JPH09267294A - 帯状体切断装置 - Google Patents

帯状体切断装置

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JPH09267294A
JPH09267294A JP7747496A JP7747496A JPH09267294A JP H09267294 A JPH09267294 A JP H09267294A JP 7747496 A JP7747496 A JP 7747496A JP 7747496 A JP7747496 A JP 7747496A JP H09267294 A JPH09267294 A JP H09267294A
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JP7747496A
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Yoshiaki Honma
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状体に当接し回動することで長さ方向に送
る送り手段を備えている帯状体切断装置において、送り
手段の押圧により伸びてしまう帯状体であっても所定の
設定長さで正確に切断することができるようにする。 【解決手段】 ローラ424の当接による伸びで生じる
帯状体100の見かけの送り長さと実際の送り長さとの
比により送りピッチを補正した補正送りピッチによっ
て、帯状体100の送り装置4による送り長さを補正
し、実際の送り長さを所望の送り長さとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衣料用芯地テー
プなどの帯状体を所定の長さで切断し、あるいはさら
に、切断される当該帯状体の所定位置に所定の目印を形
成しつつ切断する帯状体切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状体切断装置については、特開
平58−126099号公報、特開平60−62499
号公報、特公平5−2476号公報、特公平7−254
42号公報、特公平5−37895号公報、特公平7−
39078号公報、特公平7−39079号公報及び特
公平7−39080号公報などに開示されている。
【0003】これらの技術では帯状体に送り手段(ロー
ラ)を当接して回動することにより一方向に送り、切断
手段(メス)の駆動により所定の長さで切断していた。
このとき帯状体の送り長さの判断は、ローラの回動角に
基づいて判断している。すなわち、ローラをステッピン
グモータを駆動源として回動する場合は、所定長さ帯状
体を送るために必要なパルス数によりローラの回動角
(ステップ角×パルス数)を判断している。
【0004】また、所定長さに切断される帯状体には、
所定間隔で所定個数の目印(マーキング)が施される場
合があるが、この目印形成位置は前記切断手段による切
断位置より帯状体の供給側に所定のオフセット量離れた
位置に設けられている。
【0005】さらに、前記特公平5−2476号公報に
開示の技術では、帯状体を切断するメスをモータ駆動す
るための機構として、レバー・カム、駆動カム、刃上下
レバー、上刃取付体の楕円状切欠からなるヨークカムな
どを必要としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では以下のような問題があった。
【0007】すなわち、従来の技術では、帯状体にロー
ラを当接して回動することにより送るため、帯状体の材
質などによっては、ローラの押圧力で長さ方向に伸びて
しまう場合がある。このときに、帯状体の送り長さの判
断をローラの回動角に基づいて行ったのでは、メスで切
断後の実際の帯状体の長さはローラの回動角に基づいて
判断される見かけ上の送り長さより短くなってしまう。
【0008】そこで、この発明の目的は、帯状体に当接
し回動することで長さ方向に送る送り手段を備えている
帯状体切断装置において、送り手段の押圧により伸びて
しまう帯状体であっても所定の設定長さで正確に切断す
ることができるようにすることにある。
【0009】また、この発明の別の目的は、上記の場合
に設定切断長さを変更しても、同種の帯状体につき所定
の長さで正確に切断するための設定を簡易に行うことが
できるようにすることにある。
【0010】この発明の別の目的は、使用する帯状体が
複数種類あっても、設定切断長さのを変更に対応して所
定の長さで正確に切断するための設定を簡易に行うこと
ができるようにすることにある。
【0011】この発明の別の目的は、上記の場合に心持
ち帯状体の切断長さを長く、あるいは短く調節できるよ
うにすることにある。
【0012】別の課題として、帯状体が薄物である場
合、送り速度が速すぎると送り手段で帯状体が詰まって
しまうことがある。また、送り手段を停止して帯状体を
切断し、その後、次の切断のために所定の定常速度まで
送り速度を急速に上げていくと、帯状体が薄物である場
合には送り手段で詰まってしまう場合がある。
【0013】そこで、この発明の別の目的は、帯状体に
当接し回動することで長さ方向に送る送り手段を備えて
いる帯状体切断装置において、帯状体が薄物であっても
送り手段における帯状体の詰まりを防止できるようにす
ることにある。
【0014】別の課題として、目印形成位置が切断手段
による切断位置より帯状体の供給側に所定のオフセット
量離れた位置に設けられているため、帯状体の切断位置
側の端縁から前記オフセット量より小さい間隔で目印を
形成することができなかった。
【0015】そこで、この発明の別の目的は、目印形成
位置が切断手段による切断位置より帯状体の供給側に所
定間隔離れた位置に設けられている帯状体切断装置にお
いて、帯状体の切断位置側の端縁から前記間隔より小さ
い間隔で目印を形成することができようにすることにあ
る。
【0016】この発明の別の目的は、この場合において
も、送り手段の押圧により伸びてしまう帯状体を所定の
設定長さで正確に切断することができるようにすること
にある。
【0017】別の課題として、前記特公平5−2476
