JPH09266453A - チューナ回路 - Google Patents
チューナ回路Info
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- JPH09266453A JPH09266453A JP7411696A JP7411696A JPH09266453A JP H09266453 A JPH09266453 A JP H09266453A JP 7411696 A JP7411696 A JP 7411696A JP 7411696 A JP7411696 A JP 7411696A JP H09266453 A JPH09266453 A JP H09266453A
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- signal
- local oscillation
- oscillation signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、広帯域受信を可能とし、しかも高
性能で経済的にも有利であるチューナ回路を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】入力高周波信号を第1局部発振信号に基づ
いて第1中間周波数信号に変換する第1周波数変換手段
13と、この第1周波数変換手段13から出力される第
1中間周波数信号を第2局部発振信号に基づいて第2中
間周波数信号に変換する第2周波数変換手段18とを有
するチューナ回路において、第1局部発振信号を一定周
波数の基準発振信号に位相同期するように制御する第1
PLL手段30と、第2局部発振信号の周波数を基準発
振信号の周波数の2のべき乗倍になるように制御する第
2PLL手段19,33,34,42とを備えている。
性能で経済的にも有利であるチューナ回路を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】入力高周波信号を第1局部発振信号に基づ
いて第1中間周波数信号に変換する第1周波数変換手段
13と、この第1周波数変換手段13から出力される第
1中間周波数信号を第2局部発振信号に基づいて第2中
間周波数信号に変換する第2周波数変換手段18とを有
するチューナ回路において、第1局部発振信号を一定周
波数の基準発振信号に位相同期するように制御する第1
PLL手段30と、第2局部発振信号の周波数を基準発
振信号の周波数の2のべき乗倍になるように制御する第
2PLL手段19,33,34,42とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばCATV
(Cable Television)放送、衛星放送及びUHF(Ultr
a High Frequency)帯でのHDTV(High Definition
Television)放送等における、アナログ放送波やデジタ
ル放送波を受信するチューナ回路の改良に関する。
(Cable Television)放送、衛星放送及びUHF(Ultr
a High Frequency)帯でのHDTV(High Definition
Television)放送等における、アナログ放送波やデジタ
ル放送波を受信するチューナ回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近時では、首記の如きア
ナログ放送波やデジタル放送波を受信するチューナ回路
として、通常のダブルスーパーチューナに代えて、ツイ
ンPLL(Phase Locked Loop )制御ダブルスーパーチ
ューナ方式を広く採用するようになってきている。図5
は、このようなツインPLL制御ダブルスーパーチュー
ナ方式が採用された、従来のチューナ回路の構成を示し
ている。
ナログ放送波やデジタル放送波を受信するチューナ回路
として、通常のダブルスーパーチューナに代えて、ツイ
ンPLL(Phase Locked Loop )制御ダブルスーパーチ
ューナ方式を広く採用するようになってきている。図5
は、このようなツインPLL制御ダブルスーパーチュー
ナ方式が採用された、従来のチューナ回路の構成を示し
ている。
【0003】すなわち、入力端子11には、放送を受信
して得られる高周波信号が供給されている。この入力端
子11に供給された高周波信号は、全受信帯域が通過可
能な広帯域BPF(Band Pass Filter)12を介した
後、平衡型のミクサで構成された第1周波数変換回路1
3に供給される。
して得られる高周波信号が供給されている。この入力端
子11に供給された高周波信号は、全受信帯域が通過可
能な広帯域BPF(Band Pass Filter)12を介した
