JPH0882524A - 標示用埋設物 - Google Patents

標示用埋設物

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JPH0882524A
JPH0882524A JP21702194A JP21702194A JPH0882524A JP H0882524 A JPH0882524 A JP H0882524A JP 21702194 A JP21702194 A JP 21702194A JP 21702194 A JP21702194 A JP 21702194A JP H0882524 A JPH0882524 A JP H0882524A
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JP
Japan
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marking
rod
ground
embedding
shaped body
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JP21702194A
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English (en)
Inventor
Yonekazu Yamada
米数 山田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 刻印付き標示体2と螺旋状突条3が外周面に
設けられた棒状体4なり、標示体2下端部の第一凸部が
棒状体4上端部の第二凹部に嵌合自在に取り付けられる
標示用埋設物。 【効果】 棒状体の外周面に螺旋状突条が連続して形成
されているので、ねじ込みながら、標示用埋設物を地中
に埋設することができるので、騒音や振動がない。又、
この棒状体を中間体と基体とに分け、嵌合自在に取り付
け、この基体の中に応答物体を収納して置くと、埋設
後、標示体と中間体が移動したり引き抜かれても、応答
物体を探知し、基体の位置を確認し、少ない労力と経費
で再設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公共測量、水準点測量、
基準点測量、多角点測量等に用いる標識や、標示杭や境
界杭等の標示用埋設物に関する。
【0002】
【従来の技術】標示用埋設物としては、実開平2−89
307号公報に記載されているような標柱と基盤とで構
成された標識や、実開昭55−42105号公報でされ
ているような標示杭が一般に知られている。そして、こ
れらの標示用埋設物は、上端部に、方向確認用の刻印が
設けられており、この刻印を地上に露出させた状態で地
中に埋設されている。又、これらの標示用埋設物の設置
方法は、ほとんどが人力、又は、機械による打設で行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の標示用埋設物にあっては、打設による設置方
法では、騒音が大きく、周囲の人に迷惑であった。この
騒音は、標示杭が大きくなればなるほど騒音が大きくな
る。又、打設しているため、打設の時の力のかかり具合
により、標示用埋設物を垂直に精度良く打つことは難し
い。又、一度埋設されたものは、多年の経過による地形
の変化や周辺の工事等によって刻印が地中に埋もれた
り、標示用埋設物自体が破損或いは移動したりして、再
設置を余儀なくされる場合がある。その際には測量から
行なわなければならず、多くの労力と経費が必要であっ
た。特に、山地や原野などでは、遠くの三角点からの測
量となるので、そのために必要な労力と経費は膨大であ
った。
【0004】上記問題点を解決する方法として、標示用
埋設物の先端に応答物体を内蔵することも考えられる
が、標示用埋設物の先端に応答物体を内蔵している場合
には、打設による設置方法では、打設の衝撃により、応
答物体が損傷する等の問題が生じていた。又、応答物体
の収納室に密封栓が設けられていない場合は、収納室に