号公報に開示の技術では、帯状体を切断する切断手段
(メス)をモータ駆動するための機構として、レバー・
カム、駆動カム、刃上下レバー、上刃取付体の楕円状切
欠からなるヨークカムなどを用いているように、動力を
切断手段の駆動力に変換するために従来は複雑な機構を
必要とし、製造コストを釣り上げていた。
【0018】そこで、この発明の別の目的は、動力を切
断手段の駆動力に変換する機構を簡素化することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号もカッコ書きで付記して説明する。
【0020】請求項1に記載の発明は、帯状体(10
0)に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段
(送り装置4)と、前記帯状体を切断する所定長さ(L
W)を記憶する第1の記憶手段(RAM915)と、前
記送り手段の回動角(ステップ角×パルス数)に基づい
て(パルス数によって)前記帯状体の送り長さを判断す
る判断手段(ROM914、RAM915、MPU91
1など)と、この判断に基づいて前記送り手段で送られ
る帯状体を前記記憶手段により記憶されている前記所定
長さで切断する切断手段(切断装置5)とを備えている
帯状体切断装置(1)において、前記送り手段の当接に
よる伸びで生じる前記帯状体の見かけの送り長さと実際
の送り長さとの比(L2/L1)に基づいて前記帯状体
の前記送り手段による送り長さを補正し(ステップS1
08、S109、S127、S114、S115)、実
際の送り長さを所望の送り長さとする補正手段(ROM
914、RAM915、MPU911など)とを備えて
いることを特徴とする帯状体切断装置(1)である。
【0021】請求項1に記載の帯状体切断装置によれ
ば、送り手段の当接による伸びで生じる帯状体の見かけ
の送り長さと実際の送り長さとの比に基づいて帯状体の
送り手段による送り長さを補正し、実際の送り長さを所
望の送り長さとすることができる。
【0022】従って、請求項1に記載の帯状体切断装置
によれば、帯状体に当接し回動することで長さ方向に送
る送り手段を備えている帯状体切断装置において、送り
手段の押圧により伸びてしまう帯状体であっても所定の
設定長さで正確に切断することができる。
【0023】この場合に、前記補正手段は、前記送り手
段の当接による伸びで生じる前記帯状体の見かけの送り
長さ(L1)と実際の送り長さ(L2)との比に基づく
係数(補正送りピッチPT2)を記憶する第2の記憶手
段(RAM915、磁気ディスク装置919)と、この
係数に基づいて前記帯状体の前記送り手段による送り長
さを補正し実際の送り長さを所望の送り長さとする送り
調節手段(ROM914、RAM915、MPU911
など)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
の帯状体切断装置(請求項2)とすることができる。
【0024】請求項2に記載の帯状体切断装置によれ
ば、帯状体の見かけの送り長さと実際の送り長さとの比
に基づく係数を記憶し、この係数に基づいて帯状体の送
り長さを補正するから、同種の帯状体であれば設定切断
長さを変更しても前記係数を用いて補正することがで
き、新たな係数を設定する必要がない。
【0025】従って、請求項2に記載の帯状体切断装置
によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用、効果を
奏するほか、設定切断長さを変更しても、同種の帯状体
につき所定の長さで正確に切断するための設定を簡易に
行うことができる。
【0026】この場合、さらに、前記第2の記憶手段
は、前記係数を複数種類記憶するものであることを特徴
とする請求項2に記載の帯状体切断装置(請求項3)と
することができる。
【0027】請求項3に記載の帯状体切断装置によれ
ば、前記係数を複数種類記憶することができるので、請
求項2に記載の発明と同様の作用、効果を奏するほか、
使用する帯状体が複数種類あっても、設定切断長さのを
変更に対応して所定の長さで正確に切断するための設定
を簡易に行うことができる。
【0028】また、前記第2の記憶手段に記憶されてい
る係数を修正入力(ステップS23、S33)する修正
手段(ROM914、RAM915、MPU911、操
作パネル7など)を備えていることを特徴とする請求項
2に記載の帯状体切断装置(請求項4)とすることがで
きる。
【0029】請求項4に記載の帯状体切断装置によれ
ば、前記係数を修正入力できるので、請求項2に記載の
発明と同様の作用、効果を奏するほか、心持ち帯状体の
切断長さを長く、あるいは短く調節できる。
【0030】請求項5に記載の発明は、帯状体(10
0)に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段
(送り装置4)と、前記帯状体を切断する所定長さを記
憶する第1の記憶手段(RAM915)と、前記送り手
段の回動角(ステップ角×パルス数)に基づいて(パル
ス数によって)前記帯状体の送り長さを判断する判断手
段(MPU911、ROM914、RAM915)と、
この判断に基づいて前記送り手段で送られる帯状体を前
記記憶手段により記憶されている前記所定長さで切断す
る切断手段(切断装置5)とを備えている帯状体切断装
置(1)において、前記送り手段の回動速度を調節(ス
テップS42、S52、S7、S109)する回転速度
調節手段(ROM914、RAM915、MPU91
1、操作パネル7など)を備えていることを特徴とする
帯状体切断装置である。
【0031】請求項5に記載の帯状体切断装置によれ
ば、送り手段の回動速度を調節することができるので、
帯状体に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段
を備えている帯状体切断装置において、帯状体が薄物で
あっても送り手段における帯状体の詰まりを防止でき
る。
【0032】請求項6に記載の発明は、帯状体(10
0)に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段
(送り装置4)と、前記帯状体を切断する所定長さ(L
