JPH09266463A - データ補間回路およびデータ信号供給回路 - Google Patents

データ補間回路およびデータ信号供給回路

Info

Publication number
JPH09266463A
JPH09266463A JP8073805A JP7380596A JPH09266463A JP H09266463 A JPH09266463 A JP H09266463A JP 8073805 A JP8073805 A JP 8073805A JP 7380596 A JP7380596 A JP 7380596A JP H09266463 A JPH09266463 A JP H09266463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital data
data signal
output
node group
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8073805A
Other languages
English (en)
Inventor
Masako Fujitomi
雅子 藤富
Hiroyuki Harada
博行 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8073805A priority Critical patent/JPH09266463A/ja
Priority to US08/689,831 priority patent/US5815419A/en
Publication of JPH09266463A publication Critical patent/JPH09266463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、音声信号を16倍補間することに
より、補間時の誤差を減少でき、正確なアナログ変換が
可能となる16倍データ補間回路を提供する。 【解決手段】 本発明の2つのディジタルデータ信号間
をn点データ補間するデータ補間回路が提供される。こ
のデータ補間回路は、第1のデータ信号を保持する第1
の保持回路Y0と、第2のデータ信号を保持する第2の
保持回路Yn(nは補間数)と、2つのディジタルデー
タ信号が入力されその2つのディジタルデータ信号の中
間値yi(iは0<i<nの整数)を演算する演算回路
とその演算された中間値yiを保持する保持回路との複
数個Y(n−1)のペアを有し、この複数のペアの第i
番目の保持回路Yiに出力される中間値yiが、 yi=(y0+y2i)/2 :i≦n/2場
合 yi=(y(2i-n)+yn)/2 :i>n/2の
場合 の一般式で表わされるように結線される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルデータ間
を直線で近似することによりデータを補間するデータ補
間回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この様なデータ補間回路は、例えばCD
(コンパクトディスク)に記録された音声信号を再生す
る音声信号再生装置におけるCDオーディオ信号処理回
路に用いられるものである。従って、ディジタルオーデ
ィオ信号処理システムの一例としてCD(コンパクトデ
ィスク)オーディオ信号処理の概要についてまず説明す
る。図16はCDに記録された音声信号および画像信号
を再生する再生装置の概要を示す図である。図16にお
いて、CD101に記録された情報は、光ピックアップ
104で検知され、RFアンプ105で増幅され、オー
ディオ信号処理回路(受信信号処理装置)110に入力
される。受信信号処理装置110において、受信信号
は、PLLスライサ111によってそのレベルがスライ
スされ、EFM(8−14変調)復調回路113によっ
て信号の復調が行われ、記憶手段(SRAM)119お
よびECC(エラーコード訂正)回路120によって信
号のエラー訂正が行われ、補間回路121によってデー
タエラーによって抜け落ちた信号の補間が行われ、ディ
エンファシス回路122によってエンファシスされた信
号が元に戻された後に、ディジタル/アナログ(D/
A)変換部123に入力される。D/A変換部123に
おいては、入力信号は4倍データ補間回路140で補間
され、ディジタル/アナログ(D/A)部124でディ
ジタル/アナログ(D/A)変換され、音声信号として
出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなCDオーデ
ィオ信号処理回路110における従来のD/A変換部1
23においては、4倍データ補間回路140によってデ
ィエンファシス回路122からのディジタルデータ信号
を4倍した信号、つまり、入力されたディジタルデータ
信号に基づいて作成された4倍のディジタルデータ信号
がD/A変換部124によりアナログ信号に変換されて
音声信号として出力されていたため、D/A変換部12
3の精度を向上させることが非常に困難であった。
【0004】このような点を改善するために、4倍デー
タ補間回路140にて4倍にされたディジタルデータ信
号をさらに16倍データ補間回路にて16倍した信号、
つまり4倍データ補間回路140からのディジタルデー
タ信号に基づいて作成された16倍のディジタルデータ
信号、すなわちディエンファシス回路122からのディ
ジタルデータ信号に基づいて作成された64倍(4×1
6)のディジタルデータ信号をD/A部124にてディ
ジタル・アナログ変換するようにし、ディジタル・アナ
ログ変換に際してのサンプリング周波数を高くし、D/
A部124のビット数や、次数の負担を軽減することも
考えられる。
【0005】しかしながら、16倍データ補間回路は回
路構成が複雑になりがちであり、CDオーディオ信号処
理回路110を1チップにIC化するとICとして大型
化するものであった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑みてなされたも
のであり、連続して入力される2つのmビットからなる
ディジタルデータ信号間を直線で近似することによって
データを補間するデータ補間回路を簡単な回路構成によ
って得ることを目的とするものである。
【0007】さらに、具体的には、オーディオ信号処理
回路において、ディジタルデータ信号をアナログ信号に
変換する際のサンプリング周波数を高くするために、4
倍データ補間回路にて4倍にされたディジタルデータ信
号を16倍に補間する16倍データ補間回路を用い、こ
の16倍データ補間回路として、簡単な回路構成にし
て、かつ補間時の直線近似に対する誤差が小さいものを
得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る2つの
ディジタルデータ信号間を(n−1)点のデータで補間
するデータ補間回路は、第1のデータ信号を保持する第
1の保持回路と、第2のデータ信号を保持する第2の保
持回路と、2つのディジタルデータ信号が入力されその
2つのディジタルデータ信号の中間値を演算する演算回
路とその演算された中間値を保持する保持回路とをそれ
ぞれ有する(n−1)個の演算手段を有し、第i番目の
演算手段の保持回路に保持される中間値yiが以下の一
般式で表わされるように結線される。 yi=(y0+y2i)/2 :i≦n/2の場合 yi=(y(2i-n)+yn)/2 :i>n/2の場合 ここで、nは補間数を表わし、2のべき数で表わされる
整数(2,4,8,16・・・)であり、iは0<i<n
の整数である。y0は第0番目の出力データ信号、すな
わち、上記第1のデータ信号であり、ynは第n番目の
出力データ信号、すなわち、上記第2のデータ信号であ
り、y2iは第2i番目の演算手段からの出力データ信
号、すなわち、第2i番目の演算手段の保持回路に保持
される中間値であり、y(2i-n)は第(2i−n)番目の
演算手段からの出力データ信号、すなわち、第(2i−
n)番目の演算手段の保持回路に保持される中間値であ
る。
【0009】さらに、第2の発明に係る2つのディジタ
ルデータ信号からn個のディジタルデータ信号を生成
し、前記2つのディジタルデータ信号間を(n−1)個
のデータで補間するデータ補間回路は、第1のデータ信
号を保持する第1の保持回路と、第2のデータ信号を保
持する第2の保持回路と、2つのディジタルデータ信号
が入力されその2つのディジタルデータ信号の中間値を
演算する演算回路とその演算された中間値を保持する保
持回路Yiとをそれぞれが有する(n−1)個の演算手
段とを有し、第i番目の演算手段の保持回路に保持され
る中間値yiが以下の一般式で表わされるように上記
(n−1)個の演算手段が結線される。
【0010】 yi={y0+y2i}/2 :入力端の一方がY0に接続されている場合 yi={y(2i-n)+yn}/2 :入力端の一方がYnに接続されている場合 yi={y(i-j)+y(i+j)}/2 :入力端の両方がY0またはYnに接続され ていない場合 ここで、nは補間数を表わし、2のべき数で表わされる
整数(2,4,8,16・・・)であり、iは0<i<n
の整数であり、jはj<iかつj<n−iである。y0
は第0番目の入力データ信号、すなわち、上記第1のデ
ータ信号であり、ynは第n番目の出力データ信号、す
なわち、上記第2のデータ信号であり、y2iは第2i番
目の演算手段からの出力データ信号、すなわち、第2i
番目の演算手段の保持回路に保持される中間値であり、
(2i-n)は第(2i−n)番目の演算手段からの出力デ
ータ信号、すなわち、第(2i−n)番目の演算手段の
保持回路に保持される中間値であり、y(i-j)は第(i
−j)番目の演算手段からの出力データ信号、すなわ
ち、第(i−j)番目の演算手段の保持回路に保持され
る中間値であり、y(i+j)は第(i+j)番目の演算手
段からの出力データ信号、すなわち、第(i+j)番目
の演算手段の保持回路に保持される中間値である。
【0011】さらに、第3の発明に係るデータ補間回路
中の前記演算回路は、入力されるディジタルデータ信号
のビット数と同数のフルアダーを有し、各フルアダーは
入力される2つのディジタルデータ信号の対応するビッ
トの値を加算し、その加算結果により生じたキャリ信号
を1つ上位のビットに対応するフルアダーに出力し、最
下位ビットに対応するフルアダーのキャリ入力端子には
ロー信号が入力され、最下位ビット以外のビットに対応
するフルアダーからの加算結果に基づいて出力ディジタ
ルデータ信号を得ることによって、入力される2つのデ
ィジタルデータ信号の加算値の1/2を演算するように
構成される。
【0012】さらに、第4の発明に係るデータ補間回路
中の保持回路は、入力されるディジタルデータ信号のビ
ット数と同数のフリップフロップを有し、各フリップフ
ロップは、入力されるディジタルデータ信号の対応する
ビットの値を入力されるクロック信号に同期して保持
し、入力されるリセット信号によって保持内容がリセッ
トされるように構成される。
【0013】さらに、第5の発明に係るデータ補間回路
は、連続して入力される2つのmビットからなるディジ
タルデータ信号を個々に受ける第1および第2の入力端
群と、それぞれがmビットからなるディジタルデータ信
号を出力するための、第0番目から第(2k−1)番目
の2k群(kは整数)の出力端群と、上記第1の入力端
群に受けるディジタルデータ信号を一旦保持するととも
に第0番目のディジタルデータ信号として出力ノード群
から出力し、その出力ノード群が上記第0番目の出力端
群に接続される第1の保持手段と、上記第2の入力端群
に受けるディジタルデータ信号を一旦保持するとともに
第2k番目のディジタルデータ信号として出力ノード群
から出力する第2の保持手段と、上記第1番目から第
(2k−1)番目の出力端群に対応して設けられる(2k
−1)個(kは整数であり、上記kと同じ値)の演算手
段とによって構成される。
【0014】各演算手段は、それぞれがディジタルデー
タ信号を受ける第1および第2の入力ノード群を有し、
第1および第2の入力ノード群に入力された2つのディ
ジタルデータ信号を加算してその加算結果を出力する加
算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビ
ットを除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保
持するとともに、その保持したディジタルデータ信号を
対応した出力端群の番号のディジタルデータ信号として
出力ノード群から出力し、その出力ノード群が対応した
番号の出力端群に接続される保持手段とを有し、各演算
手段の加算手段の第1および第2の入力ノード群は、そ
れぞれ異なる番号であり、かつそれらの番号の和が、対
応した保持手段の出力ノード群から出力されるディジタ
ルデータ信号の番号の2倍の値になる2つのディジタル
データ信号のそれぞれを出力する2つの保持手段の出力
ノード群に個々に接続される補間データ生成手段を有す
る。
【0015】さらに、第6の発明に係るデータ補間回路
は、連続して入力される2つのmビットからなるディジ
タルデータ信号を個々に受ける第1および第2の入力端
群と、それぞれがmビットからなるディジタルデータ信
号を出力するための、第0番目から第(2k−1)番目
の2k群(kは整数)の出力端群と、上記第1の入力端
群に受けるディジタルデータ信号を一旦保持するととも
に第0番目のディジタルデータ信号として出力ノード群
から出力し、その出力ノード群が上記第0番目の出力端
群に接続される第1の保持手段と、上記第2の入力端群
に受けるディジタルデータ信号を一旦保持するとともに
第2k番目のディジタルデータ信号として出力ノード群
から出力する第2の保持手段と、上記第1番目から第
(2k−1)番目の出力端群に対応して設けられる(2k
−1)個(kは整数であり、上記kと同じ値)の演算手
段から構成される。
【0016】各演算手段は、それぞれがディジタルデー
タ信号を受ける第1および第2の入力ノード群を有し、
第1および第2の入力ノード群に入力された2つのディ
ジタルデータ信号を加算してその加算結果を出力する加
算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビ
ットを除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保
持するとともに保持したディジタルデータ信号を対応し
た出力端群の番号のディジタルデータ信号として出力ノ
ード群から出力し、その出力ノード群が対応した番号の
出力端群に接続される保持手段とを有し、各演算手段の
加算手段の第1の入力ノード群は第0番目のディジタル
データ信号を出力する第1の保持手段および第2k番目
のディジタルデータ信号を出力する第2の保持手段のい
ずれか一方の保持手段の出力ノード群に接続され、第2
の入力ノード群は、対応した保持手段の出力ノード群か
ら出力されるディジタルデータ信号の番号の2倍の値か
ら第1の入力ノード群に入力されるディジタルデータ信
号の番号を引いた値の番号のディジタルデータ信号を出
力する保持手段の出力ノード群に接続される。
【0017】さらに、第7の発明に係るデータ補間回路
は、それぞれ異なる2つのmビットからなるディジタル
データ信号を個々に受ける第1および第2の入力端群
と、それぞれがmビットからなるディジタルデータ信号
を出力するための、第0番目から第(2k−1)番目の
k群(kは整数)の出力端群と、上記第1の入力端群
に受けるディジタルデータ信号を一旦保持するとともに
第0番目のディジタルデータ信号として出力ノード群か
ら出力し、その出力ノード群が上記第0番目の出力端群
に接続される第1の保持手段と、上記第2の入力端群に
受けるディジタルデータ信号を一旦保持するとともに第
k番目のディジタルデータ信号として出力ノード群か
ら出力する第2の保持手段と、k段(kは整数であり、
上記kと同じ値)の演算部を備え、初段の演算部は1つ
の演算手段によって構成される。
【0018】この初段の演算手段は、上記第1の保持手
段の出力ノード群に接続される第1の入力ノード群と上
記第2の保持手段の出力ノード群に接続される第2の入
力ノード群を有し、第1および第2の入力ノード群に入
力された2つのディジタルデータ信号を加算してその加
算結果を出力する加算手段と、この加算手段からの加算
結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタル
データ信号を一旦保持するとともに保持したディジタル
データ信号を出力ノード群から出力する保持手段とを備
え、2段目以降のp段(pは2〜kの整数)の演算部
は、2p1個の演算手段を有し、2p-2個の各演算手段
は、第1の入力ノード群が上記第1の保持手段の出力ノ
ード群に接続され、第2の入力ノード群が前段の演算部
の互いに異なるいずれか1つの演算手段の保持手段の出
力ノード群に接続され、第1および第2の入力ノード群
に入力された2つのディジタルデータ信号を加算してそ
の加算結果を出力する加算手段と、この加算手段からの
加算結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジ
タルデータ信号を一旦保持するとともに保持したディジ
タルデータ信号を出力ノード群から出力する保持手段と
を備える。
【0019】残りの2p-2個の各演算手段は第1の入力
ノード群が前段の演算部の互いに異なるいずれか1つの
保持手段の出力ノード群に接続され、第2の入力ノード
群が上記第2の保持手段の出力ノード群に接続され、第
1および第2の入力ノード群に入力された2つのディジ
タルデータ信号を加算してその加算結果を出力する加算
手段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビッ
トを除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保持
するとともに保持したディジタルデータ信号を出力ノー
ド群から出力する保持手段とを備える。各演算手段の保
持手段の出力ノード群は上記第1番目から第(2k
1)番目の出力ノード群に対応した出力端群に接続され
る。
【0020】さらに、第8の発明に係る16倍データ補
間回路は、それぞれ異なる2つのmビットからなるディ
ジタルデータ信号を個々に受ける第1および第2の入力
端群と、それぞれがmビットからなるディジタルデータ
信号を出力するための、第0番目から第15番目の出力
端群と、入力ノード群が上記第1の入力端群に接続され
るとともに出力ノード群が上記第0番目の出力端群に接
続される第0番目の保持手段と、入力ノード群が上記第
2の入力端群に接続される第16番目の保持手段とを有
する。
【0021】その演算部の第1段目は、第1の入力ノー
ド群が上記第0番目の保持手段の出力ノード群に接続さ
れるとともに第2の入力ノード群が上記第16番目の保
持手段の出力ノード群に接続される加算手段と、この加
算手段からの加算結果のうち最下位ビットを除いたmビ
ットのディジタルデータ信号を一旦保持するとともに保
持したディジタルデータ信号を出力ノード群から第8番
目の出力端群に出力する保持手段とを有する第8番目の
演算手段とを有する。
【0022】さらに、演算部の第2段目は、第1の入力
ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノード群に接
続されるとともに第2の入力ノード群が上記第8番目の
演算手段の保持手段の出力ノード群に接続される加算手
段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビット
を除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保持す
るとともに保持したディジタルデータ信号を出力ノード
