JPH09263593A - 三方切り替え活栓を組み込んだfdg合成装置 - Google Patents
三方切り替え活栓を組み込んだfdg合成装置Info
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- JPH09263593A JPH09263593A JP8075535A JP7553596A JPH09263593A JP H09263593 A JPH09263593 A JP H09263593A JP 8075535 A JP8075535 A JP 8075535A JP 7553596 A JP7553596 A JP 7553596A JP H09263593 A JPH09263593 A JP H09263593A
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Abstract
れ、合成収率が向上し、合成時間が短縮化され、品質管
理が容易にできる、FDG合成装置を提供する。 【解決手段】 使い捨て可能なカートリッジ部と合成装
置本体とからなり、カートリッジ部には、F−18マイナ
スイオンとトリフレートとの間で標識反応を行うため
の、固定化相間移動触媒樹脂を充填したカラムからなる
カートリッジ式標識反応用樹脂カラム、および、標識反
応によって得られた中間生成物をH+型に調製した陽イ
オン交換樹脂に接触させ、加熱して加水分解反応を行う
ためのカートリッジ式陽イオン交換樹脂カラムが取付け
られ、カートリッジ部内には、標識反応用樹脂カラム、
陽イオン交換樹脂カラムを連絡するラインおよび切り替
えバルブが組み込まれ、バルブは三方切り替え活栓を内
蔵しているFDG合成装置。
Description
画像(Positron Emission Tomography)(以下PETとい
う)システムにおける標識化合物としてのFDGを合成
する装置に関する。
像によって観察し診断する方法の一つとして、近年、陽
電子を出す物質を用いたPETシステムによる画像診断
法が注目されている。PETシステムによる画像診断法
によれば、ガンなどの疾患の形態画像のみならず、体内
における血液や酸素の動きなどの機能画像を得ることが
でき、脳障害や心臓病などの診断に大きな威力が発揮さ
れる。
元素を用いた画像診断システムであって、システムの概
略は次の通りである。 (1)サイクロトロンにおいてイオンを高エネルギーに
加速する。 (2)加速されたイオンを、反応容器であるターゲット
ボックスにおいて、ターゲットと呼ばれる材料に照射す
ることにより、放射性核種を生成する。 (3)上記放射性核種を原料とし、標識化合物合成装置
において、人体に投与できる放射性同位元素で標識され
た化合物を調製する。 (4)このようにして調製された標識化合物を人体内に
投与し、そして、スキャナによって人体内に取り込まれ
た上記標識化合物の分布を検出し、検出結果をコンピュ
ータにより画像化する。
G(Fluoro deoxy glucose)が知られている。FDGはグ
ルコースの一部を陽電子放出核種のF−18(半減期11
9.7分)に置き換えた標識化合物であり、脳の機能や
悪性腫瘍の診断に使用されている。
法が知られている。この方法は、放射性同位元素である
F−18を化合物に結合させる標識反応の工程、および、
標識した中間生成物から保護基(通常アセチル基)を分
離する加水分解反応の工程からなっている。図1に従来
のFDGの合成方法を示す。
トン粒子をO−18水に照射し、ターゲットボックス内で
F−18マイナスイオンを製造する。このように製造し
た、F−18マイナスイオンが含まれているO−18水(以
下ターゲット水という)をターゲットボックス1から取
り出して、図1に示すように、ターゲット水中間容器2
に送る。次いで、ターゲット水中間容器2からターゲッ
ト水を陰イオン交換樹脂3に通して、F−18マイナスイ
オンを陰イオン交換樹脂でトラップし、O−18水を回収
容器4に回収する。
シリンジ6で吸い取り、そして、陰イオン交換樹脂3に
流して、F−18を抽出する。このように抽出されたF−
18は反応容器7へ送られる。次いで、Kryptofix222のア
セトニトリル溶液を容器8から反応容器7に送る。次い
