JPH09260979A - 電力増幅器 - Google Patents

電力増幅器

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JPH09260979A
JPH09260979A JP8072340A JP7234096A JPH09260979A JP H09260979 A JPH09260979 A JP H09260979A JP 8072340 A JP8072340 A JP 8072340A JP 7234096 A JP7234096 A JP 7234096A JP H09260979 A JPH09260979 A JP H09260979A
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JP
Japan
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amplifier
voltage
input
power
output
Prior art date
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JP8072340A
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English (en)
Inventor
Katsufusa Mizuki
克房 水木
Takeshi Kawakatsu
健 川勝
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力系統の保護継電器の入力となる変成器出
力の増幅などの高精度な増幅動作が要求される電力増幅
器において、高効率化を図る。 【解決手段】 入力電圧Viに対して電力容量の主要部
分をスイッチング形増幅器22によって増幅し、該スイ
ッチング形増幅器22によって発生する誤差分をフィー
ドバック回路24で検知して減算器25によって前記入
力電圧Viから減算した差分電圧Vdをプッシュプル形
増幅器23の入力とし、これら2つの増幅器22,23
の出力電圧Vo1,Vo2を加算して出力する。したが
って、トランジスタ35,36を飽和領域で使用して高
効率なスイッチング形増幅器22によって前記電力容量
の主要部分を増幅し、トランジスタ43,44を不飽和
領域で使用して高精度な増幅が可能なプッシュプル形増
幅器23によって前記電力容量の残余の部分を増幅す
る。こうして、高精度化および高効率化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電力系統
の保護継電器に、変成器からの出力を増幅して入力する
ために好適に用いられる、高精度で高効率な電力増幅器
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、前記変成器出力の増幅に用いら
れる典型的な従来技術の電力増幅器1の電気的構成を示
すブロック図である。この電力増幅器1は、いわゆるプ
ッシュプル形増幅器であり、オペアンプ2と、トランジ
スタ3,4と、分圧抵抗5,6と、トランス7とを備え
て構成されている。
【0003】入力端子p1,p2間に印加される入力電
圧Viは、オペアンプ2の非反転入力端子に入力され
る。オペアンプ2の出力電圧は、トランジスタ3,4の
ベースに共通に入力されている。NPN形のトランジス
タ3のコレクタへは、電源入力端子p3,p4に入力さ
れた所内電圧、たとえば110Vが、DC/DCコンバ
ータ8において、一定の予め定める電源電圧、たとえば
+36Vに降圧されて入力されている。これに対して、
PNP形のトランジスタ4のコレクタには、前記DC/
DCコンバータ8から、たとえば−36Vの電源電圧が
印加されている。
【0004】したがって、オペアンプ2からの出力電圧
が正極側であるときには、トランジスタ3によって該オ
ペアンプ2の出力電流が電流増幅されて、トランス7の
1次巻線7aに供給される。これに対して、オペアンプ
2からの出力電圧が負極側であるときには、該オペアン
プ2からの出力電流がトランジスタ4によって電流増幅
されて、前記1次巻線7aに入力される。前記オペアン
プ2の反転入力端子には、このトランス7の1次巻線7
aへの入力電圧が、分圧抵抗5,6によって分圧されて
負帰還されている。
【0005】前記トランス7によって所定巻数比の電圧
に変換された出力電圧Voは、2次巻線7bから出力端
子p5,p6へ出力され、前記保護継電器などに入力さ
れる。このようにして、たとえば実効値が4.5V程度
の図4(a)で示す入力電圧Viに対して、最大値が1
10V程度の図4(b)で示す出力電圧Voに、高精度
に増幅を行うことができる。
【0006】図5は、前記変成器出力を増幅する他の従
来技術の電力増幅器11の電気的構成を示すブロック図