群から第4番目の出力端群に出力する保持手段とを有す
る第4番目の演算手段と、および、第1の入力ノード群
が上記第8番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に
接続されるとともに第2の入力ノード群が上記第16番
目の保持手段の出力ノード群に接続される加算手段と、
この加算手段からの加算結果のうち最下位ビットを除い
たmビットのディジタルデータ信号を一旦保持するとと
もに保持したディジタルデータ信号を出力ノード群から
第12番目の出力端群に出力する保持手段とを有する第
12番目の演算手段とを有する。
【0023】その演算部の第3段目は、第1の入力ノー
ド群が上記第0番目の保持手段の出力ノード群に接続さ
れるとともに第2の入力ノード群が上記第4番目の演算
手段の保持手段の出力ノード群に接続される加算手段
と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビットを
除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保持する
とともに保持したディジタルデータ信号を出力ノード群
から第2番目の出力端群に出力する保持手段とを有する
第2番目の演算手段と、第1の入力ノード群が上記第0
番目の保持手段の出力ノード群に接続されるとともに第
2の入力ノード群が上記第12番目の演算手段の保持手
段の出力ノード群に接続される加算手段と、この加算手
段からの加算結果のうち最下位ビットを除いたmビット
のディジタルデータ信号を一旦保持するとともに保持し
たディジタルデータ信号を出力ノード群から第6番目の
出力端群に出力する保持手段とを有する第6番目の演算
手段と、第1の入力ノード群が上記第4番目の演算手段
の保持手段の出力ノード群に接続されるとともに第2の
入力ノード群が上記第16番目の保持手段の出力ノード
群に接続される加算手段と、この加算手段からの加算結
果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデ
ータ信号を一旦保持するとともに保持したディジタルデ
ータ信号を出力ノード群から第10番目の出力端群に出
力する保持手段とを有する第10番目の演算手段と、第
1の入力ノード群が上記第12番目の演算手段の保持手
段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノー
ド群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接続
される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
を出力ノード群から第14番目の出力端群に出力する保
持手段とを有する第14番目の演算手段とを有する。
【0024】その演算部の第4段目は、第1の入力ノー
ド群が上記第0番目の保持手段の出力ノード群に接続さ
れるとともに第2の入力ノード群が上記第2番目の演算
手段の保持手段の出力ノード群に接続される加算手段
と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビットを
除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保持する
とともに保持したディジタルデータ信号を出力ノード群
から第1番目の出力端群に出力する保持手段とを有する
第1番目の演算手段と、第1の入力ノード群が上記第0
番目の保持手段の出力ノード群に接続されるとともに第
2の入力ノード群が上記第6番目の演算手段の保持手段
の出力ノード群に接続される加算手段と、この加算手段
からの加算結果のうち最下位ビットを除いたmビットの
ディジタルデータ信号を一旦保持するとともに保持した
ディジタルデータ信号を出力ノード群から第3番目の出
力端群に出力する保持手段とを有する第3番目の演算手
段と、第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の
出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノード群
が上記第10番目の演算手段の保持手段の出力ノード群
に接続される加算手段と、この加算手段からの加算結果
のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデー
タ信号を一旦保持するとともに保持したディジタルデー
タ信号を出力ノード群から第5番目の出力端群に出力す
る保持手段とを有する第5番目の演算手段と、第1の入
力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノード群に
接続されるとともに第2の入力ノード群が上記第14番
目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続される加
算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビ
ットを除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保
持するとともに保持したディジタルデータ信号を出力ノ
ード群から第7番目の出力端群に出力する保持手段とを
有する第7番目の演算手段と、第1の入力ノード群が上
記第2番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続
されるとともに第2の入力ノード群が上記第16番目の
保持手段の出力ノード群に接続される加算手段と、この
加算手段からの加算結果のうち最下位ビットを除いたm
ビットのディジタルデータ信号を一旦保持するとともに
保持したディジタルデータ信号を出力ノード群から第9
番目の出力端群に出力する保持手段とを有する第9番目
の演算手段と、第1の入力ノード群が上記第6番目の演
算手段の保持手段の出力ノード群に接続されるとともに
第2の入力ノード群が上記第16番目の保持手段の出力
ノード群に接続される加算手段と、この加算手段からの
加算結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジ
タルデータ信号を一旦保持するとともに保持したディジ
タルデータ信号を出力ノード群から第11番目の出力端
群に出力する保持手段とを有する第11番目の演算手段
と、第1の入力ノード群が上記第10番目の演算手段の
保持手段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入
力ノード群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群
に接続される加算手段と、この加算手段からの加算結果
のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデー
タ信号を一旦保持するとともに保持したディジタルデー
タ信号を出力ノード群から第13番目の出力端群に出力
する保持手段とを有する第13番目の演算手段と、第1
の入力ノード群が上記第14番目の演算手段の保持手段
の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノード
群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接続さ
れる加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最
下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号を
一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号を
出力ノード群から第15番目の出力端群に出力する保持
手段とを有する第15番目の演算手段とを有する。
【0025】さらに、第9の発明に係るデータ信号供給
回路は、mビットのPCM符号変調信号の各ビットに対
応して設けられたm個の入力端子と、これらm個の入力
端子に対応して設けられ、それぞれのデータ入力端が対
応の前記入力端子に接続され、クロック入力端にクロッ
ク信号が印加される複数の第1段のDフリップフロップ
と、これら複数の第1段のDフリップフロップに対応し
て設けられ、それぞれのデータ入力端が前記対応の第1
段のDフリップフロップの出力端に接続され、クロック
入力端にクロック信号が印加される複数の第2段のDフ
リップフロップと、前記複数の第2段のDフリップフロ
ップに対応して設けられ、それぞれが対応の第2段のD
フリップフロップの出力端に接続された複数の第1のデ
ータ信号出力端子と、前記複数の第1段のDフリップフ
ロップに対応して設けられ、それぞれが対応の第1段の
フリップフロップの出力端に接続された複数の第2のデ
ータ信号出力端子とを備えるように構成される。
【0026】さらに、第10の発明に係るデータ信号供
給回路は、mビットのPCM符号変調信号の各ビットに
対応して設けられたm個の入力端子と、これらm個の入
力端子に対応して設けられ、それぞれのデータ入力端が
対応の前記入力端子に接続され、クロック入力端にクロ
ック信号が印加される複数の第1段のDフリップフロッ
プと、上記m個の入力端子に対応して設けられ、データ
入力端が対応の前記入力端子に接続され、クロック入力
端に前記第1段のDフリップフロップと同一のクロック
信号を入力し、前記第1段のDフリップフロップとは逆
のエッジで動作する複数の第2段のDフリップフロップ
と、前記複数の第2段のDフリップフロップに対応して
設けられ、それぞれが対応の第2段のフリップフロップ
の出力端に接続された複数の第1のデータ信号出力端子
と、前記複数の第1段のDフリップフロップに対応して
設けられ、それぞれが対応の第1段のフリップフロップ
の出力端に接続された複数の第2のデータ信号出力端子
とを備えるように構成される。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1を図1ないし図1
4に基づいて説明する。まず始めに、この実施の形態1
におけるデータ補間回路である16倍データ補間回路の
位置づけについて図1を用いて説明する。
【0028】図1は、図16で示したように、ディエン
ファシス回路122からのディジタルデータ信号を受け
て、データ補間を行った後、アナログ信号に変換して、
このアナログ信号を音声信号として出力するディジタル
・アナログ(D/A)変換部123と同様な動作をする
64倍fs(fs:sampling frequency)ディジタル・
アナログ(D/A)変換部を示すブロック図である。図
16中のディジタル・アナログ(D/A)変換部123
と異なるところは、図16においては、補間が4倍であ
るが、図1においては補間が64倍である点が異なる。
【0029】図1において130はサンプリング周波数
fsのパルス符号変調(PCM)信号が入力されるD/
A変換部123の信号入力端である。上記PCM信号は
所定のビット数(説明を容易にするため、この例では4
ビットとする。一般的にディジタルオーディオの場合1
6ビットである。)をもったディジタル信号である。
【0030】140は上記信号入力端130から入力さ
れたPCM符号変調信号を受け、4倍のPCM符号変調
信号を生成し、サンプリング周波数fsの4倍の周波数
にてPCM符号変調信号(図1ではビット数mをd1〜
d4の4ビットとして示している。)を出力する4倍デ
ータ補間回路、150はこの4倍データ補間回路からの
PCM符号変調信号をクロック信号(周波数がサンプリ
ング周波数fsの4倍の周波数4fsである)に同期し
て順次取り込み、連続して入力される2つのPCM符号
変調信号(図1ではa1〜a4の4ビットと、b1〜b
4の4ビットとして示している。)をディジタルデータ
信号として出力するデータ信号供給回路で、具体的一例
は後述する。
【0031】160はこのデータ信号供給回路から出力
される連続した2つのディジタルデータ信号を受け、受
けた2つのディジタルデータ信号に基づいて16倍のデ
ィジタルデータ信号(図1では各々がmビット(4ビッ
ト)からなるy0〜y15として示している。)を生
成、つまり、2つのディジタルデータ間を直線で近似し
て新たに15個のディジタルデータを作成し、出力する
16倍データ補間回路で、詳細は後述する。
【0032】170はこの16倍データ補間回路160
からのディジタルデータ信号y0〜y15を受け、クロ
ック信号(実質的に周波数がサンプリング周波数fsの
64(4×16)倍の周波数64fsである)に同期し
て順次シリアルにディジタルデータ信号y0〜y15を
出力するデータインターフェイス回路で、その出力は、
結果としてサンプリング周波数fsにて信号入力端13
0に入力されたPCM符号変調信号を64倍し、つまり
1つのPCM符号変調信号に対して63個のPCM符号
変調信号を補間し、サンプリング周波数fsの64(4
×16)倍の周波数64fsにてディジタルデータ信号
(図1ではf1〜f4の4ビットとして示している)を
出力している。具体的一例は後述する。
【0033】210はこのデータインターフェイス回路
からのディジタルデータ信号をΣΔ変調して1ビットの
データ信号として出力するΣΔ変調回路、220はこの
ΣΔ変調回路からのデータ信号を1ビットD/A変換し
てアナログ信号として出力する1ビットディジタル/ア
ナログ(D/A)変換回路、230はこのD/A変換回
路220からのアナログ信号の高周波成分を除去してア
ナログ音声信号として音声信号出力端240へ出力する
アナログローパスフィルタ(LPF)である。
【0034】次に、本発明の実施の形態1の主たる特徴
を有する16倍データ補間回路160について図2に基
づいてさらに説明する。図2において、1および2は上
記データ信号供給回路150に連続して入力される2つ
のmビット(説明の都合上、4ビットにて示している。
以下、mビットはこの例において4ビットである。)か
らなるディジタルデータ信号を、上記データ信号供給回
路150から同時にかつ個々に受ける第1および第2の
入力端群で、それぞれがディジタルデータ信号のビット
数と同じm個の入力端からなり、図2において、一例と
して第1の入力端群1に4ビットの0001(十進数で
1)のディジタルデータ信号1が入力され、第2の入力
端群2に4ビットの1110(十進数で14)のディジ
タルデータ信号2が入力されている状態を示している。
【0035】3A〜3Pはそれぞれがmビットからなる
ディジタルデータ信号y0〜y15を出力するための、
第0番目から第(2k−1)番目の2k群(kは整数であ
り、この例では、16倍データ補間回路を示しているの
で、k=4である。以下、この例においてkは4として
説明してある。)の出力端群で、それぞれがディジタル
データ信号のビット数と同じm個の出力端からなる。
【0036】4は上記第1の入力端群1に受けるディジ
タルデータ信号1を、図5(c)に示すクロック信号C
LK1(サンプリング周波数fsの4倍の周波数4f
s)に同期して一旦保持(ラッチ)するとともに、第0
番目のディジタルデータ信号y0として出力ノード群か
ら出力し、その出力ノード群が上記第0番目の出力端群
3Aに接続される第1の保持手段である。第1の保持手
段4の一例を図3に示す。図3において、第1の保持手
段4は、ディジタルデータ信号1の各ビット毎に設けら
れたm個(この例において4個)のDフリップフロップ
31〜34を有する。各Dフリップフロップは、入力端
Dが入力ノード群の対応した入力ノードに接続され、出
力端Qが出力ノード群の対応した出力ノードに接続され
る。各Dフリップフロップのクロック入力端にクロック
信号CLK1を、リセット端にリセット信号RSTを受
ける。クロック信号CLKの立ち上がりを受けて入力端
Dに入力されるデータを取り込んで、この取り込んだデ
ータを出力端Qから出力し、リセット信号RSTを受け
ると各フリップフロップの保持内容はリセット、つま
り、出力端からの出力はリセットされる。
【0037】図2に戻って、5は上記第2の入力端群2
に受けるディジタルデータ信号2を上記クロック信号C
LK1に同期して一旦保持するとともに第2k番目(こ
の例においては第16番目)のディジタルデータ信号と
して出力ノード群から出力する第2の保持手段で、上記
第1の保持手段4と同様の回路構成であり、図3に示す
ように、ディジタルデータ信号2の各ビット毎に設けら
れたm個(この例において4個)のDフリップフロップ
31〜34を有しているものである。
【0038】6は上記第1番目から第(2k−1)番目
の出力端群3B〜3Pに対応して設けられる(2k
1)個の演算手段6B〜6Pからなる補間データ生成手
段である。この補間データ生成手段6を構成する各演算
手段6B〜6Pは、加算手段61B〜61Pと保持手段
62B〜62Pとから構成される。各加算手段61B〜
61Pは入力される2つのディジタルデータ信号を加算
してその加算結果を出力する。各保持手段62B〜62
Pは、対応した加算手段61B〜61Pからの加算結果
のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデー
タ信号を一旦保持するとともに保持したディジタルデー
タ信号を出力ノード群を介して対応した出力端群3B〜
3Pに出力する。
【0039】上記補間データ生成手段6の各演算手段6
B〜6Pの加算手段61B〜61Pは、図4に示すよう
に、入力される2つのディジタルデータ信号の一方のデ
ィジタルデータ信号をビット毎に受ける第1の入力ノー
ドa1〜a4からなる第1の入力ノード群と、他方のデ
ィジタルデータ信号をビット毎に受ける第2の入力ノー
ドb1〜b4からなる第2の入力ノード群と、入力され
るディジタルデータ信号の各ビット毎に設けられたm個
(この例においては4個)の全加算回路(フルアダー、
FA)611〜614を有している。
【0040】各全加算回路611〜614は、第1の入
力端Aが第1の入力ノード群の対応したビットの第1の
入力ノードa1〜a4に接続され、第2の入力端Bが第
2の入力ノード群の対応したビットの第2の入力ノード
b1〜b4に接続され、キャリイン端Cinにキャリ信号
が入力され、サム端Sから加算結果の下位ビットの値が
加算結果として出力され、キャリアウト端Coutから加
算結果の上位ビットの値がキャリ信号として出力され
る。
【0041】そして、初段の全加算回路611のキャリ
イン端Cinにロー(L)レベル、つまり“0”を示す接
地電位が印加される。2段目以降の全加算回路612〜
614のキャリイン端Cinは前段の全加算回路のキャリ
アウト端Coutに接続される。全加算回路611〜61
4のサム端Sおよび最終段のキャリアウト端Coutから
の出力が、入力される2つのディジタルデータ信号の加
算結果を示す。初段の全加算回路611のサム端Sを除
いた2段目以降の全加算回路612〜614のサム端S
出力及び最終段の全加算回路614のキャリアウト端C
out出力、つまり、加算結果の最下位ビットを除いたm
ビットのディジタルデータ信号が、入力された2つのデ
ィジタルデータ信号の和の中間値を示すmビットのディ
ジタルデータ信号を示すものである。
【0042】また、補間データ生成手段6の各演算手段
6B〜6Pの保持手段62B〜62Pは、図4に示すよ
うに、対応した全加算回路61B〜61Pから出力され
る加算結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディ
ジタルデータ信号の各ビット毎に設けられたm個(この
例において4個)のDフリップフロップ621〜624
を有する。各Dフリップフロップ621〜624は、入
力端Dが対応した全加算回路61B〜61Pから出力さ
れるディジタルデータ信号の対応したビットの出力ノー
ドに接続される。出力端Qは対応した出力端3B〜3P
に接続される出力ノード群の対応した出力ノードに接続
