JPH09269370A - 探知画像データ処理方法、物体探知装置、超音波診断装置、およびレーダ - Google Patents

探知画像データ処理方法、物体探知装置、超音波診断装置、およびレーダ

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JPH09269370A
JPH09269370A JP8078743A JP7874396A JPH09269370A JP H09269370 A JPH09269370 A JP H09269370A JP 8078743 A JP8078743 A JP 8078743A JP 7874396 A JP7874396 A JP 7874396A JP H09269370 A JPH09269370 A JP H09269370A
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Takanobu Sato
隆宣 佐藤
Takeshi Iketani
武司 池谷
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Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーリー散乱による画像データを扱って、レ
ーリー散乱によるスペックルパターンがもつ情報を損な
うことなく、且つ反射体の像を高い分解能で観測できる
ようにする。また、レーリー散乱による偽像を効果的に
抑制して、目的の物体を的確に探知できるようにする。 【解決手段】 原画像データに対して2次元方向にデコ
ンボリューション処理を施して、原画像データとデコン
ボリューション画像データとに基づいて、画像パターン
の略一致する部分を反射体画像としてデコンボリューシ
ョン画像より抽出し、画像パターンの不一致部分を非反
射体画像として原画像データより抽出し、両画像データ
を合成して探知画像データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電波または超音
波を送受波して物体の探知を行う際に生じる、レーリー
散乱による画像データを扱って、2次元の探知画像デー
タを求める探知画像データの処理方法、電波または超音
波の送受波により物体の探知を行う装置、超音波の送受
波により人体などの被検査体の診断を行う装置、および
電波の送受波により物体の探知を行うレーダに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波診断装置においては、鮮
明な診断画像を得るために高分解能が要求される。超音
波診断装置における診断画像の分解能の低下(ボケ)要
因は、距離方向には主として送波パルスの持続時間、走
査方向には主として超音波のキャリア周波数と開口であ
る。このような分解能の低下を抑えるために、特公平2
−16141号公報および特開平5−42157号公
報、および特開昭60−165950号公報に示されて
いるように、デコンボリューション処理が行われてい
る。特公平2−16141号公報および特開平5−42
157号公報では超音波プローブを駆動してビーム生成
を行うビーム生成処理部でデコンボリューション処理を
行っている。すなわち送信信号のキャリア検波前の信号
を距離方向について1次元のデコンボリューション処理
を施している。また、特開昭60−165950号公報
では、方位方向の信号について1次元のデコンボリュー
ション処理を行って方位方向の分解能を高めるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デコンボリューション
処理による分解能の改善原理は次に示す通りである。図
21は装置に対する入力信号とデコンボリューション処
理との関係を示すブロック図である。装置の入力信号を
x(t)、装置のPSF(Point Spread Function )(ボケ
関数)をh(t)、雑音をn(t)とすれば、観測信号y(t)はy
(t)=x(t)*h(t)+n(t)と表され、入力信号x(t)と装置
のボケ関数h(t)の畳み込み演算の結果と雑音n(t)の和と
なる。従って装置のボケ関数を既知として、デコンボリ
ューション(逆畳み込み演算)を行えば、装置のボケ関
数によるボケ分が補正された分解能の高い入力信号が推
定されることになる。このデコンボリューション処理を
一旦周波数領域に変換して行う場合は、観測信号y(t)の
フーリエ変換Y(f)を求め、装置のボケ関数の逆フィルタ
1/H(f)を掛けて、これをフーリエ逆変換すればよい。こ
れを式で表せば次のようになる。
【0004】 X'(f) = Y(f)/H(f) = ( X(f)H(f) + N(f) ) / H(f) = X(f) + N(f)/H(f) すなわち N(f)/H(f)の誤差成分を含んでX(f)が再現され
ることになる。従って雑音成分が小さければ、X'(f) を
フーリエ逆変換すれば、入力信号x(t)に近似するx'(t)
が再現できることになる。しかし、この方法では装置の
実際のボケ関数h(t)またはH(f)を正確に求めることはで
きず、また一般に高周波域ではH(f)が小さいため、逆フ
ィルタリングの際、演算のオーバーフローにより演算結
果が発散する場合もあるので、ローパスフィルタW(f)を
更にかけて、ボケ関数の逆フィルタをW(f)/ H(f)として
高周波成分を抑える。以上の処理を例えば超音波診断装
置のBモード画像(断層像)について2次元方向に行え
ば、距離(深度)方向と走査方向の双方について分解能
の高い画像が得られる。
【0005】ここで、上述したデコンボリューション処
理による分解能の改善例をシミュレーション結果として
図22に示す。(A)は超音波プローブと2つの点物体
(2本のワイヤの断面像)との位置関係を示す図であ
り、横軸は超音波プローブのラテラル方向の距離(m
m)、縦軸は超音波プローブからの距離(深度)(m
m)である。また、図22において(B)は上述のデコ
ンボリューション処理を行わない観測画像(以下デコン
ボリューション処理を行う前の画像を「原画像」とい
う。)、(D)はローパスフィルタを通さずに2次元方
向にデコンボリューション処理を行った結果の画像、
(C)はローパスフィルタを通して2次元方向にデコン
ボリューション処理を行った結果の画像である。尚、
(B)〜(D)において横軸は10ポイント当たり2.
