JPH09267024A - 上面開放型脱臭装置 - Google Patents

上面開放型脱臭装置

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Publication number
JPH09267024A
JPH09267024A JP9024449A JP2444997A JPH09267024A JP H09267024 A JPH09267024 A JP H09267024A JP 9024449 A JP9024449 A JP 9024449A JP 2444997 A JP2444997 A JP 2444997A JP H09267024 A JPH09267024 A JP H09267024A
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JP
Japan
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layer
deodorizing
deodorizing device
gas
water
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Withdrawn
Application number
JP9024449A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nakamura
正明 中村
Mizuho Tanaka
瑞穂 田中
Takayuki Nakai
貴之 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
Priority to JP9024449A priority Critical patent/JPH09267024A/ja
Publication of JPH09267024A publication Critical patent/JPH09267024A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

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  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水処理場等から発生する悪臭を生物学的に
除去する脱臭装置において、設備費が安価でかつ景観上
優れており、安定した脱臭性能を長期的に維持するもの
を提供する。 【解決手段】 有底槽体の下部に空間層を配置し、該空
間層に系外からの被処理ガスの導入管を設けるととも
に、前記空間層の上面に脱臭層を配置してなる上面開放
型脱臭装置において、前記脱臭層を成形担体からなる充
填層とし、該脱臭層の上面に直射日光を遮蔽する透水性
の保護層を設けるとともに、該保護層への散水装置を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水処理場、屎尿
処理場、化学工場その他の各種工場等から発生する悪臭
を生物学的に除去する脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理場等から発生する悪臭成分を、
土壌中に棲息する微生物により酸化分解する土壌脱臭方
法は一例として図2に示すように公知であり、設備費が
安価なことから下水処理場等で広く採用されてきてい
る。図2において21は土壌、22はガス分散管、23
はグリ石であって、悪臭ガス9は脱臭ファン8によって
送り込まれる。
【0003】しかしながら、この土壌脱臭法は土壌を使
用している上に上面が大気に開放されているため、気象
条件の影響を受け安定性に欠けるという欠点を有してい
る。例えば、土壌を使用しているので通気抵抗が大き
く、しかも雨水の浸透性が悪いため、大雨が降ると下部
からのガスの圧力と上部からの雨水の圧力とが均衝して
しまう。このため、雨水が浸透せずに水溜まりができ、
ガスは弱いところからショートパスしてしまう。土壌は
降雨前の状態に戻らず、土壌は固くなりショートパスの
状態もそのまま残ってしまう。また、通気負荷を掛け過
ぎたり、土壌の含水率が下がったり、または上がったり
すると通気抵抗の弱い箇所からガスが吹き出し、その部
分の土壌を吹き飛ばしたり、細かいガス道ができて悪臭
ガスがそのまま出てしまうという欠点がある。
【0004】このため部分的に土壌を耕耘したり、定期
的に土壌を入れ替えたりする必要がある。しかも、雑草
により水の散布が不均一とならないよう定期的な草取り
も必要である。また天然の土壌を使用している関係上、
通気抵抗を均一にすることが困難なことから、通気ガス
の均一化を狙いとして、図2に示すような悪臭ガス分散
のためガス分散管22やグリ石23等の複雑な設備を採
用している。
【0005】また、最近は図3に示すように、通気塔内
24に微生物の棲息する担体の充填層25を設けること
により、気象条件の影響を受けない脱臭装置が採用され
るようになってきた。図3において26は担体の充填層
25を支持する通気性目皿、27は処理後のガス、11
は処理水、12は散水ポンプ、28は排水タンクであ
る。しかしながらこの装置は通気塔やガスダクトなどを
必要とするため、設備費が高価な上に景観上も好ましく
ないという欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、設備費が安
価でかつ景観上優れている土壌脱臭装置の特徴を活かし
つつ、安定した脱臭性能を長期的に維持することのでき
る脱臭装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、有底槽体の下部に空間層を配置し、
該空間層に系外からの被処理ガスの導入管を設けるとと
もに、前記空間層の上面に脱臭層を配置してなる上面開
放型脱臭装置において、前記脱臭層を成形担体からなる
充填層とし、該脱臭層の上面に直射日光を遮蔽する透水
性の保護層を設けるとともに、該保護層への散水装置を
設けたことを特徴とする上面開放型脱臭装置である。ま
たここにおいて上記保護層は人工芝、透水・通気性マッ
ト、玉砂利、玉石、バラス、ガラス玉、セラミック製造
粒物、常緑樹の植込みのいずれか、またはこれらの2種
以上を組み合わせたものよりなることも特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の詳細について説明
する。図1は本発明の脱臭装置の例を示す見取り図であ
る。すなわち本発明の脱臭装置1は、底部に設けた悪臭
ガスの分散のための空間層2、微生物の棲息する担体充
填層3、この充填物を受けるための通気性目皿4、直射
日光などを遮蔽するための保護層5および散水装置6に
て構成される。
【0009】図1において、各所より集められ脱臭ファ
ン8にて昇圧された悪臭ガス9は、脱臭装置1の底部に
設けた空間層2に導入された後、上部の微生物の棲息す
る担体充填層3内を上昇する間に担体に棲息する微生物
によって悪臭成分が酸化分解され、クリーンなガスとな
って充填層上面より大気中に放出される。この微生物棲
息用担体としては、通気抵抗にばらつきが生じないよう
に一定の形状に成型された担体を使用するので、この充
填層を通過する悪臭ガスの流速は均一となる。したがっ
て図2に示した従来の土壌を使用した場合のようなガス
分散管22やグリ石23は不要となる。
