JPH09262311A - スプリンクラ配管用固定構造 - Google Patents

スプリンクラ配管用固定構造

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JPH09262311A
JPH09262311A JP8077898A JP7789896A JPH09262311A JP H09262311 A JPH09262311 A JP H09262311A JP 8077898 A JP8077898 A JP 8077898A JP 7789896 A JP7789896 A JP 7789896A JP H09262311 A JPH09262311 A JP H09262311A
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JP
Japan
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fixing
pipe
sprinkler
unwinding
tip
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Application number
JP8077898A
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English (en)
Inventor
Akiteru Kunikawa
明輝 國川
Naoki Ruichi
尚樹 類地
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き出し管と支持部材とが位置ずれしないよ
うに固定する。 【解決手段】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
スプリンクラ配管用固定構造において:該固定具が、一
対の板材からなり、該板材の先端部に支持部材を嵌着す
る切欠部と、該切欠部の縁辺に突設された食込片とが形
成され、その後端部にボルト締めされる締付片が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井裏に配設さ
れるスプリンクラ配管を天井裏の支持部材に固定するス
プリンクラ配管用固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般ビルの天井裏構造は、コンクリート
天井壁にぶら下がり状態で埋め込まれた多数の全長ねじ
の長ボルトを利用して、スプリンクラ配管を支持し、水
平に渡された軽量鉄骨(Cチャンネル)を吊り支持し、
この軽量鉄骨の下面に天井板支持用の軽量鉄骨(Mバ
ー)を直角に這わせ固定し、Mバーの下面に天井板をネ
ジ釘で固定していた。
【0003】一方、スプリンクラ配管は、ポンプから高
さ方向に水を通す本管と、本管から各階に送水する枝管
と、枝管からスプリンクラヘッドまでをつなぐ巻き出し
管と、がある。この巻き出し管は、スプリンクラヘッド
を所定間隔で天井から部屋を臨むように、ある程度自由
度を持たせている。スプリンクラヘッドの取り付けられ
た巻き出し管の直管を、二本のCチャンネルの上に渡し
て適当な位置に固定された支持用部材(固定用角パイ
プ)にスプリンクラヘッドが適度な高さになるよう固定
金具で十文字状に支持させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、強い地
震が発生すると、天井板やそれを支える軽量鉄骨等と、
水が充満しているスプリンクラ配管とは、その固有振動
数が異なるため、異なった揺れ方をしようとする。従っ
て、重量のあるスプリンクラ配管の慣性により、例え
ば、自由度のない方向の巻き出し管の揺れが天井板とは
異なる動きをして、固定金具の把持部が滑ってスプリン
クラヘッドや巻き出し管によって天井板を損壊すること
があった。
【0005】その場合には、天井板が損なわれるだけで
なく、軽量鉄骨の損壊があり、もし、スプリンクラヘッ
ドが破損すると、スプリンクラヘッドから出水したりし
て、水損事故にもなった。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、巻き出し管
と支持部材とが位置ずれしないように固定することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、先端にスプ
リンクラヘッドが接続されている巻き出し管と支持部材
とを固定する固定具を備えたスプリンクラ配管用固定構
造において:該固定具が、一対の板材からなり、該板材
