JPH09263380A - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents
乗客コンベアの安全装置Info
- Publication number
- JPH09263380A JPH09263380A JP7359396A JP7359396A JPH09263380A JP H09263380 A JPH09263380 A JP H09263380A JP 7359396 A JP7359396 A JP 7359396A JP 7359396 A JP7359396 A JP 7359396A JP H09263380 A JPH09263380 A JP H09263380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- safety device
- external force
- skirt guard
- disposed
- entrance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ステップが傾斜路を移動する部位では乗客の靴
などの保護策,ステップが乗降口付近の水平路を移動す
る部位では買物カート等の乗り降り時の保護策という両
安全機能を備えた乗客コンベアの安全装置を提供する。 【解決手段】ステップ1の傾斜路のステップ上面より下
側位置にあって、ステップ側からの一定の外力を受けて
乗客コンベアを停止させる第一の安全装置は、乗客の靴
などの硬質のものの挟まれ事故に対応し、10〜15kg
f程度の高外力を検知する。第二の安全装置は乗降口付
近の水平路のステップの上側位置にくる買物カート等車
枠の衝突を検出し、第一の安全装置の検知外力以下の例
えば3〜10kgf以下の低外力を検出する。
などの保護策,ステップが乗降口付近の水平路を移動す
る部位では買物カート等の乗り降り時の保護策という両
安全機能を備えた乗客コンベアの安全装置を提供する。 【解決手段】ステップ1の傾斜路のステップ上面より下
側位置にあって、ステップ側からの一定の外力を受けて
乗客コンベアを停止させる第一の安全装置は、乗客の靴
などの硬質のものの挟まれ事故に対応し、10〜15kg
f程度の高外力を検知する。第二の安全装置は乗降口付
近の水平路のステップの上側位置にくる買物カート等車
枠の衝突を検出し、第一の安全装置の検知外力以下の例
えば3〜10kgf以下の低外力を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータや電動
道路等の乗客コンベアに係り、特にエスカレータで買物
カート等を使用する場合に好適な安全装置に関する。
道路等の乗客コンベアに係り、特にエスカレータで買物
カート等を使用する場合に好適な安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗客コンベアのステップ周囲の安
全装置は、特開昭63−315485号公報等に開示され、知ら
れている。
全装置は、特開昭63−315485号公報等に開示され、知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ステ
ップ走行路のうちの傾斜路にステップ側から生じる外力
をスカートガード裏面側の安全装置が検知するものにお
いて、この外力に対する検知調整作業の省力化と安定的
なセット状態を確保せんとしたもので、例えば、エスカ
レータで買物カート等を使用する際の安全装置のあり方
に言及したものではなく、この種使用状態を意図したも
のではなかった。
ップ走行路のうちの傾斜路にステップ側から生じる外力
をスカートガード裏面側の安全装置が検知するものにお
いて、この外力に対する検知調整作業の省力化と安定的
なセット状態を確保せんとしたもので、例えば、エスカ
レータで買物カート等を使用する際の安全装置のあり方
に言及したものではなく、この種使用状態を意図したも
のではなかった。
【0004】本発明の目的は、ステップが傾斜路を移動
する部位では乗客の靴などの保護策、ステップが乗降口
付近の水平路を移動する部位では買物カート等の乗り降
時の保護策という両安全機能を備えた乗客コンベアの安
全装置を提供することにある。
する部位では乗客の靴などの保護策、ステップが乗降口
付近の水平路を移動する部位では買物カート等の乗り降
時の保護策という両安全機能を備えた乗客コンベアの安
全装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はスカートガードへのステップ側からの外力
を検知して、乗客コンベアの運転を停止させる安全装置
を、前記ステップの傾斜路のステップ上面より下側位置
の第一の安全装置と、前記乗降口付近の水平路のステッ
プの上側位置に配置され、かつ水平路に配置された第二
の安全装置の二種類とし、この第二の安全装置は、傾斜
路に配置された第一の安全装置の検知外力よりも小さい
検知外力に設定されることにより達成される。この場
合、第一と第二の安全装置の検知外力の大小差は前記上
側ベースと下側ベースの上下方向の間隔の大小差、ある
いはスカートガードの裏面と各安全装置との隙間の大小
差によって生じる構造にする。
め、本発明はスカートガードへのステップ側からの外力
を検知して、乗客コンベアの運転を停止させる安全装置
を、前記ステップの傾斜路のステップ上面より下側位置
の第一の安全装置と、前記乗降口付近の水平路のステッ
プの上側位置に配置され、かつ水平路に配置された第二
の安全装置の二種類とし、この第二の安全装置は、傾斜
路に配置された第一の安全装置の検知外力よりも小さい
検知外力に設定されることにより達成される。この場
合、第一と第二の安全装置の検知外力の大小差は前記上
