JPH0926320A - 標識体およびその探査システム - Google Patents

標識体およびその探査システム

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JPH0926320A
JPH0926320A JP17607295A JP17607295A JPH0926320A JP H0926320 A JPH0926320 A JP H0926320A JP 17607295 A JP17607295 A JP 17607295A JP 17607295 A JP17607295 A JP 17607295A JP H0926320 A JPH0926320 A JP H0926320A
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JP
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signal
circuit
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buried
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JP17607295A
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English (en)
Inventor
Yonekazu Yamada
米数 山田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標識体において探査装置からの探査信号に応
答して埋設原点の位置以外の種々の埋設情報を知ること
ができるようにすること。 【構成】 一部を地上に露出させて埋設される標識本体
aと、この標識本体aの埋設原点に埋設される基体bと
を備え、前記基体bに、探査信号cが入力されるのに応
答して埋設位置を示す応答信号dを出力する応答回路f
が設けられている標識体Aにおいて、前記応答回路f
を、埋設情報を記憶する記憶手段gを備えていると共
に、探査信号cが入力されるのに応答して前記記憶手段
gに記憶された埋設情報を示す埋設情報信号hを前記応
答信号dにのせてあるいは応答信号dとは別に出力する
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公共測量,三角測
量,水準測量に用いる標識体、あるいは、標示杭・境界
杭などの標識体、およびこの標識体の埋設原点を探査す
る標識体探査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】公共測量,三角測量,水準測量に用いる
標識体や、標示杭・境界杭などの標識体は、石や金属や
コンクリートで形成されているものがほとんどで、標識
の場合には柱状に形成されている標識本体の上端部を除
いた残りの部分が地中に埋設され、杭類の場合には頭部
を除いた残りの部分が埋設されており、どちらも地上に
露出させた部分が目印となっている。
【0003】ところが、これらの標識体は、多年の年数
の経過による地形の変化や、周辺の工事などによって、
標識体の目印となる部分が土砂に埋もれて紛失したり、
破損したり、また、移動したりすることがたびたびあ
り、このような場合、標識体を再設置するために再測量
を行なわなければならず、そのために膨大な労力や経費
が掛かっていた。
【0004】そこで、このような問題を解決する標識体
として、本願出願人は、特開平6−167340号公報
に記載の標識体を提案した。すなわち、この標識体は、
一部を地上に露出させて埋設される標識本体と、この標
識本体を載置させた状態で埋設される基体とを備え、こ
の基体には、探査装置から出力された信号に応答する応
答回路が設けられた構成となっていた。
【0005】したがって、標識本体が引き抜かれるなど
して紛失しても、基体の応答回路を探査装置により地上
から探査して、埋設原点を確認することができ、再測量
の必要がなくなるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、基体に探査装置に単に応答するだ
けの応答回路を設けた構成であったため、埋設原点の位
置を確認することはできるが、埋設履歴、埋設期日、施
工者などの埋設に関する種々の埋設情報については確認
することができなかった。
【0007】本発明は、上記のような問題に着目し、標
識体において探査装置からの探査信号に応答して埋設原
点の位置以外の種々の埋設情報を知ることができるよう
にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の標識体では、図1のクレーム対応図に示す