5mm、縦軸は10ポイント当たり約2mmである。こ
のように演算途中でオーバーフローなどが生じないよう
に装置のボケ関数の逆フィルタを調整してデコンボリュ
ーション処理を行えば分解能が向上し、反射体画像が強
調される。
【0006】上述したように、デコンボリューション処
理は、装置のボケ関数が正確に求まり、雑音成分が少な
い場合に有効である。ところが、超音波診断装置のBモ
ード画像では、一般に、実際の反射体の位置およびエコ
ー振幅を示していないスペックルパターンが発生し、こ
れがデコンボリューション処理では雑音(ノイズ)とな
る。このスペックルパターンは微少領域に多数分布する
超音波の波長より小さな散乱体からの散乱(レーリー散
乱)に起因するものである。被検査体内に存在する反射
体を探知する場合には、このようなスペックルパターン
がデコンボリューション処理を受けても問題とはならな
いが、被検査体内の密度の異なる媒質を探知しようとす
る場合には大いに問題となる。ここで前者と後者の場合
とでデコンボリューション処理前後の例を図23に示
す。図23において(A)は被検査体内の3本のワイヤ
の位置を示す断面図、(B)はその被検査体のデコンボ
リューション処理を行う前の原画像、(C)はデコンボ
リューション処理を行った結果の画像である。また、
(D)は被検査体中に周囲とは密度の異なる、すなわち
音速の異なる媒質の存在する位置を示す断面図、(E)
はその被検査体のデコンボリューション処理を行う前の
原画像、(F)はデコンボリューション処理を行った結
果の画像である。このようにワイヤなどの超音波を完全
に反射する物体であれば、単にデコンボリューション処
理を施すことによって(C)に示すように、ワイヤの位
置は高い分解能で観測可能であるが、被検査体中の密度
の異なる媒質を観察しようとする場合、(E)に示すよ
うにスペックルパターンの差(パターン密度の差)によ
って初めてその存在が識別できる。すなわちスペックル
パターンの各点自体は情報をもたないが、これらの密度
差が情報をもつことになる。このようなスペックルパタ
ーンに対してデコンボリューション処理を行えば(F)
に示すように、スペックルパターンの斑点領域が集束し
て、且つその斑点が画面全体に散らばる(以下これをス
ペックルの「集散」と呼ぶ。)。従って被検査体中の密
度差が読み取れなくなってしまう。
【0007】この発明の目的はスペックルパターンがも
つ情報を損なうことなく、且つ反射体の像を高い分解能
で鮮明に観測できるようにした探知画像データ処理方法
および超音波診断装置を提供することにある。
【0008】さて、例えばレーダなどのように、電波を
用いて水面上の物体の探知を行う装置においては、上述
したレーリー散乱は、被検査体中の物体を探知する場合
とは異なった問題を生じさせる。それはいわゆる海面反
射の問題である。海面反射は、近距離で送波信号の波長
より小さな波浪からの反射(レーリー散乱)を強く受け
て、近距離領域の画像が白く輝くことによって、近距離
に存在する物体が見にくくなる現象である。従来より、
距離が0で感度を最低にし、距離が遠くなるほどゲイン
を高めるようにしたいわゆるSTC回路によって海面反
射による影響を除去するようにしているが、ゲインカー
ブの設定が不適切であると、近距離から遠距離まで適正
な映像が得られないという問題があった。
【0009】この発明の他の目的は、上記レーリー散乱
による偽像を効果的に抑制して、目的の物体を的確に探
知できるようにした物体探知装置およびレーダを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の探知画像デー
タ処理方法は、物体探知波としての電波または超音波の
波長より小さな散乱体からの散乱(レーリー散乱)に起
因する画像データを扱って、所望の探知画像データを得
られるようにするため、請求項1に記載の通り、電波ま
たは超音波の送受波により2次元の原画像データを生成
し、前記電波または超音波の送受波にともなうボケ関数
を基に、前記原画像データに対して2次元方向にデコン
ボリューション処理を施して、デコンボリューション画
像データを生成し、前記原画像データと前記デコンボリ
ューション画像データとに基づく画像処理により探知画
像データを生成する。
【0011】この発明の探知画像データ処理方法および
物体探知装置は、スペックルパターンの持つ情報をその
まま保存し、且つ反射体の画像を高い分解能で鮮明に観
測できるようにするため、請求項2および請求項11に
記載の通り、超音波の送受波により2次元の原画像デー
タを生成し、超音波の送受波にともなうボケ関数を基
に、原画像データに対して2次元方向にデコンボリュー
ション処理を施して、デコンボリューション画像データ
を生成し、原画像データとデコンボリューション画像デ
ータとに基づいて、画像パターンの略一致する部分を反
