JPH09268378A - 厚膜パターン形成方法及び該方法による厚膜パターン - Google Patents

厚膜パターン形成方法及び該方法による厚膜パターン

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JPH09268378A
JPH09268378A JP8078666A JP7866696A JPH09268378A JP H09268378 A JPH09268378 A JP H09268378A JP 8078666 A JP8078666 A JP 8078666A JP 7866696 A JP7866696 A JP 7866696A JP H09268378 A JPH09268378 A JP H09268378A
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mask
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pattern
substrate
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Masaaki Asano
雅朗 浅野
Kazuo Izumida
和夫 泉田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超微粒子をノズルからガスと共に高速で噴射
して被膜形成基板に超微粒子の圧粉体膜を形成するに際
し、スキャニング性をなくし、膜の形成時間の短縮を図
れるようにする。 【解決手段】 形成すべきパターンに対応した開口部1
5aを有するマスク15を基板14上に設け、このマス
ク15の上から超微粒子21をガス22と共に少なくと
も開口部15aを覆うようにして噴射した後、マスク1
5を基板14から剥離することにより、マスク15の開
口部15aに対応したパターンで厚膜粉体膜の厚膜パタ
ーンを基板14上に形成する。マスク15を介して噴射
するのでスキャニングすることなくパターンが形成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に微細なパ
ターンを形成する技術に係り、特にプラズマディスプレ
イパネル(以下、PDPと記す)における電極や障壁な
どの厚膜パターンを形成するのに好適に利用される厚膜
パターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にPDPは、2枚の対向するガラス
基板にそれぞれ規則的に配列した一対の電極を設け、そ
の間にNe等を主体とするガスを封入した構造になって
いる。そして、これらの電極間に電圧を印加し、電極周
辺の微小なセル内で放電を発生させることにより、各セ
ルを発光させて表示を行うようにしている。情報表示を
するためには、規則的に並んだセルを選択的に放電発光
させる。このPDPには、電極が放電空間に露出してい
る直流型(DC型)と絶縁層で覆われている交流型(A
C型)の2タイプがあり、双方とも表示機能や駆動方法
の違いによって、さらにリフレッシュ駆動方式とメモリ
ー駆動方式とに分類される。
【0003】図1にAC型PDPの一構成例を示してあ
る。この図は前面板と背面板を離した状態で示したもの
で、図示のように2枚のガラス基板1,2が互いに平行
に且つ対向して配設されており、両者は背面板となるガ
ラス基板2上に互いに平行に設けられたセル障壁3によ
り一定の間隔に保持されるようになっている。前面板と
なるガラス基板1の背面側には透明電極4と金属電極で
あるバス電極5とで構成される複合電極が互いに平行に
形成され、これを覆って誘電体層6が形成されており、
さらにその上に保護層7(MgO層)が形成されてい
る。また、背面板となるガラス基板2の前面側には前記
複合電極と直交するようにセル障壁3の間に位置してア
ドレス電極8が互いに平行に形成されており、さらにセ
ル障壁3の壁面とセル底面を覆うようにして蛍光体9が
設けられている。このAC型PDPは面放電型であっ
て、前面板上の複合電極間に交流電圧を印加し、空間に
漏れた電界で放電させる構造である。この場合、交流を
かけているために電界の向きは周波数に対応して変化す
る。そしてこの放電により生じる紫外線により蛍光体9
を発光させ、前面板を透過する光を観察者が視認するよ
うになっている。
【0004】上記の如きPDPにおける電極の形成方法
としては、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法、