後、平衡型のミクサで構成された第1周波数変換回路1
3に供給される。
【0004】この第1周波数変換回路13は、入力され
た高周波信号を、第1局部発振回路14から出力される
第1局部発振信号と混合することにより、所定の第1中
間周波数信号に周波数変換(アップコンバート)してい
る。
た高周波信号を、第1局部発振回路14から出力される
第1局部発振信号と混合することにより、所定の第1中
間周波数信号に周波数変換(アップコンバート)してい
る。
【0005】そして、この第1周波数変換回路13から
出力される第1中間周波数信号は、それぞれが第1中間
周波数帯に対応して設定された、第1中間周波用BPF
15,第1中間周波用増幅回路16及び第1中間周波用
BPF17を直列に介した後、第2周波数変換回路18
に供給される。
出力される第1中間周波数信号は、それぞれが第1中間
周波数帯に対応して設定された、第1中間周波用BPF
15,第1中間周波用増幅回路16及び第1中間周波用
BPF17を直列に介した後、第2周波数変換回路18
に供給される。
【0006】この第2周波数変換回路18は、入力され
た第1中間周波信号を、第2局部発振回路19から出力
される第2局部発振信号と混合することで、所定の第2
中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)して
いる。
た第1中間周波信号を、第2局部発振回路19から出力
される第2局部発振信号と混合することで、所定の第2
中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)して
いる。
【0007】そして、この第2周波数変換回路18から
出力される第2中間周波数信号は、それぞれが第2中間
周波数帯に対応して設定された、第2中間周波用BPF
20及び第2中間周波用増幅回路21を直列に介した
後、出力端子22から取り出される。
出力される第2中間周波数信号は、それぞれが第2中間
周波数帯に対応して設定された、第2中間周波用BPF
20及び第2中間周波用増幅回路21を直列に介した
後、出力端子22から取り出される。
【0008】ここで、上記第1局部発振回路14は、一
定周波数の基準発振信号を発生する基準発振回路23
と、この基準発振回路23から出力される基準発振信号
を分周するリファレンスカウンタ24と、第1の局部発
振回路14から出力される第1局部発振信号を分周する
メインカウンタ25と、このメインカウンタ25の出力
とリファレンスカウンタ24の出力との位相誤差信号を
発生する位相比較回路26と、この位相比較回路26か
ら出力された位相誤差信号を第1局部発振回路14の発
振周波数制御電圧に変換するアクティブLPF(Low Pa
ss Filter )27と、入力端子28に供給されたデータ
に基づいてリファレンスカウンタ24及びメインカウン
タ25に分周比制御データを供給するシフトレジスタ2
9とから構成される第1PLL回路30によって、その
発振周波数が制御されている。
定周波数の基準発振信号を発生する基準発振回路23
と、この基準発振回路23から出力される基準発振信号
を分周するリファレンスカウンタ24と、第1の局部発
振回路14から出力される第1局部発振信号を分周する
メインカウンタ25と、このメインカウンタ25の出力
とリファレンスカウンタ24の出力との位相誤差信号を
発生する位相比較回路26と、この位相比較回路26か
ら出力された位相誤差信号を第1局部発振回路14の発
振周波数制御電圧に変換するアクティブLPF(Low Pa
ss Filter )27と、入力端子28に供給されたデータ
に基づいてリファレンスカウンタ24及びメインカウン
タ25に分周比制御データを供給するシフトレジスタ2
9とから構成される第1PLL回路30によって、その
発振周波数が制御されている。
【0009】また、上記第2局部発振回路19も同様
に、上記基準発振回路23から出力される基準発振信号
を分周するリファレンスカウンタ31と、第2の局部発
振回路19から出力される第2局部発振信号を分周する
メインカウンタ32と、このメインカウンタ32の出力
とリファレンスカウンタ31の出力との位相誤差信号を
発生する位相比較回路33と、この位相比較回路33か
ら出力された位相誤差信号を第2局部発振回路19の発
振周波数制御電圧に変換するアクティブLPF34と、
入力端子35に供給されたデータに基づいてリファレン
スカウンタ31及びメインカウンタ32に分周比制御デ
ータを供給するシフトレジスタ36とから構成される第
2PLL回路37によって、その発振周波数が制御され
ている。
に、上記基準発振回路23から出力される基準発振信号
を分周するリファレンスカウンタ31と、第2の局部発
