JPH09267731A - ワイヤ操作装置 - Google Patents

ワイヤ操作装置

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JPH09267731A
JPH09267731A JP9965596A JP9965596A JPH09267731A JP H09267731 A JPH09267731 A JP H09267731A JP 9965596 A JP9965596 A JP 9965596A JP 9965596 A JP9965596 A JP 9965596A JP H09267731 A JPH09267731 A JP H09267731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
grip
rotating portion
operating rod
rotational section
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9965596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Shimoe
廣満 下江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HARAKIN KK
Original Assignee
HARAKIN KK
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Publication date
Application filed by HARAKIN KK filed Critical HARAKIN KK
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Publication of JPH09267731A publication Critical patent/JPH09267731A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤを一時的に引っ張ることも、引張状態
で保持することも可能であり、ロック解除等の操作を行
うこと無く、引張状態で保持されているワイヤを元の位
置に復帰させることができるワイヤ操作装置を提供する
こと。 【解決手段】 ワイヤ操作装置1は、グリップ4の基端
部に回動部5の1端が枢着され、回動部5の他端にその
方向がグリップ4の長手方向軸線と交差するワイヤ2が
固定され、回動部5はワイヤ配置側に付勢され、回動部
5の側縁に臨んで操作杆6が枢支軸15を介してグリッ
プ4の基端部に設けられて構成される。操作杆6は、そ
の長手方向軸線が回動部5の長手方向軸線と略直交した
時、一端で回動部5を押し上げた状態で保持され、操作
杆6の側縁に、操作杆6がグリップ4に接近した時、回
動部5を一時的に押し上げる突起16が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子のブレーキ
用操作装置等に好適なワイヤ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤに接続された操作レバーを
移動させてワイヤを引っ張り、操作レバーに設けられた
ラチェット爪をラチェットに係合して操作レバーを固定
することにより、ワイヤを引張状態に保持するワイヤー
操作装置が特開昭2−274645号として開示されて
いる。しかし、このものは、操作レバーを移動してワイ
ヤを引っ張ると、自動的にラチェット爪がラチェットに
係合されるので、操作レバーを解放してもワイヤが元の
位置に復帰することができず、また、引張状態に保持さ
れたワイヤを元の位置に復帰させるためには、ラチェッ
ト爪とラチェットとの係合を解除しなければならなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ワイヤを一
時的に引っ張ることも、引張状態で保持することも可能
であり、ロック解除等の操作を行うこと無く、引張状態
で保持されているワイヤを元の位置に復帰させることが
できるワイヤ操作装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤ操作装置
は、上記課題を達成するために、グリップの基端部に回
動部の1端が枢着されると共に、該回動部の他端にその
方向が前記グリップの長手方向軸線と交差するよう配置
されたワイヤが固定され、前記回動部はワイヤ引張方向
と反対方向に付勢され、前記回動部の側縁に臨んで、操
作杆がその一端寄りの枢支軸を介して前記グリップの基
端部に回動自在に設けられ、前記操作杆は、その長手方
向軸線が前記回動部の長手方向軸線と略直交した時、そ
の一端で前記回動部を押し上げた状態で保持され、前記
操作杆の回動部と対向する側縁に、該操作杆が前記グリ
ップに接近した時、前記回動部を一時的に押し上げる突
起が形成される。
【0005】操作杆をグリップ側に回動させると、突起
が回動部を押し上げて、その他端に固定されたワイヤが
引っ張られる。この状態で操作杆を解放すると、付勢力
によって回動部が回動し、ワイヤが元の位置に復帰す
る。また、操作杆を逆方向に回動させてグリップに略直
交させると、操作杆の一端が回動部を押し上げ、その他