される。クロック入力端はクロック信号CLK2〜5の
いずれかのクロック信号が印加され、リセット端にはリ
セット信号RSTが印加される。クロック信号CLK2
〜5の立ち上がりを受けて入力端Dに入力されるデータ
を取り込んで、この取り込んだデータを出力端Qから出
力し、リセット信号RSTを受けると出力端Qからの出
力はリセットされる。
【0043】次に、上記補間データ生成手段6におい
て、それらを構成する演算手段6B〜6Pの加算手段
(全加算回路)61B〜61Pの第1および第2の入力
ノード群の接続関係についての考え方を以下に示す。
【0044】上記で述べたように、2k群の出力端群3
A〜3Pは第0番目から第(2k−1)番目として番号
づけられ、第1番目から第(2k−1)番目の出力端群
3B〜3Pに対応した演算手段6B〜6Pおよび演算手
段6B〜6Pから出力されるディジタルデータ信号y1
〜y(2k−1)も出力端群3B〜3Pと対応して第1
番目から第(2k−1)番目として番号づけられる。第
1の保持手段4から出力されるディジタルデータ信号y
1が第0番目、第(2k−1)番目の演算手段6Pの保
持手段62Pから出力されるディジタルデータ信号y
(2k−1)が第2k−1番目として番号づけられ、これ
らに基づいて接続関係を説明する。
【0045】すなわち、各演算手段6B〜6Pの全加算
回路61B〜61Pの第1および第2の入力ノード群a
1〜a4、b1〜b4は、それぞれが異なる番号であ
り、かつそれらの番号の和が対応した保持手段62B〜
62Pの出力ノード群c1〜c4から出力されるディジ
タルデータ信号の番号の2倍の値になる2つのディジタ
ルデータ信号のそれぞれを出力する2つの演算手段6B
〜6Pの保持手段62B〜62Pの出力ノード群c1〜
c4に個々に接続される。この例においては各演算手段
6B〜6Pの全加算回路61B〜61Pの第1の入力ノ
ード群a1〜a4は第0番目のディジタルデータ信号y
0を出力する第1の保持手段4および第2k番目のディ
ジタルデータ信号を出力する第2の保持手段5のいずれ
か一方の保持手段の出力ノード群c1〜c4に接続さ
れ、第2の入力ノード群b1〜b4は、対応した保持手
段62B〜62Pの出力ノード群c1〜c4から出力さ
れるディジタルデータ信号の番号の2倍の値から第1の
入力ノード群a1〜a4に入力されるディジタルデータ
信号の番号を引いた値の番号のディジタルデータ信号を
出力する演算手段6B〜6Pの保持手段62B〜62P
の出力ノード群c1〜c4に接続されるものである。
【0046】また、第i番目の演算手段6B〜6Pから
出力されるディジタルデータ信号yiは、次の式
(1)、(2)で表わせるように各演算手段6B〜6P
が結線される。 yi={y0+y(2i)}/2 (i≦2k−1の場合) …(1) yi={y(2i−2k)+y(2k)}/2 (i>2k−1の場合) …(2) なお、yiは有限の桁数を持つため予め設定された桁数
で切り捨てがおこなわれた計算結果が演算手段6B〜6
Pから出力される。
【0047】さらに、次のような考え方によってもなさ
れているものである。すなわち、n段の演算部を備え、
初段の演算部は1つの演算手段6Iを有し、この演算手
段6Iの全加算回路61Iは、その第1の入力ノード群
a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜c
4に接続され、第2の入力ノード群が第2の保持手段5
の出力ノード群c1〜c4に接続される。2段以降のP
段(Pは2〜kの整数)の演算部は、2P-1個の演算手
段を有し、2P-1個の各演算手段の全加算回路は、その
第1の入力ノード群a1〜a4が第1の保持手段4の出
力ノード群c1〜c4に接続され、第2の入力ノード群
b1〜b4が前段の演算部の互いに異なるいずれか1つ
の演算手段の保持手段の出力ノード群c1〜c4に接続
され、残りの2P-2個の各演算手段の全加算回路は、そ
の第1の入力ノード群a1〜a4が第2の保持手段5の
出力ノード群c1〜c4に接続され、第2の入力ノード
群b1〜b4が前段の演算部の互いに異なるいずれか1
つの演算手段の保持手段の出力ノード群c1〜c4に接
続される。
【0048】そして、上記した考え方に基づいて、kが
4の場合、つまり16(=24)倍データ補間回路を作
成した場合の一例を、以下に具体的に説明する。なお、
各演算手段6B〜6Pから出力されるディジタルデータ
信号y1〜y15は、上記でも説明したように、第1の
入力端群1に4ビットの0001(十進数で1)のディ
ジタルデータ信号1が入力され、第2の入力端群2に4
ビットの1110(十進数で14)のディジタルデータ
信号2が入力された場合を例にとって説明する。
【0049】すなわち、第8番目の演算手段6Iは次の
様な接続関係になっている。全加算回路61Iの第1の
入力ノード群a1〜a4が第1の保持手段4(第0番目
の保持手段に相当)の出力ノード群c1〜c4に接続さ
れる。第2の入力ノード群b1〜b4は第2の保持手段
5(第16番目の保持手段に相当)の出力ノード群c1
〜c4に接続される。保持手段62Iの出力ノード群c
1〜c4が第8番目の出力端群3Iに接続される。全加
算回路61Iは、入力される4ビットの0001(十進
数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの1110
(十進数で14)のディジタルデータ信号とを加算す
る。保持手段62Iは、その加算結果の最下位ビットを
廃棄することによって1/2された4ビットの0111
(十進数で7)のディジタルデータ信号を、図5(d)
に示すクロック信号CLK2(周波数がサンプリング周
波数fsの4倍の周波数4fsであり、第1および第2
の保持手段4、5に入力されるクロック信号CLK1に
対して例えば1/16周期遅れたクロック信号)の立ち
上がりで取り込み、第8番目の出力端群3Iに出力す
る。
【0050】第4番目の演算手段6Eは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Eの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は、
第8番目の演算手段6Iの保持手段62Iの出力ノード
群c1〜c4に接続される。保持手段62Eの出力ノー
ド群c1〜c4が第4番目の出力端群3Eに接続され
る。全加算回路61Eは、入力される4ビットの000
1(十進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの
0111(十進数で7)のディジタルデータ信号とを加
算する。保持手段62Eは、その加算結果の最下位ビッ
トを廃棄することによって1/2された4ビットの01
00(十進数で4)のディジタルデータ信号を、図5
(e)に示すクロック信号CLK3(周波数がサンプリ
ング周波数fsの4倍の周波数4fsであり、クロック
信号CLK2に対して例えば1/16周期遅れたクロッ
ク信号)の立ち上がりで取り込み、第4番目の出力端群
3Eに出力する。
【0051】第12番目の演算手段6Mは次の様な接続
関係になっている。全加算回路61Mの第1の入力ノー
ド群a1〜a4が第8番目の演算手段6Iの保持手段6
2Iの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の入
力ノード群b1〜b4は、第2の保持手段5の出力ノー
ド群c1〜c4に接続される。保持手段62Mの出力ノ
ード群c1〜c4が第12番目の出力端群3Mに接続さ
れる。入力される4ビットの0111(十進数で7)の
ディジタルデータ信号と4ビットの1110(十進数で
14)のディジタルデータ信号とによって得られる全加
算回路61Mからの4ビットの1010(十進数で1
0)のディジタルデータ信号を、クロック信号CLK3
の立ち上がりにて保持手段62Mが取り込み、第12番
目の出力端群3Mに出力する。
【0052】第2番目の演算手段6Cは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Cの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は、
第4番目の演算手段6Eの保持手段61Eの出力ノード
群c1〜c4に接続される。保持手段62Cの出力ノー
ド群c1〜c4は、第2番目の出力端群3Cに接続され
る。全加算回路61Cは、入力される4ビットの000
1(十進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの
0100(十進数で4)のディジタルデータ信号とを加
算する。保持手段62Cは、その加算結果の最下位ビッ
トを廃棄することによって1/2された4ビットの00
10(十進数で2)のディジタルデータ信号を、保持手
段62Cが図5(f)に示すクロック信号CLK4(周
波数がサンプリング周波数fsの4倍の周波数4fsで
あり、クロック信号CLK3に対して例えば1/16周
期遅れたクロック信号)の立ち上がりで取り込み、第2
番目の出力端群3Cに出力する。
【0053】第6番目の演算手段6Gは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Gの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は第
12番目の演算手段6Mの保持手段62Mの出力ノード
群c1〜c4に接続される。保持手段62Gの出力ノー
ド群c1〜c4が第6番目の出力端群3Gに接続され
る。全加算回路61Gは、入力される4ビットの000
1(十進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの
1010(十進数で10)のディジタルデータ信号とを
加算する。保持手段62Gは、その加算結果の最下位ビ
ットを廃棄することによって1/2された4ビットの0
101(十進数で5)のディジタルデータ信号を、図5
(f)に示すクロック信号CLK4の立ち上がりで取り
込み、第6番目の出力端群3Gに出力する。
【0054】第10番目の演算手段6Kは次の様な接続
関係になっている。全加算回路61Kの第1の入力ノー
ド群a1〜a4が第4番目の演算手段6Eの保持手段6
1Eの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の入
力ノード群b1〜b4は第2の保持手段5の出力ノード
群c1〜c4に接続される。保持手段62Kの出力ノー
ド群c1〜c4は第10番目の出力端群3Kに接続され
る。全加算回路61Kは、入力される4ビットの010
0(十進数で4)のディジタルデータ信号と4ビットの
1110(十進数で14)のディジタルデータ信号を加
算する。保持手段62Kは、その加算結果の最下位ビッ
トを廃棄することによって1/2された4ビットの10
01(十進数で9)のディジタルデータ信号を、クロッ
ク信号CLK4の立ち上がりで取り込み、第10番目の
出力端群3Kに出力する。
【0055】第14番目の演算手段6Oは次の様な接続
関係になっている。全加算回路61Oの第1の入力ノー
ド群c1〜c4が第12番目の演算手段6Mの保持手段
62Mの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の
入力ノード群b1〜b4は第2の保持手段5の出力ノー
ド群c1〜c4に接続される。保持手段62Oの出力ノ
ード群c1〜c4が第14番目の出力端群3Oに接続さ
れ、全加算回路61Oは入力される4ビットの1010
(十進数で10)のディジタルデータ信号と4ビットの
1110(十進数で14)のディジタルデータ信号を加
算する。保持手段62Oは、その加算結果の最下位ビッ
トを廃棄することによって1/2された4ビットの11
00(十進数で12)のディジタルデータ信号を、クロ
ック信号CLK4の立ち上がりで取り込み、第14番目
の出力端群3Oに出力する。
【0056】第1番目の演算手段6Bは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Bの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は第
2番目の演算手段6Cの保持手段62Cの出力ノード群
c1〜c4に接続される。保持手段62Bの出力ノード
群c1〜c4が第1番目の出力端群3Bに接続される。
全加算回路61Bは入力される4ビットの0001(十
進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの001
0(十進数で2)のディジタルデータ信号とを加算す
る。保持手段62Bは、その加算結果の最下位ビットを
廃棄することによって1/2された4ビットの0001
(十進数で1)のディジタルデータ信号を、図5(g)
に示すクロック信号CLK5(周波数がサンプリング周
波数fsの4倍の周波数4fsであり、クロック信号C
LK4に対して例えば1/16周期遅れたクロック信
号)の立ち上がりで取り込み、第1番目の出力端群3B
に出力する。
【0057】第3番目の演算手段6Dは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Dの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は第
6番目の演算手段6Gの保持手段62Gの出力ノード群
c1〜c4に接続される。保持手段62Dの出力ノード
群c1〜c4は第3番目の出力端群3Dに接続される。
全加算回路61Dは、入力される4ビットの0001
(十進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの0
101(十進数で5)のディジタルデータ信号とを加算
する。保持手段62Dは、その加算結果の最下位ビット
を廃棄することによって1/2された4ビットの001
1(十進数で3)のディジタルデータ信号を、クロック
信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第3番目の出力
端群3Dに出力する。
【0058】第5番目の演算手段6Fは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Fの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は、
第10番目の演算手段6Kの保持手段62Kの出力ノー
ド群c1〜c4に接続される。保持手段62Fの出力ノ
ード群c1〜c4は第5番目の出力端群3Fに接続され
る。全加算回路61Fは、入力される4ビットの000
1(十進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの
1001(十進数で9)のディジタルデータ信号とを加
算する。保持手段62Fは、その加算結果の最下位ビッ
トを廃棄することによって1/2された4ビットの01
01(十進数で5)のディジタルデータ信号を、クロッ
ク信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第5番目の出
力端群3Fに出力する。
【0059】第7番目の演算手段6Hは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Hの第1の入力ノード
群a1〜a4が第1の保持手段4の出力ノード群c1〜
c4に接続される。第2の入力ノード群b1〜b4は、
第14番目の演算手段6Oの保持手段62Oの出力ノー
ド群c1〜c4に接続される。保持手段62Hの出力ノ
ード群c1〜c4は第7番目の出力端群3Hに接続され
る。全加算回路61Hは、入力される4ビットの000
1(十進数で1)のディジタルデータ信号と4ビットの
1100(十進数で12)のディジタルデータ信号とを
加算する。保持手段62Hは、その加算結果の最下位ビ
ットを廃棄することによって1/2された4ビットの0
110(十進数で6)のディジタルデータ信号を、クロ
ック信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第7番目の
出力端群3Hに出力する。
【0060】第9番目の演算手段6Jは次の様な接続関
係になっている。全加算回路61Jの第1の入力ノード
群a1〜a4が第2番目の演算手段6Cの保持手段62
Cの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の入力
ノード群b1〜b4は第2の保持手段5の出力ノード群
c1〜c4に接続される。保持手段62Jの出力ノード
群c1〜c4は第9番目の出力端群3Jに接続される。
全加算回路61Jは、入力される4ビットの0010
(十進数で2)のディジタルデータ信号と4ビットの1
110(十進数で14)のディジタルデータ信号とを加
算する。保持手段62Oは、その加算結果の最下位ビッ
トを廃棄することによって1/2された4ビットの10
00(十進数で8)のディジタルデータ信号を、クロッ
ク信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第9番目の出
力端群3Jに出力する。
【0061】第11番目の演算手段6Lは次の様な接続
関係になっている。全加算回路61Lの第1の入力ノー
ド群a1〜a4が第6番目の演算手段6Hの保持手段6
2Hの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の入
力ノード群a1〜a4は第2の保持手段5の出力ノード
群c1〜c4に接続される。保持手段62Lの出力ノー
ド群c1〜c4は第11番目の出力端群3Lに接続され
る。全加算回路61Lは、入力される4ビットの010
1(十進数で5)のディジタルデータ信号と4ビットの
1110(十進数で14)のディジタルデータ信号とを
加算する。保持手段62Lは、その加算結果の最下位ビ
ットを廃棄することによって1/2された4ビットの1
001(十進数で9)のディジタルデータ信号を、クロ
ック信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第11番目
の出力端群3Lに出力する。
【0062】第13番目の演算手段6Nは次の様な接続
関係になっている。全加算回路61Nの第1の入力ノー
ド群a1〜a4が第10番目の演算手段6Kの保持手段
62Kの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の
入力ノード群b1〜b4は第2の保持手段5の出力ノー
ド群c1〜c4に接続される。保持手段62Nの出力ノ
ード群c1〜c4は第13番目の出力端群3Nに接続さ
れる。全加算回路61Nは、入力される4ビットの10
01(十進数で9)のディジタルデータ信号と4ビット
の1110(十進数で14)のディジタルデータ信号と
を加算する。保持手段62Nは、その加算結果の最下位
ビットを廃棄することによって1/2された4ビットの
1011(十進数で11)のディジタルデータ信号を、
クロック信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第13
番目の出力端群3Nに出力する。
【0063】第15番目の演算手段6Pは次の様な接続
関係になっている。全加算回路61Pの第1の入力ノー
ド群a1〜a4が第14番目の演算手段6Oの保持手段
61Oの出力ノード群c1〜c4に接続される。第2の
入力ノード群b1〜b4は第2の保持手段5の出力ノー
ド群c1〜c4に接続される。保持手段62Pの出力ノ
ード群c1〜c4は第15番目の出力端群3Pに接続さ
れる。全加算回路61Pは、入力される4ビットの11
00(十進数で12)のディジタルデータ信号と4ビッ
トの1110(十進数で14)のディジタルデータ信号
とを加算する。保持手段62Pは、その加算結果の最下
位ビットを廃棄することによって1/2された4ビット
の1101(十進数で13)のディジタルデータ信号
