JPH09270619A - デュープレクサ付きアンテナ装置 - Google Patents
デュープレクサ付きアンテナ装置Info
- Publication number
- JPH09270619A JPH09270619A JP8080017A JP8001796A JPH09270619A JP H09270619 A JPH09270619 A JP H09270619A JP 8080017 A JP8080017 A JP 8080017A JP 8001796 A JP8001796 A JP 8001796A JP H09270619 A JPH09270619 A JP H09270619A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- duplexer
- frequency bands
- impedance matching
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Transceivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話機の送信用信号と受信用信号の周波
数帯域のように、送受信する２以上の周波数帯域がそれ
ぞれ離れている場合にも、１つのアンテナで充分マッチ
ングをとることができるアンテナ装置を提供する。さら
に、送信部および受信部の回路を形成する回路基板での
部品配置の自由度を向上させると共に送受信のアイソレ
ーションを確保し、かつ、回路基板を小形化する。 【解決手段】 少なくとも２つの周波数帯の信号を送受
信し、それぞれの周波数帯の信号を弁別するデュープレ
クサ２（バンドパスフィルタ２１、２２）を有するデュ
ープレクサ付きアンテナ装置であって、前記信号を送受
信するアンテナ１と前記デュープレクサとの間に前記周
波数帯で前記アンテナがマッチングするインピーダンス
整合素子４１、４２が接続されている。また、このイン
ピーダンス整合素子およびデュープレクサをアンテナに
直接接続して一体化する。
数帯域のように、送受信する２以上の周波数帯域がそれ
ぞれ離れている場合にも、１つのアンテナで充分マッチ
ングをとることができるアンテナ装置を提供する。さら
に、送信部および受信部の回路を形成する回路基板での
部品配置の自由度を向上させると共に送受信のアイソレ
ーションを確保し、かつ、回路基板を小形化する。 【解決手段】 少なくとも２つの周波数帯の信号を送受
信し、それぞれの周波数帯の信号を弁別するデュープレ
クサ２（バンドパスフィルタ２１、２２）を有するデュ
ープレクサ付きアンテナ装置であって、前記信号を送受
信するアンテナ１と前記デュープレクサとの間に前記周
波数帯で前記アンテナがマッチングするインピーダンス
整合素子４１、４２が接続されている。また、このイン
ピーダンス整合素子およびデュープレクサをアンテナに
直接接続して一体化する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はセルラー電話機など
の送受信のために用いられるアンテナ装置に関する。さ
らに詳しくは、異なる周波数帯の送受信信号を弁別する
デュープレクサを有するアンテナで、異なる周波数帯の
いずれにおいてもマッチングがとれ、アンテナ性能が向
上したデュープレクサ付きアンテナ装置に関する。
の送受信のために用いられるアンテナ装置に関する。さ
らに詳しくは、異なる周波数帯の送受信信号を弁別する
デュープレクサを有するアンテナで、異なる周波数帯の
いずれにおいてもマッチングがとれ、アンテナ性能が向
上したデュープレクサ付きアンテナ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯用電話機などの無線機においては、
一般に１本のアンテナが送信用と受信用に共用される。
この場合、自分の送信用信号が受信機側に回り込むのを
防止するため、送信用信号と受信用信号とを異なる周波
数帯で行い、デュープレクサにより弁別している。この
ようなアンテナ装置の構成は、たとえば図２に示される
ような構成になっている。
一般に１本のアンテナが送信用と受信用に共用される。
この場合、自分の送信用信号が受信機側に回り込むのを
防止するため、送信用信号と受信用信号とを異なる周波
数帯で行い、デュープレクサにより弁別している。この
ようなアンテナ装置の構成は、たとえば図２に示される
ような構成になっている。
