JPH09264908A - 高調波伝搬特性解析装置 - Google Patents

高調波伝搬特性解析装置

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JPH09264908A
JPH09264908A JP9026095A JP2609597A JPH09264908A JP H09264908 A JPH09264908 A JP H09264908A JP 9026095 A JP9026095 A JP 9026095A JP 2609597 A JP2609597 A JP 2609597A JP H09264908 A JPH09264908 A JP H09264908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子を備えた機器が発生する高調波
が、電力系統に伝搬する特性を簡単かつ短時間に解析で
きる高調波伝搬特性解析装置を提供する。 【解決手段】 高調波ひずみ計算部1により、高調波を
発生する機器単体の高調波ひずみを計算し、周波数応答
計算部3により、前記機器単体を電流源または電圧源の
いずれかに置き換えた時の、電力系統における被解析対
象部位における周波数応答を求め、高調波伝搬特性計算
部5により、前記ひずみと前記周波数応答とから高調波
伝搬特性を計算する。なお、機器単体を前記ひずみを発
生する電流源または電圧源として、前記周波数応答計算
および前記高調波伝搬特性計算を直接演算する手段も含
む。電力系統と機器とを含めた過度解析より簡単に高調
波伝搬特性を解析でき、短時間で処理することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の高調波
伝搬特性を解析する高調波伝搬特性解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パワーエレクトロニクス技術の進
歩により半導体を使用した電気機器が増加しているが、
これらは有害な高調波を発生する。これらの機器から発
生した高調波は機器外部に流出して電力系統に流れ込
む。電力系統には他の電気機器や調相設備などが設置さ
れており、半導体を使用した機器から発生した高調波に
共振や反共振を起こし、機器への過電流流入や過電圧印
加などの高調波障害を引き起こす。この高調波障害を未
然に防ぐために、高調波を発生する機器を電力系統に設
置する場合には、高調波が電力系統の各部にどのように
伝搬するかをあらかじめ検討する必要がある。その目的
で高調波伝搬特性解析装置が用いられる。
【0003】以下、従来の高調波伝搬特性解析装置につ
いて説明する。図8は従来の高調波伝搬特性解析装置の
動作を示すブロック図である。図8において、7は所定
の時間間隔ごとに高調波伝搬特性を計算する高調波伝搬
特性計算部である。この場合、高調波を発生する機器は
電流により特性が変化する半導体などを備えているの
で、高調波伝搬特性計算部7は、電気回路を解析する場
合には解析の時間間隔ごとに電気回路の過度解析をする
必要がある。すなわち、図9に示したように、ステップ
1で電気回路の過度解析を所定解析時間ごとに行い、ス
テップ2で計算終了の判定がでるまで計算を繰り返し行
う。なお、計算終了判定は計算終了判定部が行うものと
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の高調
波伝搬特性解析装置において、高調波伝搬特性計算部7
は、半導体を備えた機器を含む電力系統全体の膨大な電
気回路についての多元高次微分方程式の解析計算を行わ
なければならず、解析に長時間を要するという問題を有
していた。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、短
時間で電力系統の高調波伝搬特性を解析できる高調波伝
搬特性解析装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力系統に接
続される機器単体で発生する高調波ひずみを算出し、前
記高調波ひずみを等価的に発生する信号源で前記機器を
置き換えた時の前記電力系統における被解析対象部分の
周波数応答出力により、高調波伝搬特性を求める高調波
伝搬特性解析装置である。
【0007】これにより、解析処理を簡素化でき、短時
間に解析することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】高調波ひずみ計算部において、機
