JPH09261658A - 映像信号符号化方法 - Google Patents
映像信号符号化方法Info
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- JPH09261658A JPH09261658A JP6873296A JP6873296A JPH09261658A JP H09261658 A JPH09261658 A JP H09261658A JP 6873296 A JP6873296 A JP 6873296A JP 6873296 A JP6873296 A JP 6873296A JP H09261658 A JPH09261658 A JP H09261658A
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
- G06T9/004—Predictors, e.g. intraframe, interframe coding
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- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 符号化する画像シーケンスの最後のフレーム
に対しては必ずPピクチャを使う片方向予測符号化方式
を用いるような制御手段を備えることにより、与えられ
た画像シーケンスの最後のフレームまでフレームを損失
させることなく符号化を行い、その画像シーケンスで閉
じたビットストリームを生成する。 【解決手段】 M枚毎(M:整数)に1枚を画像内符号
化または片方向予測符号化し、N枚(N:整数)に1枚
は画像内符号化する、両方向予測を用いた動き補償画像
間予測符号化方式において、符号化する画像シーケンス
の全フレーム数Sの値と上記Nの値より、符号化の途中
で替えるべきM,Nの値を計算する手段と、新たなM,
Nの値を符号化の途中で設定し直す手段を有する。
に対しては必ずPピクチャを使う片方向予測符号化方式
を用いるような制御手段を備えることにより、与えられ
た画像シーケンスの最後のフレームまでフレームを損失
させることなく符号化を行い、その画像シーケンスで閉
じたビットストリームを生成する。 【解決手段】 M枚毎(M:整数)に1枚を画像内符号
化または片方向予測符号化し、N枚(N:整数)に1枚
は画像内符号化する、両方向予測を用いた動き補償画像
間予測符号化方式において、符号化する画像シーケンス
の全フレーム数Sの値と上記Nの値より、符号化の途中
で替えるべきM,Nの値を計算する手段と、新たなM,
Nの値を符号化の途中で設定し直す手段を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像間の相関を
利用し、映像信号を圧縮する映像信号符号化方法に関す
る。
利用し、映像信号を圧縮する映像信号符号化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は例えばISO-IEC/JTC1/SC29/WG11
MPEG 92/N0245 Test Model 2 に示された従来の映像信
号符号化方式を示す概略ブロック図である。図におい
て、入力端子1から入力されたディジタル映像信号は、
メモリ回路901に入力される。メモリ回路901から
出力される映像信号921は、減算器902の第1の入
力および動き補償予測回路910の第2の入力に与えら
れる。減算器902の出力は、DCT回路903を介し
て、量子化回路904に入力される。量子化回路904
の出力は、可変長符号化回路905を介して、送信バッ
ファ906の入力に与えられる。送信バッファ906の
出力は、出力端子2から出力される。一方、量子化回路
904の出力は、逆量子化回路907を介して、IDC
T回路908にも入力される。IDCT回路908の出
力は、加算器909の第1の入力に与えられる。加算器
909の出力922は、動き補償予測回路910の第1
の入力に与えられる。動き補償予測回路910の出力9
23は、加算器909の第2の入力および減算器902
の第2の入力に与えられる。
MPEG 92/N0245 Test Model 2 に示された従来の映像信
号符号化方式を示す概略ブロック図である。図におい
て、入力端子1から入力されたディジタル映像信号は、
メモリ回路901に入力される。メモリ回路901から
出力される映像信号921は、減算器902の第1の入
力および動き補償予測回路910の第2の入力に与えら
れる。減算器902の出力は、DCT回路903を介し
て、量子化回路904に入力される。量子化回路904
の出力は、可変長符号化回路905を介して、送信バッ
ファ906の入力に与えられる。送信バッファ906の
出力は、出力端子2から出力される。一方、量子化回路
904の出力は、逆量子化回路907を介して、IDC
T回路908にも入力される。IDCT回路908の出
力は、加算器909の第1の入力に与えられる。加算器
909の出力922は、動き補償予測回路910の第1
の入力に与えられる。動き補償予測回路910の出力9
23は、加算器909の第2の入力および減算器902
の第2の入力に与えられる。
【0003】図15は従来の映像信号符号化方式におけ
る予測符号化を説明するための概念図である。
る予測符号化を説明するための概念図である。
【0004】図16は従来の映像信号符号化方式におけ
るメモリ回路901の動作を説明するための概念図であ
る。
るメモリ回路901の動作を説明するための概念図であ
る。
【0005】図17は従来の映像信号符号化方式におけ
る動き補償予測回路910の一例を示す概略ブロック図
である。図において、入力端子1201aには加算器9
09の出力922が、入力端子1201bにはメモリ回
路901の出力921が、それぞれ与えられる。入力端
子1201aから入力される信号922は、切り替え器
1203を介して、フレームメモリ1204aまたはフ
レームメモリ1204bに入力される。フレームメモリ
1204aから出力される参照画像は、動きベクトル検
出回路1205aの第1の入力に与えられる。動きベク
トル検出回路1205aの第2の入力には、入力端子1
201bから入力される映像信号921が与えられる。
動きベクトル検出回路1205aの出力は、予測モード
選択器1206に入力される。一方、フレームメモリ1
204bから出力される参照画像は、動きベクトル検出
回路1205bの第1の入力に与えられる。動きベクト
ル検出回路1205bの第2の入力には、入力端子12
01bから入力される映像信号921が与えられる。動
きベクトル検出回路1205bの出力は、予測モード選
択器1206の第2の入力に与えられる。予測モード選
択器1206の第3の入力には、入力端子1201bか
ら入力される映像信号921が与えられる。予測モード
選択器1206の第1の出力は、切り替え器1207の
第1の入力に与えられる。切り替え器1207の第2の
入力には0信号が与えられる。切り替え器1207の第
3の入力には、予測モード選択器1206の第2の出力
が与えられる。切り替え器1207の出力923は、出
力端子1202から出力される。
る動き補償予測回路910の一例を示す概略ブロック図
である。図において、入力端子1201aには加算器9
09の出力922が、入力端子1201bにはメモリ回
路901の出力921が、それぞれ与えられる。入力端
子1201aから入力される信号922は、切り替え器
1203を介して、フレームメモリ1204aまたはフ
レームメモリ1204bに入力される。フレームメモリ
1204aから出力される参照画像は、動きベクトル検
出回路1205aの第1の入力に与えられる。動きベク
トル検出回路1205aの第2の入力には、入力端子1
201bから入力される映像信号921が与えられる。
動きベクトル検出回路1205aの出力は、予測モード
選択器1206に入力される。一方、フレームメモリ1
204bから出力される参照画像は、動きベクトル検出
回路1205bの第1の入力に与えられる。動きベクト
ル検出回路1205bの第2の入力には、入力端子12
01bから入力される映像信号921が与えられる。動
きベクトル検出回路1205bの出力は、予測モード選
択器1206の第2の入力に与えられる。予測モード選
択器1206の第3の入力には、入力端子1201bか
ら入力される映像信号921が与えられる。予測モード
選択器1206の第1の出力は、切り替え器1207の
第1の入力に与えられる。切り替え器1207の第2の
入力には0信号が与えられる。切り替え器1207の第
3の入力には、予測モード選択器1206の第2の出力
が与えられる。切り替え器1207の出力923は、出
力端子1202から出力される。
【0006】次に動作について説明する。映像信号を符
号化する場合の高能率符号化方式の一つとして、動き補