【０００３】図２において、１はアンテナで、たとえば
伸縮自在のロッドアンテナからなっている。２はデュー
プレクサで、送信用信号の周波数帯ｆ1 のみを通過させ
るバンドパスフィルタ２１と受信用の周波数帯ｆ2 のみ
を通過させるバンドパスフィルタ２２とからなってい
る。アンテナ１の下端部１ａとデュープレクサ２の入力
ポート２ａとはケーブル３により接続されている。すな
わち、デュープレクサ２は送信部Ｔx の回路（図示せ
ず）や受信部Ｒx の回路（図示せず）が形成さている回
路基板５にこれらの回路素子と共に一緒に形成されてお
り、アンテナ１との間の接続がケーブル３により行われ
ている。
伸縮自在のロッドアンテナからなっている。２はデュー
プレクサで、送信用信号の周波数帯ｆ1 のみを通過させ
るバンドパスフィルタ２１と受信用の周波数帯ｆ2 のみ
を通過させるバンドパスフィルタ２２とからなってい
る。アンテナ１の下端部１ａとデュープレクサ２の入力
ポート２ａとはケーブル３により接続されている。すな
わち、デュープレクサ２は送信部Ｔx の回路（図示せ
ず）や受信部Ｒx の回路（図示せず）が形成さている回
路基板５にこれらの回路素子と共に一緒に形成されてお
り、アンテナ１との間の接続がケーブル３により行われ
ている。
【０００４】この装置で、送信信号は周波数帯がｆ
1 で、バンドパスフィルタ２１を通過するが、バンドパ
スフィルタ２２を通過することができない。そのため、
送信部Ｔx 側から送られた送信信号はデュープレクサ２
のバンドパスフィルタ２１を通過した後、ケーブル３を
経てアンテナ１の先端から放射され、送信信号が受信部
Ｒx 側に入り込むことはない。また、アンテナ１で受信
した受信信号は、ケーブル３を経てデュープレクサ２の
入力ポート２ａに到達し、バンドパスフィルタ２２を通
過して受信部Ｒx 側に入り、受信部Ｒx 側で信号処理さ
れる。この際、受信信号の周波数帯はｆ2 で、デュープ
レクサ２のバンドパスフィルタ２１を通過することがで
きないため、アンテナ１で受信した信号は減衰すること
なく受信部Ｒx 側に入る。
1 で、バンドパスフィルタ２１を通過するが、バンドパ
スフィルタ２２を通過することができない。そのため、
送信部Ｔx 側から送られた送信信号はデュープレクサ２
のバンドパスフィルタ２１を通過した後、ケーブル３を
経てアンテナ１の先端から放射され、送信信号が受信部
Ｒx 側に入り込むことはない。また、アンテナ１で受信
した受信信号は、ケーブル３を経てデュープレクサ２の
入力ポート２ａに到達し、バンドパスフィルタ２２を通
過して受信部Ｒx 側に入り、受信部Ｒx 側で信号処理さ
れる。この際、受信信号の周波数帯はｆ2 で、デュープ
レクサ２のバンドパスフィルタ２１を通過することがで
きないため、アンテナ１で受信した信号は減衰すること
なく受信部Ｒx 側に入る。
【０００５】この送信信号と受信信号の周波数帯は、た
とえば日本の携帯電話の８００ＭＨｚ帯では受信信号が
８１０〜８２６ＭＨｚで、送信信号が９４０〜９５６Ｍ
Ｈｚであり、１５００ＭＨｚ帯では受信信号が１４７７
〜１５０１ＭＨｚで、送信信号が１４２９〜１４５３Ｍ
Ｈｚの周波数帯が割り当てられている。この場合、８０
０ＭＨｚ帯と１５００ＭＨｚ帯とではそれぞれ別の仕様
でアンテナが製造され、周波数に対してマッチングする
ように形成されているが、前述のように送信用と受信用
の信号は同じアンテナで送信および受信がなされてお
り、その周波数差は５０〜１００ＭＨｚ程度ある。
とえば日本の携帯電話の８００ＭＨｚ帯では受信信号が
８１０〜８２６ＭＨｚで、送信信号が９４０〜９５６Ｍ
Ｈｚであり、１５００ＭＨｚ帯では受信信号が１４７７
〜１５０１ＭＨｚで、送信信号が１４２９〜１４５３Ｍ
Ｈｚの周波数帯が割り当てられている。この場合、８０
０ＭＨｚ帯と１５００ＭＨｚ帯とではそれぞれ別の仕様
でアンテナが製造され、周波数に対してマッチングする
ように形成されているが、前述のように送信用と受信用
の信号は同じアンテナで送信および受信がなされてお
り、その周波数差は５０〜１００ＭＨｚ程度ある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】アンテナにロッドアン
テナを用いると、そのアンテナの長さにより送受信する
信号の周波数帯とマッチングをとっている。そのため、
送受信共用のアンテナでは、送受信の両周波数帯の全帯
域にマッチングをとる高帯域特性が要求される。しか
し、送受信の信号の周波数帯に前述のような大きな差が
