JPH09270101A - 周波数特性測定方法および装置 - Google Patents

周波数特性測定方法および装置

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JPH09270101A
JPH09270101A JP7987296A JP7987296A JPH09270101A JP H09270101 A JPH09270101 A JP H09270101A JP 7987296 A JP7987296 A JP 7987296A JP 7987296 A JP7987296 A JP 7987296A JP H09270101 A JPH09270101 A JP H09270101A
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JP
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signal
characteristic
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frequency
recording medium
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JP7987296A
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Satoru Kondo
悟 近藤
Hiroshi Sugiki
拓 杉木
Yoshihide Niifuku
吉秀 新福
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定者が使用する条件と同一の条件で周波数
特性を測定する。 【解決手段】 M系列パルスジェネレータ1が発生した
特性M系列の信号は、DATシステム41において、記
録ヘッド63で磁気テープ71に記録される。そして、
その磁気テープ71の再生を行い、その再生信号をAD
変換器3に供給する。演算装置4のFFT演算器23,
26は、AD変換器3でAD変換された再生信号のうち
の特性M系列の信号に対応する部分を高速フーリエ変換
し、その演算結果(FFTデータ)を演算回路24また
は演算回路27に出力する。移動平均フィルタ25は、
演算回路24,27によってFFTデータより抽出され
た振幅特性または位相特性に関するデータをスムーシン
グした後、振幅特性信号および位相特性信号として出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数特性測定方
法および装置に関し、特に、データの領域に特性M系列
の信号が記録された記録媒体を再生した信号から、記録
媒体および記録再生装置の周波数特性を算出する周波数
特性測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の装置の周波数特性の測定を
行う場合、注目する周波数帯域において、所定の周波数
おきに、正弦波信号を装置に入力し、各周波数における
入力信号に対する出力信号を検出することにより、周波
数帯域の振幅特性や位相特性を測定する。
【0003】図9は、DAT(Digital Audio Tape)シ
ステムの周波数特性を測定する従来の周波数測定装置の
一例を示している。信号発振器81は、所定の周波数の
正弦波信号を発生し、DATシステム41に出力する。
【0004】被測定装置であるDATシステム41にお
いては、記録アンプ61は、入力信号を増幅し、ロータ
リトランス62を介して記録ヘッド63に出力する。記
録ヘッド63は、その信号を、記録媒体である磁気テー
プ71に記録する。そして、再生ヘッド65(記録ヘッ
ド63と同一でもよい)は、磁気テープ71に記録され
ているデータを電気信号としてロータリトランス66
(ロータリトランス62と同一でもよい)を介して再生
アンプ67に出力する。再生アンプ67は、その信号を
増幅し、イコライザ(EQ)68に出力する。イコライ
ザ68は、その信号をイコライズした後、エラー訂正な
どを行う再生回路(図示せず)に出力する。
【0005】信号発振器81より供給された信号は、D
ATシステム41において磁気テープ71に記録され
る。そして、DATシステム41は、磁気テープ71を
再生し、イコライザ68が出力する再生信号(エラー訂
正などを行う前の信号)を、スペクトラムアナライザ8
2およびオシロスコープ83に出力する。
【0006】オシロスコープ82は、その再生信号の波
形を測定者に対して表示し、スペクトラムアナライザ8
3は、その再生信号の周波数スペクトルを算出する。
【0007】従って、測定者は、信号発振器81が発生
する信号の周波数を、注目する周波数帯域における所定
の周波数に設定した後、DATシステム41に記録再生
を行わせ、DATシステム41より得られる信号をスペ
クトラムアナライザ82およびオシロスコープ83で観
察する。そして、測定者は、注目する周波数帯域におい
て、周波数を変化させて所定の回数だけ、この動作を行
って、周波数特性を測定する。
【0008】しかしながら、このように注目する周波数
帯域において、複数回、測定を行う必要があるため、全
測定を迅速に行うことが困難である。さらに、磁気テー
プなどの記録媒体を介して記録再生を行うような装置に
おいては、磁気テープと、記録または再生ヘッドの当た