【0010】上記の担体には、微生物が棲息し易いよう
に人工的に成型して製造されたセラミックス、活性炭な
ど多孔質で保水性の良いものを使用する。使用する担体
の形状や大きさについては特に制約は無いが、降雨時の
雨水を悪臭ガスの上昇を阻害することなく全量下部に浸
透することができるだけの空隙を有し、しかも充填層内
での悪臭ガスの分布を均一にし、かつ脱臭ファン8の消
費電力を少なくするために担体充填層内を通過するとき
に5mmAq〜50mmAqの圧力損失を持つサイズの
ものが好ましい。仮に、雨水を全量浸透することができ
ない場合には、雨水の一部が表層流となって充填層上面
を流れるため悪臭ガスの均一な分散を阻害する。
【0011】担体充填層3の厚さは、景観上の理由で周
辺の地表面よりあまり高くしない方が望ましいので50
0mm〜1000mmが好ましい。また、大気中に存在
するダストなどの堆積の影響を少なくするうえから、担
体は上層ほど径の小さいものを使用する方が好ましい。
このように人工的に成型して製造されたセラミックス、
活性炭などは、ガスの通気抵抗が土壌に比べて小さい上
に、ガス流れが均一なため充填担体とガスの接触効率が
良い。したがってガスとの接触する時間を小さくするこ
とができ、充填担体の形状材質などによって差はあるも
のの、脱臭装置の設置面積は土壌の場合に比べて数分の
一にすることができる。さらに、特定の必要条件のもと
で人工的に製造された担体は、粉化や目詰まりがおこり
にくいので、長期間安定して使用することが可能であ
る。
【0012】本発明の脱臭装置は微生物の棲息する担体
充填層の上面は大気に開放されているので、直射日光な
どの自然現象の影響を受ける。これらは微生物の活動を
阻害する要因となるため、図1に示すように担体充填層
3の上面に例えば通気性のある人工芝等を保護層5とし
て設置する。この人工芝は直射日光を効率よく遮蔽する
ことができるように適度に密で、しかも雨水をすべて浸
透させることができるような透水性のものが好ましい。
また、上記の人工芝のほか透水・通気性マット、玉砂
利、玉石、バラス、ガラス玉、セラミック製造粒物や常
緑樹の植込みを利用してもよい。またたとえば玉砂利の
上に人工芝を敷くなどこれらの2種以上を組み合わせて
使用してもよい。
【0013】微生物棲息用担体としては前記のとおり保
水性の良い物を使用するが、担体が乾燥したり、微生物
により酸化分解して生じた物質が充填層内に蓄積すると
微生物の活性を阻害するので、人工芝層全表面に散水す
ることのできる散水装置6を設置する。図中11はこの
ための処理水、12は散水ポンプである。この散水は雪
の降る地方では、融雪の効果も期待することができる。
また、下部空間層に集水升10を設け、上部充填層から
落下してくる雨水などを集水し、ポンプにて排出する。
この排水は人工芝への散水として利用しても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明の脱臭装置は従来
の土壌脱臭装置の数分の一の設置面積で済み、かつ通気
塔方式に比べて設備費が安価であり、しかも長期的に安
定した脱臭性能を維持することのできる装置である。し
かも、景観上もごく自然に近いと言う特徴を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱臭装置の例を示す見取り図
【図2】従来の土壌による脱臭装置の例を示す見取り図
【図3】従来の通気塔を有する脱臭装置の例を示す見取
り図
【符号の説明】
1 脱臭装置 2 空間槽 3 担体充填層 4 通気性目皿 5 保護層 6 散水装置 8 脱臭ファン 9 悪臭ガス 10 集水升 11 処理水 12 散水ポンプ 21 土壌 22 ガス分散管 23 グリ石 24 通気塔 25 充填層 26 通気性目皿 27 処理後のガス 28 排水タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 貴之 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 日 鐵プラント設計株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底槽体の下部に空間層を配置し、該空
    間層に系外からの被処理ガスの導入管を設けるととも
    に、前記空間層の上面に脱臭層を配置してなる上面開放
    型脱臭装置において、前記脱臭層を成形担体からなる充
    填層とし、該脱臭層の上面に直射日光を遮蔽する透水性
    の保護層を設けるとともに、該保護層への散水装置を設
    けたことを特徴とする上面開放型脱臭装置。
  2. 【請求項2】 保護層は人工芝、透水・通気性マット、
    玉砂利、玉石、バラス、ガラス玉、セラミック製造粒
    物、常緑樹の植込みのいずれか、またはこれらの2種以
    上を組み合わせたものよりなることを特徴とする請求項
    1記載の上面開放型脱臭装置。
JP9024449A 1996-02-01 1997-01-24 上面開放型脱臭装置 Withdrawn JPH09267024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9024449A JPH09267024A (ja) 1996-02-01 1997-01-24 上面開放型脱臭装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-37066 1996-02-01
JP3706696 1996-02-01
JP9024449A JPH09267024A (ja) 1996-02-01 1997-01-24 上面開放型脱臭装置

Publications (1)

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JPH09267024A true JPH09267024A (ja) 1997-10-14

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ID=26361952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9024449A Withdrawn JPH09267024A (ja) 1996-02-01 1997-01-24 上面開放型脱臭装置

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JP (1) JPH09267024A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11309334A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Bio Oriented Technol Res Advancement Inst 脱臭装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11309334A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Bio Oriented Technol Res Advancement Inst 脱臭装置

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