ある場合、高帯域特性には限界があり、両周波数帯域の
全帯域においてマッチングをとることができない。たと
えば送信信号の周波数帯とのマッチングを優先すると受
信信号の周波数帯とのマッチングが不充分になり、受信
感度が低下する。逆に送信信号の周波数帯とのマッチン
グが不充分であると、送信ロスが増大して充分に遠方ま
での送信をすることができないという問題がある。
テナを用いると、そのアンテナの長さにより送受信する
信号の周波数帯とマッチングをとっている。そのため、
送受信共用のアンテナでは、送受信の両周波数帯の全帯
域にマッチングをとる高帯域特性が要求される。しか
し、送受信の信号の周波数帯に前述のような大きな差が
ある場合、高帯域特性には限界があり、両周波数帯域の
全帯域においてマッチングをとることができない。たと
えば送信信号の周波数帯とのマッチングを優先すると受
信信号の周波数帯とのマッチングが不充分になり、受信
感度が低下する。逆に送信信号の周波数帯とのマッチン
グが不充分であると、送信ロスが増大して充分に遠方ま
での送信をすることができないという問題がある。
【０００７】さらに、前述の構造ではデュープレクサが
送信部や受信部の回路が形成される回路基板上に設けら
れているため、回路基板上での送信部側回路と受信部側
回路とを近接して配置せざるを得ず、両者間の干渉を防
止する観点から各部品の配置に制限が加わり設計の自由
度がない。しかも送信部と受信部とが近接することによ
り、送受信の分離度（アイソレーション）が充分でなく
性能が低下するという問題がある。また、デュープレク
サが回路基板上に設けられているため、回路基板が大形
化し、送受信の処理装置が大形化して小形化に限界があ
るという問題がある。
送信部や受信部の回路が形成される回路基板上に設けら
れているため、回路基板上での送信部側回路と受信部側
回路とを近接して配置せざるを得ず、両者間の干渉を防
止する観点から各部品の配置に制限が加わり設計の自由
度がない。しかも送信部と受信部とが近接することによ
り、送受信の分離度（アイソレーション）が充分でなく
性能が低下するという問題がある。また、デュープレク
サが回路基板上に設けられているため、回路基板が大形
化し、送受信の処理装置が大形化して小形化に限界があ
るという問題がある。
【０００８】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、第１の目的は、携帯用電話機の送信用
信号と受信用信号のように、送受信する２以上の周波数
帯域がそれぞれ離れている場合にも、１つのアンテナで
充分マッチングをとることができるアンテナ装置を提供
することにある。
なされたもので、第１の目的は、携帯用電話機の送信用
信号と受信用信号のように、送受信する２以上の周波数
帯域がそれぞれ離れている場合にも、１つのアンテナで
充分マッチングをとることができるアンテナ装置を提供
することにある。
【０００９】本発明の第２の目的は、比較的スペースに
余裕の有るアンテナにデュープレクサを一体化させるこ
とにより、送信部および受信部の回路を形成する回路基
板での部品配置の自由度を向上させると共に、送受信の
アイソレーションを確保し、かつ、回路基板を小形化す
ることにある。
余裕の有るアンテナにデュープレクサを一体化させるこ
とにより、送信部および受信部の回路を形成する回路基
板での部品配置の自由度を向上させると共に、送受信の
アイソレーションを確保し、かつ、回路基板を小形化す
ることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によるアンテナ装
置は、少なくとも２つの周波数帯の信号を送受信し、そ
れぞれの周波数帯の信号を弁別するデュープレクサを有
するデュープレクサ付きアンテナ装置であって、前記信
号を送受信するアンテナと前記デュープレクサとの間に
前記周波数帯で前記アンテナがマッチングするインピー
ダンス整合素子が接続されている。
置は、少なくとも２つの周波数帯の信号を送受信し、そ
れぞれの周波数帯の信号を弁別するデュープレクサを有
するデュープレクサ付きアンテナ装置であって、前記信
号を送受信するアンテナと前記デュープレクサとの間に
前記周波数帯で前記アンテナがマッチングするインピー
ダンス整合素子が接続されている。
【００１１】具体的には、前記デュープレクサが前記信
号のそれぞれの周波数帯を通過させるバンドパスフィル
タの組からなり、前記少なくとも２つの周波数帯の該バ