償予測を用いた画像間予測符号化と画像内変換符号化を
組み合わせたハイブリッド符号化方式がある。ここで述
べる従来例も、上記ハイブリッド符号化方式を採用して
いる。まず、画像間予測符号化の部分について概略を説
明する。
号化する場合の高能率符号化方式の一つとして、動き補
償予測を用いた画像間予測符号化と画像内変換符号化を
組み合わせたハイブリッド符号化方式がある。ここで述
べる従来例も、上記ハイブリッド符号化方式を採用して
いる。まず、画像間予測符号化の部分について概略を説
明する。
【0007】図15は、上記画像間予測符号化の概略を
示している。各画像は、画像内符号化画像(以下、Iピ
クチャと略す。)、片方向予測符号化画像(以下、Pピ
クチャと略す。)、両方向予測符号化画像(以下、Bピ
クチャと略す。)の3つのタイプに分けられる。例え
ば、N枚に1枚の画像をIピクチャとし、M枚に1枚は
PピクチャまたはIピクチャとする場合、n、mを整
数、かつ、1≦m≦N/Mとして、(N×n+M)番目
の画像はIピクチャ、(N×n+M×m)番目の画像
(m≠1)はPピクチャ、(N×n+M×m+1)番目
から(N×n+M×m+M−1)番目の画像はBピクチ
ャとする。このとき、(N×n+1)番目の画像から
(N×n+N)番目の画像までをまとめて、GOP(G
roup of Pictures )と呼ぶ。図15は、N=15、
M=3の場合を示している。図において、Iピクチャは
画像間予測を行わず、画像内変換符号化のみを行う。P
ピクチャは直前のIピクチャまたはPピクチャから予測
を行う。例えば、図中6番の画像はPピクチャである
が、これは3番のIピクチャから予測を行う。また、図
中9番のPピクチャは6番のPピクチャから予測する。
Bピクチャは直前と直後のIピクチャまたはPピクチャ
から予測する。例えば、図中、4番および5番のBピク
チャは、3番のIピクチャと6番のPピクチャの双方か
ら予測することになる。従って、4番、5番の画像は、
6番の画像の符号化を行った後、符号化する。
示している。各画像は、画像内符号化画像(以下、Iピ
クチャと略す。)、片方向予測符号化画像(以下、Pピ
クチャと略す。)、両方向予測符号化画像(以下、Bピ
クチャと略す。)の3つのタイプに分けられる。例え
ば、N枚に1枚の画像をIピクチャとし、M枚に1枚は
PピクチャまたはIピクチャとする場合、n、mを整
数、かつ、1≦m≦N/Mとして、(N×n+M)番目
の画像はIピクチャ、(N×n+M×m)番目の画像
(m≠1)はPピクチャ、(N×n+M×m+1)番目
から(N×n+M×m+M−1)番目の画像はBピクチ
ャとする。このとき、(N×n+1)番目の画像から
(N×n+N)番目の画像までをまとめて、GOP(G
roup of Pictures )と呼ぶ。図15は、N=15、
M=3の場合を示している。図において、Iピクチャは
画像間予測を行わず、画像内変換符号化のみを行う。P
ピクチャは直前のIピクチャまたはPピクチャから予測
を行う。例えば、図中6番の画像はPピクチャである
が、これは3番のIピクチャから予測を行う。また、図
中9番のPピクチャは6番のPピクチャから予測する。
Bピクチャは直前と直後のIピクチャまたはPピクチャ
から予測する。例えば、図中、4番および5番のBピク
チャは、3番のIピクチャと6番のPピクチャの双方か
ら予測することになる。従って、4番、5番の画像は、
6番の画像の符号化を行った後、符号化する。
【0008】図14は、上記ハイブリッド符号化方式の
概略ブロック図である。入力端子1から入力されたディ
ジタル映像信号は、メモリ回路901に入力される。メ
モリ回路901は、画像を符号化順に並べ替えて、出力
する。すなわち、先に述べたように、図15において、
例えば1番のBピクチャは3番のIピクチャの後に符号
化するので、ここで画像の並べ換えを行うのである。図
16はこの並べ換えの動作を示している。図16(a)
のように入力された画像シーケンスは、図16(b)の
順で出力される。メモリ回路901から出力される映像
信号921は、時間軸方向の冗長度を落とすために、動
き補償予測回路910から出力される予測画像923と
の画像間の差分がとられ、空間軸方向にDCTが施され
る。変換された係数は量子化され、可変長符号化された
後に、送信バッファを介して出力される。一方、量子化
された変換係数は、逆量子化され、IDCTが施された
後、予測画像923と加算されて、復号画像922が求
められる。復号画像922は、次の画像の符号化のため
に、動き補償予測回路910に入力される。
概略ブロック図である。入力端子1から入力されたディ
ジタル映像信号は、メモリ回路901に入力される。メ
モリ回路901は、画像を符号化順に並べ替えて、出力
する。すなわち、先に述べたように、図15において、
例えば1番のBピクチャは3番のIピクチャの後に符号
化するので、ここで画像の並べ換えを行うのである。図
16はこの並べ換えの動作を示している。図16(a)
のように入力された画像シーケンスは、図16(b)の
順で出力される。メモリ回路901から出力される映像
信号921は、時間軸方向の冗長度を落とすために、動
き補償予測回路910から出力される予測画像923と
の画像間の差分がとられ、空間軸方向にDCTが施され
る。変換された係数は量子化され、可変長符号化された
後に、送信バッファを介して出力される。一方、量子化
された変換係数は、逆量子化され、IDCTが施された
後、予測画像923と加算されて、復号画像922が求
められる。復号画像922は、次の画像の符号化のため
に、動き補償予測回路910に入力される。
【0009】動き補償予測回路910の動作を、図17
に従って説明する。動き補償予測回路910は、フレー
ムメモリ1204aとフレームメモリ1204bに記憶
された2つの参照画像を用いて、メモリ回路901から
出力される映像信号921を動き補償予測し、予測画像
923を出力する。
に従って説明する。動き補償予測回路910は、フレー
ムメモリ1204aとフレームメモリ1204bに記憶
された2つの参照画像を用いて、メモリ回路901から
出力される映像信号921を動き補償予測し、予測画像
923を出力する。
【0010】まず、上記のように符号化され復号された
画像922がIピクチャまたはPピクチャである場合、
次の画像の符号化のために、この画像922は、フレー
ムメモリ1204aまたはフレームメモリ1204bに
記憶される。このとき、フレームメモリ1204aとフ
レームメモリ1204bのうち、時間的に先に更新され
た方を選択するよう、切り替え器1203が切り換えら
れる。復号された画像922がBピクチャである場合
は、フレームメモリ1204aおよびフレームメモリ1
204bへの書き込みは行われない。このような切り替
えにより、例えば、図15の1番、2番のBピクチャが
符号化されるときには、フレームメモリ1204aとフ
レームメモリ1204bに、それぞれ0番のPピクチャ
と3番のIピクチャが記憶されており、その後、6番の
Pピクチャが符号化され復号されると、フレームメモリ
1204aは6番のPピクチャの復号画像に書き換えら
れる。従って、次の4番、5番のBピクチャが符号化さ
れるときには、上記フレームメモリには、それぞれ、6
番のPピクチャと3番のIピクチャが記憶されている。
さらに、9番のPピクチャが符号化され復号されると、
フレームメモリ1204bは9番のPピクチャの復号画
像に書き換えられる。従って、7番、8番のBピクチャ
が符号化されるときには、上記フレームメモリには、そ
れぞれ、6番のPピクチャと9番のPピクチャが記憶さ
れている。
画像922がIピクチャまたはPピクチャである場合、
次の画像の符号化のために、この画像922は、フレー
ムメモリ1204aまたはフレームメモリ1204bに
記憶される。このとき、フレームメモリ1204aとフ
レームメモリ1204bのうち、時間的に先に更新され
た方を選択するよう、切り替え器1203が切り換えら
れる。復号された画像922がBピクチャである場合
は、フレームメモリ1204aおよびフレームメモリ1
204bへの書き込みは行われない。このような切り替
えにより、例えば、図15の1番、2番のBピクチャが
符号化されるときには、フレームメモリ1204aとフ
レームメモリ1204bに、それぞれ0番のPピクチャ
と3番のIピクチャが記憶されており、その後、6番の
Pピクチャが符号化され復号されると、フレームメモリ
1204aは6番のPピクチャの復号画像に書き換えら
れる。従って、次の4番、5番のBピクチャが符号化さ
れるときには、上記フレームメモリには、それぞれ、6
番のPピクチャと3番のIピクチャが記憶されている。
さらに、9番のPピクチャが符号化され復号されると、
フレームメモリ1204bは9番のPピクチャの復号画
像に書き換えられる。従って、7番、8番のBピクチャ
が符号化されるときには、上記フレームメモリには、そ
れぞれ、6番のPピクチャと9番のPピクチャが記憶さ