厚膜法等によって基板上に電極材料の膜を形成し、これ
をフォトリソグラフィー法によってパターニングする方
法と、厚膜ペーストを用いたスクリーン印刷法によりパ
ターニングする方法とが知られている。このうち前者の
フォトリソグラフィー法による方法は、得られるパター
ンの精度が高いという利点はあるものの、真空蒸着法や
スパッタリング法により膜を形成する場合は量産性に劣
るためコストが高くなる。またメッキ法は工程数が多い
という欠点がある。さらに厚膜法では使用するペースト
中の金属粒子の粒径が1μm以上であるため、膜が厚く
なってエッチング時間が長くなる上に、微細パターンの
精度に限界がある。また、電極の表面平滑性が悪くなり
やすいため、発光ムラが生じやすい。一方、後者のスク
リーン印刷法による方法は、コストが安くつく上に量産
性にも優れているが、100μm程度の線幅ではその精
度が落ちるため、微細なパターニングはできない。ま
た、ペーストを使用する方法においては、ペースト中の
金属粒子は乾燥工程で大気に触れて酸化されるため、放
電特性が低下して発光にムラが生じる。さらに、いずれ
の方法においても、形成された膜はあまり緻密ではない
ため、電極が放電空間に露出している場合は放電の際に
スパッタリングによって損傷を受けて寿命が短くなる。
【0005】そこで、精度が高く、均一な発光が得られ
る微細なパターンを量産できる電極の形成方法として、
ノズルから高速噴射する超微粒子によって直接描画する
成膜方法が提案されている(例えば、特開平4−720
57号公報参照)。この方法は、ガス中で生成された金
属又は金属化合物の超微粒子を前記ガスと共に基板上に
高速でパターン状に吹き付けることによって前記超微粒
子の粉体膜を形成するものであり、この方法によれば、
単一材料からなり、非常に薄くて緻密な耐スパッタリン
グ性の高い電極パターンを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の超微粒子を用い
た方法では、ノズルを電極のパターンでスキャンしなが
ら当該ノズルの先端から超微粒子をガスと共に高速で噴
射して目的とする電極を形成するようになっている。し
かしながら、この方法でディスプレイ用途の電極を形成
するとなると、電極ラインが数百本と多いため、全ての
電極を形成するのに長時間を要して非現実的である。ま
た、ノズル径を細くすると詰まりを起こすため、微細パ
ターンの形成にも無理がある。また、形成時間を短縮す
るためにノズル数を増加することも考えられるが、流速
の安定性が図れない上、装置コストも増大する。また、
エアロゾルを利用した厚膜パターン形成方法(例えば、
特開平4−2781号公報参照)によれば、電極に限ら
ず、超微粒子の材料を変えることでPDPの障壁等の厚
膜パターンを形成することもできるが、この場合におい
ても同様な問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、超微粒子を
ノズルからガスと共に噴射して被膜形成基板に超微粒子
の粉体膜を形成するに際し、スキャニング性をなくし、
膜の形成時間の短縮を図れる厚膜パターン形成方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る第1のタイプの厚膜パターン形成方
法は、超微粒子をノズルからガスと共に高速で噴射して
基板上に前記超微粒子の粉体膜の厚膜パターンを形成す
るに際して、形成すべきパターンに対応した開口部を有
するマスクを前記基板上に設け、このマスクの上から前
記超微粒子をガスと共に少なくとも前記開口部を覆うよ
うにして噴射した後、前記マスクを基板から剥離するこ
とにより、前記マスクの開口部に対応したパターンで粉
体膜の厚膜パターンを基板上に形成することを特徴とし
ている。この場合、ドライフィルムを使用して前記マス
クを形成するとよい。そして、マスクの弾性率がヤング
率で10×109 N・m-2以下であることが好ましい。
【0009】また、同様の目的を達成するため、本発明
に係る第2のタイプの厚膜パターン形成方法は、超微粒
子と樹脂粉末をノズルからガスと共に噴射して基板上に
前記超微粒子の粉体膜の厚膜パターンを形成するに際し
て、形成すべきパターンに対応した開口部を有するマス
クを前記基板上に設け、このマスクの上から前記超微粒
子と樹脂粉末をガスと共に少なくとも前記開口部を覆う
ようにして噴射した後、前記マスクを基板から剥離する
ことにより、前記マスクの開口部に対応したパターンで
粉体膜の厚膜パターンを基板上に形成し、その後の焼成