射体画像としてデコンボリューション画像データより抽
出し、画像パターンの不一致部分を非反射体画像として
原画像データより抽出し、両画像データを合成して探知
画像データを生成する。図23の(B)および(C)に
示したように、スペックルパターンはデコンボリューシ
ョン処理を受けると、もとのスペックルパターンとは相
関の低い集散されたパターンとなるため、原画像データ
とデコンボリューション画像データとの画像パターンの
略一致する部分を反射体画像としてデコンボリューショ
ン画像データから抽出し、不一致部分を原画像データか
ら抽出し、両画像データを合成することによって、スペ
ックルパターンの持つ情報は保存され、且つ反射体画像
は高い分解能で強調されて観測できるようになる。
【0012】上記反射体画像と非反射体画像との合成を
行う際、請求項3に記載の通り、境界部分を非直線とす
ることによって、境界線のパターンを目立たなくして、
境界線が偽像として認識されないようにする。
【0013】より具体的には、請求項4に記載の通り、
原画像データとデコンボリューション画像データとに基
づいて、画像パターンの略一致する部分を抽出するため
のマスクデータを生成し、そのマスクデータを用いてデ
コンボリューション画像データから反射体画像のデータ
を抽出し、原画像データから反射体画像以外の画像デー
タを抽出して、両画像データを合成して探知画像データ
を生成する。このように原画像データとデコンボリュー
ション画像データとに基づいて、画像パターンの略一致
する部分を抽出するためのマスクデータを生成して、そ
のマスクデータを用いてデコンボリューション画像デー
タから反射体画像のデータを抽出するとともに、原画像
データから反射体以外の画像データを抽出する。
【0014】図1は上記の構成をブロック図で示したも
のである。上述のように、原画像データとデコンボリュ
ーション画像データとの画像パターンの略一致する部分
を反射体画像としてデコンボリューション画像データか
ら抽出し、不一致部分を原画像データから抽出するため
に、図1に示す例では原画像とデコンボリューション画
像とから、画像の所定領域を切り出すためのマスクデー
タを生成し、このマスクデータを原画像に適用すること
によって非反射体画像すなわちスペックルパターンを抽
出し、上記マスクデータをデコンボリューション画像に
適用することによって反射体画像を抽出する。
【0015】上記マスクデータとしては、請求項5に記
載の通り、原画像データとデコンボリューション画像デ
ータとの相関画像データにより生成する。例えば原画像
データとデコンボリューション画像データとを各画素ご
とに値の大きな方(エコー振幅の高い方)のデータを採
用して、これを2値化することによってマスクデータと
する。
【0016】また、上記マスクデータとしては、請求項
6に記載の通り、原画像データとデコンボリューション
画像データのそれぞれの2値化画像データの論理積画像
データにより生成する。図2はそのマスクデータの生成
のための構成をブロック図として示したものである。
【0017】また、上記マスクデータとしては、請求項
7に記載の通り、原画像データとデコンボリューション
画像データのそれぞれの2値化画像データの論理積画像
データに対して収縮処理ののち膨張処理を施して生成す
る。図3はそのマスクデータの生成のための構成をブロ
ック図として示したものである。このように一旦収縮処
理を施すことによって、原画像のスペックルパターンと
デコンボリューション画像の集散されたスペックルパタ
ーンとの偶然一致した点などの微細な斑点が消去され、
このような点画像が反射体画像として切り出されること
がない。また、膨張処理を施すことによって、反射体画
像の輪郭が切られることがなく、反射体画像の全体の領
域が確実に切り出されることになる。
【0018】また、上記マスクデータとしては、請求項
8および請求項9に記載の通り、原画像データとデコン
ボリューション画像データのそれぞれの2値化画像デー
タの論理積画像データに対して収縮処理ののち膨張処理
を施し、この画像データと原画像データまたはデコンボ
リューション画像データの2値化画像データとの論理積
をとって生成する。図4および図5はそのマスクデータ
の生成のための構成をブロック図として示したものであ
る。このように原画像データまたはデコンボリューショ
ン画像データとの論理積を更にとることによって、反射
体画像と非反射体画像とを切り分ける境界線がランダム
な線となり、境界線のパターンが目立たなくなり、境界
線が偽像として認識されない。
【0019】この発明の探知画像データ処理方法は、特
に超音波診断装置に適用する場合に、請求項10に記載
の通り、超音波プローブおよび該超音波プローブの制御
回路を用いて被検査体の所定位置における断層像のデー
タを原画像データとして生成し、デコンボリューション
