JPH0926114A - 元止め式湯沸器 - Google Patents

元止め式湯沸器

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Publication number
JPH0926114A
JPH0926114A JP17637695A JP17637695A JPH0926114A JP H0926114 A JPH0926114 A JP H0926114A JP 17637695 A JP17637695 A JP 17637695A JP 17637695 A JP17637695 A JP 17637695A JP H0926114 A JPH0926114 A JP H0926114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water heater
ring
hot water
flame
stop type
Prior art date
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Pending
Application number
JP17637695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Otsuka
哲二 大塚
Toshimichi Obara
敏道 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP17637695A priority Critical patent/JPH0926114A/ja
Publication of JPH0926114A publication Critical patent/JPH0926114A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次空気の供給を充分に行え、不完全燃焼を
生じず、窒素酸化物の発生量が少なく、高負荷燃焼ので
きる元止め式湯沸器を提供する。 【解決手段】 複数の炎孔28がリング状のバーナヘッ
ド27に設けられ、かつ炎孔28がリングの内周円26
の法線29と15〜30°の角度で交差するように構成
された、このようなバーナヘッド27を有する元止め式
湯沸器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、元止め式湯沸器、
さらに詳しくはバーナヘッドに特徴のある元止め式湯沸
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、元止め式湯沸器のバーナヘッ
ドは、真直上向いた炎孔またはやや斜め上方に向いた炎
孔を有しており、各炎孔から噴出したガスはお互いに衝
突することなく燃焼している。特に最近は、耐熱鋼板を
加工したラインバーナを複数個用いた元止め式湯沸器が
多い。図7は、典型的な従来技術の元止め式湯沸器1の
カバーを外した状態の正面図である。燃料ガスは、図示
しないガスバルブを経て湯沸器1下部の管路2に供給さ
れ、ノズル3から混合管4内に噴出する。ガスの噴出エ
ネルギによって周囲の空気を吸引する。この空気は、燃
焼用1次空気として混合管4内で燃料ガスと充分混合さ
れ、凹凸のあるライン状の炎孔5から点火されて噴出
し、お互いに衝突しない火炎を形成する。図8は、炎孔
5の形状を示すバーナヘッドの平面図である。燃焼に必
要な2次空気は、湯沸器1の下部から混合管4の間、お
よび混合管4とカバーの間などから吸引される。燃焼ガ
スは缶胴6の周囲を回巻する水予熱管12内の水を予熱
し、缶胴6上部の熱交換器7を通って排気口8から排出
される。水は、給水管10から止水栓11を通って水予
熱管12で予熱され、熱交換器7中の加熱管13で充分
加熱されて給湯される。なお止水栓11が開いて、予熱
管12に水圧が生じると図示しないガスバルブが開い
て、点火している種火によって炎孔5から噴出する燃料
ガスと1次空気との混合ガスに点火される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
湯沸器のバーナヘッドの炎孔は、混合ガスをほとんど上
方向に噴出する構成であるので、2次空気は、燃焼ガス
の比重差による上昇に伴って湯沸器の下部から吸引され
るものであり、2次空気が充分に供給されないおそれが
ある。特に最近は同一出力で小型化の傾向であり、高負
荷燃焼が要求されている。そのため2次空気の不足によ
る不完全燃焼と、局部的な加熱による窒素酸化物の発生
の問題が生じている。元止め式湯沸器は、小型のため排
気筒が設けないのが通常であり、排気口からの排ガスは
湯沸器を設置した部屋に放出され、不完全燃焼による一
酸化炭素の発生や窒素酸化物の発生は好ましくない。
【0004】本発明の目的は、2次空気の供給が充分な
高負荷燃焼のできる元止め式湯沸器を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、炎孔がリング