工程により厚膜パターンを基板に密着させることを特徴
としている。この場合においても、ドライフィルムを使
用して前記マスクを形成するとよく、マスクの弾性率が
ヤング率で10×109 N・m-2以下であることが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0011】図2は本発明に係る厚膜パターン形成方法
の第1実施形態で使用する装置を模式的に示した概略構
成図であり、ここでは基板上に電極を形成する場合につ
いて説明する。
【0012】図2において、10はバルブ11を通して
排気管12から真空排気されるスプレー室であり、超微
粒子発生室20で発生する超微粒子21をガス22と共
にバルブ23及び搬送管24を通して導入するノズル2
5を備えている。このノズル25は、その先端が大径か
又は複数本を束ねたもので、形成すべき電極の幅に比べ
て吹き出し部分が大きくなるように構成されている。な
お、複数本を束ねたノズルの場合、ノズルの移動方向と
平行に並べることにより、パターンの膜厚のバラツキが
なくなるようにするとよい。
【0013】超微粒子発生室20においては、電源に接
続される可動的な一対の支持棒26の先端に消耗電極と
してのモリブデン電極27が互いに向き合う状態で固定
されている。この超微粒子発生室20はバルブ28を通
して排気管29から真空排気され、バルブ30を通して
ガス導入管31からガス22が導入される。13,32
はそれぞれ圧力ゲージである。
【0014】上記のように構成される装置において、ス
プレー室10内にガラス板14を基板として配置した。
このガラス板14の上には、形成すべき電極のパターン
に対応した開口部15aを有するマスク15を予め設け
ておくようにする。具体的には、ガラス板14の上にド
ライフィルムをラミネートし、所望パターンで露光した
後、現像することにより形成する。このドライフィルム
としては、日立化成製「フォテック」、東京応化工業製
「オーディルBF」、日本合成化学工業製「ALPHO
−NEF150」等が挙げられる。これらのドライフィ
ルムの弾性率はヤング率で10×109 N・m-2以下で
あり、超微粒子21を吹き付けても削れない。
【0015】このようにスプレー室10内にマスク15
付きの基板をセットした後、まずバルブ11,28を開
いた状態で排気管12,29から排気して、スプレー室
10及び超微粒子発生室20の内圧を1×10-3Tor
rとした。その後、バルブ30を開いてガス導入管31
からガス22としてヘリウムガスを導入して超微粒子発
生室20内の圧力を3気圧とし、同時にスプレー室10
のバルブ11を調節してスプレー室10内の圧力を0.
1Torrに保持した。
【0016】この状態でモリブデン電極27間にアーク
放電を発生させ、ヘリウムガス22中でモリブデンの超
微粒子21を生成した(いわゆる、消耗電極式アーク加
熱法)。生成されたモリブデン超微粒子21の粒径は平
均200Åであった。生成したモリブデン超微粒子21
は、生成と同時に圧力差によって搬送管24を経てノズ
ル25からマスク15付きのガラス板14の上に約97
0m/秒の速度で噴射された。この時、モリブデン超微
粒子21がマスク15の開口部15aを全て覆うよう
に、ガラス板14を図示しない移送手段によって水平方
向の縦及び横に移送しながら噴射を行った。その後、マ
スク15をガラス板14から剥離した。これにより、マ
スク15の開口部15aに対応したパターンで圧粉体膜
からなる電極がガラス板14上に形成された。このよう
に、電極は超微粒子により直接形成されるので、従来の
ペーストを用いた方法のような焼成工程が不要である。
【0017】なお、上記で生成したモリブデンの超微粒
子は粒径200Åであるが、粒子サイズは超微粒子発生
室20の圧力によって制御することができ、約100T
orr〜5気圧の範囲で100〜500Åとすることが
できる。また、電極となる圧粉体膜はモリブデンの代わ
りに銀、ニッケル、アルミニウム、タングステン、タン
タルやその他の合金、モリブデンの合金、或いは硼化ラ
ンタンも用いることができる。金属や合金の場合はその
材質を直接電極に成形してモリブデン電極27の代わり
に用いるが、硼化ランタンの場合は、ランタンの電極を
用い、導入ガス22として硼素ガスを用いて、超微粒子
発生室20内で反応させることによって硼化ランタン
(LaB6 )の超微粒子を得るようにする。
【0018】ここで、真空薄膜形成法と上記方法によっ
て形成される厚膜パターンの相違を述べる。まず、形状
についてであるが、真空薄膜形成法ではエッチングを行
