環状突部と内
側環状突部との間に環状凹溝を形成した円板状の取付部
材と、外側傘形部材と、上部を加締金具をもって保持さ
れたブラシ主体と、当該ブラシ主体を内側から支持する
内側傘形部材とをそなえ、前記取付部材の環状凹溝に前
記外側傘形部材の上端に形成した円筒状部とブラシ主体
の前記加締金具とを挿入すると共に、前記内側傘形部材
の円錐頂角θ1 と外側傘形部材の円錐頂角θ2 とは、θ
1 >θ2 の関係にある前記内側傘形部材の傾斜面部を前
記取付部材の内側に当接しかつ前記取付部材のブラシ主
体を固着した面の裏側の面に把手取付板を一体に形成
し、この把手取付板に液体洗浄装置の把手を装着したこ
とを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例のカッ
プ形ブラシの組付け前の状態を示す断面図であり、図2
は、同組付け後の状態を示す断面図である。
【0009】先ず、図1において、1はブラシ主体、2
は内側傘形部材、3は外側傘形部材、4は取付部材であ
る。そして、そのブラシ主体1は多数のワイヤー部材1
aの上端が加締金具1bにより強固に固着されていると
共に、その加締金具1bがリング状に形成されている。
次に上記内側傘形部材2には、その傘形の傾斜面部2a
とその下端に環状の鍔部2bとが形成されていると共
に、その傾斜面部2aには図2に示す取付ネジ5の貫通
孔2cが複数個穿設されている。そして上記外側傘形部
材3は、傾斜面部3aの上端に円筒状部3bが形成され
ている。
【0010】しかして、図1と図2に破線で示すよう
に、内側傘形部材2の円錐頂角θ1 (この実施例ではθ
1 =60度になっている)と外側傘形部材3の円錐頂角
θ2 (この実施例ではθ2 =50度になっている)との
関係は、θ1 >θ2 の関係に形成されている。
【0011】次に取付部材4は、円板状部4aの中央に
貫通孔4bが穿設されていると共に、外周部には前記ブ
ラシ主体1の加締金具1bと、外側傘形部材3の上端に
形成した円筒状部3bとを収納するための環状凹溝4c
を形成するように、外側環状突部4dと内側環状突部4
eが形成されている。そして、その内側環状突部4eの
内側面は、前記内側傘形部材2の傾斜面部2aが当接出
来る傾斜面部4fが形成されていると共に、図2に示す
取付ネジ5のネジ孔4gが穿設されている。
【0012】尚、図中4hはあとで説明する図5及び図
6に示す液体洗浄装置に用いる場合の把手7の装着を容
易にするため、取付部材4に一体に形成した把手取付板
で、この把手取付板4hには、貫通孔4iが穿設されて
いる。
【0013】しかして、前記取付部材4にブラシ主体1
を装着するには、取付部材4の環状凹溝4cに外側傘形
部材3の上端に形成した円筒状部3bと、ブラシ主体1
の加締金具1bを挿入してから、図2に示すように内側
傘形部材2の傾斜面部2aを取付部材4の傾斜面部4f
に当接し、複数の取付ネジ5により図示のように固着す
ると、内側傘形部材2の円錐頂角θ1 と外側傘形部材3
の円錐頂角θ2 とはθ 1 >θ2 の関係に形成されている
ので、内側傘形部材2の下端に形成した環状の鍔部2b
の外周で、ブラシ主体1のワイヤー部材1aを外側傘形
部材3の傾斜面部3aの内側に強く押圧されるようにな
り、図2に示すカップ形ブラシ6が完成する。
【0014】尚、図1及び図2に示す本発明一実施例の
取付部材4に形成した内側環状突部4eは、図3に示す
ように切れ目が全くないリング状に形成されているが、
これは図4に示す他の実施例の取付部材4′のように、
ネジ孔4gの周囲部分のみを突出させた形状、これを換
言すると前記ネジ孔4gの周囲部分以外に等間隔の切れ
目を設けた内側環状突部4′eとしてもよい。
【0015】又、上記実施例においては取付ネジ5は、
4本用いるものが示されているが、この取付ネジ5の本
数は、これに限定されるものではなく、2本以上であれ
ば3本または5本等適当に選定してよいことは説明する
までもなく明らかである。
【0016】次に、図5及び図6は、カップ形ブラシ6
の取付部材4に一体に形成した把手取付板4hに液体洗
浄装置の把手7を装着した一実施例を示すもので、この
図において、8は把手7を貫通するチューブ、9は該チ
ューブ8に流れる液体を開閉する弁装置で、この弁装置
9に装着したレバー10を矢印Xで示す方向に引くと、
その弁装置9が開となり、チューブ8に流れる液体を、
固定ナット11で接続したチューブ12を介してノズル
13に放出するようになっている。
【0017】この図5及び図6に示す液体洗浄装置は、
