JPH09268648A - 鉄骨鉄筋コンクリート造柱と大梁及びその構築方法と軸組 - Google Patents
鉄骨鉄筋コンクリート造柱と大梁及びその構築方法と軸組Info
- Publication number
- JPH09268648A JPH09268648A JP11001696A JP11001696A JPH09268648A JP H09268648 A JPH09268648 A JP H09268648A JP 11001696 A JP11001696 A JP 11001696A JP 11001696 A JP11001696 A JP 11001696A JP H09268648 A JPH09268648 A JP H09268648A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】構造的に性能が優れ信頼性の高い、鉄骨鉄筋コ
ンクリート造柱と大梁の断面とその組み合わせである軸
組みを、安全且つ容易に短い工期で効率的に構築出来る
ように構成する。 【構成】柱断面は、工場または作業場で製作され柱主筋
２と柱帯筋３埋め込んだハーフプレキャスト柱型枠１で
外郭が囲まれており、柱型枠の内部には、所定の位置に
設置後、柱鉄骨５が所定の位置に挿入設置され、柱コン
クリート７がよって充填され一体化されている。
ンクリート造柱と大梁の断面とその組み合わせである軸
組みを、安全且つ容易に短い工期で効率的に構築出来る
ように構成する。 【構成】柱断面は、工場または作業場で製作され柱主筋
２と柱帯筋３埋め込んだハーフプレキャスト柱型枠１で
外郭が囲まれており、柱型枠の内部には、所定の位置に
設置後、柱鉄骨５が所定の位置に挿入設置され、柱コン
クリート７がよって充填され一体化されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨鉄筋コンクリート
造柱と大梁及びその構築方法とこれ等を組み合わせた鉄
骨鉄筋コンクリート造軸組のような構造物とその構築方
法に関する。
造柱と大梁及びその構築方法とこれ等を組み合わせた鉄
骨鉄筋コンクリート造軸組のような構造物とその構築方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と大梁は鉄
筋コンクリート造の断面の中に鉄骨を配置した複合構造
で強度と靭性に富み信頼性の高い構造である。しかし従
来の鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と大梁は、その断面構
成から構築に当たっては、鉄骨を建て、足場を掛け、鉄
骨周囲に鉄筋を組立て、仮枠支保工を建て、その上に仮
枠を設置し、、コンクリートを打設し、コンクリートが
所定の強度が発現した後、仮枠支保工と仮枠を撤去する
工程を必要とした。この工程は複雑で多大の労力と長期
間の工期を要し、作業は高所での現場作業が多く、工場
や地上の作業場の作業に比較して、作業環境が悪いた
め、安全と能率の面で改善が求められていた。
筋コンクリート造の断面の中に鉄骨を配置した複合構造
で強度と靭性に富み信頼性の高い構造である。しかし従
来の鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と大梁は、その断面構
成から構築に当たっては、鉄骨を建て、足場を掛け、鉄
骨周囲に鉄筋を組立て、仮枠支保工を建て、その上に仮
枠を設置し、、コンクリートを打設し、コンクリートが
所定の強度が発現した後、仮枠支保工と仮枠を撤去する
工程を必要とした。この工程は複雑で多大の労力と長期
間の工期を要し、作業は高所での現場作業が多く、工場
や地上の作業場の作業に比較して、作業環境が悪いた