で、反応容器7を加熱して容器内の水分を蒸発させる。
更に、容器内の水分が蒸発した後、アセトニトリルを容
器9からシリンジ10で吸い取り、そして、反応容器7
に送り、再度、反応容器7を加熱して容器内の水分を充
分に蒸発させる。
た後、反応基質である1,3,4,6-Tetra-0-acetyl-2-0-tri
fluoromethanesulfonyl-β-D-mannopyranose(以下トリ
フレートという)のアセトニトリル溶液を容器11から
反応容器7に送り、そして、80℃の温度で約5分間、
標識反応を行う。
からシリンジ13で吸い取って、反応容器7に送る。次
いで、反応容器7内の溶液を反応容器7からSepPakC-18
カートリッジ14に通して、反応中間体である、溶液中
の4-acetyl-FDGを前記カートリッジ14にトラップさ
せ、未反応のF−18およびKryptofix222を含む廃液を廃
液容器15に送る。このように、4-acetyl-FDGは、未反
応のF−18およびKryptofix222から分離される。
ンジ10で吸い取り、精製した前記反応中間体を、カー
トリッジ14から抽出して、再度、反応容器7に送る。
次いで、反応容器7を加熱して有機溶媒を蒸発させた
後、塩酸水溶液を容器16からシリンジ17で吸い取っ
て、反応容器7に加える。次いで、反応容器7を130
℃の温度で10〜20分間加熱して、加水分解反応を行
う。
12からシリンジで吸い取って、反応容器7に加える。
次いで、このように処理した反応容器7内の溶液をイオ
ン遅延樹脂カラム18、精製カラム19に順次通して、
合成されたFDGをFDG容器20に収容する(以下、
先行技術1という)。
わりに水酸化ナトリウム水溶液を使用して、中和反応に
よって塩酸を除去する以外は、先行技術1と同一プロセ
スで処理して、合成されたFDGを得る(以下、先行技
術2という)。
時にKryptofix222またはテトラブチルアンモニウム炭酸
水素塩(TBAHCO3 )の相間移動触媒を添加するの
で、添加したこれ等相間移動触媒を除去するプロセスが
必要になる。更に、上述した相間移動触媒を使用するた
め、水分を蒸発乾固によって完全に除去する必要があ
り、水分の除去に時間がかかるという問題点がある。更
に、O−18水の回収のために、陰イオン交換樹脂を使用
する特別のプロセスが必要であり、FDG合成操作プロ
セスが複雑になるという問題点がある。F−18の半減期
は約2時間であり、合成に時間がかかり過ぎるとFDG
の収量を低下させるという問題点がある。
化ナトリウム水溶液を収容する容器が必要であり、そし
て、塩酸水溶液または水酸化ナトリウム水溶液を除去す
るためのイオン遅延樹脂または中和用の試薬が必要であ
る。更に、イオン遅延樹脂を使用するときは、イオン遅
延樹脂中に細菌が繁殖し易く、樹脂中に細菌毒素(パイ
ロジェン)が混入し易いため、使用前に充分にイオン遅
延樹脂を洗浄する必要がある。更に、中和反応を利用す
るときは、加水分解反応中に塩酸または水酸化ナトリウ
ムが失われるので、正確に等量の反応を行わせることが
困難であり、そのためにリン酸バッフアー等を用いる
と、FDG中に不純物のリン酸等が混入してしまうとい
う問題点がある。更に、毎回試薬および反応容器を交換
し、配管およびバルブ類の接液部の洗浄を行う必要があ
る。その結果、合成の都度、毎回装置をセットアップす
る必要があり、合成したFDGの品質がばらつく原因に
なる。更に、合成作業が煩雑であり、合成作業のミスに
よって合成に失敗することがある。PET診断は使用す
る放射性同位元素の半減期が極めて短いので、病院内で
薬剤合成を行いながら患者の準備を同時に進めることが
要求され、合成失敗またはFDG製造量のバラツキは患
者の臨床スケジュールに大きな影響を及ぼすという問題
点がある。
ブにはピンチバルブが用いられているが、ピンチバルブ
では、チューブの材質により、バルブを閉じたとき、ラ
インが完全に閉まらないことがあり、そして、バルブを
開けたとき、閉じていたラインが完全に開かないという
状況が生じる。その結果、ライン切り替え不良を起こし
て、FDG合成が失敗するという問題点がある。更に、
ピンチバルブの数が多く、装置が大きくなるという問題
点がある。
的は、先行技術の有する上述した問題点を解決するため
