JPH09264885A - 超音波検査用治具および局部液浸式超音波検査方法 - Google Patents

超音波検査用治具および局部液浸式超音波検査方法

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JPH09264885A
JPH09264885A JP7654296A JP7654296A JPH09264885A JP H09264885 A JPH09264885 A JP H09264885A JP 7654296 A JP7654296 A JP 7654296A JP 7654296 A JP7654296 A JP 7654296A JP H09264885 A JPH09264885 A JP H09264885A
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JP
Japan
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subject
inspection
jig
sponge
ultrasonic inspection
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JP7654296A
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English (en)
Inventor
Fumito Iwasaki
史十 岩▲崎▼
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 局部液浸式超音波検査をする際に、検査面の
周端部まで検査を可能とする超音波検査用治具を提供す
る。 【解決手段】 超音波を伝播させる水6を溜めた液溜め
装置5の開口を被検体3に押し当てながら、液溜め装置
5の内部から超音波を送出するとともに被検体3からの
反射波を液溜め装置5内部で受信することにより被検体
3を検査する局部液浸式超音波検査を行う際に用いる超
音波検査用治具において、被検体3の形状に即して変形
可能なスポンジ1と、スポンジ1を被検体3に接着する
粘着剤2とを備え、スポンジ1は、被検体3の検査面3
Aと面一となるように検査面3Aの周囲に粘着剤2によ
り貼り付けられ、検査面3Aの周端部を検査するときに
スポンジ1が液溜め装置5の開口を塞ぐようにされてい
る超音波検査用治具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に向けて超
音波を送出するとともに被検体からの反射波を捉えて被
検体を検査する超音波検査用治具および局部液浸式超音
波検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】検査部位に液体を溜める液溜めを押し当
て、その液体を介し被検体への超音波の送出および反射
波の受信を行うことによって、被検体内部を検査する局
部液浸式超音波検査法が知られている。図3において、
3は被検体、4は超音波の送受信を行う超音波探触子、
5は探触子4が取り付けられた水溜め装置である。
【0003】被検体3の検査を行う場合には、図3に示
すように、水溜め装置5の開口端5aを被検体3にa位
置において接触させた状態で、水溜め装置5に形成され
た注水口5bから水6を注入する。注入された水6は水
溜め装置5の開口端5aと被検体3との間隙から徐々に
漏れ出すが、注水速度よりも排水速度がより小さいの
で、水溜め装置5の内部は水6が満たされた状態を維持
する。水溜め装置5は被検体3に沿って走査され、水溜
め装置5に取り付けられた探触子4から超音波が送出さ
れる。探触子4から送出された超音波は水溜め装置内の
水6を伝播して被検体3に入射し、被検体3の傷等で反
射される。被検体3からの反射波は再び水溜め装置内の
水6を伝播して探触子4において受信され、受信された
反射波のデータから被検体3の2次元像が作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すように、水
溜め装置5がa位置にある場合には、注水速度が排水速
度を上回っているので、水溜め装置5の内部は常に水6
が満たされた状態にあり、検査が正常に行われる。とこ
ろが、水溜め装置5が図3に示すb位置に到達すると、
水溜め装置5の開口端5aが被検体3の検査面3Aをは
み出し、水溜め装置5の内部の水が速やかに排出されて
水溜め装置5内に空気が侵入してしまう。このように、
被検体3の検査面の端部に近接した位置では内部の水6
を保持できないため、検査面3Aの周端部に検査不能の
部分を生ずる。
【0005】検査不能の部分をなくすためには検査面3