め、安全と能率の面で改善が求められていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鉄骨鉄筋コ
ンクリート造の柱と大梁の断面構成とその組み合わせで
ある軸組と、構築方法を改善して、足場、仮枠支保工と
仮枠を不要にするとともに、鉄骨の建て方工程と鉄筋の
配筋工程を重ね合わせ、従来高所の現場で行われていた
仮枠支保工、仮枠の組立作業と鉄筋の組立作業を工場ま
たは現場作業場の作業に置き換え、また工場生産部材ユ
ニット、現場作業場組立部材ユニット双方の重量を平準
化して、資材の効率的な運搬を可能にし、工期を短縮
し、工事費を節減し、作業の安全性の確保しながら、同
時に、在来の鉄骨鉄筋コンクリート造構造物のコンクリ
ートを現場で一体に打設して連続で不静定次数の高い優
れた構造物を作るという長所を有する、強靭な鉄骨鉄筋
コンクリート造柱大梁とその構築方法を提供する。
ンクリート造の柱と大梁の断面構成とその組み合わせで
ある軸組と、構築方法を改善して、足場、仮枠支保工と
仮枠を不要にするとともに、鉄骨の建て方工程と鉄筋の
配筋工程を重ね合わせ、従来高所の現場で行われていた
仮枠支保工、仮枠の組立作業と鉄筋の組立作業を工場ま
たは現場作業場の作業に置き換え、また工場生産部材ユ
ニット、現場作業場組立部材ユニット双方の重量を平準
化して、資材の効率的な運搬を可能にし、工期を短縮
し、工事費を節減し、作業の安全性の確保しながら、同
時に、在来の鉄骨鉄筋コンクリート造構造物のコンクリ
ートを現場で一体に打設して連続で不静定次数の高い優
れた構造物を作るという長所を有する、強靭な鉄骨鉄筋
コンクリート造柱大梁とその構築方法を提供する。
【０００４】
（断面構成の改善）先ず従来の鉄骨鉄筋コンクリート造
の柱と大梁断面は、鉄筋コンクリート造の柱と大梁の中
に鉄骨が配置されていたが、これらを柱断面は中空ハー
フプレキャスト柱型枠の外郭中に鉄骨を配置し中空部に
コンクリートを充填した断面構成に、大梁断面は中空ハ
ーフプレキャスト大梁型枠の外郭中に鉄骨を配置し中空
部にコンクリートを充填した断面構成に改善する。
の柱と大梁断面は、鉄筋コンクリート造の柱と大梁の中
に鉄骨が配置されていたが、これらを柱断面は中空ハー
フプレキャスト柱型枠の外郭中に鉄骨を配置し中空部に
コンクリートを充填した断面構成に、大梁断面は中空ハ
ーフプレキャスト大梁型枠の外郭中に鉄骨を配置し中空
部にコンクリートを充填した断面構成に改善する。
【０００５】（構築方法の改善）次に従来の鉄骨鉄筋コ
ンクリート造軸組の構築方法を、工場あるいは現場作業
場で造られたハーフプレキャスト柱型枠、とハーフプレ
キャスト大梁型枠をハーフプレキャスト軸組に組み立
て、工場で、組み立てられた柱鉄骨と大梁鉄骨を柱型枠
と大梁型枠の中空部に建て込み、柱コンクリート、大梁
コンクリートを打設する構築方法に改善する。
ンクリート造軸組の構築方法を、工場あるいは現場作業
場で造られたハーフプレキャスト柱型枠、とハーフプレ
キャスト大梁型枠をハーフプレキャスト軸組に組み立
て、工場で、組み立てられた柱鉄骨と大梁鉄骨を柱型枠
と大梁型枠の中空部に建て込み、柱コンクリート、大梁
コンクリートを打設する構築方法に改善する。
【０００６】
（柱断面構成）工場又は現場作業上で製作された中空の
ハーフプレキャスト柱型枠の内部に柱鉄骨を挿入し、所
定の位置を確保した後、柱コンクリートを打設する。在
来の鉄骨鉄筋コンクリート造柱では、コンクリート打設
用の仮枠が必要であるが、本発明による柱断面では外郭
部に中空のハーフプレキャスト柱型枠を配置しているの
で仮枠は必要としない。また中空のハーフプレキャスト
柱型枠の中に相互に緊結された主筋と帯筋を打ち込まれ
ているので、柱追加鉄筋を加えなくても、鉄骨鉄筋コン
クリート断面を構成する。必要な場合は中空部に柱追加
鉄筋を配置し、より強靭な断面とすることが出来る。