ように、一部を地上に露出させて埋設される標識本体a
と、この標識本体aの埋設原点に埋設される基体bとを
備え、前記基体bに、探査信号cが入力されるのに応答
して埋設位置を示す応答信号dを出力する応答回路fが
設けられている標識体Aにおいて、前記応答回路fが、
埋設情報を記憶する記憶手段gを備えていると共に、探
査信号cが入力されるのに応答して前記記憶手段gに記
憶された埋設情報を示す埋設情報信号hを前記応答信号
dにのせてあるいは前記応答信号dとは別に出力するよ
うに構成されている。
【0009】また、本発明請求項2記載の標識体探査シ
ステムでは、前記標識体Aと、この標識体Aの基体bを
探査する探査装置Bとで構成される探査システムであっ
て、前記探査装置Bが、探査信号cを出力すると共に応
答信号dならびに埋設情報信号hを入力する入出力手段
iと、この入出力手段iに応答信号dが入力されたこと
を報知する報知手段kと、前記入出力手段iに入力され
た埋設情報信号hが示す埋設情報を表示する表示手段j
と、を備えている構成とした。
【0010】
【作用】図1のクレーム対応図を参照しつつ本発明の作
用を説明すると、標識体Aは、基体bを予め測量した埋
設原点に埋設するが、この時、必要な埋設情報を応答回
路fの記憶手段gに記憶させる。そして、基体bを埋設
した後、基体bの上に標識本体aをその一部を地上に露
出させた状態で埋設する。
【0011】次に、標識本体aが、その地上に露出され
ている部分が埋まったり、引き抜かれたり、移動してし
まったりした時には、探査装置Bの探査側入出力手段i
から探査信号cを出力させながら地上を走査させて基体
bの探査を行うのであるが、この時、応答回路fでは、
探査信号cが入力されると応答信号dを出力する。ま
た、記憶手段gに記憶されている埋設情報を示す埋設情
報信号hを、前記応答信号dにのせてあるいは前記応答
信号dとは別に出力する。
【0012】探査装置Bでは、入出力手段iが応答信号
dを入力すると、作業者は、報知手段kの報知によって
標識体Aの埋設位置を確認することができる。また、入
出力手段iが埋設情報信号hを入力すると、この埋設情
報信号hが示す埋設情報が表示手段jに表示されるの
で、それによって作業者は種々の埋設情報を知ることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳述す
る。なお、実施例を説明するにあたり、第1実施例で
は、請求項2記載の標識体と探査装置からなる標識体探
査システムの実施例を示し、また、第2実施例以降で
は、請求項1記載の標識体の実施例を示す。
【0014】(第1実施例)第1実施例の標識体探査シ
ステムに用いる標識体としての永久標識体1は、図2お
よび図3に示すように、標識本体1aと基体1bとを備
えている。前記標識本体1aは、断面正方形の柱状に形
成され、埋設時には上端部を地上に露出させて(標識本
体1aの上面と地面とを同レベルにしてもよい)垂直に
埋設される。また、前記基体1bは、円盤状に形成さ
れ、埋設時には前記標識本体1a上面に載置させて水平
に埋設されるもので、内部には、基体1bに分割可能に
形成されており、前記標識本体1a上端には金属鋲1c
埋設され、前記基体1b底部中央には、防水性が高く機
械強度の高いパッケージで密封されて応答回路30が設
けられている。
【0015】この応答回路30は、図4に示すように、
埋設位置応答部30aと埋設情報応答部30bとで構成
されている。
【0016】埋設位置応答部30aは、アンテナコイル
34とコンデンサ35と水晶振動子36とを並列に接続
して構成したLC共振回路で構成されている。
【0017】埋設情報応答部30bは、アンテナコイル
31とコンデンサ32とIC(Integrated Circuit)素
子33とを備えている。
【0018】なお、埋設位置応答部30aと埋設情報応
答部30bは、それぞれ、アンテナコイル34,31と
コンデンサ35,32とで共振周波数が設定されるが、
応答部30a,30b同士の共振周波数が異なるように
設定されている。
【0019】前記IC素子33は、図5に示すように、
整流・平滑回路41とコンデンサ42と復調回路43と
メモリ回路44(特許請求の範囲に記載の記憶手段に相
当する)と制御回路45と発振回路46と変調・増幅回
路47とスイッチ48とを備えている。
【0020】前記整流・平滑回路41は、アンテナコイ
ル31が後述する探査装置10から出力された探査信号
としての搬送波を受信して発生した搬送波信号を整流し
て平滑し、直流電流に変換する。
【0021】コンデンサ42は、電力蓄積用であり、整