水が入ったりして、応答物体のコイル等が短絡する等の
問題が生じたりしていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記のような問
題に着目し、騒音も無くし、精度良く打ち込むことがで
きる標示用埋設物を提供することである。更に本発明の
他の目的は、標示用埋設物の先端に応答物体を内蔵さ
せ、標示用埋設物自体が破損或いは移動したりした時、
応答物体を探知して、少ない労力と経費で再設置するこ
とができたり、又、標示用埋設物を設置する時、応答物
体の損傷の恐れを無くし、更に、収納室に水が入るのを
防ぐことができるような標示用埋設物を提供する事であ
る。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明の標示用埋設物
は上記の目的を達成するためになされたものであり、請
求項1の発明は、上端面に、位置確認用の刻印が設けら
れ、この刻印を地上に露出させた状態で地中に埋設され
る標示用埋設物において、前記標示用埋設物は、標示体
と棒状体とからなり、前記標示体は上端面に刻印が、
又、下端部に第一凸部がそれぞれ設けられ、前記棒状体
は上端部に第一凹部が、又、外周面に螺旋状突条がそれ
ぞれ設けられ、下端部が円錐状に突出しており、標示体
の第一凸部と棒状体の第一凹部とが嵌合されているもの
である。
【0007】請求項2の発明は、上端面に、位置確認用
の刻印が設けられ、この刻印を地上に露出させた状態で
地中に埋設される標示用埋設物において、前記標示用埋
設物は、標示体と中間体と基体とからなり、前記標示体
は上端面に刻印が、又、下端部に第一凸部がそれぞれ設
けられ、前記中間体は上端部に第一凹部が、又、下端部
に第二凸部がそれぞれ設けられ、外周面に螺旋状突条が
設けられており、前記基体は上端部に第二凹部が設けら
れ、内部に応答物体が収納され、下端部が円錐状に突出
していて、標示体下端部の第一凸部が中間体の上端部の
第一凹部に、又、中間体の下端部の第二凸部が基体の第
二凹部にそれぞれ嵌合されているものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載の標示用
埋設物であって、基体の上端部の第二凹部の底面に収納
室が設けられ、この収納室の中に応答物体が収納され、
応答物体の上に密封栓が設けられて、第二凹部の底面が
密封されているものである。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載の標示用埋設物に使用す
る棒状体は、外周面に螺旋状突条が設けられた円柱体と
なっており、下端部が円錐状に突出しているので、上端
部の第一凹部にねじ込み治工具や電動具を取り付け、標
示用埋設物を、ねじ込み治工具、又は、電動具等で回転
させながら、簡単に、地中にねじ込むことができる。棒
状体の上端部が、地表面から標示体の高さにほぼ等しい
深さまで埋設されたら、ねじ込みをやめ、ねじ込み治工
具、又は、電動具等を外し、上端部の第一凹部に標示体
の下端部の第一凸部を棒状体4の上端部の第一凹部6に
嵌合させて両者を接続する。すると、標示体2の上端面
の刻印8が地表面に顕れる。
【0010】又、本発明の請求項2記載の標示用埋設物
は、基体の上端部に設けられた第二凹部に中間体の下端
部に設けられている第二凸部を嵌合し、基体の円錐状下
端部を地中に向けて立て、中間体の上端部の第一凹部
に、ねじ込み治工具、又は、電動具等で回転させなが
ら、簡単に、地中にねじ込む。すると、中間体の外周面
に螺旋状突条が設けられているから地中に簡単にねじ込
むことができる。
【0011】中間体の上端が、地表面から標示体の高さ
にほぼ等しい深さまで埋設されたら、ねじ込みをやめ、
ねじ込み治工具、又は、電動具等を外し、中間体の第一
凹部に標示体の下端部の第一凸部を嵌合させる。する
と、標示体の表面が地表面に顕れた状態で標示用埋設物
を埋設できる。
【0012】本発明のの標示用埋設物は、上端部に工具
嵌合穴用の第一凹部が設けられている中間体と、それよ
り下の基体とに分離可能に形成されているので、地中に