りの状態が動的に変化するので、それに伴い周波数特性
も動的に変化する。従って、そのような装置の周波数特
性を測定する場合、スペクトラムアナライザのアベレー
ジング機能や最大値ホールド機能を利用しなければなら
ず簡便に測定を行うことが困難であるという問題があっ
た。
【0009】そこで、本出願人は、特性M系列の信号を
利用して、1回の測定動作で、所定の帯域の周波数特性
を測定する方法を、例えば、特願平7−299359号
として先に開示した。このような方法によれば、特性M
系列の信号を、被測定装置に入力し、その入力信号に対
応する出力信号を分析することにより、1回の測定動作
で、その装置の周波数特性を測定することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体に対して記録再生を行う装置の周波数特性を測定する
場合、特性M系列の信号の記録の仕方(フォーマット)
によっては、測定者が実際に使用する条件とは異なる条
件で周波数特性が測定されてしまい、実際の使用条件に
即した周波数特性が正確に測定されないという問題を有
している。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、データの領域に特性M系列の信号を挿入した
記録信号を記録媒体に記録し、記録媒体を再生した信号
から、記録媒体および記録再生装置の周波数特性を算出
して、一般のユーザが使用する条件と同一の条件で周波
数特性を測定することができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の周波数
測定方法は、特性M系列の信号を発生するステップと、
データの領域に特性M系列の信号を挿入した記録信号を
記録媒体に記録するステップと、記録信号が記録された
記録媒体の再生を行うステップと、記録媒体を再生した
信号から、記録媒体および記録再生装置の周波数特性を
算出するステップとを備えることを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の周波数測定装置は、特性
M系列の信号を発生する発生手段と、データの領域に特
性M系列の信号が記録された記録媒体の再生信号から、
記録媒体および記録再生装置の周波数特性を算出する算
出手段とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の周波数測定方法において
は、特性M系列の信号を発生し、データの領域に特性M
系列の信号を挿入した記録信号を記録媒体に記録し、記
録信号が記録された記録媒体の再生を行い、記録媒体を
再生した信号から、記録媒体および記録再生装置の周波
数特性を算出する。
【0015】請求項9に記載の周波数測定装置において
は、発生手段は、特性M系列の信号を発生し、算出手段
は、データの領域に特性M系列の信号が記録された記録
媒体の再生信号から、記録媒体および記録再生装置の周
波数特性を算出する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の周波数測定装置
の一実施例の構成例を示している。M系列(Maximum Le
ngth Sequence)パルスジェネレータ1(発生手段)
は、マスタクロック発生回路11でクロックを発生する
とともに、そのクロックに対応して特性M系列の信号を
発生するようになされている。M系列パルスジェネレー
タ1は、発生した特性M系列の信号をスイッチ回路2に
出力するとともに、マスタクロック発生回路11で発生
したクロックをAD変換器3に供給するようになされて
いる。
【0017】図2は、M系列パルスジェネレータ1に設
けられている、M系列の信号を発生する電子回路の一例
を示している。
【0018】シフトレジスタ15は、初期値としてデー
タ「00010110」を有する8ビットの記憶素子で
構成され、クロックに対応して、第1番目のビット(図
中左端のビット)の値をM系列の信号として出力すると
ともに、第i番目のビット(i=2,・・・,8)の値
を第(i−1)番目のビットにシフトするようになされ
ている。
【0019】演算器16は、クロックに対応して、シフ
トレジスタ15の第1番目のビットの値、および第5番
目乃至第7番目のビットの値の排他的論理和を計算し、
その計算結果をシフトレジスタ15の第8番目のビット
に供給するようになされている。
【0020】M系列パルスジェネレータ1は、このよう
な電子回路で発生したM系列の信号を所定のビット毎に
サンプリングし、サンプリングした信号(符号)が元の
M系列の信号(符号)と同一の信号(符号)となる信号
である特性M系列の信号を生成する。この実施例におい
ては、M系列の信号を7ビットおきにサンプリングして
第1の特性M系列の信号(M8_7)を生成するととも
に、M系列の信号を31ビットおきにサンプリングして
第2の特性M系列の信号(M8_31)を生成するよう
になされている。
【0021】そして、M系列パルスジェネレータ1は、
特性M系列部の開始を示す256ビットの同期信号(s
ync)を最初に出力した後、255ビットの第1の特
性M系列の信号と255ビットの第2の特性M系列の信
号で構成されるブロック(510ビット)を、所定の数
だけ連続して、スイッチ回路2に特性M系列部として出
力するようになされている。
【0022】また、M系列パルスジェネレータ1のマス
タクロック発生回路11は、DATにおいて通常、記録
再生されるデータのクロック周波数4.7MHzの2.