ンドパスフィルタのそれぞれが前記アンテナの端部に並
列に接続され、該並列に接続された前記バンドパスフィ
ルタの少なくとも１つの側に前記インピーダンス整合素
子が接続されることにより構成される。
号のそれぞれの周波数帯を通過させるバンドパスフィル
タの組からなり、前記少なくとも２つの周波数帯の該バ
ンドパスフィルタのそれぞれが前記アンテナの端部に並
列に接続され、該並列に接続された前記バンドパスフィ
ルタの少なくとも１つの側に前記インピーダンス整合素
子が接続されることにより構成される。
【００１２】前記インピーダンス整合素子とデュープレ
クサとが前記アンテナと直結されて一体化され、前記デ
ュープレクサの前記アンテナ側のポートと反対側のポー
トがケーブルにより回路基板の回路端子に接続されてい
ることが、アンテナの性能の向上、設計の自由度の向
上、および送受信処理装置側の小形化達成の観点から好
ましい。
クサとが前記アンテナと直結されて一体化され、前記デ
ュープレクサの前記アンテナ側のポートと反対側のポー
トがケーブルにより回路基板の回路端子に接続されてい
ることが、アンテナの性能の向上、設計の自由度の向
上、および送受信処理装置側の小形化達成の観点から好
ましい。
【００１３】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明のデュープレクサ付きアンテナ装置について説明をす
る。
明のデュープレクサ付きアンテナ装置について説明をす
る。
【００１４】図１は本発明のデュープレクサ付きアンテ
ナ装置の主要部のブロック図で、１、２は図２と同じア
ンテナおよびデュープレクサを示す。３１、３２はそれ
ぞれバンドパスフィルタ２１、２２のアンテナ１側のポ
ートとは反対側のポートと回路基板５の回路端子とを接
続するケーブルである。４１、４２はそれぞれアンテナ
１の下端部（送受信信号を送受信する端部と反対側の端
部）１ａとバンドパスフィルタ２１、２２のアンテナ１
側のポートとの間に接続されたインピーダンス整合素子
である。すなわち、アンテナ１の下端部１ａにインピー
ダンス整合素子４１、４２が並列に接続され、それぞれ
のインピーダンス整合素子４１、４２の反対側のポート
にはバンドパスフィルタ２１、２２が接続され、バンド
パスフィルタ２１、２２の他端はそれぞれケーブル３
１、３２を介して回路基板５の回路端子５ａ、５ｂと接
続されている。
ナ装置の主要部のブロック図で、１、２は図２と同じア
ンテナおよびデュープレクサを示す。３１、３２はそれ
ぞれバンドパスフィルタ２１、２２のアンテナ１側のポ
ートとは反対側のポートと回路基板５の回路端子とを接
続するケーブルである。４１、４２はそれぞれアンテナ
１の下端部（送受信信号を送受信する端部と反対側の端
部）１ａとバンドパスフィルタ２１、２２のアンテナ１
側のポートとの間に接続されたインピーダンス整合素子
である。すなわち、アンテナ１の下端部１ａにインピー
ダンス整合素子４１、４２が並列に接続され、それぞれ
のインピーダンス整合素子４１、４２の反対側のポート
にはバンドパスフィルタ２１、２２が接続され、バンド
パスフィルタ２１、２２の他端はそれぞれケーブル３
１、３２を介して回路基板５の回路端子５ａ、５ｂと接
続されている。
【００１５】インピーダンス整合素子４１、４２はそれ
ぞれインダクタやキャパシタなどのリアクタンス成分を
有する素子からなり、送信側のインピーダンス整合素子
４１はアンテナ１のリアクタンスと共に送信信号の周波
数帯に対してマッチングするようにインダクタンス成分
およびキャパシタンス成分が調整して設けられている。
その結果、回路基板５の送信部Ｔx から送られてきた送
信信号は、インピーダンス整合素子４１およびアンテナ
１のインピーダンスが送信信号の周波数帯とマッチング
していることにより、アンテナ１の先端から効率よく送
信信号が放射される。一方、送信側ライン６１には、送
信信号の周波数帯のみを通過させるバンドパスフィルタ
２１が設けられているため、受信信号は送信側ライン６
１には伝送しない。したがって、受信信号がインピーダ
ンス整合素子４１により減衰することはない。
ぞれインダクタやキャパシタなどのリアクタンス成分を
有する素子からなり、送信側のインピーダンス整合素子
４１はアンテナ１のリアクタンスと共に送信信号の周波
数帯に対してマッチングするようにインダクタンス成分
およびキャパシタンス成分が調整して設けられている。
その結果、回路基板５の送信部Ｔx から送られてきた送