埋設された後に、標示体並びに中間体が移動したり引き
抜かれたりしても、基体は地中に埋設されたまま標示体
並びに中間体と分離して元の位置に残っている。
【0013】そして、この基体の中には応答物体が収納
されているので、この応答物体の共振周波数と等しい周
波数の励振信号を放出できる探査機を地上で走査するこ
とによって共振信号を探査機で受信し、基体の埋設位置
を探知し、再測量をせずに標示体を再設置することがで
きる。
【0014】前記標示体の刻印面と反対側の下端部に
は、直方体状の第一凸部が設けられ、中間体の第一凹部
と嵌合されるようになっているから、標示用埋設物を回
転させながらねじ込む時、空回りせずにねじ込むことが
できる。又、同様に、前記中間体の下端部には、直方体
状の第二凸部が設けられ、基体の第二凹部と嵌合される
ようになっているから、標示用埋設物を回転させながら
ねじ込む時、空回りせずにねじ込むことができる。
【0015】又、本発明の請求項3記載の標示用埋設物
は、基体の上端部の第二凹部の底部に収納室が設けら
れ、この収納室の中に応答物体が収納され、応答物体の
上に密封栓が設けられているから、収納室の中に水が入
ることなく、水による応答物体への悪影響もなくすこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下、図に基づき本発明の実施例を説明す
る。尚、実施例を説明するにあたり、標示杭として使用
される標示用埋設物を例にとって説明する。図1〜図3
は、本発明の一つの実施例を示すもので、図1は標示用
埋設物の第一凹部に刻印付き標示体をはめ込んだ状態を
示す説明図、図2は標示用埋設物の上端部に、工具嵌合
穴用の第一凹部が設けられていることを示す説明図、図
3は刻印付き標示コマを示す斜視図である。図4〜図6
は、本発明の他の実施例を示すもので、図4は標示杭の
上端部に、工具嵌合穴用の第一凹部に刻印付き標示体を
はめ込み、基体の下端部の第二凹部に、応答物体が収納
された状態を示す説明図、図5の(イ)は基体の下端部
の第二凹部に、応答物体が収納された状態を示す断面
図、(ロ)は基体の下端部の第二凹部に、応答物体が収
納された状態を示す斜視図、図6は応答物体を示す斜視
図である。
【0017】(実施例1)図1において、1は標示用埋
設物であって、刻印付き標示体2と螺旋状突条3が外周
面に設けられた棒状体4と下端部が円錐状の突出部7と
からなっている。
【0018】標示体2は合成樹脂製で、その上端中央に
は方向確認用の刻印8が設けられ、下端は逆四角柱で、
この下端部には、直方体状の第一凸部5が形成されてい
る。
【0019】棒状体4は合成樹脂製で、その上端部に
は、前記標示体2の第一凸部5と嵌合可能な第一凹部6
が設けられ、下端部に円錐状の突出部7と外周面に螺旋
状突条3が設けられた円柱体である。
【0020】次に、実施例の作用を説明する。本実施例
の標示用埋設物1を地中に埋設する場合には、棒状体4
の下端部の円錐状の突出部7を埋設位置に配置し、棒状
体4の上端部の第一凹部5に設けられた工具嵌合穴に、
ねじ込み治工具、又は、電動具等を取り付け、棒状体4
を回転させながら、地中にねじ込む。棒状体4の上端面
が、地表面から標示体2の高さにほぼ等しい深さまで埋
設されたら、ねじ込みをやめ、ねじ込み治工具、又は、
電動具等を外し、標示体2を棒状体4の上端部の第一凹
部6に嵌合させて両者を接続する。すると、標示体2の
上端面の刻印8が地表面に顕れる。
【0021】本発明の標示用埋設物1はねじ込み式のた
め、打設の時に較べて、ほとんど騒音と振動が無く、垂
直に精度良く、埋設することができる。
【0022】又、標示用埋設物1を地中に埋設した後、
地形の変化や周辺の工事等によって標示体2が移動した
り、引き抜かれたりした場合には、棒状体4は標示体2
と分離して元の位置に残っている。従って、棒状体4の
埋設位置が分かれば、再測量をせずに標示体2を再設置
することができる。
【0023】つまり、本実施例の標示用埋設物1にあっ
ては、地中に埋設した後に標示体2が移動したり、引き