5倍の周波数である11.75MHzで、特性M系列の
信号のためのクロックを発生するようになされている。
【0023】このクロック周波数が、DATにおいて通
常、記録再生されるデータのクロック周波数4.7MH
zの2倍以下である場合、図3に示すように、サンプリ
ングによる折り返しの歪み(エリアシング)が高域側
(4.7MHzより高い帯域)で顕著に現れる。従っ
て、マスタクロック発生回路11は、DATにおいて通
常、記録再生されるデータのクロック周波数4.7MH
zの2.5倍である11.75MHzでクロックを発生
している。
【0024】このように、DATにおいて通常、記録再
生されるデータのクロック周波数の2倍より大きい周波
数のクロックを使用することにより、(例えば、図4に
示すように、クロック周波数が、4.7MHzの4倍の
18.8MHzである場合)、高域側(4.7MHzよ
り高い帯域)における折り返しの歪みを低減することが
できる。
【0025】なお、11.75MHzのクロック周波数
で特性M系列を記録するので、DATシステム41の回
転ヘッドの回転速度が2,000rpmであり、データ
部(データの記録領域)に対応する磁気テープの巻付角
度が58.776度である場合、データ部の記録時間
は、4.898msec(=60/2000×(58.
776/360)sec)となり、最大112ブロック
(≒4.898msec/(510ビット/11.75
MHz))の特性M系列を1トラックのデータ部に記録
することができる。
【0026】このように、M系列パルスジェネレータ1
は、マスタクロック発生回路11で、11.75MHz
のクロックを発生し、そのクロックに対応させて、第1
特性M系列の信号と第2特性M系列の信号を生成するよ
うになされている。
【0027】図1に戻り、スイッチ回路2は、DATシ
ステム41の制御回路60より供給される、記録ヘッド
63の回転に同期して1回転に1個発生されるPG信号
に応じて、スイッチングパルス(SWP)信号を生成
し、そのSWP信号のレベルがハイであるとき、M系列
パルスジェネレータ1からの特性M系列部の信号をDA
Tシステムの制御回路60に出力し、SWP信号のレベ
ルがローであるとき、DATシステム41の所定の回路
(図示せず)より供給された内部信号(ランダム信号)
を制御回路60に出力するようになされている。従っ
て、SWP信号のレベルをハイからローに変化させるこ
とにより、1つのトラックに特性M系列部の信号と内部
信号を、両方記録することができる。
【0028】また、DATシステム41の制御回路60
は、PLLの引き込みのための信号、データ部に付随す
る情報を有するサブコード、およびトラッキングサーボ
のためのATF(Automatic Track Finding)情報を有
するプリアンブル部およびポストアンブル部を生成し、
プリアンブル部の後にデータ部(特性M系列部および内
部信号)を連続させて、最後にポストアンブル部を付加
して記録信号を生成し、記録アンプ61に出力するよう
になされている。
【0029】AD変換器3は、M系列パルスジェネレー
タ1のマスタクロック発生回路11より供給されたクロ
ックの周波数またはその整数倍の周波数でサンプリング
を行い、DATシステム41のイコライザ68より供給
された再生信号をデジタル信号にAD(Analog-to-Digi
tal)変換し、そのデジタル信号を演算装置4(算出手
段)の相関演算器21およびFFT(Fast Fourier Tra
nsformation)演算器23,26に出力するようになさ
れている。なお、DATシステム41のイコライザ68
は、磁気テープ71に記録された記録信号のうちの特性
M系列部の信号を、AD変換器3に再生信号として供給
する。この再生信号は、255ビットの第1の特性M系
列と255ビットの第2の特性M系列に対応する510
ビットのブロックが連続したアナログ信号として供給さ
れる。
【0030】また、AD変換器3は、1トラック分のデ
ータ(AD変換後の再生信号)を記憶するバッファメモ
リを備え、そのメモリに1トラックのすべてデータを一
旦記憶するので、DATシステム41より供給されたブ
ロックの順番に関係なく、所定のブロックのデータより
周波数特性を算出することができる。
【0031】演算装置4は、AD変換器3より供給され
たAD変換後の再生信号より、DATシステム41の周
波数特性(振幅特性信号および位相特性信号)を算出
