JPH09268593A - 垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法 - Google Patents
垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法Info
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- JPH09268593A JPH09268593A JP9907196A JP9907196A JPH09268593A JP H09268593 A JPH09268593 A JP H09268593A JP 9907196 A JP9907196 A JP 9907196A JP 9907196 A JP9907196 A JP 9907196A JP H09268593 A JPH09268593 A JP H09268593A
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- vertical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない作業者で、短時間に連続して掘削土の
搬出ができ、しかも、騒音が少なく積込み位置と搬出高
さ位置の距離の変化に容易に対応でき、しかも掘削土の
落下を防止できる垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法
を提供する。 【解決手段】 掘削部を所定深さ掘削して、掘削土を桟
付きベルトコンベア26の垂直部50及び水平部により
地上部に搬出し、水平部から搬出ベルトコンベアに供給
し、この搬出ベルトコンベアにより地上部の掘削土ピッ
トまで搬出する。この場合、桟付きベルトコンベア26
のコンベアベルト27に収納部44を覆う蓋体43を設
け、垂直部50の下端部での掘削土供給部分に蓋体43
を開放させる開放手段150設け、かつ垂直部50に蓋
体43の開放を防止する蓋押さえ手段156を設ける
て、垂直部50での搬送途中における掘削土の落下を防
止する。
搬出ができ、しかも、騒音が少なく積込み位置と搬出高
さ位置の距離の変化に容易に対応でき、しかも掘削土の
落下を防止できる垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法
を提供する。 【解決手段】 掘削部を所定深さ掘削して、掘削土を桟
付きベルトコンベア26の垂直部50及び水平部により
地上部に搬出し、水平部から搬出ベルトコンベアに供給
し、この搬出ベルトコンベアにより地上部の掘削土ピッ
トまで搬出する。この場合、桟付きベルトコンベア26
のコンベアベルト27に収納部44を覆う蓋体43を設
け、垂直部50の下端部での掘削土供給部分に蓋体43
を開放させる開放手段150設け、かつ垂直部50に蓋
体43の開放を防止する蓋押さえ手段156を設ける
て、垂直部50での搬送途中における掘削土の落下を防
止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直コンベア装置
及び掘削土搬出方法に関し、特に、掘削工事において掘
削深度の変化に容易に対応することのできる垂直コンベ
ア装置及び掘削土搬出方法に関する。
及び掘削土搬出方法に関し、特に、掘削工事において掘
削深度の変化に容易に対応することのできる垂直コンベ
ア装置及び掘削土搬出方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
立坑の掘削を行う場合、掘削に伴って掘削土を地上に搬
出しなければならない。
立坑の掘削を行う場合、掘削に伴って掘削土を地上に搬
出しなければならない。
【0003】このような掘削土を地上に搬出する手段と
して、クラムシェルやベッセルを使って地上に搬出する
方法がとられている。
して、クラムシェルやベッセルを使って地上に搬出する
方法がとられている。
【0004】しかし、クラムシェルやベッセルを使って
地上に掘削土を搬出する場合には、掘削作業位置から掘
削土を運搬して積み込む作業と、地上でクレーンを操作
して掘削土を積み降ろす作業が必要となり、掘削位置及
び地上での作業を行うために、作業者を多く必要とする
という問題がある。
地上に掘削土を搬出する場合には、掘削作業位置から掘
削土を運搬して積み込む作業と、地上でクレーンを操作
して掘削土を積み降ろす作業が必要となり、掘削位置及
び地上での作業を行うために、作業者を多く必要とする
という問題がある。
【0005】また、クレーンを用いる場合には、掘削深
度が増すに従って、巻き上げ、巻き降ろしに必要な時間
が多く必要となり、搬出能力が減少して、搬出時間が長
くなってしまうという問題がある。
度が増すに従って、巻き上げ、巻き降ろしに必要な時間
が多く必要となり、搬出能力が減少して、搬出時間が長
くなってしまうという問題がある。
【0006】更に、掘削土を搬出する際には、掘削作業
を中断しなければならず、掘削深度が増すに従って、作
業の中断時間も長くなってしまい、工期も長くなるとい
う問題がある。
を中断しなければならず、掘削深度が増すに従って、作
業の中断時間も長くなってしまい、工期も長くなるとい
う問題がある。
【0007】そして、更に、装置の大部分が金属製であ
るため騒音が発生するという問題もある。
るため騒音が発生するという問題もある。
【0008】また、固定式のバケットコンベアを用いて
掘削土を地上に搬出する方法も採用されているが、この
場合には、掘削に伴う深度の変化に対して対応しがたい
という問題がある。
掘削土を地上に搬出する方法も採用されているが、この
場合には、掘削に伴う深度の変化に対して対応しがたい
という問題がある。
【0009】また、この場合も前述の場合と同様に、装
置の大部分が金属製であるため、騒音が発生するという
問題がある。
置の大部分が金属製であるため、騒音が発生するという
問題がある。
【0010】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、少ない作業者で、短時間に、
連続して被搬送物の搬出ができ、しかも、騒音が少な
く、積込位置と搬出高さ位置との距離の変化に容易に対
応することができる垂直コンベア装置及び掘削土搬出方
法を提供することにある。
れたもので、その目的は、少ない作業者で、短時間に、
連続して被搬送物の搬出ができ、しかも、騒音が少な
く、積込位置と搬出高さ位置との距離の変化に容易に対
応することができる垂直コンベア装置及び掘削土搬出方
法を提供することにある。
【0011】また、他の目的は、垂直部分での搬送時に
おける被搬送物の落下を防止して、安全、かつ、搬送効
率の良い搬送を行えるようにすることにある。
おける被搬送物の落下を防止して、安全、かつ、搬送効
率の良い搬送を行えるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、搬出高さ位置で水平方向に
配設される水平部と、この水平部の一端部から屈曲して
積込高さ位置まで垂直方向に配設される垂直部とを有す
る桟付きベルトコンベアと、前記桟付きベルトコンベア
の水平部下方位置に、前記水平部と重ねて水平に配設さ
れ、前記桟付きベルトコンベアで搬送された被搬送物を
搬出位置まで搬送する搬出ベルトコンベアと、前記桟付
きベルトコンベアの水平部の他端部を移動可能に牽引支
持し、前記垂直部の長さを可変とする牽引装置と、前記
垂直部の下端部に配設され、被搬送物を前記桟付きベル
トコンベアに供給する積込装置と、を含む垂直コンベア
装置であって、前記桟付きベルトコンベアは、搬送用の
コンベアベルトを有し、前記コンベアベルトは、平ベル
ト状のベルト本体と、前記ベルト本体の表面両側部付近
に長さ方向に沿って設けられた波状の伸縮性のある縦桟
と、前記両縦桟間に所定間隔で設けられて、前記縦桟間
に被搬送物の収納部を形成する横桟とを有し、前記各収
納部は、前記収納部を覆う蓋体を開閉可能に有し、前記
垂直部の下端部における前記積込装置からの被搬送物供
給部分には、前記蓋体を開放するための開放手段を有す
ることを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、搬出高さ位置で水平方向に