の先端部に支持部材を嵌着する切欠部と、該切欠部の縁
辺に突設された食込片とが形成され、その後端部にボル
ト締めされる締付片が形成されていることを特徴とする
スプリンクラ配管用固定構造、である。
【0008】この発明は、先端にスプリンクラヘッドが
接続されている巻き出し管と支持部材とを固定する固定
具を備えたスプリンクラ配管用固定構造において:該固
定具の少なくともその巻き出し管又は支持部材との接触
面に滑り止め部が設けられていることを特徴とするスプ
リンクラ配管用固定構造、である。
【0009】先端にスプリンクラヘッドが接続されてい
る巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えたス
プリンクラ配管用固定構造において:該巻き出し管の前
記固定具との接触部に滑り止めパイプが嵌着されている
ことを特徴とするスプリンクラ配管用固定構造、であ
る。
【0010】先端にスプリンクラヘッドが接続されてい
る巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えたス
プリンクラ配管用固定構造において:該固定具が、両端
部に支持部材を嵌着する保持穴を備えたUバンドであ
り、該巻き出し管の接触部にリング状溝を設け、該支持
部材に滑り止め溝を設け、該Uバンドの接触部内面に滑
り止め部を設けたことを特徴とするスプリンクラ配管用
固定構造、である。
【0011】
【発明の実施の形態】巻き出し管の一端にスプリンクラ
ヘッドを設け、他端をスプリンクラ配管の枝管に接続す
る。この巻き出し管を固定構造により支持部材に固定す
る。この固定構造は、巻き出し管と支持部材とが位置ず
れしない様に強固に固定するものであるが、この固定構
造として、例えば、次のものがある。
【0012】(1)先端にスプリンクラヘッドが接続さ
れている巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備
えたスプリンクラ配管用固定構造において:該固定具と
前記巻き出し管との間、又は、前記固定具と前記支持部
材のとの間にて、滑り止めのための摩擦を増す部材を挟
持することを特徴とするスプリンクラ配管用固定構造。
【0013】(2)先端にスプリンクラヘッドが接続さ
れている巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備
えたスプリンクラ配管用固定構造において:該固定具と
前記巻き出し管及び前記支持部材との間のいずれかの接
触面にて、滑り止めのための粗面又は凹凸面を形成する
ことを特徴とするスプリンクラ配管用固定構造。
【0014】(3)先端にスプリンクラヘッドが接続さ
れている巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備
えたスプリンクラ配管用固定構造において:この固定具
と前記巻き出し管、又は、前記固定具と前記支持部材と
の間のいずれかの接触部が、前記固定具の端縁にて接触
していることを特徴とするスプリンクラ配管用固定構
造。
【0015】(4)先端にスプリンクラヘッドが接続さ
れている巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備
えたスプリンクラ配管用固定構造において:前記巻き出
し管そして/又は前記支持部材に溝を形成し、前記固定
具に前記溝に嵌合する係合部を形成したことを特徴とす
るスプリンクラ配管用固定構造。
【0016】
【実施例1】この発明の第1実施例を図1〜図4により
説明する。巻き出し管MPの先端にスプリンクラヘッド
SPを設け、その他端をスプリンクラ配管の枝管BPに
接続する。
【0017】このスプリンクラヘッドSPを天井板Fに
開けたヘッド用取付穴F1から露出させるとともに、該
巻き出し管MPを固定金具10を介して支持部材である
固定用角バー20に固定する。
【0018】この固定用角バー20は連結金具1により
シーチャンネルCCに固定されており、該シーチャンネ
ルCCは結合金具2によりエムバーMBに固定されてい
る。このエムバーMBには天井板Fがねじ3で固定され
ている。
【0019】固定金具10には、スプリンクラ配管又は
固定用角バー20以上の硬さを有する板材が用いられ
る。この固定金具10は2枚の略面対称な第1板材11
及び第2板材12と、この両材11、12を連結する蝶
ボルトBBと、から構成されている。
【0020】該板材11、12は基体11B、12Bの
後端部11C、12C側を鈍角に内方に折り曲げて斜面
11F、12Fを形成し、その後端を外方に折り返し、