れている。
【0011】メモリ回路901から出力される映像信号
921が、動き補償予測回路910に入力されると、2
つの動きベクトル検出回路1205a、1205bが、
それぞれ、フレームメモリ1204a、1204bに記
憶されている参照画像をもとに、動きベクトルを検出
し、動き補償予測画像を出力する。すなわち、映像信号
921を複数のブロックに分割し、各ブロックについ
て、参照画像の中で最も予測歪が小さくなるようなブロ
ックを選び、そのブロックの相対的位置を動きベクトル
として出力するとともに、該ブロックを動き補償予測画
像として出力する。予測モード選択器1206は、動き
ベクトル検出回路1205a、1205bから出力され
る2つの動き補償予測画像および、これらの平均画像の
うち、予測歪が最も小さいものを選択し、予測画像とし
て出力する。このとき、映像信号921がBピクチャで
なければ、時間的に先に入力された参照画像に相当する
動き補償予測画像を常に選択して、出力する。また、予
測モード選択器1206は、予測を行わない画像内符号
化と、選択された予測画像による画像間予測符号化のう
ち、符号化効率がよい方を選択する。このとき、映像信
号921がIピクチャであれば、常に、画像内符号化が
選択される。画像内符号化が選択された場合は、画像内
符号化モードを示す信号が予測モードとして出力され、
画像間予測符号化が選択された場合は、選択された予測
画像を示す信号が予測モードとして出力される。切り替
え器1207は、予測モード選択器1206から出力さ
れる予測モードが、画像内符号化モードであれば0信号
を出力し、そうでなければ、予測モード選択器1206
から出力される予測画像を出力する。
921が、動き補償予測回路910に入力されると、2
つの動きベクトル検出回路1205a、1205bが、
それぞれ、フレームメモリ1204a、1204bに記
憶されている参照画像をもとに、動きベクトルを検出
し、動き補償予測画像を出力する。すなわち、映像信号
921を複数のブロックに分割し、各ブロックについ
て、参照画像の中で最も予測歪が小さくなるようなブロ
ックを選び、そのブロックの相対的位置を動きベクトル
として出力するとともに、該ブロックを動き補償予測画
像として出力する。予測モード選択器1206は、動き
ベクトル検出回路1205a、1205bから出力され
る2つの動き補償予測画像および、これらの平均画像の
うち、予測歪が最も小さいものを選択し、予測画像とし
て出力する。このとき、映像信号921がBピクチャで
なければ、時間的に先に入力された参照画像に相当する
動き補償予測画像を常に選択して、出力する。また、予
測モード選択器1206は、予測を行わない画像内符号
化と、選択された予測画像による画像間予測符号化のう
ち、符号化効率がよい方を選択する。このとき、映像信
号921がIピクチャであれば、常に、画像内符号化が
選択される。画像内符号化が選択された場合は、画像内
符号化モードを示す信号が予測モードとして出力され、
画像間予測符号化が選択された場合は、選択された予測
画像を示す信号が予測モードとして出力される。切り替
え器1207は、予測モード選択器1206から出力さ
れる予測モードが、画像内符号化モードであれば0信号
を出力し、そうでなければ、予測モード選択器1206
から出力される予測画像を出力する。
【0012】以上のことから、メモリ回路901から出
力される映像信号921がIピクチャのときは、動き補
償予測回路910は常に0信号を予測画像923として
出力するので、Iピクチャは画像間予測を行わず、画像
内変換符号化される。また、メモリ回路901から出力
される映像信号921が、例えば、図15の6番のPピ
クチャのときは、動き補償予測回路910は、図15の
3番のIピクチャから動き補償予測し、予測画像923
を出力する。また、メモリ回路901から出力される映
像信号921が、例えば図15の4番のBピクチャのと
きは、動き補償予測回路910は、図15の3番のIピ
クチャと6番のPピクチャから動き補償予測し、予測画
像923を出力する。
力される映像信号921がIピクチャのときは、動き補
償予測回路910は常に0信号を予測画像923として
出力するので、Iピクチャは画像間予測を行わず、画像
内変換符号化される。また、メモリ回路901から出力
される映像信号921が、例えば、図15の6番のPピ
クチャのときは、動き補償予測回路910は、図15の
3番のIピクチャから動き補償予測し、予測画像923
を出力する。また、メモリ回路901から出力される映
像信号921が、例えば図15の4番のBピクチャのと
きは、動き補償予測回路910は、図15の3番のIピ
クチャと6番のPピクチャから動き補償予測し、予測画
像923を出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像信号符号化
方式は、以上のように構成されているので、M、Nの値
は一旦符号化処理が開始されると固定されてしまってお
り、符号化を行う画像シーケンスのフレームの数が指定
されている場合は、最後の数フレームがBピクチャを用
いる両方向予測符号化にあたってしまっていた場合は、
最後の数フレームは符号化できないという問題があっ
た。
方式は、以上のように構成されているので、M、Nの値
は一旦符号化処理が開始されると固定されてしまってお
り、符号化を行う画像シーケンスのフレームの数が指定
されている場合は、最後の数フレームがBピクチャを用
いる両方向予測符号化にあたってしまっていた場合は、
最後の数フレームは符号化できないという問題があっ
た。
【0014】また、従来の映像信号符号化方式は、以上
のように構成されており、シーンチェンジが起こった場
合などに一旦符号化を打ち切り、シーンチェンジが起こ
ったフレームより新たに符号化を行うような、ビットス
トリームの編集を前提とした符号化を行ないたい場合で
は、シーンチェンジが起こる直前の数フレームがBピク
チャを用いる両方向予測符号化であった場合、出力され
たビットストリームからは、このBピクチャのフレーム
を復号することができないという問題があった。
のように構成されており、シーンチェンジが起こった場
合などに一旦符号化を打ち切り、シーンチェンジが起こ
ったフレームより新たに符号化を行うような、ビットス
トリームの編集を前提とした符号化を行ないたい場合で
は、シーンチェンジが起こる直前の数フレームがBピク
チャを用いる両方向予測符号化であった場合、出力され
たビットストリームからは、このBピクチャのフレーム
を復号することができないという問題があった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、符号化する画像
シーケンスの最後のフレームに対しては必ずPピクチャ
を使う片方向予測符号化方式を用いるような制御手段を
備えることにより、与えられた画像シーケンスの最後の
フレームまでフレームを損失させることなく符号化を行
い、その画像シーケンスで閉じたビットストリームを生
成することによって、編集が容易に行えるビットストリ
ームを得ることができる映像信号符号化方法を提供する
ことにある。
ためになされたもので、第1の目的は、符号化する画像
シーケンスの最後のフレームに対しては必ずPピクチャ
を使う片方向予測符号化方式を用いるような制御手段を
備えることにより、与えられた画像シーケンスの最後の
フレームまでフレームを損失させることなく符号化を行
い、その画像シーケンスで閉じたビットストリームを生
成することによって、編集が容易に行えるビットストリ
ームを得ることができる映像信号符号化方法を提供する
ことにある。
【0016】また、第2の目的は、シーンチェンジを検
出する手段を備え、シーンチェンジを検出したときに
は、シーンチェンジが起こった1つ前のフレームで符号
化を終了し、最後のフレームは必ずPピクチャを使う片
方向予測符号化をもちいることにより、画像シーケンス
の最後のフレームまでフレームを損失させることなく符
号化を行い、その画像シーケンスで閉じたビットストリ
ームを生成することによって、編集が容易に行えるビッ
トストリームを得ることができる映像信号符号化方法を
提供することにある。
出する手段を備え、シーンチェンジを検出したときに
は、シーンチェンジが起こった1つ前のフレームで符号
化を終了し、最後のフレームは必ずPピクチャを使う片
方向予測符号化をもちいることにより、画像シーケンス
の最後のフレームまでフレームを損失させることなく符
号化を行い、その画像シーケンスで閉じたビットストリ
ームを生成することによって、編集が容易に行えるビッ
トストリームを得ることができる映像信号符号化方法を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像信号
符号化方法においては、M枚毎(M:整数)に1枚を画
像内符号化または片方向予測符号化し、N枚(N:整
