JPH09269277A - レンズの偏心計測装置 - Google Patents

レンズの偏心計測装置

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Publication number
JPH09269277A
JPH09269277A JP7865596A JP7865596A JPH09269277A JP H09269277 A JPH09269277 A JP H09269277A JP 7865596 A JP7865596 A JP 7865596A JP 7865596 A JP7865596 A JP 7865596A JP H09269277 A JPH09269277 A JP H09269277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
laser light
inspected
laser beams
reflected
Prior art date
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Pending
Application number
JP7865596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ohashi
祐一 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sokkia Co Ltd
Original Assignee
Sokkia Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sokkia Co Ltd filed Critical Sokkia Co Ltd
Priority to JP7865596A priority Critical patent/JPH09269277A/ja
Publication of JPH09269277A publication Critical patent/JPH09269277A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照射した光の一部を被検レンズ1の表面13で
反射させ、照射光と反射光とを比較して被検レンズ1の
芯出しを行う場合に、電球を光源として十字線を指標と
すると、電球のフィラメントの像が十字線を認識するじ
ゃまになり、また倍率を上げると十字線がぼやけて偏心
の計測精度が低下する。 【解決手段】光源としてレーザ発振器2を用いると共
に、表面13で反射した光と基準レンズ3の参照表面3
1で反射した光との干渉縞から被検レンズ1の偏心量及
び偏心方向を計測するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ保持枠にレ
ンズを取り付ける際にレンズ保持枠に対するレンズの偏
心量及び偏心方向を計測するレンズの偏心計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、例えば特開昭59
ー170741号公報により、十字線を指標として該指
標を通過した平行光をレンズ表面に照射し、レンズ表面
から反射されてきた光を結像させて得られる十字線像
の、指標の十字線に対するずれからレンズの偏心量及び
偏心方向を求めるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
指標を通過させる平行光の光源として通常の電球を用い
てコリメータで平行光を得ており、そのため結像中にフ
ィラメントの像が含まれる。そのため、結像中の十字線
像を判別しづらく計測精度を上げることができない。ま
た、芯出し精度を上げるためには十字線像の倍率を上げ
る必要があるが、倍率を上げると十字線像がぼやけると
共に十字線像が全体に暗くなり、やはり判別しづらくな
り、やはり計測精度が上がらない。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、偏
心量や偏心方向を精度よく計測することのできるレンズ
の偏心計測装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、被検レンズのレンズ保持枠に対する偏心を
計測する偏心計測装置であって、レンズ保持枠を被検レ
ンズの光軸と平行な回転軸線周りに回動自在に保持する
回動保持手段と、該回転軸線に平行なレーザ光をレンズ
保持枠に保持される被検レンズの表面に向かって照射す
るレーザ光源と、該レーザ光を被検レンズの表面に対し
て直角な方向に変える第1の光学系と、レーザ光源と該
第1の光学系との間に配設され、レーザ光が直角に照射
される表面を有する基準レンズと、被検レンズの表面で
反射されたレーザ光と基準レンズの表面で反射されたレ
ーザ光とにより生じる干渉縞を形成させる第2の光学系
とを有することを特徴とする。
【0006】ところで、上記第1の光学系は、被検レン
ズの表面の曲率に応じて取り替え自在であることが望ま
しく、また、上記第2の光学系は、干渉縞を結像する結
像機能を発揮する状態と、干渉縞を点状に集光させる集
光機能を発揮する状態とに切り替え自在であることが望
ましい。
【0007】上記干渉縞はニュートンリングと呼ばれて
いるもので被検レンズの光軸を中心にした多数の同心円
が現れる。従って、回転軸線に対して被検レンズの光軸
が偏心していると、干渉縞は偏心して回転する。その偏
心回転から光軸の偏心量及び偏心方向を計測することが
できる。
【0008】尚、被検レンズの表面に直角にレーザ光を
照射する必要があるが、表面の曲率が異なる複数のレン
ズを被検レンズとする場合であっても、第1の光学系を
曲率にあわせて取り替えるだけで対応することができ
る。
【0009】また、偏心量が大きい場合には干渉縞を点
状に集光させて結像させると大まかな計測が行いやす
く、より正確な計測は干渉縞の像を見ながら行う。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は被検レンズ
であり、リング状のレンズ保持枠11に対して芯出しさ
れた状態で取り付けられるものである。該レンズ保持枠
11は回動保持台12上に載置されている。該回動保持
台12は回転軸線Cを中心に回動するものであり、レン
ズ保持枠11は自身の外周面を基準に回転軸線Cに対し
て偏心のない芯出しされた状態で回動保持台12に保持
されている。また、被検レンズ1は紫外線硬化型の接着
剤を介してレンズ保持枠1に載置され、レンズ保持枠1
1に対して図において水平方向に移動することができ
る。また、このようにレンズ保持枠11に被検レンズ1
を載置したままの状態では被検レンズ1の光軸Lは回転
軸線Cに対して偏心している場合がある。その場合に
は、被検レンズ1の表面13にレーザ光を照射して被検
レンズ1の光軸Lが回転軸線Cに対してどのように偏心
しているかを計測する必要がある。
【0011】レーザ光はレーザ発振器2から照出され発
散レンズ20によって円錐状に拡げられる。そして拡げ
られたレーザ光はビームスプリッタ21によって直角な
方向に光路変更される。該光路変更された光は凹レンズ
22とコリメータレンズ23とによって平行光にされ
る。該コリメータレンズ23の次には基準レンズ3が配
設されている。該基準レンズ3の表面の内、コリメータ