振回路19から出力される第2局部発振信号を分周する
メインカウンタ32と、このメインカウンタ32の出力
とリファレンスカウンタ31の出力との位相誤差信号を
発生する位相比較回路33と、この位相比較回路33か
ら出力された位相誤差信号を第2局部発振回路19の発
振周波数制御電圧に変換するアクティブLPF34と、
入力端子35に供給されたデータに基づいてリファレン
スカウンタ31及びメインカウンタ32に分周比制御デ
ータを供給するシフトレジスタ36とから構成される第
2PLL回路37によって、その発振周波数が制御され
ている。
【0010】つまり、近年では、例えばCATV放送の
広帯域化等に伴なって、従来のダブルスーパーチューナ
の受信周波数範囲を拡大するために第1中間周波数信号
の高周波化がなされたため、局部発振回路の発振周波数
も高くなって周波数変動幅を抑えることが困難になって
きている。このため、第1局部発振回路19に対して従
来行なっていたAFC(Automatic Frequency Control
)をやめて、第1局部発振回路14と第2局部発振回
路19とを共にPLL制御するようにした、ツインPL
L制御ダブルスーパーチューナ方式が採用されるように
なってきたものである。
広帯域化等に伴なって、従来のダブルスーパーチューナ
の受信周波数範囲を拡大するために第1中間周波数信号
の高周波化がなされたため、局部発振回路の発振周波数
も高くなって周波数変動幅を抑えることが困難になって
きている。このため、第1局部発振回路19に対して従
来行なっていたAFC(Automatic Frequency Control
)をやめて、第1局部発振回路14と第2局部発振回
路19とを共にPLL制御するようにした、ツインPL
L制御ダブルスーパーチューナ方式が採用されるように
なってきたものである。
【0011】また、映像放送のデジタル化に対応するた
めに、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation
),64QAM及び16VSB(Vestigial Sideban
d)変調等のデジタル変調波が受信できるような低位相
雑音のチューナの開発が強く要求されてきており、この
ような点からも、ツインPLL制御ダブルスーパーチュ
ーナ方式の採用が増加している。
めに、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation
),64QAM及び16VSB(Vestigial Sideban
d)変調等のデジタル変調波が受信できるような低位相
雑音のチューナの開発が強く要求されてきており、この
ような点からも、ツインPLL制御ダブルスーパーチュ
ーナ方式の採用が増加している。
【0012】ところで、このツインPLL制御ダブルス
ーパーチューナ方式が採用された従来のチューナ回路で
は、第1及び第2PLL回路30,37の両方にプログ
ラマブルなリファレンスカウンタ24,31やメインカ
ウンタ25,32を備えたIC(Integrated Circuit)
を使用することになる。
ーパーチューナ方式が採用された従来のチューナ回路で
は、第1及び第2PLL回路30,37の両方にプログ
ラマブルなリファレンスカウンタ24,31やメインカ
ウンタ25,32を備えたIC(Integrated Circuit)
を使用することになる。
【0013】ところが、そのIC自体は非常に高価であ
り、しかも、そのICにデータを入力するためのバスラ
インに関係した部品も多く存在するので、経済的な不利
を招くという問題が生じている。特に、一般には、固定
周波数で使用される第2局部発振回路19の発振周波数
を制御するデータも入力する必要があるという無駄も生
じている。
り、しかも、そのICにデータを入力するためのバスラ
インに関係した部品も多く存在するので、経済的な不利
を招くという問題が生じている。特に、一般には、固定
周波数で使用される第2局部発振回路19の発振周波数
を制御するデータも入力する必要があるという無駄も生
じている。
【0014】ここで、図6は、上記した第1周波数変換
回路13の詳細を示している。ここでは、高インピーダ
ンス平衡入力型の例として、FET(Field Effect Tra
nsistor )Q1〜Q6及び定電流源Iを用いたダブルバ
ランスミクサの構成を示している。この場合、一対の入
力端子38,39のうちの一方の入力端子39をバイパ
スコンデンサCによって接地し、他方の入力端子38に
高周波信号を入力するようにしている。
回路13の詳細を示している。ここでは、高インピーダ
ンス平衡入力型の例として、FET(Field Effect Tra
nsistor )Q1〜Q6及び定電流源Iを用いたダブルバ