W)を記憶する第1の記憶手段(RAM915)と、前
記送り手段の回動角(ステップ角×パルス数)に基づい
て(パルス数によって)前記帯状体の送り長さを判断す
る判断手段(ROM914、RAM915、MPU91
1など)と、この判断に基づいて前記送り手段で送られ
る帯状体を前記記憶手段により記憶されている前記所定
長さで切断する切断手段(切断装置5)とを備え、この
切断は前記送りを停止して行う帯状体切断装置(1)に
おいて、前記切断後前記送り手段の回動を再開して所定
の回転速度に達するまでの時間を調節(ステップS5
2、S109など)する初期速度調節手段(ROM91
4、RAM915、MPU911、操作パネル7など)
を備えていることを特徴とする帯状体切断装置(1)で
ある。
【0033】請求項6に記載の帯状体切断装置によれ
ば、切断後送り手段の回動を再開して所定の回転速度に
達するまでの時間を調節することができるから、帯状体
に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段を備え
ている帯状体切断装置において、送り初期速度を調節し
て帯状体が薄物であっても送り手段における帯状体の詰
まりを防止できる。
【0034】請求項7に記載の発明は、帯状体(10
0)に当接し回動することで長さ方向に送る正送り手段
(送り装置4)と、前記帯状体を切断する所定長さ(L
W)を記憶する第1の記憶手段(RAM915)と、前
記正送り手段の回動角(ステップ角×パルス数)に基づ
いて(パルス数によって)前記帯状体の送り長さを判断
する判断手段(ROM914、RAM915、MPU9
11など)と、この判断に基づいて前記正送り手段で送
られる帯状体を前記記憶手段により記憶されている前記
所定長さで切断する切断手段(切断装置5)と、この所
定長さに切断する帯状体に所定間隔で目印を形成する目
印形成手段(マーク付け装置6)とを備え、前記目印の
形成位置は前記切断位置から前記帯状体の供給側へ所定
間隔離れている帯状体切断装置(1)において、前記帯
状体上の目印形成予定位置が当該位置より前記切断位置
側にあるときは帯状体に当接し回動して前記正送り手段
とは逆方向に送り、前記予定位置を前記目印形成位置に
配置する逆送り手段(送り装置4、ROM914、RA
M915、MPU911など)を備えていることを特徴
とする帯状体切断装置(1)である。
【0035】請求項7に記載の帯状体切断装置によれ
ば、帯状体上の目印形成予定位置が当該位置より切断位
置側にあるときは逆送り手段が帯状体に当接し回動して
正送り手段とは逆方向に送り、前記予定位置を目印形成
位置に配置することができる。
【0036】従って、請求項7に記載の帯状体切断装置
によれば、目印形成位置が切断手段による切断位置より
帯状体の供給側に所定間隔離れた位置に設けられている
帯状体切断装置において、帯状体の切断位置側の端縁か
ら前記間隔より小さい間隔で目印を形成することができ
る。
【0037】請求項8に記載の発明は、前記送り手段の
当接による伸びで生じる前記帯状体の見かけの送り長さ
(L1)と実際の送り長さ(L2)との比(L2/L
1)に基づいて前記帯状体の前記正送り手段及び前記逆
送り手段による送り長さを補正(ステップS108、S
109、S127、S114、S115)し、実際の送
り長さを所望の送り長さとする補正手段(ROM91
4、RAM915、MPU911など)とを備えている
ことを特徴とする請求項7に記載の帯状体切断装置であ
る。
【0038】請求項8に記載の帯状体切断装置によれ
ば、帯状体の見かけの送り長さと実際の送り長さとの比
に基づいて帯状体の正送り手段及び逆送り手段による送
り長さを補正し、実際の送り長さを所望の送り長さとす
ることができる。
【0039】従って、請求項8に記載の帯状体切断装置
によれば、目印形成位置が切断手段による切断位置より
帯状体の供給側に所定間隔離れた位置に設けられている
帯状体切断装置において、請求項7に記載の発明の同様
の作用、効果を奏するほか、帯状体の切断位置側の端縁
から前記間隔より小さい間隔で目印を形成することがで
きる。
【0040】請求項9に記載の発明は、帯状体(10
0)に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段
(送り装置4)と、前記帯状体を切断する所定長さ(L
W)を記憶する第1の記憶手段と、前記送り手段の回動
角(ステップ角×パルス数)に基づいて前記帯状体の送
り長さを判断する判断手段(ROM914、RAM91
5、MPU911など)と、この判断に基づいて前記送
り手段で送られる帯状体を前記記憶手段により記憶され
ている前記所定長さで切断する切断手段(切断装置5)
とを備えている帯状体切断装置(1)において、前記切
断手段は、前記帯状体を切断するメス(512)と、所
定の駆動源(ステッピングモータ501)により回動す
るカム(503)と、前記メスが固定されているメス駆
動部材(メス駆動板506)と、このメス駆動部材に設
けられ前記カムが係合する被係合部(513)と、前記
カムの回動による前記メス駆動部材の往復動を案内する
案内部材(505、505)とを備えていて、この往復
動により前記メスを駆動することを特徴とする帯状体切
断装置(1)である。
【0041】請求項9に記載の帯状体切断装置によれ
ば、メスが固定されているメス駆動部材をカムの回動に
より動作させ、メス駆動部材は案内部材により案内され
て往復動することにより、メスに切断動作を行わせるこ
とができる。駆動源からメスまでの間に設けられている
メス駆動機構の構成要素は、単一のカム、被係合部の形
成されたメス駆動部材及び案内部材だけでよい。
【0042】従って、請求項9に記載の帯状体切断装置
によれば、動力を切断手段の駆動力に変換する機構を従
来より簡素化することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】まず、構成について説明する。
【0044】最初に機構について説明する。
【0045】図1は、この発明の実施の一形態である帯
状体切断装置1の外観斜視図である。
【0046】同図に示すように、帯状体切断装置1のき
