JPH0927018A - 金銭支払機能を持つカード及び消費量記録方法 - Google Patents

金銭支払機能を持つカード及び消費量記録方法

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JPH0927018A
JPH0927018A JP7176348A JP17634895A JPH0927018A JP H0927018 A JPH0927018 A JP H0927018A JP 7176348 A JP7176348 A JP 7176348A JP 17634895 A JP17634895 A JP 17634895A JP H0927018 A JPH0927018 A JP H0927018A
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JP
Japan
Prior art keywords
card
consumption
optical
amount
money
Prior art date
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Pending
Application number
JP7176348A
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English (en)
Inventor
Takuya Haneda
卓也 羽田
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KOKUSAI MEDEIKOMU KK
Original Assignee
KOKUSAI MEDEIKOMU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金銭支払機能を持つカードの偽造及び情報の
書き替えを不能とするカードの構造及び消費量記憶方法
を提案する。 【解決手段】 カードの側辺に沿ってホログラム或は回
折格子のように光学識別手段によって識別することがで
きる固有の反射特性を持つ識別部材によって形成され、
予納した金銭の額に対応した数の記憶素体を配列してカ
ードを構成すると共に、金銭の消費量に対応した数の記
憶素体に、この記憶素体を識別不能にするための機械的
破損痕又は光学的破損痕を形成し、この機械的破損痕又
は光学的破損痕を形成することによって消費量を記憶さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばテレフォン
カード、プリペイドカード等と呼ばれている金銭支払機
能を持つカードとその消費量記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使われている金銭支払機能を持
つカードは、情報の記録が磁気記録方式を採るものが一
般的である。磁気記録方式を採る理由としては、一つに
読取装置が安価に提供され、自動販売機等に簡単に導入
できる点にあるものと考えられる。
【0003】ところでその反面において、その磁気記録
方式を比較的簡単な装置によって解読できる不都合があ
る。この結果、金銭支払機能を持つカードの偽造が横行
し、カード発行者に大きな損失が発生している。このよ
うな不都合を解消すべく、例えば「特開平3−7138
3号公報、特開平3−71384号公報」等に開示され
るようにカードに偽造不能な固有の反射特性を持つ光学
的な識別部材(例えばホログラム或は回折格子)を設
け、この識別部材を光学読取装置によって読取ることに
より、真偽を判定し、真である場合に物品の販売或は券
類の販売等を実行させようとする考えがある。
【0004】ホログラム或は回折格子を利用した識別部
材はこれ自体を作るだけでも技術的に難かしいこととさ
れている。然も偽造できたとしても相当に大規模な装
置、つまり、高価な装置を用いなければならないため、
コストの点で全く不利であり、この点で磁気記録方式と
比較して偽造がむずかしいものとされている。
【0005】
【発明が解決すべき課題】上述したように、光学的な識
別部材を用いることによりカードの偽造は抑えることが
できる。然し乍ら、カードの偽造を抑えることができた
としても、カードに記録している情報を依然として磁気
記録方法で記録したとすると、その情報を書き替えるこ
とは比較的簡単に行なうことができる。つまり、磁気ス
トライプに書き込まれている情報にパンチ孔を穿設し、
情報を破壊すると共に、磁気ストライプ自体を破損させ
てしまう考えがある。然し乍ら、パンチ孔が穿設された
磁気ストライプの上に、新たな磁気ストライプを貼り付
けたとすると、磁気情報の書き替えが可能となる。
【0006】この発明の目的はカードの偽造は元より、
情報記録部分の書き替え、変更も不能とした金銭支払機
能を持つカードと、その消費量記録方法を提案するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、カードに
書き込むべき金額、利用回数等の情報を偽造不能な固有
の反射特性を持つ光学的識別部材で形成される記憶素体
を、予め予納された金額に対応した数だけ配列形成して
金銭支払機能を持つカードを構成すると共に、その配列
形成されている記憶素体に、この記憶素体を識別不能な
状態にするための機械的破損痕又は光学的破損痕を形成
し、この機械的破損痕または光学的破損痕の形成によっ
て消費量を記録する消費量記録方法を提案するものであ
る。
【0008】この発明による金銭支払機能を持つカード
によればカードに書き込むべき金額、利用回数等の情報
を偽造不能な固有の反射特性を持つ光学的識別部材によ
って構成した記憶素体によって形成したから、この記憶
素体を偽造することはできない。つまり、カード自体を
偽造することができないだけでなくこのカードに記憶し
た金額残量、利用可能な残量情報を書き替えることは全
く不可能である。
【0009】従って、この発明による金銭支払機能を持
つカード及び消費量記録方法によればカードの偽造は元
より、カードに記録した情報を書き替えることも全く不
可能なことになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1にこの発明による金銭支払機
能を持つカードの実施例を示す。図中10はカードを示
す。このカード10は従来から使われている各種の形状
のカードを用いることができる。11はこのカード10
の面に形成した記憶素体を示す。この記憶素体11は例
えば2×3ミリメートル程度の形状に形成し、この記憶
素体11を例えばカード10の長辺に沿って必要個数形
成する。この形成個数は利用者がカードを購入する際に
支払った金額に対応する。記憶素体11は上記した公知
文献等で知られているホログラム或は回折格子を利用し
た光学的識別部材によって構成し、内部には正規のカー
ドであることを識別するための模様、記号等を描く、こ
の識別するための模様、記号等を光学読取手段によって
読み取り、正規のカードであるか否かを識別する。
【0011】また、光学的識別部材としてはCDなどと
呼ばれているコンパクトディスクの光学記録媒体、又
は、WORMと呼ばれているライトワンディスクの光学
記録媒体を光学的な識別部材として利用することができ
る。このような光学記録媒体を用いる場合は、予め各記
憶素体11には真偽の識別用としてID番号或いは記憶
素体11の配列順に割り当てられる金額等を書き込むも
のとする。この実施例ではカードの使用形態の一つとし
てパチンコホール内で使用するプリペイドカードを想定
して説明する。パチンコホールでは1回の貸球の販売は
現行では500円が一般的である。従って記憶素体11
の1個分が1回の貸球の販売額に相当する。カード10
には例えば10,000円用、5,000円用、3,0
00円用等と数種類用意する。従って各カードには各金
額に対応した数の記憶素体11を形成する。図1に示す
例では20個の記憶素体11を形成した10,000円
用カードとした場合を示す。図2は10個の記憶素体1
1を形成した5,000円用カードの場合を示す。記憶
素体11の配列に沿って金額の残量を表わす数値2.
5,5,7.5,10を付記する。尚、2.5は2,5
00円を表わす。カード10には従来から使われている
磁気ストライプ12も設けられる。磁気ストライプ12
には販売年月日、販売した店を表わす識別番号、等を記
録する。
【0012】この発明による消費量記録方式はホログラ
ム、回折格子或いは光学記録媒体のように光学的識別手
段によって識別可能な固有の反射特性を持つ識別部材に
よって形成した記憶素体11にこの記憶素体11を識別
不能な状態にする機械的破損痕又は光学的破損痕13を
形成する。図1及び図2に示す実施例では機械的破損痕
を適用し、また機械的破損痕13としてパンチ孔を利用
した場合を示す。パンチ孔の大きさを記憶素体11の形
状の主要識別部分を除去できる直径にすることにより、
記憶素体11を識別不能な状態に破損することができ
る。図の例では消費量に応じて残量表示数の高値側から
機械的破損痕13を形成し、残量表示値が直読表示でき
るようにした場合を示す。尚、記憶素体11を破損させ
る他の方法としては記憶素体11を削り取る方法もあ
る。光学的記録媒体を利用した場合はレーザビーム等に
よって記憶素体11を光学的に破損させる。光学的破損
痕が目視確認出来ない場合はその上部にパンチ孔などを
設けて残量表示値が直読できるようにしてもよい。
【0013】図3はこの発明の他の実施例を示す。この
実施例では記憶素体11の配列を複数設け、各配列毎に
記憶素体1個当りの金額を変えるようにした場合を示
す。例えば配列Aを1個当り500円、Bを100円、
Cを10円等に設定することにより10円単位の端数値
の支払を行なわせることができる。この結果、例えば電
話用のテレフォンカード等に或は乗車券の販売用カード
として利用することが考えられる。
【0014】尚、上述の実施例では記憶素体11を1個
ずつ独立して形成したが、図4に示すように連続して形
成することもできる。この場合には各記憶素体11の部
分を枠で囲み、記憶素体11を1個ずつ区別できるよう
に印刷すればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
ホログラム或は回折格子のように偽造がほとんど不可能
な識別部材によって金額を記憶する記憶素体11を構成
したから、カードの偽造は元より情報の書き替えを行な
うことも全く不可能である。よって、社会秩序の維持に
貢献すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図。
【図2】この発明の変形例を示す平面図。
【図3】この発明の更に他の変形例を示す平面図。
【図4】この発明の更に他の変形例を示す平面図。
【符号の説明】
10 カード 11 記憶素体 12 磁気ストライプ 13 機械的破損痕