ランスミクサの構成を示している。この場合、一対の入
力端子38,39のうちの一方の入力端子39をバイパ
スコンデンサCによって接地し、他方の入力端子38に
高周波信号を入力するようにしている。
【0015】なお、高周波信号は、一般に低インピーダ
ンスで伝送されるので、整合をとるために入力端子38
にはダンピング抵抗R1が接続されている。そして、入
力端子38に供給された高周波信号は、第1局部発振回
路14から出力される第1局部発振信号と混合されて所
定の第1中間周波数信号に周波数変換された後、一対の
出力端子40,41から取り出される。
ンスで伝送されるので、整合をとるために入力端子38
にはダンピング抵抗R1が接続されている。そして、入
力端子38に供給された高周波信号は、第1局部発振回
路14から出力される第1局部発振信号と混合されて所
定の第1中間周波数信号に周波数変換された後、一対の
出力端子40,41から取り出される。
【0016】また、図7は、図6に示したダブルバラン
スミクサにおいて、低インピーダンスで伝送される高周
波信号との整合をとるために、ダンピング抵抗R1に代
えて帰還抵抗R2,R3によってFETQ5,Q6にそ
れぞれ負帰還をかけるようにした例を示している。
スミクサにおいて、低インピーダンスで伝送される高周
波信号との整合をとるために、ダンピング抵抗R1に代
えて帰還抵抗R2,R3によってFETQ5,Q6にそ
れぞれ負帰還をかけるようにした例を示している。
【0017】しかしながら、上記のような高インピーダ
ンス平衡入力型のダブルバランスミクサで、高周波信号
と整合をとるためには、ダンピング抵抗R1もしくは帰
還抵抗R2,R3の抵抗値を小さくしなければならない
ため、雑音指数の悪化度が非常に大きくなるという不都
合が生じることになる。
ンス平衡入力型のダブルバランスミクサで、高周波信号
と整合をとるためには、ダンピング抵抗R1もしくは帰
還抵抗R2,R3の抵抗値を小さくしなければならない
ため、雑音指数の悪化度が非常に大きくなるという不都
合が生じることになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ツイン
PLL制御ダブルスーパーチューナ方式が採用された従
来のチューナ回路では、高価なICを必要とするため経
済的な不利を招くという問題を有している。また、この
チューナ回路に使用される高インピーダンス平衡入力型
のダブルバランスミクサでは、入力高周波信号との整合
をとろうとすると雑音指数の悪化度が大きくなるという
不都合を有している。
PLL制御ダブルスーパーチューナ方式が採用された従
来のチューナ回路では、高価なICを必要とするため経
済的な不利を招くという問題を有している。また、この
チューナ回路に使用される高インピーダンス平衡入力型
のダブルバランスミクサでは、入力高周波信号との整合
をとろうとすると雑音指数の悪化度が大きくなるという
不都合を有している。
【0019】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、広帯域受信を可能とし、しかも高性能で
経済的にも有利である極めて良好なチューナ回路を提供
することを目的とする。
されたもので、広帯域受信を可能とし、しかも高性能で
経済的にも有利である極めて良好なチューナ回路を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係るチューナ
回路は、入力高周波信号を第1局部発振信号に基づいて
第1中間周波数信号に変換する第1周波数変換手段と、
この第1周波数変換手段から出力される第1中間周波数
信号を第2局部発振信号に基づいて第2中間周波数信号
に変換する第2周波数変換手段とを有するものを対象と
している。
回路は、入力高周波信号を第1局部発振信号に基づいて
第1中間周波数信号に変換する第1周波数変換手段と、
この第1周波数変換手段から出力される第1中間周波数
信号を第2局部発振信号に基づいて第2中間周波数信号
に変換する第2周波数変換手段とを有するものを対象と
している。
【0021】そして、第1局部発振信号を一定周波数の
基準発振信号に位相同期するように制御する第1PLL
手段と、第2局部発振信号の周波数を基準発振信号の周
波数の2のべき乗倍になるように制御する第2PLL手
段とを備えている。
基準発振信号に位相同期するように制御する第1PLL
手段と、第2局部発振信号の周波数を基準発振信号の周
波数の2のべき乗倍になるように制御する第2PLL手
段とを備えている。
【0022】また、この発明に係るチューナ回路は、上
記の対象において、第1局部発振信号を一定周波数の基
準発振信号に位相同期するように制御する第1PLL手