信信号は、インピーダンス整合素子４１およびアンテナ
１のインピーダンスが送信信号の周波数帯とマッチング
していることにより、アンテナ１の先端から効率よく送
信信号が放射される。一方、送信側ライン６１には、送
信信号の周波数帯のみを通過させるバンドパスフィルタ
２１が設けられているため、受信信号は送信側ライン６
１には伝送しない。したがって、受信信号がインピーダ
ンス整合素子４１により減衰することはない。
【００１６】受信側ライン６２にも受信信号の周波数帯
とマッチングするようにインピーダンス整合素子４２が
設けられているため、アンテナ１とインピーダンス整合
素子４２のインピーダンスが受信信号の周波数にマッチ
ングし、効率良く受信することができる。一方、送信信
号はバンドパスフィルタ２２を通過することができない
ため、送信信号が受信部Ｒx 側に回り込んだり、インピ
ーダンス整合素子４２により減衰したりすることがな
い。
とマッチングするようにインピーダンス整合素子４２が
設けられているため、アンテナ１とインピーダンス整合
素子４２のインピーダンスが受信信号の周波数にマッチ
ングし、効率良く受信することができる。一方、送信信
号はバンドパスフィルタ２２を通過することができない
ため、送信信号が受信部Ｒx 側に回り込んだり、インピ
ーダンス整合素子４２により減衰したりすることがな
い。
【００１７】本発明のさらなる特徴は、インピーダンス
整合素子４１、４２およびバンドパスフィルタ２１、２
２がアンテナ１の下端部１ａに一体的に接続され、これ
らによりアンテナ装置が形成され得ることにある。すな
わち、たとえば伸縮性のロッドアンテナなどのアンテナ
付近には伸縮させるためのアンテナ収納部のスペースが
確保されており、インダクタやキャパシタなどからなる
インピーダンス整合素子４１、４２やバンドパスフィル
タ２１、２２を設けるスペースを確保することは容易
で、アンテナ１の下端部１ａに直結することができる。
そのため、デュープレクサ２（バンドパスフィルタ２
１、２２）のアンテナ１側と反対側のポート２１ａ、２
２ａと回路基板５の回路端子５ａ、５ｂとをケーブル３
１、３２で接続すればよく、回路基板５側にはデュープ
レクサの部品をマウントする必要がない。その結果、送
信部や受信部用の回路を形成する回路基板５を小形化す
ることができ、アンテナ装置および送受信装置を含めた
全体として小形化することができると共に、回路基板５
上での回路設計の部品配置の自由度が増し、設計が容易
となる。
整合素子４１、４２およびバンドパスフィルタ２１、２
２がアンテナ１の下端部１ａに一体的に接続され、これ
らによりアンテナ装置が形成され得ることにある。すな
わち、たとえば伸縮性のロッドアンテナなどのアンテナ
付近には伸縮させるためのアンテナ収納部のスペースが
確保されており、インダクタやキャパシタなどからなる
インピーダンス整合素子４１、４２やバンドパスフィル
タ２１、２２を設けるスペースを確保することは容易
で、アンテナ１の下端部１ａに直結することができる。
そのため、デュープレクサ２（バンドパスフィルタ２
１、２２）のアンテナ１側と反対側のポート２１ａ、２
２ａと回路基板５の回路端子５ａ、５ｂとをケーブル３
１、３２で接続すればよく、回路基板５側にはデュープ
レクサの部品をマウントする必要がない。その結果、送
信部や受信部用の回路を形成する回路基板５を小形化す
ることができ、アンテナ装置および送受信装置を含めた
全体として小形化することができると共に、回路基板５
上での回路設計の部品配置の自由度が増し、設計が容易
となる。
【００１８】さらに、回路基板５との接続は送信部Ｔx
側と受信部Ｒx 側とがそれぞれ分離されてケーブル３
１、３２により行われているため、送信部側回路と受信
部側回路とのアイソレーションを充分に得ることがで
き、高性能を維持することができる。
側と受信部Ｒx 側とがそれぞれ分離されてケーブル３
１、３２により行われているため、送信部側回路と受信
部側回路とのアイソレーションを充分に得ることがで
き、高性能を維持することができる。
【００１９】図１に示される例では、送信側ライン６１
と受信側ライン６２の両方にインピーダンス整合素子４
１、４２をそれぞれ挿入したが、アンテナ１の利用周波
数帯が送信信号と受信信号のように２種類の周波数帯の
みの場合には、一方の周波数帯にアンテナ１のインピー
ダンスをマッチングさせ、他方の周波数帯に対しては、
そのアンテナ１とインピーダンス整合素子４１または４