Aの端部の段差を解消すればよく、例えば被検体3の周
囲に検査面3Aと面一の板を設けることも考えられる。
しかし、被検体3が多品種少量品の場合には、被検体3
に合わせて板の加工をすることはコスト面や時間的な制
約の面で問題があり、とくに被検体3の端部が曲線で構
成されているときには加工が困難となる。また、加工さ
れた板を被検体3に合わせて固定する際の位置合わせに
煩雑な作業が要求され、被検体3が大型の場合には板の
加工自体も、また加工板の固定作業も、ますます困難と
なる。
【0006】本発明の目的は、局部液浸式超音波検査を
する際に、検査面の周端部まで検査を可能とする超音波
検査用治具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図2に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、超音波を伝播させる液体6を溜めた液溜め装置5の
開口を被検体3に押し当てながら、液溜め装置5の内部
から超音波を送出するとともに被検体3からの反射波を
液溜め装置5内部で受信することにより被検体3を検査
する局部液浸式超音波検査を行う際に用いる超音波検査
用治具に適用される。そして、被検体3の形状に即して
変形可能な変形体1と、被検体3の検査面3Aの周端部
を検査するときに変形体1が液溜め装置5の開口を塞ぐ
ように、変形体1を検査面3Aと略面一に被検体3に貼
り付ける粘着部2と、を備えることにより上述の目的が
達成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の超音波検査用治具において、変形体1としてスポンジ
状部材を用いるものである。請求項3に記載の発明は、
超音波を伝播させる液体6を溜めた液溜め装置5の開口
を被検体3に押し当てながら、液溜め装置5の内部から
超音波を送出するとともに被検体3からの反射波を液溜
め装置5内部で受信することにより被検体3を検査する
局部液浸式超音波検査方法に適用される。そして、変形
可能な変形体1を検査面3Aと略面一に被検体3に貼り
付け、被検体3の検査面3Aの周端部を検査するときに
液溜め装置5の開口を変形体1により塞ぐようにしたこ
とにより上述の目的が達成される。
【0008】請求項1〜3に記載の発明では、変形体1
が被検体3の検査面3Aと略面一に被検体3に貼り付け
られ、検査面3Aの周端部を検査するときに液溜め装置
5の開口を塞ぐ。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を用いて本
発明による超音波検査用治具の一実施の形態について説
明する。図1は本実施の形態の超音波検査用治具の外観
を示す図であり、1は断面が矩形形状の長尺スポンジ
(例えばゴム、プラスチック等に気泡が混入した状態に
あるもの)、2は長尺スポンジ1の一面に付着された粘
着剤である。
【0011】図2(a)に示すように、本実施の形態の
治具を用いて被検体3の検査面3Aを検査する場合に
は、検査面3Aの周囲に沿ってスポンジ1を粘着剤2を
介して貼り付け、スポンジ1によって検査面3Aとほぼ
面一の面を形成する。スポンジ1を被検体3に貼り付け
た状態で検査面3Aの周端部を走査すると、図2(b)
に示すように水溜め装置5の開口端5aの一部がスポン
ジ1にかかった状態となる。この状態において、水溜め
装置5の注水口5bから水6が注入されると、水溜め装
置5の開口は被検体3およびスポンジ1により塞がれて
いるので、水溜め装置5の内部に注入された水6は被検
体3と開口端5aとの間隙およびスポンジ1を介して徐
々に排出される。
【0012】このように、本実施の形態の超音波検査用
治具を使用することによって、水溜め装置5が被検体3
の端部をはみ出ても水溜め装置5からの排水速度が抑制
される。したがって、被検体3の端部を走査するときで
も、水溜め装置5の内部の水6が検査面3Aの中央部を
検査する場合と同様に維持されるので、被検体3の端部
の超音波検査が可能となる。
【0013】本実施の形態の治具は変形可能なスポンジ
1を用いているので、被検体3の形状に幅広く対応でき
る。またスポンジ1は粘着剤2とともにはさみ等で簡単
に切断できるので、被検体3に合わせた長さに調製する
のが容易であり、切断後はスポンジ1を粘着剤2により
被検体3に貼り付けるだけなので準備作業が短時間で終
了する。さらに、スポンジ1の貼る位置を調整するだけ
でスポンジ1と検査面3Aの段差をなくすことができる
ので作業が簡単である。
【0014】本実施の形態の治具は板等を加工する場合
に比べ安価であり、また上述のように検査前の準備作業
も簡単である。したがって、コスト面や時間的な面で優
れており、多品種少量生産の被検体の検査にも対応でき
る。
【0015】本実施の形態では弱い力で変形するスポン