を、クロック信号CLK5の立ち上がりで取り込み、第
15番目の出力端群3Pに出力する。
【0064】次に、本発明の実施の形態1の主たる特徴
点である16倍データ補間回路160に対し、4倍デー
タ補間回路140からのPCM符号変調信号を与えるた
めのデータ信号供給回路150を図6ないし図9を用い
て説明する。16倍データ補間回路160からのディジ
タルデータ信号をΣΔ変調回路210へ与えるためのデ
ータインタフェース回路170を図10、図11を用い
て説明する。これらの16倍データ補間回路160、デ
ータ信号供給回路150およびデータインタフェース回
路170に対してクロック信号を与えるクロック信号発
生回路について図12を用いてさらに説明を加える。
【0065】[データ信号供給回路150]図6におい
て、d1〜d4は4倍データ補間回路140からのmビ
ット(この例では4ビット)のPCM符号変調信号の各
ビットに対応して設けられた入力ノードであり、入力ノ
ード群を構成する。a1〜a4は16倍データ補間回路
160の第1の入力端群1に接続される第1の出力ノー
ド群を構成する第1の出力ノードである。b1〜b4は
16倍データ補間回路160の第2の入力端群1に接続
される第2の出力ノード群を構成する第2の出力ノード
である。第2の出力ノードb1〜b4には、上記第1の
出力ノード群a1〜a4に出力される4倍データ補間回
路140から出力される第1のディジタルデータ信号
(第1のデータ信号1)の次のディジタルデータ信号、
つまり第2のディジタルデータ信号(第2のデータ信号
2)が出力される。
【0066】151〜154はそれぞれ上記入力ノード
群の各入力ノードd1〜d4に対応して設けられるD型
フリップフロップ(D−F/F)である。このD型フリ
ップフロップ(D−F/F)は、入力される図7の
(a)に示すクロック信号CLK0(この例では、周波
数がサンプリング周波数fsの4倍の周波数4fs)の
立ち上がりに対応して入力ノードd1〜d4に入力され
たPCM変調信号(図7の(b)参照)を入力端Dから
取り込み、図7の(c)に示すように一旦保持するとと
もに、保持したディジタルデータ信号を出力端Qから出
力する。D型フリップフロップ(D−F/F)151〜
154は、第1のインタフェース部を構成し、各出力端
Qは対応した第2の出力ノードb1〜b4を介して16
倍データ補間回路160の第2の入力端群2の対応した
入力端に接続される。
【0067】155〜158はそれぞれ上記第1のイン
タフェース部の対応したD−F/F151〜154に対
応して設けられるD型フリップフロップ(D−F/F)
である。このD型フリップフロップ(D−F/F)は、
入力される図7の(a)に示すクロック信号CLK0の
立ち上がりに対応してD−F/F151〜154の出力
端Qから出力されるディジタルデータ信号(図7の
(c)参照)を入力端Dから取り込み、図7の(d)に
示すように一旦保持するとともに、保持したディジタル
データ信号を出力端Qから出力する。D型フリップフロ
ップ(D−F/F)155〜158は、第2のインタフ
ェース部を構成する。D−F/F155〜158の各出
力端Qから出力されるディジタルデータ信号は、上記第
1のインタフェース部のD−F/F151〜154の出
力端Qから出力されるディジタルデータ信号に対して、
クロック信号CLK0の1周期分進んだディジタルデー
タ信号になる。D−F/F155〜158の各出力端Q
は、各出力端Qに対応した第1の出力ノードを介して1
6倍データ補間回路160の第1の入力端群1の対応し
た入力端に接続される。
【0068】したがって、このように構成されたデータ
信号供給回路150は、4倍データ補間回路140から
のPCM符号変調信号をクロック信号CLK0に同期し
て順次取り込み、連続して入力される2つのPCM符号
変調信号を同時にかつ個々のディジタルデータ信号、つ
まり第1のデータ信号及び第2のデータ信号として16
倍データ補間回路160に出力することになる。
【0069】なお、図6に示したデータ信号供給回路1
50は、その第2のインタフェース部が第1のインタフ
ェース部からの出力を受けて、第2のインタフェース部
からの出力を第1のインタフェース部からの出力に対し
てクロック信号の1周期分進んだものとして、連続して
入力される2つのPCM符号変調信号を同時にかつ個々
のディジタルデータ信号として16倍データ補間回路1
60に出力するものとしたが、これに限られるものでは
なく、例えば図8に示すようなデータ信号供給回路15
0でもよいものである。
【0070】図8に示したデータ信号供給回路は、クロ
ック信号CLK00(CLK0に相当)を図9の(a)
に示すように、クロック信号CLK0の2倍の周期に
し、第2のインタフェース部を構成するD−F/F15
5〜158の入力端を入力ノード群の対応した入力ノー
ドd1〜d4に接続するとともに、クロック信号CLK
00をインバータを介して受けるようにしたものであ
る。
【0071】このように構成したことにより、第1のイ
ンタフェース部からの出力は、図9の(c)に示すよう
に、クロック信号CLK00の立ち上がりに対応して取
り込んだ、順次入力されるPCM符号変調信号の奇数番
目のPCM符号変調信号になり、第2のインタフェース
部からの出力は図9の(d)に示すように、クロック信
号CLK00の立ち下がりに対応して取り込んだ、順次
入力されるPCM符号変調信号の偶数番目のPCM符号
変調信号になり、16倍データ補間回路160によるデ
ータの補間期間は図9の(e)に示すように、各期間が
クロック信号CLK00の1/2周期になり、実質的に
図7に示したものと同様になるものである。
【0072】[データインタフェース回路]図10にお
いて、CA〜CPはそれぞれ2k倍データ補間回路160
の2k群(この例では、kは4であり、2kは16であ
る)の出力端群3A〜3Pに対応して設けられた第0な
いし第(2k−1)の入力ノード群である。各入力ノー
ド群はmビット(この例では、mは4)のディジタルデ
ータ信号に対応してm個の入力ノードを有し、各入力ノ
ードは2k倍データ補間回路160の対応した出力端群
3A〜3Pの対応した出力端に接続される。f1〜f4
はmビットのディジタルデータ信号、つまり、この例で
はCDオーディオ信号処理回路110に入力された音声
信号の64倍のmビットのディジタルデータ信号であ
る。11〜14はクロック信号CLK7に同期してf1
〜f4を順次出力するための出力ノード群を構成する出
力ノードで、ΣΔ変調回路210の対応した入力ノード
に接続される。
【0073】170A〜170Pはそれぞれ上記入力ノ
ード群CA〜CPに対応して設けられた第0ないし第
(2k−1)のインタフェース部である。この例では、
インタフェース部170A〜170Pは、サンプリング
周波数fsの4倍の周波数をもつクロック信号CLK0
の1周期の内の最初の半周期は、対応した入力ノード群
CA〜CPに入力されたディジタルデータ信号を取り込
んで一旦保持する保持手段として機能し、クロック信号
CLK0の1周期の残りの半周期は、それぞれのインタ
フェース部が縦続接続されて、第(2k−1)のインタ
フェース部が初段で、第0のインタフェース部が最終段
となるシフトレジスタとして機能する。クロック信号C
LK0の1周期の内の最初の半周期においては、この例
では、サンプリング周波数fsの4倍の周波数4fsを
もち、クロック信号CLK5に対して、例えば、1/1
6周期遅れたクロック信号CLK6に同期して対応した
入力ノード群CA〜CPに入力されるディジタルデータ
信号を取り込む。クロック信号CLK0の残りの半周期
においては、この例では、サンプリング周波数fsの1
28倍の周波数をもつクロック信号CLK7に同期して
前段のインタフェース部からの出力を取り込み、取り込
んだ内容を一旦保持して出力する。つまり、クロック信
号CLK0の残りの半周期において、入力ノード群CA
〜CPに入力された2k個のディジタルデータ信号をク
ロック信号CLK7に同期して順次出力ノード11〜1
4からなる出力ノード群から出力するものである。
【0074】各インタフェース部170A〜170P
は、対応した入力ノード群CA〜CPにて受けたディジ
タルデータ信号を出力するか、前段のインタフェース部
からの出力を出力するかをクロック信号CLK0および
CLK6によって選択して出力する入力段と、この入力
段にて出力される信号をクロック信号CLK7に同期し
て取り込み、この取り込んだデータを一旦保持して出力
する保持手段群とから構成される。シフトレジスタとし
て機能する際に初段として機能するインタフェース部1
70Pの入力段は対応した入力ノード群CPに入力され
るディジタルデータ信号を取り込む機能だけを有する。
2段目以降のインタフェース部170O〜170Aの入
力段は、対応した入力ノード群CO〜CAに入力される
ディジタルデータ信号と前段のインタフェース部の保持
手段群から出力されるディジタルデータ信号とを選択的
に入力及び出力する機能を有し、最終段のインタフェー
ス部170Aの保持手段群の出力は出力ノード11〜1
4に出力される。
【0075】シフトレジスタとして機能する際に初段と
して機能するインタフェース部170Pの入力段は、対
応した入力ノード群CPの入力ノードに対応してm個の
入力部を有する。各入力部は、入力ノード群CPの対応
した入力ノードに入力されるディジタルデータ信号とク
ロック信号CLK6を受け、例えば、図11の(j)に
示すように、クロック信号CLK6の立ち上がりで入力
されるディジタルデータ信号を取り込み、クロック信号
CLK6の次の立ち上がりがあるまで取り込んだディジ
タルデータ信号を出力し続けるものである。
【0076】シフトレジスタとして機能する際に2段目
以降として機能するインタフェース部170O〜170
Aの入力段は、対応した入力ノード群CO〜CAの入力
ノードに対応してm個の入力部179〜182、187
〜190、195〜198を有する。各入力部179〜
182、187〜190、195〜198は、入力ノー
ド群CO〜CAの対応した入力ノードに入力されるディ
ジタルデータ信号と、前段のインタフェース部の保持手
段から出力される対応のビットのディジタルデータ信号
と、クロック信号CLK0とクロック信号CLK6を受
け、例えば、図11の(d)、(f)、(h)…に示す
ように、クロック信号CLK0が“H”レベルの期間に
クロック信号CLK6の立ち上がりで入力ノード群CO
〜CAの対応した入力ノードに入力されるディジタルデ
ータ信号を取り込み、クロック信号CLK0が“H”レ
ベルの期間、取り込んだディジタルデータ信号を出力
し、クロック信号CLK0が“L”レベルになると前段
のインタフェース部の保持手段から出力される対応のビ
ットのディジタルデータ信号を取り込み取り込んだディ
ジタルデータ信号に応じて出力する。
【0077】各インタフェース部170A〜170Pの
保持手段群は、入力段の入力部171〜174、179
〜182、187〜190、195〜198に対応して
m個の保持手段175〜178、183〜186、19
1〜194、199〜202を有する。各保持手段17
5〜178、183〜186、191〜194、199
〜202は、対応した入力部171〜174、179〜
182、187〜190、195〜198からのディジ
タルデータ信号とクロック信号CLK7とを受けるDフ
リップフロップ(D−F/F)にて構成され、例えば図
11の(e)、(g)、(i)、(k)に示すように、
クロック信号CLK7の立ち上がりに同期して対応した
入力部171〜174、179〜182、187〜19
0、195〜198からのディジタルデータ信号を取り
込み、出力する。
【0078】[クロック信号発生回路]図12は、16
倍データ補間回路160、データ信号供給回路150お
よびデータインタフェース回路170に対して供給する
クロック信号を発生するクロック信号発生回路である。
図12において、302、303、304、305、3
06のそれぞれは、サンプリング周波数fsの128倍
の周波数128fsをもつ図5の(a)に示す基準クロ
ック信号CLKを1/2、1/4、1/8、1/16、
1/32に分周する1/2分周回路、1/4分周回路、
1/8分周回路、1/16分周回路、1/32分周回路
であり、、1/32分周回路からの出力は図5の(i)
に示すクロック信号CLK0としてデータ信号供給回路
150およびデータインタフェース回路170に与えら
れる。
【0079】307はこれら分周回路302、303、
304、305、306からの出力を受け、この例では
サンプリング周波数fsの4倍の周波数4fsをもち、
パルス幅が1/2分周回路302の出力の半周期である
図5の(c)に示すクロック信号CLK1を出力する演
算回路によって構成される第1のクロック発生部であ
る。出力されるクロック信号CLK1は16倍データ補
間回路160に与えられる。
【0080】308は分周回路302、303、30
4、305、306からの出力を受け、この例ではサン
プリング周波数fsの4倍の周波数4fsをもち、パル
ス幅が1/2分周回路302の出力の半周期であり、ク
ロック信号CLK1に対して例えば1/16周期遅れた
図5の(d)に示すクロック信号CLK2を出力する演
算回路によって構成される第2のクロック発生部であ
る。出力されるクロック信号CLK2は16倍データ補
間回路160に与えられる。
【0081】309は分周回路302、303、30
4、305、306からの出力を受け、この例ではサン
プリング周波数fsの4倍の周波数4fsをもち、パル
ス幅が1/2分周回路302の出力の半周期であり、ク
ロック信号CLK2に対して例えば1/16周期遅れた
図5の(e)に示すクロック信号CLK3を出力する演
算回路によって構成される第3のクロック発生部であ
る。出力されるクロック信号CLK3は16倍データ補
間回路160に与えられる。
【0082】310は分周回路302、303、30
4、305、306からの出力を受け、この例ではサン
プリング周波数fsの4倍の周波数4fsをもち、パル
ス幅が1/2分周回路302の出力の半周期であり、ク
ロック信号CLK3に対して例えば1/16周期遅れた
図5の(f)に示すクロック信号CLK4を出力する演
算回路によって構成される第4のクロック発生部であ
る。出力されるクロック信号CLK4は16倍データ補
間回路160に与えられる。
【0083】311は分周回路302、303、30
4、305、306からの出力を受け、この例ではサン
プリング周波数fsの4倍の周波数4fsをもち、パル
ス幅が1/2分周回路302の出力の半周期であり、ク
ロック信号CLK4に対して例えば1/16周期遅れた
図5の(g)に示すクロック信号CLK5を出力する演
算回路によって構成される第5のクロック発生部でああ
る。出力されるクロック信号CLK5は16倍データ補
間回路160に与えられる。
【0084】312は分周回路302、303、30
4、305、306からの出力を受け、この例ではサン
プリング周波数fsの4倍の周波数4fsをもち、パル
ス幅が1/2分周回路302の出力の半周期であり、ク
ロック信号CLK5に対して例えば1/16周期遅れた
図5の(h)に示すクロック信号CLK6を出力する演
算回路によって構成される第6のクロック発生部であ
る。出力されるクロック信号CLK5はデータインタフ
ェース回路170に与えられる。
【0085】313は基準クロック信号CLKと1/3
2分周回路からのCLK0を受け、CLK0の後半の半
周期、つまりCLK0が“H”レベルの期間、基準クロ
ック信号CLKに基づいた、図5の(j)に示すクロッ
ク信号CLK7を出力する演算回路によって構成される
第7のクロック発生部である。出力されるクロック信号
CLK7はデータインタフェース回路170に与えられ
る。
【0086】次に、このように構成されたディジタル・
アナログ変換部123の動作を、主として16倍データ
補間回路160の動作を中心として説明する。この場
合、説明を簡略化するため、ディジタルデータ信号は4
ビットとし、かつ、nを4として16倍データ補間回路
160にて補間されるディジタルデータは15個として
説明する。
【0087】まず、図16に示すように、CD(ディジ
タル音声記録媒体)101に記憶されたディジタル音声
信号は、光ピックアップ104にて読み出され、RFア
ンプ105、PLLスライサ111、EFM復調回路1
13、記憶手段119、ECC回路120、補間回路1
21およびディエンファシス回路122にて、従来の技
術にて説明したと同様に所定の処理がなされ、サンプリ
ング周波数fsにて取り込まれるパルス符号変調信号と
してD/A変換回路123に入力される。
【0088】D/A変換回路123の信号入力端130
(図1参照)に入力されたパルス符号変調信号は、4倍
データ補間回路140にて、4倍のディジタルデータ信
号にされ、サンプリング周波数fsの4倍の周波数4f
sにてデータ信号供給回路150に出力される。
【0089】データ信号供給回路150(図6参照)で
は、サンプリング周波数fsの4倍の周波数4fsにて
入力ノード群d1〜d4に入力されるディジタルデータ
信号を図7の(a)に示すクロック信号CLK0の立ち
上がりに同期して順次取り込み、連続して入力される2
つのディジタルデータ信号を同時にかつ個々に、図7の
(c)および(d)に示すように、クロック信号CLK
0の1周期毎(図7の(e)参照)に第1および第2の
出力ノード群a1〜a4およびb1〜b4から16倍デ
ータ補間回路160にディジタルデータ信号として出力
する。
【0090】このように、データ信号供給回路150に
て同時に出力される2つのディジタルデータ信号(説明
を容易にするため、以下、データ信号供給回路150に
先に入力されたディジタルデータ信号を第1とし、後に
入力されたディジタルデータ信号を第2として説明す
る)を受けた16倍データ補間回路は、第1のディジタ
ルデータ信号と第2のディジタルデータ信号との間に1
5個のディジタルデータ信号を補間して16倍のディジ
タルデータ信号として出力する。
【0091】この点について、第1のディジタルデータ
信号を4ビットの0001(十進数で1)、第2のディ
ジタルデータ信号を4ビットの1110(十進数で1
4)の場合を例にとり、図2に基づいて以下に詳しく説
明する。
【0092】第1の入力端群1に入力された第1のディ
ジタルデータ信号は、クロック信号CLK1(図5の
(c)参照)の立ち上がりに同期して第1の保持手段4
(詳細は図3を参照)に取り込まれ、その値を保持され
て第0番目の出力端群3Aから第0番目のディジタルデ
ータ信号y0として出力される。一方、第2の入力端群
2に入力された第2のディジタルデータ信号は、クロッ
ク信号CLK1の立ち上がりに同期して第2の保持手段
(詳細は図3を参照)に取り込まれ、その値を保持され
て第16番目のディジタルデータ信号y16として出力
される。
【0093】その後、第1および第2の保持手段4およ
び5にて保持され、出力される第0番目および第16番
目のディジタルデータ信号y0、y16に基づき、補間
データ生成手段6によって第1番目から第15番目の1
5個のディジタルデータ信号(y1〜y15)を図13
に示す直線近似の考え方に基づいて生成する。
【0094】すなわち、第8番目の演算手段6I(詳細
は図4を参照)中の全加算回路61Iは、第1の保持手
段4からの第0番目のディジタルデータ信号である4ビ
ットの0001(十進数で1)のディジタルデータ信号
と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデー
タ信号である4ビットの1110(十進数で14)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの01111
からなるデータ信号を得る。さらに、保持手段62I
は、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ
信号を4ビットの0111(十進数で7)のディジタル
データ信号(第0番目のディジタルデータ信号0001
と第16番目のディジタルデータ信号1110の和の1
/2、つまり、それらの中点の値に相当)としてクロッ
ク信号CLK2(図5の(d)参照)の立ち上がりに同
期して取り込み、その値を保持して第8番目の出力端群
3Iから第8番目のディジタルデータ信号y8として出
力する。
【0095】第4番目の演算手段6E(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Eは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第8
番目の演算手段6Iからの第8番目のディジタルデータ
信号y8である4ビットの0111(十進数で7)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの01000
からなるデータ信号を得る。さらに、保持手段62E
は、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ
信号を4ビットの0100(十進数で4)のディジタル
データ信号(第0番目のディジタルデータ信号と第8番
目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それ
らの中点の値に相当)としてクロック信号CLK3(図
5の(e)参照)の立ち上がりに同期して取り込み、そ
の値を保持して第4番目の出力端群3Eから第4番目の
ディジタルデータ信号y4として出力する。
【0096】第12番目の演算手段6M(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Mは、第8番目の演算手段6
Iからの第8番目のディジタルデータ信号y8である4
ビットの0111(十進数で7)のディジタルデータ信
号と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデ
ータ信号である4ビットの1110(十進数で14)の
ディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの1010
1からなるデータ信号を得る。さらに、保持手段62M
は、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ
信号を4ビットの1010(十進数で10)のディジタ
ルデータ信号(第8番目のディジタルデータ信号と第1
6番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、
それらの中点の値に相当)としてクロック信号CLK3
(図5の(e)参照)の立ち上がりに同期して取り込
み、その値を保持して第12番目の出力端群3Mから第
12番目のディジタルデータ信号y12として出力す
る。
【0097】第2番目の演算手段6C(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Cは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第4
番目の演算手段6Eからの第4番目のディジタルデータ
信号y4である4ビットの0100(十進数で4)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの00101
を得る。さらに、保持手段62Cは、この5ビットのデ
ータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビットの00
10(十進数で2)のディジタルデータ信号(第0番目
のディジタルデータ信号と第4番目のディジタルデータ
信号の和の1/2、つまり、それらの中点の値に相当)
としてクロック信号CLK4(図5の(f)参照)の立
ち上がりに同期して取り込み、その値を保持して第2番
目の出力端群3Cから第2番目のディジタルデータ信号
y2として出力する。
【0098】第6番目の演算手段6G(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Gは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第1
2番目の演算手段6Mからの第12番目のディジタルデ
ータ信号y12である4ビットの1010(十進数で1
0)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
1011を得る。さらに、保持手段62Gは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0101(十進数で5)のディジタルデータ信号
(第0番目のディジタルデータ信号と第12番目のディ
ジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点
の値に相当)としてクロック信号CLK4の立ち上がり
に同期して取り込み、その値を保持して第6番目の出力
端群3Gから第6番目のディジタルデータ信号y6とし
て出力する。
【0099】第10番目の演算手段6K(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Kは、第4番目の演算手段6
Eからの第4番目のディジタルデータ信号y4である4
ビットの0100(十進数で4)のディジタルデータ信
号と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデ
ータ信号y16である4ビットの1110(十進数で1
4)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの1
0010を得る。さらに、保持手段62Kは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの1001(十進数で9)のディジタルデータ信号
(第4番目のディジタルデータ信号と第16番目のディ
ジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点
の値に相当)としてクロック信号CLK4の立ち上がり
に同期して取り込み、その値を保持して第10番目の出
力端群3Kから第10番目のディジタルデータ信号y1
0として出力する。
【0100】第14番目の演算手段6O(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Oは、第12番目の演算手段
6Mからの第12番目のディジタルデータ信号y12で
ある4ビットの1010(十進数で10)のディジタル
データ信号と第2の保持手段5からの第16番目のディ
ジタルデータ信号y16である4ビットの1110(十
進数で14)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビ
ットの11000を得る。さらに、保持手段62Oは、
この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号
を4ビットの1100(十進数で12)のディジタルデ
ータ信号(第12番目のディジタルデータ信号と第16
番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、そ
れらの中点の値に相当)としてクロック信号CLK4の
立ち上がりにて取り込み、その値を保持して第14番目
の出力端群3Oから第14番目のディジタルデータ信号
y14として出力する。
【0101】第1番目の演算手段6B(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Bは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第2
番目の演算手段6Cからの第2番目のディジタルデータ
信号y2である4ビットの0010(十進数で2)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの00011
を得る。さらに、保持手段62Bは、この5ビットのデ
ータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビットの00
01(十進数で1)のディジタルデータ信号(第0番目
のディジタルデータ信号と第2番目のディジタルデータ
信号の和の1/2、つまり、それらの中点の値に相当)
としてクロック信号CLK5(図5の(g))の立ち上
がりに同期して取り込み、その値を保持して第1番目の
出力端群3Bから第1番目のディジタルデータ信号y1
として出力する。
【0102】第3番目の演算手段6D(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Dは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第6
番目の演算手段6Gからの第6番目のディジタルデータ
信号y6である4ビットの0101(十進数で5)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの00110
を得る。さらに、保持手段62Dは、この5ビットのデ
ータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビットの00
11(十進数で3)のディジタルデータ信号(第0番目
のディジタルデータ信号と第6番目のディジタルデータ
信号の和の1/2、つまり、それらの中点の値に相当)
としてクロック信号CLK5の立ち上がりに同期して取
り込み、その値を保持して第3番目の出力端群3Dから
第3番目のディジタルデータ信号y3として出力する。
【0103】第5番目の演算手段6F(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Fは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第1
0番目の演算手段6Kからの第10番目のディジタルデ
ータ信号y10である4ビットの1001(十進数で
9)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
1010を得る。さらに、保持手段62Fは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0101(十進数で5)のディジタルデータ信号
(第0番目のディジタルデータ信号と第10番目のディ
ジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点
の値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がり
に同期して取り込み、その値を保持して第5番目の出力
端群3Fから第5番目のディジタルデータ信号y5とし
て出力する。
【0104】第7番目の演算手段6H(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Hは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第1
4番目の演算手段6Oからの第14番目のディジタルデ
ータ信号y14である4ビットの1100(十進数で1
2)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
1101を得る。さらに、保持手段62Hは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0110(十進数で6)のディジタルデータ信号
(第0番目のディジタルデータ信号と第14番目のディ
ジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点
の値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がり
に同期して取り込み、その値を保持して第7番目の出力
端群3Hから第7番目のディジタルデータ信号y7とし
て出力する。
【0105】第9番目の演算手段6J(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Jは、第2番目の演算手段6C
からの第2番目のディジタルデータ信号y2である4ビ
ットの0010(十進数で2)のディジタルデータ信号
と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデー
タ信号y16である4ビットの1110(十進数で1
4)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの1
0000を得る。さらに、保持手段62Jは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの1000(十進数で8)のディジタルデータ信号
(第2番目のディジタルデータ信号と第16番目のディ
ジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点
の値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がり
に同期して取り込み、その値を保持して第9番目の出力
端群3Jから第9番目のディジタルデータ信号y9とし
て出力する。
【0106】第11番目の演算手段6L(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Lは、第6番目の演算手段6
Hからの第6番目のディジタルデータ信号y6である4
ビットの0101(十進数で5)のディジタルデータ信
号と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデ
ータ信号y16である4ビットの1110(十進数で1
4)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの1
0011を得る。さらに、保持手段62Lは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの1001(十進数で9)のディジタルデータ信号
(第6番目のディジタルデータ信号と第16番目のディ
ジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点
の値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がり
に同期して取り込み、その値を保持して第11番目の出
力端群3Lから第11番目のディジタルデータ信号y1
1として出力する。
【0107】第13番目の演算手段6N(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Nは、第10番目の演算手段
6Kからの第10番目のディジタルデータ信号y10で
ある4ビットの1001(十進数で9)のディジタルデ
ータ信号と第2の保持手段5からの第16番目のディジ
タルデータ信号y16である4ビットの1110(十進
数で14)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビッ
トの10111を得る。さらに、保持手段62Nは、こ
の5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を
4ビットの1011(十進数で11)のディジタルデー
タ信号(第10番目のディジタルデータ信号と第16番
目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それ
らの中点の値に相当)としてクロック信号CLK5の立
ち上がりに同期して取り込み、その値を保持して第13
番目の出力端群3Nから第13番目のディジタルデータ
信号y13として出力する。
【0108】第15番目の演算手段6P(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Pは、第14番目の演算手段
6Oからの第14番目のディジタルデータ信号y14で
ある4ビットの1100(十進数で12)のディジタル
データ信号と第2の保持手段5からの第16番目のディ
ジタルデータ信号y16である4ビットの1110(十
進数で14)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビ
ットの11010を得る。さらに、保持手段62Pは、
この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号
を4ビットの1101(十進数で13)のディジタルデ
ータ信号(第10番目のディジタルデータ信号と第16
番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、そ
れらの中点の値に相当)としてクロック信号CLK5の
立ち上がりに同期して取り込み、その値を保持して第1
5番目の出力端群3Pから第15番目のディジタルデー
タ信号y15として出力する。
【0109】このようにして補間データ生成手段6によ
って得られる第1番目から第15番目のディジタルデー
タ信号y1〜y15は、図14に示すように、10進数
表示に換算した場合、第0番目のディジタルデータ信号
y0と第16番目のディジタルデータ信号y16とによ
って計算で求めた理論値に対して非常に近い値であり、
最大誤差2以内に抑えられているものである。
【0110】つまり、補間データ生成手段6を構成する
演算手段6B〜6Pのそれぞれはその演算結果に10進
数表示に換算して最大1/2の誤差を生じるものの、こ
の実施の形態1に示したものにおいては、第1番目から
第15番目のディジタルデータ信号y1〜y15すべて
が、必ず第0番目のディジタルデータ信号y0と第16
番目のディジタルデータ信号y16の一方を用いて演算
されるようにしているため、最大4つの演算手段による
誤差ですみ、最大誤差が2(=(1/2)×4)にな
る。
【0111】一般的に言えば、2kに補間する場合、補
間データ生成手段6はk段の演算部を有することにな
り、最大k個の演算手段による誤差ですみ、最大誤差が
(1/2)×kになる。
【0112】このようにして得られた第0番目から第1
5番目のディジタルデータ信号y0〜y15はデータイ
ンタフェース回路170(図10)に入力される。
【0113】データインタフェース回路170(詳細は
図10参照)では、16倍データ補間回路160からの
ディジタルデータ信号y0〜y15は、図11の(b)
に示すクロック信号CLK6の立ち上がりに同期してパ
ラレルに取り込まれる。これらの取り込まれたディジタ
ルデータ信号y0〜y15は、図11の(c)に示すク
ロック信号CLK7の立ち上がりに同期して順次シリア
ルにΣΔ変調回路210に出力される。これらの出力デ
ィジタルデータ信号y0〜y15は、次のΣΔ変調回路
210、1ビットディジタル/アナログ変換回路220
およびアナログローパスフィルタ230において、従来
の技術にて説明したと同様に所定の処理がなされ、音声
信号出力端240からアナログ音声信号として出力され
ることになる。
【0114】このようにして得られたアナログ音声信号
は、CD101に記憶されたディジタル音声信号(サン
プリング周波数fs)に基づいて64倍のディジタルデ
ータ信号に補間して処理されているため、原音声に近づ
けられ、しかも、16倍データ補間回路160として簡
単な回路構成にして、かつ小さな最大誤差で補間できる
ので、原音声に比較的忠実な音質の音声信号が得られ
る。
【0115】実施の形態2.本発明の実施の形態2につ
いて以下に説明する。図15は、本発明の実施の形態2
による16倍データ補間回路160の構成を示す図であ