基体11B、12Bと略平行な締付片15、16を形成
する。
【0021】第1板材11の締付片15には蝶ボルトB
Bが挿通するボルト孔18が形成されている。第2板材
12の締付片16には蝶ボルトBBを螺着する雌ねじ
(ナット又はバーリング)19が形成されている。
【0022】基体11B、12Bの先端部11D、12
Dには、固定用角バー20を嵌着する切欠部21、22
が形成されている。この切欠部21、22は、固定用角
バー20の形状に対応する長方形状の切欠部であり、そ
の深さ10dは該バー20の高さ10dより深く形成さ
れており、該バー20の中心20cは第2板材12Bの
中心線10C上に位置する。この切欠部21、22の形
状等は必要に応じて適宜選択される。
【0023】切欠部21、22の一方側の縁には直角又
は略直角な鋭角にて外方に屈折した第1食込片24、2
5を形成し、他方側の縁には直角又は略直角な鋭角にて
内方に屈折した第2食込片26、27を形成する。
【0024】この第1食込片24、25と第二食込片2
6、27は一枚の基体11B、12Bのそれぞれに少な
くともいずれか一つ形成してもよいが、一枚の基体11
B、12Bに両食込片24〜27を設けると、厚さtの
基体11B、12Bが見かけ板厚T、即ち、第1食込片
24、25の長さL1と、第2食込片26、27の長さ
L2と、基体11B、12Bの厚さtとの和と、なる。
そのため、強度の増加を図ることができる。
【0025】次の本実施例の作動を説明する。蝶ボルト
BBを緩め、第1板材11、12の先端部11D、12
D間を開き、斜面11F、12Fと第2食込片26、2
7との間に巻き出し管MPを挾み込む。
【0026】この状態で、第1板材11、第2板材12
の切欠部21、22を固定用角バー20に押し付け、該
バー20に嵌め込む。
【0027】そして、両板材11、12を互いに内側に
向って押圧して寄せ合わせ、巻き出し管MPを押圧する
とともに、両板材11、12を平行にする。
【0028】蝶ボルトBBを回して両板材11、12の
締付片15、16を締め付けると、切欠部21、22の
固定用角バー20への嵌着を容易にするための余裕寸法
に起因する両板材11、12の裾開きを第1食込片2
4、25が抑えるとともに、巻き出し管MPは第2食込
片26、27を介して固定用角バー20を押圧する。そ
のため、巻き出し管MPは第2食込片26、27を押圧
し、該第2食込片26、27は固定用角バー20を押圧
し、該角バー20は第1食込片24、25を押圧する。
そのため、第1食込片24、25は該角バー20に食い
込むようにしながら圧接され、又、第2食込片26、2
7は該巻き出し管MP及び該角バー20に食い込むよう
にして圧接されるので、これらは回動不可能な状態で一
体的に強固に固定される。
【0029】この蝶ボルトBBの回転時に、基体11
B、12Bは外方に回動しようとするが、その回転しよ
うとする力によって食込片24、25が固定用角バー2
0に強く食い込むので、その回動は防止され、固定具1
0は位置ずれ、即ち、滑ることができない状態で該角バ
ー20に強く固定される。
【0030】この固定具10は、前記の通り、略対称的
な二枚の板材11、12に分離しているので、蝶ボルト
BBを締めると該両板材11、2は互いに内方に向って
変位する。そのため、巻き出し管MPの心ズレすること
なく固定金具10を締め付けることができる。
【0031】
【実施例2】この発明の第2実施例を図5〜図7により
説明する。この実施例と第1実施例との相違点は、固定
金具10の板材11、12の斜面11F、12Fの内面
から基体11B、12Bの内面にかけて突状の係止部3
0、31を形成し、該係止部30、31を巻き出し管M
Pのリング状引掛溝35に係合せしめることである。こ
のようにすると、地震等の強い縦揺れを受けても巻き出
し管MPに強固に固定され、この固定金具10において
滑ることがないため、巻き出し管の変位により天井板F
を破壊するようなことはない。なお、引掛溝を固定用角
バー20の方に形成し、この引掛溝に対応する係合部を
固定金具の方に設けるようにしてもよい。
【0032】又、巻き出し管MPを固定金具10により
固定用角バー20に固定する時、固定金具10の突状の
係止部を該巻き出し管MPのリング状引掛溝35に嵌合
させて施工すると、スプリンクラヘッドSPは天井板F
に対し適切な高さにて設置されるため、巻き出し管MP
の取付高さを極めて容易に決めることができる。なお、
引掛溝を固定用角バー20の方に形成し、この引掛溝に
対応する係合部を固定金具の方に設けるようにしてもよ
い。
【0033】
【実施例3】この発明の第3実施例を図8〜図10によ