２の一方とのリアクタンスがマッチングするようにイン
ピーダンス整合素子４１または４２のインダクタンスお
よびキャパシタンスを設定すれば両方の周波数帯に対し
てマッチングのとれたアンテナ装置が得られる。
と受信側ライン６２の両方にインピーダンス整合素子４
１、４２をそれぞれ挿入したが、アンテナ１の利用周波
数帯が送信信号と受信信号のように２種類の周波数帯の
みの場合には、一方の周波数帯にアンテナ１のインピー
ダンスをマッチングさせ、他方の周波数帯に対しては、
そのアンテナ１とインピーダンス整合素子４１または４
２の一方とのリアクタンスがマッチングするようにイン
ピーダンス整合素子４１または４２のインダクタンスお
よびキャパシタンスを設定すれば両方の周波数帯に対し
てマッチングのとれたアンテナ装置が得られる。
【００２０】さらに前記図１に示されるアンテナ装置の
例では、２つの周波数帯を共用する例であったが、３以
上の周波数帯を共用し、デュープレクサで弁別する場合
にも同様にインピーダンス整合素子を追加することによ
り各周波数帯に対してインピーダンス整合のとれたアン
テナ装置が得られる。
例では、２つの周波数帯を共用する例であったが、３以
上の周波数帯を共用し、デュープレクサで弁別する場合
にも同様にインピーダンス整合素子を追加することによ
り各周波数帯に対してインピーダンス整合のとれたアン
テナ装置が得られる。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、２以上の周波数帯域の
信号を送受信するアンテナに、各周波数帯とマッチング
させるインピーダンス整合素子を設けているので、それ
ぞれの周波数帯に対してアンテナ性能を最適化すること
ができる。その結果、送信信号が減衰したり、受信感度
が低下することがない。
信号を送受信するアンテナに、各周波数帯とマッチング
させるインピーダンス整合素子を設けているので、それ
ぞれの周波数帯に対してアンテナ性能を最適化すること
ができる。その結果、送信信号が減衰したり、受信感度
が低下することがない。
【００２２】さらに、アンテナとインピーダンス整合素
子およびデュープレクサとを一体化することにより、送
信部や受信部側の回路を構成する回路基板を小形化する
ことができ、アンテナ装置および送受信装置の全体をコ
ンパクトにすることができると共に、部品配置の自由度
が増し、設計が容易になる。しかもアンテナ側と回路基
板側とを接続するケーブルが送信側と受信側とで別々に
できるため、ケーブルの回路基板への接続場所を自由に
選定することができ、送信部側と受信部側との干渉を抑
制しやすい。その結果、両者間のアイソレーションが向
上し、さらに特性が向上する。
子およびデュープレクサとを一体化することにより、送
信部や受信部側の回路を構成する回路基板を小形化する
ことができ、アンテナ装置および送受信装置の全体をコ
ンパクトにすることができると共に、部品配置の自由度
が増し、設計が容易になる。しかもアンテナ側と回路基
板側とを接続するケーブルが送信側と受信側とで別々に
できるため、ケーブルの回路基板への接続場所を自由に
選定することができ、送信部側と受信部側との干渉を抑
制しやすい。その結果、両者間のアイソレーションが向
上し、さらに特性が向上する。
【図１】本発明のデュープレクサ付きアンテナ装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】従来のデュープレクサ付きアンテナ装置のブロ
ック図である。
ック図である。
１ アンテナ ２ デュープレクサ ２１、２２ バンドパスフィルタ ３１、３２ ケーブル ４１、４２ インピーダンス整合素子
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも２つの周波数帯の信号を送受
信し、それぞれの周波数帯の信号を弁別するデュープレ
クサを有するデュープレクサ付きアンテナ装置であっ
て、前記信号を送受信するアンテナと前記デュープレク
サとの間に前記周波数帯で前記アンテナがマッチングす
るインピーダンス整合素子が接続されてなるデュープレ
クサ付きアンテナ装置。 - 【請求項２】 前記デュープレクサが前記信号のそれぞ
れの周波数帯を通過させるバンドパスフィルタの組から
なり、前記少なくとも２つの周波数帯の該バンドパスフ
ィルタのそれぞれが前記アンテナの端部に並列に接続さ
れ、該並列に接続された前記バンドパスフィルタの少な
くとも１つの側に前記インピーダンス整合素子が接続さ