ハーフプレキャスト柱型枠の内部に柱鉄骨を挿入し、所
定の位置を確保した後、柱コンクリートを打設する。在
来の鉄骨鉄筋コンクリート造柱では、コンクリート打設
用の仮枠が必要であるが、本発明による柱断面では外郭
部に中空のハーフプレキャスト柱型枠を配置しているの
で仮枠は必要としない。また中空のハーフプレキャスト
柱型枠の中に相互に緊結された主筋と帯筋を打ち込まれ
ているので、柱追加鉄筋を加えなくても、鉄骨鉄筋コン
クリート断面を構成する。必要な場合は中空部に柱追加
鉄筋を配置し、より強靭な断面とすることが出来る。
【０００７】（大梁断面構成）工場又は現場作業上で製
作された中空のハーフプレキャスト大梁型枠の内部に大
梁鉄骨を挿入し、所定の位置を確保した後大梁コンクリ
ートを打設する。在来の鉄骨鉄筋コンクリート造大梁で
は、コンクリート打設用の仮枠が必要であるが、本発明
による大梁断面ではＵ字形に溝型のハーフプレキャスト
大梁型枠を配置しているので仮枠は必要としない。また
溝型のハーフプレキャスト大梁型枠の中に相互に緊結さ
れた主筋と肋筋を打ち込まれているので、大梁追加鉄筋
を加えなくても、鉄骨鉄筋コンクリート断面を構成す
る。必要な場合は溝型内部に大梁追加鉄筋を配置し、よ
り強靭な断面とすることが出来る。
作された中空のハーフプレキャスト大梁型枠の内部に大
梁鉄骨を挿入し、所定の位置を確保した後大梁コンクリ
ートを打設する。在来の鉄骨鉄筋コンクリート造大梁で
は、コンクリート打設用の仮枠が必要であるが、本発明
による大梁断面ではＵ字形に溝型のハーフプレキャスト
大梁型枠を配置しているので仮枠は必要としない。また
溝型のハーフプレキャスト大梁型枠の中に相互に緊結さ
れた主筋と肋筋を打ち込まれているので、大梁追加鉄筋
を加えなくても、鉄骨鉄筋コンクリート断面を構成す
る。必要な場合は溝型内部に大梁追加鉄筋を配置し、よ
り強靭な断面とすることが出来る。
【０００８】（軸組の構成）軸組については上記にその
構成を説明した柱断面と大梁断面を組み合わせて構成さ
れる。
構成を説明した柱断面と大梁断面を組み合わせて構成さ
れる。
【０００９】
【実施例１】 （柱の構成）実施例１について図面を参照し説明する
と、図１は本発明による完成時の柱断面図でありハーフ
プレキャスト柱型枠１で外郭を囲まれている。ハーフプ
レキャスト柱型枠には柱主筋２と柱帯筋３が埋め込まれ
ている。ハーフプレキャスト柱型枠の内側は柱コンクリ
ート７で充填されており柱コンクリート内部には柱鉄骨
５が埋め込まれている。これらは一体となって鉄骨鉄筋
コンクリートの柱を構成している。
と、図１は本発明による完成時の柱断面図でありハーフ
プレキャスト柱型枠１で外郭を囲まれている。ハーフプ
レキャスト柱型枠には柱主筋２と柱帯筋３が埋め込まれ
ている。ハーフプレキャスト柱型枠の内側は柱コンクリ
ート７で充填されており柱コンクリート内部には柱鉄骨
５が埋め込まれている。これらは一体となって鉄骨鉄筋
コンクリートの柱を構成している。
【００１０】（柱の構築方法）本発明による柱の構築方
法は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト柱型枠
を製作し、図２に示すようにこのハーフプレキャスト柱
仮枠１を所定の位置に設置した後、柱型枠の中空部４に
図３に示すように大梁鉄骨５を挿入し所定の位置に設置
して、図１に示す様に中空部の空隙に柱コンクリート７
を充填し一体化し鉄骨鉄筋コンクリート造柱を構築す
る。
法は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト柱型枠
を製作し、図２に示すようにこのハーフプレキャスト柱
仮枠１を所定の位置に設置した後、柱型枠の中空部４に
図３に示すように大梁鉄骨５を挿入し所定の位置に設置
して、図１に示す様に中空部の空隙に柱コンクリート７