側ベースと下側ベースの上下方向の間隔の大小差、ある
いはスカートガードの裏面と各安全装置との隙間の大小
差によって生じる構造にする。
【0006】このように、ステップの傾斜路のステップ
の上面より下側位置にあって、ステップ側からの一定の
外力を受けて乗客コンベアを停止させる第一の安全装置
は、従来通り乗客の靴など硬質のものの挟まれ事故に対
応するもので、この場合は10〜15kgf程度の高外力
を検出するようにセットされる。一方、乗降口付近の水
平路のステップの上側位置に配置される第二の安全装置
は、ステップ上面から一定高さ位置にくる買物カートや
乳母車の車枠の衝突を検知するもので、例えば3〜10
kgf以下の低外力を検出して乗降口付近における車枠の
向き不良(乗降口のコムに対して斜めや横向き)に起因
する諸トラブルを防止するのに効果を発揮する。
の上面より下側位置にあって、ステップ側からの一定の
外力を受けて乗客コンベアを停止させる第一の安全装置
は、従来通り乗客の靴など硬質のものの挟まれ事故に対
応するもので、この場合は10〜15kgf程度の高外力
を検出するようにセットされる。一方、乗降口付近の水
平路のステップの上側位置に配置される第二の安全装置
は、ステップ上面から一定高さ位置にくる買物カートや
乳母車の車枠の衝突を検知するもので、例えば3〜10
kgf以下の低外力を検出して乗降口付近における車枠の
向き不良(乗降口のコムに対して斜めや横向き)に起因
する諸トラブルを防止するのに効果を発揮する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
要部斜視図、図2は図1のI−I線に沿う断面図であ
る。図1において、ステップ1は一方の乗降口2とコム
3から他方の乗降口とコム(いずれも図示省略)にかけ
て無端状に連結されて移動するもので、乗降口2の水平
路2A(図1のステップ1A相当部)から傾斜路2B
(図1のステップ1B相当部)を走行していく。ステッ
プ1の両側には、直立する欄干4とこれを構成する欄干
パネル5,内デッキカバー6,スカートガード7が配置
され、欄干4の周縁にはハンドレール8がかけられてス
テップ1と共に移動する。ここで、傾斜線2Bのスカー
トガード7の裏側には、図2に示すようにこのスカート
ガード7がステップ1から受ける外力(矢印×で、ステ
ップ1とスカートガード7との間に靴が挟まった場合に
発生する)に抗する構造体である上側ベース9と下側ベ
ース10という補強体が取付間隔haを持って設けら
れ、さらにこの両補強体の上下方向の間隔内には、スカ
ートガード7の裏面と隙間gaを隔てて第一の安全装置
11がそれの支持具12に固設,配置されている。一
方、乗降口2付近の水平路2Aのステップ1Aの上側位
置には、図1のII−II線に沿う断面である図3に示すよ
うに買物カートや乳母車が車枠を斜め向き、あるいは横
向きにして乗り込んだり、降りようとしてこのスカート
ガード7に衝突した時の外力(矢印Y)を検知する第二
の安全装置13が両補強体の延長構造体である上側ベー
ス9A,下側ベース10Aの取付間隔hbのなかに設け
られ、スカートガード7の裏面とは隙間gbを隔てて支
持具14に固設,配置されている。
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
要部斜視図、図2は図1のI−I線に沿う断面図であ
る。図1において、ステップ1は一方の乗降口2とコム
3から他方の乗降口とコム(いずれも図示省略)にかけ
て無端状に連結されて移動するもので、乗降口2の水平
路2A(図1のステップ1A相当部)から傾斜路2B
(図1のステップ1B相当部)を走行していく。ステッ
プ1の両側には、直立する欄干4とこれを構成する欄干
パネル5,内デッキカバー6,スカートガード7が配置
され、欄干4の周縁にはハンドレール8がかけられてス
テップ1と共に移動する。ここで、傾斜線2Bのスカー
トガード7の裏側には、図2に示すようにこのスカート
ガード7がステップ1から受ける外力(矢印×で、ステ
ップ1とスカートガード7との間に靴が挟まった場合に
発生する)に抗する構造体である上側ベース9と下側ベ
ース10という補強体が取付間隔haを持って設けら
れ、さらにこの両補強体の上下方向の間隔内には、スカ
ートガード7の裏面と隙間gaを隔てて第一の安全装置
11がそれの支持具12に固設,配置されている。一
方、乗降口2付近の水平路2Aのステップ1Aの上側位
置には、図1のII−II線に沿う断面である図3に示すよ
うに買物カートや乳母車が車枠を斜め向き、あるいは横
向きにして乗り込んだり、降りようとしてこのスカート
ガード7に衝突した時の外力(矢印Y)を検知する第二
の安全装置13が両補強体の延長構造体である上側ベー
ス9A,下側ベース10Aの取付間隔hbのなかに設け
られ、スカートガード7の裏面とは隙間gbを隔てて支
持具14に固設,配置されている。
【0008】ここで、図2の傾斜路2Bにある第一の安
全装置11は両補強体の取付間隔ha,スカートガード
7の裏面との隙間gaであるのに対し、図3の水平路2
Aにある第二の安全装置13は両補強体の取付間隔h
b,スカートガード7の裏面との隙間gbであり、両者
の寸法関係は、ha<hb,ga>gbとなっていて取
付間隔が大きい分スカートガード7が撓み易いこと、隙
間が小さい分検知し易いことという関係で、例えば、第
一の安全装置11が10〜15kgf程度の高外力を検知
するものとすると、第二の安全装置13は3〜10kgf
以下の低外力を検出するようにセットされている。この
ため、靴などの硬質のものが挟まれた時の高外力には高
い検出セット値であって、乗客がスカートガード7を蹴
りつけた場合などに検出し難しい構成となり、むやみな