になされたものであって、FDG合成の準備操作が簡略
化され、FDG合成装置におけるプロセスが簡略化さ
れ、合成収率が向上し、そして、合成時間が短縮化さ
れ、更に品質の均一化および品質管理が容易にできる、
コンパクトなFDG合成装置を提供することにある。
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、FDG
合成装置を、使い捨て可能なカートリッジ部と、そし
て、バルブを駆動するバルブ駆動部、シリンジを駆動す
るシリンジ駆動部、カラムを加熱するヒータ部、およ
び、液体搬送用および乾燥用のガス供給部からなる合成
装置本体とからなるように構成し、更に、ピンチバルブ
の代わりに、三方切り替え活栓にすることによって、上
述した問題を解決することができることを知見した。
器の代わりに、ポリスチレン樹脂に、ホスホニウム塩ま
たはピリジニウム塩を固定化することからなる固定化相
間移動触媒樹脂を充填した、使い捨て可能なカートリッ
ジ式のカラムを使用し、そして、加水分解反応容器の代
わりに、陽イオン交換樹脂を充填した、使い捨て可能な
カートリッジ式のカラムを使用し、更に、使い捨て可能
なカートリッジ式の精製カラム、各種容器を使用し、次
いで、これ等を使い捨て可能なカートリッジ部に取付
け、そして、各カラム、各種容器、シリンジ間を連絡す
るライン、三方切り替え活栓からなる切り替えバルブを
上記カートリッジ部に組み込んで、全体として使い捨て
可能なカートリッジ部として構成し、合成装置本体にワ
ンタッチでセットすることにより、FDG合成プロセス
が簡略化され、合成収率が向上し、合成時間が短縮化さ
れ、そして、コンパクトなFDG合成装置を得ることが
できることを知見した。
FDG合成装置は、上記知見に基づいてなされたもので
あって、使い捨て可能なカートリッジ部と、そして、バ
ルブを駆動するバルブ駆動部、シリンジを駆動するシリ
ンジ駆動部、カラムを加熱するヒータ部、および、液体
搬送用および乾燥用のガス供給部からなる合成装置本体
とからなっており、前記カートリッジ部には、ターゲッ
ト水に含まれているF−18マイナスイオンをトラップ
し、次いで前記F−18マイナスイオンとトリフレートと
の間で標識反応を行うための、固定化相間移動触媒樹脂
を充填したカラムからなるカートリッジ式標識反応用樹
脂カラム、および、前記標識反応によって得られた中間
生成物をH+ 型に調製した陽イオン交換樹脂に接触さ
せ、加熱して加水分解反応を行うためのカートリッジ式
陽イオン交換樹脂カラムが取付けられ、前記カートリッ
ジ部内には、前記標識反応用樹脂カラム、前記陽イオン
交換樹脂カラムを連絡するラインおよび切り替えバルブ
が組み込まれ、そして、前記バルブは三方切り替え活栓
を内蔵していることを特徴とするものである。
ながら説明する。図2は、この発明のFDG合成装置の
1実施態様を示す概略説明図である。本発明の装置は、
図示しない、バルブを駆動するバルブ駆動部、シリンジ
を駆動するシリンジ駆動部、カラムを加熱するヒータ
部、および、液体搬送用および乾燥用のガス供給部から
なる合成装置本体と、そして、図2に示す、合成装置本
体にワンタッチでセットすることができる、カートリッ
ジ式標識反応用樹脂カラム、カートリッジ式陽イオン交
換樹脂カラムおよび各種容器が取り付けられた使い捨て
可能なカートリッジ部30からなっている。
脂カラムにおいては、カラムを通過する、有機溶媒を含
む中間生成物の流速とカラム内の温度を調整して、カラ
ム内で溶媒が蒸発する速度より新たにカラムに流れてく
る溶媒の速度を遅くすることによって、陽イオン交換樹
脂カラム内で溶媒を蒸発除去して、有機溶媒が除去され
た、FDGの中間生成物をカラムの樹脂に接触させる。
は、カラム内の温度を調整するための加熱手段と、有機
溶媒を含む中間生成物の流速を制御するための流速制御
手段とを有している。加熱手段によって、カラム内を9
0〜150℃の範囲内の温度に調整し、そして、流速制
御手段によって、有機溶媒を含む中間生成物の流速を、
0.5〜1.5cc/分の範囲内に制御する。
て、水分を含んだ状態の陽イオン交換樹脂、または、乾
燥した状態の陽イオン交換樹脂を使用することができ
る。水分を含んだ状態の陽イオン交換樹脂を使用すると