る。図15に示される16倍データ補間回路160は、
図2に示した実施の形態1に対して第1の保持手段4、
第2の保持手段5は同じであるとともに、補間データ生
成手段6を構成する演算手段6B〜6Pの構成は同じで
あるが、演算手段6B〜6P相互間の結線が異なる。こ
の様に構成された16倍データ補間回路160によって
も、データ入力端群1およびデータ入力端群2間に入力
された2つのデータ信号の間を実施の形態1と同様に補
間することができる。具体的な回路結線および動作につ
いて以下に説明する。
【0116】説明を簡単にするために実施の形態1と同
様に、第1のディジタルデータ信号を4ビットの000
1(十進数で1)、第2のディジタルデータ信号を4ビ
ットの1110(十進数で14)の場合を例にとり、図
15に基づいて以下に詳しく説明する。
【0117】第1の入力端群1に入力された第1のディ
ジタルデータ信号は、クロック信号CLK1(図5の
(c)参照)の立ち上がりに同期して第1の保持手段4
(詳細は図3を参照)に取り込まれ、その値を保持され
て第0番目の出力端群3Aから第0番目のディジタルデ
ータ信号y0として出力される。一方、第2の入力端群
2に入力された第2のディジタルデータ信号は、クロッ
ク信号CLK1の立ち上がりに同期して第2の保持手段
(詳細は図3を参照)に取り込まれ、その値を保持され
て第16番目のディジタルデータ信号y16として出力
される。
【0118】その後、第1および第2の保持手段4およ
び5にて保持され、出力される第0番目および第16番
目のディジタルデータ信号y0,y16に基づき、補間
データ生成手段6によって第1番目から第15番目の1
5個のディジタルデータ信号(y1〜y15)を実施の
形態1で述べたと同様に図13に示す直線近似の考え方
に基づいて生成する。
【0119】すなわち、第8番目の演算手段6I(詳細
は図4を参照)中の全加算回路61Iは、第1の保持手
段4からの第0番目のディジタルデータ信号である4ビ
ットの0001(十進数で1)のディジタルデータ信号
と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデー
タ信号である4ビットの1110(十進数で14)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの01111
からなるデータ信号を得る。さらに、保持手段62I
は、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ
信号を4ビットの0111(十進数で7)のディジタル
データ信号(第0番目のディジタルデータ信号0001
と第16番目のディジタルデータ信号1110の和の1
/2、つまり、それらの中点の値に相当)としてクロッ
ク信号CLK2(図5の(d)参照)の立ち上がりに同
期して取り込み、その値を保持して第8番目の出力端群
3Iから第8番目のディジタルデータ信号y8として出
力する。
【0120】第4番目の演算手段6E(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Eは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第8
番目の演算手段6Iからの第8番目のディジタルデータ
信号y8である4ビットの0111(十進数で7)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの01000
からなるデータ信号を得る。さらに、保持手段62E
は、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ
信号を4ビットの0100(十進数で4)のディジタル
データ信号(第0番目のディジタルデータ信号と第8番
目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それ
らの中点の値に相当)としてクロック信号CLK3(図
5の(e)参照)の立ち上がりに同期して取り込み、そ
の値を保持して第4番目の出力端群3Eから第4番目の
ディジタルデータ信号y4として出力する。
【0121】第12番目の演算手段6M(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Mは、第8番目の演算手段6
Iからの第8番目のディジタルデータ信号y8である4
ビットの0111(十進数で7)のディジタルデータ信
号と第2の保持手段5からの第16番目のディジタルデ
ータ信号である4ビットの1110(十進数で14)の
ディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの1010
1からなるデータ信号を得る。さらに、保持手段62M
は、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ
信号を4ビットの1010(十進数で10)のディジタ
ルデータ信号(第8番目のディジタルデータ信号と第1
6番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、
それらの中点の値に相当)としてクロック信号CLK3
(図5の(e)参照)の立ち上がりに同期して取り込
み、その値を保持して第12番目の出力端群3Mから第
12番目のディジタルデータ信号y12として出力す
る。
【0122】第2番目の演算手段6C(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Cは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第4
番目の演算手段6Eからの第4番目のディジタルデータ
信号y4である4ビットの0100(十進数で4)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの00101
を得る。さらに、保持手段62Cは、この5ビットのデ
ータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビットの00
10(十進数で2)のディジタルデータ信号(第0番目
のディジタルデータ信号と第4番目のディジタルデータ
信号の和の1/2、つまり、それらの中点の値に相当)
としてクロック信号CLK4(図5の(f)参照)の立
ち上がりに同期して取り込み、その値を保持して第2番
目の出力端群3Cから第2番目のディジタルデータ信号
y2として出力する。
【0123】第6番目の演算手段6G(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Gは、第4番目の演算手段6E
からの第4番目のディジタルデータ信号y4である4ビ
ットの0100(十進数で4)のディジタルデータ信号
と第8番目の演算手段6Iからの第8番目のディジタル
データ信号y8である4ビットの0111(十進数で
7)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
1011を得る。さらに、保持手段62Gは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0101(十進数で5)のディジタルデータ信号
(第4番目のディジタルデータ信号と第8番目のディジ
タルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点の
値に相当)としてクロック信号CLK4の立ち上がりに
同期して取り込み、その値を保持して第6番目の出力端
群3Gから第6番目のディジタルデータ信号y6として
出力する。
【0124】第10番目の演算手段6K(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Kは、第8番目の演算手段6
Iからの第8番目のディジタルデータ信号y8である4
ビットの0111(十進数で7)のディジタルデータ信
号と第12番目の演算手段6Mからの第12番目のディ
ジタルデータ信号y12である4ビットの1010(十
進数で10)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビ
ットの10001を得る。さらに、保持手段62Kは、
この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号
を4ビットの1000(十進数で8)のディジタルデー
タ信号(第8番目のディジタルデータ信号と第12番目
のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それら
の中点の値に相当)としてクロック信号CLK4の立ち
上がりに同期して取り込み、その値を保持して第10番
目の出力端群3Kから第10番目のディジタルデータ信
号y10として出力する。
【0125】第14番目の演算手段6O(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Oは、第12番目の演算手段
6Mからの第12番目のディジタルデータ信号y12で
ある4ビットの1010(十進数で10)のディジタル
データ信号と第2の保持手段5からの第16番目のディ
ジタルデータ信号y16である4ビットの1110(十
進数で14)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビ
ットの11000を得る。さらに、保持手段62Oは、
この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号
を4ビットの1100(十進数で12)のディジタルデ
ータ信号(第12番目のディジタルデータ信号と第16
番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、そ
れらの中点の値に相当)としてクロック信号CLK4の
立ち上がりにて取り込み、その値を保持して第14番目
の出力端群3Oから第14番目のディジタルデータ信号
y14として出力する。
【0126】第1番目の演算手段6B(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Bは、第1の保持手段4からの
第0番目のディジタルデータ信号y0である4ビットの
0001(十進数で1)のディジタルデータ信号と第2
番目の演算手段6Cからの第2番目のディジタルデータ
信号y2である4ビットの0010(十進数で2)のデ
ィジタルデータ信号とを加算し、5ビットの00011
を得る。さらに、保持手段62Bは、この5ビットのデ
ータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビットの00
01(十進数で1)のディジタルデータ信号(第0番目
のディジタルデータ信号と第2番目のディジタルデータ
信号の和の1/2、つまり、それらの中点の値に相当)
としてクロック信号CLK5(図5の(g))の立ち上
がりに同期して取り込み、その値を保持して第1番目の
出力端群3Bから第1番目のディジタルデータ信号y1
として出力する。
【0127】第3番目の演算手段6D(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Dは、第2番目の演算手段6C
からの第2番目のディジタルデータ信号y2である4ビ
ットの0010(十進数で2)のディジタルデータ信号
と第4番目の演算手段6Eからの第4番目のディジタル
データ信号y4である4ビットの0100(十進数で
4)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
0110を得る。さらに、保持手段62Dは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0011(十進数で3)のディジタルデータ信号
(第2番目のディジタルデータ信号と第4番目のディジ
タルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点の
値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がりに
同期して取り込み、その値を保持して第3番目の出力端
群3Dから第3番目のディジタルデータ信号y3として
出力する。
【0128】第5番目の演算手段6F(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Fは、第4番目の演算手段6E
からの第4番目のディジタルデータ信号y4である4ビ
ットの0100(十進数で4)のディジタルデータ信号
と第6番目の演算手段6Gからの第6番目のディジタル
データ信号y6である4ビットの0101(十進数で
5)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
1001を得る。さらに、保持手段62Fは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0100(十進数で4)のディジタルデータ信号
(第4番目のディジタルデータ信号と第6番目のディジ
タルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点の
値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がりに
同期して取り込み、その値を保持して第5番目の出力端
群3Fから第5番目のディジタルデータ信号y5として
出力する。
【0129】第7番目の演算手段6H(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Hは、第6番目の演算手段6G
からの第6番目のディジタルデータ信号y6である4ビ
ットの0101(十進数で5)のディジタルデータ信号
と第8番目の演算手段6Iからの第8番目のディジタル
データ信号y8である4ビットの0111(十進数で
7)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビットの0
1100を得る。さらに、保持手段62Hは、この5ビ
ットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4ビッ
トの0110(十進数で6)のディジタルデータ信号
(第6番目のディジタルデータ信号と第8番目のディジ
タルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中点の
値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上がりに
同期して取り込み、その値を保持して第7番目の出力端
群3Hから第7番目のディジタルデータ信号y7として
出力する。
【0130】第9番目の演算手段6J(詳細は図4を参
照)中の全加算回路61Jは、第8番目の演算手段6I
からの第8番目のディジタルデータ信号y8である4ビ
ットの0111(十進数で7)のディジタルデータ信号
と第10番目の演算手段6Kからの第10番目のディジ
タルデータ信号y10である4ビットの1000(十進
数で8)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビット
の01111を得る。さらに、保持手段62Jは、この
5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号を4
ビットの0111(十進数で7)のディジタルデータ信
号(第8番目のディジタルデータ信号と第10番目のデ
ィジタルデータ信号の和の1/2、つまり、それらの中
点の値に相当)としてクロック信号CLK5の立ち上が
りに同期して取り込み、その値を保持して第9番目の出
力端群3Jから第9番目のディジタルデータ信号y9と
して出力する。
【0131】第11番目の演算手段6L(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Lは、第10番目のディジタ
ルデータ信号y10である4ビットの1000(十進数
で8)のディジタルデータ信号と第12番目の演算手段
6Mからの第12番目のディジタルデータ信号y12で
ある4ビットの1010(十進数で10)のディジタル
データ信号とを加算し、5ビットの10010を得る。
さらに、保持手段62Lは、この5ビットのデータ信号
の上位4ビットのデータ信号を4ビットの1001(十
進数で9)のディジタルデータ信号(第10番目のディ
ジタルデータ信号と第12番目のディジタルデータ信号
の和の1/2、つまり、それらの中点の値に相当)とし
てクロック信号CLK5の立ち上がりに同期して取り込
み、その値を保持して第11番目の出力端群3Lから第
11番目のディジタルデータ信号y11として出力す
る。
【0132】第13番目の演算手段6N(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Nは、第12番目の演算手段
6Mからの第12番目のディジタルデータ信号y12で
ある4ビットの1010(十進数で10)のディジタル
データ信号と第14番目の演算手段6Oからの第14番
目のディジタルデータ信号y14である4ビットの11
00(十進数で12)のディジタルデータ信号とを加算
し、5ビットの10110を得る。さらに、保持手段6
2Nは、この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデ
ータ信号を4ビットの1011(十進数で11)のディ
ジタルデータ信号(第12番目のディジタルデータ信号
と第14番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つ
まり、それらの中点の値に相当)としてクロック信号C
LK5の立ち上がりに同期して取り込み、その値を保持
して第13番目の出力端群3Nから第13番目のディジ
タルデータ信号y13として出力する。
【0133】第15番目の演算手段6P(詳細は図4を
参照)中の全加算回路61Pは、第14番目の演算手段
6Oからの第14番目のディジタルデータ信号y14で
ある4ビットの1100(十進数で12)のディジタル
データ信号と第2の保持手段5からの第16番目のディ
ジタルデータ信号y16である4ビットの1110(十
進数で14)のディジタルデータ信号とを加算し、5ビ
ットの11010を得る。さらに、保持手段62Pは、
この5ビットのデータ信号の上位4ビットのデータ信号
を4ビットの1101(十進数で13)のディジタルデ
ータ信号(第14番目のディジタルデータ信号と第16
番目のディジタルデータ信号の和の1/2、つまり、そ
れらの中点の値に相当)としてクロック信号CLK5の
立ち上がりに同期して取り込み、その値を保持して第1
5番目の出力端群3Pから第15番目のディジタルデー
タ信号y15として出力する。
【0134】上述の本発明の実施の形態2における(n
―1)点のデータによる補間における中間値yiは、2
つのデータ入力信号に対して以下の式で表わすことがで
きる。 yi={y0+y2i}/2 :入力端の一方がY0に接続されている場合 yi={y(2i-n)+yn}/2 :入力端の一方がYnに接続されている場合 yi={y(i-j)+y(i+j)}/2 :入力端の両方がY0またはYnに接続され ていない場合 ここで、nは補間数を表わし、2のべき数で表わされる
整数(2,4,8,16・・・)であり、iは0<i<n
の整数であり、jはj<iかつj<n−iである。y0
は第0番目の入力データ信号、すなわち、上記第1のデ
ータ信号であり、ynは第n番目の出力データ信号、す
なわち、上記第2のデータ信号であり、y2iは第2i番
目の演算手段からの出力データ信号、すなわち、第2i
番目の演算手段の保持回路に保持される中間値であり、
(2i-n)は第(2i−n)番目の演算手段からの出力デ