り説明する。この実施例と第2実施例との相違点は、次
の通りである。 (1)二枚の第1板材41と第二板材12の切欠部4
5、22が互いに反対方向に向って開口していること。 (2)蝶ボルトBBを挿通せしめるボルト孔48が長孔
となっていること。
【0034】(3)固定金具10の取付けは次の要領で
行われること。 a.蝶ボルトBBを緩め、第一板材41を長孔48一杯
にずらす。 b.第二板材12の斜面12Fと第2食込片26とに巻
き出し管MPを当接させながら、切欠部22を固定用角
バー20の上面20aに向って落し込み嵌着させる。
【0035】c.第一板材41を固定用角バー20の下
面20bに向って回転させ、切欠部45を該角バー20
に押し込み嵌着させる。 d.二枚の板材12、41をボルト孔48側でつまみ、
蝶ボルトBBを回し締め付けるとともに、該角バー20
に対する両板材12、41のずれがないか否か確認す
る。
【0036】この実施例では、互いに反対方向に開口す
る二枚の板材41、12により固定用角バー20の上下
方向から挾み嵌着するので、上方への巻き出し管MPに
加えられた力や衝撃および上下振動に対しても強く耐え
ることができる。なお、この実施例の場合、図9(B)
の様に雌ねじ19を有する板材12と同一の板材を2枚
反転して一組に使うこともできる。この場合蝶ボルトB
Bの首下は雌ねじ19の長さ分をかわしたねじなし部N
を設ける。又、突状の係止部30、31は外すか、板材
の中心線上に設ける。
【0037】このように両板材は同一の物が使えるの
で、安価に製作でき、現場で板材の片方が複数組破損な
どしても片方を取り替えるだけで済み、経済的であり、
かつ合理的である。
【0038】
【実施例4】この発明の第4実施例を図11、図12に
より説明する。この実施例と第1実施例との相違点はス
プリンクラ配管用固定構造として、滑り止め手段のつい
たUバンド60が用いられることである。
【0039】このUバンド60は、U字状に形成され、
その両端部には固定用角バー20を貫通せしめる保持穴
61、62が設けられ、保持穴62は固定用角バー20
の断面よりも長く形成されている。そして、この保持穴
62の外側に隣接してUバンド60を締め付けるための
締め付けねじ部66が設けられている。このUバンド6
0の巻き出し管MPとの接触部内面64及びUバンド6
0の固定用角バー20の接触部内面61a、62aに
は、滑り止め防止手段が設けられている。この滑り止め
手段としてゴムやプラスチック等で形成した滑り止め材
材64、65が用いられる。
【0040】Uバンド60に巻き出し管MPをあてが
い、1m程度の固定用角バンド20を保持穴61、62
に挿通して締め付けねじ部66を締め、角バー20をシ
ーチャンネルCCに固定する。巻き出し管MPを固定し
た後、スプリンクラヘッドSPの損壊などで該ヘッドS
Pを外す必要が生じた場合、ヘッドレンチで大きなトル
クを与えても、Uバンド60と巻き出し管MPとは滑り
止め手段により大きな摩擦抵抗が発生するので、巻き出
し管MPが滑って回転することがない。
【0041】これは、工事上極めて重要なことである。
もし、該巻き出し管MPが滑って回転すると、巻き出し
管MP真上の継手が緩むことになるため、天井裏でUバ
ンド60を外し、緩んだ配管を外し、シールテープを巻
き直して配管をやり直さなければならなくなるので、極
めて手間が掛かることになるからである。なお、滑り止
め部材は、Uバンド60の内面全面に設けてもよい。
又、滑り止め部材を、Uバンドの一部又は全周面を包む
ように鋳込んでもよい。
【0042】
【実施例5】この発明の第5実施例を図13、図14に
より説明する。この実施例と第1実施例との相違点は、
固定構造として、スプリンクラ配管又は固定用角バー以
上の硬さを有する材料で形成されたUバンド70と、固
定用角バー20に装着される滑り止め部材71と、を用
いることである。図11のUバンド70としては、例え
ば、図11のUバンド60が用いられる。
【0043】この滑り止め部材71は、摩擦部73と、
該摩擦部73の両端端から外方に突出する係合片74、
75と、から構成されている滑り止めチップで、このチ
ップ71は複数連続しており、現場等で切り離して用い
られる。この摩擦部73の内面73aには複数の突起7
6を設け、摩擦抵抗の増大化を図るが、内面が粗面の場
合には必ずしもこの突起76は必要ではない。
【0044】
【実施例6】この発明の第6実施例を図15〜図17に
より説明する。この実施例と第5実施例との相違点は、
固定構造として固定用角バーに滑り止めチップ71を嵌
着する代わりに、該角バー20と当接する巻き出し管M