きは、充分な量の陽イオン交換樹脂を使用することが好
ましい。乾燥した状態の陽イオン交換樹脂を使用すると
きは、有機溶媒と中間生成物の分離が容易になり、少量
の陽イオン交換樹脂で有効な加水分解率が達成できる。
なお、乾燥した状態の陽イオン交換樹脂を使用するとき
は、加水分解時に水を添加する必要がある。
応用樹脂カラムであり、17はカートリッジ式陽イオン
交換樹脂カラムである。カートリッジ式標識反応用樹脂
カラム4は、ポリスチレン樹脂にホスホニウム塩または
ピリジニウム塩を固定化した、即ち、固定化ホスホニウ
ム塩または固定化ピリジニウム塩からなる固定化相間移
動触媒樹脂を充填したカラムからなっている。樹脂カラ
ム4では、ターゲット水を通過させて、ターゲット水に
含まれているF−18マイナスイオンをトラップし、次い
で、アセトニトリル溶液を通過させて、カラム内を乾燥
させ、そして、次いで、トリフレート溶液を通過させ
て、トラップされたF−18マイナスイオンとトリフレー
トとの間で標識反応が行われる。
プされたF−18マイナスイオンと分離されたO−18水
は、3方切り替えバルブ11操作によって、回収容器5
に回収され、アセトニトリル溶液等は、3方切り替えバ
ルブ操作によって、廃液容器12に回収される。上述し
たように、標識反応用樹脂カラムにおいて、F−18マイ
ナスイオンがトラップされ、そして、次いで標識反応が
行われるので、O−18水の回収のための別個のプロセス
が不要になり、標識反応を阻害する水分の除去が、反応
容器をカラム化することによって、有機溶媒をカラムに
通すだけで、カラム内の水分除去が可能になる。更に、
触媒が樹脂に固定化されているため、触媒を分離除去す
る別個のプロセスが不要になると共に、標識反応率が向
上する。更に、標識反応用樹脂カラム4はカートリッジ
式であるので、容易に交換することが可能であり、セッ
トアップが容易であり、そして、FDG合成収量・品質
のバラツキを防止できる。
7においては、標識反応用樹脂カラム4で標識反応によ
って標識された中間生成物から保護基(通常アセチル
基)を分離する加水分解反応のプロセスが行われる。即
ち、F−18マイナスイオンがトラップされた樹脂カラム
4にトリフレート溶液を通過させ、標識反応が行われた
溶液をH+ 型に調整した陽イオン交換樹脂に接触させ、
同時にアセトニトリルを蒸発させ、次いで130℃の温
度で10〜15分間加熱して、加水分解反応を行う。従
って、加水分解反応時に、塩酸水溶液または水酸化ナト
リウム水溶液が不要となり、反応容器が要らなくなる。
更に、陽イオン交換樹脂カラム17はカートリッジ式で
あるので、容易に交換することが可能であり、セットア
ップが容易であり、そして、FDG合成収量・品質のバ
ラツキを防止できる。
て、精製カラム25を通過させて、FDGを合成する。
即ち、加水分解後は、水で流し出すだけの簡単な操作で
FDGを水溶液中に得ることができる。
7、トリフレ−ト容器14、無菌水容器20、シリンジ
ポンプ2、6、21は、カートリッジ部30に取り付け
られる。カートリッジのコネクターは、取り付け、取り
外しが容易である。例えば、ルアー型のコネクターが好
ましい。バルブ3、9、10、8、13、11、15、
16、18、22、19は、3方切り替えバルブであ
る。バルブとバルブまたはコネクターの間を連絡するラ
イン(接液部)はテフロンチューブまたはポリプロピレ
ンチューブからなっている。更に、ラインはカートリッ
ジ部30自体に直接貫通孔等を形成してもよい。
する。本発明の装置において使用するカートリッジ式標
識反応用樹脂カラムは、エタノールと水の混合溶媒に、
100〜200メッシュの樹脂を混ぜ合わせてスラリー
状としたものを、内径2mm長さ5cmの円筒形の、例
えば、ステンレス製のカラムに充填することによって形
成されている。更に、本発明の装置において使用するカ
ートリッジ式陽イオン交換樹脂カラムは、H+ 型に調製
した陽イオン交換樹脂を内径12mm長さ4cmの円筒
形のカラムに充填することによって形成されている。図
示しないターゲットボックスからターゲット水、即ち、
照射済みのF−18マイナスイオンを含むO−18水をター
ゲット水容器1に送液した。図2に示すように、ターゲ
ット水容器1からシリンジポンプ2にターゲット水を吸