である。この電力増幅器11は、いわゆるスイッチング
形増幅器であり、比較器12と、三角波発生回路13
と、インバータ14と、トランジスタ15,16と、ト
ランス17と、インダクタンス素子18,19と、コン
デンサ20とを備えて構成されている。
【0007】入力端子p1,p2へは、図6(a)にお
いて参照符α1で示すような入力電圧Viが与えられて
おり、この入力電圧Viは、比較器12の一方の入力に
入力される。この比較器12の他方の入力には、三角波
発生回路13によって発生され、図6(a)において参
照符α2で示すように、所定電圧範囲を所定周期で掃引
する三角波が入力されている。
【0008】比較器12は、入力電圧Viが前記三角波
の電位以上であるか否かに対応してハイレベルまたはロ
ーレベルの出力を導出する。この比較器12からの出力
は、トランジスタ15のベースに与えられるとともに、
インバータ14を介してトランジスタ16のベースに与
えられる。トランジスタ15,16は、相互に同一極性
(図5の例ではNPN形)であり、コレクタはトランス
17の1次巻線17aの一方の入力端と他方の入力端と
にそれぞれ接続され、エミッタは共通に接地されてい
る。前記トランス17の1次巻線17aの中間タップに
は、DC/DCコンバータ8から、前記電源電圧、たと
えば+36Vが印加されている。
【0009】これによって、トランス17の1次巻線1
7aには、図6(b)において参照符α3で示すよう
な、前記入力電圧Viの振幅レベルに対応したデューテ
ィのパルスが入力されることになる。
【0010】前記トランス17の2次巻線17bの2つ
の出力端は、それぞれインダクタンス素子18,19の
一方の入力端に接続されており、インダクタンス素子1
8,19の他方の入力端は、共通に出力端子p5に接続
されるとともに、コンデンサ20の一方の入力端と接続
されている。前記2次巻線17bの中間タップは、出力
端子p6と接続されるとともに、前記コンデンサ20の
他方の入力端と接続されている。
【0011】したがって、インダクタンス素子18,1
9およびコンデンサ20は、フィルタ回路を構成し、前
記トランス17の1次巻線17aに入力されたパルスの
デューティに対応して、図6(b)において参照符α4
で示すように振幅が変化する出力電圧Voを発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
の電力増幅器1,11において、プッシュプル形の電力
増幅器1では、トランジスタ3,4が不飽和領域で使用
されるので、高精度な増幅動作を行うことができるけれ
ども、該トランジスタ3,4での電力消費が大きく、自
然冷却が不可能な程度に発熱が問題になるとともに、D
C/DCコンバータ8の容量も大きくなってしまい、効
率が悪いという問題がある。
【0013】また、スイッチング形の電力増幅器11で
は、トランジスタ15,16は、飽和領域で使用される
ので、該トランジスタ15,16での電力消費が少な
く、高効率であるけれども、DC/DCコンバータ8に
よる電源電圧の精度等に起因して、高い精度を確保する
ことが困難であるという問題がある。
【0014】したがって、従来技術では、精度と効率と
のいずれを優先するかに対応して電力増幅器1と電力増
幅器11とのいずれかが使用されている。
【0015】本発明の目的は、高精度で、かつ高効率な
電力増幅器を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力増幅器
は、増幅すべき入力信号が入力され、電力容量の主要部
分を負担することができるスイッチング形増幅器と、前
記電力容量の残余の部分を負担することができ、前記ス
イッチング形増幅器と出力に対して直列に接続されるプ
ッシュプル形増幅器と、前記スイッチング形増幅器およ
びプッシュプル形増幅器の合成出力電圧に対応したフィ
ードバック信号を発生するフィードバック信号発生回路
と、前記入力信号から前記フィードバック信号を減算し
た差分信号を前記プッシュプル形増幅器に入力信号とし
て与える減算手段とを含むことを特徴とする。
【0017】上記の構成によれば、電力容量の主要部
分、たとえば90%程度をスイッチング形増幅器に負担
させ、前記電力容量の残余の部分、すなわち10%程度
をプッシュプル形増幅器に負担させる。また、プッシュ
プル形増幅器へは、減算手段において、フィードバック
信号発生回路から出力されたフィードバック信号を入力
信号から減算して作成された差分信号が入力されてお
り、これによってスイッチング形増幅器の誤差分が補償
されることになる。
【0018】したがって、前記電力容量の主要部分をス
イッチング形増幅器に負担させることによって、高効率
化を図ることができるとともに、前記電力容量の残余の
部分をプッシュプル形増幅器に負担させることによっ