配設される水平部と、この水平部の一端部から屈曲して
積込高さ位置まで垂直方向に配設される垂直部とを有す
る桟付きベルトコンベアと、前記桟付きベルトコンベア
の水平部下方位置に、前記水平部と重ねて水平に配設さ
れ、前記桟付きベルトコンベアで搬送された被搬送物を
搬出位置まで搬送する搬出ベルトコンベアと、前記桟付
きベルトコンベアの水平部の他端部を移動可能に牽引支
持し、前記垂直部の長さを可変とする牽引装置と、前記
垂直部の下端部に配設され、被搬送物を前記桟付きベル
トコンベアに供給する積込装置と、を含む垂直コンベア
装置であって、前記桟付きベルトコンベアは、搬送用の
コンベアベルトを有し、前記コンベアベルトは、平ベル
ト状のベルト本体と、前記ベルト本体の表面両側部付近
に長さ方向に沿って設けられた波状の伸縮性のある縦桟
と、前記両縦桟間に所定間隔で設けられて、前記縦桟間
に被搬送物の収納部を形成する横桟とを有し、前記各収
納部は、前記収納部を覆う蓋体を開閉可能に有し、前記
垂直部の下端部における前記積込装置からの被搬送物供
給部分には、前記蓋体を開放するための開放手段を有す
ることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、水平部及び垂直部を有
する桟付きベルトコンベアにより、前記垂直部の下端の
積込高さ位置から搬出高さ位置まで、連続的に被搬送物
を搬送することができ、しかも、桟付きベルトコンベア
の下方に配設した搬出ベルトコンベアにより、搬出位置
まで確実に搬出させることができ、搬出側の作業者を要
することなく、連続して被搬送物を搬送することがで
き、さらには、ベルトコンベアのコンベアベルトは一般
的にゴム類の材質となっているため、騒音の少ない状態
とすることができる。
する桟付きベルトコンベアにより、前記垂直部の下端の
積込高さ位置から搬出高さ位置まで、連続的に被搬送物
を搬送することができ、しかも、桟付きベルトコンベア
の下方に配設した搬出ベルトコンベアにより、搬出位置
まで確実に搬出させることができ、搬出側の作業者を要
することなく、連続して被搬送物を搬送することがで
き、さらには、ベルトコンベアのコンベアベルトは一般
的にゴム類の材質となっているため、騒音の少ない状態
とすることができる。
【0014】また、垂直部の下端部に被搬送物を供給す
る積込装置を配設し、この積込装置を桟付きベルトコン
ベアと共に、牽引手段に牽引させることで、桟付きベル
トコンベアの垂直部下端の昇降移動と共に積込装置を一
体的に昇降させることができ、積込位置と搬出高さ位置
との距離の変化に対し容易に対応することができる。
る積込装置を配設し、この積込装置を桟付きベルトコン
ベアと共に、牽引手段に牽引させることで、桟付きベル
トコンベアの垂直部下端の昇降移動と共に積込装置を一
体的に昇降させることができ、積込位置と搬出高さ位置
との距離の変化に対し容易に対応することができる。
【0015】さらに、縦桟および横桟にて形成される収
納部内に確実に被搬送物を収納して搬送することがで
き、しかも、収納部を蓋体で覆い、かつ、被搬送物供給
部分では開放手段により蓋体を開放することで、収納部
内に収納した被搬送物を搬送途中で落下させることな
く、搬出位置まで搬出することができ、安全で、搬送効
率の高いものとすることができる。
納部内に確実に被搬送物を収納して搬送することがで
き、しかも、収納部を蓋体で覆い、かつ、被搬送物供給
部分では開放手段により蓋体を開放することで、収納部
内に収納した被搬送物を搬送途中で落下させることな
く、搬出位置まで搬出することができ、安全で、搬送効
率の高いものとすることができる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記収納部を覆う蓋体は、前記横桟に一体に形成さ
れていることを特徴とする。
て、前記収納部を覆う蓋体は、前記横桟に一体に形成さ
れていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、蓋体を別途取り付ける
必要がなく、取付け作業性が向上し、しかも、部品点数
を削減することができる。
必要がなく、取付け作業性が向上し、しかも、部品点数
を削減することができる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、前記垂直部の送り側のコンベアベルトには、
送り側のコンベアベルトの全長にわたって、前記蓋体の
開放防止用の蓋押さえ手段が設けられることを特徴とす
る。
において、前記垂直部の送り側のコンベアベルトには、
送り側のコンベアベルトの全長にわたって、前記蓋体の
開放防止用の蓋押さえ手段が設けられることを特徴とす
る。
【0019】この発明によれば、蓋押さえ手段により、
垂直部での被搬送物の搬送途中に被搬送物の自重で蓋体
が開くのを確実に防止して、より確実に被搬送物の落下
を防止することができる。
垂直部での被搬送物の搬送途中に被搬送物の自重で蓋体
が開くのを確実に防止して、より確実に被搬送物の落下
を防止することができる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、前記蓋押さえ手段は、巻掛け手段に巻掛け保持さ
れ、かつ、前記送り側のコンベアベルトと共に移動可能
にされた蓋押さえワイヤにて構成されていることを特徴
とする。
て、前記蓋押さえ手段は、巻掛け手段に巻掛け保持さ
れ、かつ、前記送り側のコンベアベルトと共に移動可能
にされた蓋押さえワイヤにて構成されていることを特徴
とする。
【0021】この発明によれば、蓋押さえ手段として蓋
押さえワイヤを用いることにより、簡単な構造で、確実
な蓋体の開放防止を図ることができ、しかも、蓋押さえ
ワイヤをコンベアベルトと共に移動させることにより、
コンベアベルトとの摩擦を少なくして、耐久性を向上さ
せることができ、さらには、搬出高さ位置と積込高さ位
置との距離が大きくなった場合にも容易に継ぎ足して対
応することができる。
押さえワイヤを用いることにより、簡単な構造で、確実
な蓋体の開放防止を図ることができ、しかも、蓋押さえ
ワイヤをコンベアベルトと共に移動させることにより、
コンベアベルトとの摩擦を少なくして、耐久性を向上さ
せることができ、さらには、搬出高さ位置と積込高さ位
置との距離が大きくなった場合にも容易に継ぎ足して対
応することができる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項3または4
において、前記蓋押さえ手段は、前記桟付きベルトコン
ベアと共に、前記牽引装置に牽引支持され、前記桟付き
ベルトコンベアと共に移動可能にされていることを特徴
とする。
において、前記蓋押さえ手段は、前記桟付きベルトコン
ベアと共に、前記牽引装置に牽引支持され、前記桟付き
ベルトコンベアと共に移動可能にされていることを特徴
とする。
【0023】この発明によれば、桟付きベルトコンベア
の移動に伴って、垂直部の下端部が昇降する場合、蓋押
さえ手段も桟付きベルトコンベアと共に移動して、確実
に垂直部の蓋体を閉塞して被搬送物の落下を防止するこ
とができる。
の移動に伴って、垂直部の下端部が昇降する場合、蓋押
さえ手段も桟付きベルトコンベアと共に移動して、確実
に垂直部の蓋体を閉塞して被搬送物の落下を防止するこ
とができる。
【0024】請求項6記載の発明は、牽引手段により、
牽引された状態で地上部に配設される水平部及びこの水
平部から屈曲して掘削部に配設される垂直部を有する桟
付きベルトコンベアと、前記水平部の下方位置に水平に
配設された搬出ベルトコンベアと、前記垂直部下端部に
前記牽引手段により吊り下げ配設された積込装置とを備
え、前記桟付きベルトコンベアは、コンベアベルトのベ
ルト本体に縦桟および横桟にて被搬送物の収納部が形成
され、かつ、前記横桟に収納部を覆う蓋体が一体に形成
された垂直コンベア装置を用いて掘削部の掘削土を地上
部の搬出位置に搬送する掘削土搬出方法であって、前記
掘削部を所定深さに掘削して、掘削土を積込装置から桟
付きベルトコンベアの垂直部の下端部に供給する際に、
前記蓋体を開放するための開放手段により前記蓋体を開
放させて前記収納部内に掘削土を供給する工程と、前記
収納部内に掘削土を収納した状態で、前記垂直部で掘削