ょう体2にはリール軸31が固定され、このリール軸3
1には帯状体100が巻かれたリール32が回動自在に
支持されている。また、きょう体2には送り装置4、切
断装置5及びマーク付け装置6及びが設けられ、きょう
体2の正面には所定のキーボードを有する操作パネル7
と液晶パネル8が設けられている。きょう体2の左側板
21には切断後の帯状体100(衣料用芯地テープ)を
取り出す取り出し口22が設けられている。
【0047】図2は切断装置5の分解斜視図である。
【0048】カットモータ501を備え、このモータは
基板502の裏面に取り付けられている。このモータの
モータ軸には偏心カム503が取り付けられている。基
板502の上部にはテープ100の取り出し口504が
形成され、基板502のおもて面における取り出し口5
04の両側部には案内部材505、505が設けられて
いる。この案内部材505、505間にメス駆動板50
6を差込み、上から基板507を合わせて、ボルト50
8、508、スプリング509、509、ナット51
0、510により基板502と基板507とを固定す
る。基板502のおもて面にはリミットスイッチ515
が設けられている。
【0049】メス駆動板506の上部には取り出し口5
11が開口し、この取り出し口の上部にはメス512が
固定されている。メス駆動板506の下部には係合部5
13が開口していて、偏心カム503が係合する。メス
駆動板506には先端側を下方に延出して検出片514
が固定されている。基板507における前記取り出し口
504に対応する位置にはテープ100の取り出し口5
16が開口している。
【0050】矩形状部材517には雄ねじ518、51
8が設けられ、この雄ねじ518、518にはコイルば
ねを介して駆動板支持部材519が挿通支持されてい
る。この駆動板支持部材519にはねじ520、520
によりメス駆動板506が固定されている。矩形状部材
517はメス駆動板506の下降時に取り出し口504
の下端縁部504aに当接し、メス512がテープ10
0を切断するときにテープ100を押える部材である。
【0051】図3はきょう体2の左側板21(図1参
照)を取り外した状態のテープの切断装置1の左側面図
である。
【0052】図4を参照して、送り装置4について説明
する。きょう体2の上板23(図1参照)の裏面にはス
テッピングモータ411が固定され、このモータのモー
タ軸にはスプロケット412が固定されている。上板2
3に固定された支持部材426により軸支された軸41
3にはスプロケット414、スプロケット415及びロ
ーラ416が同軸に取り付けられ、スプロケット412
とスプロケット414との間にはベルト417が掛け渡
されている。ローラ416のローラ面の一部は上板23
上に一部露出している。上板23上の支持部材427に
は軸418が軸支され、この軸には支持部材419が、
その一端側で回動自在に取り付けられ、スプロケット4
20及び421も同軸に取り付けられている。スプロケ
ット420とスプロケット415との間にはベルト42
2が掛け渡されている。支持部材419の他端側に軸支
された軸423にはローラ424及びスプロケット42
5が取り付けられている。スプロケット421と425
とは噛み合っていて、ローラ416と424とのローラ
面同士は軸418で支持部材419を矢示a方向に回動
することにより当接する。符号426はカバーである。
図5、図6は送り装置4の斜視図である。
【0053】図7に示すように、マーク付け装置6は、
上板23上に取り付けられたマーク取付け台611にね
じ612により固定される。マーク付け装置6はマーク
ペン614を保持する昇降腕613を上下駆動するソレ
ノイド(図7において図示せず)を備えている。マーク
付け装置6のコネクタ615はきょう体2に設けられた
本体コネクタ616に接続される。図4に示すように、
マークペン614のペン先の落ちる位置は、メス512
の刃先が落ちる位置からテープ100供給側(ローラ4
16及び424側)に所定のオフセット量(この例では
11mm)だけ空けて位置している。
【0054】次に、制御系の構成について説明する。
【0055】図8に示すように、MPU(MicroProcess
or Unit)911はバス912、913を介してROM
914、RAM915と接続されている。ROM914
には所定の制御プログラムなどが格納されている。
【0056】また、MPU911はI/Oインターフェ
ース916を介して液晶パネル8、操作パネル7(図1
参照)、リミットスイッチ515(図2参照)と接続さ
れ、また、所定の磁気ディスク装置919、モータドラ
イバ920及びソレノイドドライバ921とも接続され
ている。モータドライバ920はステッピングモータ4
11とカットモータ501を駆動するものであり、ソレ
ノイドドライバ921はソレノイド922を駆動するも
のである。ソレノイド922はマーク付け装置6に設け
られている前記のソレノイドである。
【0057】次に、作用について説明する。
【0058】まず、リール32のテープ100の引出し
側先端101を引出して(図5の矢示b方向)ローラ4
16、424間に挟持せしめ、取り出し口22まで引き
出す(図6の矢示c)。
【0059】テープの切断装置1の電源を投入して(ス
テップS1)、操作パネル7でメニューキーを0Nにす
ることにより(ステップS2)、MPU911は所定の
パターンデータ入力を可能とする(ステップS3〔後
述〕)。このデータ入力をおこなった後、入力データは
磁気ディスク装置919に格納し、テープの切断装置1
の電源を切る。前記パターンデータは複数種類入力する
ことができる。
【0060】図9〜図14は帯状体切断装置1の作用を
説明するフローチャートである。
【0061】図9に示すように、この電源を再度投入し
てメニューキーを0Nにしないことにより、所定の初期
画面表示がなされ(ステップS4)、前記データ入力の
内容が表示される。そしてリミットスイッチ515で検
出片514を検出することによりメス512の位置を検
出し、モータ501によりメス駆動板506を駆動し
て、メス512を所定の原点位置に戻す(ステップS
5)。