し、出力するようになされている。
【0032】演算装置4においては、相関演算器21
は、RAM22から、予め記憶されている510ビット
の特性M系列のデータ(M系列パルスジェネレータ1で
発生するものと同一の特性M系列のデータ)を読み出
し、この510ビットのデータとAD変換器3より供給
された再生信号の相互相関を計算し、その計算結果をF
FT演算器23,26に出力するようになされている。
【0033】FFT演算器23は、相関演算器21より
供給された相互相関の信号のピークを検出したとき(即
ち、再生信号におけるブロックの先頭がAD変換器3よ
り出力されたとき)をFFTの開始点として、AD変換
器3より供給された再生信号のうちの255ビットのM
8_7のデータを高速フーリエ変換し、その演算結果
(FFTデータ)を演算回路24に出力するようになさ
れている。
【0034】このように、FFTの開始点を相関の信号
より検出するので、記録系(M系列パルスジェネレータ
1から記録ヘッド63まで)と、再生系(再生ヘッド6
5から演算装置4まで)を非同期で動作させることがで
き、測定が容易になる。
【0035】演算回路24は、FFT演算器23より供
給されたFFTデータより、振幅特性と位相特性に関す
るデータを抽出し、そのデータを移動平均フィルタ25
に出力するようになされている。
【0036】FFT演算器26は、相関演算器21より
供給された相互相関の信号のピークを検出してから、さ
らに255ビットの再生信号が供給されたときをFFT
の開始点として、AD変換器3より供給された再生信号
のうちの255ビットのM8_31のデータを高速フー
リエ変換し、その演算結果(FFTデータ)を演算回路
27に出力するようになされている。
【0037】演算回路27は、FFT演算器23より供
給されたFFTデータより、振幅特性と位相特性に関す
るデータを抽出し、そのデータを移動平均フィルタ25
に出力するようになされている。
【0038】移動平均フィルタ25は、演算回路24お
よび演算回路27より供給された振幅特性と位相特性に
関するデータをスムーシング(平滑)し、振幅特性信号
および位相特性信号として出力するようになされてい
る。
【0039】なお、演算装置4の代わりに、所謂コンピ
ュータを使用し、GPIBなどのインターフェース端子
を介してAD変換後の再生信号をコンピュータに供給
し、ソフトウェア的にDATシステム41の周波数特性
を算出するようにすることもできる。
【0040】次に、図5のフローチャートおよび図6の
タイミングチャートを参照して、図1の実施例の動作に
ついて説明する。
【0041】最初にステップS1において、制御回路6
0は、記録アンプ61およびロータリトランス62を介
して記録ヘッド63で、記録信号(図6(E))におけ
るプリアンブル部を磁気テープ71に記録する。
【0042】ステップS2において、スイッチ回路2
は、制御回路60からのPG信号(図6(A))に同期
して生成したSWP信号(図6(B))のレベルがハイ
であるか否かを判断し、SWP信号のレベルがハイであ
ると判断した場合、ステップS3において、M系列パル
スジェネレータ1より供給された特性M系列部の信号
(図6(D))を制御回路60に出力する。そして、制
御回路60は、記録アンプ61およびロータリトランス
62を介して記録ヘッド63で、その特性M系列部を、
記録信号の一部として磁気テープ71に記録する。
【0043】なお、特性M系列部(図6(D))におい
ては、図6(E−1)および図6(E−2)に示すよう
に、256ビットの同期信号(sync)を先頭にし
て、第1の特性M系列の信号(M8_7)と第2の特性
M系列の信号(M8_31)が255ビットずつ交互に
連続している。
【0044】一方、ステップS2において、SWP信号
のレベルがハイではないと判断された場合、ステップS
4において、スイッチ回路2は、DATシステム41の
所定の回路(図示せず)より供給された内部信号(ラン
ダム信号)を制御回路60に出力する。そして、制御回
路60は、記録アンプ61およびロータリトランス62
を介して記録ヘッド63で、その内部信号を磁気テープ
71に記録する。
【0045】次にステップS5において、制御回路60
は、所定の量のデータを記録したか否かを判断し、所定
の量のデータを記録したと判断した場合、ポストアンブ
ル部を記録した後、データの記録を終了し、ステップS
6に進む。一方、ステップS5において、所定の量のデ
