JPH09263173A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH09263173A
JPH09263173A JP9738296A JP9738296A JPH09263173A JP H09263173 A JPH09263173 A JP H09263173A JP 9738296 A JP9738296 A JP 9738296A JP 9738296 A JP9738296 A JP 9738296A JP H09263173 A JPH09263173 A JP H09263173A
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Tadahiko Suzuki
忠彦 鈴木
Toshibumi Kajita
俊文 梶田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラットホームを昇降可能かつ車体内部に引
き込み可能とし、車椅子等の使用者の操作性を良好に
し、車椅子等の円滑な使用を実現する。 【解決手段】 メインアーム3及びサブアーム4で昇降
駆動されるサイドフレーム5にプラットホーム10を摺
動自在に取り付け、複動油圧シリンダ20でメインアー
ム3を回動させてプラットホーム10を昇降駆動し、プ
ラットホーム10に両端が固定された歯付きベルト61
が巻掛けられたベルト車63をモータ62で回転駆動す
ることでプラットホーム10を前後方向に駆動可能とす
るとともに、複動油圧シリンダ20の2つのポートへの
作動油の供給を切り換える電磁操作弁51と、前記作動
油の流量を調整自在な電磁比例弁52とを備え、電磁比
例弁52により上昇過程にてメインアーム3が垂直状態
に近づいたときに前記作動油の流量を絞る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着して車
椅子、台車その他の貨物等を乗降、積降ろすための昇降
装置に係り、とくにバン型車(箱形車両)の後部に装着
するのに適した昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の昇降装置としては、本出
願人提案の実公昭63−44272号に示す装置が知ら
れている。この従来装置は、平行リンク機構で昇降され
るサイドフレーム下端部にプラットホームを取り付けた
構造を有するものであり、平行リンクを回動させること
によりプラットホームを着地位置とバン型車等の車体床
面と略一致した上昇位置との間で昇降させることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置は、車椅子等を搭載したままでプラットホームを車室
内に引き込む構造ではないため、上記従来装置を車椅子
の乗降に利用する場合、プラットホームがバン型車等の
車体の床面と略一致した高さとなった状態にて、車椅子
の使用者は車両外側のプラットホームから車体床面上に
車椅子を移動させる操作又は逆の操作が必要不可欠であ
り、車両外側のプラットホームと車体床面との間に多少
の段差や隙間が存在することにより、円滑な車椅子の移
動の妨げになる恐れがあった。また、車両外側で上昇位
置にあるプラットホーム上での車椅子操作が必要である
ため、車椅子使用者に不安感を与えるきらいもある。
【0004】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
プラットホームを昇降させるだけでなくバン型車等の車
体内部に引き込み可能として、車椅子、台車等の使用者
の操作性を良好にし、車椅子、台車等の円滑な使用を実
現し、安全性の向上を図ることのできる昇降装置を提供
することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、プラットホームの
車体内部からの引き出し、車体内部への引き込み動作を
自動化しいっそうの操作性の改善を図った昇降装置を提
供することにある。
【0006】本発明の第3の目的は、プラットホームが
取り付けられているサイドフレームの昇降動作を円滑に
してサイドフレーム及びプラットホームの上昇限位置等
での衝撃を緩和可能な昇降装置を提供することにある。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の昇降装置は、車体の床面に固定された一対
の本体フレームと、各本体フレームに一端が枢着された
第1及び第2のアームと、該第1及び第2のアームの他
端にそれぞれ枢着されたサイドフレームと、該サイドフ
レームに対し摺動自在に取り付けられたプラットホーム
と、前記第1又は第2のアームを回動させて前記プラッ
トホームを昇降駆動する複動油圧シリンダと、前記プラ
ットホームに両端が固定された帯状乃至鎖状体と、前記