て、入力信号に対応した出力信号を高精度に得ることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1および図2に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0020】図1は、本発明の実施の一形態の電力増幅
器21の電気的構成を示すブロック図である。本発明に
従う電力増幅器21は、大略的に、入力電圧Viの増幅
にあたって、電力容量の大部分をスイッチング形増幅器
22で負担し、残余の部分をプッシュプル形増幅器23
で負担することによって、出力電圧Voを作成する。こ
のため、前記出力電圧Voを検知するためのフィードバ
ック回路24が設けられているとともに、該フィードバ
ック回路24によって発生されたフィードバック電圧V
fをプッシュプル形増幅器23に負帰還するための減算
器25が設けられている。
【0021】前記スイッチング形増幅器22は、比較器
32と、三角波発生回路33と、インバータ34と、ト
ランジスタ35,36と、トランス37と、インダクタ
ンス素子38,39と、コンデンサ40とを備えて構成
されている。
【0022】入力端子P1,P2へは、前記図6(a)
において参照符α1で示すような入力電圧Viが与えら
れており、この入力電圧Viは、比較器32の一方の入
力に入力される。この比較器32の他方の入力には、三
角波発生回路33によって発生され、図6(a)におい
て参照符α2で示すように、所定電圧範囲を所定周期で
掃引する三角波が入力されている。
【0023】比較器32は、入力電圧Viが前記三角波
以上の電位であるか否かに対応してハイレベルまたはロ
ーレベルの出力を導出する。この比較器32からの出力
は、トランジスタ35のベースに与えられるとともに、
インバータ34を介してトランジスタ36のベースに与
えられる。トランジスタ35,36は、相互に同一極性
(図1の例ではNPN形)であり、コレクタはトランス
37の1次巻線37aの一方の入力端と他方の入力端と
にそれぞれ接続され、エミッタは共通に接地されてい
る。前記トランス37の1次巻線37aの中間タップに
は、電源入力端子P3,P4に入力された所内電圧、た
とえば110Vが、DC/DCコンバータ28におい
て、一定の予め定める電源電圧、たとえば+36Vに降
圧されて入力されている。
【0024】これによって、トランス37の1次巻線3
7aには、前記図6(b)において参照符α3で示すよ
うな、前記入力電圧Viの振幅レベルに対応したデュー
ティのパルスが入力されることになる。
【0025】前記トランス37の2次巻線37bの2つ
の出力端は、それぞれインダクタンス素子38,39の
一方の入力端に接続されており、インダクタンス素子3
8,39の他方の入力端は、共通に出力端子P5に接続
されるとともに、コンデンサ40の一方の入力端と接続
されている。前記2次巻線37bの中間タップは、出力
端子P6と接続されるとともに、前記コンデンサ40の
他方の入力端と接続されている。
【0026】したがって、インダクタンス素子38,3
9およびコンデンサ40は、フィルタ回路を構成し、前
記トランス37の1次巻線37aに入力されたパルスの
デューティに対応して、図6(b)において参照符α4
で示すように振幅が変化する出力電圧Vo1を発生す
る。
【0027】また、前記プッシュプル形増幅器23は、
オペアンプ42と、トランジスタ43,44と、分圧抵
抗45,46と、トランス47とを備えて構成されてい
る。
【0028】前記オペアンプ42の非反転入力端子に
は、減算器25において、入力端子P1,P2間に印加
される入力電圧Viから後述するフィードバック回路2
4によって発生されたフィードバック電圧Vfが減算さ
れて作成された差分電圧Vdが入力される。オペアンプ
42の出力電圧は、トランジスタ43,44のベースに
共通に入力されている。NPN形のトランジスタ43の
コレクタへは、前記DC/DCコンバータ28によって
発生された前記電源電圧、たとえば+36Vが入力され
ている。これに対して、PNP形のトランジスタ44の
コレクタには、前記DC/DCコンバータ28から、た
とえば−36Vの電源電圧が印加されている。
【0029】したがって、オペアンプ42からの出力電
圧が正極側であるときには、トランジスタ43によって
該オペアンプ42の出力電流が電流増幅されて、トラン
ス47の1次巻線47aに供給される。これに対して、
オペアンプ42からの出力電圧が負極側であるときに
は、該オペアンプ42からの出力電流がトランジスタ4
4によって電流増幅されて、前記1次巻線47aに入力
される。前記オペアンプ42の反転入力端子には、この
トランス47の1次巻線47aへの入力電圧が、分圧抵
抗45,46によって分圧されて負帰還されている。前
記トランス47によって、所定巻数比の電圧に変換され
た出力電圧Vo2は、2次巻線47bから出力される。