土を搬送する際に、前記コンベアベルトの送り側で蓋押
さえ手段により前記蓋体の開放を防止しつつ搬送し、さ
らに水平部へと搬送して地上部に搬出する工程と、前記
桟付きベルトコンベアにより地上部に搬出された掘削土
を前記水平部から前記搬出ベルトコンベアに供給し、こ
の搬出ベルトコンベアにより地上部の搬出位置まで搬出
する工程と、前記掘削部の所定深さの掘削に際して、前
記牽引手段により前記垂直部の下端部及び積込装置を同
時に下降させる工程と、前記各工程を繰り返し、順次所
定深さの掘削を行って掘削土を搬出することを特徴とす
る。
牽引された状態で地上部に配設される水平部及びこの水
平部から屈曲して掘削部に配設される垂直部を有する桟
付きベルトコンベアと、前記水平部の下方位置に水平に
配設された搬出ベルトコンベアと、前記垂直部下端部に
前記牽引手段により吊り下げ配設された積込装置とを備
え、前記桟付きベルトコンベアは、コンベアベルトのベ
ルト本体に縦桟および横桟にて被搬送物の収納部が形成
され、かつ、前記横桟に収納部を覆う蓋体が一体に形成
された垂直コンベア装置を用いて掘削部の掘削土を地上
部の搬出位置に搬送する掘削土搬出方法であって、前記
掘削部を所定深さに掘削して、掘削土を積込装置から桟
付きベルトコンベアの垂直部の下端部に供給する際に、
前記蓋体を開放するための開放手段により前記蓋体を開
放させて前記収納部内に掘削土を供給する工程と、前記
収納部内に掘削土を収納した状態で、前記垂直部で掘削
土を搬送する際に、前記コンベアベルトの送り側で蓋押
さえ手段により前記蓋体の開放を防止しつつ搬送し、さ
らに水平部へと搬送して地上部に搬出する工程と、前記
桟付きベルトコンベアにより地上部に搬出された掘削土
を前記水平部から前記搬出ベルトコンベアに供給し、こ
の搬出ベルトコンベアにより地上部の搬出位置まで搬出
する工程と、前記掘削部の所定深さの掘削に際して、前
記牽引手段により前記垂直部の下端部及び積込装置を同
時に下降させる工程と、前記各工程を繰り返し、順次所
定深さの掘削を行って掘削土を搬出することを特徴とす
る。
【0025】この発明によれば、開放手段により蓋体を
開いて収納部内に掘削土を収納した後、蓋押さえ手段に
より垂直部での蓋の開きを確実に防止して、搬送途中に
おける掘削土の落下を確実に防止し、安全かつ効率の良
い掘削土の搬出を行うことができる。
開いて収納部内に掘削土を収納した後、蓋押さえ手段に
より垂直部での蓋の開きを確実に防止して、搬送途中に
おける掘削土の落下を確実に防止し、安全かつ効率の良
い掘削土の搬出を行うことができる。
【0026】また、掘削作業を中断させることなく、掘
削土を掘削部から地上部に搬出して、地上部の搬出位置
まで搬出することができ、しかも、搬出側の作業者を要
せず、騒音の少ない状態にでき、さらには、掘削深さに
容易に対応することができる。
削土を掘削部から地上部に搬出して、地上部の搬出位置
まで搬出することができ、しかも、搬出側の作業者を要
せず、騒音の少ない状態にでき、さらには、掘削深さに
容易に対応することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1〜図15は、本発明の一実施の形態に
係る垂直コンベア装置を立坑の掘削時における掘削土の
搬出に用いた状態を示す図である。
係る垂直コンベア装置を立坑の掘削時における掘削土の
搬出に用いた状態を示す図である。
【0029】この立坑は、図1及び図2に示すように、
地上部10から立坑形成領域の周囲に土留壁12を形成
し、この土留壁12の内側領域を所定深さごとに掘削し
て、その掘削部14内の土留壁12に土留支保工、例え
ば、腹起こし材16を取付け、この腹起こし材16間に
切梁18を配設し、土圧に対抗し得るようにしている。
地上部10から立坑形成領域の周囲に土留壁12を形成
し、この土留壁12の内側領域を所定深さごとに掘削し
て、その掘削部14内の土留壁12に土留支保工、例え
ば、腹起こし材16を取付け、この腹起こし材16間に
切梁18を配設し、土圧に対抗し得るようにしている。
【0030】そして、この地上部10から掘削部14内
へと垂直コンベア装置20を配設するようにしている。
へと垂直コンベア装置20を配設するようにしている。
【0031】垂直コンベア装置20は、架台22を、架
脚24を介して地上部10上に支持させ、この架台22
に桟付きベルトコンベア26と、牽引装置28と、搬出
ベルトコンベア30と、積込装置としてのスクリューフ
ィーダ32とを支持させるようにしている。
脚24を介して地上部10上に支持させ、この架台22
に桟付きベルトコンベア26と、牽引装置28と、搬出
ベルトコンベア30と、積込装置としてのスクリューフ
ィーダ32とを支持させるようにしている。
【0032】架台22は、掘削部14側の端部が掘削部
14の上方に張り出した状態で設けられ、この掘削部1
4側の端部と逆側の端部下方には掘削土ピット34が設
けられている。
14の上方に張り出した状態で設けられ、この掘削部1
4側の端部と逆側の端部下方には掘削土ピット34が設
けられている。
【0033】また、掘削部14側の架脚24には、作業
台36が形成されている。
台36が形成されている。
【0034】更に、図示せぬが、架台22はトラス構造
等によって適宜補強されるようになっている。
等によって適宜補強されるようになっている。
【0035】桟付きベルトコンベア26は、図3に示す
ように、コンベアベルト27が平ベルト状のベルト本体
38の表面両側部付近に波状の伸縮性のある縦桟40を
長さ方向に沿って設け、この縦桟40間に所定間隔で複
数の横桟42を設けて、これら縦桟40及び横桟42に
よって収納部44が形成された状態となっている。
ように、コンベアベルト27が平ベルト状のベルト本体
38の表面両側部付近に波状の伸縮性のある縦桟40を
長さ方向に沿って設け、この縦桟40間に所定間隔で複
数の横桟42を設けて、これら縦桟40及び横桟42に
よって収納部44が形成された状態となっている。
【0036】各横桟42は、ゴム等のある程度柔軟性の
ある材料で形成されたもので、これら各横桟43には、
図4にも示すように、収納部44を覆う蓋体43が一体
に形成された状態となっている。
ある材料で形成されたもので、これら各横桟43には、
図4にも示すように、収納部44を覆う蓋体43が一体
に形成された状態となっている。
【0037】この蓋体43は、収納部44の開口部分略
全域を覆う大きさに形成され、その縦桟40側の両側部
には、縦桟40の位置よりも側方に突出する突出片45
が形成された状態となっている。
全域を覆う大きさに形成され、その縦桟40側の両側部
には、縦桟40の位置よりも側方に突出する突出片45
が形成された状態となっている。
【0038】また、ベルト本体38の幅方向両側部に
は、耳部余幅46が形成された状態となっている。
は、耳部余幅46が形成された状態となっている。
【0039】更に、桟付きベルトコンベア26は、図1
及び図2に示すように、架台22上で、架台22に沿っ
て水平方向に配設される水平部48と、この水平部48
の掘削部14側の端部から直角に屈曲して掘削部14内
の掘削位置まで垂直方向に配設される垂直部50とを有
するものとなっている。
及び図2に示すように、架台22上で、架台22に沿っ
て水平方向に配設される水平部48と、この水平部48
の掘削部14側の端部から直角に屈曲して掘削部14内
の掘削位置まで垂直方向に配設される垂直部50とを有
するものとなっている。
【0040】また、垂直部50の下端には、掘削表面に
沿って水平に屈曲されたテール部52が形成されてい
る。
沿って水平に屈曲されたテール部52が形成されてい
る。
【0041】このテール部52の端部にはテールプーリ
ー54が配設され、水平部48から垂直部50への屈曲
部及び垂直部50からテール部52への屈曲部にはそれ
ぞれ変角プーリー56が配設され、水平部48の掘削土
ピット34側の端部には、駆動装置80に設けられた駆
動プーリー58が配設されている。
ー54が配設され、水平部48から垂直部50への屈曲
部及び垂直部50からテール部52への屈曲部にはそれ
ぞれ変角プーリー56が配設され、水平部48の掘削土
ピット34側の端部には、駆動装置80に設けられた駆