プラットホームの両側に位置する前記サイドフレーム同
士を連結する連結部材に取り付けられた駆動モータと、
前記帯状乃至鎖状体が巻掛けられていて前記駆動モータ
で回転駆動される駆動車と、前記複動油圧シリンダの2
つのポートへの作動油の供給を切り換える電磁操作弁
と、前記作動油の流量を調整自在な電磁比例弁とを備
え、前記駆動モータは前記駆動車を回転駆動して前記帯
状乃至鎖状体を介して前記プラットホームを摺動させる
ものであり、前記電磁比例弁は前記サイドフレームの上
昇過程において前記第1及び第2のアームが垂直状態に
近づいたときに前記作動油の流量を絞ることを特徴とし
ている。
【0009】上記昇降装置において、前記第1又は第2
のアームの回転位置をスイッチ手段で検出して前記電磁
比例弁による作動油の流量の絞りを開始する構成とする
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る昇降装置の実
施の形態を図面に従って説明する。
【0011】図1は本発明に係る実施の形態の全体構成
であって、プラットホームを引き出し状態(上昇状態)
とした側面図、図2はプラットホームの下降状態の側面
図、図3はプラットホーム引き出し状態(上昇状態)の
平面図、図4は同じくプラットホーム部分を断面とした
正面図である。
【0012】これらの図において、1はバン型車(箱形
車両)であり、該バン型車の車体の後面開口に近い後部
床面1a上に、一対の本体フレーム2が立設固定されて
いる。図4の如く、前記後部床面1a上の両側にそれぞ
れ設けられた本体フレーム2には、平行リンクを構成す
るメインアーム3の一端部寄り位置がピン3aで、サブ
アーム4の一端がピン4aでそれぞれ枢着されている。
メインアーム3、サブアーム4の他端にはピン3b,4
bでサイドフレーム5が枢着されている。
【0013】プラットホーム10の両側に位置してこれ
を摺動自在に支える一対のサイドフレーム5は、図5及
び図6に示すように、複数本の水平連結部材6で相互に
固着一体化されている。
【0014】図1に示すように、前記本体フレーム2に
は昇降駆動用複動油圧シリンダ20の一端がピン21で
枢着されており、該複動油圧シリンダ20のピストンロ
ッドがピン22でメインアーム3の一端に枢着されてい
る。従って、複動油圧シリンダ20が伸動時はサイドフ
レーム5が上昇位置に、複動油圧シリンダ20が縮動時
はサイドフレーム5が下降位置となる。なお、本体フレ
ーム2には油圧回路を通して昇降駆動用複動油圧シリン
ダ20に作動油を供給するためのパワーユニット50
と、複動油圧シリンダ20の2つのポートへの作動油の
供給を切り換える電磁操作弁51と、前記作動油の流量
を調整自在な電磁比例弁52とが取り付けられている。
これらの弁を有する油圧回路の詳細は後述する。
【0015】図4乃至図6に示すように、プラットホー
ム10を前後方向に摺動自在に支持するために、プラッ
トホーム10の両側のサイドフレーム5内側面にはロー
ラー11が複数個枢着されており、プラットホーム10
の両側にはローラー11が内部を滑動する横向きの断面
略コ字状案内レール12が固着されている。
【0016】図1乃至図3のように、プラットホーム1
0の前後縁には前側車止め板30及び後側車止め板40
がそれぞれヒンジ31,41で起伏自在に連結されてい
る。
【0017】前側車止め板30は手動で起伏操作を行う
ようになっており、その一側には取付板32を介しロッ
クピン33が固定されている。また、プラットホーム1
0の片側前端にはロックレバー取付ブラケット34が固
着され、これに対しピンでロックレバー36が枢着され
ている。ロックレバー36は先端のフック部が前記ロッ
クピン33に係合する向きにばねで付勢されている。ロ
ックピン33とロックレバー36との係合が外れた状態
では前側車止め板30は自重によって先端が下がった伏
せた状態となっているが、手動操作で前側車止め板30
を略45度程度に起こしてロックピン33にロックレバ
ー36のフック部を係合させることで、前側車止め板3
0を起立状態に保持(ロック)できる。
【0018】前記後側車止め板40も手動で起伏操作を
行うものであり、起立状態を保持できるようになってい
る。また、起立状態のロックを外したときは自由に回動
できる。
【0019】なお、プラットホーム10の引き出し限位
置及び引き込み限位置は、断面略コ字状案内レール12
等に設けたストッパ手段(図示省略)により規定されて
いる。
【0020】図1乃至図5に示すように、一対のサイド
フレーム5に対し、プラットホーム10を引き込み限位
置と引き出し限位置との間で摺動させるために、プラッ
トホーム自動スライド機構60が設けられている。この
プラットホーム自動スライド機構60は、プラットホー
ム10の前後方向に設けられた断面略コ字状案内レール
12に沿って当該プラットホーム10の下面に両端G,