例えば図示してない水道等の蛇口にチューブ8を接続し
て把手7を手で握ってブラシ主体1を被洗浄面にあてそ
のノズル13より放出する水量をレバー10の引き加減
で調節しながら床面等を洗浄する。
【0018】そして、取付部材4のブラシ主体1を固着
した面の裏側の面に把手取付板4hを一体に形成し、こ
の把手取付板4hに把手7を装着したので、その装着作
業は極めて容易である。また、例えば、垂直な壁面を洗
浄する場合であっても、外側傘形部材3の傾斜面部3a
が所定長さ以上あることや、ブラシ主体1のワイヤー部
材1aが比較的腰の強いものであることから、ノズル1
3から供給される水が仮に外側に向かって飛散する場合
でもワイヤー部材1aのつくる空間内にとじこめられて
把手を握っている作業者の手に水滴が降りかかることは
全くない。
【0019】そして長期間の使用により、ブラシ主体1
が消耗したときは、取付ネジ5を取り外すことにより、
そのブラシ主体1のみを極めて容易に新品と取替えるこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、前記取付部材のブラシ主体を固着した面の裏側
の面に把手取付板を一体に形成することにより、洗浄装
置の把手を極めて容易に取付けることができると共に、
例えば、垂直な壁面を洗浄する場合であっても、把手を
握っている作業者の手に水滴が降りかかることは全くな
い。
【0021】また組付作業は極めて簡単容易にできると
共に、ブラシ主体が消耗した場合には極めて容易にその
ブラシ主体のみを新品と取替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカップ形ブラシの組付け前
の状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例のカップ形ブラシの組付け後
の状態を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例のカップ形ブラシの取付部材
の下面図である。
【図4】本発明の他の実施例のカップ形ブラシの取付部
材の下面図である。
【図5】図1及び図2に示すカップ形ブラシの取付部材
に、液体洗浄装置の把手を装着した状態を示す一部断面
側面図である。
【図6】図5の下面図である。
【図7】従来のこの種のカップ形ブラシの組付け前の状
態を示す断面図である。
【図8】従来のこの種のカップ形ブラシの組付け後の状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシ主体 1a ワイヤー部材 1b 加締金具 2 内側傘形部材 2a 傾斜面部 2b 鍔部 3 外側傘形部材 3a 傾斜面部 3b 円筒状部 4 取付部材 4a 円板状部 4b 貫通孔 4c 環状凹溝 4d 外側環状突部 4e 内側環状突部 4f 傾斜面部 4g ネジ孔 4h 把手取付板 4i 貫通孔 5 取付ネジ 6 カップ形ブラシ 7 把手 8 チューブ 9 弁装置 10 レバー 11 固定ナット 12 チューブ 13 ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に外側環状突部と内側環状突部との
    間に環状凹溝を形成した円板状の取付部材と、 外側傘形部材と、 上部を加締金具をもって保持されたブラシ主体と、 当該ブラシ主体を内側から支持する内側傘形部材とをそ
    なえ、 前記取付部材の環状凹溝に前記外側傘形部材の上端に形
    成した円筒状部とブラシ主体の前記加締金具とを挿入す
    ると共に、 前記内側傘形部材の円錐頂角θ1 と外側傘形部材の円錐
    頂角θ2 とは、θ1 >θ2 の関係にある前記内側傘形部
    材の傾斜面部を前記取付部材の内側に当接しかつ前記取
    付部材のブラシ主体を固着した面の裏側の面に把手取付
    板を一体に形成し、この把手取付板に液体洗浄装置の把
    手を装着したことを特徴とするカップ形ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239884A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 聯潤科技股▲ふん▼有限公司 清掃装置及びそのブラシ毛材の取付方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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