うため、図3に示すように厚膜パターンAの長さ方向に
直角な断面はテーパー形状となるが、上記方法ではマス
クの開口部に超微粒子を吹き付けて充填した後で当該マ
スクを剥離することになるため、図4に示すように厚膜
パターンB長さ方向に直角な断面における下辺の長さを
aとし上辺の長さをbとした時に、b≧0.9aの関係
になる。どちらかと言えば逆テーパー形状となる。次
に、密度についてであるが、真空薄膜形成法で形成され
る厚膜パターンは、数Å(分子レベル)の粒径の膜であ
るため、非常に緻密で母材の密度が90〜100%とな
る。これに対し、上記方法で形成される厚膜パターン
は、粒径200Å程度の超微粒子の膜であるため、若干
隙間ができて母材の密度は70〜90%となる。この場
合、粒径だけが原因でなく、生成雰囲気が真空中とガス
中という相違によっても上記方法の方が粒子間の隙間が
多くなる。
【0019】図5は本発明に係る厚膜パターン形成方法
の第2実施形態で使用する装置を模式的に示す概略構成
図であり、ここでは基板上に障壁を形成する場合につい
て説明する。
【0020】図5において、40はバルブ41を通して
排気管42から真空排気されるスプレー室であり、エア
ロゾル化装置50においてガラス微粒子51をガス52
に均一に分散させたエアロゾル53をバルブ54及び搬
送管55を通して導入するノズル56を備えている。こ
のノズル56は、その先端が大径か又は複数本を束ねた
もので、形成すべき電極の幅に比べて吹き出し部分が大
きくなるように構成されている。
【0021】エアロゾル化装置50は、バルブ57を通
して排気管58から真空排気される真空槽59と、中心
軸60の周りを回転する、ガラス微粒子51を収納する
ためのカセット61とからなり、真空槽59の上壁部に
はバルブ62を通して、カセット61の底壁近傍にガス
52を吹き込むガス導入管63と、カセット61の内壁
面に接してカセット61の内壁面に付着するガラス微粒
子51を掻き落とすためのスクレーパ64とが固定され
ている。43,65はそれぞれ圧力ゲージである。
【0022】上記のように構成される装置において、エ
アロゾル化装置50のカセット61内に粒径1000Å
のガラス微粒子51を収納すると共に、スプレー室40
内にガラス板44を基板として配置した。このガラス板
44の上には、形成すべき障壁のパターンに対応した開
口部45aを有するマスク45を予め設けておくように
する。マスクの形成方法は、前記したのと同様であり、
ガラス板44の上にドライフィルムをラミネートし、所
望パターンで露光した後、現像することにより形成す
る。また使用するドライフィルムも前記したのと同様で
ある。
【0023】このようにエアロゾル化装置50のカセッ
ト61内にガラス微粒子51を収納すると共にスプレー
室40内にマスク45付きの基板をセットした後、ま
ず、バルブ57を開いた状態で排気管58から排気し
て、エアロゾル化装置50の真空槽59の内圧を一旦1
×10-3Torrにした後、図示しないモータにて中心
軸60を回転することによってカセット61を回転さ
せ、同時にバルブ62を開いてガス導入管63からヘリ
ウムガス52を導入して100SCCMの流量でカセッ
ト61の底部へ吹き込み、ガラス微粒子51のエアロゾ
ル53を生成した。
【0024】次いで、バルブ54を開けることによって
エアロゾル53を搬送管55を通してノズル56から吹
き出させた。この時、エアロゾル53がマスク45の開
口部45aを全て覆うように、ガラス板44を図示しな
い移送手段によって水平方向の縦及び横に移送しながら
噴射を行った。その後、マスク45をガラス板44から
剥離した。これにより、マスク45の開口部45aに対
応したパターンで圧膜粉体からなる障壁がガラス板44
上に形成された。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の厚膜パタ
ーン形成方法は、形成すべきパターンに対応した開口部
を有するマスクを介して超微粒子をガスと共に噴射して
粉体膜の厚膜パターンを形成するようにしたことによ
り、従来のようにスキャニングすることなくパターンが
形成でき、したがって膜の形成時間の短縮を図ることが
できる。また、パターン精度はマスクの開口部により決
まるので、微細パターンにも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】AC型プラズマディスプレイパネルの一構成例
を絶縁体と背面板を離した状態で示す斜視図である。
【図2】本発明に係る厚膜パターン形成方法の第1実施