Pの接触部分85に滑り止めパイプ81を嵌着すること
である。この滑り止めパイプ81はゴムやプラスチック
等で形成され、現場等で適当な長さに切断して用いられ
る。
【0045】
【実施例7】この発明の第7実施例を図18〜図20に
より説明する。この実施例と第5実施例との相違点は固
定構造として、固定用角バー20に滑り止めチップ71
を嵌着する代わりに、該角バー20と巻き出し管MPに
それぞれ直線状溝95、96、或いは、リング溝97を
設け、又、Uバンド70の巻き出し管MPのリング状溝
97に設けられた接触部分100に対応する部分に滑り
止め部101を形成したことである。
【0046】この直線状溝は該角バー20の全面に形成
されている。該角バー20の上面91、下面92には軸
心20Cに対し直角方向の溝95が所定のピッチPt、
例えば、1〜1.5mmの間隔で複数形成され、又、両
側面93、94には軸心20Cに沿って所定ピッチP
t、例えば1〜1.5mmの間隔で複数の溝96が設け
られている。
【0047】巻き出し管MPの接触部分100には所定
のピッチPn、例えば、1〜1.5mmの間隔で複数の
リング状溝97が複数設けられている。なお、この溝9
87は、スパイラル状としてもよく、スパイラル状の溝
97は現場向けのねじきり旋盤などを用いれば、浅いね
じを巻き出し管MPに容易に形成することができる。
【0048】Uバンド70の巻き出し管MPとの接触部
分100には、鋭い波形をした滑り止め部101が形成
されている。
【0049】この固定構造では、該角バーの直線状溝9
5、96、巻き出し管MPのリング状溝97及びUバン
ド70の滑り止め部101が相互に作用し合って大きな
摩擦力が発生するので、巻き出し管MPは固定用バー2
0に強固に固定され、位置ずれの防止を図ることができ
る。
【0050】なお、Uバンド70の滑り止め部101
は、必ずしも必要ではなく、場合により省略してもよ
い。
【0051】又、上記実施例では、捲き出し管MPが短
管と複数の継手を介して自由度を持たせたものであった
が、枝管から直ちに下ろした直管としてよく、又、フレ
キシブル管であってもよい。フレキシブル管の場合は地
震でフレキシブル管よりも大きな変位が生じた時に位置
ずれの防止となる。
【0052】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、巻
き出し管と支持部材は滑りが生じない様に強固に固定さ
れるとともに、その固着状態が維持される。そのため、
強い地震などが発生しても両者間に滑りが発生しないの
で、従来例と異なり、巻き出し管で天井板が損壊した
り、又、スプリンクラヘッドが故障したりする事故の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】固定構造の要部拡大斜視図である。
【図3】図2の拡大平面図である。
【図4】図2の拡大正面図である。
【図5】この発明の第2実施例を示す固定構造の斜視図
である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】使用状態を示す正面図である。
【図8】この発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の組み立て時の平面図である。
【図10】図8の組み立て時の正面図である。
【図11】この発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図12】この発明の第4実施例の固定構造を示す平面
断面図である。
【図13】この発明の第5実施例の使用状態を示す正面
図である。
【図14】滑り止めチップを示す斜視図である。
【図15】この発明の第6実施例の滑り止めパイプを示
す斜視図である。
【図16】滑り止めパイプを巻き出し管MPに嵌着した
状態を示す平面図である。
【図17】使用状態を示す正面図である。
【図18】この発明の第7実施例の固定用角バーを示す
斜視図である。
【図19】巻き出し管を示す正面図である。
【図20】使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 固定装置 11 第1板材 12 第2板材 20 固定用角バー 21 切欠部 22 切欠部 24 第1食込片 25 第1食込片 26 第2食込片 27 第2食込片

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
    いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
    スプリンクラ配管用固定構造において:該固定具と前記