を充填し一体化し鉄骨鉄筋コンクリート造柱を構築す
る。
【００１１】（大梁の構成）図６は本発明による完成時
の大梁断面図であり、ハーフプレキャスト大梁型枠１１
で外郭を囲まれている。ハーフプレキャスト大梁型枠に
は大梁主筋１２と大梁肋筋１３が埋め込まれている。ハ
ーフプレキャスト大梁型枠の内側は大梁コンクリート１
７で充填されておりコンクリート内部には大梁鉄骨１５
が埋め込まれている。これらは一体となって鉄骨鉄筋コ
ンクリートの大梁を構成している。
の大梁断面図であり、ハーフプレキャスト大梁型枠１１
で外郭を囲まれている。ハーフプレキャスト大梁型枠に
は大梁主筋１２と大梁肋筋１３が埋め込まれている。ハ
ーフプレキャスト大梁型枠の内側は大梁コンクリート１
７で充填されておりコンクリート内部には大梁鉄骨１５
が埋め込まれている。これらは一体となって鉄骨鉄筋コ
ンクリートの大梁を構成している。
【００１２】（大梁の構築方法）本発明による大梁の構
築方法は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト大
梁型枠を製作し、図７に示すようにこのハーフプレキャ
スト大梁仮枠１１を所定の位置に設置した後、その中空
部１４に図８に示すように大梁鉄骨１５を挿入し所定の
位置に設置して、図６に示す様に中空部の空隙を大梁コ
ンクリート１７を充填し一体化し鉄骨鉄筋コンクリート
造大梁を構築する。
築方法は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト大
梁型枠を製作し、図７に示すようにこのハーフプレキャ
スト大梁仮枠１１を所定の位置に設置した後、その中空
部１４に図８に示すように大梁鉄骨１５を挿入し所定の
位置に設置して、図６に示す様に中空部の空隙を大梁コ
ンクリート１７を充填し一体化し鉄骨鉄筋コンクリート
造大梁を構築する。
【００１３】
【実施例２】 （柱の構成）実施例２について図面を参照し説明する
と、図４は本発明による完成時の柱断面図でありハーフ
プレキャスト柱型枠１で外郭を囲まれている。ハーフプ
レキャスト柱型枠には柱主筋２と柱帯筋３が埋め込まれ
ている。ハーフプレキャスト柱型枠の内側は柱コンクリ
ート７で充填されており、コンクリート内部には柱鉄骨
５と柱追加鉄筋６が理め込まれている。これらは一体と
なって鉄骨鉄筋コンクリートの柱を構成している。
と、図４は本発明による完成時の柱断面図でありハーフ
プレキャスト柱型枠１で外郭を囲まれている。ハーフプ
レキャスト柱型枠には柱主筋２と柱帯筋３が埋め込まれ
ている。ハーフプレキャスト柱型枠の内側は柱コンクリ
ート７で充填されており、コンクリート内部には柱鉄骨
５と柱追加鉄筋６が理め込まれている。これらは一体と
なって鉄骨鉄筋コンクリートの柱を構成している。
【００１４】（柱の構築方法）本発明による構築方法
は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト柱型枠を
製作し、図２に示すようにこのハーフプレキャスト柱仮
枠１を所定の位置に設置した後、その中空部４に図５に
示すように柱鉄骨５と柱追加鉄筋６を挿入し所定の位置
に設置して、図４に示す様に中空部の空隙を柱コンクリ
ート７を充填し一体化し鉄骨鉄筋コンクリート造柱を構
築する。
は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト柱型枠を
製作し、図２に示すようにこのハーフプレキャスト柱仮
枠１を所定の位置に設置した後、その中空部４に図５に
示すように柱鉄骨５と柱追加鉄筋６を挿入し所定の位置
に設置して、図４に示す様に中空部の空隙を柱コンクリ
ート７を充填し一体化し鉄骨鉄筋コンクリート造柱を構
築する。
【００１５】（大梁の構成）図９は本発明による完成時