段と、第2局部発振信号の周波数を基準発振信号の周波
数の2のべき乗分の1の周波数の、2のべき乗倍になる
ように制御する第2PLL手段とを備えている。
記の対象において、第1局部発振信号を一定周波数の基
準発振信号に位相同期するように制御する第1PLL手
段と、第2局部発振信号の周波数を基準発振信号の周波
数の2のべき乗分の1の周波数の、2のべき乗倍になる
ように制御する第2PLL手段とを備えている。
【0023】上記のような構成によれば、いずれも第2
PLL手段を非常に簡易な構成で実現することができる
ので、従来のように、高価なICを使用しなくて済むと
ともに、そのICにデータを入力するためのバスライン
に関係した周辺回路も削除されるため、広帯域受信を可
能とし、しかも高性能で経済的に有利とすることができ
る。
PLL手段を非常に簡易な構成で実現することができる
ので、従来のように、高価なICを使用しなくて済むと
ともに、そのICにデータを入力するためのバスライン
に関係した周辺回路も削除されるため、広帯域受信を可
能とし、しかも高性能で経済的に有利とすることができ
る。
【0024】さらに、この発明に係るチューナ回路は、
入力高周波信号を中間周波数信号に変換するために、高
インピーダンス平衡入力型のダブルバランスミクサを備
えたものを対象としている。そして、所定の巻き数比を
有し、入力高周波信号を不平衡−平衡変換して、ダブル
バランスミクサの平衡入力端に導くトランスと、このト
ランスの平衡出力端間に介挿接続される整合用ダンピン
グ抵抗とを備えるようにしたものである。
入力高周波信号を中間周波数信号に変換するために、高
インピーダンス平衡入力型のダブルバランスミクサを備
えたものを対象としている。そして、所定の巻き数比を
有し、入力高周波信号を不平衡−平衡変換して、ダブル
バランスミクサの平衡入力端に導くトランスと、このト
ランスの平衡出力端間に介挿接続される整合用ダンピン
グ抵抗とを備えるようにしたものである。
【0025】上記のような構成によれば、整合用ダンピ
ング抵抗の値をトランスの巻き数比の二乗倍にまで大き
く設定することができるため、雑音指数の悪化度を少な
くすることができ、広帯域受信を可能とし、しかも高性
能で経済的に有利とすることができる。
ング抵抗の値をトランスの巻き数比の二乗倍にまで大き
く設定することができるため、雑音指数の悪化度を少な
くすることができ、広帯域受信を可能とし、しかも高性
能で経済的に有利とすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。まず、図1は、こ
の発明の第1の実施の形態を示すもので、図5と同一部
分には同一符号を付して示している。すなわち、前記基
準発振回路23から出力される基準発振信号と、前記第
2局部発振回路19から出力される第2局部発振信号
を、分周回路42で2のべき乗分の1(1/2n)に分
周した信号とを、前記位相比較回路33に供給して、両
信号の位相差がなくなるように第2局部発振回路19を
制御するようにしている。
いて図面を参照して詳細に説明する。まず、図1は、こ
の発明の第1の実施の形態を示すもので、図5と同一部
分には同一符号を付して示している。すなわち、前記基
準発振回路23から出力される基準発振信号と、前記第
2局部発振回路19から出力される第2局部発振信号
を、分周回路42で2のべき乗分の1(1/2n)に分
周した信号とを、前記位相比較回路33に供給して、両
信号の位相差がなくなるように第2局部発振回路19を
制御するようにしている。
【0027】つまり、これは、第2局部発振回路19か
ら出力される第2局部発振信号の周波数を、基準発振回
路23から出力される基準発振信号の周波数の2のべき
乗倍(2n)倍に選択するようにしているものである。
ら出力される第2局部発振信号の周波数を、基準発振回
路23から出力される基準発振信号の周波数の2のべき
乗倍(2n)倍に選択するようにしているものである。
【0028】このような構成によれば、第2局部発振回
路19を制御する第2PLL回路37としては、位相比
較回路33,アクティブLPF34及び分周回路42だ
けの簡易な構成で実現することができ、しかも、分周回
路42は、フリップフロップ回路をカスケード接続する
だけの簡易な構成で実現することができる。
路19を制御する第2PLL回路37としては、位相比
較回路33,アクティブLPF34及び分周回路42だ
けの簡易な構成で実現することができ、しかも、分周回
路42は、フリップフロップ回路をカスケード接続する
だけの簡易な構成で実現することができる。
【0029】このため、第2PLL回路37として、従
来のように、プログラマブルなリファレンスカウンタ3
1やメインカウンタ32を備えた高価なICを使用しな