動プーリー58が配設されている。
【0042】更に、桟付きベルトコンベア26の水平部
48における送り側のコンベアベルト27には、ベルト
本体38の裏面を支持する送りローラ60が所定間隔で
配設され、また、戻り側のコンベアベルト27には、ベ
ルト本体38の表面を支持する戻りローラ62が所定間
隔で配設されている。
48における送り側のコンベアベルト27には、ベルト
本体38の裏面を支持する送りローラ60が所定間隔で
配設され、また、戻り側のコンベアベルト27には、ベ
ルト本体38の表面を支持する戻りローラ62が所定間
隔で配設されている。
【0043】なお、水平部48から垂直部50への屈曲
部においては、複数の送りローラ60によって、送り側
のコンベアベルト27のベルト本体38の裏面が屈曲状
態で支持されている。
部においては、複数の送りローラ60によって、送り側
のコンベアベルト27のベルト本体38の裏面が屈曲状
態で支持されている。
【0044】また、桟付きベルトコンベア26の水平部
48には、図10に示すように、コンベアベルト27の
ベルト本体38の側面に接触する側面ローラ64を両側
部に配設して、コンベアベルト27の横方向(幅方向)
のぶれを防止すると共に、垂直部50には、コンベアベ
ルト27のベルト本体38の側部表裏両面を挟むプーリ
ー状のローラ66を両側部に配設して、コンベアベルト
27の横方向(幅方向)のぶれを防止すると共に、前後
方向(表裏面方向)のぶれをも防止できるようにしてい
る。
48には、図10に示すように、コンベアベルト27の
ベルト本体38の側面に接触する側面ローラ64を両側
部に配設して、コンベアベルト27の横方向(幅方向)
のぶれを防止すると共に、垂直部50には、コンベアベ
ルト27のベルト本体38の側部表裏両面を挟むプーリ
ー状のローラ66を両側部に配設して、コンベアベルト
27の横方向(幅方向)のぶれを防止すると共に、前後
方向(表裏面方向)のぶれをも防止できるようにしてい
る。
【0045】このプーリー状のローラ66は、図1及び
図2に示すように垂直部50のコンベアベルト27の送
り側上端部付近及び戻り側下端部付近の2ヶ所に配設さ
れるようになっている。
図2に示すように垂直部50のコンベアベルト27の送
り側上端部付近及び戻り側下端部付近の2ヶ所に配設さ
れるようになっている。
【0046】この場合、垂直部50においては、図11
に示すように、プーリー状のローラ66に加えて、ベル
ト本体38の耳部余幅46を表裏両面から挟む一対の挟
持ローラ68を両側部に配設して、コンベアベルト27
の垂直部50における前後方向(表裏面方向)のぶれを
確実に防止するようにすることも可能である。
に示すように、プーリー状のローラ66に加えて、ベル
ト本体38の耳部余幅46を表裏両面から挟む一対の挟
持ローラ68を両側部に配設して、コンベアベルト27
の垂直部50における前後方向(表裏面方向)のぶれを
確実に防止するようにすることも可能である。
【0047】更に、水平部48の駆動プーリー58付近
のコンベアベルト27の戻り側には、図7及び図8に示
すように、ベルト本体38の裏面側にベルト本体38の
全幅にわたる叩きローラ70を配設し、この叩きローラ
70によってベルト本体38の裏面を叩いて、コンベア
ベルト27に付着した掘削土を確実に落下させるように
している。
のコンベアベルト27の戻り側には、図7及び図8に示
すように、ベルト本体38の裏面側にベルト本体38の
全幅にわたる叩きローラ70を配設し、この叩きローラ
70によってベルト本体38の裏面を叩いて、コンベア
ベルト27に付着した掘削土を確実に落下させるように
している。
【0048】この叩きローラ70は、複数の凸部を周方
向に有する駒体72を、複数その凸部位置をずらした状
態で取り付けた状態となっており、コンベアベルト27
の移動に伴って駒体72の凸部がベルト本体38の裏面
を叩くようになっている。
向に有する駒体72を、複数その凸部位置をずらした状
態で取り付けた状態となっており、コンベアベルト27
の移動に伴って駒体72の凸部がベルト本体38の裏面
を叩くようになっている。
【0049】この場合、叩きローラ70によるコンベア
ベルト27の共振を防止するために、図7に示すよう
に、一対のアジャストローラ74を縦桟40に接触させ
て設け、このアジャストローラ74の間隔を調整可能に
して確実に共振を防止し得るようにしている。
ベルト27の共振を防止するために、図7に示すよう
に、一対のアジャストローラ74を縦桟40に接触させ
て設け、このアジャストローラ74の間隔を調整可能に
して確実に共振を防止し得るようにしている。
【0050】また、水平部48と垂直部50との屈曲部
においては、図9に示すように、作業台36から屈曲部
全体を覆うように4枚の防護シートで形成されるカバー
76を取り付け、垂直部50から水平部48に屈曲する
際にコンベアベルト27に付着した掘削土が掘削部14
の作業領域内に落下するのを防止している。
においては、図9に示すように、作業台36から屈曲部
全体を覆うように4枚の防護シートで形成されるカバー
76を取り付け、垂直部50から水平部48に屈曲する
際にコンベアベルト27に付着した掘削土が掘削部14
の作業領域内に落下するのを防止している。
【0051】更に、作業台36の上方位置から垂直部5
0下端までの間は、4枚の防護シートで形成されるダス
トシュート78によってカバー76と一部重複した状態
で、桟付きベルトコンベア26を覆い、掘削土が掘削部
14の作業領域に落下するのを確実に防止するようにし
ている。
0下端までの間は、4枚の防護シートで形成されるダス
トシュート78によってカバー76と一部重複した状態
で、桟付きベルトコンベア26を覆い、掘削土が掘削部
14の作業領域に落下するのを確実に防止するようにし
ている。
【0052】そして、更に、図9に示すように、水平部
48と、垂直部50との屈曲部に配設された変角プーリ
ー56にスクレーパ102を設け、変角プーリー56に
付着した掘削土をかき落とすようにしている。
48と、垂直部50との屈曲部に配設された変角プーリ
ー56にスクレーパ102を設け、変角プーリー56に
付着した掘削土をかき落とすようにしている。
【0053】牽引装置28は、桟付きベルトコンベア2
6の掘削土ピット34側の端部に配した駆動装置80を
移動可能に牽引支持するもので、電動ウィンチ82と、
ワイヤロープ86とから構成されている。
6の掘削土ピット34側の端部に配した駆動装置80を
移動可能に牽引支持するもので、電動ウィンチ82と、
ワイヤロープ86とから構成されている。
【0054】駆動装置80は架台22上に配設されたレ
ール84に沿って架台22の長さ方向に移動可能にされ
ている。
ール84に沿って架台22の長さ方向に移動可能にされ
ている。
【0055】電動ウィンチ82は、架台22上の掘削土
ピット34側端部に固定され、ワイヤロープ86にて駆
動装置80と連結され、このワイヤロープ86を伸ばす
ことで、駆動装置80をレール84に沿って掘削部14
側へと移動させ、垂直部50の長さを伸ばしてその下端
を下降可能にしている。
ピット34側端部に固定され、ワイヤロープ86にて駆
動装置80と連結され、このワイヤロープ86を伸ばす
ことで、駆動装置80をレール84に沿って掘削部14
側へと移動させ、垂直部50の長さを伸ばしてその下端
を下降可能にしている。
【0056】この場合、駆動装置80の移動に際して、
送りローラ60及び戻りローラ62が邪魔にならないよ
うにする必要がある。
送りローラ60及び戻りローラ62が邪魔にならないよ
うにする必要がある。
【0057】そこで、図5及び図6に示すように、送り
ローラ60をベルト本体38の全幅にわたる長さとし、
送りローラ60によってベルト本体38の裏面を確実に
支持して、掘削土を積んだコンベアベルト27の送り側
の荷重を確実に支持できるようにすると共に、この送り
ローラ60を支持ブラケット88に対し、取外し可能に
している。
ローラ60をベルト本体38の全幅にわたる長さとし、
送りローラ60によってベルト本体38の裏面を確実に
支持して、掘削土を積んだコンベアベルト27の送り側
の荷重を確実に支持できるようにすると共に、この送り
ローラ60を支持ブラケット88に対し、取外し可能に