処理は超音波プローブおよびその制御回路によるボケ関
数を基に、原画像データに対して横方向および距離方向
に施す。
【0020】また、この発明は上記探知画像データ処理
方法を超音波診断装置に適用して、スペックルパターン
の持つ情報をそのまま保存し、且つ反射体の画像を高い
分解能で鮮明に観測できるようにするために、請求項1
2に記載の通り、超音波プローブおよび該超音波プロー
ブの制御回路を用いて被検査体の所定位置における断層
像の原画像データを生成する手段と、超音波プローブお
よびその制御回路によるボケ関数を基に、原画像データ
に対して走査方向および距離方向にデコンボリューショ
ン処理を施して、デコンボリューション画像データを生
成する手段と、原画像データとデコンボリューション画
像データとに基づいて画像パターンの略一致する部分を
反射体画像としてデコンボリューション画像データから
抽出し、画像パターンの不一致部分を非反射体画像とし
て原画像データから抽出し、両画像データを合成して診
断画像データを生成する手段とを設けて構成する。
【0021】また、この発明の探知画像データ処理方法
は、レーリー散乱による偽像を効果的に抑制して、本来
の探知画像を容易に観測できるようにするため、請求項
13、請求項14および請求項15に記載の通り、電波
または超音波を送受波して2次元の原画像を生成し、電
波または超音波の送受波にともなうボケ関数を基に、原
画像データに対して2次元方向にデコンボリューション
処理を施して、デコンボリューション画像データを生成
し、原画像データとデコンボリューション画像データと
の相関画像データを探知画像データとして求める。図6
は上記の構成を示すブロック図である。
【0022】このように原画像データとデコンボリュー
ション画像データとの相関画像データを探知画像データ
として求めることによって、デコンボリューション処理
の前後で相関の低いレーリー散乱による画像が効果的に
抑制されて、相関の高い、すなわち本来の探知物体が的
確に観測できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態である
超音波診断装置の構成を図7〜図15を基に以下説明す
る。
【0024】図7は超音波診断装置のブロック図であ
る。図7において超音波プローブは例えば多数の線状の
振動部を互いに並行に配列してなる超音波振動子からな
り、ビーム生成処理部は超音波の送波時および受波時に
おいて各振動部の送信出力および受信出力の遅延時間を
各振動部ごとに適当に制御することによって送波ビーム
および受波ビームを形成して、所望の探知領域に対して
超音波ビームの送受波を行う。画像生成処理部では、ビ
ーム生成処理部で求められた受信信号からBモード画像
のデータを生成する。画像データ処理部では、この原画
像に対して後述する所定の画像処理を行って目的の探知
画像データを生成し、表示部でこれを表示する。
【0025】図8は表示部の表示例を示す図である。こ
の例では、表示画面内にW1,W2で示す2つのウィン
ドウを表示していて、W1で比較的広範囲のBモード画
像を表示し、W2でその一部を拡大表示する。W2はW
1内の破線部分の領域に対応する。W1で表示する画像
は原画像であり、W2でその一部の画像に対して画像処
理を施して表示を行う。
【0026】図9は図7に示した画像データ処理部での
処理手順を示す流れ図である。図10および図11は図
9中の画像データA〜Mの例であり、図23の(A)に
示した3本のワイヤを埋め込んだ試験用の被検査体を用
いている。
【0027】図9に示すように、まず画像処理対象の切
り出しを行い、原画像データAを求める。これは図8に
おいてW1内の破線領域を切り出すことに相当する。続
いて画像データを2値化した画像データBを作成する。
一方、画像データAに対してデコンボリューション処理
を施してデコンボリューション画像データCを求める。
このデコンボリューション処理では、距離方向について
は超音波パルスのパルス幅(持続時間)により定まる一
定のボケ関数を用い、走査方向に対しては、超音波プロ
ーブの複数の振動部の配列方向の幅(開口)をd、キャ
リアの波長をλ、超音波プローブからの距離をrとすれ
ば、r・λ/dにより定まるボケ関数を用いる。具体的
には、原画像データAに対し2次元方向にFFTでフー
リエ変換し、これに対して距離方向と走査方向にそれぞ
れぼけ関数H(f)の逆フィルタで重み付けし、さらに
ローパスフィルタW(f)の重み付けを行ったのち、こ
れをフーリエ逆変換してデコンボリューション画像デー
タCを得る。これを2値化して画像データDを作成す
る。尚、このように周波数領域でデコンボリューション
処理を行わずに時間領域で直接行ってもよい。このよう
にして図10に示すような画像データA,B,C,Dを
求める。
【0028】続いて、画像データBとDとの論理積を求