くて済むとともに、そのICにデータを入力するための
バスラインに関係した周辺回路も削除されるため、広帯
域受信を可能とし、しかも高性能で経済的に有利とする
ことができる。
来のように、プログラマブルなリファレンスカウンタ3
1やメインカウンタ32を備えた高価なICを使用しな
くて済むとともに、そのICにデータを入力するための
バスラインに関係した周辺回路も削除されるため、広帯
域受信を可能とし、しかも高性能で経済的に有利とする
ことができる。
【0030】また、図2は、上記第1の実施の形態の変
形例を示すもので、図1と同一部分には同一符号を付し
て示している。すなわち、これは、第2局部発振回路1
9から出力される第2局部発振信号を分周回路42で2
のべき乗分の1(1/2n)に分周した信号と、基準発
振回路19から出力される基準発振信号を分周回路43
で2のべき乗分の1(1/2n)に分周した信号とを、
位相比較回路33に供給して、両信号の位相差がなくな
るように第2局部発振回路19を制御するようにしてい
る。
形例を示すもので、図1と同一部分には同一符号を付し
て示している。すなわち、これは、第2局部発振回路1
9から出力される第2局部発振信号を分周回路42で2
のべき乗分の1(1/2n)に分周した信号と、基準発
振回路19から出力される基準発振信号を分周回路43
で2のべき乗分の1(1/2n)に分周した信号とを、
位相比較回路33に供給して、両信号の位相差がなくな
るように第2局部発振回路19を制御するようにしてい
る。
【0031】つまり、これは、第2局部発振回路19か
ら出力される第2局部発振信号の周波数を、基準発振回
路23から出力される基準発振信号の周波数の2のべき
乗分の1(1/2n)の2のべき乗倍(2n)倍になるよ
うに選択しているものである。
ら出力される第2局部発振信号の周波数を、基準発振回
路23から出力される基準発振信号の周波数の2のべき
乗分の1(1/2n)の2のべき乗倍(2n)倍になるよ
うに選択しているものである。
【0032】このような構成によれば、分周回路43も
分周回路42と同様に、フリップフロップ回路をカスケ
ード接続するだけの簡易な構成で実現することができる
ため、図1の構成に比べて2つの分周回路42,43を
必要とはするものの、従来に比べれば、経済的に有利と
することができる。
分周回路42と同様に、フリップフロップ回路をカスケ
ード接続するだけの簡易な構成で実現することができる
ため、図1の構成に比べて2つの分周回路42,43を
必要とはするものの、従来に比べれば、経済的に有利と
することができる。
【0033】次に、図3は、この発明の第2の実施の形
態を示すもので、第1周波数変換回路13に使用される
高インピーダンス平衡入力型のダブルバランスミクサの
構成を示しており、図6と同一部分には同一符号を付し
て示している。すなわち、一方の入力端子38に供給さ
れた高周波信号は、巻き数比が1:2の高周波トランス
44によって不平衡−平衡変換された後、平衡入力端で
あるFETQ5,Q6のゲートに供給されている。ま
た、FETQ5,Q6のゲート間(平衡端子間)には、
整合用ダンピング抵抗R4が介挿接続されている。
態を示すもので、第1周波数変換回路13に使用される
高インピーダンス平衡入力型のダブルバランスミクサの
構成を示しており、図6と同一部分には同一符号を付し
て示している。すなわち、一方の入力端子38に供給さ
れた高周波信号は、巻き数比が1:2の高周波トランス
44によって不平衡−平衡変換された後、平衡入力端で
あるFETQ5,Q6のゲートに供給されている。ま
た、FETQ5,Q6のゲート間(平衡端子間)には、
整合用ダンピング抵抗R4が介挿接続されている。
【0034】このような構成によれば、整合用ダンピン
グ抵抗R4の値を、高周波トランス44の巻き数比の二
乗倍にまで大きく設定することができるため、雑音指数
の悪化度を少なくすることができる。
グ抵抗R4の値を、高周波トランス44の巻き数比の二
乗倍にまで大きく設定することができるため、雑音指数
の悪化度を少なくすることができる。
【0035】また、図4は、上記第2の実施の形態の変
形例を示すもので、図3と同一部分には同一符号を付し
て示している。すなわち、これは、FETQ5,Q6の
ゲート間(平衡端子間)に、整合用ダンピング抵抗R4
と小インダクタンスのコイルLとを直列に介挿接続する
ようにしたものである。このような構成によれば、高周
波域で低下しがちなインピーダンスを補正することがで
きるとともに、高周波域での雑音指数の悪化度をより少
なくすることができるようになる。なお、この発明は上
記した各実施の形態に限定されるものではなく、この外