している。
【0058】即ち、支持ブラケット88の上面から下方
に向けて送りローラ64の軸90を受ける受け溝92を
形成することで、送りローラ60を持ち上げれば容易に
支持ブラケット88から取り外すことができるようにな
っている。
に向けて送りローラ64の軸90を受ける受け溝92を
形成することで、送りローラ60を持ち上げれば容易に
支持ブラケット88から取り外すことができるようにな
っている。
【0059】従って、支持ブラケット88ごと取り外す
ような手間が不要となり、短時間で取り外し作業が行わ
れることとなる。
ような手間が不要となり、短時間で取り外し作業が行わ
れることとなる。
【0060】また、戻りローラ64は、ベルト本体38
の耳部余幅46に相当する長さの短いものとし、ベルト
本体38の表面耳部余幅46部分に接触してコンベアベ
ルト27を支持することで、駆動装置80の通過を可能
にし、戻りローラ62の取外しを不要としている。
の耳部余幅46に相当する長さの短いものとし、ベルト
本体38の表面耳部余幅46部分に接触してコンベアベ
ルト27を支持することで、駆動装置80の通過を可能
にし、戻りローラ62の取外しを不要としている。
【0061】搬出ベルトコンベア30は、架台22上
で、桟付きベルトコンベア26の水平部48下方位置
に、水平部48と重ねて水平に配設され、桟付きベルト
コンベア26によって搬送された掘削土を受け取って、
搬出位置である掘削土ピット34まで搬送して掘削土1
14を掘削土ピット34内に投下させるようになってい
る。
で、桟付きベルトコンベア26の水平部48下方位置
に、水平部48と重ねて水平に配設され、桟付きベルト
コンベア26によって搬送された掘削土を受け取って、
搬出位置である掘削土ピット34まで搬送して掘削土1
14を掘削土ピット34内に投下させるようになってい
る。
【0062】この搬出ベルトコンベア30は、平ベルト
コンベアで構成されるようになっている。搬出ベルトコ
ンベア30の搬出長さは、駆動装置80が水平部48上
で移動可能な長さよりも長く、1段階の掘削可能深さと
ほぼ等しい長さとされる。
コンベアで構成されるようになっている。搬出ベルトコ
ンベア30の搬出長さは、駆動装置80が水平部48上
で移動可能な長さよりも長く、1段階の掘削可能深さと
ほぼ等しい長さとされる。
【0063】また、搬出ベルトコンベア30の掘削部側
端部には、その下方位置に防護シート100が設けら
れ、かつスクレーパ102がシューター兼用とされて、
この端部位置で、搬出ベルトコンベア30から落下した
掘削土を防護シート100上へと導くことにより、掘削
土が掘削部14の作業領域内に落下するのを防止してい
る。
端部には、その下方位置に防護シート100が設けら
れ、かつスクレーパ102がシューター兼用とされて、
この端部位置で、搬出ベルトコンベア30から落下した
掘削土を防護シート100上へと導くことにより、掘削
土が掘削部14の作業領域内に落下するのを防止してい
る。
【0064】スクリューフィーダ32は、図12および
図13に示すように、投入ホッパ104を一体に有し、
フレーム106に支持された状態となっている。
図13に示すように、投入ホッパ104を一体に有し、
フレーム106に支持された状態となっている。
【0065】このフレーム106には、テール部52の
テールプーリー54、変角プーリー56等が取り付け固
定され、テール部52とスクリューフィーダ32とが一
体的にされている。
テールプーリー54、変角プーリー56等が取り付け固
定され、テール部52とスクリューフィーダ32とが一
体的にされている。
【0066】また、フレーム106は複数箇所において
ワイヤロープ108を介し、駆動装置80に連結され、
駆動装置80の移動と共に、ワイヤロープ108を介し
て昇降可能に吊り下げ保持されている。この場合、スク
リューフィーダ32を含む積込装置を吊下げているの
で、桟付きベルトコンベアに適度な張力が作用し、桟付
きベルトコンベアが所定位置に保持されるとともに、ぶ
れ等の悪影響を防止することができる。
ワイヤロープ108を介し、駆動装置80に連結され、
駆動装置80の移動と共に、ワイヤロープ108を介し
て昇降可能に吊り下げ保持されている。この場合、スク
リューフィーダ32を含む積込装置を吊下げているの
で、桟付きベルトコンベアに適度な張力が作用し、桟付
きベルトコンベアが所定位置に保持されるとともに、ぶ
れ等の悪影響を防止することができる。
【0067】更にスクリューフィーダ32は、2本のス
クリュー110を平行に有し、このスクリュー110の
回転によって、投入口112から投入ホッパ104内に
投入された掘削土を定量づつテール部52のコンベアベ
ルト27上に供給し得るようになっている。
クリュー110を平行に有し、このスクリュー110の
回転によって、投入口112から投入ホッパ104内に
投入された掘削土を定量づつテール部52のコンベアベ
ルト27上に供給し得るようになっている。
【0068】テール部52のスクリューフィーダ32か
らの掘削土供給部分には、図14および図15に示すよ
うに、コンベアベルト27の収納部44を覆う蓋体43
を開放するための開放手段150が設けられている。
らの掘削土供給部分には、図14および図15に示すよ
うに、コンベアベルト27の収納部44を覆う蓋体43
を開放するための開放手段150が設けられている。
【0069】この開放手段150は、コンベアベルト2
7の縦桟40の両側方に配設され、蓋体43の両突出片
45裏面に接触して蓋体43を持ち上げ開放する一対の
開放ガイド152と、この開放ガイド152に対しコン
ベアベルト27の送り方向下流側で縦桟40の両側方に
配設され、開放ガイド152によって持ち上げられた蓋
体43を開放状態で維持する複数のガイドローラ154
とから構成されている。
7の縦桟40の両側方に配設され、蓋体43の両突出片
45裏面に接触して蓋体43を持ち上げ開放する一対の
開放ガイド152と、この開放ガイド152に対しコン
ベアベルト27の送り方向下流側で縦桟40の両側方に
配設され、開放ガイド152によって持ち上げられた蓋
体43を開放状態で維持する複数のガイドローラ154
とから構成されている。
【0070】したがって、収納部44を閉塞した状態の
蓋体43が、掘削土供給部分に送られると、開放ガイド
152によって、蓋体43が徐々に立ち上げられ、その
状態で蓋体43が開放ガイド152位置を通過すると、
蓋体43は両側部のガイドローラ154と当接して開放
状態が維持され、この状態で掘削土が収納部44内に供
給され、確実に掘削土の供給がなされることとなり、ガ
イドローラ154位置を通過すると、蓋体43は、復元
力により、掘削土を収納した状態で、収納部44を閉じ
ることとなる。
蓋体43が、掘削土供給部分に送られると、開放ガイド
152によって、蓋体43が徐々に立ち上げられ、その
状態で蓋体43が開放ガイド152位置を通過すると、
蓋体43は両側部のガイドローラ154と当接して開放
状態が維持され、この状態で掘削土が収納部44内に供
給され、確実に掘削土の供給がなされることとなり、ガ
イドローラ154位置を通過すると、蓋体43は、復元
力により、掘削土を収納した状態で、収納部44を閉じ
ることとなる。
【0071】なお、テール部52における戻り側のコン
ベアベルト27は、複数のローラ162によって、蓋体
43の表面が支持された状態となっている。
ベアベルト27は、複数のローラ162によって、蓋体
43の表面が支持された状態となっている。
【0072】また、図14に示すように、テール部52
の開放手段150よりも垂直部50側の位置から垂直部
50の全長にわたる送り側のコンベアベルト27には、
蓋体43の開放防止用の蓋押さえ手段156が設けら
れ、搬送途中において、蓋体43が掘削土の自重により
開いて、掘削土が落下するのを確実に防止できるように
している。
の開放手段150よりも垂直部50側の位置から垂直部
50の全長にわたる送り側のコンベアベルト27には、
蓋体43の開放防止用の蓋押さえ手段156が設けら
れ、搬送途中において、蓋体43が掘削土の自重により
開いて、掘削土が落下するのを確実に防止できるように
している。
【0073】この蓋押さえ手段156は、巻掛け手段と