の内周面の法線と30〜60°の角度に交差して、複数
設けられているリング状のバーナヘッドを有することを
特徴とする元止め式湯沸器である。本発明に従えば、炎
孔がリング状のバーナヘッドの内周面の法線に対して3
0〜60°の角度で交差して設けられているので、炎孔
から噴出する火炎が隣接する炎孔から噴出する火炎と衝
突しながら変向して旋回流となって上昇する。このため
2次空気との混合がよく、またリング状の内周面から強
く吸引され、2次空気の不足による不完全燃焼がなく、
局部的な加熱も少なく窒素酸化物の発生を低減させるこ
とができる。法線に対する交差角が30°未満では効果
がなく、60°を超えると吹消えのおそれがある。
【0006】また本発明は、炎孔が、前記リングの内周
面に設けられることを特徴とする。また本発明は、炎孔
が、前記リングの中心方向に15°以下の角度で傾斜し
た上面に設けられることを特徴とする。本発明に従え
ば、炎孔はリングバーナの内周面または中心方向に15
°以下の角度で傾斜した上面に設けられることが好まし
く、リング状の内周面内の2次空気との混合をより一層
完全にする。
【0007】また本発明は、リング状のバーナヘッド
が、水平方向に2個並べて設けられることを特徴とす
る。本発明に従えば、リング状のバーナヘッドが、水平
方向に2個並べて設けられるので、元止め式湯沸器の厚
さを従来のものと同様に薄くできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態をより具体的に説明する。
【0009】図1は、本発明の実施の形態の一例の元止
め式湯沸器21のカバーを外した状態の正面図である。
燃料ガスは、図示しないガスバルブを経て湯沸器21下
部の管路22に供給され、ノズル23から混合管24内
に噴出する。ガスの噴出エネルギによって周囲の空気を
吸引する。この空気は燃焼用1次空気として混合管24
内で燃料ガスと混合され、さらに混合室25で充分に混
合される。混合ガスは、後述のリング状バーナヘッドか
ら噴出し、図示しない種火で点火され、缶胴30に囲ま
れた燃焼室31で燃焼する。燃焼ガスは缶胴30に回巻
されている水予熱管12に保有熱の一部を伝え、燃焼室
31の上部に設けられた熱交換器32を通って、排気口
33から外部に排出される。
【0010】一方水は、給水管10から止水栓11を通
って水予熱管12で予熱され、熱交換器31中の加熱管
13で充分加熱されて給湯される。元止め式湯沸器21
では、止水栓11が開栓され、予熱管12に水圧が生じ
ると前記ガスバルブが開いてバーナヘッドから燃料ガス
と1次空気との混合ガスが噴出する構成となっている。
【0011】図2は、本発明の元止め式湯沸器21に用
いるバーナヘッドの第1例の一部を切欠いた平面図、図
3は図2の切断線III−IIIによる断面図である。
図示のように混合管24は、混合室25の一方の側で混
合室25に接続している。また本例のように2個のバー
ナヘッド27を用いる場合は、混合管24が図2と対称
の位置にもう1個設けたものであってもよい。本例のバ
ーナヘッド27は、リング状に形成され、上面はリング
の中心に向かって15°以下の角度(本例では10°)
で傾斜している。この傾斜した上面に複数(本例では2
0)のスリット状の炎孔28が設けられている。炎孔2
8のスリットの方向は、内周円26の法線29と30〜
60°(本例では30°)の角を有している。このため
1つの炎孔で生じる火炎は内周円の方向に向かい隣接す
る炎孔で生じる火炎と衝突して乱流となり、内周円26
から供給される2次空気とよく混合される。内周円26
は、混合室25の底板に設けられた円形の孔に通じ、2
次空気は火炎による温度差と、前記火炎の乱流とによっ
て強く吸引供給される。このため不完全燃焼とや局部加
熱されることがなく、一酸化炭素が発生せず、窒素酸化
物の発生が低減される。なお元止め式湯沸器21は、横
に長く薄型に形成されるので、リング状のバーナヘッド
27は横に並べて2個設けることが好ましい。
【0012】図4は、本発明の元止め式湯沸器21に用
いるバーナヘッドの第2例の平面図である。本例のバー
ナヘッド35は、リング状に形成され、その上面は第1
例と同じくリングの中心方向に15°以下の角度で傾斜
している。この傾斜した上面に複数(本例では28)の
円形の炎孔36が設けられている。炎孔36は、バーナ
ヘッド35の上面を形成する壁体に内周円26の法線2
9と30〜60°(本例では30°)の角を成すように
穿設されている。本例においても1つの炎孔で生じる火
炎は隣接する炎孔で生じる火炎と衝突して内周円の方向
に向かい乱流を生じる。
【0013】図5は、本発明の元止め式湯沸器21に用
いるバーナヘッドの第3例の断面図である。本例のバー
ナヘッド40は、リング状に形成され、その内周円41
に複数(本例では16)の炎孔42がスリット状に設け
られている。そして炎孔42は、内周円41の法線29
と30〜60°(本例では30°)の角度で交差してい
る。本例では、1つの炎孔で生じる火炎は隣接する炎孔
で生じる火炎と内周円内で衝突して乱流を生じる。
【0014】図6は、前記第1例〜第3例で説明したバ
ーナヘッド27,35,40で生じる火炎の流れの状態
を模式的に示した斜視図である。火炎は互いに隣接する
火炎と衝突して内周円の中心方向に向かう乱流となり、
2次空気と充分混合され旋回しながら燃焼による比重差
によって上昇し、内周円26の孔から2次空気を吸引す
る。このため従来技術で説明した比重差のみによる吸引
よりも強い吸引力で2次空気が吸引される。これによっ
て従来技術の元止め式湯沸器と同一の燃焼負荷で、窒素
酸化物の発生量を100〜130ppmから65〜75
ppmに減少させることができた。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、元止め式湯沸器にリン
グ状のバーナヘッドを用い、炎孔がリングの内周面の法
線に対し30〜60°の角度で交差して複数個設けられ
ているので、炎孔で生じる火炎が隣接する炎孔で生じる
火炎と衝突して乱流が起こり、2次空気との混合がよく
なり、高負荷燃焼をさせても、充分2次空気が混合さ
れ、不完全燃焼を起こさず、また局部加熱による窒素酸
化物の発生量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の元止め式湯沸器2
1のカバーを外した状態の正面図である。
【図2】本発明の元止め式湯沸器21に用いるバーナヘ
ッドの第1例の一部を切欠いた平面図である。
【図3】図2の切断線III−IIIによる断面図であ
る。
【図4】本発明の元止め式湯沸器21に用いるバーナヘ
ッドの第2例の平面図である。
【図5】本発明の元止め式湯沸器21に用いるバーナヘ
ッドの第3例の断面図である。
【図6】本発明の元止め式湯沸器の火炎の流れの状態を
模式的に示した斜視図である。
【図7】従来技術の元止め式湯沸器1のカバーを外した
状態の正面図である。
【図8】従来技術の元止め式湯沸器1に用いるバーナヘ
ッドの平面図である。
【符号の説明】
10 給水管 11 止水栓 12 予熱管 13 加熱管 21 元止め式湯沸器 22 ガス管路 23 ノズル 24 混合管 25 混合室 26,41 内周円 27,30,40 バーナヘッド 28,31,42 炎孔 29 内周円の法線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎孔がリングの内周面の法線と30〜6
    0°の角度に交差して、複数設けられているリング状の
    バーナヘッドを有することを特徴とする元止め式湯沸
    器。
  2. 【請求項2】 炎孔が、前記リングの内周面に設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載の元止め式湯沸器。
  3. 【請求項3】 炎孔が、前記リングの中心方向に15°
    以下の角度で傾斜した上面に設けられることを特徴とす
    る請求項1記載の元止め式湯沸器。
  4. 【請求項4】 リング状のバーナヘッドが、水平方向に
    2個並べて設けられることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の元止め式湯沸器。
JP17637695A 1995-07-12 1995-07-12 元止め式湯沸器 Pending JPH0926114A (ja)

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JP17637695A JPH0926114A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 元止め式湯沸器

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JP17637695A JPH0926114A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 元止め式湯沸器

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JPH0926114A true JPH0926114A (ja) 1997-01-28

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ID=16012557

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524530A (ja) * 2004-12-22 2008-07-10 ストラーマン,リューダー 混合及び/又は渦流生成装置及び方法

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