抜かれたりしても、棒状体4を探することにより、再測
量をせずに標示体2を再設置することができるので、標
示体2を再設置する時の労力と経費を大幅に削減するこ
とができる。
【0024】本実施例の標示用埋設物1にあっては、合
成樹脂製の標示用埋設物について、前述したが、コンク
リート製のものと鋼管製のものがある。コンクリート製
標示用埋設物の形状は、前述のプラスチック製の標示用
埋設物とほとんど同じであるので、形状の説明は省略す
る。
【0025】異なる所は、コンクリート製のものは、棒
状体4の上端部、螺旋突条3、下端部の円錐状の突出部
7には、コンクリート割れを防ぐため、次のような処置
が施されている。棒状体4の上端部の外周には、一定の
幅の鉄輪(図示省略)が嵌められ、又、第一凹部6の工
具嵌合穴の内周面には、四角形状の鉄製の枠が嵌め込ま
れ、補強されている。又、棒状体4の外周面に設けられ
た螺旋状突条3には、金網が入れられて補強されてい
る。又、下端部の円錐状の突出部7には、円錐状の鉄製
のキャップが嵌められ、補強されている。
【0026】鋼管製の標示用埋設物ついても形状は、前
述の合成樹脂製の標示用埋設物とほとんど同じであるの
で、形状の説明は省略する。尚、棒状体4の上端部、螺
旋状突条3、下端面の円錐状の突出部7は、鋼製であ
る。
【0027】(実施例2)図4において、1は標示用埋
設物であって、刻印付き標示体2と螺旋状突条3が外周
面に設けられた中間体9と応答物体10が収納され、下
端部が円錐状の基体11とからなっている。
【0028】標示体2は実施例1と同じであり、説明を
省略する。中間体9は合成樹脂製で、その上端部には、
前記標示体2の第一凸部5と嵌合可能な第一凹部6が設
けられ、下端部に第二凸部が設けられ、この第二凸部は
円錐台状の第二凸部12とその下に直方体状の第二凸部
13から構成されており、第二凸部を除き、外周面に螺
旋状突条が設けられた円柱体である。
【0029】基体11は合成樹脂製で、その上端部に
は、それぞれ前記中間体9の円錐台状の第二凸部12と
直方体状の第二凸部13とに、嵌合可能な窪み部14と
第二凹部15が形成されて、第二凹部15の底部には、
応答物体10が収納できるようになっている。更に、こ
の第二凹部15内に、収容された応答物体10の上に密
封栓21が設けられている。又、基体11の下端部は円
錐状に突出部22が設けられている。
【0030】応答物体10は、コンデンサ16と水晶振
動子17とコイル18を並列に接続して構成したLC共
振回路で、図6に示すように、筒体19の内周面にコン
デンサ16と水晶振動子17を装着すると共に、筒体1
9の外周面にコイル18を巻き付け、これらコンデンサ
16と水晶振動子17とコイル18を、筒体19に設け
た孔20を通して接続して形成されている。このように
コンデンサ16と水晶振動子17を筒体19の内周面に
装着すると、それらを筒体19の外側にコイル18と並
べて装着した場合よりも応答物体10をコンパクトにす
ることができる。尚、コイル18には、表面が絶縁層で
被覆された被覆抵抗線が使用されている。
【0031】次に、実施例の作用を説明する。本実施例
の標示用埋設物1を地中に埋設する場合には、基体11
を埋設位置に配置し、その基体11の上に中間体9を載
せて、第二凸部と第二凹部とを嵌合させ、両者を接続す
る。次に、中間体9の上端部の第一凹部6に設けられた
工具嵌合穴に、ねじ込み治工具、又は、電動具等を取り
付け、中間体9と基体11を回転させながら、地中にね
じ込む。中間体9の上端面が、地表面から標示体2の高
さにほぼ等しい深さまで埋設されたら、ねじ込みをや
め、ねじ込み治工具、又は、電動具等を取り外し、標示
体2の下端部に設けられている第一凸部を中間体9の上
端部の第一凹部6に嵌合させて両者を接続する。する
と、標示体2の上端面の刻印8が地表面に顕れる。
【0032】基体11の上に中間体9を載せる時、中間
体9の下端部の円錐台状の第二凸部12と直方体状の第
二凸部13とを基体11の窪み部14と第二凹部15に
嵌合させることにより、中間体9の中心と基体11の中