しての複数のプーリー158と、これら複数のプーリー
158に巻掛けられて、送り側のコンベアベルト27に
沿って配設され、かつ、送り側のコンベアベルト27の
蓋体43表面に接触して蓋体43を抑える蓋押さえワイ
ヤ160とから構成されている。
しての複数のプーリー158と、これら複数のプーリー
158に巻掛けられて、送り側のコンベアベルト27に
沿って配設され、かつ、送り側のコンベアベルト27の
蓋体43表面に接触して蓋体43を抑える蓋押さえワイ
ヤ160とから構成されている。
【0074】このように、蓋押さえ手段156に蓋押さ
えワイヤ160を用いることにより、コンベアベルト2
7の延長による掘削深さの増大時に、蓋押さえワイヤ1
60を延長して、容易に掘削深さの増大に対応すること
ができることとなる。
えワイヤ160を用いることにより、コンベアベルト2
7の延長による掘削深さの増大時に、蓋押さえワイヤ1
60を延長して、容易に掘削深さの増大に対応すること
ができることとなる。
【0075】さらに、複数のプーリー158のいずれか
が、図示せぬ駆動手段により駆動されて、蓋押さえワイ
ヤ160が送り側のコンベアベルト27の移動方向と同
方向で、かつ、同速度で移動可能とされ、蓋体43との
摩擦を少なくして、蓋体43の耐久性を向上させるよう
にしている。
が、図示せぬ駆動手段により駆動されて、蓋押さえワイ
ヤ160が送り側のコンベアベルト27の移動方向と同
方向で、かつ、同速度で移動可能とされ、蓋体43との
摩擦を少なくして、蓋体43の耐久性を向上させるよう
にしている。
【0076】また、蓋押さえワイヤ160は、上端部が
垂直部50から水平部48側へと屈曲され、かつ、その
端部のプーリー158をワイヤロープ159を介して駆
動装置80に支持させ、この駆動装置80を介して電動
ウィンチ82に牽引支持させるようにしている。
垂直部50から水平部48側へと屈曲され、かつ、その
端部のプーリー158をワイヤロープ159を介して駆
動装置80に支持させ、この駆動装置80を介して電動
ウィンチ82に牽引支持させるようにしている。
【0077】したがって、桟付きベルトコンベア26の
移動に伴って、蓋押さえワイヤ160も共に移動し、垂
直部50の昇降に追随することで、掘削深度の変化に対
して垂直部50の長さが変化しても、確実に垂直部50
の送り側の蓋体43を閉塞して、掘削土の落下を防止す
ることができる。
移動に伴って、蓋押さえワイヤ160も共に移動し、垂
直部50の昇降に追随することで、掘削深度の変化に対
して垂直部50の長さが変化しても、確実に垂直部50
の送り側の蓋体43を閉塞して、掘削土の落下を防止す
ることができる。
【0078】次に、この垂直コンベア装置20を用いた
掘削土搬出方法について説明する。
掘削土搬出方法について説明する。
【0079】まず、1次掘削段階において図1に示すよ
うに、立坑形成領域に構築された土留壁12に囲まれた
領域をバックホー等の掘削手段により所定深さ掘削し
て、土留壁12に腹起こし材16及び切梁18を配設
し、その掘削面上に桟付きベルトコンベア26のテール
部52及びスクリューフィーダ32を設置する。
うに、立坑形成領域に構築された土留壁12に囲まれた
領域をバックホー等の掘削手段により所定深さ掘削し
て、土留壁12に腹起こし材16及び切梁18を配設
し、その掘削面上に桟付きベルトコンベア26のテール
部52及びスクリューフィーダ32を設置する。
【0080】2次掘削以降では、掘削部14の掘削面を
掘削しつつ、掘削土をスクリューフィーダ32の投入ホ
ッパ104に投入する。
掘削しつつ、掘削土をスクリューフィーダ32の投入ホ
ッパ104に投入する。
【0081】投入ホッパ104内に投入された掘削土
は、スクリューフィーダ32のスクリュー110によっ
て、所定量づつ投入口112からテール部52のコンベ
アベルト27上に投下される。
は、スクリューフィーダ32のスクリュー110によっ
て、所定量づつ投入口112からテール部52のコンベ
アベルト27上に投下される。
【0082】テール部52の送り側では、収納部44を
閉塞した状態の蓋体43が、コンベアベルト27の移動
に伴い、蓋体43の突出片45の裏面が開放ガイド15
2と接触し、この開放ガイド152によって、蓋体43
が徐々に立ち上げられる。
閉塞した状態の蓋体43が、コンベアベルト27の移動
に伴い、蓋体43の突出片45の裏面が開放ガイド15
2と接触し、この開放ガイド152によって、蓋体43
が徐々に立ち上げられる。
【0083】次いで、その蓋体43の立ち上げ状態で、
蓋体43が開放ガイド152位置を通過すると、蓋体4
3は両側部のガイドローラ154と当接して、スクリュ
ーフィーダ32の投入口112位置で開放状態が維持さ
れることとなる。
蓋体43が開放ガイド152位置を通過すると、蓋体4
3は両側部のガイドローラ154と当接して、スクリュ
ーフィーダ32の投入口112位置で開放状態が維持さ
れることとなる。
【0084】そして、この開放状態が維持された状態
で、掘削土がスクリューフィーダ32の投入口112か
ら収納部44内に供給され、確実に掘削土の供給がなさ
れることとなる。
で、掘削土がスクリューフィーダ32の投入口112か
ら収納部44内に供給され、確実に掘削土の供給がなさ
れることとなる。
【0085】そしてさらに、蓋体43がガイドローラ1
54位置を通過すると、蓋体43は、復元力により、収
納部44内に掘削土を収納した状態で、収納部44を閉
じることとなる。
54位置を通過すると、蓋体43は、復元力により、収
納部44内に掘削土を収納した状態で、収納部44を閉
じることとなる。
【0086】次いで、このテール部52で受け取った掘
削土がコンベアベルト27の移動により、縦桟40及び
横桟42で形成される収納部44内に収納された状態
で、垂直部50を上昇し、地上部10上へと搬出され
る。
削土がコンベアベルト27の移動により、縦桟40及び
横桟42で形成される収納部44内に収納された状態
で、垂直部50を上昇し、地上部10上へと搬出され
る。
【0087】この場合、開放手段150位置を通過した
後の送り側のテール部52および垂直部50のコンベア
ベルト27は、蓋押さえ手段156の蓋押さえワイヤ1
60によって、蓋体43の開放が防止されて、収納部4
4内の掘削土が落下するのを確実に防止しているため、
安全、かつ、効率の良い掘削土の搬送を行うことができ
る。
後の送り側のテール部52および垂直部50のコンベア
ベルト27は、蓋押さえ手段156の蓋押さえワイヤ1
60によって、蓋体43の開放が防止されて、収納部4
4内の掘削土が落下するのを確実に防止しているため、
安全、かつ、効率の良い掘削土の搬送を行うことができ
る。
【0088】また、蓋押さえワイヤ160は、コンベア
ベルト27と同方向、かつ、同速度で移動可能にされて
いるため、蓋体43との摩擦が少なく、蓋体43の耐久
性が向上することとなる。
ベルト27と同方向、かつ、同速度で移動可能にされて
いるため、蓋体43との摩擦が少なく、蓋体43の耐久
性が向上することとなる。
【0089】さらに、垂直部50は、ダストシュート7
8及びその上方のカバー76によって完全に掘削領域か
ら覆われているため、桟付きベルトコンベア26のコン
ベアベルト27に付着した掘削土がたとえ落下したとし
ても、掘削部14の作業領域に掘削土が落下することは
ない。
8及びその上方のカバー76によって完全に掘削領域か
ら覆われているため、桟付きベルトコンベア26のコン
ベアベルト27に付着した掘削土がたとえ落下したとし
ても、掘削部14の作業領域に掘削土が落下することは
ない。
【0090】地上部10上に搬出された掘削土は、垂直
部50から水平部48へと移動し、水平部48によって
掘削土ピット34側へと搬送され、掘削土ピット34側
の端部で、収納部44内に収納された掘削土の自重によ
り、蓋体43が開いて、水平部48から下方の搬出ベル
トコンベア30上に投下される。
部50から水平部48へと移動し、水平部48によって
掘削土ピット34側へと搬送され、掘削土ピット34側
の端部で、収納部44内に収納された掘削土の自重によ
り、蓋体43が開いて、水平部48から下方の搬出ベル
トコンベア30上に投下される。
【0091】搬出ベルトコンベア30上に投下された掘