流・平滑回路41からの直流電流を蓄積する。そして、
蓄積した直流電流を、各回路43〜47に供給する。
【0022】スイッチ48は、通常、端子48Aをアン
テナコイル31に接続し、一方、制御回路45の出力で
端子48Bをアンテナコイル31に接続する。
【0023】制御回路45は、内蔵するメモリ(図示省
略)が記憶する制御手順に従って、以下に述べる制御を
行う。すなわち、探査装置10が搬送波を放射した後
で、変調波を放射しない時、つまり、復調回路43が搬
送波信号を出力した後で、埋設情報を出力しない時、ス
イッチ48を制御して、端子48Bをアンテナコイル3
1に接続し、メモリ回路44から埋設情報を読み出して
変調・増幅回路47に送る。また、制御回路45は、復
調回路43から埋設情報を受け取った時には、この情報
をメモリ回路44に記憶させ、この書き込みが終了する
と、制御回路45は、変調・増幅回路47を制御して書
き込み終了を示すための搬送波をスイッチ48に送る。
【0024】メモリ回路44は、情報の読み書きが可能
な不揮発性メモリであり、コンデンサ42からの電源が
オフになっても、記憶内容を保持しているもので、埋設
位置や埋設履歴や埋設期日や施工者などの埋設に関する
情報が記憶されている。
【0025】復調回路43は、搬送波信号の次にスイッ
チ48から送られてくる変調波信号を復調して埋設情報
を取り出す。
【0026】変調・増幅回路47は、制御回路45の制
御で動作し、発振回路46が発振した高周波の搬送波信
号を、制御回路45からの埋設情報で変調して、埋設情
報信号としての変調波信号を発生する。そして、この変
調波信号を送信信号として増幅してスイッチ48に送
る。
【0027】次に、探査装置10について説明する。
【0028】探査装置10は、図6に示すように装置本
体10Aと、装置本体10Aに接続されて無線信号を送
受信するロケータ10Bとで構成されている。
【0029】前記装置本体10Aは、埋設位置探査部2
00と埋設情報探査部100とを備えており、これらの
探査部200,100への探査開始の指示は、作業者が
チャンネルを切り換えることによって選択できるように
なっている。
【0030】前記埋設位置探査部200は、図7に示す
ように、電源回路21と受発信増幅回路22と表示回路
23と発信音増幅回路24とを備えており、前記電源回
路21にはバッテリ25を接続し、前記表示回路23に
は記録器26を接続し、前記受発信増幅回路22にはイ
ヤホン27を接続するようになっている。なお、前記受
発信増幅回路22は、特許請求の範囲に記載の入出力手
段のうち、埋設位置を探査するための探査信号dを出力
すると共に応答信号dを入力する部分を構成している。
また、前記発信音増幅回路22とイヤホン27で、特許
請求の範囲に記載の報知手段kのひとつを構成し、前記
表示回路23と記録器26で、もうひとつの報知手段k
を構成している。
【0031】前記電源回路21は、バッテリ25の電圧
を安定化し、安定化した電圧を各回路〜に供給する。
【0032】前記受発信増幅回路22は、ロケータ10
Bに設けられているアンテナ10bに接続されており、
探査開始の指示が埋設位置探査部200に加えられる
と、所定周波数の高周波を探査信号として前記アンテナ
10bに送ると共に、このアンテナ10bから受信した
応答信号を増幅して表示回路23と発信音増幅回路24
に送る。
【0033】前記表示回路23は、前記受発信増幅回路
22から受信した信号の音圧を記録器26に表示・記録
させる。
【0034】前記発信音増幅回路24は、前記受発信増
幅回路22から受信した信号を増幅して、距離に応じた
周波数の発信音信号をイヤホン27に送る。
【0035】前記埋設情報探査部100は、図8に示す
ように、バッテリ11と電源回路12と発振回路13と
変調・増幅回路14とメモリ回路15と制御回路16と
増幅・復調回路17と表示回路18とスイッチ19とコ
ンデンサ20を備えている。なお、前記変調・増幅回路
14と前記増幅・復調回路17とで、特許請求の範囲に
記載の入出力手段のうち、埋設情報を探査するための探
査信号を出力すると共に埋設情報信号を入力する部分を
構成している。
【0036】前記電源回路12は、バッテリ11の電圧
を安定化し、安定化した電圧を各回路13〜18に供給
する。
【0037】スイッチ19は、通常、その端子19Aを
前記ロケータ10Bに設けられているアンテナ21aに
接続し、また、制御回路16の制御で、端子19Bをア
ンテナ21aに接続する。
【0038】制御回路16は、メモリ回路15が記憶し
ている制御手順に従って、以下の制御を行う。すなわ
ち、探査開始の指示が埋設情報探査部100に加えられ
ると、制御回路16は、変調・増幅回路14から搬送波