端に固定されたワイヤが引っ張られる。この状態で操作
杆を解放すると、回動部をワイヤ側に回動させようとす
る力が操作杆に対して軸力として働き、操作杆は回転せ
ずにその位置で保持され、この結果、ワイヤは引張状態
で維持される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は車椅子等のブレーキ用のワ
イヤ操作装置1を示す。ワイヤ操作装置1は、ワイヤ2
が挿通される中空の支持杆3の上端に、その長手方向軸
線がワイヤ2の方向と交差するように取り付けられるグ
リップ4と、グリップ4の基端部に枢着されて、ワイヤ
2の上端が固定される回動部5と、回動部5の下縁すな
わちワイヤ配置側の側縁に臨んで回動自在に設けられる
操作杆6とを備える。
【0007】支持杆3の内部にはパイプ3aが挿通さ
れ、パイプ3aの外側に長手方向に沿ってチューブ7が
設けられ、このチューブ7の内部にブレーキをコントロ
ールするワイヤ2が摺動自在に挿通され、ワイヤ2の上
端が支持杆3の上端面から外方に突出している。また、
支持杆3の上端とグリップ4との間に、グリップ4の基
端部を構成する上面及び下面が開放された連結部材8が
介在されている。
【0008】グリップ4の基端部には回動部5の一端が
ピン9を介して枢着され、グリップ4の基端上部から連
結部材8の内部に向けて、回動部5の上限位置を規制す
る係止面10が形成されている。また、グリップ4の基
端部において、ピン9の下方にスプリング11の一端が
取付けられる。スプリング11の他端は、回動部5の一
端部下縁に突設されたフィン12に固定され、これによ
り、回動部5は下方すなわちワイヤ2の引張方向と反対
の方向に付勢されている。
【0009】回動部5の他端下縁には、支持杆3の上端
面に当接して回動部5の下限位置を規制するストッパ1
3が突設される。また、回動部5の他端部にワイヤ2の
上端が固定される。さらに、回動部5の下縁中間部に略
三角形の突出部14が形成されている。
【0010】操作杆6は、回動部5の下方において、突
出部14とワイヤ2の固定部18との間に設けられた枢
支軸15を介して連結部材8よりなるグリップ4の基端
部に枢着される。また、操作杆6は連結部材8の開口さ
れた下面を通してその外部に突出され、グリップ4と支
持杆3との間を回動できるようになっている。さらに、
操作杆6の回動部5と対向する上縁には、突出部14に
当接する突起16が形成される。また、操作杆6の連結
部材8内に挿入された一端には先細部17が形成され、
回動部5が常態にある時は、先細部17の上縁が回動部
5の下縁に当接している。
【0011】このワイヤ操作装置1は次のように使用さ
れる。図1に示すように、操作杆6の先細部17の上縁
が回動部5の下縁に当接すると共に、突起16が回動部
5の突出部14に当接している時は、回動部5がスプリ
ング11に引かれて下限位置にあり、ワイヤ2でコント
ロールされるブレーキは解除された状態にある。
【0012】図2に示すように、操作杆6をグリップ4
に引き寄せると、操作杆6の突起16の先端が突出部1
4の頂部に向けてスライドし、これにより、回動部5は
スプリング11の付勢力に抗して上方に押し上げられ、
ピン9を中心として回動する。この結果、回動部5の他
端部に固定されたワイヤ2が上方に引っ張られ、回動部
5の一端部上縁が係止面10に当接して上限位置に達す
ると、ブレーキが完全な制動状態になる。
【0013】しかし、操作杆6を解放すると、回動部5
を押し上げる力が無くなるため、操作杆6が元の位置に
復帰すると共に、回動部5はスプリング11の付勢力に
よってストッパ13が支持杆3の上端面に当接するまで
下方に回動する。そして、ワイヤ2は再び下降し、ブレ
ーキが解除される。
【0014】図3に示すように、操作杆6を逆回転させ
て支持杆3に接近させると、先細部17が徐々に起立し
て回動部5を押し上げ、これに伴ってワイヤ2が引っ張
られる。そして、操作杆6の長手方向軸線が回動部5の
長手方向軸線と略直角に交差すると、回動部5の一端部
上縁が係止面10に当接して上限位置に達し、回動部5
の他端部に固定されたワイヤ2が最大限上方に引っ張ら
れてブレーキが完全な制動状態となる。
【0015】また、この状態では、スプリング11の復
元力による回動部5を下方に回転させようとする力が、
操作杆6に対して軸力として働き、回転モーメントが加
わらない。このため、操作杆6から手を離しても元の位
置に戻ることはなく、回動部5が押し上げられてワイヤ
2が引っ張られた状態で保持される。従って、操作杆6
を強制的にグリップ4方向に回転させない限り、ブレー
キは制動状態で確実に保持される。
【0016】図4は、ワイヤ操作装置1の他の実施形態
を示す。このワイヤ操作装置1においては、パイプ3a
の内側にその長手方向に沿ってチューブ7が挿通され、
さらにチューブ7の内部にワイヤ2が挿通される。ま
た、操作杆6の一端に、先端が円弧状の突片19が形成
され、回動部5の下縁中間部に円弧状の切欠20が形成
される。
【0017】そして、操作間6を支持杆3の方向に回動
して、操作杆6の長手方向軸線が回動部5の長手方向軸
線に略直角に交差すると、突片19の先端が切欠20に
係合し、操作杆6はいっそう安定してその位置で保持さ
れる。その他の構成及び使用方法は、図1乃至図3に示