心が精度良く一致する。更に、中間体9の下端部の円錐
台状の第二凸部12と基体11の窪み部14があること
により、埋設された標示用埋設物1に斜め或いは横から
力が加わった時、中間体9と基体11は外れやすく、分
離して、基体11は元の位置に残る。
【0033】第二凹部15に収容された応答物体10に
対して、ねじ込み式のため、打設の時に較べて、ほとん
ど振動は無く、応答物体10の筒体19の外周面にコイ
ル18の間隔が振動によって狭まったり短絡したり、コ
ンデンサ16と水晶振動子17とコイル18の結線が振
動により外れたりしないようにすることができる。
【0034】更に、第二凹部15内に、収容された応答
物体10の上に密封栓21が設けられているので、外部
からの水の浸入も防止できる。従って、水が応答物体1
0に悪影響を及ぼすこともない。
【0035】又、標示用埋設物1を地中に埋設した後、
地形の変化や周辺の工事等によって標示体2、又は、中
間体9が移動したり、引き抜かれたりした場合には、基
体11は標示体2、又は、中間体9と分離して元の位置
に残っている。従って、基体11の埋設位置が分かれ
ば、再測量をせずに標示体2、又は、中間体9を再設置
することができる。
【0036】基体11を探す時は、基体11の第二凹部
15に収納されている応答物体10の共振周波数と等し
い周波数の励振信号を放出できる探査機を地上で走査
し、基体11の埋設位置を探知する。
【0037】つまり、本実施例の標示用埋設物1にあっ
ては、地中に埋設した後に標示体2、又は、中間体9が
移動したり、引き抜かれたりしても、基体11の第二凹
部15に収納されている応答物体10を探知することに
より、再測量をせずに標示体2、又は、中間体9を再設
置することができるので、標示体2、又は、中間体9を
再設置する時の労力と経費を大幅に削減することができ
る。更に、地中埋設時振動がほとんどなく、応答物体1
0がその機能を損失しないようにすることができると共
に、密封栓21があり、水が応答物体10に悪影響を及
ぼさないようにすることができる。
【0038】本実施例の標示用埋設物1にあっては、合
成樹脂製の標示用埋設物について、述べたが、実施例1
で述べた如く、合成樹脂製の他、コンクリート製のもの
と鋼管製のものがある。コンクリート製標示用埋設物の
形状及び作用は、前述の合成樹脂製の標示用埋設物とほ
とんど同じであるので、説明は省略する。
【0039】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更等があっても本発明に含まれる。標示体2の具体的形
状は本実施例に限られず、例えば、その上端面中央には
方向確認用の刻印8が設けられ、下端部は逆四角錐で直
方体状の第一凸部5が形成されているが、上端部中央に
は方向確認用の刻印8が設けられ、下端は逆四角錐でな
く、四角柱で、工具嵌合穴用の第一凹部6に係合できる
ような形状にしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1記載の標示用埋設物は、棒状体の外周面に螺旋状突
条が設けられた円柱体となっており、下端部が円錐状に
突出しているから、ねじ込み治工具、又は、電動具等で
回転させながら、騒音、振動が少なく、簡単に、標示用
埋設物を地中にねじ込むことができる。
【0041】又、上端部の工具嵌合穴用の第1凹部に、
刻印付き標示体が着脱自在になされているから、棒状体
を地中に埋設した後、簡単に刻印付き標示体を取り付け
ることができる。
【0042】本発明の請求項2記載の標示用埋設物は、
中間体の外周面に螺旋状突状がもうけられ円柱体となっ
ており、基体の下端部が円錐状に突出しているから、ね
じ込み治工具、又は、電動具等で回転させながら、騒
音、振動が少なく、簡単に、標示用埋設物を地中にねじ
込むことができる。
【0043】又、上端部の標示体と、工具嵌合穴用の第
一凹部が設けられている中間体と、下端部の基体とに分
離可能に形成されているから、地中に埋設された後に標
示体並びに中間体が移動したり引き抜かれたりしても、