い込み、3方切り替えバルブ3を切り換えて、ターゲッ
ト水を樹脂カラム4に送り、F−18を樹脂中にトラップ
すると同時に、O−18水を分離してコネクタ5に接続し
たO−18水回収容器に送った。次にシリンジポンプ6で
アセトニトリル容器7に入っているアセトニトリルを吸
い込み、3方切り替えバルブ8、3方切り替えバルブ9
を切り替えて樹脂カラム4にアセトニトリルを流して、
樹脂カラム4内を洗浄し、3方切り替えバルブ10を切
り替えてHeガスを流して樹脂カラム4内を充分乾燥さ
せた。アセトニトリルは3方切り替えバルブ11を切り
替え、コネクタ12に接続した廃液容器に流した。
フレート容器14からシリンジポンプ6でトリフレート
溶液を吸い取り、3方バルブ13、3方バルブ15、3
方バルブ16を切り替えてトリフレート溶液を樹脂カラ
ム4に流して樹脂カラム内で標識反応を行い、中間生成
物を、陽イオン交換樹脂カラム17に送液した。その時
の、アセトニトリルを含む中間生成物の流速は、0.7
cc/分であり、カラム内の温度は120℃であった。
送液終了後、3方バルブ16、3方バルブ18を切り替
え、Heガスを流し、陽イオン交換樹脂カラム15にお
いて、アセトニトリルを蒸発除去し、同時に、カラムに
おいて、中間生成物をトラップした。次いで、陽イオン
交換樹脂カラム15において、130℃の温度で10か
ら15分間加熱して、加水分解反応を行った。このとき
3方バルブ19は廃液側に切り替えておいた。
無菌水をシリンジポンプ21に吸い込み、3方切り替え
バルブ22、3方切り替えバルブ18を切り替え、陽イ
オン交換樹脂カラム17に送り、3方切り替えバルブ1
9を切り替えて反応溶液を精製カラム25に通し、FD
Gを得た。本発明のFDG合成装置によるFDG合成結
果を、表1に示す。
装置によると、合成プロセスが先行技術の約半分のプロ
セスに簡略化でき、同時に、合成に要する時間が大幅に
短縮された。
備操作が簡略化され、FDG合成装置におけるプロセス
が簡略化され、合成収率が向上し、そして、合成時間が
短縮化され、更に品質の均一化および品質管理が容易に
できる、コンパクトなFDG合成装置を提供することが
でき、工業上有用な効果がもたらされる。
説明図である。
様を示す概略説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 使い捨て可能なカートリッジ部と、そし
て、バルブを駆動するバルブ駆動部、シリンジを駆動す
るシリンジ駆動部、カラムを加熱するヒータ部、およ
び、液体搬送用および乾燥用のガス供給部からなる合成
装置本体とからなっており、前記カートリッジ部には、
ターゲット水に含まれているF−18マイナスイオンをト
ラップし、次いで前記F−18マイナスイオンとトリフレ
ートとの間で標識反応を行うための、固定化相間移動触
媒樹脂を充填したカラムからなるカートリッジ式標識反
応用樹脂カラム、および、前記標識反応によって得られ
た中間生成物をH+ 型に調製した陽イオン交換樹脂に接
触させ、加熱して加水分解反応を行うためのカートリッ
ジ式陽イオン交換樹脂カラムが取付けられ、前記カート
リッジ部内には、前記標識反応用樹脂カラム、前記陽イ
オン交換樹脂カラムを連絡するラインおよび切り替えバ
ルブが組み込まれ、そして、前記バルブは三方切り替え
活栓を内蔵していることを特徴とする、三方切り替え活
栓を組み込んだFDG合成装置
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08075535A JP3133252B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 三方切り替え活栓を組み込んだfdg合成装置 |
US08/824,566 US5932178A (en) | 1996-03-29 | 1997-03-26 | FDG synthesizer using columns |
DE69719831T DE69719831T2 (de) | 1996-03-29 | 1997-03-27 | Fluor-Desoxy-Glucose-Synthesizer unter Verwendung von Kolonnen |