その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。
形例を示すもので、図3と同一部分には同一符号を付し
て示している。すなわち、これは、FETQ5,Q6の
ゲート間(平衡端子間)に、整合用ダンピング抵抗R4
と小インダクタンスのコイルLとを直列に介挿接続する
ようにしたものである。このような構成によれば、高周
波域で低下しがちなインピーダンスを補正することがで
きるとともに、高周波域での雑音指数の悪化度をより少
なくすることができるようになる。なお、この発明は上
記した各実施の形態に限定されるものではなく、この外
その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
広帯域受信を可能とし、しかも高性能で経済的にも有利
である極めて良好なチューナ回路を提供することができ
る。
広帯域受信を可能とし、しかも高性能で経済的にも有利
である極めて良好なチューナ回路を提供することができ
る。
【図1】この発明に係るチューナ回路の第1の実施の形
態を示すブロック構成図。
態を示すブロック構成図。
【図2】同第1の実施の形態の変形例を示すブロック構
成図。
成図。
【図3】この発明に係るチューナ回路の第2の実施の形
態を示すブロック構成図。
態を示すブロック構成図。
【図4】同第2の実施の形態の変形例を示すブロック構
成図。
成図。
【図5】ツインPLL制御ダブルスーパーチューナ方式
が採用された従来のチューナ回路を示すブロック構成
図。
が採用された従来のチューナ回路を示すブロック構成
図。
【図6】同従来回路に使用されるダブルバランスミクサ
の一例を示す回路構成図。
の一例を示す回路構成図。
【図7】同従来回路に使用されるダブルバランスミクサ
の他の例を示す回路構成図。
の他の例を示す回路構成図。
11…入力端子、 12…広帯域BPF、 13…第1周波数変換回路、 14…第1局部発振回路、 15…第1中間周波用BPF、 16…第1中間周波用増幅回路、 17…第1中間周波用BPF、 18…第2周波数変換回路、 19…第2局部発振回路、 20…第2中間周波用BPF、 21…第2中間周波用増幅回路、 22…出力端子、 23…基準発振回路、 24…リファレンスカウンタ、 25…メインカウンタ、 26…位相比較回路、 27…アクティブLPF、 28…入力端子、 29…シフトレジスタ、 30…第1PLL回路、 31…リファレンスカウンタ、 32…メインカウンタ、 33…位相比較回路、 34…アクティブLPF、 35…入力端子、 36…シフトレジスタ、 37…第2PLL回路、 38,39…入力端子、 40,41…出力端子、 42,43…分周回路、 44…高周波トランス。
Claims (7)
- 【請求項1】 入力高周波信号を第1局部発振信号に基
づいて第1中間周波数信号に変換する第1周波数変換手
段と、この第1周波数変換手段から出力される第1中間
周波数信号を第2局部発振信号に基づいて第2中間周波
数信号に変換する第2周波数変換手段とを有するチュー
ナ回路において、前記第1局部発振信号を一定周波数の
基準発振信号に位相同期するように制御する第1PLL
手段と、前記第2局部発振信号の周波数を前記基準発振
信号の周波数の2のべき乗倍になるように制御する第2
PLL手段とを具備してなることを特徴とするツインP
LL制御ダブルスーパーチューナ方式のチューナ回路。 - 【請求項2】 入力高周波信号を第1局部発振信号に基
づいて第1中間周波数信号に変換する第1周波数変換手
段と、この第1周波数変換手段から出力される第1中間
周波数信号を第2局部発振信号に基づいて第2中間周波
数信号に変換する第2周波数変換手段とを有するチュー
ナ回路において、前記第1局部発振信号を一定周波数の
基準発振信号に位相同期するように制御する第1PLL
手段と、前記第2局部発振信号の周波数を前記基準発振
信号の周波数の2のべき乗分の1の周波数の、2のべき
乗倍になるように制御する第2PLL手段とを具備して
なることを特徴とするツインPLL制御ダブルスーパー
チューナ方式のチューナ回路。 - 【請求項3】 前記第1PLL手段は、前記一定周波数
の基準発振信号を発生する基準発振手段と、この基準発
振手段から出力される基準発振信号を分周する第1分周
手段と、前記第1局部発振信号を発生する第1局部発振
手段と、この第1局部発振手段から出力される前記第1
局部発振信号を分周する第2分周手段と、この第2分周
手段の出力信号と前記第1分周手段の出力信号との位相
誤差信号を生成する第1位相比較手段と、外部からの入
力データに基づいて前記第1及び第2の分周手段に与え
る分周比制御データをそれぞれ生成する分周比制御デー
タ生成手段とを具備し、前記第1位相比較手段から出力
される位相誤差信号に基づいて、前記第1局部発振信号