の大梁断面図であり、ハーフプレキャスト大梁型枠１１
で外郭を囲まれている。ハーフプレキャスト大梁型枠に
は大梁主筋１２と大梁肋筋１３が理め込まれている。ハ
ーフプレキャスト大梁型枠の内側は大梁コンクリート１
７で充填されており、コンクリート内部には大梁鉄骨１
５と大梁追加鉄筋１６が埋め込まれている。これらは一
体となって鉄骨鉄筋コンクリートの大梁を構成してい
る。
の大梁断面図であり、ハーフプレキャスト大梁型枠１１
で外郭を囲まれている。ハーフプレキャスト大梁型枠に
は大梁主筋１２と大梁肋筋１３が理め込まれている。ハ
ーフプレキャスト大梁型枠の内側は大梁コンクリート１
７で充填されており、コンクリート内部には大梁鉄骨１
５と大梁追加鉄筋１６が埋め込まれている。これらは一
体となって鉄骨鉄筋コンクリートの大梁を構成してい
る。
【００１６】（大梁の構築方法）本発明による構築方法
は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト大梁型枠
を製作し、図７に示すようにこのハーフプレキャスト大
梁仮枠１１を所定の位置に設置した後、その中空部１４
に図１０に示すように大梁鉄骨１５と大梁追加鉄筋１６
を挿入し所定の位置に設置して、図９に示す様に中空部
の空隙を大梁コンクリート１７を充填し一体化し鉄骨鉄
筋コンクリート造大梁を構築する。
は、工場または作業場で、ハーフプレキャスト大梁型枠
を製作し、図７に示すようにこのハーフプレキャスト大
梁仮枠１１を所定の位置に設置した後、その中空部１４
に図１０に示すように大梁鉄骨１５と大梁追加鉄筋１６
を挿入し所定の位置に設置して、図９に示す様に中空部
の空隙を大梁コンクリート１７を充填し一体化し鉄骨鉄
筋コンクリート造大梁を構築する。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００１８】（仮設不要）ハーフプレキャスト柱型枠
は、それ自身に鉛直荷重に耐える性能を有し、ハーフプ
レキャスト大梁型枠は、それ自身に単純梁として鉛直荷
重に耐える性能を有しおり、これらで組み立てられたハ
ーフプレキャスト軸組は、この上に床版、コンクリート
などの工事荷重を裁荷することが出来る。またハーフプ
レキャスト柱型枠、ハーフプレキャスト大梁型枠はそれ
自身仮枠を兼ねているので仮枠及び仮枠支保工は不要と
なる。
は、それ自身に鉛直荷重に耐える性能を有し、ハーフプ
レキャスト大梁型枠は、それ自身に単純梁として鉛直荷
重に耐える性能を有しおり、これらで組み立てられたハ
ーフプレキャスト軸組は、この上に床版、コンクリート
などの工事荷重を裁荷することが出来る。またハーフプ
レキャスト柱型枠、ハーフプレキャスト大梁型枠はそれ
自身仮枠を兼ねているので仮枠及び仮枠支保工は不要と
なる。
【００１９】（現場作業の大幅な減少）現場での仮枠支
保工と仮枠の設置作業は、ハーフプレキャスト柱、大梁
型枠の製造工場の作業の中に吸収され、撤去作業も不要
となる。また現場の鉄筋組立作業は、工場と現場作業場
での柱、大梁鉄筋の組立に置き換えられる。作業が工場
又は現場作業場に移されるので、高所での作業環境の悪
い現場作業は大幅に減少し、作業環境を改善し、安全性
を確保し、作業能率を増進することが出来る。
保工と仮枠の設置作業は、ハーフプレキャスト柱、大梁
型枠の製造工場の作業の中に吸収され、撤去作業も不要
となる。また現場の鉄筋組立作業は、工場と現場作業場
での柱、大梁鉄筋の組立に置き換えられる。作業が工場
又は現場作業場に移されるので、高所での作業環境の悪
い現場作業は大幅に減少し、作業環境を改善し、安全性
を確保し、作業能率を増進することが出来る。
【００２０】（効率的な資材の運搬）足場、仮枠支保
工、仮枠を殆ど使用しないので、資材は搬入だけで搬出
は殆どなくなり、無駄な運搬作業を無くすことが出来