数)に1枚は画像内符号化する、両方向予測を用いた動
き補償画像間予測符号化方式において、符号化する画像
シーケンスの全フレーム数Sが与えられたとき、Sの値
と上記Nの値より、符号化の途中で替えるべきM,Nの
値を計算する手段と、新たなM,Nの値を符号化の途中
で設定し直す手段を有するものである。
符号化方法においては、M枚毎(M:整数)に1枚を画
像内符号化または片方向予測符号化し、N枚(N:整
数)に1枚は画像内符号化する、両方向予測を用いた動
き補償画像間予測符号化方式において、符号化する画像
シーケンスの全フレーム数Sが与えられたとき、Sの値
と上記Nの値より、符号化の途中で替えるべきM,Nの
値を計算する手段と、新たなM,Nの値を符号化の途中
で設定し直す手段を有するものである。
【0018】また、M枚毎(M:整数)に1枚を画像内
符号化または片方向予測符号化し、N枚(N:整数)に
1枚は画像内符号化する、両方向予測を用いた動き補償
画像間予測符号化方式において、符号化する画像シーケ
ンスの最後のフレームを検出する手段と、画像シーケン
スの全フレーム数Sを計数する手段と、Sの値と上記N
の値より新たなM,Nを計算する手段と、新たなM,N
によって再符号化を行なう手段を有するものである。
符号化または片方向予測符号化し、N枚(N:整数)に
1枚は画像内符号化する、両方向予測を用いた動き補償
画像間予測符号化方式において、符号化する画像シーケ
ンスの最後のフレームを検出する手段と、画像シーケン
スの全フレーム数Sを計数する手段と、Sの値と上記N
の値より新たなM,Nを計算する手段と、新たなM,N
によって再符号化を行なう手段を有するものである。
【0019】また、M枚毎(M:整数)に1枚を画像内
符号化または片方向予測符号化し、N枚(N:整数)に
1枚は画像内符号化する、両方向予測を用いた動き補償
画像間予測符号化方式において、シーンチェンジを検出
する手段を有し、シーンチェンジを検出すると画像符号
化を中止する手段と、シーンチェンジが起きるまでのフ
レーム数Sを計数する手段と、Sの値と上記Nの値より
新たなM,Nを計算する手段と、新たなM,Nによって
再符号化を行なう手段を有するものである。
符号化または片方向予測符号化し、N枚(N:整数)に
1枚は画像内符号化する、両方向予測を用いた動き補償
画像間予測符号化方式において、シーンチェンジを検出
する手段を有し、シーンチェンジを検出すると画像符号
化を中止する手段と、シーンチェンジが起きるまでのフ
レーム数Sを計数する手段と、Sの値と上記Nの値より
新たなM,Nを計算する手段と、新たなM,Nによって
再符号化を行なう手段を有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態である映像
信号符号化方法においては、符号化を指定された画像シ
ーケンスの最後のフレームに対しては両方向予測を行わ
ないので、最後のフレームまで完全に復号可能な、指定
された画像シーケンス内で閉じたビットストリームを生
成することができる。
信号符号化方法においては、符号化を指定された画像シ
ーケンスの最後のフレームに対しては両方向予測を行わ
ないので、最後のフレームまで完全に復号可能な、指定
された画像シーケンス内で閉じたビットストリームを生
成することができる。
【0021】また、符号化を指定された画像シーケンス
の全フレーム枚数が予めわかっていなくても、画像シー
ケンスの最後のフレームを検出し、この最後のフレーム
に対しては両方向予測を行わないので、最後のフレーム
まで完全に復号可能な、指定された画像シーケンス内で
閉じたビットストリームを生成することができる。
の全フレーム枚数が予めわかっていなくても、画像シー
ケンスの最後のフレームを検出し、この最後のフレーム
に対しては両方向予測を行わないので、最後のフレーム
まで完全に復号可能な、指定された画像シーケンス内で
閉じたビットストリームを生成することができる。
【0022】また、シーンチェンジを検出したときに
は、符号化をシーンチェンジの直前のフレームまでで終
了し、かつ符号化の開始からシーンチェンジ直前までを
独立した1つの画像シーケンスとして符号化を行ない、
かつ画像シーケンスの最後のフレームに対しては両方向
予測を行わないので、最後のフレームまで完全に復号可
能な、当該画像シーケンス内で閉じたビットストリーム
を生成することができる。
は、符号化をシーンチェンジの直前のフレームまでで終
了し、かつ符号化の開始からシーンチェンジ直前までを
独立した1つの画像シーケンスとして符号化を行ない、
かつ画像シーケンスの最後のフレームに対しては両方向
予測を行わないので、最後のフレームまで完全に復号可
能な、当該画像シーケンス内で閉じたビットストリーム
を生成することができる。
【0023】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である映
像信号符号化方法の一構成例を示すブロック図である。
図において、101は画像シーケンス発生装置であり、
この画像シーケンス発生装置101は制御装置103か
らの入力される画像シーケンス制御信号に従って、符号
化を行なう対象となる画像シーケンスを発生させる。画
像シーケンスは画像符号化装置102に入力される。上
記画像符号化装置102は、画像シーケンス発生装置1
01から入力される画像シーケンスに対して制御装置1
03から入力される符号化制御信号に従って符号化を行
ない、ビットストリームを出力する。また、画像符号化
装置102は符号化終了通知を制御装置103に出力す
る。この制御装置103には、符号化を行なう制御パラ
メータであるM初期値、N初期値、符号化すべきフレー
ム数Sおよび画像符号化装置102の出力である符号化
終了通知が入力され、画像符号化装置102に対して符
号化制御信号を出力し、また画像シーケンス発生装置1
01に対して画像シーケンス制御信号を出力する。
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である映
像信号符号化方法の一構成例を示すブロック図である。
図において、101は画像シーケンス発生装置であり、
この画像シーケンス発生装置101は制御装置103か
らの入力される画像シーケンス制御信号に従って、符号
化を行なう対象となる画像シーケンスを発生させる。画
像シーケンスは画像符号化装置102に入力される。上
記画像符号化装置102は、画像シーケンス発生装置1
01から入力される画像シーケンスに対して制御装置1
03から入力される符号化制御信号に従って符号化を行
ない、ビットストリームを出力する。また、画像符号化
装置102は符号化終了通知を制御装置103に出力す
る。この制御装置103には、符号化を行なう制御パラ
メータであるM初期値、N初期値、符号化すべきフレー
ム数Sおよび画像符号化装置102の出力である符号化
終了通知が入力され、画像符号化装置102に対して符
号化制御信号を出力し、また画像シーケンス発生装置1
01に対して画像シーケンス制御信号を出力する。
【0024】次に動作について説明する。図1におい
て、画像シーケンス発生装置101は画像フレームを画
像符号化装置に対して、制御装置103からの画像シー
ケンス制御信号の転送開始命令の通知を受けて、画像シ
ーケンスの出力を開始する。画像シーケンス発生装置1
01は、制御装置103からの画像シーケンス信号の転
送終了命令を受け取るまで画像シーケンスをフレーム単
位で次々と画像符号化装置102に出力する。画像符号
化装置102は制御装置103から入力される符号化制
御信号に従って、入力された画像シーケンスに対して次
々と符号化行ないビットストリームを出力するととも
に、各フレームの符号化が終了した時点で符号化終了通
知を制御装置103に発行する。制御装置103は、画
像符号化装置102からの符号化終了通知を計数する。
制御装置103は、画像符号化装置102に対して次の
ような制御を行なう。
て、画像シーケンス発生装置101は画像フレームを画
像符号化装置に対して、制御装置103からの画像シー
ケンス制御信号の転送開始命令の通知を受けて、画像シ
ーケンスの出力を開始する。画像シーケンス発生装置1
01は、制御装置103からの画像シーケンス信号の転
送終了命令を受け取るまで画像シーケンスをフレーム単
位で次々と画像符号化装置102に出力する。画像符号
化装置102は制御装置103から入力される符号化制
御信号に従って、入力された画像シーケンスに対して次
々と符号化行ないビットストリームを出力するととも
に、各フレームの符号化が終了した時点で符号化終了通
知を制御装置103に発行する。制御装置103は、画
像符号化装置102からの符号化終了通知を計数する。
制御装置103は、画像符号化装置102に対して次の
ような制御を行なう。
【0025】一例として、符号化フレーム枚数S、Mの
初期値3、Nの初期値15が制御装置103に入力され