ジ1を使用しているので、水溜め装置5の開口端5aが
接触した際にスポンジ1が変形して水溜め装置5の走査
を妨害することがなく、接触により水溜め装置5や探触
子4にダメージを与えるおそれもない。また、被検体3
の検査面3Aに対して正確に面一とする必要はなく、例
えばスポンジ1が検査面3aより突出していても、水溜
め装置5の接触によりスポンジ1が容易に変形するので
問題とならない。
【0016】本実施の形態の治具のスポンジの材質は適
宜選択される。また、変形可能なものであればスポンジ
状のものに限定されない。本実施の形態の治具ではスポ
ンジの断面を矩形形状としているが、被検体の形状にあ
わせて種々の形態のものを使用できる。被検体に貼り付
けた際に検査面とほぼ面一になるような形状を選択する
のが好ましい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波検
査用治具および超音波検査方法においては変形可能な変
形体を使用しているので、被検体の形状や大きさに合わ
せて簡単に検査面と面一の面を形成することができ、被
検体の端部の検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波検査用治具の一実施の形態
を示す図。
【図2】図1の示す実施の形態の治具を使用方法を示す
図であり、(a)は被検体に貼り付けた治具を示す斜視
図、(b)は被検体の検査をする場合を示す断面図。
【図3】従来の局部液浸式超音波検査法を示す断面図。
【符号の説明】
1 スポンジ 2 粘着部 3 被検体 3A 検査面 5 水溜め装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を伝播させる液体を溜めた液溜め
    装置の開口を被検体に押し当てながら、前記液溜め装置
    の内部から超音波を送出するとともに前記被検体からの
    反射波を前記液溜め装置内部で受信することにより前記
    被検体を検査する局部液浸式超音波検査を行う際に用い
    る超音波検査用治具において、 前記被検体の形状に即して変形可能な変形体と、 前記被検体の検査面の周端部を検査するときに前記変形
    体が前記液溜め装置の前記開口を塞ぐように、前記変形
    体を前記検査面と略面一に前記被検体に貼り付ける粘着
    部と、を備えることを特徴とする超音波検査用治具。
  2. 【請求項2】 前記変形体としてスポンジ状部材を用い
    ることを特徴とする請求項1に記載の超音波検査用治
    具。
  3. 【請求項3】 超音波を伝播させる液体を溜めた液溜め
    装置の開口を被検体に押し当てながら、前記液溜め装置
    の内部から超音波を送出するとともに前記被検体からの
    反射波を前記液溜め装置内部で受信することにより前記
    被検体を検査する局部液浸式超音波検査方法において、 変形可能な変形体を前記検査面と略面一に前記被検体に
    貼り付け、前記被検体の検査面の周端部を検査するとき
    に前記液溜め装置の前記開口を前記変形体により塞ぐよ
    うにしたことを特徴とする局部液浸式超音波検査方法。
JP7654296A 1996-03-29 1996-03-29 超音波検査用治具および局部液浸式超音波検査方法 Pending JPH09264885A (ja)

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JP7654296A JPH09264885A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 超音波検査用治具および局部液浸式超音波検査方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2640450C1 (ru) * 2016-11-01 2018-01-09 Общество с ограниченной ответственностью "Компания "Нординкрафт" (ООО "Компания "Нординкрафт") Локальная иммерсионная ванна для ультразвукового контроля листов
EP3974824A4 (en) * 2019-09-05 2022-07-06 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ULTRASONIC DEFECT DETECTION METHOD AND EXPANSION APPARATUS

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