    巻き出し管との間、又は、前記固定具と前記支持部材の
    との間にて、滑り止めのための摩擦を増す部材を挟持す
    ることを特徴とするスプリンクラ配管用固定構造。
  2. 【請求項2】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
    いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
    スプリンクラ配管用固定構造において:該固定具と前記
    巻き出し管及び前記支持部材との間のいずれかの接触面
    にて、滑り止めのための粗面又は凹凸面を形成すること
    を特徴とするスプリンクラ配管用固定構造。
  3. 【請求項3】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
    いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
    スプリンクラ配管用固定構造において:この固定具と前
    記巻き出し管、又は、前記固定具と前記支持部材との間
    のいずれかの接触部が、前記固定具の端縁にて接触して
    いることを特徴とするスプリンクラ配管用固定構造。
  4. 【請求項4】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
    いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
    スプリンクラ配管用固定構造において:前記巻き出し管
    そして/又は前記支持部材に溝を形成し、前記固定具に
    前記溝に嵌合する係合部を形成したことを特徴とするス
    プリンクラ配管用固定構造。
  5. 【請求項5】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
    いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
    スプリンクラ配管用固定構造において:該固定具が、一
    対の板材からなり、該板材の先端部に支持部材を嵌着す
    る切欠部と、該切欠部の縁辺に突設された食込片とが形
    成され、その後端部にボルト締めされる締付片が形成さ
    れていることを特徴とするスプリンクラ配管用固定構
    造。
  6. 【請求項6】 食込片が、外方に突出する第1食込片
    と、内方に突出する第2食込片と、からなることを特徴
    とする請求項5記載のスプリンクラ配管用固定構造。
  7. 【請求項7】 板材が、巻き出し管に形成したリング溝
    に係合する係止片を備えていることを特徴とする請求項
    5記載のスプリンクラ配管用固定構造。
  8. 【請求項8】 先端にスプリンクラヘッドが接続されて
    いる巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備えた
    スプリンクラ配管用固定構造において:該固定具の少な
    くともその巻き出し管又は支持部材との接触面に滑り止
    め部が設けられていることを特徴とするスプリンクラ配
    管用固定構造。
  9. 【請求項9】 摩擦を増す部材が、内面に突起を設けた
    摩擦部と、該摩擦部の両端に突設された係合片と、から
    なる滑り止めチップであることを特徴とする請求項1記
    載のスプリンクラ配管用固定構造。
  10. 【請求項10】 先端にスプリンクラヘッドが接続され
    ている巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備え
    たスプリンクラ配管用固定構造において:該巻き出し管
    の前記固定具との接触部に滑り止めパイプが嵌着されて
    いることを特徴とするスプリンクラ配管用固定構造。
  11. 【請求項11】 先端にスプリンクラヘッドが接続され
    ている巻き出し管と支持部材とを固定する固定具を備え
    たスプリンクラ配管用固定構造において:該固定具が、
    両端部に支持部材を嵌着する保持穴を備えたUバンドで
    あり、該巻き出し管の接触部にリング状溝を設け、該支
    持部材に滑り止め溝を設け、該Uバンドの接触部内面に
    滑り止め部を設けたことを特徴とするスプリンクラ配管
    用固定構造。
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