る場合を考える。制御装置103は符号化開始前に次の
ような演算を行なう。符号化の対象となる画像シーケン
スがS枚のフレームからなっているので、 S=N*G+R (G,Rは整数、0<R<15) より、図2に示すように、n枚のフレームのからなるフ
レーム群をF(n)とすると、画像シーケンス全体はG
個のF(15)と1個のF(R)に分割することができ
る。符号化開始後、制御装置103は、G個のF(1
5)に関しては、M=3、N=15として符号化制御信
号を符号化装置102に与える。一方、画像符号化装置
102からのN*G回目の符号化終了通知が入力された
とき、Rの値に応じて例えば次のようにM、Nの値を変
更し、残りのF(R)の符号化が必ずPピクチャで終る
ように新たなM,Nを設定し直して符号化を行う。すな
わち、F(R)の符号化を行なう際は、制御装置103
はRによって、例えば次のようにM,Nを設定した符号
化制御信号を符号化装置102に与える。以下、kは整
数。
初期値3、Nの初期値15が制御装置103に入力され
る場合を考える。制御装置103は符号化開始前に次の
ような演算を行なう。符号化の対象となる画像シーケン
スがS枚のフレームからなっているので、 S=N*G+R (G,Rは整数、0<R<15) より、図2に示すように、n枚のフレームのからなるフ
レーム群をF(n)とすると、画像シーケンス全体はG
個のF(15)と1個のF(R)に分割することができ
る。符号化開始後、制御装置103は、G個のF(1
5)に関しては、M=3、N=15として符号化制御信
号を符号化装置102に与える。一方、画像符号化装置
102からのN*G回目の符号化終了通知が入力された
とき、Rの値に応じて例えば次のようにM、Nの値を変
更し、残りのF(R)の符号化が必ずPピクチャで終る
ように新たなM,Nを設定し直して符号化を行う。すな
わち、F(R)の符号化を行なう際は、制御装置103
はRによって、例えば次のようにM,Nを設定した符号
化制御信号を符号化装置102に与える。以下、kは整
数。
【0026】(1)R=3kのとき、M=3、N=Rと
して符号化制御を行ない、その結果符号化装置102は
図3のようなピクチャ構成のビットストリームを出力す
る。 (2)上記(1)以外でR=2kのとき、M=2、N=
Rとして符号化制御を行ない、その結果符号化装置10
2は図4のようなピクチャ構成のビットストリームを出
力する。 (3)上記(1)、(2)以外のとき、M=1、N=R
として符号化制御を行ない、その結果符号化装置102
は図5のようなピクチャ構成のビットストリームを出力
する。
して符号化制御を行ない、その結果符号化装置102は
図3のようなピクチャ構成のビットストリームを出力す
る。 (2)上記(1)以外でR=2kのとき、M=2、N=
Rとして符号化制御を行ない、その結果符号化装置10
2は図4のようなピクチャ構成のビットストリームを出
力する。 (3)上記(1)、(2)以外のとき、M=1、N=R
として符号化制御を行ない、その結果符号化装置102
は図5のようなピクチャ構成のビットストリームを出力
する。
【0027】制御装置103は符号化装置102より、
S回目の符号化終了通知を受けとると、画像シーケンス
発生装置101に画像シーケンス制御信号の転送終了命
令を発行する。これにより、画像シーケンス発生装置1
01は画像シーケンスの転送を終了する。
S回目の符号化終了通知を受けとると、画像シーケンス
発生装置101に画像シーケンス制御信号の転送終了命
令を発行する。これにより、画像シーケンス発生装置1
01は画像シーケンスの転送を終了する。
【0028】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2である映像信号符号化方法の一構成例を示すブロッ
ク図である。図において、201は画像シーケンス発生
装置であり、この画像シーケンス発生装置201は制御
装置203から入力される画像シーケンス制御信号に従
って、符号化を行なう対象となる画像シーケンスを発生
させ、画像符号化装置202に入力し、かつ1フレーム
画像を転送する毎に転送終了通知を制御装置203に発
行する。画像符号化装置202は、画像シーケンス発生
装置201から入力される画像シーケンスに対して制御
装置203から入力される符号化制御信号に従って符号
化を行ない、ビットストリームを出力する。また、画像
符号化装置202は符号化終了通知を制御装置203に
出力する。制御装置203には、符号化を行なう制御パ
ラメータであるM初期値、N初期値、画像シーケンス発
生装置201の出力である転送終了通知および画像符号
化装置202の出力である符号化終了通知が入力され、
画像符号化装置202に対して符号化制御信号を出力
し、また画像シーケンス発生装置201に対して画像シ
ーケンス制御信号を出力する。
態2である映像信号符号化方法の一構成例を示すブロッ
ク図である。図において、201は画像シーケンス発生
装置であり、この画像シーケンス発生装置201は制御
装置203から入力される画像シーケンス制御信号に従
って、符号化を行なう対象となる画像シーケンスを発生
させ、画像符号化装置202に入力し、かつ1フレーム
画像を転送する毎に転送終了通知を制御装置203に発
行する。画像符号化装置202は、画像シーケンス発生
装置201から入力される画像シーケンスに対して制御
装置203から入力される符号化制御信号に従って符号
化を行ない、ビットストリームを出力する。また、画像
符号化装置202は符号化終了通知を制御装置203に
出力する。制御装置203には、符号化を行なう制御パ
ラメータであるM初期値、N初期値、画像シーケンス発
生装置201の出力である転送終了通知および画像符号
化装置202の出力である符号化終了通知が入力され、
画像符号化装置202に対して符号化制御信号を出力
し、また画像シーケンス発生装置201に対して画像シ
ーケンス制御信号を出力する。
【0029】次に動作について説明する。図6におい
て、画像シーケンス発生装置は画像フレームを画像符号
化装置に対して、制御装置203からの画像シーケンス
制御信号の転送開始命令の通知を受けて、画像シーケン
スの最初のフレームから出力を開始する。画像シーケン
ス発生装置201は、制御装置203から画像シーケン
ス信号の転送終了命令を受け取るまで画像シーケンスを
フレーム単位で次々と画像符号化装置102に出力する
一方、1フレーム転送が終わる毎に転送終了通知を制御
装置203に発行する。また画像シーケンス発生装置2
01は、出力するべきフレームがなくなったとき、転送
終了通知はエラー信号として制御装置203に与えられ
る。画像符号化装置202は制御装置203から入力さ
れる符号化制御信号に従って、入力された画像シーケン
スに対して次々と符号化行ないビットストリームを出力
するとともに、各フレームの符号化が終了した時点で符
号化終了通知を制御装置203に発行する。制御装置2
03は、画像シーケンス発生装置201からの転送終了
通知を計数し変数num_frame に蓄え、転送終了通知がエ
ラー信号であったときは、変数num_frame の値を更新し
ない。画像シーケンス発生装置201からの転送終了通
知がエラー信号であったときのnum_frame の値が符号化
するべき画像シーケンスのフレーム数として、画像シー
ケンスのフレーム枚数Sにセットされる。制御装置20
3は、画像符号化装置202に対しては次のような制御
を行なう。
て、画像シーケンス発生装置は画像フレームを画像符号
化装置に対して、制御装置203からの画像シーケンス
制御信号の転送開始命令の通知を受けて、画像シーケン
スの最初のフレームから出力を開始する。画像シーケン
ス発生装置201は、制御装置203から画像シーケン
ス信号の転送終了命令を受け取るまで画像シーケンスを
フレーム単位で次々と画像符号化装置102に出力する
一方、1フレーム転送が終わる毎に転送終了通知を制御
装置203に発行する。また画像シーケンス発生装置2
01は、出力するべきフレームがなくなったとき、転送
終了通知はエラー信号として制御装置203に与えられ
る。画像符号化装置202は制御装置203から入力さ
れる符号化制御信号に従って、入力された画像シーケン
スに対して次々と符号化行ないビットストリームを出力
するとともに、各フレームの符号化が終了した時点で符
号化終了通知を制御装置203に発行する。制御装置2
03は、画像シーケンス発生装置201からの転送終了
通知を計数し変数num_frame に蓄え、転送終了通知がエ
ラー信号であったときは、変数num_frame の値を更新し
ない。画像シーケンス発生装置201からの転送終了通
知がエラー信号であったときのnum_frame の値が符号化
するべき画像シーケンスのフレーム数として、画像シー
ケンスのフレーム枚数Sにセットされる。制御装置20
3は、画像符号化装置202に対しては次のような制御