めて画像データEを作成する。この2値化画像の論理積
は図14の(A)に示すように、対応する画素ごとに論
理積をとって求める。図11に示すように、画像データ
Eはデコンボリューション処理の前後で相関の少ないス
ペックルパターンの大部分が除かれた2値化画像データ
となる。これに対しさらに収縮処理を施して画像データ
Fを求め、さらにこれに膨張処理を施して画像データG
を求める。この収縮処理および膨張処理の局所オペレー
タは図15の(A),(B)に示す通りである。すなわ
ち3×3の画素領域について、(A)に示す*の何れか
が0の場合に中央の画素1を0に置き換える操作を全て
の画素について順次行う処理を1回または複数回行うこ
とによって収縮処理を行い、(B)に示す*の何れかが
1の場合に中央の0を1に置き換える操作を全ての画素
について順次行う処理を1回または複数回行うことによ
って膨張処理を行う。(C)は収縮処理と膨張処理をそ
れぞれ1回ずつ行った例を示す。
【0029】このようにして求めた画像データGは反射
体画像を切り出すための予備マスク画像となる。その
後、この画像データGと画像データBとの論理積をとっ
て画像データHを求める。その後、画像データHに対し
て再び膨張処理を施して、画像データIを求める。この
画像データIが最終的なマスクデータとなる。すなわ
ち、2値化された画像データIをマスクパターンとし
て、デコンボリューション画像データCに対しマスキン
グ処理を施して画像データLを求める。このマスキング
処理は図14の(B)に示すように、マスクデータが1
の場合にその画素に対応するマスキングされる側の画素
の値を採用し、マスクデータが0の場合にはその画素に
対応する画素のデータを0にする処理である。このよう
なマスキングによって、図11に示すように、反射体画
像のみを抽出した画像データLを求める。その後、画像
データLの輝度を正規化する。この輝度の正規化は、デ
コンボリューション処理に伴って全体の輝度が変化する
のを元に戻すための処理であり、この輝度の正規化をデ
コンボリューション処理に含めれば、ここでの輝度の正
規化処理は不要である。一方、マスクデータIを反転処
理して、図11に示すようにスペックルパターン抽出用
のマスクデータJを求め、原画像データAに対しマスキ
ング処理を施して画像データKを求める。これは図11
に示すようにスペックルパターンのみを抽出した画像デ
ータである。この画像データと輝度の正規化を行った上
記画像データとを合成して目的の画像データMを求め
る。この合成処理は図14の(D)に示すように、同一
画素について比較して、値の大きな方を採用して2つの
画像を合成する。
【0030】図10に示した画像A,Cと図11に示し
た画像Mとを比較すれば明らかなように、反射体の画像
は分解能が向上し強調表示され、且つスペックルパター
ンはそのまま保存される。
【0031】同様の処理を図23の(D)に示した被検
査体について行った結果を図12および図13に示す。
この場合、画像Eに対し収縮処理を行った結果、全ての
点は消えずに、この例では2点が残り、膨張処理によっ
てGで示す予備マスクパターンが生成され、原画像の2
値化画像Bとの論理積の膨張処理によってマスクデータ
Iが生成されるが、最終的にはMで示すように大部分の
スペックルパターンが保存され、被検査体中の密度の異
なる領域がそのまま読み取れるようになる。
【0032】次に、他のマスクデータの生成処理の例を
流れ図として図16〜図18に示す。図16に示す例で
は、処理対象として切り出した原画像Aとそのデコンボ
リューション処理を行った画像Cとのミニマム演算をま
ず行う。このミニマム演算は図14の(C)に示すよう
に、同一の画素について比較して、値の小さい方を採用
する処理であり、多値画像の相関画像としてこれを求め
る。続いて、これを2値化し、収縮ののち膨張処理を施
すことによってマスクデータG′を作成する。そして、
デコンボリューション処理された画像データCに対する
マスキング処理を施し、マスクデータG′の反転処理し
たマスクデータを用いて原画像データAのマスキング処
理を施し、両者を合成することによって目的の探知画像
M′を求める。このように多値画像の段階で原画像とデ
コンボリューション画像との相関画像データを求め、こ
れをもとにマスクデータを作成すれば、反射体画像と非
反射体画像(スペックルパターン)との切り分けが可能
となる。
【0033】図17に示す例では、図11または図13
における画像データGをそのままマスクデータとして用
いる。この場合、デコンボリューション画像Cから切り
出した画像と原画像Aから切り出した画像との境界線が
際立つ可能性もあるが、膨張処理の際、図15の(B)
に示したものとは異なる局所オペレータを用いてエッジ
が直線状とならないようにすれば、その問題は解消され
る。
【0034】図18に示す例では、図11または図13