運転の停止を避けることができる。さらに、第二の安全
装置13は、靴が挟まれることがなく、かつ乗降動作の
範囲内であってスカートガード7を蹴りつけることが困
難な高い位置にあるので低外力の検出でも差し支えな
く、買物カート等の車枠の衝突を敏感に検知することが
できる。
全装置11は両補強体の取付間隔ha,スカートガード
7の裏面との隙間gaであるのに対し、図3の水平路2
Aにある第二の安全装置13は両補強体の取付間隔h
b,スカートガード7の裏面との隙間gbであり、両者
の寸法関係は、ha<hb,ga>gbとなっていて取
付間隔が大きい分スカートガード7が撓み易いこと、隙
間が小さい分検知し易いことという関係で、例えば、第
一の安全装置11が10〜15kgf程度の高外力を検知
するものとすると、第二の安全装置13は3〜10kgf
以下の低外力を検出するようにセットされている。この
ため、靴などの硬質のものが挟まれた時の高外力には高
い検出セット値であって、乗客がスカートガード7を蹴
りつけた場合などに検出し難しい構成となり、むやみな
運転の停止を避けることができる。さらに、第二の安全
装置13は、靴が挟まれることがなく、かつ乗降動作の
範囲内であってスカートガード7を蹴りつけることが困
難な高い位置にあるので低外力の検出でも差し支えな
く、買物カート等の車枠の衝突を敏感に検知することが
できる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、ステップが傾斜路を移
動する部位では乗客の靴などの保護策、ステップが乗降
口付近の水平路を移動する部位では買い物カート等の乗
り降り時の保護策という両安全機能を備えた乗客コンベ
アの安全装置を提供できる。
動する部位では乗客の靴などの保護策、ステップが乗降
口付近の水平路を移動する部位では買い物カート等の乗
り降り時の保護策という両安全機能を備えた乗客コンベ
アの安全装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例の要部の斜視図。
【図2】図1のI−I線に沿う断面図。
【図3】図1のII−II線に沿う断面図。
1,1A,1B…ステップ、2…一方の乗降口、3…コ
ム、4…欄干、7…スカートガード、9,9A…上側ベ
ース、10,10A…下側ベース、11…第一の安全装
置、13…第二の安全装置、ha,hb…取付間隔、g
a,gb…隙間。
ム、4…欄干、7…スカートガード、9,9A…上側ベ
ース、10,10A…下側ベース、11…第一の安全装
置、13…第二の安全装置、ha,hb…取付間隔、g
a,gb…隙間。
Claims (3)
- 【請求項1】無端状に連結されて一方の乗降口と他方の
乗降口の間の水平路と傾斜路を移動するステップ、この
ステップの両側に直立する欄干とスカートガートを固定
する上側ベースと下側ベース、この上側ベースと下側ベ
ースの上下方向間隔内で、スカートガードの裏側に位置
し、スカートガードへのステップ側からの外力を検知し
て、乗客コンベアの運転を停止させる安全装置を備えた
ものにおいて、前記ステップの傾斜路のステップ上面よ
り下側位置に第一の安全装置を、前記乗降口付近の水平
路のステップの上側位置に第二の安全装置を配置し、こ
の水平路に配置された第二の安全装置は、傾斜路に配置
された第一の安全装置の検知外力よりも小さい検知外力
に設定されていることを特徴とする乗客コンベアの安全
装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記第一の安全装置と
前記第二の安全装置の検知外力の大小差は、前記上側ベ
ースと前記下側ベースの上下方向の間隔の大小によって
生じる構造とした乗客コンベアの安全装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記検知外力の大小差
は、前記スカートガードの裏面と前記第一の安全装置と
前記第二の安全装置との隙間の大小差によって生じる構
造とした乗客コンベアの安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7359396A JPH09263380A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 乗客コンベアの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7359396A JPH09263380A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 乗客コンベアの安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09263380A true JPH09263380A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13522779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7359396A Pending JPH09263380A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 乗客コンベアの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09263380A (ja) |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7359396A patent/JPH09263380A/ja active Pending
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