器単体の高調波ひずみ特性を電流または電圧について過
度解析により算出する。この計算は、機器に入出力する
電流または電圧の過度応答波形をコンピュータ演算処理
などにより計算できる。また、周波数応答計算部におい
て、前記機器を電流源または電圧源とし、電力系統の被
解析部分における出力の周波数応答を前記電流源または
電圧源の単位振幅当りについて算出する。この計算は、
前記高調波ひずみが電流について求められた時には機器
を単位振幅の電流源に、また高調波歪が電圧について求
められた時には機器を単位振幅の電圧源に置き換えた時
の被解析部分における出力の周波数特性として計算でき
る。また、高調波伝搬特性計算部において、前記高調波
ひずみにおける高調波成分の振幅と前記周波数応答との
積により高調波伝搬特性を計算する。
【0009】以上の処理により、機器を高調波ひずみを
等価的に発生する信号源とした時の電力系統の解析対象
部分の応答として高調波伝搬特性を得る。
【0010】なお、高調波ひずみ計算部の計算結果を機
器ごとに保存し、周波数応答計算部の計算結果を電力系
統ごとに保存しておき、解析対象に応じて選択してそれ
らの計算結果を選択して用いることもできる。
【0011】また、周波数応答計算部を設けず高調波伝
搬特性計算部において、機器を前記高調波ひずみを等価
的に発生する電流源または電圧源に直接に置き換え、被
解析部分の応答を直接的に求めて高調波伝搬特性を得る
こともできる。
【0012】以下、本発明の実施例について説明する。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の高調波伝搬特性解析装置の
一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は
本実施例の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は高調波ひずみ計算部、3は周波数応答計算部、
5は高調波ひずみ計算部1の計算結果と周波数応答計算
部3の計算結果とにより高調波伝搬特性を計算する高調
波伝搬特性計算部である。
【0014】上記構成において、その動作を説明する。
図2は高調波伝搬特性の計算処理を示すフローチャート
である。まず、高調波ひずみ計算部1において、機器単
体での高調波発生量を過度解析により求める。この過度
解析は所定の解析時間間隔ごとに機器単体の電気回路に
ついて計算するが、機器単体の構成は電力系統全体に比
較して回路規模が小さいので、電力系統全体を含めた従
来の解析計算よりも短時間で計算することができる。続
いて、周波数応答計算部3において、機器を交流電流源
または交流電圧源の信号源に置き換え、この信号源の単
位振幅に対する電力系統の被解析対象部分における出力
の周波数特性を計算する。最後に、高調波伝搬特性計算
部5において、高調波ひずみ計算部1で求めた高調波発
生機器の高調波発生量、すなわちその振幅と、周波数応
答計算部3で求めた電力系統の周波数応答との積により
高調波の電力系統の被解析対象部分における出力、すな
わち高調波伝搬特性を計算する。このように、時間的に
特性が変化する機器を電圧源または電流源に置き換えて
電力系統の応答を求めることにより、回路規模の大きい
電力系統における応答を短時間で解析できる。
【0015】以下、簡単な例について図面を参照しなが
ら説明する。図3は高調波を発生する機器として整流回
路30を備えた電力系統例を示す回路図である。今、整
流回路30から発生する高調波が進相コンデンサ23に
与える影響について調べる。図3において、20は発電
所または変電所を表し、第1の線路インピーダンス21
および第2の線路インピーダンス22を介して整流回路
30に接続されている。進相コンデンサ23が第1の線
路インピーダンス21と第2の線路インピーダンス22
との接続点に接続されている。整流回路30は入力端子
31と、入力端子31に接続された整流ブリッジ32の
出力側に直列接続した抵抗33と、整流ブリッジ32の
2次側に整流ブリッジ32と並列に接続した平滑用コン
デンサ34と、負荷35とにより構成されている。
【0016】まず、整流回路30単体が発生する高調波
を計算する。本実施例においては、整流回路30の高調
波を電流について求める例について説明する。整流回路
30の入力電圧をV1、入力電流をI1とすると、ダイ
オードの導通時と非導通時とについてそれぞれ(1)式
と(2)式が得られる。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】ここで、Rは抵抗33、Idは負荷側に流