ータをまだ記録していないと判断した場合、ステップS
2に戻り、データの記録を継続する。
【0046】このようにして、所定の量の記録信号(図
6(E))(特性M系列および内部信号)を磁気テープ
71に記録する。なお、記録信号は、図7に示すよう
に、磁気テープ71において、各トラック毎に、プリア
ンブル部、データ部(特性M系列部、内部信号(ランダ
ム信号))、ポストアンブル部の順番で記録される。
【0047】次に、ステップS6において、DATシス
テム41で、磁気テープ71の再生を行い、その再生信
号(イコライザ68の出力信号、即ち、エラー訂正前の
もの)をAD変換器3に供給する。なお、再生アンプ6
7の出力信号を再生信号として、AD変換器3に供給す
るようにしてもよい。
【0048】そして、ステップS7において、AD変換
器3は、その再生信号をデジタル信号にAD変換し、演
算装置4の相関演算器21およびFFT演算器23,2
6に出力する。
【0049】ステップS8において、FFT演算器23
は、相関演算器21より供給された相関の信号のピーク
を検出したときに高速フーリエ変換を開始し、再生信号
のうちの第1の特性M系列の信号M8_7に対応する部
分を高速フーリエ変換し、その演算結果を演算回路24
に出力する。また、FFT演算器26は、相関演算器2
1より供給された相関の信号のピークを検出してから、
さらに再生信号の255ビット後に高速フーリエ変換を
開始し、再生信号のうちの第2の特性M系列の信号M8
_31に対応する部分を高速フーリエ変換し、その演算
結果を演算回路27に出力する。
【0050】ステップS9において、演算回路24およ
び演算回路27は、FFT演算器23より供給されたデ
ータより振幅特性と位相特性に関するデータを抽出し、
そのデータを移動平均フィルタ25に出力する。
【0051】そして、移動平均フィルタ25は、それら
のデータをスムーシング(平滑)した後、振幅特性信号
および位相特性信号として出力する。
【0052】原理的には、1種類の特性M系列データを
記録再生すればよいが、2種類として、その平均を求め
ることで、より正確な測定が可能となる。
【0053】以上のようにして、データの領域に特性M
系列の信号を記録媒体に記録し、その記録媒体を再生し
た信号から、DATシステム41の周波数特性を算出す
る。
【0054】なお、本実施例においては、データ領域に
特性M系列の信号とともに内部信号(ランダム信号)を
記録することにより、エラーレートの測定を行うことが
できる。その場合、図8に示すように、DATシステム
41において、イコライザ68の出力信号(内部信号
(ランダム信号)に対応する部分)をリミッタ91で整
形し、整形した信号を、位相比較器101、ローパスフ
ィルタ102、および電圧制御発振器103で構成され
るPLL回路92およびDフリップフロップ93で同期
化する。そして、その信号のエラー訂正をエラー訂正回
路94で行い、エラーレートカウンタ95が、エラー訂
正回路94が出力するエラー訂正の情報より、エラーレ
ートを算出する。
【0055】このようにして、周波数特性の測定ととも
に、エラーレートの測定を行うことができる。
【0056】なお、本実施例においては、DATシステ
ム41の周波数特性を測定したが、本発明は、DATシ
ステムに限らず、例えば、磁気ディスクなどの他の記録
媒体に対して記録再生を行うシステムの周波数特性の測
定に応用することが可能であることは云うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の周波数
測定方法および請求項9に記載の周波数測定装置によれ
ば、データの領域に特性M系列の信号を挿入した記録信
号を記録媒体に記録し、その記録媒体を再生した信号か
ら、記録媒体および記録再生装置の周波数特性を算出す
るようにしたので、一般のユーザが使用する条件と同一
の条件で記録媒体および記録再生装置の周波数特性を測
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数特性測定装置の一実施例の構成
例を示すブロック図である。
【図2】M系列を発生する電子回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図11のマスタクロック発生回路11が9.4
MHzのクロックを発生した場合の振幅特性の一例を示
す図である。
【図4】図11のマスタクロック発生回路11が18.