このようにして、前記図4(a)で示す差分電圧Vdに
対して、図4(b)で示すように高精度に増幅された出
力電圧Vo2を得ることができる。
【0030】スイッチング形増幅器22およびプッシュ
プル形増幅器23の出力側は、直列に接続されており、
したがって出力端子P5,P6間へは、前記出力電圧V
o1,Vo2が相互に加算された出力電圧Voが出力さ
れ、前記保護継電器などに入力される。前記出力電圧V
oはまた、フィードバック信号発生回路であるフィード
バック回路24の分圧抵抗26,27によって分圧され
て、前記フィードバック電圧Vfとして、オペアンプ4
2に負帰還される。
【0031】上述のように構成された電力増幅器21に
おいて、スイッチング形増幅器22およびプッシュプル
形増幅器23の増幅率をAとするとき、フィードバック
回路24のゲインは、1/Aとされる。すなわち、分圧
抵抗26,27の抵抗値をそれぞれR26,R27とす
るとき、R27/(R26+R27)=1/Aとされ
る。したがって、スイッチング形増幅器22の入出力特
性は、 Vo1=AVi+ΔV …(1) となる。ただし、ΔVは、誤差分である。したがってこ
の出力電圧Vo1によるフィードバック電圧Vfは、 Vf=(AVi+ΔV)/A …(2) となる。
【0032】これに対して、プッシュプル形増幅器23
への入力電圧である前記差分電圧Vdは、前記式2か
ら、 Vd=Vi−(AVi+ΔV)/A=−ΔV/A …(3) となり、 Vo2=AVf=−ΔV …(4) となる。
【0033】したがって、合成出力電圧Voは、 Vo=Vo1+Vo2=AVi+ΔV−ΔV=AVi …(5) となり、前記誤差分ΔVが補償されることが理解され
る。
【0034】このように、本発明に従う電力増幅器21
では、電力容量の主要部分、たとえば90%程度をスイ
ッチング形増幅器22によって負担させ、残余の部分、
すなわち10%程度をプッシュプル形増幅器23によっ
て負担させる。したがって、スイッチング形増幅器22
によって高効率化を図り、電力消費を抑えて、発熱量を
減少することができるとともに、DC/DCコンバータ
28の容量を小さく抑えることができる。また、プッシ
ュプル形増幅器23によって、前記スイッチング形増幅
器22の誤差分を補償し、入力電圧Viに対して、高精
度な出力電圧Voを得ることができる。こうして、高効
率化および高精度化を両立することができる。
【0035】図2は、上述のように構成される電力増幅
器21の一使用例である保護継電系統を説明するための
図である。この使用例では、前記電力増幅器21は、変
成器出力の増幅に用いられている前記変成器は、センサ
部51と、光電変換回路52とを備えて構成されてい
る。
【0036】前記センサ部51は、GIS(Gas Insula
ted Switchgears )と称されるガス絶縁開閉装置に関し
て用いられる。前記ガス絶縁開閉装置は、導体53およ
び図示しない開閉装置等を不活性ガスSF6 などを充填
したタンク54内に設けることによって、通常の空気絶
縁に比べて、省スペース化を図ることができるようにし
た装置である。したがって、前記導体53と、前記タン
ク54内に設けた電極55とによって、参照符Ccで示
されるように、浮遊のコンデンサが形成されることにな
る。したがって、このコンデンサCcと接地電位との間
に分圧コンデンサCdを介在し、その分圧比と分圧コン
デンサCdの端子電圧とから導体53の電位を測定する
ことができる。
【0037】前記コンデンサCdの端子電圧は、コンデ
ンサCf1および抵抗R1から成るハイパスフィルタを
介して、光電圧センサS1に印加されるとともに、同様
にコンデンサCf2と抵抗R2とから成るハイパスフィ
ルタを介して、光電圧センサS2に印加される。光電圧
センサS1,S2は、ポッケルス素子を備えて構成され
ており、出力光は、印加される電界にリニアに対応し
て、その透過光量が変化する。
【0038】これらの光電圧センサS1,S2には、そ
れぞれ光電変換回路52から光ケーブル56を介して、
予め定める一定光量の光が入射されており、前記ポッケ
ルス効果による光量変化が、前記光ケーブル56を介し
て光電変換回路52によって検知される。光電変換回路
52からの微少な出力電圧、たとえば実効値で4.5V
程度の出力電圧が前記電力増幅器21に入力され、たと
えば最大値で110V程度の出力電圧に増幅される。こ
の電力増幅器21からの出力電圧は、たとえば遮断器の
トリップ指令を出力する不足電圧リレーへの入力信号な
どとして使用される。
【0039】このような変成器出力の増幅には、たとえ
ば0.1%程度の精度が要求されるのに対して、本発明
に従う電力増幅器21では、そのような高い精度を確保
することができるとともに、高効率化を図ることがで
き、制御盤内における放熱の構成などを削減することが
できる。
【0040】本発明は、上述のような変成器出力に限ら