ータ信号、すなわち、第(2i−n)番目の演算手段の
保持回路に保持される中間値であり、y(i-j)は第(i
−j)番目の演算手段からの出力データ信号、すなわ
ち、第(i−j)番目の演算手段の保持回路に保持され
る中間値であり、y(i+j)は第(i+j)番目の演算手
段からの出力データ信号、すなわち、第(i+j)番目
の演算手段の保持回路に保持される中間値である。
【0135】このようにして補間データ生成手段6によ
って得られる第1番目から第15番目のディジタルデー
タ信号y1〜y15は、実施の形態1と同様に、図14
に示すように、10進数表示に換算した場合、第0番目
のディジタルデータ信号y0と第16番目のディジタル
データ信号y16とによって計算で求めた理論値に対し
て非常に近い値である。
【0136】例えば、図15のデータ出力端子3Iの出
力信号の最大誤差は演算手段6Iによる最大誤差1/2
となり、データ出力端子3Eの最大誤差は演算手段6I
による最大誤差1/2と、演算手段6Eによる最大誤差
1/2の和の1となり、データ出力端子3Mの出力信号
の最大誤差は演算手段6Iによる最大誤差1/2と、演
算手段6Mによる最大誤差1/2の和の1となる。同様
に、データ出力端子3Cの出力信号の最大誤差は、演算
手段6Eによる最大誤差1と、演算手段6Cの最大誤差
1/2の和の3/2になり、データ出力端子3Oの出力
信号の最大誤差は、演算手段6Mによる最大誤差1と、
演算手段6Oの最大誤差1/2の和の3/2になる。
【0137】同様に、データ出力端子3Gの出力信号の
最大誤差は、演算手段6Eの最大誤差1と、演算手段6
Gの最大誤差1/2と、演算手段6Iの最大誤差1/2
との和である2となり、同様に、データ出力端子3Kの
出力信号の最大誤差は、演算手段6Mの最大誤差1と、
演算手段6Iの最大誤差1/2との和2になる。
【0138】データ出力端子3Fの最大出力誤差は、演
算手段6Gの最大出力誤差2と、演算手段6Eの最大出
力誤差1と、演算回路6Fの最大出力誤差1/2の和で
ある7/2になり、データ出力端子3Lの最大出力誤差
は、演算手段6kの最大出力誤差2と、演算手段6mの
最大出力誤差1と、演算回路6lの最大出力誤差1/2
の和である7/2になる。上述したように、この実施の
形態2による最大誤差は7/2となる。
【0139】
【発明の効果】このようにして得られたアナログ音声信
号は、CD101に記憶されたディジタル音声信号(サ
ンプリング周波数fs)に基づいて64倍のディジタル
データ信号に補間して処理されているため、原音に近づ
けられ、しかも、16倍データ補間回路として簡単な回
路構成にして、かつ小さな最大誤差で補間できるので、
原音に比較的忠実な音質の音声信号が得られる。
【0140】さらに、本発明によるデータ補間回路は、
演算回路間の配線を特定することによって補間時の直線
近似に対する誤差を小さくすることができる。
【0141】さらに、本発明は、連続して入力される2
つのmビットからなるディジタルデータ信号間を直線で
近似することによってデータを補間するデータ補間回路
を簡単な回路構成によって得ることができる。
【0142】さらに、本発明によるデータ補間回路は、
回路構成が簡単で、CDオーディオ信号処理回路を1チ
ップにIC化できる小型のデータ補間回路を供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 D/A変換部における本発明である16倍デ
ータ補間回路の位置づけを示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の16倍データ補間回
路を示すブロック図である。
【図3】 入力パラレルデータを保持させ同期させる保
持回路(Y0、Y16)の一構成例を示す図である。
【図4】 2つの入力信号に対して中点を計算する演算
回路(6B〜6P)の一構成例を示す図である。
【図5】 マスタクロック(CLK)、分周クロック、
ラッチクロックおよび補間データ読み出し信号のタイミ
ングチャートを示す図である。る。
【図6】 4倍データ補間回路からの出力信号を16倍
データ補間回路に供給するための第1のデータ信号供給
回路を示す図である。
【図7】 第1のデータ信号供給回路の各部の信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【図8】 4倍データ補間回路からの出力信号を16倍
データ補間回路に供給するための第2のデータ信号供給
回路を示す図である。
【図9】 第2のデータ信号供給回路の各部の信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【図10】 図1中のデータインタフェース回路の詳細
を示す図である。
【図11】 図10中のデータインタフェース回路の各
部の信号のタイミングチャートを示す図である。
【図12】 各種のクロックを発生するクロック発生回
路を示す図である。
【図13】 本発明の16倍補間回路によって補間され
たデータと直線近似による理想データと実際の音声信号
データとを重ね合わせた状態を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態1におけるデータの演
算過程、出力結果および最大誤差を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態2の16倍データ補間
回路を示すブロック図である。
【図16】 CDに記録された音声データおよび画像デ
ータを再生する従来のCD信号再生装置の概要を示す図
である。
【符号の説明】
1…データ入力端子、2…データ入力端子、4…第1の
保持手段、5…第2の保持手段、6…補間データ生成手
段、6B〜6P…演算手段、31〜34…DFF(Dフ
リップフロップ)、62B〜62P…レジスタ回路、6
1B〜61P…演算回路、123…D/A変換部、15
0…データ信号供給回路、160…16倍データ補間回
路、611〜614…フルアダー回路(FA)、621
〜624…DFF(Dフリップフロップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 7/32 G06F 15/353

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのディジタルデータ信号からn個の
    ディジタルデータ信号を生成し、前記2つのディジタル
    データ信号間を(n−1)個のデータで補間するデータ
    補間回路において:第1のデータ信号を保持する第1の
    保持回路と、第2のデータ信号を保持する第2の保持回
    路と、 2つのディジタルデータ信号が入力されその2つのディ
    ジタルデータ信号の中間値を演算する演算回路とその演
    算された中間値を保持する保持回路とをそれぞれが有す
    る(n−1)個の演算手段とを有し、 第i番目の演算手段の保持回路に保持される中間値yi
    が以下の一般式で表わされるように上記(n−1)個の
    演算手段が結線されることを特徴とするデータ補間回
    路。 yi=(y0+y2i)/2 :i≦n/2の場合 yi=(y(2i-n)+yn)/2 :i>n/2の場合 ここで、nは補間数を表わし、2のべき数で表わされる
    整数(2,4,8,16・・・)であり、iは0<i<n
    の整数である。y0は第0番目の出力データ信号、すな
    わち、上記第1のデータ信号であり、ynは第n番目の
    出力データ信号、すなわち、上記第2のデータ信号であ
    り、y2iは第2i番目の演算手段からの出力データ信
    号、すなわち、第2i番目の演算手段の保持回路に保持
    される中間値であり、y(2i-n)は第(2i−n)番目の
    演算手段からの出力データ信号、すなわち、第(2i−
    n)番目の演算手段の保持回路に保持される中間値であ
    る。
  2. 【請求項2】 2つのディジタルデータ信号からn個の
    ディジタルデータ信号を生成し、前記2つのディジタル
    データ信号間を(n−1)個のデータで補間するデータ
    補間回路において:第1のデータ信号を保持する第1の
    保持回路と、第2のデータ信号を保持する第2の保持回
    路と、 2つのディジタルデータ信号が入力されその2つのディ
    ジタルデータ信号の中間値を演算する演算回路とその演
    算された中間値を保持する保持回路Yiとをそれぞれが
    有する(n−1)個の演算手段とを有し、 第i番目の演算手段の保持回路に保持される中間値yi
    が以下の一般式で表わされるように上記(n−1)個の
    演算手段が結線されることを特徴とするデータ補間回
    路。 yi={y0+y2i}/2 :入力端の一方がY0に接続されている場合 yi={y(2i-n)+yn}/2 :入力端の一方がYnに接続されている場合 yi={y(i-j)+y(i+j)}/2 :入力端の両方がY0またはYnに接続され ていない場合 ここで、nは補間数を表わし、2のべき数で表わされる
    整数(2,4,8,16・・・)であり、iは0<i<n
    の整数であり、jはj<iかつj<n−iである。y0
    は第0番目の入力データ信号、すなわち、上記第1のデ
    ータ信号であり、ynは第n番目の出力データ信号、す
    なわち、上記第2のデータ信号であり、y2iは第2i番
    目の演算手段からの出力データ信号、すなわち、第2i
    番目の演算手段の保持回路に保持される中間値であり、
    (2i-n)は第(2i−n)番目の演算手段からの出力デ
    ータ信号、すなわち、第(2i−n)番目の演算手段の
    保持回路に保持される中間値であり、y(i-j)は第(i
    −j)番目の演算手段からの出力データ信号、すなわ
    ち、第(i−j)番目の演算手段の保持回路に保持され
    る中間値であり、y(i+j)は第(i+j)番目の演算手
    段からの出力データ信号、すなわち、第(i+j)番目
    の演算手段の保持回路に保持される中間値である。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載のデ
    ータ補間回路において:前記各演算手段の演算回路は、
    入力されるディジタルデータ信号のビット数と同数のフ
    ルアダーを有し、各フルアダーは入力される2つのディ
    ジタルデータ信号の対応するビットの値を加算し、その
    加算結果により生じたキャリ信号を1つ上位のビットに
    対応するフルアダーに出力し、最下位ビットに対応する
    フルアダーのキャリ入力端子にはロー信号が入力され、
    最下位ビット以外のビットに対応するフルアダーからの
    加算結果に基づいて出力ディジタルデータ信号を得るこ
    とによって、入力される2つのディジタルデータ信号の
    加算値の1/2を演算するものであることを特徴とする
    データ補間回路。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ータ補間回路において:前記各演算手段の保持回路は、
    入力されるディジタルデータ信号のビット数と同数のフ
    リップフロップを有し、各フリップフロップは、入力さ
    れるディジタルデータ信号の対応するビットの値を入力
    されるクロック信号に同期して保持し、入力されるリセ
    ット信号によって保持内容がリセットされるものである
    ことを特徴とするデータ補間回路。
  5. 【請求項5】 連続して入力される2つのmビットから
    なるディジタルデータ信号を個々に受ける第1および第
    2の入力端群と、 それぞれがmビットからなるディジタルデータ信号を出
    力するための、第0番目から第(2k−1)番目の2k
    (kは整数)の出力端群と、 上記第1の入力端群に受けるディジタルデータ信号を一
    旦保持するとともに第0番目のディジタルデータ信号と
    して出力ノード群から出力し、その出力ノード群が上記
    第0番目の出力端群に接続される第1の保持手段と、 上記第2の入力端群に受けるディジタルデータ信号を一
    旦保持するとともに第2k番目のディジタルデータ信号
    として出力ノード群から出力する第2の保持手段と、 上記第1番目から第(2k−1)番目の出力端群に対応
    して設けられる(2k−1)個(kは整数であり、上記
    kと同じ値)の演算手段からなり、各演算手段は、それ
    ぞれがディジタルデータ信号を受ける第1および第2の
    入力ノード群を有し、第1および第2の入力ノード群に
    入力された2つのディジタルデータ信号を加算してその
    加算結果を出力する加算手段と、この加算手段からの加
    算結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタ
    ルデータ信号を一旦保持するとともに、その保持したデ
    ィジタルデータ信号を対応した出力端群の番号のディジ
    タルデータ信号として出力ノード群から出力し、その出
    力ノード群が対応した番号の出力端群に接続される保持
    手段とを有し、各演算手段の加算手段の第1および第2
    の入力ノード群は、それぞれ異なる番号であり、かつそ
    れらの番号の和が、対応した保持手段の出力ノード群か
    ら出力されるディジタルデータ信号の番号の2倍の値に
    なる2つのディジタルデータ信号のそれぞれを出力する
    2つの保持手段の出力ノード群に個々に接続される補間
    データ生成手段とを備えたことを特徴とするデータ補間
    回路。
  6. 【請求項6】 連続して入力される2つのmビットから
    なるディジタルデータ信号を個々に受ける第1および第
    2の入力端群と、 それぞれがmビットからなるディジタルデータ信号を出
    力するための、第0番目から第(2k−1)番目の2k
    (kは整数)の出力端群と、 上記第1の入力端群に受けるディジタルデータ信号を一
    旦保持するとともに第0番目のディジタルデータ信号と
    して出力ノード群から出力し、その出力ノード群が上記
    第0番目の出力端群に接続される第1の保持手段と、 上記第2の入力端群に受けるディジタルデータ信号を一
    旦保持するとともに第2k番目のディジタルデータ信号
    として出力ノード群から出力する第2の保持手段と、 上記第1番目から第(2k−1)番目の出力端群に対応
    して設けられる(2k−1)個(kは整数であり、上記
    kと同じ値)の演算手段からなり、各演算手段は、それ
    ぞれがディジタルデータ信号を受ける第1および第2の
    入力ノード群を有し、第1および第2の入力ノード群に
    入力された2つのディジタルデータ信号を加算してその
    加算結果を出力する加算手段と、この加算手段からの加
    算結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジタ
    ルデータ信号を一旦保持するとともに保持したディジタ
    ルデータ信号を対応した出力端群の番号のディジタルデ
    ータ信号として出力ノード群から出力し、その出力ノー
    ド群が対応した番号の出力端群に接続される保持手段と
    を有し、各演算手段の加算手段の第1の入力ノード群は
    第0番目のディジタルデータ信号を出力する第1の保持
    手段および第2k番目のディジタルデータ信号を出力す
    る第2の保持手段のいずれか一方の保持手段の出力ノー
    ド群に接続され、第2の入力ノード群は、対応した保持
    手段の出力ノード群から出力されるディジタルデータ信
    号の番号の2倍の値から第1の入力ノード群に入力され
    るディジタルデータ信号の番号を引いた値の番号のディ
    ジタルデータ信号を出力する保持手段の出力ノード群に
    接続される補間データ生成手段を備えたことを特徴とす
    るデータ補間回路。
  7. 【請求項7】 それぞれ異なる2つのmビットからなる
    ディジタルデータ信号を個々に受ける第1および第2の
    入力端群と、 それぞれがmビットからなるディジタルデータ信号を出
    力するための、第0番目から第(2k−1)番目の2k
    (kは整数)の出力端群と、 上記第1の入力端群に受けるディジタルデータ信号を一
    旦保持するとともに第0番目のディジタルデータ信号と
    して出力ノード群から出力し、その出力ノード群が上記
    第0番目の出力端群に接続される第1の保持手段と、 上記第2の入力端群に受けるディジタルデータ信号を一
    旦保持するとともに第2k番目のディジタルデータ信号
    として出力ノード群から出力する第2の保持手段と、 k段(kは整数であり、上記kと同じ値)の演算部を備
    え、初段の演算部は1つの演算手段を有し、この初段の
    演算手段は、上記第1の保持手段の出力ノード群に接続
    される第1の入力ノード群と上記第2の保持手段の出力
    ノード群に接続される第2の入力ノード群を有し、第1
    および第2の入力ノード群に入力された2つのディジタ
    ルデータ信号を加算してその加算結果を出力する加算手
    段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビット
    を除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保持す
    るとともに保持したディジタルデータ信号を出力ノード
    群から出力する保持手段とを備え、2段目以降のp段
    (pは2〜kの整数)の演算部は、2p-1個の演算手段
    を有し、2p-2個の各演算手段は、第1の入力ノード群
    が上記第1の保持手段の出力ノード群に接続され、第2
    の入力ノード群が前段の演算部の互いに異なるいずれか
    1つの演算手段の保持手段の出力ノード群に接続され、
    第1および第2の入力ノード群に入力された2つのディ
    ジタルデータ信号を加算してその加算結果を出力する加
    算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビ
    ットを除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保
    持するとともに保持したディジタルデータ信号を出力ノ
    ード群から出力する保持手段とを備え、残りの2p-2
    の各演算手段は第1の入力ノード群が前段の演算部の互
    いに異なるいずれか1つの保持手段の出力ノード群に接
    続され、第2の入力ノード群が上記第2の保持手段の出
    力ノード群に接続され、第1および第2の入力ノード群
    に入力された2つのディジタルデータ信号を加算してそ
    の加算結果を出力する加算手段と、この加算手段からの
    加算結果のうち最下位ビットを除いたmビットのディジ
    タルデータ信号を一旦保持するとともに保持したディジ
    タルデータ信号を出力ノード群から出力する保持手段と
    を備え、各演算手段の保持手段の出力ノード群は上記第
    1番目から第(2k−1)番目の出力ノード群に対応し
    た出力端群に接続される補間データ生成手段を備えたこ
    とを特徴とするデータ補間回路。
  8. 【請求項8】 それぞれ異なる2つのmビットからなる
    ディジタルデータ信号を個々に受ける第1および第2の
    入力端群と、 それぞれがmビットからなるディジタルデータ信号を出
    力するための、第0番目から第15番目の出力端群と、 入力ノード群が上記第1の入力端群に接続されるととも
    に出力ノード群が上記第0番目の出力端群に接続される