信号を送信する。また、埋設情報変更の指示が埋設情報
探査部100に加えられると、制御回路16は、メモリ
回路15が記憶している埋設情報、また、装置本体10
Aに加えられた埋設情報を変調・増幅回路14に送る。
さらに、制御回路16は、増幅・復調回路17から埋設
情報を受け取ると、この情報を表示回路18に設けられ
た図示を省略した表示窓において視覚的に表示する。
【0039】変調・増幅回路14は、制御回路16の制
御で動作し、発振回路13が発振した高周波の搬送波信
号を増幅して、この所定周波数の高周波を探査信号とし
てスイッチ19に送る。また、制御回路16から埋設情
報を受け取ると、この情報を変調して、スイッチ19に
送る。
【0040】増幅・復調回路17は、スイッチ19から
埋設情報信号としての変調波信号を受け取ると、この信
号を増幅および復調して制御回路16に送る。
【0041】コンデンサ20は、アンテナ10aと共に
共振回路を構成し、受信時に永久標識体1からの電波を
選択する。
【0042】次に、実施例の作用について説明する。
【0043】本実施例の永久標識体1では、図3に示す
ように埋設原点の位置に基体1bを埋設し、この基体1
bの上面に標識本体1aを載置して標識本体1aの上端
部が地上に露出するように埋設する。
【0044】このような埋設状態において、標識本体1
aが引き抜かれるなどして紛失してしまい、地上からは
確認できない場合には、探査装置10を、埋設位置探査
部200側にチャンネルをセットした状態で作動させて
地上を走査させる。
【0045】この動作について説明すると、埋設位置探
査部200では、受発信増幅回路22が、埋設位置応答
部30aの共振周波数と同じ周波数の高周波を探査信号
としてアンテナ10aに送る。
【0046】そして、永久標識体の埋設位置に探査装置
10が近づくと、基体1bに設けられている応答回路3
0の埋設位置応答部30aでは、その共振周波数での振
動が始まり、その後に、埋設位置応答部30aのアンテ
ナコイル34から、この共振周波数を有する電磁エネル
ギーからなる応答信号が出力される。
【0047】この応答信号は、埋設位置探査部200に
接続されているアンテナ10bが受信する。そして、埋
設位置探査部200では、受発信増幅回路22が、アン
テナ10bから受信した応答信号を増幅して表示回路2
3と発信音増幅回路24に送り、表示回路23が、受発
信増幅回路22から受信した信号の音圧を記録器26に
表示・記録させ、発信音増幅回路24が、受発信増幅回
路22から受信した信号の音圧を増幅して距離に応じた
周波数の発信音信号をイヤホン27に送る。
【0048】この結果、作業者は、記録器26の表示な
らびにイヤホン27から発生する発信音で、永久標識体
1の埋設位置を確認することができる。
【0049】また、埋設されている永久標識体1の埋設
情報を知りたい場合には、埋設情報探査部100側にチ
ャンネルを切り替える。
【0050】この動作について説明すると、埋設情報探
査部100では、変調・増幅回路14は、発振回路13
からの搬送波信号をスイッチ19を経由してアンテナ1
0aに送る。この後、制御回路16は、スイッチ19を
切り替えて、端子19Bをアンテナ10aに接続する。
【0051】基体1bの応答回路30に設けられている
埋設情報応答部30bでは、アンテナコイル31とコン
デンサ32とは、探査装置10からの搬送波(探査信
号)を受信して搬送波信号を、スイッチ48を経由して
整流・平滑回路41と復調回路43とに送る。
【0052】整流・平滑回路41は、搬送波信号を整流
して平滑し、直流電流を発生する。コンデンサ42は、
この直流電流を蓄積して各回路43〜47に供給する。
これにより、各回路43〜47が動作を開始する。
【0053】復調回路43は、搬送波信号を受け取る
と、搬送波を受信したことを制御回路45に知らせる。
この通知で、制御回路45は、スイッチ48を制御して
端子48Bをアンテナコイル31に接続し、その後、メ
モリ回路44から埋設情報を読み出して、変調・増幅回
路47に送る。変調・増幅回路47は、発振回路46が
発生する搬送波信号を埋設情報で変調して、変調波信号
(埋設情報信号)をスイッチ48を経由してアンテナコ
イル31に送る。
【0054】探査装置10のコンデンサ20とアンテナ
10aは、永久標識体1からの変調波を受信して、変調
波信号(埋設情報信号)を、スイッチ19を経由して増
幅・復調回路17に送る。増幅・復調回路17は、変調
波信号を復調して埋設情報を取り出し、制御回路16に
送る。制御回路16は、受け取った埋設情報を表示回路
18の表示窓に表示させる。
【0055】この結果、作業者は、表示回路18の表示