8MHzのクロックを発生した場合の振幅特性の一例を
示す図である。
【図5】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図6】図1の実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図7】磁気テープ71に記録された記録信号の配置を
示す図である。
【図8】被測定システムであるDATシステム41の一
例を示すブロック図である。
【図9】従来の周波数特性測定装置の一構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 M系列パルスジェネレータ, 2 スイッチ回路,
3 AD変換器,4 演算装置, 11 マスタクロ
ック発生回路, 21 相関演算器, 22RAM,
23,26 FFT演算器, 41 DATシステム,
60 制御回路, 71 磁気テープ, 95 エラ
ーレートカウンタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データに所定の制御情報を付加した記録
    信号を記録媒体に記録する記録再生装置の周波数特性を
    測定する周波数測定方法において、 特性M系列の信号を発生するステップと、 前記データの領域に前記特性M系列の信号を挿入した前
    記記録信号を前記記録媒体に記録するステップと、 前記記録信号が記録された前記記録媒体の再生を行うス
    テップと、 前記記録媒体を再生した信号から、前記記録媒体および
    前記記録再生装置の周波数特性を算出するステップとを
    備えることを特徴とする周波数特性測定方法。
  2. 【請求項2】 高速フーリエ変換を利用して、前記記録
    媒体を再生した信号から前記周波数特性を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の周波数特性測定方法。
  3. 【請求項3】 前記制御情報は、ATF情報を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の周波数特性測定方法。
  4. 【請求項4】 前記特性M系列の信号は、先頭部分に同
    期信号を有することを特徴とする請求項1に記載の周波
    数特性測定方法。
  5. 【請求項5】 7ビット以上のシフトレジスタによって
    前記特性M系列を発生することを特徴とする請求項1に
    記載の周波数測定方法。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体から再生した信号から、さ
    らにエラーレートを測定することを特徴とする請求項1
    に記載の周波数測定方法。
  7. 【請求項7】 前記特性M系列の信号のクロック周波数
    は、前記記録信号のクロック周波数の2倍より大きいこ
    とを特徴とする請求項1に記載の周波数測定方法。
  8. 【請求項8】 前記再生された信号を、前記記録信号の
    クロック周波数の2倍より大きいサンプリング周波数で
    AD変換した後、前記記録媒体および前記記録再生装置
    の周波数特性を算出することを特徴とする請求項1に記
    載の周波数測定方法。
  9. 【請求項9】 データに所定の制御情報を付加した記録
    信号を記録媒体に記録する記録再生装置の周波数特性を
    測定する周波数測定装置において、 特性M系列の信号を発生する発生手段と、 前記データの領域に前記特性M系列の信号が記録された
    前記記録媒体の再生信号から、前記記録媒体および前記
    記録再生装置の周波数特性を算出する算出手段とを備え
    ることを特徴とする周波数特性測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6700369B1 (en) 1999-12-22 2004-03-02 Hitachi, Ltd. Testing apparatus of magnetic recording medium or magnetic head including a plurality of analog-to-digital converters which convert reproduced testing data into digital data

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6700369B1 (en) 1999-12-22 2004-03-02 Hitachi, Ltd. Testing apparatus of magnetic recording medium or magnetic head including a plurality of analog-to-digital converters which convert reproduced testing data into digital data
US6894489B2 (en) 1999-12-22 2005-05-17 Hitachi, Ltd. Testing apparatus for conducting a test on a magnetic recording medium or a magnetic head, through recording test data on the magnetic recording medium and reproducing recorded test data therefrom by means of the magnetic head

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