【0062】この後、所定のキー入力がなされることに
より(ステップS6)、所定のデータ入力がキーシーケ
ンスで可能となる(ステップS7)。すなわち、キー入
力により所定のパターンデータを選択し、そのパターン
データの切断テープ長さ、切断片枚数、切断動作を自動
で行うか手動で行うか、作業終了後に他のパターンデー
タによる作業を行うか(連続)否か、切断テープにはマ
ーク付けを行うか行わないか、行うときは各回のマーク
付け間隔の長さ(この例では最高15個のマーク付けが
行える)、を入力する。
【0063】そして、所定のスタートキー又は外部スタ
ートスイッチを0Nとすることにより(ステップS
8)、所定のスタート画面が表示され(ステップS
9)、メスモータ501の駆動によりテープ100を最
初の切り揃えのために切断する(ステップS10)。
【0064】この後、ステップS7での入力データに従
って、選択的にマーク付けを行いつつ、所定枚数のテー
プ100の切断が行われる(ステップS11)。
【0065】この作業終了後、ステップS7で作業終了
後に他のパターンデータによる作業を行う(連続)を選
択したときは、次のパターンNO.のパターンデータの
画面表示が行われ(ステップS12、ステップS1
3)、このパターンデータのアドレスセットがなされて
スタート初期画面表示に戻る(ステップS9)。連続を
選択しなかったときは、所定の終了ブザーが鳴らされ
(ステップS15)、所定の初期画面表示がなされて
(ステップS16)、ステップS6に戻る。
【0066】次に、図10、図11を参照して、前記デ
ータ入力(ステップS3)について説明する。
【0067】まず、所定の送り入力画面表示がなされ
(ステップS21)、テープ100のある設定長さL1
と、その設定長さでこの切断装置1により切断したテー
プ100の測定長さL2とを入力する(ステップS2
2)。そして、メニューキーを操作したときはステップ
S31に進み、0〜9のいずれかの数字キーを入力した
ときはステップS24に進み、その他のキーを入力した
ときはステップS22に戻る。ステップ24では、前記
測定長さL2の値が液晶パネル8上で左シフトし、その
最小桁の数値が前記の入力された数字キーの数字に置き
代わり、この置き代え後の測定長さL2が表示され(ス
テップS25)、ステップS22に戻る。
【0068】ステップS31では、設定長さL1と測定
長さL2との比に基づいて、1パルス送り量(送りピッ
チ)PTの補正値を演算する。
【0069】すなわち、ローラ416及び424が当接
することにより、その圧力でテープ100が伸びて設定
長さL1と測定長さL2とが相違するため、見かけの送
り長さ(設定長さL1と同一)に比べ、切断後の測定長
さL2は短くなってしまう。そこで、送りピッチPTの
補正値を次のように演算する。
【0070】本来の送りピッチPT1は、 PT1=(L×Q×円周率)/360 但し、L:送りローラ416(424)の直径 Q:ステッピングモータ411のステップ角(°) により求められる。
【0071】そして、補正送りピッチPT2は、 PT2=(L2/L1)×PT1 により求められる。
【0072】この演算後、所定の補正値修正画面に変わ
り(ステップS32)、送りピッチPTに補正送りピッ
チPT2を入力する(ステップS33)。そして、ステ
ップS34に進み、0〜9のいずれかの数字キーを入力
したときはステップS41に進み、その他のキーを入力
したときはステップS33に戻る。ステップ35では、
入力した補正送りピッチPT2の値が液晶パネル8上で
左シフトし、その最小桁の数値が前記の入力された数字
キーの数字に置き代わり、この置き代え後の補正送りピ
ッチPT2が表示され(ステップS36)、ステップS
33に戻る。
【0073】ステップS41ではローラ416、424
によるテープ100の送り速度データSPの所定の画面
に変わり、0〜9のいずれかの数字キーを入力したとき
はステップS43に進み、メニューキーを押したときス
テップS51に進む(ステップS42)。ステップS4
3では、送り速度の値が液晶パネル8上で左シフトし、
その最小桁の数値が前記の入力された数字キーの数字に
置き代わり、この置き代え後の送り速度が画面表示され
て(ステップS44)、ステップS42に戻る。
【0074】ステップS51ではスロースタートデータ
LMPの所定の画面表示がなされる。テープ100を切
断するとき、マーキングするときは、テープ100の送
りを一度停止してから切断(マーキング)しているが、
その後、送りを再開するときに、所定の速度SPに達す
るまでの時間を調節して、送り開始初期速度を調節でき
る。スロースタートデータLMPは、この送り開始初期
速度の調節に関するものである。メニューキーが入力さ
れたときはデータ入力(ステップS7)はすべて終了
し、ステップS2に戻るが、0〜9のいずれかの数字キ
ーを入力したときはステップS53に進み、スロースタ
ートデータLMPの値が液晶パネル8上で左シフトし、
その最小桁の数値が前記の入力された数字キーの数字に
置き代わり、この置き代え後のスロースタートデータL
MPが画面表示されて(ステップS54)、ステップS
52に戻る。
【0075】次に、図12〜図14を参照して、テープ
100に対する切断、マーク付け作業(ステップS1
1)について説明する。
【0076】まず、所定のシーケンスフラグ(1=テー
プの切断装置1が動作中)が0か1かを判断する(ステ
ップS101)。シーケンスフラグが0のときは、前記
データ入力(ステップS7)で入力されたテープ100
の設定切断枚数値Qを所定の作業用枚数カウンタQWに
記憶し、シーケンスフラグを1にする(ステップS10
2)。これは、途中で電源をOFFにしても、作業再開
時に枚数設定値Qを作業用枚数カウンタQWに記憶する
ことをせず、次に運転を再開したときに前回の残り枚数
を有効とするためである。
【0077】前記のとおり、マークペン614のペン先
の落ちる位置は、メス512の刃先が落ちる位置からテ
ープ100供給側に所定のオフセット量だけ空けて位置
しているが、ステップS103では1回目のマーク付け
長さM1を所定のオフセット量(この例では11mm)
と比較する。マーク付け長さM1<11mmであるとき