ず、高調波を検知し、その高調波に対応した逆電圧を電
力系統に流込む、いわゆるアクティブフィルタ等の、高
精度で、かつ高効率な増幅動作が要求される他の用途に
も好適に実施することができる。また、安定した出力電
圧が要求される電源回路としても好適に使用することが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る電力増幅器は、以上のよう
に、電力容量の主要部分、たとえば90%程度をスイッ
チング形増幅器に負担させ、前記電力容量の残余の部
分、すなわち10%程度をプッシュプル形増幅器に負担
させ、かつ前記スイッチング形増幅器およびプッシュプ
ル形増幅器の合成出力電圧に対応したフィードバック信
号を入力信号から減算した差分信号を前記プッシュプル
形増幅器に入力信号として与え、スイッチング形増幅器
の誤差分を補償する。
【0042】それゆえ、前記電力容量の主要部分をスイ
ッチング形増幅器に負担させることによって、高効率化
を図ることができるとともに、前記電力容量の残余の部
分をプッシュプル形増幅器に負担させることによって、
入力信号に対応した出力信号を高精度に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電力増幅器の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】図1で示す電力増幅器の一使用例である保護継
電系統を説明するための図である。
【図3】典型的な従来技術の電力増幅器の電気的構成を
示すブロック図である。
【図4】プッシュプル形増幅器の動作を説明するための
波形図である。
【図5】他の従来技術の電力増幅器の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図6】スイッチング形増幅器の動作を説明するための
波形図である。
【符号の説明】
21 電力増幅器 22 スイッチング形増幅器 23 プッシュプル形増幅器 24 フィードバック回路(フィードバック信号発生
回路) 25 減算器(減算手段) 26 分圧抵抗 27 分圧抵抗 28 DC/DCコンバータ 32 比較器 33 三角波発生回路 35 トランジスタ 36 トランジスタ 37 トランス 38 インダクタンス素子 39 インダクタンス素子 40 コンデンサ 42 オペアンプ 43 トランジスタ 44 トランジスタ 45 分圧抵抗 46 分圧抵抗 47 トランス 51 センサ部 52 光電変換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】増幅すべき入力信号が入力され、電力容量
    の主要部分を負担することができるスイッチング形増幅
    器と、 前記電力容量の残余の部分を負担することができ、前記
    スイッチング形増幅器と出力に対して直列に接続される
    プッシュプル形増幅器と、 前記スイッチング形増幅器およびプッシュプル形増幅器
    の合成出力電圧に対応したフィードバック信号を発生す
    るフィードバック信号発生回路と、 前記入力信号から前記フィードバック信号を減算した差
    分信号を前記プッシュプル形増幅器に入力信号として与
    える減算手段とを含むことを特徴とする電力増幅器。
JP8072340A 1996-03-27 1996-03-27 電力増幅器 Pending JPH09260979A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003005571A1 (fr) * 2001-07-06 2003-01-16 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Amplificateur audio

Cited By (3)

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WO2003005571A1 (fr) * 2001-07-06 2003-01-16 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Amplificateur audio
US6844777B2 (en) 2001-07-06 2005-01-18 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Audio amplifier
US6937092B2 (en) 2001-07-06 2005-08-30 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Audio amplifier

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