を行なう。
【0030】一例として、Mの初期値3、Nの初期値1
5が制御装置203に入力される場合を考える。制御装
置203は画像符号化装置202から符号化終了終了通
知としてエラー信号を受け取るまでは、M=3、N=1
5として符号化制御信号を符号化装置202に与える。
一方、制御装置203は符号化処理中に画像符号化装置
202から転送終了通知としてエラー信号を受け取った
とき、画像符号化装置202に対して符号化中止命令を
発行するとともに、画像シーケンスのフレーム数Sがセ
ットされるのを待って、次のような演算を行なう。 R=S−N*G (G,Rは整数、0<R<15) より、ここでn枚のフレームのからなるフレーム群をF
(n)とすると、図2に示すように、画像シーケンス全
体のうち、G個のF(15)についてはM=3、N=1
5として正常に符号化処理が終了しているが、最後のF
(R)については図8、図9に示されるように、その最
後のフレームシーケンスが1枚あるいは2枚のBピクチ
ャ(図8、9の斜線を施したフレーム)であった場合
は、これらのBピクチャの前方参照画像(図8、9の点
線で表されたフレーム)が画像シーケンス上には存在し
ないため、これらのBピクチャについては符号化処理は
行なわれていない。そこで、制御装置203は画像符号
化装置202に対して符号化中止命令発行後、画像シー
ケンス発生装置201に対して、画像シーケンスの最初
のフレームから数えて(N*G+1)番目のフレームか
らRフレームを出力するような画像シーケンス制御信号
を発行するとともに、Rの値に応じて例えば次のように
M、Nの値を変更し、残りのF(R)の符号化が必ずP
ピクチャで終わるように新たなM,Nを設定し直して、
F(R)の符号化を再度行なう。すなわち、再度F
(R)の符号化を行なう際は、制御装置203はRによ
って、例えば次のようにM,Nを設定した符号化制御信
号を符号化装置202に与える。以下、kは整数。
5が制御装置203に入力される場合を考える。制御装
置203は画像符号化装置202から符号化終了終了通
知としてエラー信号を受け取るまでは、M=3、N=1
5として符号化制御信号を符号化装置202に与える。
一方、制御装置203は符号化処理中に画像符号化装置
202から転送終了通知としてエラー信号を受け取った
とき、画像符号化装置202に対して符号化中止命令を
発行するとともに、画像シーケンスのフレーム数Sがセ
ットされるのを待って、次のような演算を行なう。 R=S−N*G (G,Rは整数、0<R<15) より、ここでn枚のフレームのからなるフレーム群をF
(n)とすると、図2に示すように、画像シーケンス全
体のうち、G個のF(15)についてはM=3、N=1
5として正常に符号化処理が終了しているが、最後のF
(R)については図8、図9に示されるように、その最
後のフレームシーケンスが1枚あるいは2枚のBピクチ
ャ(図8、9の斜線を施したフレーム)であった場合
は、これらのBピクチャの前方参照画像(図8、9の点
線で表されたフレーム)が画像シーケンス上には存在し
ないため、これらのBピクチャについては符号化処理は
行なわれていない。そこで、制御装置203は画像符号
化装置202に対して符号化中止命令発行後、画像シー
ケンス発生装置201に対して、画像シーケンスの最初
のフレームから数えて(N*G+1)番目のフレームか
らRフレームを出力するような画像シーケンス制御信号
を発行するとともに、Rの値に応じて例えば次のように
M、Nの値を変更し、残りのF(R)の符号化が必ずP
ピクチャで終わるように新たなM,Nを設定し直して、
F(R)の符号化を再度行なう。すなわち、再度F
(R)の符号化を行なう際は、制御装置203はRによ
って、例えば次のようにM,Nを設定した符号化制御信
号を符号化装置202に与える。以下、kは整数。
【0031】(1)R=3kのとき、F(R)について
は、M=3、N=Rとして符号化制御を行ない、その結
果符号化装置202は図7のようなピクチャ構成のビッ
トストリームを出力する。 (2)上記(1)以外でR=2kのとき、F(R)につ
いては、M=2、N=Rとして符号化制御を行ない、そ
の結果符号化装置202は図8のようなピクチャ構成の
ビットストリームを出力する。 (3)上記(1)、(2)以外のとき、F(R)につい
ては、M=1、N=Rとして符号化制御を行ない、その
結果符号化装置102は図9のようなピクチャ構成のビ
ットストリームを出力する。
は、M=3、N=Rとして符号化制御を行ない、その結
果符号化装置202は図7のようなピクチャ構成のビッ
トストリームを出力する。 (2)上記(1)以外でR=2kのとき、F(R)につ
いては、M=2、N=Rとして符号化制御を行ない、そ
の結果符号化装置202は図8のようなピクチャ構成の
ビットストリームを出力する。 (3)上記(1)、(2)以外のとき、F(R)につい
ては、M=1、N=Rとして符号化制御を行ない、その
結果符号化装置102は図9のようなピクチャ構成のビ
ットストリームを出力する。
【0032】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3である映像信号符号化方法の一構成例を示すブロ
ック図である。図において、301は画像シーケンス発
生装置であり、この画像シーケンス発生装置301は制
御装置303から入力される画像シーケンス制御信号に
従って、符号化を行なう対象となる画像シーケンスを発
生させ、画像符号化装置302およびシーンチェンジ検
出装置304に入力する。画像符号化装置302は、画
像シーケンス発生装置301から入力される画像シーケ
ンスに対して、制御装置303から入力される符号化制
御信号に従って符号化を行ない、ビットストリームを出
力する。また、画像符号化装置302は、各フレームの
符号化が終了する毎に符号化終了通知を制御装置303
に出力する。シーンチェンジ検出装置304は、画像シ
ーケンス発生装置301の出力である画像シーケンスを
入力とし、制御装置303にシーンチェンジ検出情報を
出力する。制御装置303には、符号化を行なう制御パ
ラメータであるM初期値、N初期値、シーンチェンジ検
出装置からのシーンチェンジ検出情報および画像符号化
装置302の出力である符号化終了通知が入力され、画
像符号化装置302に対して符号化制御信号を出力し、
また画像シーケンス発生装置301に対して画像シーケ
ンス制御信号を出力する。
形態3である映像信号符号化方法の一構成例を示すブロ
ック図である。図において、301は画像シーケンス発
生装置であり、この画像シーケンス発生装置301は制
御装置303から入力される画像シーケンス制御信号に
従って、符号化を行なう対象となる画像シーケンスを発
生させ、画像符号化装置302およびシーンチェンジ検
出装置304に入力する。画像符号化装置302は、画
像シーケンス発生装置301から入力される画像シーケ
ンスに対して、制御装置303から入力される符号化制
御信号に従って符号化を行ない、ビットストリームを出
力する。また、画像符号化装置302は、各フレームの
符号化が終了する毎に符号化終了通知を制御装置303
に出力する。シーンチェンジ検出装置304は、画像シ
ーケンス発生装置301の出力である画像シーケンスを
入力とし、制御装置303にシーンチェンジ検出情報を
出力する。制御装置303には、符号化を行なう制御パ
ラメータであるM初期値、N初期値、シーンチェンジ検
出装置からのシーンチェンジ検出情報および画像符号化
装置302の出力である符号化終了通知が入力され、画
像符号化装置302に対して符号化制御信号を出力し、
また画像シーケンス発生装置301に対して画像シーケ
ンス制御信号を出力する。
【0033】次に動作について説明する。図10におい
て、画像シーケンス発生装置は画像フレームを画像符号
化装置に対して、制御装置303からの画像シーケンス
制御信号の転送開始命令の通知を受けて、画像シーケン
スの最初のフレームから出力を開始する。画像シーケン
ス発生装置301は、制御装置303から画像シーケン
ス信号の転送終了命令を受け取るまで画像シーケンスを
フレーム単位で次々と画像符号化装置302に出力す
る。画像符号化装置302は制御装置303から入力さ
れる符号化制御信号に従って、入力された画像シーケン
スに対して次々と符号化行ないビットストリームを出力
するとともに、各フレームの符号化が終了した時点で符
号化終了通知を制御装置303に発行する。制御装置3
03は、画像符号化装置302からの符号化終了通知を
計数し、変数num_frame に蓄える。シーンチェンジ検出
装置は、画像シーケンスのシーンチェンジ情報を検出
し、その情報をシーンチェンジが起きたフレームの番号
として制御装置303に通知する。シーンチェンジが起
きたフレームとは、シーンチェンジが画像シーケンスの
先頭のフレームから数えてSフレーム目と(S+1)フ
レーム目に起こったとすると、「S」番目のフレームを