はローラ416、424を逆転する必要がある。そこ
で、 マーク長さMW=11(mm)−マーク付け長さM1 により、逆転送り量MWを導き、所定のステッピングモ
ータ回転方向フラグCW(1=正送り、0=逆送り)を
0にする(ステップS104)。そして、所定のマーク
付フラグMFG(1=マーク付け可能、0=マーク付け
不可能)を1にする(ステップS105)。また、この
ときに、逆転送り量MWがあるため、テープ長さLWは
テープの設定長さLに逆転送り量MWを加えた値となる
(ステップS106)。そして、1回目のマーク位置ま
で逆転送り量MWだけ実送り量で逆送りするために、こ
のマーク1回目必要パルス数MW2を、マーク1回目必
要パルス数MW2=切断テープ長さLW/補正送りピッ
チPTにより演算し(ステップS108)、ステップS
109に進む。
【0078】ステップS103でマーク付け長さM1=
0(すなわちマーク付けを行わない)であるときは、パ
ルスモータ回転方向フラグCWを1にして、マーク付フ
ラグMFGを0とする(ステップS110)。そして、
テープ100の切断長さLWを設定長さLとし、ステッ
プS108に進む(ステップS111)。
【0079】ステップS103でマーク付け長さM1≧
11mmであるときは、マーク長さ(正送り量)MW
を、 マーク長さMW=マーク付1回目長さM1−11(m
m) で求める。
【0080】また、パルスモータ回転方向フラグCWを
1にして、マーク付フラグMFGを1とする(ステップ
S112)。そして、テープ100の切断長さを設定長
さとし、ステップS108に進む。
【0081】ステップS108ではテープ100の切断
実長さが設定値どおりとなるためのパルス数LW2を、 パルス数LW2=切断テープ長さLW/補正送りピッチ
PT で演算し(ステップS108)、ステップS109に進
む。
【0082】ステップS109では、所定のLAMP処
理を施して、送り速度、送り開始初期速度を前記送り速
度データSP、スロースタートデータLMPに従って処
理できるようにする。
【0083】次に、パルスモータ回転方向フラグが1か
0かにより(ステップS113)、所定の正送りパルス
(ステップS114)、逆送りパルス(ステップS11
5)を出力してテープ100を所定量送る。このとき、
送り開始初期速度、送り速度は速度データSP、スロー
スタートデータLMPに従う。そして、マークフラグM
FGが1のときはステップS117に、0のときはステ
ップS118に進む。ステップS117ではマーク1回
目のパルス数MW2から1を減算し、これによりMW2
=0のときはステップS120に、MW2≠0のときは
ステップS118に進む(ステップS119)。
【0084】MW2=0で送りが停止し、ステップS1
20でマークソレノイド922を0Nし(ステップS1
20)、所定のタイマー時間(この例では100ms)
マークソレノイド922の0N状態を継続し(ステップ
S121)、OFFにする(ステップS122)。
【0085】次に、2回目以降のマークについても、n
回目のマーク長さmwを読込み(ステップS124)、
このマーク長さの回数nが15回目+1=16回目より
少ない回数か判断され(ステップS124)、同じ又は
多いときはマーク付けがすべて終了しているから、マー
クフラグMFGを0とし(ステップS125)、ステッ
プS116に戻る。少ないときは当該マーク長さが0か
否か判断し(ステップS126)、0のときはマークつ
けを行わないのでステップS125に戻り、0でないと
きは、前記ステップS107と同様にn回目マーク長さ
のパルス数を演算して(ステップS127)、ステップ
S116に戻る。
【0086】前記ステップS119でパルス数MW2≠
0のときは切断テープ長さのパルス数LW2から1を減
算し、これによりLW2が0となったときはステップS
129に進み、0より大きいときはステップS109に
進む。ステップS129ではテープの切断が自動に設定
されているか手動に設定されているか判断し、手動のと
きはスタートキー又は外部スタートスイッチの操作によ
り、自動のときは直ちにメスモータ501を駆動してテ
ープ100を切断する(ステップS130、ステップS
131)。
【0087】この後、設定枚数QWから1を減算し(ス
テップS132)、その値が表示される(ステップS1
33)。そして、設定枚数QWが0のときは前記ステッ
プS12に進み、0より大きいときはステップS103
に進む。
【0088】以上説明した帯状体切断装置1によれば、
ローラ416、424の当接による伸びで生じるテープ
の見かけの送り長さと実際の送り長さとの比L2/L1
に基づいて、補正送りピッチPT2を求め、テープの送
り長さを補正し、実際の送り長さを所望の送り長さとす
ることができる。従って、ローラの押圧により伸びてし
まう帯状体であっても所定の設定長さで正確に切断する
ことができる。
【0089】また、帯状体の見かけの送り長さと実際の
送り長さとの比に基づく補正送りピッチPT2を記憶
し、この補正送りピッチPT2に基づいてテープの送り
長さを補正するから、同種の帯状体であれば設定切断長
さLWを変更しても補正送りピッチPT2を用いて補正
することができ、新たな補正送りピッチPT2を設定す
る必要がない。従って、設定切断長さLWを変更して
も、同種の帯状体につき所定の長さで正確に切断するた
めの設定を簡易に行うことができる。
【0090】補正送りピッチPT2を含むパターンデー
タを複数種類記憶することができるので、使用する帯状
体が複数種類あっても、設定切断長さLWのを変更に対
応して所定の長さで正確に切断するための設定を簡易に
行うことができる。
【0091】帯状体切断装置1によれば、前記ステップ
S34で補正送りピッチPT2を修正入力できるので、
心持ち帯状体の切断長さを長く、あるいは短く調節でき
る。
【0092】帯状体切断装置1によれば、送り速度デー
タSPを前記ステップS42で調節することができるの
で、帯状体が薄物であってもローラ416、424にお
ける帯状体の詰まりを防止できる。また、前記ステップ
S52で、送り初期速度を調節して帯状体が薄物であっ
てもローラ416、424における帯状体の詰まりを防