れる直流電流、Cは平滑用コンデンサ34の容量、qは
平滑用コンデンサ34の電荷を表す。上記(1)式およ
び(2)式の微分方程式を解くことにより入力電流I1
が求められる。この入力電流I1は、例えばコンピュー
タによる数値解析により解くことができ、またその解の
電流波形のフーリエ係数により各高調波の振幅が得られ
る。なお、この解は機器の電流値に依存することはいう
までもない。
【0020】次に、整流回路30を交流電流源I0に置
き換え、電流源I0に対する進相コンデンサ23にかか
る電圧Vcの周波数応答を求める。電流源I0に対する
電圧Vcの周波数応答は、第1の線路インピーダンスを
Lとすると、(3)式のようになる。
【0021】
【数3】
【0022】(3)式により、各高調波周波数における
周波数応答は単純な代数計算により求められる。ここ
で、電流源I0の振幅を単位振幅1アンペアとすると、
整流回路30が発生する高調波電流1アンペア当りの周
波数応答が求められる。
【0023】次に、高調波伝搬特性計算部5において、
上記(3)式により求めた高調波電流1アンペア当りの
周波数応答に、(1)式および(2)式から求めた整流
回路30の発生する高調波電流振幅を乗算することによ
り、整流回路30が発生する高調波が進相コンデンサ2
3に与える影響、すなわち進相コンデンサ23の両端に
現れる各高調波の電圧Vcを求めることができる。
【0024】以上のように本実施例によれば、機器単体
が発生する電流ひずみを計算する高調波ひずみ計算部1
と、機器を電流源とした時の電力系統の被解析対象部分
の出力の周波数応答を前記電流源の単位電流振幅当りに
ついて計算する周波数応答計算部3と、これら2つの結
果に基づいて高調波伝搬量を計算する高調波伝搬特性計
算部5を設け、機器単体が発生するひずみ量が電力系統
に伝搬するとして高調波伝搬特性を計算することによ
り、過度解析計算が単純化され、短時間で電力系統の高
調波伝搬特性を解析することができる。
【0025】なお、本実施例ではひずみ量を電流につい
て計算する例を示したが、高調波ひずみ計算部1におい
て、電圧ひずみを計算し、周波数応答計算部3におい
て、機器を単位振幅電圧源に置き換えた時の被解析対象
部分における周波数特性を計算し、高調波伝搬特性計算
部5において、高調波振幅とその高調波周波数における
周波数応答との積により被解析対象部分における出力を
計算することもできる。
【0026】また、本実施例では整流回路30が発生す
る高調波電流を高調波ひずみ計算部1により求めてか
ら、周波数応答計算部3で電力系統の周波数応答を求め
たが、この計算順序については特にこだわらない。
【0027】また、同一の電力系統において、高調波を
発生する機器だけが変更になった場合、周波数応答計算
部3で電圧源または電流源により計算した周波数応答は
変化しないため、周波数応答については計算し直す必要
がなく、高調波ひずみ計算部1の計算と、高調波伝搬特
性計算部5の計算とを行うだけで変更後の高調波発生機
器に対する電力系統の高調波伝搬特性を解析できること
はいうまでもない。
【0028】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明する。図4は本実施例の構
成を示すブロック図である。なお、図1に示した実施例
1と同じ構成要素いは同一番号を付与して説明を省略す
る。図4において、2は高調波ひずみ計算部1の計算結
果を保存する高調波ひずみ保存部、4は周波数応答計算
部3の計算結果を保存する周波数応答保存部である。
【0029】上記構成において、その動作を図面を参照
しながら説明する。図5は本実施例の動作を示すフロー
チャートである。まず、機器単体で発生する高調波電流
について、保存している高調波ひずみを使用するか、新
たに計算するかを選択する。保存している高調波ひずみ
を使用する場合は、高調波ひずみ保存部2に保存してあ
る計算結果を使用し、次のステップに進む。新たに計算
する場合は高調波ひずみ計算部1において、実施例1と
同様に、数種類の高調波発生機器について高調波発生機
器単体での高調波発生量を過度解析により求める。これ
ら複数の高調波発生機器に対する高調波ひずみ計算部1
の計算結果を保存する場合は高調波ひずみ保存部2に保
存し、かつその計算結果を選択し、次のステップに進
む。保存しない場合は高調波ひずみ計算部1の計算結果
を選択し、次のステップに進む。
【0030】次に、電力系統の被解析対象部分における
周波数応答について、保存している周波数応答を使用す