すワイヤ操作装置1とほぼ同様なので、同一部分に同一
符号を付して説明を省略する。
【0018】また、図5に示すように、回動部5の端部
に複数のワイヤ2を固定して、これらのワイヤ2を同時
に引っ張ることも可能である。この場合、ワイヤ2が挿
通された2本のチューブ7の内の1本はパイプ3aの外
側に、他のチューブ7はパイプ3aの内側にそれぞれ設
けられる。もちろん、2本のチューブ7及びその内部に
挿通されたワイヤ2を、共にパイプ3aの内側或いは外
側に設けることも可能である。
【0019】なお、以上のワイヤ操作装置1は、車椅子
のブレーキ用操作装置に限定されない。
【0020】
【発明の効果】本発明のワイヤ操作装置によれば、同一
の操作杆を逆方向に回転させるという簡単な操作するこ
とにより、ワイヤを一時的に引っ張り、操作杆を解放す
るのと同時にワイヤを元の位置に復帰させることも、引
張状態で保持することもできる。しかも、ロック解除等
の特別な操作を行うこと無く、引張状態で保持されてい
るワイヤを元の位置に復帰させることが可能である。こ
のため、装置の構造が簡略化されると共に、操作も非常
に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すワイヤ操作装置のワイ
ヤが引張されていない状態の断面図
【図2】本発明の実施形態を示すワイヤ操作装置のワイ
ヤが一時的に引張されている状態の断面図
【図3】本発明の実施形態を示すワイヤ操作装置のワイ
ヤが引張状態で保持されている時の断面図
【図4】本発明の第2の実施形態を示すワイヤ操作装置
の断面図
【図5】本発明の第3の実施形態を示すワイヤ操作装置
の断面図
【符号の説明】
1 ワイヤ操作装置 2 ワイヤ 3 支持杆 3a パイプ 4 グリップ 5 回動部 6 操作杆 7 チューブ 8 連結部材 9 ピン 10 係止面 11 スプリング 12 フィン 13 ストッパ 14 突出部 15 枢支軸 16 突起 17 先細部 18 固定部 19 突片 20 切欠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップの基端部に回動部の1端が枢着
    されると共に、該回動部の他端にその方向が前記グリッ
    プの長手方向軸線と交差するよう配置されたワイヤが固
    定され、前記回動部はワイヤ引張方向と反対方向に付勢
    され、前記回動部の側縁に臨んで、操作杆がその一端寄
    りの枢支軸を介して前記グリップの基端部に回動自在に
    設けられ、前記操作杆は、その長手方向の軸線が前記回
    動部の長手方向軸線と略直交した時、その一端で前記回
    動部を押し上げた状態で保持され、前記操作杆の回動部
    と対向する側縁に、該操作杆が前記グリップに接近した
    時、前記回動部を一時的に押し上げる突起が形成された
    ことを特徴とするワイヤ操作装置。
JP9965596A 1996-03-29 1996-03-29 ワイヤ操作装置 Withdrawn JPH09267731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9965596A JPH09267731A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ワイヤ操作装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9965596A JPH09267731A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ワイヤ操作装置

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Publication Number Publication Date
JPH09267731A true JPH09267731A (ja) 1997-10-14

Family

ID=14253076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9965596A Withdrawn JPH09267731A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ワイヤ操作装置

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JP (1) JPH09267731A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7487694B2 (en) 2005-01-20 2009-02-10 Shimano Inc. Bicycle handlebar
EP2340988A2 (en) 2009-12-28 2011-07-06 Max Co., Ltd. Operating mechanism and assistive equipment
JP2011170524A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Max Co Ltd 操作機構及び生活支援用具

Cited By (4)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603