止できる。
【0093】帯状体切断装置1によれば、帯状体上のマ
ーク位置とメス512による帯状体切断位置との間の所
定のオフセット量よりマーク長さMWが小さいときで
も、帯状体を逆送りしてマーキングすることができる。
このように逆送りする場合でも、補正送りピッチPT2
を用いて逆送りするので、逆送り長さを補正し、実際の
送り長さを所望の送り長さとすることができる。従っ
て、逆送りするときも正確にマーキングすることができ
る。
【0094】帯状体切断装置1によれば、メス512が
固定されているメス駆動板506をカム503の回動に
より動作させ、メス駆動板506は案内部材505、5
05により案内されて往復動することにより、メス51
2に切断動作を行わせることができる。メスモータ50
1からメス512までの間に設けられているメス駆動機
構の構成要素は、単一のカム503、被係合部516の
形成されたメス駆動板506及び案内部材505、50
5だけでよい。従って、動力をメスの駆動力に変換する
機構を従来より簡素化することができる。
【0095】なお、上記発明の実施の形態は、言うまで
もなくこの発明を限定するものではない。例えば、この
発明の目印形成手段は上記の例ではマークペン614で
あるが、帯状体に対するノッチの形成であってもよい。
【0096】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、帯状体
に当接し回動することで長さ方向に送る送り手段を備え
ている帯状体切断装置において、送り手段の押圧により
伸びてしまう帯状体であっても所定の設定長さで正確に
切断することができる。
【0097】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、設定切断長さ
を変更しても、同種の帯状体につき所定の長さで正確に
切断するための設定を簡易に行うことができる、帯状体
切断装置を提供できる。
【0098】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、使用する帯状
体が複数種類あっても、設定切断長さのを変更に対応し
て所定の長さで正確に切断するための設定を簡易に行う
ことができる、帯状体切断装置を提供できる。
【0099】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、心持ち帯状体
の切断長さを長く、あるいは短く調節できる、帯状体切
断装置を提供できる。
【0100】請求項5に記載の発明によれば、帯状体に
当接し回動することで長さ方向に送る送り手段を備えて
いる帯状体切断装置において、帯状体が薄物であっても
送り手段における帯状体の詰まりを防止できる。
【0101】請求項6に記載の発明によれば、帯状体に
当接し回動することで長さ方向に送る送り手段を備えて
いる帯状体切断装置において、送り初期速度を調節して
帯状体が薄物であっても送り手段における帯状体の詰ま
りを防止できる。
【0102】請求項7に記載の発明によれば、目印形成
位置が切断手段による切断位置より帯状体の供給側に所
定間隔離れた位置に設けられている帯状体切断装置にお
いて、帯状体の切断位置側の端縁から前記間隔より小さ
い間隔で目印を形成することができる。
【0103】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の同様の効果を奏するほか、帯状体の切断
位置側の端縁から前記間隔より小さい間隔で目印を形成
することができる帯状体切断装置を提供できる。
【0104】請求項9に記載の発明によれば、動力を切
断手段の駆動力に変換する機構を従来より簡素化するこ
とができる帯状体切断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の外観斜視図。
【図2】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の切断装置部分の分解斜視図。
【図3】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の左側板を取り外した状態の左側面図。
【図4】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の切断装置及び送り装置部分の断面図。
【図5】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の切断装置及び送り装置部分の外観斜視図。
【図6】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の切断装置及び送り装置部分の外観斜視図。
【図7】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
のマーキング装置部分の斜視図。
【図8】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の制御系の構成を示すブロック図。
【図9】この発明の実施の一形態である帯状体切断装置
の作用を説明するフローチャート。
【図10】この発明の実施の一形態である帯状体切断装
置の作用を説明するフローチャート。
【図11】この発明の実施の一形態である帯状体切断装
置の作用を説明するフローチャート。
【図12】この発明の実施の一形態である帯状体切断装
置の作用を説明するフローチャート。
【図13】この発明の実施の一形態である帯状体切断装
置の作用を説明するフローチャート。
【図14】この発明の実施の一形態である帯状体切断装
置の作用を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 帯状体切断装置 100 帯状体 4 送り装置 411 ステッピングモータ 5 切断装置 501 メスモータ 503 偏心カム 505 案内部材 506 メス駆動板 513 被係合部 512 メス 6 マーク付け装置 7 操作パネル 911 MPU 914 ROM 915 RAM 919 磁気ディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状体に当接し回動することで長さ方向に
    送る送り手段と、 前記帯状体を切断する所定長さを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記送り手段の回動角に基づいて前記帯状体の送り長さ
    を判断する判断手段と、 この判断に基づいて前記送り手段で送られる帯状体を前
    記記憶手段により記憶されている前記所定長さで切断す
    る切断手段とを備えている帯状体切断装置において、 前記送り手段の当接による伸びで生じる前記帯状体の見
    かけの送り長さと実際の送り長さとの比に基づいて前記
    帯状体の前記送り手段による送り長さを補正し、実際の
    送り長さを所望の送り長さとする補正手段とを備えてい
    ることを特徴とする帯状体切断装置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、 前記送り手段の当接による伸びで生じる前記帯状体の見
    かけの送り長さと実際の送り長さとの比に基づく係数を
    記憶する第2の記憶手段と、 この係数に基づいて前記帯状体の前記送り手段による送
    り長さを補正し実際の送り長さを所望の送り長さとする
    送り調節手段とを備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の帯状体切断装置。
  3. 【請求項3】前記第2の記憶手段は、前記係数を複数種
    類記憶するものであることを特徴とする請求項2に記載
    の帯状体切断装置。
  4. 【請求項4】前記第2の記憶手段に記憶されている係数
    を修正入力する修正手段を備えていることを特徴とする
    請求項2に記載の帯状体切断装置。
  5. 【請求項5】帯状体に当接し回動することで長さ方向に
    送る送り手段と、 前記帯状体を切断する所定長さを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記送り手段の回動角に基づいて前記帯状体の送り長さ
    を判断する判断手段と、 この判断に基づいて前記送り手段で送られる帯状体を前
    記記憶手段により記憶されている前記所定長さで切断す
    る切断手段とを備えている帯状体切断装置において、 前記送り手段の回動速度を調節する回転速度調節手段を
    備えていることを特徴とする帯状体切断装置。
  6. 【請求項6】帯状体に当接し回動することで長さ方向に
    送る送り手段と、 前記帯状体を切断する所定長さを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記送り手段の回動角に基づいて前記帯状体の送り長さ
    を判断する判断手段と、 この判断に基づいて前記送り手段で送られる帯状体を前
    記記憶手段により記憶されている前記所定長さで切断す
    る切断手段とを備え、 この切断は前記送りを停止して行う帯状体切断装置にお
    いて、 前記切断後前記送り手段の回動を再開して所定の回転速
    度に達するまでの時間を調節する初期速度調節手段を備
    えていることを特徴とする帯状体切断装置。
  7. 【請求項7】帯状体に当接し回動することで長さ方向に
    送る正送り手段と、 前記帯状体を切断する所定長さを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記正送り手段の回動角に基づいて前記帯状体の送り長
    さを判断する判断手段と、 この判断に基づいて前記正送り手段で送られる帯状体を
    前記記憶手段により記憶されている前記所定長さで切断
    する切断手段と、 この所定長さに切断する帯状体に所定間隔で目印を形成
    する目印形成手段とを備え、 前記目印の形成位置は前記切断位置から前記帯状体の供
    給側へ所定間隔離れている帯状体切断装置において、 前記帯状体上の目印形成予定位置が当該位置より前記切
    断位置側にあるときは帯状体に当接し回動して前記正送
    り手段とは逆方向に送り、前記予定位置を前記目印形成
    位置に配置する逆送り手段を備えていることを特徴とす
    る帯状体切断装置。
  8. 【請求項8】前記送り手段の当接による伸びで生じる前
    記帯状体の見かけの送り長さと実際の送り長さとの比に
    基づいて前記帯状体の前記正送り手段及び前記逆送り手
    段による送り長さを補正し、実際の送り長さを所望の送
    り長さとする補正手段とを備えていることを特徴とする
    請求項7に記載の帯状体切断装置。
  9. 【請求項9】帯状体に当接し回動することで長さ方向に
    送る送り手段と、 前記帯状体を切断する所定長さを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記送り手段の回動角に基づいて前記帯状体の送り長さ
    を判断する判断手段と、 この判断に基づいて前記送り手段で送られる帯状体を前
    記記憶手段により記憶されている前記所定長さで切断す
    る切断手段とを備えている帯状体切断装置において、 前記切断手段は、 前記帯状体を切断するメスと、 所定の駆動源により回動するカムと、 前記メスが固定されているメス駆動部材と、 このメス駆動部材に設けられ前記カムが係合する被係合
    部と、 前記カムの回動による前記メス駆動部材の往復動を案内
    する案内部材とを備えていて、 この往復動により前記メスを駆動することを特徴とする
    帯状体切断装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104493878A (zh) * 2014-12-04 2015-04-08 谭军 电脑背扣热切机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104493878A (zh) * 2014-12-04 2015-04-08 谭军 电脑背扣热切机

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