が前記基準発振信号に位相同期するように前記第1局部
発振手段を制御することを特徴とする請求項1または2
記載のツインPLL制御ダブルスーパーチューナ方式の
チューナ回路。 - 【請求項4】 前記第2PLL手段は、前記第2局部発
振信号を発生する第2局部発振手段と、この第2局部発
振手段から出力される前記第2局部発振信号を2のべき
乗分の1の周波数に分周する第3分周手段と、この第3
分周手段の出力信号と前記基準発振手段から出力される
基準発振信号との位相誤差信号を生成する第2位相比較
手段とを具備し、前記第2位相比較手段から出力される
位相誤差信号に基づいて、前記第2局部発振信号が前記
基準発振信号に位相同期するように前記第2局部発振手
段を制御することを特徴とする請求項3記載のツインP
LL制御ダブルスーパーチューナ方式のチューナ回路。 - 【請求項5】 前記第2PLL手段は、前記第2局部発
振信号を発生する第2局部発振手段と、この第2局部発
振手段から出力される前記第2局部発振信号を2のべき
乗分の1の周波数に分周する第3分周手段と、前記基準
発振手段から出力される基準発振信号を2のべき乗分の
1の周波数に分周する第4分周手段と、この第4分周手
段の出力信号と前記第3分周手段の出力信号との位相誤
差信号を生成する第2位相比較手段とを具備し、前記第
2位相比較手段から出力される位相誤差信号に基づい
て、前記第2局部発振信号が前記基準発振信号に位相同
期するように前記第2局部発振手段を制御することを特
徴とする請求項3記載のツインPLL制御ダブルスーパ
ーチューナ方式のチューナ回路。 - 【請求項6】 入力高周波信号を中間周波数信号に変換
するために、高インピーダンス平衡入力型のダブルバラ
ンスミクサを備えたチューナ回路において、所定の巻き
数比を有し、前記入力高周波信号を不平衡−平衡変換し
て、前記ダブルバランスミクサの平衡入力端に導くトラ
ンスと、このトランスの平衡出力端間に介挿接続される
整合用ダンピング抵抗とを具備してなることを特徴とす
るチューナ回路。 - 【請求項7】 前記整合用ダンピング抵抗に直列に小イ
ンダクタンスのコイルを直列に接続することを特徴とす
る請求項6記載のチューナ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7411696A JPH09266453A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | チューナ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7411696A JPH09266453A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | チューナ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266453A true JPH09266453A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13537919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7411696A Pending JPH09266453A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | チューナ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09266453A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10277235B2 (en) | 2015-04-15 | 2019-04-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Synthesizer |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7411696A patent/JPH09266453A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10277235B2 (en) | 2015-04-15 | 2019-04-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Synthesizer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050418 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |