JPH09261183A - タイミング抽出回路 - Google Patents

タイミング抽出回路

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JPH09261183A
JPH09261183A JP8064119A JP6411996A JPH09261183A JP H09261183 A JPH09261183 A JP H09261183A JP 8064119 A JP8064119 A JP 8064119A JP 6411996 A JP6411996 A JP 6411996A JP H09261183 A JPH09261183 A JP H09261183A
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JP
Japan
Prior art keywords
resonator
delay line
extraction circuit
strip
timing extraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP8064119A
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English (en)
Inventor
Satoshi Takahashi
聰 高橋
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送すべきデータの伝送速度が速くなると信
号波長が短くなるため、データ信号とクロック信号との
相対位相差を精密に調整する必要が生じる。そのため、
遅延量がわずかに異なる遅延素子を幾通りも揃えておか
ねばならず、コストアップになるという問題があった。
又、遅延線路と誘電体共振器との間で生じる入力信号の
リンギング、あるいは遅延線路と配線を接続するリード
によって波形のすそ引きが生じ、その結果ジッタが発生
してタイミングの品質を低下するという問題があった。 【解決手段】 パルス信号列を導入し、あるいはクロッ
ク信号を送出するために基板7の上に形成された伝送線
路1、5と、共振器孔4を有する同軸状の共振器2と、
共振器2の外部側壁に形成されたストリップ遅延線路3
とを備え、共振器2とストリップ遅延線路3とは間隙6
によって生じるキャパシタンスを介して電磁的に結合さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信あるいは移動
体通信等における高周波帯域に用いられるタイミング抽
出回路に関し、伝送すべきデータとクロック成分とを区
別することなく一体に伝送されてきた信号パルスを入力
し、この入力信号からクロック成分を抽出する回路に適
される。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来から知られているこの種の
受信回路を示す。本図中100は伝搬してきた光情報を
電気信号に変換する光電変換素子、200は劣化したパ
ルスを補償・増幅する等化増幅回路、300は微分回
路、400は等化増幅回路20の出力を一定時間だけ遅
延させる遅延線路、500はクロック周波数を中心周波
数とする狭帯域のバンドパスフィルタ、600は一定振
幅のクロックパルスに波形整形する振幅制限回路、70
0は伝送データを再生するフリップフロップである。フ
リップフロップ700に入力されるデータ信号と振幅制
限回路600から出力されるタイミングクロック信号の
位相が最適になるように遅延線路400の長さが調節さ
れる(特願平5−272074)。
【0003】図7は入力信号列からクロック成分を抽出
するタイミング抽出回路の構成を示す図である。40は
従来のバンドパスフィルタ500を形成する誘電体共振
器、20は従来の遅延線路400を形成するストリップ
遅延線路を示す。遅延線路20と誘電体共振器40は基
板70の上に設けられた配線30を介して接続される。
ここで、共振器40はホット電極50を引き出し、ホッ
ト電極50と配線30及びホット電極50と伝送線路6
0とは間隙によって生じるキャパシタンスCを介して結
合される。入力されたパルス信号は伝送線路10から入
力し、遅延線路20と誘電体共振器40によってクロッ
ク成分が抽出されると共に、クロックパルスは伝送線路
60から出力される(エレクトロニクス実装技術、19
95.10、26〜28頁)。ここで、遅延素子20は
配線遅延(7.7ps/mm)を利用した遅延線路20
−2をセラミック基板20−1の上に形成し、遅延時間
は遅延素子20を取り替えながら最適値となるように調
整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝送す
べきデータの伝送速度が速くなると信号波長が短くなる
ため、フリップフロップ700から出力されるデータ信
号と振幅制限回路600から出力されるクロック信号と
の相対位相差を精密に調整する必要が生じる。そのた
め、遅延量がわずかに異なる遅延素子20−2を幾通り
も揃えておかねばならず、コストアップになるという問
題があった。又、遅延線路20と誘電体共振器40との
間で生じる入力信号のリンギング、あるいは遅延線路2
0と配線30を接続するリード20−3によって波形の
すそ引きが生じ、その結果ジッタが発生してタイミング
の品質を低下するという問題があった。そこで本発明の
目的は、共振器とストリップ遅延線路を一体に形成し、
且つこれらを電磁結合によって接続して、伝送データの
高速化に対処し得るよう構成したタイミング抽出回路を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるタイミン
グ抽出回路は、受信したパルス信号列からクロック成分
を抽出するタイミング抽出回路において、パルス信号列
を導入し、あるいはクロック信号を送出するために基板
上に形成された伝送線路と、誘電体ブロックの対向する
端面を貫通する少なくとも1個の共振器孔が設けられ、
該共振器孔の内面には内導体が形成され、該誘電体ブロ
ックの外面に外導体が形成されてなる共振器と、該共振
器の外部側壁に形成されたストリップ遅延線路とを備
え、前記共振器と前記ストリップ遅延線路とは電磁結合
によって結合されることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。なお、図面の説明において同一要
素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1
は本発明のタイミング抽出回路の構成を示す図であり、
受信したパルス信号列からクロック成分を抽出するタイ
ミング抽出回路において、パルス信号列を導入し、ある
いはクロック信号を送出するために基板7の上に形成さ
れた伝送線路1、5と、共振器孔4を有する同軸状の共
振器2と、共振器2の外部側壁に形成されたストリップ
遅延線路3とを備え、共振器2とストリップ遅延線路3
とは間隙6によって生じるキャパシタンスを介して電磁
的に結合される。
【0007】伝送線路1、5は図1(b)に示すよう
に、通常基板7の上に設けられたアース板8を利用して
ストリップ線路を形成したものが用いられる。
【0008】図2は共振器2の構成を示すものであり、
同図(a)、(c)は側面図、同図(b)はA−A断面
図である。誘電体ブロック2−3の対向する端面2−
4、2−5を貫通する少なくとも1個の共振器孔4が設
けられ、共振器孔4の内面には内導体2−1、誘電体ブ
ロック2−3の外面に外導体2−2が設けられる。共振
器2の外部側壁には遅延線路3が設けられ(図1参
照)、入力端面2−4では遅延線路3の一端が内導体2
−1との間に設けられた間隙6を介して結合され、遅延
線路3の他端は伝送線路1及び5と直接接続される。
【0009】共振器2の終端端面2−5は、図2に示す
ように内導体2−1と外導体2−2を開放状態に形成し
て1/2波長で共振が生じる場合と、図3に示すように
終端端面2−5の内導体2−1と外導体2−2を短絡状
態に形成し、1/4波長で共振が生じる場合がある。
【0010】図4は他の構成の共振器を示す図であり、
同図(a)は側面図、同図(b)はC−C断面図であ
る。共振器2の入力端面2−4及び入力端面側の外面に
は外導体2−2が設けられ、また共振器2の入力端面側
と終端端面側との間には空隙9が設けられている。共振
器2の内導体2−1と共振器2の側面に設けられた遅延
線路3(図1参照)との結合は空隙9によって行なわれ
る。
【0011】図5はストリップ遅延線路3の構成を示す
平面図でり、誘電体を挟んで上下に設けた帯状の金属膜
によって形成される。遅延線路は直線状あるいは蛇行し
た曲線状に形成してもよいが、上面の金属膜は同図に示
すように、複数個の長方形を串刺し状に形成すると、遅
延時間を大きくすることができると共に、長方形の横幅
W及び長さLをトリミングすることによって遅延時間を
簡単にかつ微妙な調整をすることができる。このような
ストリップ遅延線路3を共振器2の外部側壁に多段に形
成すると、長い遅延時間をコンパクトに構成することが
出来る(図示せず)。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】共振器と遅延線路はキャパシタンスを介し
て直接結合しているので、多重反射がなく、ジッタによ
るクロックの品質劣化を防止することが出来る。
【0014】共振器と遅延線路を一体に形成しているの
で、すそひきあるいはリンギングが生じないのでパルス
信号の波形乱れが少なく、遅延誤差が抑制される。
【0015】ストリップ遅延線路の上面の金属膜が長方
形の金属膜を串刺し状に形成され、長方形の横幅あるい
は長さをトリミングすることによって容易に遅延時間を
調整することが出来る。
【0016】ストリップ遅延線路は共振器の外部側壁に
多段に形成されるので、コンパクトな抽出回路を得るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるタイミング抽出回路の構成を示
す図であり、同図(a)は全体斜視図、同図(b)は伝
送線路5の部分拡大図である。
【図2】本発明に係わる誘電体共振器の構成を示す図で
あり、同図(a)、(c)は側面図、同図(b)はA−
A断面図である。
【図3】本発明に係わる他の誘電体共振器の構成を示す
図であり、同図(a)、(c)は側面図、同図(b)は
B−B断面図である。
【図4】本発明に係わる他の誘電体共振器の構成を示す
図であり、同図(a)は側面図、同図(b)はC−C断
面図である。
【図5】本発明に係わるストリップ遅延線路の構成を示
す平面図である。
【図6】従来から知られている受信回路の構成を示す図
である。
【図7】従来のタイミング抽出回路の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、5:伝送線路 2:誘電体共振器 2−1:内導体 2−2:外導体 2−3:誘電体 2−4:入力側端面 2−5:終端側端面 3:ストリップ遅延線路 4:共振器孔 6:間隙 7:基板 8:接地 9:空隙 10、60:伝送線路 20:遅延素子 20−1:プリント基板 20−2:遅延線路 20−3:リード線 30:配線 40:誘電体共振器 50:ホット電極 70:基板 100:光電変換素子 200:等化増幅回路 300:微分回路 400:遅延線路 500:バンドパスフィルタ 600:振幅制限回路 700:フリップフロップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 7/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したパルス信号列からクロック成分
    を抽出するタイミング抽出回路において、 パルス信号列を導入し、あるいはクロック信号を送出す
    るために基板上に形成された伝送線路と、誘電体ブロッ
    クの対向する端面を貫通する少なくとも1個の共振器孔
    が設けられ、該共振器孔の内面には内導体が形成され、
    該誘電体ブロックの外面に外導体が形成されてなる共振
    器と、該共振器の外部側壁に形成されたストリップ遅延
    線路とを備え、 前記共振器と前記ストリップ遅延線路とは電磁結合によ
    って結合されることを特徴とするタイミング抽出回路。
  2. 【請求項2】 ストリップ遅延線路は帯状誘電体膜を挟
    んで一方には平面の金属膜、他面には長方形の間を細長
    の矩形で接続したパターンの金属膜を配置して形成さ
    れ、前記パターンの金属膜をトリミングして遅延時間が
    調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のタイ
    ミング抽出回路。
  3. 【請求項3】 ストリップ遅延線路は共振器の外部側壁
    に多段に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のタイミング抽出回路。
  4. 【請求項4】 電磁結合は結合部材の間に設けられた空
    隙あるいは間隙によって生ずるキャパシタンスを介して
    行なわれることを特徴とする請求項1に記載のタイミン
    グ抽出回路。
  5. 【請求項5】 共振器は終端端面を短絡又は開放状態に
    構成して、クロック信号の1/2波長又は1/4波長で
    共振することを特徴とする請求項1に記載のタイミング
    抽出回路。
JP8064119A 1996-03-21 1996-03-21 タイミング抽出回路 Pending JPH09261183A (ja)

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