削土は、搬出ベルトコンベア30の駆動により、搬出ベ
ルトコンベア30の端部から掘削土ピット34へと投入
される。
削土は、搬出ベルトコンベア30の駆動により、搬出ベ
ルトコンベア30の端部から掘削土ピット34へと投入
される。
【0092】ここで、桟付きベルトコンベア26は、水
平部48の戻り側で、叩きローラ70によって、コンベ
アベルト27に付着した掘削土が落とされ、この叩きロ
ーラ70によって落とされた掘削土はそのまま搬出ベル
トコンベア30上に落下して、掘削土ピット34へと投
入されることとなる。
平部48の戻り側で、叩きローラ70によって、コンベ
アベルト27に付着した掘削土が落とされ、この叩きロ
ーラ70によって落とされた掘削土はそのまま搬出ベル
トコンベア30上に落下して、掘削土ピット34へと投
入されることとなる。
【0093】また、水平部48と垂直部50との屈曲部
では、変角プーリー56に付着した掘削土は、スクレー
パ102によってかき落とされ、ダストシュート78を
通って掘削部14の作業領域に落下することなく、下方
へと落とされることとなる。
では、変角プーリー56に付着した掘削土は、スクレー
パ102によってかき落とされ、ダストシュート78を
通って掘削部14の作業領域に落下することなく、下方
へと落とされることとなる。
【0094】更に、桟付きベルトコンベア26のコンベ
アベルト27は、側面ローラ64やプーリー上のローラ
66によって横ぶれや垂直部50における前後方向のぶ
れが防止され、安定した状態で掘削土が搬出されること
となる。
アベルト27は、側面ローラ64やプーリー上のローラ
66によって横ぶれや垂直部50における前後方向のぶ
れが防止され、安定した状態で掘削土が搬出されること
となる。
【0095】また、搬出ベルトコンベア30の掘削部1
4側端部では、シューター兼用とされたスクレーパ10
2によって、搬出ベルトコンベア30から落下した掘削
土はその下部に設けられた防護シート100上へと導か
れ、掘削部14の掘削作業領域に落下することはない。
4側端部では、シューター兼用とされたスクレーパ10
2によって、搬出ベルトコンベア30から落下した掘削
土はその下部に設けられた防護シート100上へと導か
れ、掘削部14の掘削作業領域に落下することはない。
【0096】なお、水平部48と垂直部50との屈曲部
では、急曲線の曲率になっていると、波状の縦桟40が
伸びきって、収納部44から掘削土が落下するおそれが
あるため、屈曲部を可能な限り、緩曲線の曲率に設定す
ることが好ましい。
では、急曲線の曲率になっていると、波状の縦桟40が
伸びきって、収納部44から掘削土が落下するおそれが
あるため、屈曲部を可能な限り、緩曲線の曲率に設定す
ることが好ましい。
【0097】このようにして、掘削部14の掘削面を所
定深さ掘削する毎に、図2に示すように、土留壁12に
腹起こし材16及び切梁18を配設する。この作業と平
行して電動ウィンチ82によりワイヤロープ86を伸ば
し、駆動装置80を掘削深さ分だけ掘削部14側へと移
動させ、桟付きベルトコンベア26の垂直部50の長さ
を伸ばし、テール部52及びスクリューフィーダ32を
一体的に下降させ、掘削部14の掘削面上に設置する。
この場合、蓋押さえワイヤ160も桟付きベルトコンベ
ア26と共に移動して、垂直部50と共に長さが伸びて
垂直部の長さの変化に追随することとなる。このように
することにより、掘削作業を停止することなく、掘削及
び掘削土の搬出作業を続けることができる。
定深さ掘削する毎に、図2に示すように、土留壁12に
腹起こし材16及び切梁18を配設する。この作業と平
行して電動ウィンチ82によりワイヤロープ86を伸ば
し、駆動装置80を掘削深さ分だけ掘削部14側へと移
動させ、桟付きベルトコンベア26の垂直部50の長さ
を伸ばし、テール部52及びスクリューフィーダ32を
一体的に下降させ、掘削部14の掘削面上に設置する。
この場合、蓋押さえワイヤ160も桟付きベルトコンベ
ア26と共に移動して、垂直部50と共に長さが伸びて
垂直部の長さの変化に追随することとなる。このように
することにより、掘削作業を停止することなく、掘削及
び掘削土の搬出作業を続けることができる。
【0098】この場合、駆動装置80の移動に際して
は、送りローラ60を支持ブラケット88の受け溝92
から取り外すだけですむため、駆動装置80を移動させ
るための作業が容易かつ短時間で行われることとなる。
は、送りローラ60を支持ブラケット88の受け溝92
から取り外すだけですむため、駆動装置80を移動させ
るための作業が容易かつ短時間で行われることとなる。
【0099】その後、前述と同様の工程を繰り返し、更
に所定深さの掘削を行いつつ掘削土を垂直コンベア装置
20によって掘削土ピット34へと搬出する。
に所定深さの掘削を行いつつ掘削土を垂直コンベア装置
20によって掘削土ピット34へと搬出する。
【0100】そして、このような工程を繰り返すことに
よって、掘削作業を行いつつ、連続して掘削土を搬出し
つつ、順次目的の深さまで掘削して立坑を形成すること
ができる。
よって、掘削作業を行いつつ、連続して掘削土を搬出し
つつ、順次目的の深さまで掘削して立坑を形成すること
ができる。
【0101】また、コンベアベルト27の長さが足りな
くなった場合には、コンベアベルト27を付け足して延
長していくことで容易に対応することができる。
くなった場合には、コンベアベルト27を付け足して延
長していくことで容易に対応することができる。
【0102】この場合コンベアベルト27の付け足し延
長作業を土台支保工の設置作業中に行えば、立坑の構築
作業を中断させることなく、施工を継続して行うことが
できる。
長作業を土台支保工の設置作業中に行えば、立坑の構築
作業を中断させることなく、施工を継続して行うことが
できる。
【0103】また、コンベアベルト27の延長作業に伴
って、蓋押さえワイヤ160を付け足し延長していくこ
とにより、掘削深度の増大に対しても、搬送途中での掘
削土の落下を容易、かつ、確実に防止することができ
る。
って、蓋押さえワイヤ160を付け足し延長していくこ
とにより、掘削深度の増大に対しても、搬送途中での掘
削土の落下を容易、かつ、確実に防止することができ
る。
【0104】本発明は、前記実施の形態に限られるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の実施
の形態に変更することが可能である。
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の実施
の形態に変更することが可能である。
【0105】例えば、垂直コンベア装置を地上に設置し
た架台に支持させた実施形態について説明したが、掘削
部14上に設けられた乗り入れ構台上に設置してもよ
い。
た架台に支持させた実施形態について説明したが、掘削
部14上に設けられた乗り入れ構台上に設置してもよ
い。
【0106】この場合には、垂直コンベア装置の設置が
掘削部の上空で行われるため、設備用地が不要となりメ
リットが大きい。
掘削部の上空で行われるため、設備用地が不要となりメ
リットが大きい。
【0107】また、土留支保工としては、切梁・腹起こ
し方式に限らず、アースアンカー方式やかまち梁、リン
グビーム方式を適用した工法に対しても用いることがで
きる。
し方式に限らず、アースアンカー方式やかまち梁、リン
グビーム方式を適用した工法に対しても用いることがで
きる。
【0108】さらに、前記実施の形態においては、横桟
に蓋体を一体に形成した場合について説明したが、この
例に限らず、蓋体を別体に設けるようにすることも可能
である。
に蓋体を一体に形成した場合について説明したが、この
例に限らず、蓋体を別体に設けるようにすることも可能
である。
【0109】また、蓋押さえ手段として、蓋押さえワイ
ヤを用いるようにしているが、固定プレートを用いるよ
うにしてもよく、あるいはベルトを用いるようにするこ
とも可能である。
ヤを用いるようにしているが、固定プレートを用いるよ
うにしてもよく、あるいはベルトを用いるようにするこ
とも可能である。
【0110】また、前記実施の形態においては、立坑等
における掘削作業に本発明の垂直コンベアを用いる場合
について説明したが、穀物、生コン、パルプ等を低所か