る。ハーフプレキャスト柱型枠、ハーフプレキャスト大
梁型枠、ハーフプレキャスト床版部材、柱鉄骨、大梁鉄
骨、柱追加鉄筋、大梁追加鉄筋の組立ユニットの最大重
量は、通常２頓以内で、大型の揚重機は不必要であり、
中小型の揚重機で揚重運搬することが出来る。同時に、
前記各ユニットの重量は平準化されているので揚重機を
効率的に運用することが出来る。次に前記各ユニット
は、揚重機で直接所定の位置に直接吊り込まれるので、
横持ち運搬作業が省くことが出来る。コンクリート打設
は各階毎に１回で完了するので、効率的な打設作業を行
うことが出来る。全体として無駄な運搬がなくなり、効
率的な資材運搬が可能となる。
工、仮枠を殆ど使用しないので、資材は搬入だけで搬出
は殆どなくなり、無駄な運搬作業を無くすことが出来
る。ハーフプレキャスト柱型枠、ハーフプレキャスト大
梁型枠、ハーフプレキャスト床版部材、柱鉄骨、大梁鉄
骨、柱追加鉄筋、大梁追加鉄筋の組立ユニットの最大重
量は、通常２頓以内で、大型の揚重機は不必要であり、
中小型の揚重機で揚重運搬することが出来る。同時に、
前記各ユニットの重量は平準化されているので揚重機を
効率的に運用することが出来る。次に前記各ユニット
は、揚重機で直接所定の位置に直接吊り込まれるので、
横持ち運搬作業が省くことが出来る。コンクリート打設
は各階毎に１回で完了するので、効率的な打設作業を行
うことが出来る。全体として無駄な運搬がなくなり、効
率的な資材運搬が可能となる。
【００２１】（工期の短縮）ハーフプレキャスト柱型
枠、ハーフプレキャスト大梁型枠、柱鉄骨、大梁鉄骨の
設計制作のための若干の準備期間が必要となるが、現場
作業はハーフプレキャスト各型枠と柱鉄骨、大梁鉄骨を
搬入し組み立て、柱コンクリートと大梁コンクリートの
打設で完了し、工期は大幅に減少するので、躯体工事の
工期の短縮が可能となる。 コンクリートを打設し強度
が発現した床面は、上階の架構構築作業に殆ど使用しな
いので、この床面で直ちに、次の工程である仕上工事の
作業を開始出来るので、全体工期の短縮が可能となる。
枠、ハーフプレキャスト大梁型枠、柱鉄骨、大梁鉄骨の
設計制作のための若干の準備期間が必要となるが、現場
作業はハーフプレキャスト各型枠と柱鉄骨、大梁鉄骨を
搬入し組み立て、柱コンクリートと大梁コンクリートの
打設で完了し、工期は大幅に減少するので、躯体工事の
工期の短縮が可能となる。 コンクリートを打設し強度
が発現した床面は、上階の架構構築作業に殆ど使用しな
いので、この床面で直ちに、次の工程である仕上工事の
作業を開始出来るので、全体工期の短縮が可能となる。
【図１】本発明による完成時の柱断面図である。
【図２】柱型枠設置時の柱断面図である。
【図３】柱型枠の中空部に鉄骨を設置時の柱断面図であ
る。
る。
【図４】中空部に鉄骨と鉄筋を配置した、本発明による
完成時の柱断面図である。
完成時の柱断面図である。
【図５】柱型枠の中空部に鉄骨と鉄筋を設置した時の柱
断面図である。
断面図である。
【図６】本発明による完成時の大梁断面図である。
【図７】大梁型枠設置時の大梁断面図である。
【図８】大梁型枠の中空部に鉄骨を設置時の大梁断面図
である。
である。
【図９】中空部に鉄骨と鉄筋を配置した、本発明による
完成時の大梁断面図である。
完成時の大梁断面図である。
【図１０】大梁型枠の中空部に鉄骨と鉄筋を設置した時
の大梁断面である。
の大梁断面である。
１ ハーフプレキャスト柱型枠 ２ 柱主筋 ３ 柱帯筋 ４ 柱型枠の中空部 ５ 柱鉄骨 ６ 柱追加鉄筋 ７ 柱コンクリート １１ ハーフプレキャスト大梁型枠 １２ 大梁主筋 １３ 大梁肋筋 １４ 大梁型枠の中空部 １５ 大梁鉄骨 １６ 大梁追加鉄筋 １７ 大梁コンクリート
Claims (5)
- 【請求項１】頂部及び底部が開放で内部に中空部を有