基体の下端部の第二凹部に収納されている応答物体を探
知することにより、再測量をせずに標示体を再設置する
ことができ、再設置の労力と経費を大幅に消滅すること
ができる。
【0044】又、基体の下端部の第二凹部に、応答物体
が収納され、その応答物体の上に密封栓が設けられてい
るから、水による応答物体への悪影響もなくすことがで
きる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例を示すもので、標示用埋
設物の第一凹部に刻印付き標示体をはめ込んだ状態を示
す説明図である。
【図2】本発明の一つの実施例を示すもので、標示用埋
設物の上端部に、工具嵌合穴用の第一凹部が設けられて
いることを示す説明図である。
【図3】本発明の一つの実施例を示すもので、刻印付き
標示コマを示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すもので、標示杭の上
端部に、工具嵌合穴用の第一凹部に刻印付き標示体をは
め込み、基体の先端部の第二凹部に、応答物体が収納さ
れた状態を示す説明図である。
【図5】図4に示す標示用埋設物で、(イ)は基体の先
端部の第二凹部に、応答物体が収納された状態を示す断
面図、(ロ)は基体の先端部の第二凹部に、応答物体が
収納された状態を示す斜視図である。
【図6】図4に示す標示用埋設物の応答物体を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 標示用埋設物 2 標示体 3 螺旋状突状 4 棒状体 5 直方体状の第一凸部 6 棒状体の上端部の第一凹部 7 棒状体の下端部の円錐状の突出部 8 標示体の方向確認用の刻印 9 中間体 10 応答物体 11 基体 12 中間体の円錐台状の第二凸部 13 中間体の直方体状の第二凸部 14 基体の窪み部 15 基体の第二凹部 16 応答物体のコンデンサ 17 応答物体の水晶振動子 18 応答物体のコイル 19 応答物体の筒体 20 応答物体のコイル用の孔 21 密封栓 22 基体の下端部の円錐状の突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端面に、位置確認用の刻印が設けら
    れ、この刻印を地上に露出させた状態で地中に埋設され
    る標示用埋設物において、前記標示用埋設物は、標示体
    と棒状体とからなり、前記標示体は上端面に刻印が、
    又、下端部に第一凸部がそれぞれ設けられ、前記棒状体
    は上端部に第一凹部が、又、外周面に螺旋状突条がそれ
    ぞれ設けられ、下端部が円錐状に突出しており、標示体
    の第一凸部と棒状体の第一凹部とが嵌合されていること
    を特徴とする標示用埋設物。
  2. 【請求項2】 上端面に、位置確認用の刻印が設けら
    れ、この刻印を地上に露出させた状態で地中に埋設され
    る標示用埋設物において、前記標示用埋設物は、標示体
    と中間体と基体とからなり、前記標示体は上端面に刻印
    が、又、下端部に第一凸部がそれぞれ設けられ、前記中
    間体は上端部に第一凹部が、又、下端部に第二凸部がそ
    れぞれ設けられ、外周面に螺旋状突条が設けられてお
    り、前記基体は上端部に第二凹部が設けられ、内部に応
    答物体が収納され、下端部が円錐状に突出していて、標
    示体下端部の第一凸部が中間体の上端部の第一凹部に、
    又、中間体の下端部の第二凸部が基体の第二凹部にそれ
    ぞれ嵌合されていることを特徴とする標示用埋設物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の標示用埋設物であって、
    基体の上端部の第二凹部の底面に収納室が設けられ、こ
    の収納室の中に応答物体が収納され、応答物体の上に密
    封栓が設けられて、第二凹部の底面が密封されているこ
    とを特徴とする標示用埋設物。
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