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードに記録された金額から消費金額を
    消去し、現金の支払に代える金銭支払機能を持つカード
    において、カードに金額に対応した数の記憶素体を光学
    的識別手段によって識別可能な固有の反射特性を持つ識
    別部材によって形成したことを特徴とする金銭支払機能
    を持つカード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金銭支払機能を持つカー
    ドにおいて、1個当りの金額が異なる記憶素体列を複数
    配列形成したことを特徴とする金銭支払機能を持つカー
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の金銭支払機能を持
    つカードにおいて、消費量に対応した数の記憶素体に機
    械的破損痕又は光学的破損痕を形成し、この機械的破損
    痕又は光学的破損痕の形成により識別を不能化し消費量
    を記録することを特徴とする消費量記録方法。
JP7176348A 1995-07-12 1995-07-12 金銭支払機能を持つカード及び消費量記録方法 Pending JPH0927018A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002006059A1 (fr) * 2000-07-14 2002-01-24 K. T. Tec Co., Ltd. Carte avec fonction de paiement en especes et procede d'enregistrement du montant depense
KR20030073182A (ko) * 2002-03-08 2003-09-19 (주)씨큐텍 복권기능을 갖는 선불식 카드 및 이를 이용한 전자상거래결재시스템과 그 방법

Cited By (4)

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