で、埋設履歴や埋設期日や施工者といった埋設情報を調
べることができる。
【0056】次に、永久標識体1に対する作業が終了し
て、永久標識体1の埋設情報を書き換える時には、作業
者は、探査装置10に対して書き換えに関する操作を行
う。この操作で、探査装置10の装置本体10Aでは、
制御回路16が、搬送波信号を埋設情報にかかる送信信
号として、変調・増幅回路14からアンテナ10aに送
る。さらに、制御回路16は、新しい埋設情報を変調・
増幅回路14に送る。変調・増幅回路14は、発振回路
13からの搬送波信号を埋設情報で変調して、変調波信
号をアンテナ10aに送る。
【0057】永久標識体1では、整流・平滑回路41が
搬送波信号を整流して平滑し、コンデンサ42が直流電
流を蓄積して各回路43〜47に供給する。
【0058】復調回路43は、搬送波の次に探査装置1
0から送信される変調波信号を受信すると、この変調波
信号を復調して、埋設情報を制御回路45に送る。制御
回路45は、埋設情報をメモリ回路44に書き込む。書
き込みが終了すると、制御回路45は、変調・増幅回路
47を制御して搬送波信号を探査装置10に送る。探査
装置10の表示回路18は、永久標識体1からの搬送波
を受信したことを表示する。これにより作業者は、IC
素子33が記憶している埋設情報を更新できたことを知
る。
【0059】以上説明したように、本実施例の標識シス
テムにあっては、基体1bの埋設位置だけでなく、埋設
履歴や埋設期日や施工者などの埋設情報を知ることがで
きるという効果が得られ、さらに、IC素子33が記憶
している埋設情報を書き換えることができるので、埋設
作業や後日の作業の効率化が可能となるという効果が得
られる。
【0060】(第2実施例)第2実施例の標識体として
の標示杭3は、図8に示すように、断面正方形の柱状に
形成されて上端部を地上に露出させて垂直に埋設される
標識本体3aと、この標識本体3aと同一断面形状の柱
状に形成され、前記標識本体3aを載置させて埋設され
る基体3bとに分割可能に形成されており、前記基体3
bの上部に図示を省略した第1実施例のと応答回路30
と同じ回路を収納した回路収納体3cが設けられてい
る。
【0061】つまり、本実施例の標示杭3では、埋設状
態において、標識本体3aを引き抜こうとしたり、標識
本体3aに横荷重が加わったりすると、標識本体3aの
みが移動し、基体3bは埋設原点の位置に留まることに
なる。したがって、標識本体3aの上端部が紛失あるい
は破損したり、標識本体3aが移動したりして地上から
埋設原点の位置が確認できない場合には、地中に残され
ている基体3bと一体の回路収納体3cを地上から探査
することによって、埋設原点を確認することができる。
【0062】(第3実施例)第3実施例の標識体として
の境界杭4は、図9に示すように、中程部を境にして上
側よりも下側が細い断面正方形の柱状に形成され、上端
部を地上に露出させて垂直に埋設される標識本体4a
と、一端がこの標識本体4aの下端面と合致し他端が先
鋭された形状に形成され、前記標識本体4aを載置させ
て埋設される基体4bとに分割可能に形成されており、
前記基体4bの上部に第1実施例の応答回路30を収納
した回路収納体4cが設けられている。
【0063】したがって、第1,2実施例と同様の作用
効果が得られる。
【0064】(第4実施例)第4実施例の標識体として
の境界杭5は、図10に示すように、断面正方形の柱状
に形成され、上端部を地上に露出させて垂直に埋設され
る標識本体5aと、一端がこの標識本体5aの下端面と
合致し他端が先鋭された形状に形成され、前記標識本体
5aを載置させて埋設される基体5bとに分割可能に形
成され、前記基体5bに応答回路30が内蔵されてい
る。
【0065】したがって、第1,2実施例と同様の作用
効果が得られる。
【0066】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更などがあっても本発明に含まれる。
【0067】例えば、第1実施例では、記憶手段として
のメモリ回路44は、読み出しおよび書き換えが可能で
あるとともに、その書き換えは探査装置10により行う
ように構成した例を示したが、本発明では記憶手段は、
最低限読み出しを行えるものであればよく、読み出し専
用のメモリ回路を用いるようにしてもよい。また、メモ
リ回路を書き換えが可能に構成したとしても、その書き
換えは探査装置10以外の手段により行うようにしても
よい。
【0068】また、実施例では、応答回路が、応答信号
と埋設情報信号を別々に出力するように構成されている
例を示したが、埋設情報信号が応答信号を兼ねるように
し、埋設情報信号を受信した時に、その信号の音圧を記