に示した画像データGを求めたのち、この画像データG
とデコンボリューション画像の2値化画像データDとの
論理積をとって画像データH′を求め、これに対して膨
張処理を施して画像データI′を求め、これをマスクデ
ータとする。
【0035】尚、図9および図18に示した例では、画
像データH,H′に対して膨張処理を施して求めた画像
データIをマスクデータとして求めたが、この膨張処理
を施さずに、画像データH,H′をそのままマスクデー
タとして用いてもよい。また、図16に示した例では、
原画像Aとデコンボリューション画像Cとのミニマム演
算の2値化画像E′に対して収縮・膨張処理を施してマ
スクデータG′を求めたが、画像データE′に収縮処理
を行わずに膨張処理を施してマスクデータとしてもよ
く、または収縮・膨張の双方を行わずにそのままE′を
マスクデータとしてもよい。同様に、図17における画
像データEに対して膨張処理のみを施してマスクデータ
を生成してもよいし、収縮・膨張の双方を行わずに画像
データEをそのままマスクデータとしてもよい。
【0036】次に、この発明の第2の実施形態に係るレ
ーダの構成を図19および図20を基に説明する。図1
9はレーダの構成を示すブロック図であり、アンテナ制
御部/マイクロ波送受信部はアンテナの回転およびトリ
ガ信号の発生さらには受信信号の検波などを行う。画像
生成部において極座標画像メモリは受信信号のエコー振
幅を距離方向と方位方向の2次元画像データとして記憶
し、画像処理部は後述するように所定の画像処理を施す
とともに直角座標に変換して直角座標画像メモリへ書き
込む。表示制御部はこの直角座標画像メモリの内容に応
じて表示部にレーダ画像を表示する。
【0037】図20は図19に示した画像処理部の処理
手順を示す流れ図である。まず極座標画像メモリから距
離方向および方位方向について画像データを読み出すと
ともに、距離方向と方位方向の2次元についてデコンボ
リューション処理を施す。その際、距離方向のボケ関数
は送波パルスのパルス幅により一定に定め、方位方向の
ボケ関数はアンテナの方位方向の開口をd、キャリアの
波長をλとすれば、λ/dを基に定める。このようにし
て求めたデコンボリューション画像と原画像とのミニマ
ム演算処理によって2つの画像データの相関画像データ
を求める。そして、これを直角座標へ座標変換して直角
座標画像メモリへ書き込む。尚、2次元のデコンボリュ
ーション処理は、距離方向と方位方向についてではな
く、すでに直角座標に変換されたのちの画像について施
してもよい。但しその場合には直角座標上の位置に応じ
て適宜ボケ関数を変更しなければならないので、演算処
理が多少複雑となる。
【0038】このようにして原画像とデコンボリューシ
ョン画像との相関画像を求めることによって、原画像か
ら海面反射が効果的に除去されたレーダ画像が表示され
ることになる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、原画像
データとデコンボリューション画像データとに基づく画
像処理により探知画像データを生成するようにしたた
め、レーリー散乱による画像データを扱った所望の探知
画像データが得られる。
【0040】請求項2、4、10、11、12に記載の
発明によれば、スペックルパターンの持つ情報は保存さ
れ、且つ反射体画像は高い分解能で強調されて観測でき
るようになる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、原画像と
デコンボリューション画像との境界部分が目立たなくな
り、境界線が偽像として認識されることがない。
【0042】請求項5、6に記載の発明によれば、マス
クデータを容易に生成することができる。
【0043】請求項7に記載の発明によれば、原画像の
スペックルパターンとデコンボリューション画像の集散
されたスペックルパターンとの偶然一致した点などの微
細な斑点が消去され、このような点画像が反射体画像と
して切り出されることがなく、且つ反射体画像の輪郭が
切られることがなく、その全体の領域が確実に切り出さ
れる。
【0044】請求項8、9に記載の発明によれば、反射
体画像と非反射体画像とを切り分ける境界線がランダム
な線となり、境界線のパターンが目立たなくなり、境界
線が偽像として認識されない。
【0045】請求項13、14、15に記載の発明によ
れば、デコンボリューション処理の前後で相関の低いレ
ーリー散乱による画像が効果的に抑制されて、例えば海
面反射による影響を受けずに本来の探知物体が的確に観
測できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4,11,12に相当する構成例を示す
ブロック図である。
【図2】請求項6に相当するマスクデータ生成の方法を
示すブロック図である。
【図3】請求項7に相当するマスクデータ生成の方法を