るか、新たに計算するかを選択する。
【0031】保存している周波数応答を使用する場合
は、周波数応答保存部4に保存してある計算結果を使用
し、次のステップに進む。新たに計算する場合は周波数
応答計算部3において、実施例1と同様に、高調波発生
機器を電圧源または電流源の交流信号源に置き換え、こ
の信号源の単位振幅に対する複数の電力系統の被解析対
象部分における出力の周波数特性を求める。これら複数
の電力系統に対する周波数応答の計算結果を保存する場
合は周波数応答保存部4に保存し、かつその計算結果を
選択し、次のステップに進む。保存しない場合は周波数
応答計算部3の計算結果を選択し、次のステップに進
む。
【0032】高調波伝搬特性計算部5は、解析対象の機
器に対応して、高調波ひずみ計算部1の計算結果または
高調波ひずみ保存部2に保存している高調波発生機器の
高調波ひずみを使用し、また解析対象の電力系統に対応
して、周波数応答計算部3の計算結果または周波数応答
保存部4に保存している電力系統の周波数応答を使用
し、実施例1と同様に、高調波発生機器に対する電力系
統の高調波伝搬特性を求める。
【0033】以上のように本実施例によれば、高調波ひ
ずみ計算部1および計算結果を保存する高調波ひずみ保
存部2と、周波数応答計算部3およびその計算結果を保
存する周波数応答保存部4と、上記結果に基づいて高調
波伝搬特性を計算する高調波伝搬特性計算部5とを備え
たことにより、前記実施例1の効果に加えて、複数種類
の機器と、複数種類の電力系統との組合せについて計算
結果を選択して高調波伝搬特性を容易に短時間で計算す
ることができる。
【0034】なお、前記実施例1と同様に、高調波ひず
み計算部1と周波数応答計算部3の計算順序には特にこ
だわらない。
【0035】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて図面を参照しながら説明する。図6は本実施例の構
成を示すブロック図、図7はその動作を示すフローチャ
ートである。本実施例が実施例1および実施例2と異な
る点は、周波数応答計算部を備えず、高調波伝搬特性計
算部6が、機器を高調波ひずみ計算部1で計算した高調
波ひずみを等価的に発生する電圧源または電流源による
信号源に置き換え、この信号源に対する求めたい部分の
高調波の応答を求めて高調波伝搬特性を解析するように
したことにあり、計算の実態は実施例1および実施例2
と同じである。例えば、実施例1に示した具体例につい
ては、高調波ひずみ計算部1で計算した結果をそのまま
電流源に置き換える以外は、実施例1と同じである。本
実施例においても、機器単体の構成は電力系統全体に比
較し、回路規模が小さいので短時間で過度解析でき、そ
の結果に基づいて簡単に高調波伝搬特性を算出できる。
【0036】以上のように本実施例によれば、高調波ひ
ずみ計算部と、この計算結果を基に高調波伝搬特性を解
析する高調波伝搬特性計算部とを備えたことにより、特
定の高調波発生機器と電力系統については、前記実施例
1よりも短時間で解析することができる。
【0037】(実施例4)以下、本発明の実施例4につ
いて説明する。本実施例は、実施例1,実施例2または
実施例3のいずれかの構成に解析結果を示す結果表示部
(図示せず)を設けたものである。
【0038】上記構成において、結果表示部は解析結果
を表示する。その他の動作は実施例1ないし実施例3と
同様であるので説明を省略する。コンピュータによる解
析結果が単に数値の羅列では結果についての人間の判断
が非常にやりにくいが、それをグラフなどで特性表示す
れば結果は一目瞭然となり、高調波伝搬特性解析結果を
効率的に判断することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は高調波ひずみ計算部と周波数応答計算部と、これら2
つの計算結果を計算する高調波伝搬特性計算部とを設け
ることにより、高調波発生機器が発生する高調波に対す
る電力系統の高調波伝搬特性を短時間で解析することが
できる優れた高調波伝搬特性解析装置を実現することが
できる。
【0040】また、それぞれの計算部について保存部を
設け、保存部の計算結果を用いることにより、数種類の
高調波発生機器と数種類の電力系統に対する高調波伝搬
特性を高調波ひずみ計算部や周波数応答計算部の処理を
せずに、随時短時間で検討することができる。
【0041】また、高調波ひずみ計算部の計算結果をそ
のまま周波数応答計算部に用いることにより、特定の高
調波発生機器と特定の電力系統における高調波伝搬特性