形態で使用する装置を模式的に示した概略構成図であ
る。
【図3】真空薄膜形成法により形成された厚膜パターン
の一例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る厚膜パターン形成方法の第1実施
形態にて形成された厚膜パターンの一例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明に係る厚膜パターン形成方法の第2実施
形態で使用する装置を模式的に示した概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 スプレー室 11 バルブ 12 排気管 13 圧力ゲージ 14 ガラス板 15 マスク 15a 開口部 20 超微粒子発生室 21 超微粒子 22 ガス 23 バルブ 24 搬送管 25 ノズル 26 支持棒 27 電極 28 バルブ 29 排気管 30 バルブ 31 ガス導入管 32 圧力ゲージ 40 スプレー室 41 バルブ 42 排気管 43 圧力ゲージ 44 ガラス板 45 マスク 45a 開口部 50 エアロゾル化装置 51 ガラス微粒子 52 ガス 53 エアロゾル 54 バルブ 55 搬送管 56 ノズル 57 バルブ 58 排気管 59 真空槽 60 中心軸 61 カセット 62 バルブ 63 ガス導入管 64 スクレーパ 65 圧力ゲージ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超微粒子をノズルからガスと共に高速で
    噴射して基板上に前記超微粒子の粉体膜の厚膜パターン
    を形成するに際して、形成すべきパターンに対応した開
    口部を有するマスクを前記基板上に設け、このマスクの
    上から前記超微粒子をガスと共に少なくとも前記開口部
    を覆うようにして噴射した後、前記マスクを基板から剥
    離することにより、前記マスクの開口部に対応したパタ
    ーンで粉体膜の厚膜パターンを基板上に形成することを
    特徴とする厚膜パターン形成方法。
  2. 【請求項2】 ドライフィルムを使用して前記マスクを
    形成してなる請求項1に記載の厚膜パターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記マスクの弾性率がヤング率で10×
    109 N・m-2以下である請求項1又は2に記載の厚膜
    パターン形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の厚膜パター
    ン形成方法により形成された厚膜パターンであって、母
    材の密度が70〜90%であり、且つ、長さ方向に直角
    な断面における下辺の長さをaとし上辺の長さをbとし
    た時に、b≧0.9aの関係になることを特徴とする厚
    膜パターン。
  5. 【請求項5】 超微粒子と樹脂粉末をノズルからガスと
    共に噴射して基板上に前記超微粒子の粉体膜の厚膜パタ
    ーンを形成するに際して、形成すべきパターンに対応し
    た開口部を有するマスクを前記基板上に設け、このマス
    クの上から前記超微粒子と樹脂粉末をガスと共に少なく
    とも前記開口部を覆うようにして噴射した後、前記マス
    クを基板から剥離することにより、前記マスクの開口部
    に対応したパターンで粉体膜の厚膜パターンを基板上に
    形成し、その後の焼成工程により厚膜パターンを基板に
    密着させることを特徴とする厚膜パターン形成方法。
  6. 【請求項6】 ドライフィルムを使用して前記マスクを
    形成してなる請求項5に記載の厚膜パターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記マスクの弾性率がヤング率で10×
    109 N・m-2以下である請求項5又は6に記載の厚膜
    パターン形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003080893A1 (de) * 2002-03-22 2003-10-02 Aixtron Ag Verfahren zum beschichten eines substrates und vorrichtung zur durchführung des verfahrens
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