ら高所に搬送する場合にも応用できるものである。
における掘削作業に本発明の垂直コンベアを用いる場合
について説明したが、穀物、生コン、パルプ等を低所か
ら高所に搬送する場合にも応用できるものである。
【0111】
【図1】本発明の一実施の形態に係る垂直コンベア装置
を立坑の掘削時における掘削土の搬出に用いた状態を示
す掘削初期の段階における側面図である。
を立坑の掘削時における掘削土の搬出に用いた状態を示
す掘削初期の段階における側面図である。
【図2】図1の状態から掘削を進行させた状態を示す側
面図である。
面図である。
【図3】図1及び図2に示す桟付きベルトコンベアのコ
ンベアベルトの一部を拡大して示す斜視図である。
ンベアベルトの一部を拡大して示す斜視図である。
【図4】図3のコンベアベルトの縦断面図である。
【図5】桟付きベルトコンベアの水平部における送りロ
ーラ及び戻りローラの状態を示す縦断面図である。
ーラ及び戻りローラの状態を示す縦断面図である。
【図6】図4の状態の送りローラの取外し状態を示す側
面図である。
面図である。
【図7】水平部における叩きローラの取付け状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図8】図7の叩きローラの正面図である。
【図9】水平部と垂直部との屈曲境界部の状態を示す側
面図である。
面図である。
【図10】水平部の側面ローラ及び垂直部のプーリー状
のローラを示す斜視図である。
のローラを示す斜視図である。
【図11】垂直部の前後方向のぶれを確実に防止するた
めの挟持ローラの取付け状態を示す斜視図である。
めの挟持ローラの取付け状態を示す斜視図である。
【図12】スクリューフィーダの平面図である。
【図13】図12のスクリューフィーダの側面図であ
る。
る。
【図14】桟付きベルトコンベアの開放手段および蓋押
さえ手段を示す概略側面図である。
さえ手段を示す概略側面図である。
【図15】図14の開放手段の概略斜視図である。
10 地上部 20 垂直コンベア 26 桟付きベルトコンベア 27 コンベアベルト 28 牽引装置 30 搬出ベルトコンベア 32 スクリューフィーダ 38 ベルト本体 40 縦桟 42 横桟 43 蓋体 45 突出片 46 耳部余幅 48 水平部 50 垂直部 60 送りローラ 62 戻りローラ 64 側面ローラ 66 プーリー状のローラ 80 駆動装置 82 電動ウィンチ 114 掘削土 150 開放手段 152 開放ガイド 154 ガイドローラ 156 蓋押さえ手段 158 プーリー 160 蓋押さえワイヤ
Claims (6)
- 【請求項1】 搬出高さ位置で水平方向に配設される水
平部と、この水平部の一端部から屈曲して積込高さ位置
まで垂直方向に配設される垂直部とを有する桟付きベル
トコンベアと、 前記桟付きベルトコンベアの水平部下方位置に、前記水
平部と重ねて水平に配設され、前記桟付きベルトコンベ
アで搬送された被搬送物を搬出位置まで搬送する搬出ベ
ルトコンベアと、 前記桟付きベルトコンベアの水平部の他端部を移動可能
に牽引支持し、前記垂直部の長さを可変とする牽引装置
と、 前記垂直部の下端部に配設され、被搬送物を前記桟付き
ベルトコンベアに供給する積込装置と、 を含む垂直コンベア装置であって、 前記桟付きベルトコンベアは、搬送用のコンベアベルト
を有し、 前記コンベアベルトは、平ベルト状のベルト本体と、前
記ベルト本体の表面両側部付近に長さ方向に沿って設け
られた波状の伸縮性のある縦桟と、前記両縦桟間に所定
間隔で設けられて、前記縦桟間に被搬送物の収納部を形
成する横桟とを有し、 前記各収納部は、前記収納部を覆う蓋体を開閉可能に有
し、 前記垂直部の下端部における前記積込装置からの被搬送
物供給部分には、前記蓋体を開放するための開放手段を
有することを特徴とする垂直コンベア装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記収納部を覆う蓋体は、前記横桟に一体に形成されて
いることを特徴とする垂直コンベア装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 少なくとも前記垂直部の送り側のコンベアベルトには、
送り側のコンベアベルトの全長にわたって、前記蓋体の
開放防止用の蓋押さえ手段が設けられることを特徴とす
る垂直コンベア装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記蓋押さえ手段は、巻掛け手段に巻掛け保持され、か
つ、前記送り側のコンベアベルトと共に移動可能にされ
た蓋押さえワイヤにて構成されていることを特徴とする
垂直コンベア装置。 - 【請求項5】 請求項3または4において、 前記蓋押さえ手段は、前記桟付きベルトコンベアと共
に、前記牽引装置に牽引支持され、前記桟付きベルトコ
ンベアと共に移動可能にされていることを特徴とする垂
直コンベア装置。 - 【請求項6】 牽引手段により、牽引された状態で地上
部に配設される水平部及びこの水平部から屈曲して掘削
部に配設される垂直部を有する桟付きベルトコンベア
と、前記水平部の下方位置に水平に配設された搬出ベル
トコンベアと、前記垂直部下端部に前記牽引手段により
吊り下げ配設された積込装置とを備え、 前記桟付きベルトコンベアは、コンベアベルトのベルト
本体に縦桟および横桟にて被搬送物の収納部が形成さ
れ、かつ、前記横桟に収納部を覆う蓋体が一体に形成さ
れた垂直コンベア装置を用いて掘削部の掘削土を地上部
の搬出位置に搬送する掘削土搬出方法であって、 前記掘削部を所定深さに掘削して、掘削土を積込装置か
ら桟付きベルトコンベアの垂直部の下端部に供給する際
に、前記蓋体を開放するための開放手段により前記蓋体
を開放させて前記収納部内に掘削土を供給する工程と、 前記収納部内に掘削土を収納した状態で、前記垂直部で
掘削土を搬送する際に、前記コンベアベルトの送り側で
蓋押さえ手段により前記蓋体の開放を防止しつつ搬送
し、さらに水平部へと搬送して地上部に搬出する工程
と、 前記桟付きベルトコンベアにより地上部に搬出された掘
削土を前記水平部から前記搬出ベルトコンベアに供給
し、この搬出ベルトコンベアにより地上部の搬出位置ま
で搬出する工程と、 前記掘削部の所定深さの掘削に際して、前記牽引手段に
より前記垂直部の下端部及び積込装置を同時に下降させ
る工程と、 前記各工程を繰り返し、順次所定深さの掘削を行って掘
削土を搬出することを特徴とする掘削土搬出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9907196A JP2922153B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9907196A JP2922153B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268593A true JPH09268593A (ja) | 1997-10-14 |
JP2922153B2 JP2922153B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=14237652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9907196A Expired - Fee Related JP2922153B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922153B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP9907196A patent/JP2922153B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2922153B2 (ja) | 1999-07-19 |
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Date | Code | Title | Description |
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