をより短時間で検討することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における計算手順を示すフローチャー
【図3】同実施例における計算手順を説明するためのモ
デル
【図4】本発明の実施例2の構成を示すブロック図
【図5】同実施例における計算手順を示すフローチャー
【図6】本発明の実施例3の構成を示すブロック図
【図7】同実施例における計算手順を示すフローチャー
【図8】従来例の構成を示すブロック図
【図9】同従来例における計算手順を示すフローチャー
【符号の説明】
1 高調波ひずみ計算部 2 高調波ひずみ保存部 3 周波数応答計算部 4 周波数応答保存部 5 高調波伝搬特性計算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に接続される機器単体で発生す
    る高調波ひずみを前記電力系統との接続点における電流
    または電圧について計算する高調波ひずみ計算部と、前
    記機器を交流信号源に置き換え、前記交流信号源の単位
    振幅に対して前記電力系統の被解析対象部分に得られる
    出力の周波数特性を求める周波数応答計算部と、前記高
    調波ひずみにおける高調波振幅と前記周波数応答との積
    を高調波成分について計算する高調波伝搬特性計算部と
    を備え、前記周波数応答計算部は、前記高調波ひずみが
    前記電流について求められた場合は前記交流信号源を電
    流源とし、前記高調波ひずみが前記電圧について求めら
    れた場合は前記交流信号源を電圧源として計算するよう
    にした高調波伝搬特性解析装置。
  2. 【請求項2】 電力系統に接続される機器単体で発生す
    る高調波ひずみを前記電力系統との接続点における電流
    または電圧について計算する高調波ひずみ計算部と、前
    記高調波ひずみ計算部の計算結果を保存する高調波ひず
    み保存部と、前記機器を交流信号源に置き換え、前記交
    流信号源の単位振幅に対して前記電力系統の被解析対象
    部分に得られる出力の周波数特性を求める周波数応答計
    算部と、前記周波数応答を保存する周波数応答保存部
    と、前記高調波ひずみにおける高調波振幅と前記周波数
    応答との積を高調波成分について計算する高調波伝搬特
    性計算部とを備え、前記周波数応答計算部は、前記高調
    波ひずみが前記電流について求められた場合は前記交流
    信号源を電流源とし、前記高調波ひずみが前記電圧につ
    いて求められた場合は前記交流信号源を電圧源として計
    算し、前記高調波ひずみ保存部は前記高調波ひずみ計算
    部が複数の機器について計算した高調波ひずみの計算結
    果をそれぞれ保存し、前記周波数応答保存部は前記周波
    数応答計算部が複数の電力系統について計算した周波数
    応答の計算結果を保存し、前記高調波伝搬特性計算部
    は、解析対象の機器に対応する高調波ひずみを前記高調
    波ひずみ計算部の計算結果または前記高調波ひずみ保存
    部に保存された計算結果から選択するとともに、解析対
    象の電力系統に対応する周波数応答を前記周波数応答計
    算部の計算結果または前記周波数応答保存部に保存され
    た計算結果から選択して高調波伝搬特性を計算するよう
    にした高調波伝搬特性解析装置。
  3. 【請求項3】 電力系統に接続される機器単体で発生す
    る高調波ひずみを前記電力系統との接続点における電流
    または電圧について計算する高調波ひずみ計算部と、前
    記高調波ひずみを等価的に発生する交流信号源に置き換
    え、前記交流信号源により前記電力系統の被解析対象部
    分に得られる出力を高調波成分について計算する高調波
    伝搬特性計算部とを備え、前記高調波伝搬特性計算部
    は、前記高調波ひずみが前記電流について求められた場
    合は前記交流信号源を電流源とし、前記高調波ひずみが
    前記電圧について求められた場合は前記交流信号源を電
    圧源として計算するようにした高調波伝搬特性解析装
    置。
  4. 【請求項4】 高調波伝搬特性の計算結果を表示する結
    果表示部を備えた請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の高調波伝搬特性解析装置。
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