    第0番目の保持手段と、 入力ノード群が上記第2の入力端群に接続される第16
    番目の保持手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第16番目の保持手段の出力ノード群に接続される加算
    手段と、この加算手段からの加算結果のうち最下位ビッ
    トを除いたmビットのディジタルデータ信号を一旦保持
    するとともに保持したディジタルデータ信号を出力ノー
    ド群から第8番目の出力端群に出力する保持手段とを有
    する第8番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第8番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続さ
    れる加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最
    下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号を
    一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号を
    出力ノード群から第4番目の出力端群に出力する保持手
    段とを有する第4番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第8番目の演算手段の保持手
    段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノー
    ド群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第12番目の出力端群に出力する保
    持手段とを有する第12番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第4番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続さ
    れる加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最
    下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号を
    一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号を
    出力ノード群から第2番目の出力端群に出力する保持手
    段とを有する第2番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第12番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第6番目の出力端群に出力する保持
    手段とを有する第6番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第4番目の演算手段の保持手
    段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノー
    ド群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第10番目の出力端群に出力する保
    持手段とを有する第10番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第12番目の演算手段の保持
    手段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノ
    ード群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接
    続される加算手段と、この加算手段からの加算結果のう
    ち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信
    号を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信
    号を出力ノード群から第14番目の出力端群に出力する
    保持手段とを有する第14番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第2番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続さ
    れる加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最
    下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号を
    一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号を
    出力ノード群から第1番目の出力端群に出力する保持手
    段とを有する第1番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第6番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続さ
    れる加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち最
    下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号を
    一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号を
    出力ノード群から第3番目の出力端群に出力する保持手
    段とを有する第3番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第10番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第5番目の出力端群に出力する保持
    手段とを有する第5番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第0番目の保持手段の出力ノ
    ード群に接続されるとともに第2の入力ノード群が上記
    第14番目の演算手段の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第7番目の出力端群に出力する保持
    手段とを有する第7番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第2番目の演算手段の保持手
    段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノー
    ド群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第9番目の出力端群に出力する保持
    手段とを有する第9番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第6番目の演算手段の保持手
    段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノー
    ド群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接続
    される加算手段と、この加算手段からの加算結果のうち
    最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信号
    を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信号
    を出力ノード群から第11番目の出力端群に出力する保
    持手段とを有する第11番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第10番目の演算手段の保持
    手段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノ
    ード群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接
    続される加算手段と、この加算手段からの加算結果のう
    ち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信
    号を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信
    号を出力ノード群から第13番目の出力端群に出力する
    保持手段とを有する第13番目の演算手段と、 第1の入力ノード群が上記第14番目の演算手段の保持
    手段の出力ノード群に接続されるとともに第2の入力ノ
    ード群が上記第16番目の保持手段の出力ノード群に接
    続される加算手段と、この加算手段からの加算結果のう
    ち最下位ビットを除いたmビットのディジタルデータ信
    号を一旦保持するとともに保持したディジタルデータ信
    号を出力ノード群から第15番目の出力端群に出力する
    保持手段とを有する第15番目の演算手段を備えたこと
    を特徴とする16倍データ補間回路。
  9. 【請求項9】mビットのPCM符号変調信号の各ビット
    に対応して設けられたm個の入力端子と、これらm個の
    入力端子に対応して設けられ、それぞれのデータ入力端
    が対応の前記入力端子に接続され、クロック入力端にク
    ロック信号が印加される複数の第1段のDフリップフロ
    ップと、これら複数の第1段のDフリップフロップに対
    応して設けられ、それぞれのデータ入力端が前記対応の
    第1段のDフリップフロップの出力端に接続され、クロ
    ック入力端にクロック信号が印加される複数の第2段の
    Dフリップフロップと、前記複数の第2段のDフリップ
    フロップに対応して設けられ、それぞれが対応の第2段
    のDフリップフロップの出力端に接続された複数の第1
    のデータ信号出力端子と、前記複数の第1段のDフリッ
    プフロップに対応して設けられ、それぞれが対応の第1
    段のフリップフロップの出力端に接続された複数の第2
    のデータ信号出力端子とを備えたことを特徴とするデー
    タ信号供給回路。
  10. 【請求項10】mビットのPCM符号変調信号の各ビッ
    トに対応して設けられたm個の入力端子と、これらm個
    の入力端子に対応して設けられ、それぞれのデータ入力
    端が対応の前記入力端子に接続され、クロック入力端に
    クロック信号が印加される複数の第1段のDフリップフ
    ロップと、上記m個の入力端子に対応して設けられ、デ
    ータ入力端が対応の前記入力端子に接続され、クロック
    入力端に前記第1段のDフリップフロップと同一のクロ
    ック信号を入力し、前記第1段のDフリップフロップと
    は逆のエッジで動作する複数の第2段のDフリップフロ
    ップと、前記複数の第2段のDフリップフロップに対応
    して設けられ、それぞれが対応の第2段のフリップフロ
    ップの出力端に接続された複数の第1のデータ信号出力
    端子と、前記複数の第1段のDフリップフロップに対応
    して設けられ、それぞれが対応の第1段のフリップフロ
    ップの出力端に接続された複数の第2のデータ信号出力
    端子とを備えたことを特徴とするデータ信号供給回路。
JP8073805A 1996-03-28 1996-03-28 データ補間回路およびデータ信号供給回路 Pending JPH09266463A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8073805A JPH09266463A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 データ補間回路およびデータ信号供給回路
US08/689,831 US5815419A (en) 1996-03-28 1996-08-14 Data interpolating circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8073805A JPH09266463A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 データ補間回路およびデータ信号供給回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09266463A true JPH09266463A (ja) 1997-10-07

Family

ID=13528761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8073805A Pending JPH09266463A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 データ補間回路およびデータ信号供給回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5815419A (ja)
JP (1) JPH09266463A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007295063A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Ihi Corp データ補間方法及びデータ補間装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7583459B1 (en) 2004-11-18 2009-09-01 Marvell International Ltd. Method and apparatus for write precompensation in a magnetic recording system
US7194379B1 (en) 2006-03-10 2007-03-20 L3 Communications Integrated Systems L.P. High resolution TOA circuit
RU2661540C1 (ru) * 2017-05-29 2018-07-17 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный технологический университет" (ФГБОУ ВО "КубГТУ") Цифровой линейный интерполятор
US11115043B1 (en) * 2020-10-29 2021-09-07 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Digital-to-analog conversion device and digital-to-analog conversion system

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1363073A (en) * 1970-07-17 1974-08-14 Solartron Electronic Group Generation of trigonometrical and other functions by interpolation between point values
US4660162A (en) * 1984-08-31 1987-04-21 Raytheon Company Interpolation pulse duration modulated multiplier
FR2622320B1 (fr) * 1987-10-27 1990-11-30 Thomson Semiconducteurs Operateur d'interpolation lineaire
US5075880A (en) * 1988-11-08 1991-12-24 Wadia Digital Corporation Method and apparatus for time domain interpolation of digital audio signals
US5043932A (en) * 1989-10-30 1991-08-27 Advanced Micro Devices, Inc. Apparatus having modular interpolation architecture
DE4406300C2 (de) * 1994-02-26 1997-10-30 Itt Ind Gmbh Deutsche Lineares Interpolationsverfahren

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007295063A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Ihi Corp データ補間方法及びデータ補間装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5815419A (en) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2704480B2 (ja) デジタル・デルタ−シグマ変調器
JP2999478B2 (ja) サンプル信号をサブサンプルするのに使用されるビット直列累算器
JPS6036138B2 (ja) コ−ド変換装置
JPH09266463A (ja) データ補間回路およびデータ信号供給回路
US20040174279A1 (en) Method and apparatus for efficient conversion of signals using look-up table
TW479413B (en) D/A converter, its method, and the data interpolation device
JP3245618B2 (ja) アナログ装置とディジタル装置との間の通信を行なうために、アナログ―ディジタル―アナログ変換装置とともに使用するのに適応できる装置
JP3312538B2 (ja) 音響信号処理装置
JPH0549132B2 (ja)
JP3097599B2 (ja) ディジタルフィルタ
JP3041932B2 (ja) サンプルレート変換回路
JP3172046B2 (ja) サンプリングレートコンバータ
JP3258938B2 (ja) デシメーションフィルタ
JP2628506B2 (ja) ディジタルフィルタ
JPS6329346B2 (ja)
JP2000040944A (ja) デジタルフィルタ回路
WO2002047296A1 (fr) Filtre analogique
JP3354739B2 (ja) Daコンバータ
JPH0619797B2 (ja) たたみ込み演算回路
JP2001345703A (ja) デジタル/アナログ変換装置及びデジタル/アナログ変換方法
JP2001177378A (ja) Firデジタルフィルタ
JPH03267808A (ja) ディジタル信号処理回路
JPH05122070A (ja) デジタル・アナログ変換器
JPH118531A (ja) オーバサンプルディジタルフィルタ
JPH11340788A (ja) オーバーサンプリング回路および該回路を用いたアナログ信号再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920