レンズ23に対向する側の面である参照平面31は回転
軸線Cに対して直角な平面状に形成されている。従っ
て、参照平面31に照射される平行なレーザ光の一部は
該参照平面31で反射され、照射された光路と全く同じ
光路を通って戻っていく。また、基準レンズ3を通過し
たレーザ光は第1の光学系であるフォーカス調整レンズ
4を通って被検レンズ1の表面13に照射される。該フ
ォーカス調整レンズ4は回転軸線Cに沿って往復動自在
であり、レーザ光が表面13に対して直角に照射される
ように位置を調整される。ところで、被検レンズ1の表
面13の曲率半径Rは予め判っており、該曲率半径Rに
合わせてフォーカス調整レンズ4を選定し取り替えるよ
うになっている。そして、被検レンズ1の表面13には
レーザ光が直角に照射されるので、該表面13で反射さ
れるレーザ光は照射された光路と全く同じ光路を通って
戻っていく。該表面13で反射されたレーザ光と基準レ
ンズの参照平面31で反射されたレーザ光とは共に照射
された光路と同じ光路を通ってビームスプリッタ21ま
で戻る。そして該ビームスプリッタ21を通り抜けた
後、第2の光学系である凹レンズ24で平行光にされて
CCD素子5上に結像される。該CCD素子5上の像
は、図2に示すように、光軸Lを中心とする複数の同心
円状の干渉縞Mになる。そして、光軸Lが回転軸線Cか
ら偏心していると、被検レンズ1は回動しているため干
渉縞Nは回転軸線Cを中心に偏心したまま回転する。そ
して、干渉縞Mの動きは画像処理装置51で処理され、
回転軸線Cに対する光軸Lの偏心量及び偏心方向がモニ
ター52に表示される。尚、このようにして偏心量及び
偏心方向が計測されると、作業者は該モニター52の表
示に基づいて被検レンズ1の位置を移動させてレンズ保
持枠11に対する芯出しを行う。図示しないが回動保持
台12の周囲に被検レンズ1を動かすアクチュエータ等
を配設しておき、画像処理装置51からの信号に基づい
てアクチュエータを作動させ被検レンズ1の位置を自動
的に移動させるようにしてもよい。
【0012】ところで、上記凹レンズ24は光路から外
せるように構成されている。図3に示すように、該凹レ
ンズ24を光路から外すとビームスプリッタ21を通り
抜けたレーザ光は干渉縞としてではなく点状に集光され
る。すると,CCD素子5上の像は図4に示す状態にな
り、光軸Lの偏心を大まかに計測しやすい。従って、光
軸Lが回転軸線Cから大きく偏心している場合にはまず
凹レンズ24を光路から離脱させておき、図4に示す像
を基に偏心を計測し、該計測結果に基づいて被検レンズ
1の位置を調整し、その後で凹レンズ24を光路内に戻
し、図2に示す干渉縞Nの像を基にして正確に計測し、
被検レンズ1の位置の微調整を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、レーザ光の干渉縞に基づいてレンズの芯出しを行う
ので、フィラメントの像が映ったり指標がぼけたりする
ため偏心の計測精度が上がらないという従来のものの不
具合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】干渉縞の状態を示す図
【図3】干渉縞を点状に結像する構成を示す部分図
【図4】点状に結像された状態を示す図
【符号の説明】
1 被検レンズ 2 レーザ発振器 3 基準レンズ 4 フォーカス調整レンズ(第1の光学系) 5 CCD素子 11 レンズ保持枠 12 回動保持台 24 凹レンズ(第2の光学系) 31 参照平面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検レンズのレンズ保持枠に対する偏
    心を計測する偏心計測装置であって、レンズ保持枠を被
    検レンズの光軸と平行な回転軸線周りに回動自在に保持
    する回動保持手段と、該回転軸線に平行なレーザ光をレ
    ンズ保持枠に保持される被検レンズの表面に向かって照
    射するレーザ光源と、該レーザ光を被検レンズの表面に
    対して直角な方向に変える第1の光学系と、レーザ光源
    と該第1の光学系との間に配設され、レーザ光が直角に
    照射される表面を有する基準レンズと、被検レンズの表
    面で反射されたレーザ光と基準レンズの表面で反射され
    たレーザ光とにより生じる干渉縞を形成させる第2の光
    学系とを有することを特徴とするレンズの偏心計測装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1の光学系は、被検レンズの表
    面の曲率に応じて取り替え自在であることを特徴とする
    請求項1記載のレンズの偏心計測装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の光学系は、干渉縞を形成す
    る状態と、干渉縞を点状に集光させる状態とに切り替え
    自在であることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のレンズの偏心計測装置。
JP7865596A 1996-04-01 1996-04-01 レンズの偏心計測装置 Pending JPH09269277A (ja)

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JP7865596A JPH09269277A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 レンズの偏心計測装置

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JPH09269277A true JPH09269277A (ja) 1997-10-14

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JP (1) JPH09269277A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250630A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Murata Mfg Co Ltd 振動子支持構造およびそれを用いた振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置
DE10246483A1 (de) * 2002-09-30 2004-04-08 Carl Zeiss Jena Gmbh Linsenprüfgerät
KR100636006B1 (ko) * 2006-02-27 2006-10-23 (주)대호테크 반사광을 이용한 고화소 다촛점 렌즈용 광축 조정장치

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DE10246483A1 (de) * 2002-09-30 2004-04-08 Carl Zeiss Jena Gmbh Linsenprüfgerät
KR100636006B1 (ko) * 2006-02-27 2006-10-23 (주)대호테크 반사광을 이용한 고화소 다촛점 렌즈용 광축 조정장치

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