録器に表示・記録させたり、発信音をイヤホンで発生さ
せたりするように構成してもよい。
【0069】更に、実施例では、聴覚で埋設位置を確認
することができる報知手段(発信音増幅回路22とイヤ
ホン27で構成)と、視覚で埋設位置を確認することが
できる報知手段(表示回路23と記録器26で構成)を
設けた例を示したが、報知手段は、2種類設ける必要は
なく、少なくとも1種類設けられていればよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の標
識体にあっては、標識本体と基体からなり、前記基体
に、埋設位置を示す応答信号を出力する応答回路が設け
られている標識体において、前記応答回路が、記憶手段
を備えていると共に、この記憶手段に記憶された埋設情
報を示す埋設情報信号を出力するような構成としたた
め、埋設後に標識本体が紛失あるいは破損したり、標識
本体が移動したりしても、基体に設けた応答回路を地上
から探査することによって容易に埋設原点の位置を確認
することができるので、再測量の必要がなくなり、再設
置のための労力や経費を大幅に削減することができるの
に加えて、基体に設けた応答回路の記憶手段に記憶され
た埋設情報を取り出して、種々の埋設情報を同時に知る
ことができるという効果が得られる。
【0071】請求項2記載の標識システムにあっては、
基体に設けられている応答回路が、記憶手段を備えてい
ると共に、この記憶手段に記憶された埋設情報を示す埋
設情報信号を出力するような構成となっている標識体
と、入出力手段に応答信号が入力されたことを報知する
報知手段に加えて、入出力手段に入力された埋設情報信
号が示す埋設情報を表示する表示手段が設けられている
探査装置とから構成したため、探査装置による探査時に
は、報知手段によって基体の埋設位置を知ることができ
るのに加えて、埋設された基体の記憶手段に記憶されて
いる埋設情報が探査装置の表示手段に表示されることに
よって、種々の埋設情報を簡便に知ることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標識体ならびに標識体探査システムを
示すクレーム対応図である。
【図2】第1実施例の永久標識体を示す分解斜視図であ
る。
【図3】第1実施例の永久標識の埋設状態を示す断面図
である。
【図4】第1実施例の応答回路の回路図である。
【図5】第1実施例の応答回路のブロック図である。
【図6】第1実施例の探査装置による基体探査状態を示
す説明図である。
【図7】第1実施例の探査装置の回路図である。
【図8】第1実施例の探査装置の回路図である。
【図9】第2実施例の標示杭を示す分解斜視図である。
【図10】第3実施例の境界杭を示す分解斜視図であ
る。
【図11】第4実施例の境界杭を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 標識体 a 標識本体 b 基体 c 探査信号 d 応答信号 f 応答回路 g 記憶手段 h 埋設情報信号 B 探査装置 i 入出力手段 j 表示手段 k 報知手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部を地上に露出させて埋設される標識
    本体と、この標識本体の埋設原点に埋設される基体とを
    備え、前記基体に、探査信号が入力されるのに応答して
    埋設位置を示す応答信号を出力する応答回路が設けられ
    ている標識体において、 前記応答回路が、埋設情報を記憶する記憶手段を備えて
    いると共に、探査信号が入力されるのに応答して前記記
    憶手段に記憶された埋設情報を示す埋設情報信号を前記
    応答信号にのせてあるいは前記応答信号とは別に出力す
    るように構成されていることを特徴とする標識体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の標識体と、この標識体の
    基体を探査する探査装置とで構成される探査システムで
    あって、 前記探査装置が、探査信号を出力すると共に応答信号な
    らびに埋設情報信号を入力する入出力手段と、この入出
    力手段に応答信号が入力されたことを報知する報知手段
    と、前記入出力手段に入力された埋設情報信号が示す埋
    設情報を表示する表示手段と、を備えていることを特徴
    とする標識体探査システム。
JP17607295A 1995-07-12 1995-07-12 標識体およびその探査システム Pending JPH0926320A (ja)

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