Hが固着された歯付きベルト61と、図5及び図6のよ
うにサイドフレーム5を連結した水平連結部材6に設
置、固定された減速機付きモータ(電動機)62と、該
減速機付きモータ62の回転駆動軸に固着されたベルト
車(駆動車;プーリー)63と、水平連結部材6側に固
定の支持板64に空転可能に枢着された一対のガイドロ
ーラー(従動車)65とを有している。前記ベルト車6
3は前記歯付きベルト61側の歯にかみ合う凹凸を外周
面に有するものであり、歯付きベルト61はガイドロー
ラー65に案内されて前記ベルト車63に巻掛けられて
いる。ここで、歯付きベルト61はモータ62の回転駆
動力を引っ張り力に変えてプラットホーム10を駆動す
る帯状乃至鎖状体として機能する。
【0021】図1乃至図3において、減速機付きモータ
62でベルト車63を左回転させれば、歯付きベルト6
1は右方向に送られ、この結果プラットホーム10は車
室内から引き出し方向に移動し、図1実線Kの引き出し
限位置となる。逆に、ベルト車63を右回転させれば、
歯付きベルト61は左方向に送られ、この結果プラット
ホーム10は車室内へ引き込む方向に移動し、図1仮想
線Jの引き込み限位置となる。
【0022】図7は前記昇降駆動用複動油圧シリンダ2
0に作動油を供給するためのパワーユニット50と、複
動油圧シリンダ20の2つのポートへの作動油の供給を
切り換える電磁操作弁51と、前記作動油の流量を調整
自在な電磁比例弁52とを含む油圧回路である。ここ
で、パワーユニット50はメインリレーMRが励磁され
たときに作動するモータMと、モータMで回転駆動され
て油タンク53より作動油を汲み上げて逆止弁54を通
して送出するポンプPPと、圧力過大時に作動油を油タ
ンク53に戻すリリーフ弁55とを有している。
【0023】また、図8及び図9に示すように、電磁操
作弁51と、作動油の流量を調整自在な電磁比例弁52
とは、作動油通路を形成したマニホールドブロック56
を介して連結一体化されており、マニホールドブロック
56に前記昇降駆動用複動油圧シリンダ20の2つのポ
ートに接続するポートA,B及びパワーユニット50に
接続するポートP,Tが形成されている。
【0024】図10は前記昇降駆動用複動油圧シリンダ
20に供給する作動油の流量を制限する範囲を規定する
ためのスイッチ手段としてのマイクロスイッチMS1,
MS2,MS3の配置を示す。この図に示すように、サ
ブアーム4に固着されたピン4aにカム57が固着され
ており、このカム57に本体フレーム2側に固定のマイ
クロスイッチMS1,MS2が当接するようになってい
る。マイクロスイッチMS1は図11のメインアーム3
が下降位置aから上昇限位置cに向かって回動して垂直
に近づいた所、すなわち途中位置b(上死点の手前約2
0度)でカム57により作動されて、当該位置bの通過
を検出し、以後上昇限位置cに至るまで電磁比例弁52
を励磁して作動油の流量を絞るようにする。また、マイ
クロスイッチMS2は図11のメインアーム3が上昇限
位置cから下降位置aに向かって回動して行く過程の途
中位置bでカム57により作動されて、当該位置bの通
過を検出し、以後下降位置aに至るまでプラットホーム
10の自重で下降させるようにする(パワーユニット5
0への電源供給がオフとされる。)。さらに、マイクロ
スイッチMS3は本体フレーム2の前端部に固定され、
図11のメインアーム3が上昇限位置cにまで回動して
サイドフレーム5の前端部が本体フレーム2の内側に引
き込まれたときに当該サイドフレーム5の前端部に押圧
されて上昇限位置cを検出するものである。
【0025】次に、本発明に係る実施の形態の全体的な
動作説明を行う。
【0026】まず、バン型車1の車室内に図1仮想線J
のようにプラットホーム10が引き込み状態で格納され
ている場合、車室内の車椅子等をプラットホーム10上
に移載することができる。このとき、後側車止め板40
は起立状態にロックしておき、車椅子等の転落を防止す
る。
【0027】そして、プラットホーム10の引き出し操
作の前に前側車止め板30を起立状態としておく。すな
わち、図1のように、前側車止め板30側のロックピン
33にプラットホーム10側のロックレバー36を係合
させてロックする。その後、プラットホーム自動スライ
ド機構60の減速機付きモータ62に通電し、ベルト車
63を回転駆動し、歯付きベルト61を介して図1仮想
線Jのように引き込み限位置となっているプラットホー
ム10を図1実線Kの引き出し限位置にまで引き出す。
【0028】図1実線Kのプラットホーム10の引き出
し限位置から、図7の油圧回路において電磁操作弁51
のポートBを通してパワーユニット50からの作動油を
昇降駆動用複動油圧シリンダ20に供給して、これを縮
動させ、メインアーム3及びサブアーム4を回動させて
プラットホーム10を車体床面の後縁位置から図2実線
の着地状態に下降させる。このとき、図11の上死点か
ら約20度下降方向にメインアーム3が回動した途中位
置bで図10のマイクロスイッチMS2がカム57で作
動され、図7のメインリレーMRの励磁を停止する。こ
のため、パワーユニット50への電源はオフとなり、以
後プラットホーム10及びプラットホーム上の搭載物の
自重によりプラットホーム10は着地位置(下降位置
a)にまで下降する。これにより、プラットホーム着地
時の衝撃を緩和する。なお、前側車止め板30及び後側
車止め板40はプラットホーム10の昇降動作中起立状
態に保持(ロック)されて図1、図2に仮想線で示す車
椅子CH等の転落を防止する。
【0029】図2実線に示すようにプラットホーム10
が完全に着地したら、後側車止め板40を伏せた状態と
なるように操作して、車椅子CH等を地上に移し変える
ことができる。
【0030】地上の車椅子等をバン型車1内に積載する
場合、着地状態のプラットホーム10上に、伏せた状態
の後側車止め板40を経由して車椅子CH等を載せ、後
側車止め板40を起立させた後、図7の油圧回路におい
て電磁操作弁51のポートAを通してパワーユニット5
0からの作動油を昇降駆動用複動油圧シリンダ20に供
給して、昇降駆動用複動油圧シリンダ20を伸動させて
プラットホーム10を上昇限位置にまで上昇させる。こ
のとき、図11の上死点から約20度手前の途中位置b
にメインアーム3が回動した所で図10のマイクロスイ
ッチMS1がカム57で作動され、図7の電磁比例弁5
2が励磁される結果、ポートBからパワーユニット50
に戻る作動油の流量が絞られる。従って、以後上昇限位
置cに向かうメインアーム3の回動は緩慢となり、サイ
ドフレーム5及びプラットホーム10が上昇限位置とな
って本体フレーム2側に当たったときの衝撃を少なくす
ることができる。
【0031】前記メインアーム3が図11の上昇限位置
cとなり、サイドフレーム5及びプラットホーム10も
図1実線Kの上昇限位置となると、図10のマイクロス
イッチMS3がサイドフレーム5の前端部で押圧され、
それらの上昇限位置への到着を検出する。以後、プラッ
トホーム自動スライド機構60の減速機付きモータ62
に通電され、図1実線Kの引き出し状態のプラットホー
ム10は同図仮想線Jの引き込み状態にスライド駆動さ
れる。プラットホームが引き込み限位置にまで引き込ま
れた後、前側車止め板30を伏せた状態として車椅子C
H等を車体床面1aに移し変える。
【0032】なお、前側車止め板30をプラットホーム
10の引き出し状態で起立状態に保持し、後側車止め板
40をプラットホーム10が着地しているとき以外は起
立状態にロックしておくことにより、車椅子CH等の転
落を阻止することができる。
【0033】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0034】(1) プラットホーム10を昇降させるだ
けでなく車体内部に引き込み可能として、車椅子、台車
等の使用者の操作性を良好にし、車椅子、台車等の円滑
な使用を実現し、安全性の向上を図ることができる。す
なわち、車体外部で上昇位置にあるときのプラットホー
ム上での車椅子操作が不要であり、車椅子使用者に不安
感を与えることがない。
【0035】(2) 車体に対するプラットホーム10の
引き込み、引き出し動作をプラットホーム自動スライド
機構60で自動化できるから、一層の操作性の改善を図
ることができる。
【0036】(3) プラットホーム10を昇降駆動する
昇降駆動用複動油圧シリンダ20の油圧回路を工夫し、
電磁操作弁51と電磁比例弁52とを組み合わせた構造
とし、メインアーム3が垂直となる上死点に到達する手
前位置で電磁比例弁52により昇降駆動用複動油圧シリ
ンダ20に対する作動油の流量を絞ることができ、サイ
ドフレーム5及びプラットホーム10が上昇限位置に達
したときの衝撃を緩和することができる。また、電磁操
作弁51及び電磁比例弁52間はマニホールドブロック
56で連結しており、油圧配管の工数は少なくて済む。
作動油の流量は電磁比例弁52を励磁する電流を調整す
ることで、適切量に絞ることができる。
【0037】図12は昇降駆動用複動油圧シリンダ20
を作動させるためのパワーユニット50を含む油圧回路
の比較例であり、操作弁兼用の市販の電磁比例弁70を
用いたものである。この場合、電磁比例弁70は内部リ
ークが多いので昇降駆動用複動油圧シリンダ20の2つ
のポートの各々にソレノイドチェック弁71が必要であ
り、さらにプラットホーム10を自重降下させるために
インラインチェック弁72も必要となる(電磁比例弁7
0は構造上Pポートが加圧されていないと作動しないた
め)。
【0038】この図12の比較例では、部品点数が多く
なるとともに配管工数が多くなる不都合が発生する。こ
れに反し、図7の本発明の実施の形態に係る油圧回路で
は部品点数及び配管工数共に少なく、図12の比較例よ
りも優れていることが判る。
【0039】なお、シリンダ20は平行リンクをなす第
1及び第2のアームとしてのメインアーム、サブアーム
の少なくともいずれかを回動させることが可能であれ
ば、取付位置は適宜変更可能である。
【0040】また、マイクロスイッチMS1,MS2で
サブアーム4の回転を検出したが、メインアーム3の回
転を検出するようにしてもよい。
【0041】また、帯状乃至鎖状体として歯付きベルト
61を使用し、この歯付きベルト61を駆動する駆動車
としてベルト車63を用いたが、帯状乃至鎖状体として
チェーン等を使用し、チェーン等を駆動する駆動車とし
てスプロケット等を用いる構成としてもよい。
【0042】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の昇降装置
によれば、プラットホームを昇降させるだけでなくバン
型車等の車体内部に引き込み可能として、車椅子、台車
等の使用者の操作性を良好にし、車椅子、台車等の円滑
な使用を実現し、安全性の向上を図ることができる。と
くに、車体外部で上昇位置にあるときのプラットホーム
上での車椅子操作が不要であるから、車椅子使用者に不
安感を与えることがない。
【0044】また、プラットホームの車体内部への引き
込み、車体からの引き出し動作を自動化することで、い
っそうの操作性の改善を図ることができる。
【0045】さらに、油圧回路を工夫したことで、プラ
ットホームの昇降動作の円滑化を図り、プラットホーム
上昇限位置での衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇降装置の実施の形態であって全
体構成を示す側面図である。
【図2】実施の形態におけるプラットホームの下降状態
を示す側面図である。
【図3】プラットホームの上昇状態での平面図である。
【図4】同じくプラットホーム部分を断面とした正面図
である。
【図5】サイドフレーム及び連結部材等の側面図であ
る。
【図6】同平面図である。
【図7】実施の形態における油圧回路を示す油圧回路図
である。
【図8】前記油圧回路で用いる電磁操作弁及び電磁比例
弁の組み合わせ構造を示す側面図である。
【図9】同正面図である。
【図10】メインアーム及びサイドフレームの状態を検
出するためのマイクロスイッチの配置を示す本体フレー
ム及びその周辺の拡大側断面図である。
【図11】メインアームの回動状態を示す説明図であ
る。
【図12】油圧回路の比較例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 バン型車 2 本体フレーム 3 メインアーム 4 サブアーム 5 サイドフレーム 6 水平連結部材 10 プラットホーム 11 ローラー 12 案内レール 20 昇降駆動用複動油圧シリンダ 30 前側車止め板 40 後側車止め板 50 パワーユニット 51 電磁操作弁 52 電磁比例弁 56 マニホールドブロック 60 プラットホーム自動スライド機構 61 歯付きベルト 62 減速機付きモータ 63 ベルト車 65 ガイドローラー MS1,MS2,MS3 マイクロスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の床面に固定された一対の本体フレ
    ームと、各本体フレームに一端が枢着された第1及び第
    2のアームと、該第1及び第2のアームの他端にそれぞ
    れ枢着されたサイドフレームと、該サイドフレームに対
    し摺動自在に取り付けられたプラットホームと、前記第
    1又は第2のアームを回動させて前記プラットホームを
    昇降駆動する複動油圧シリンダと、前記プラットホーム
    に両端が固定された帯状乃至鎖状体と、前記プラットホ
    ームの両側に位置する前記サイドフレーム同士を連結す
    る連結部材に取り付けられた駆動モータと、前記帯状乃
    至鎖状体が巻掛けられていて前記駆動モータで回転駆動
    される駆動車と、前記複動油圧シリンダの2つのポート
    への作動油の供給を切り換える電磁操作弁と、前記作動
    油の流量を調整自在な電磁比例弁とを備え、 前記駆動モータは前記駆動車を回転駆動して前記帯状乃
    至鎖状体を介して前記プラットホームを摺動させるもの
    であり、前記電磁比例弁は前記サイドフレームの上昇過
    程において前記第1及び第2のアームが垂直状態に近づ
    いたときに前記作動油の流量を絞ることを特徴とする昇
    降装置。
  2. 【請求項2】 前記第1又は第2のアームの回転位置を
    スイッチ手段で検出して前記電磁比例弁による作動油の
    流量の絞りを開始する請求項1記載の昇降装置。
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