意味する。制御装置303は、画像符号化装置302に
対してはこのSの値を基に次のような制御を行なう。
て、画像シーケンス発生装置は画像フレームを画像符号
化装置に対して、制御装置303からの画像シーケンス
制御信号の転送開始命令の通知を受けて、画像シーケン
スの最初のフレームから出力を開始する。画像シーケン
ス発生装置301は、制御装置303から画像シーケン
ス信号の転送終了命令を受け取るまで画像シーケンスを
フレーム単位で次々と画像符号化装置302に出力す
る。画像符号化装置302は制御装置303から入力さ
れる符号化制御信号に従って、入力された画像シーケン
スに対して次々と符号化行ないビットストリームを出力
するとともに、各フレームの符号化が終了した時点で符
号化終了通知を制御装置303に発行する。制御装置3
03は、画像符号化装置302からの符号化終了通知を
計数し、変数num_frame に蓄える。シーンチェンジ検出
装置は、画像シーケンスのシーンチェンジ情報を検出
し、その情報をシーンチェンジが起きたフレームの番号
として制御装置303に通知する。シーンチェンジが起
きたフレームとは、シーンチェンジが画像シーケンスの
先頭のフレームから数えてSフレーム目と(S+1)フ
レーム目に起こったとすると、「S」番目のフレームを
意味する。制御装置303は、画像符号化装置302に
対してはこのSの値を基に次のような制御を行なう。
【0034】一例として、Mの初期値に3、Nの初期値
に15が制御装置303に入力される場合を考える。制
御装置303はシーンチェンジ検出装置304からシー
ンチェンジ情報を受け取るまでは、M=3、N=15と
して符号化制御信号を符号化装置302に与える。制御
装置303はシーンチェンジ検出装置304からシーン
チェンジ情報を受け取ったとき、SをNで割った商Q0
とnum_frame をNで割った商Q1の値を比較して、Q1
<Q0であったときは、Q1=Q0となるまでnum_fram
e の値が増えるのを待つ。Q1=Q0となったことを確
認後、制御装置303は画像符号化装置302に対して
符号化制御信号として符号化中止命令を発行するととも
に、次のような演算を行なう。 R=S−N*G (G,Rは整数、0<R<15) より、ここでn枚のフレームのからなるフレーム群をF
(n)とすると、図2に示すように、画像シーケンス全
体のうち、G個のF(15)についてはM=3、N=1
5としては正常に符号化処理が終了しているが、最後の
F(R)については符号化処理は完全には行なわれてい
ない。そこで、制御装置303は画像符号化装置302
に対して符号化中止命令発行後、画像シーケンス発生装
置301に対して、画像シーケンスの最初のフレームか
ら数えて(N*G+1)番目のフレームからRフレーム
を出力するような画像シーケンス制御信号を発行すると
ともに、Rの値に応じて例えば次のようにM、Nの値を
変更し、残りのF(R)の符号化が必ずPピクチャで終
わるように新たなM,Nを設定し直して、F(R)の符
号化を再度行なう。すなわち、再度F(R)の符号化を
行なう際は、制御装置303はRによって、例えば次の
ようにM,Nを設定した符号化制御信号を符号化装置3
02に与える。以下、kは整数。
に15が制御装置303に入力される場合を考える。制
御装置303はシーンチェンジ検出装置304からシー
ンチェンジ情報を受け取るまでは、M=3、N=15と
して符号化制御信号を符号化装置302に与える。制御
装置303はシーンチェンジ検出装置304からシーン
チェンジ情報を受け取ったとき、SをNで割った商Q0
とnum_frame をNで割った商Q1の値を比較して、Q1
<Q0であったときは、Q1=Q0となるまでnum_fram
e の値が増えるのを待つ。Q1=Q0となったことを確
認後、制御装置303は画像符号化装置302に対して
符号化制御信号として符号化中止命令を発行するととも
に、次のような演算を行なう。 R=S−N*G (G,Rは整数、0<R<15) より、ここでn枚のフレームのからなるフレーム群をF
(n)とすると、図2に示すように、画像シーケンス全
体のうち、G個のF(15)についてはM=3、N=1
5としては正常に符号化処理が終了しているが、最後の
F(R)については符号化処理は完全には行なわれてい
ない。そこで、制御装置303は画像符号化装置302
に対して符号化中止命令発行後、画像シーケンス発生装
置301に対して、画像シーケンスの最初のフレームか
ら数えて(N*G+1)番目のフレームからRフレーム
を出力するような画像シーケンス制御信号を発行すると
ともに、Rの値に応じて例えば次のようにM、Nの値を
変更し、残りのF(R)の符号化が必ずPピクチャで終
わるように新たなM,Nを設定し直して、F(R)の符
号化を再度行なう。すなわち、再度F(R)の符号化を
行なう際は、制御装置303はRによって、例えば次の
ようにM,Nを設定した符号化制御信号を符号化装置3
02に与える。以下、kは整数。
【0035】(1)R=3kのとき、F(R)について
は、M=3、N=Rとして符号化制御を行ない、その結
果符号化装置302は図11のようなピクチャ構成のビ
ットストリームを出力する。 (2)上記(1)以外でR=2kのとき、F(R)につ
いては、M=2、N=Rとして符号化制御を行ない、そ
の結果符号化装置302は図12のようなピクチャ構成
のビットストリームを出力する。 (3)上記(1)、(2)以外のとき、F(R)につい
ては、M=1、N=Rとして符号化制御を行ない、その
結果符号化装置302は図13のようなピクチャ構成の
ビットストリームを出力する。
は、M=3、N=Rとして符号化制御を行ない、その結
果符号化装置302は図11のようなピクチャ構成のビ
ットストリームを出力する。 (2)上記(1)以外でR=2kのとき、F(R)につ
いては、M=2、N=Rとして符号化制御を行ない、そ
の結果符号化装置302は図12のようなピクチャ構成
のビットストリームを出力する。 (3)上記(1)、(2)以外のとき、F(R)につい
ては、M=1、N=Rとして符号化制御を行ない、その
結果符号化装置302は図13のようなピクチャ構成の
ビットストリームを出力する。
【0036】実施の形態4.上記実施の形態1ないし3
においては、画像符号化装置、制御装置、シーンチェン
ジ検出装置等の実現方法については特に触れていない
が、これらの構成は、ハードウェア、ソフトウェアそれ
ぞれ単独もしくはハードウェアとソフトウェアの混成で
実現することができる。
においては、画像符号化装置、制御装置、シーンチェン
ジ検出装置等の実現方法については特に触れていない
が、これらの構成は、ハードウェア、ソフトウェアそれ
ぞれ単独もしくはハードウェアとソフトウェアの混成で
実現することができる。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0038】符号化を行なった画像シーケンスの最後の
フレームは必ず片方向予測で符号化を行なうので、画像
シーケンス内で完全に閉じたビットストリームを生成で
きる。
フレームは必ず片方向予測で符号化を行なうので、画像
シーケンス内で完全に閉じたビットストリームを生成で
きる。
【0039】また、符号化を行なう画像シーケンスのフ
レーム枚数が予めわかっていない場合でも、最後のフレ
ームを検出して最後のフレームを片方向予測で符号化を
行なうので、画像シーケンス内で完全に閉じたビットス
トリームを生成できる。
レーム枚数が予めわかっていない場合でも、最後のフレ
ームを検出して最後のフレームを片方向予測で符号化を
行なうので、画像シーケンス内で完全に閉じたビットス
トリームを生成できる。
【0040】また、符号化を行なう画像シーケンスでシ
ーンチェンジが起こった場合でも、シーンチェンジ直前
のフレームは必ず片方向予測で符号化を行なうので、シ
ーンチェンジ毎に各画像シーケンスを独立のものとして
扱い、かつ各画像シーケンスで完全に閉じたビットスト
リームを生成できる。
ーンチェンジが起こった場合でも、シーンチェンジ直前
のフレームは必ず片方向予測で符号化を行なうので、シ
ーンチェンジ毎に各画像シーケンスを独立のものとして
扱い、かつ各画像シーケンスで完全に閉じたビットスト
リームを生成できる。
【図1】 この発明の実施の形態1である映像信号符号
化方法の一構成例を示すブロック図である。
化方法の一構成例を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1でるる映像信号符号
化方法におけるフレーム群を説明するための概念図であ
る。
化方法におけるフレーム群を説明するための概念図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1である映像信号符号
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である映像信号符号