EP97105302A EP0798307B1 (en) | 1996-03-29 | 1997-03-27 | Fluoro-deoxyglucose synthesizer using columns |
EP01115180A EP1134228B1 (en) | 1996-03-29 | 1997-03-27 | Fluoro-deoxyglucose synthesizer using columns |
DE69719576T DE69719576T2 (de) | 1996-03-29 | 1997-03-27 | Fluor-desoxy-glucose-Synthetisierer unter Verwendung von Kolonnen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08075535A JP3133252B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 三方切り替え活栓を組み込んだfdg合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09263593A true JPH09263593A (ja) | 1997-10-07 |
JP3133252B2 JP3133252B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=13579014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08075535A Expired - Lifetime JP3133252B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 三方切り替え活栓を組み込んだfdg合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133252B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0836609B1 (fr) * | 1996-05-02 | 2005-03-02 | GE Medical Systems Benelux SA | Procede et dispositif de synthese de composes marques |
JP2006505610A (ja) * | 2002-11-05 | 2006-02-16 | イヨン ベアム アプリカスィヨン エッス.アー. | 18−f標識放射性製剤の安定化 |
JP2006525279A (ja) * | 2003-05-07 | 2006-11-09 | シエーリング アクチエンゲゼルシャフト | 求核性フッ素化装置及び方法 |
JP2010106041A (ja) * | 2010-01-14 | 2010-05-13 | Ion Beam Applications Sa | 18−f標識放射性製剤の安定化 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP08075535A patent/JP3133252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0836609B1 (fr) * | 1996-05-02 | 2005-03-02 | GE Medical Systems Benelux SA | Procede et dispositif de synthese de composes marques |
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JP2010106041A (ja) * | 2010-01-14 | 2010-05-13 | Ion Beam Applications Sa | 18−f標識放射性製剤の安定化 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3133252B2 (ja) | 2001-02-05 |
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