示すブロック図である。
【図4】請求項8に相当するマスクデータ生成の方法を
示すブロック図である。
【図5】請求項9に相当するマスクデータ生成の方法を
示すブロック図である。
【図6】請求項13,14,15に相当する構成例を示
すブロック図である。
【図7】第1の実施形態に係る超音波診断装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】超音波診断装置の表示例を示す図である。
【図9】超音波診断装置における画像データ処理部の処
理手順を示す流れ図である。
【図10】図9における各段階での画像データの例を示
す図である。
【図11】図9における各段階での画像データの例を示
す図である。
【図12】図9における各段階での画像データの例を示
す図である。
【図13】図9における各段階での画像データの例を示
す図である。
【図14】各種画像処理の内容を示す図である。
【図15】収縮処理および膨張処理の内容を示す図であ
る。
【図16】マスクデータの他の生成方法を示す流れ図で
ある。
【図17】マスクデータの他の生成方法を示す流れ図で
ある。
【図18】マスクデータの他の生成方法を示す流れ図で
ある。
【図19】第2の実施形態に係るレーダの構成を示すブ
ロック図である。
【図20】レーダにおける画像処理部の手順を示す流れ
図である。
【図21】入力信号とデコンボリューション処理との関
係を示すブロック図である。
【図22】デコンボリューション処理による処理例を示
す図である。
【図23】デコンボリューション処理による処理例を示
す図である。
【符号の説明】
A−原画像データ B−原画像データの2値化画像データ C−デコンボリューション画像データ D−デコンボリューション画像の2値化画像データ I,J−マスクデータ M−合成画像データ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波または超音波の送受波により2次元
    の原画像データを生成し、前記電波または超音波の送受
    波にともなうボケ関数を基に、前記原画像データに対し
    て2次元方向にデコンボリューション処理を施して、デ
    コンボリューション画像データを生成し、前記原画像デ
    ータと前記デコンボリューション画像データとに基づく
    画像処理により探知画像データを生成することを特徴と
    する探知画像データ処理方法。
  2. 【請求項2】 超音波の送受波により2次元の原画像デ
    ータを生成し、前記超音波の送受波にともなうボケ関数
    を基に、前記原画像データに対して2次元方向にデコン
    ボリューション処理を施して、デコンボリューション画
    像データを生成し、前記原画像データと前記デコンボリ
    ューション画像データとに基づいて、画像パターンの略
    一致する部分を反射体画像として前記デコンボリューシ
    ョン画像データより抽出し、画像パターンの不一致部分
    を非反射体画像として前記原画像データより抽出し、両
    画像データを合成して探知画像データを生成することを
    特徴とする探知画像データ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記反射体画像と前記非反射体画像との
    境界部分を非直線により定める請求項2に記載の探知画
    像データ処理方法。
  4. 【請求項4】 超音波の送受波により2次元の原画像デ
    ータを生成し、前記超音波の送受波にともなうボケ関数
    を基に、前記原画像データに対して2次元方向にデコン
    ボリューション処理を施して、デコンボリューション画
    像データを生成し、前記原画像データと前記デコンボリ
    ューション画像データとに基づいて、画像パターンの略
    一致する部分を抽出するためのマスクデータを生成し、
    そのマスクデータを用いて前記デコンボリューション画
    像データから反射体画像のデータを抽出し、前記原画像
    データから反射体画像以外の画像データを抽出して、両
    画像データを合成して探知画像データを生成することを
    特徴とする探知画像データ処理方法。
  5. 【請求項5】 前記マスクデータは前記原画像データと
    前記デコンボリューション画像データとの相関画像デー
    タにより生成するものである請求項4に記載の探知画像
    データ処理方法。
  6. 【請求項6】 前記マスクデータは、前記原画像データ
    と前記デコンボリューション画像データのそれぞれの2
    値化画像データの論理積画像データにより生成するもの
    である請求項4に記載の探知画像データ処理方法。
  7. 【請求項7】 前記マスクデータは、前記原画像データ