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
【図5】 この発明の実施の形態1である映像信号符号
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
【図6】 この発明の実施の形態2である映像信号符号
化方法の一構成例を示すブロック図である。
化方法の一構成例を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である映像信号符号
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
【図8】 この発明の実施の形態2である映像信号符号
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
【図9】 この発明の実施の形態2である映像信号符号
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
化方法において出力されるビットストリームのピクチャ
構成を説明する概念図である。
【図10】 この発明の実施の形態3である映像信号符
号化方法の一構成例を示すブロック図である。
号化方法の一構成例を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態3である映像信号符
号化方法において出力されるビットストリームのピクチ
ャ構成を説明する概念図である。
号化方法において出力されるビットストリームのピクチ
ャ構成を説明する概念図である。
【図12】 この発明の実施の形態3である映像信号符
号化方法において出力されるビットストリームのピクチ
ャ構成を説明する概念図である。
号化方法において出力されるビットストリームのピクチ
ャ構成を説明する概念図である。
【図13】 この発明の実施の形態3である映像信号符
号化方式において出力されるビットストリームのピクチ
ャ構成を説明する概念図である。
号化方式において出力されるビットストリームのピクチ
ャ構成を説明する概念図である。
【図14】 従来の映像信号符号化方式を示す概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【図15】 従来の映像信号符号化方式における予測符
号化を説明するための概念図である。
号化を説明するための概念図である。
【図16】 従来の映像信号符号化方式におけるメモリ
回路の動作を説明するための概念図である。
回路の動作を説明するための概念図である。
【図17】 従来の映像信号符号化方式における動き補
償予測回路の一例を示す概略ブロック図である。
償予測回路の一例を示す概略ブロック図である。
101,201,301 画像シーケンス発生装置、1
02,202,302画像符号化装置、103,20
3,303 制御装置、304 シーンチェンジ検出装
置、901 メモリ回路、902 減算器、903 D
CT回路、904 量子化回路、905 可変長符号化
回路、906 送信バッファ、907逆量子化回路、9
08 IDCT回路、909 加算器、910 動き補
償予測回路。
02,202,302画像符号化装置、103,20
3,303 制御装置、304 シーンチェンジ検出装
置、901 メモリ回路、902 減算器、903 D
CT回路、904 量子化回路、905 可変長符号化
回路、906 送信バッファ、907逆量子化回路、9
08 IDCT回路、909 加算器、910 動き補
償予測回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勢木 真一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 一定の間隔M枚毎(M:整数)に1枚を
画像内符号化または片方向予測符号化し、一定の間隔N
枚毎(N:整数)に1枚は画像内符号化する、両方向予
測を用いた動き補償画像間予測符号化方法であって、符
号化を行う画像シーケンスの全フレーム数が予めわかっ
ている場合、全フレーム数をNで割ってR枚(R:整
数、0<R<N)の余りが生じる場合、画像シーケンス
の最後のR枚の画像フレームに対しては、Rの大きさに
応じて予め算出しておいたM’、N’の値を改めて設定
し直して符号化を行うことによって、最後のフレームま
で画像を復号でき、かつビットストリームを生成するこ
とを特徴とする映像信号符号化方法。 - 【請求項2】 一定の間隔M枚毎(M:整数)に1枚を
画像内符号化または片方向予測符号化し、一定の間隔N
枚毎(N:整数)に1枚は画像内符号化する、両方向予
測を用いた動き補償画像間予測符号化方法であって、符
号化を行う画像シーケンスの全フレーム数が予めわかっ
ていない場合であっても、画像シーケンスの最後におい
て、Nに足らないRフレーム(R:整数、0<R<N)
の余りが生じてしまった場合、画像シーケンスの最後の
R枚の画像フレームに対して新たにN、Mの値を設定し
直して最後のR枚の画像フレームに対しては符号化をや
り直すことによって、最後のフレームまで画像を復号で
き、かつビットストリームを生成することを特徴とする
映像信号符号化方法。 - 【請求項3】 一定の間隔M枚毎(M:整数)に1枚を
画像内符号化または片方向予測符号化し、一定の間隔N
枚毎(N:整数)に1枚は画像内符号化する、両方向予
測を用いた動き補償画像間予測符号化方法であって、シ
ーンチェンジを検出する手段を有し、シーンチェンジを
検出すると、シーンチェンジを検出した一つ前の画像ま
でで一旦符号化を打切るような方法であって、それまで
符号化したフレーム数がNで割ってR枚(R:整数、0
<R<N)の余りが生じる場合であっても、符号化を打
ち切った画像シーケンスの最後のR枚の画像フレームに
対して新たにN’、M’の値を設定し、画像シーケンス
の最後のR枚の画像フレームに対して符号化をやり直す
ことによって、最後のフレームまで画像フレームを復号
でき、かつビットストリームを生成することを特徴とす
る符号化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6873296A JPH09261658A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 映像信号符号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6873296A JPH09261658A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 映像信号符号化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09261658A true JPH09261658A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13382266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6873296A Pending JPH09261658A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 映像信号符号化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09261658A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6611558B1 (en) | 1999-10-26 | 2003-08-26 | Nec Corporation | Method and apparatus for coding moving picture |
JP2005236459A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 動画像符号化装置、その方法及びそのプログラム |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP6873296A patent/JPH09261658A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6611558B1 (en) | 1999-10-26 | 2003-08-26 | Nec Corporation | Method and apparatus for coding moving picture |
JP2005236459A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 動画像符号化装置、その方法及びそのプログラム |
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