れてなる請求項１記載のデュープレクサ付きアンテナ装
置。 - 【請求項３】 前記インピーダンス整合素子とデュープ
レクサとが前記アンテナと直結されて一体化され、前記
デュープレクサの前記アンテナ側のポートと反対側のポ
ートがケーブルにより回路基板の回路端子に接続されて
なる請求項１または２記載のデュープレクサ付きアンテ
ナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8080017A JPH09270619A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | デュープレクサ付きアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8080017A JPH09270619A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | デュープレクサ付きアンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09270619A true JPH09270619A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13706545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8080017A Pending JPH09270619A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | デュープレクサ付きアンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09270619A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100662550B1 (ko) * | 2005-09-23 | 2006-12-28 | (주)파트론 | 듀플렉서 또는 다이플렉서를 이용한 듀얼 대역 통과 여파기및 대역 저지 여파기 |
| JP2007251793A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Fujitsu Ltd | 移動通信端末 |
| US8248184B2 (en) | 2009-01-29 | 2012-08-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Duplexer module |
| WO2019213851A1 (zh) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 华为技术有限公司 | 天线装置和移动终端 |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP8080017A patent/JPH09270619A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100662550B1 (ko) * | 2005-09-23 | 2006-12-28 | (주)파트론 | 듀플렉서 또는 다이플렉서를 이용한 듀얼 대역 통과 여파기및 대역 저지 여파기 |
| JP2007251793A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Fujitsu Ltd | 移動通信端末 |
| JP4637774B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2011-02-23 | 富士通株式会社 | 移動通信端末 |
| US8792935B2 (en) | 2006-03-17 | 2014-07-29 | Fujitsu Limited | Mobile communication terminal having antenna commonly used by first and second circuits, with impedance matched to first or second frequency band |
| US8248184B2 (en) | 2009-01-29 | 2012-08-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Duplexer module |