    と前記デコンボリューション画像データのそれぞれの2
    値化画像データの論理積画像データに対して収縮処理の
    のち膨張処理を施して生成するものである請求項4に記
    載の探知画像データ処理方法。
  8. 【請求項8】 前記マスクデータは、前記原画像データ
    と前記デコンボリューション画像データのそれぞれの2
    値化画像データの論理積画像データに対して収縮処理の
    のち膨張処理を施し、この画像データと前記原画像デー
    タの2値化画像データとの論理積をとって生成するもの
    である請求項4に記載の探知画像データ処理方法。
  9. 【請求項9】 前記マスクデータは、前記原画像データ
    と前記デコンボリューション画像データのそれぞれの2
    値化画像データの論理積画像データに対して収縮処理の
    のち膨張処理を施し、この画像データと前記デコンボリ
    ューション画像データの2値化画像データとの論理積を
    とって生成するものである請求項4に記載の探知画像デ
    ータ処理方法。
  10. 【請求項10】 超音波プローブおよび該超音波プロー
    ブの制御回路を用いて被検査体の所定位置における断層
    像のデータを前記原画像データとして生成し、前記デコ
    ンボリューション処理は前記超音波プローブおよび前記
    制御回路によるボケ関数を基に、前記原画像データに対
    して走査方向および距離方向に施すものである請求項2
    〜9のうちいずれか1項に記載の探知画像データ処理方
    法。
  11. 【請求項11】 超音波の送受波により2次元の原画像
    データを生成する手段と、 前記超音波の送受波にともなうボケ関数を基に、前記原
    画像データに対して2次元方向にデコンボリューション
    処理を施して、デコンボリューション画像データを生成
    する手段と、 前記原画像データと前記デコンボリューション画像デー
    タとに基づいて画像パターンの略一致する部分を反射体
    画像として前記デコンボリューション画像データから抽
    出し、画像パターンの不一致部分を非反射体画像として
    前記原画像データから抽出し、両画像データを合成して
    探知画像データを生成する手段とを設けて成る物体探知
    装置。
  12. 【請求項12】 超音波プローブおよび該超音波プロー
    ブの制御回路を用いて被検査体の所定位置における断層
    像の原画像データを生成する手段と、 前記超音波プローブおよび前記制御回路によるボケ関数
    を基に、前記原画像データに対して走査方向および距離
    方向にデコンボリューション処理を施して、デコンボリ
    ューション画像データを生成する手段と、 前記原画像データと前記デコンボリューション画像デー
    タとに基づいて画像パターンの略一致する部分を反射体
    画像として前記デコンボリューション画像データから抽
    出し、画像パターンの不一致部分を非反射体画像として
    前記原画像データから抽出し、両画像データを合成して
    診断画像データを生成する手段とを設けて成る超音波診
    断装置。
  13. 【請求項13】 電波または超音波を送受波して2次元
    の原画像を生成し、前記電波または超音波の送受波にと
    もなうボケ関数を基に、前記原画像データに対して2次
    元方向にデコンボリューション処理を施して、デコンボ
    リューション画像データを生成し、前記原画像データと
    前記デコンボリューション画像データとの相関画像デー
    タを探知画像データとして求めることを特徴とする探知
    画像データ処理方法。
  14. 【請求項14】 電波または超音波を送受波して2次元
    の原画像を生成する手段と、前記電波または超音波の送
    受波にともなうボケ関数を基に、前記原画像データに対
    して2次元方向にデコンボリューション処理を施して、
    デコンボリューション画像データを生成し、前記原画像
    データと前記デコンボリューション画像データとの相関
    画像データを探知画像データとして求める手段とを設け
    たことを特徴とする物体探知装置。
  15. 【請求項15】 電波の送受波により2次元の原画像を
    生成するレーダにおいて、前記電波の送受波にともなう
    ボケ関数を基に、前記原画像データに対して2次元方向
    にデコンボリューション処理を施して、デコンボリュー
    ション画像データを生成し、前記探知画像データと前記
    デコンボリューション画像データとの相関画像データを
    探知画像データとして求める手段とを設けたことを特徴
    とするレーダ。
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