し、相互に緊結された主筋と帯筋が埋め込まれている筒
状のハーフプレキャスト柱型枠（１）を外郭とし、柱型
枠の中空部（４）には柱鉄骨（５）を配置し、必要に応
じて柱追加鉄筋（６）を配置し、中空部の空隙は柱コン
クリート（７）を充填し、一体化した鉄骨鉄筋コンクリ
ート造柱。 - 【請求項２】最初に工場または作業場で、外郭を形成す
るハーフプレキャスト柱型枠を製作し、このハーフプレ
キャスト柱型枠（１）を所定の位置に設置し、次にその
中空部に柱鉄骨（５）を挿入し所定の位置に設置し、必
要に応じて柱追加鉄筋（６）を設置し、最後に中空部の
空隙に柱コンクリート（７）を打設し、一体化する請求
項１の鉄骨鉄筋コンクリート造柱の構築方法。 - 【請求項３】両端部及び頂部が開放で内部に中空部を有
し、相互に緊結された主筋と肋筋が埋め込まれている溝
状のハーフプレキャスト大梁型枠（１１）を外郭とし、
大梁型枠の中空部（１４）には必要な区間に大梁鉄骨
（１５）を配置し、必要に応じて大梁追加鉄筋（１６）
を配置し、中空部の空隙は大梁コンクリート（１７）を
充填し、一体化した鉄骨鉄筋コンクリート造大梁。 - 【請求項４】最初に工場または作業場で、外郭を形成す
るハーフプレキャスト大梁型枠を製作し、このハーフプ
レキャスト大梁型枠（１１）を所定の位置に設置し、次
にその中空部の必要区間に大梁鉄骨（１５）を挿入し所
定の位置に設置し、必要に応じて大梁追加鉄筋（１６）
を配置し、最後に中空部の空隙を大梁コンクリート（１
７）を打設し、一体化する請求項３の鉄骨鉄筋コンクリ
ート造大梁の構築方法。 - 【請求項５】請求項１、３により構成される鉄骨鉄筋コ
ンクリート造軸組
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001696A JPH09268648A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 鉄骨鉄筋コンクリート造柱と大梁及びその構築方法と軸組 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001696A JPH09268648A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 鉄骨鉄筋コンクリート造柱と大梁及びその構築方法と軸組 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09268648A true JPH09268648A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14524995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11001696A Pending JPH09268648A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 鉄骨鉄筋コンクリート造柱と大梁及びその構築方法と軸組 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09268648A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN109252527A (zh) * | 2018-10-16 | 2019-01-22 | 吉林建筑大学 | 一种建筑施工用地基支撑梁及其施工方法 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP11001696A patent/JPH09268648A/ja active Pending
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