| WO2019213851A1 (zh) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 华为技术有限公司 | 天线装置和移动终端 |
| CN111052501A (zh) * | 2018-05-08 | 2020-04-21 | 华为技术有限公司 | 天线装置和移动终端 |
| CN111052501B (zh) * | 2018-05-08 | 2021-10-22 | 华为技术有限公司 | 天线装置和移动终端 |
| US11688930B2 (en) * | 2018-05-08 | 2023-06-27 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Antenna apparatus and mobile terminal |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7706307B2 (en) | System and method for selecting a communication band | |
| US6185434B1 (en) | Antenna filtering arrangement for a dual mode radio communication device | |
| US5926751A (en) | Method and apparatus for receiving communication signals | |
| JP3100111B2 (ja) | 移動無線機のマルチバンド高周波回路 | |
| EP0959567A1 (en) | Diplexer for mobile phone | |
| JPH06188622A (ja) | アンテナ共用器 | |
| KR100927309B1 (ko) | Ｇｐｓ 기능 안테나 제공 시스템 및 방법 | |
| JP2007525857A (ja) | 周波数選択性の装置、およびそれの無線マルチバンド装置における通信信号の受信／送信方法 | |
| JPH09130288A (ja) | アンテナ | |
| US6928276B2 (en) | Signal reception circuit and communication device having the same | |
| JPH066111A (ja) | 複合デュプレックスフィルタ | |
| EP1511184B1 (en) | Antenna switch structure for a mobile terminal of a wireless communication system | |
| US7796955B2 (en) | Expandable wireless transceiver | |
| JPH0282729A (ja) | ディジタル式移動電話のアンテナ切替回路 | |
| US20070173210A1 (en) | Signal processing apparatus | |
| US6201511B1 (en) | Composite antenna for duplexer-free duplex operation terminals and method | |
| KR20020095556A (ko) | 개별적 송,수신 안테나를 구비한 무선 통신단말기 | |
| JPH09270619A (ja) | デュープレクサ付きアンテナ装置 | |
| US7796957B2 (en) | Impedance transformation in a duplexer using a transmission line | |
| JP2001285122A (ja) | 移動体通信装置及びそれに用いる高周波複合部品 | |
| JPH01158805A (ja) | 空中線 | |
| JPH03139022A (ja) | 移動無線用送受信回路 | |
| KR100276993B1 (ko) | 에프디디 방식을 이용한 무선 통신 단말기에서의 송수신분리 장치 | |
| US20050130602A1 (en) | [wireless transmitting/receiving circulator circuit] | |
| JPH03104324A (ja) | 共用器 |