JPH0926063A - 収縮チューブ - Google Patents
収縮チューブInfo
- Publication number
- JPH0926063A JPH0926063A JP20171595A JP20171595A JPH0926063A JP H0926063 A JPH0926063 A JP H0926063A JP 20171595 A JP20171595 A JP 20171595A JP 20171595 A JP20171595 A JP 20171595A JP H0926063 A JPH0926063 A JP H0926063A
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- JP
- Japan
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- tube
- rigidity
- expanded
- net body
- shrink
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、外力を加えることによって、簡単
に常温下でも、拡縮ができる収縮チューブを提供せんと
するものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、チューブ11と、当該
チューブ11中に埋設された筒形の高剛性網体12から
なることを特徴とする収縮チューブにある。したがっ
て、本発明では、チューブ11の外周に捻り力を加える
と、その負荷方向によって、チューブ11内の高剛性網
体12が拡縮するため、常温下で、チューブ11の拡縮
が簡単に行える。
に常温下でも、拡縮ができる収縮チューブを提供せんと
するものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、チューブ11と、当該
チューブ11中に埋設された筒形の高剛性網体12から
なることを特徴とする収縮チューブにある。したがっ
て、本発明では、チューブ11の外周に捻り力を加える
と、その負荷方向によって、チューブ11内の高剛性網
体12が拡縮するため、常温下で、チューブ11の拡縮
が簡単に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外力を加えること
によって、簡単に常温下で拡縮ができる収縮チューブに
関するものである。
によって、簡単に常温下で拡縮ができる収縮チューブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、収縮チューブを大別すると、熱収
縮チューブと常温収縮チューブがある。熱収縮チューブ
というのは、周知のように加熱によってチューブの樹脂
材料を収縮させるというものである。一方、常温収縮チ
ューブというものには、例えば図4に示したようなもの
があり、このチューブ1では、その端部1aの内側に予
め紐のようなスペーサ2をスパイラル状に巻き付けて拡
径させておき、使用時、このスペーサ2を引き取ること
によって、収縮させるというものである。
縮チューブと常温収縮チューブがある。熱収縮チューブ
というのは、周知のように加熱によってチューブの樹脂
材料を収縮させるというものである。一方、常温収縮チ
ューブというものには、例えば図4に示したようなもの
があり、このチューブ1では、その端部1aの内側に予
め紐のようなスペーサ2をスパイラル状に巻き付けて拡
径させておき、使用時、このスペーサ2を引き取ること
によって、収縮させるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記熱収縮
チューブでは、熱源が必要となり、また、収縮にある程
度時間が掛かるという難点があった。一方、上記スパイ
ラル状に巻回されたスペーサ2を除去する方法では、熱
源が不要で、かつスペーサ2の除去によって迅速な収縮
が可能なものの、使用前にチューブ1の端部1aが高い
倍率で拡径されたままとなるため、チューブの樹脂材料
によっては、弾性限界を越える伸びで、その後の収縮性
が失われる、所謂永久伸びや歪みなどが生じるため、収
縮不足が起こるなどの問題があった。また、スペーサ2
が不要な廃棄物となるなどの問題もあった。
チューブでは、熱源が必要となり、また、収縮にある程
度時間が掛かるという難点があった。一方、上記スパイ
ラル状に巻回されたスペーサ2を除去する方法では、熱
源が不要で、かつスペーサ2の除去によって迅速な収縮
が可能なものの、使用前にチューブ1の端部1aが高い
倍率で拡径されたままとなるため、チューブの樹脂材料
によっては、弾性限界を越える伸びで、その後の収縮性
が失われる、所謂永久伸びや歪みなどが生じるため、収
縮不足が起こるなどの問題があった。また、スペーサ2
が不要な廃棄物となるなどの問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の実情に鑑みてなされたもので、チューブと、当該チ
ューブ中に埋設された筒形の高剛性網体からなることを
特徴とする収縮チューブにある。したがって、本発明で
は、チューブの外周に捻り力を加えると、その負荷方向
によって、チューブ内の高剛性網体が拡縮するため、常
温下で、チューブの拡縮が簡単に行える。
来の実情に鑑みてなされたもので、チューブと、当該チ
ューブ中に埋設された筒形の高剛性網体からなることを
特徴とする収縮チューブにある。したがって、本発明で
は、チューブの外周に捻り力を加えると、その負荷方向
によって、チューブ内の高剛性網体が拡縮するため、常
温下で、チューブの拡縮が簡単に行える。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係る収縮
チューブの一つの実施の形態を示したものである。この
収縮チューブTは、弾性に富む樹脂やゴムからなるチュ
ーブ11中に筒形の高剛性網体12、例えば金網や、高
剛性の樹脂線材(骨材)からなる網体を埋設させてなる
ものである。この高剛性網体12は、少なくとも相互に
交差して編み込まれた2方向の線材12a,12bから
なり、例えば図2に示したように、各線材12a,12
b間の間隔が縦長に配向した状態(チューブ内径=
L1 )において、当該チューブ11の外周に外力を加
え、一方の方向に捻じった場合、図3に示したように、
各線材12a,12bがその長手方向に横長に配向し
て、チューブ内径がL2 (L2<L1 )と小さくなるよ
うになっている。つまり、一方向への捻じりによって、
縮径させることができる。もちろん、この縮径させた図
3の状態から、逆の方向に捻り力を加えれば、チューブ
11の内径は拡径されるようになっている。したがっ
て、また、図示しないが、図2の状態から、上記とは逆
の方向に捻じれば、高剛性網体12によっては、その内
径をL2 よりさらに大きくすることも可能である。いず
れにしても、高剛性網体12のこのような作用を確保す
るためには、当該高剛性網体12は、その剛性として
は、チューブ11側の樹脂材料の弾性力に負けない、す
なわち形状を維持することができる十分な大きさの剛性
を有する必要がある。
チューブの一つの実施の形態を示したものである。この
収縮チューブTは、弾性に富む樹脂やゴムからなるチュ
ーブ11中に筒形の高剛性網体12、例えば金網や、高
剛性の樹脂線材(骨材)からなる網体を埋設させてなる
ものである。この高剛性網体12は、少なくとも相互に
交差して編み込まれた2方向の線材12a,12bから
なり、例えば図2に示したように、各線材12a,12
b間の間隔が縦長に配向した状態(チューブ内径=
L1 )において、当該チューブ11の外周に外力を加
え、一方の方向に捻じった場合、図3に示したように、
各線材12a,12bがその長手方向に横長に配向し
て、チューブ内径がL2 (L2<L1 )と小さくなるよ
うになっている。つまり、一方向への捻じりによって、
縮径させることができる。もちろん、この縮径させた図
3の状態から、逆の方向に捻り力を加えれば、チューブ
11の内径は拡径されるようになっている。したがっ
て、また、図示しないが、図2の状態から、上記とは逆
の方向に捻じれば、高剛性網体12によっては、その内
径をL2 よりさらに大きくすることも可能である。いず
れにしても、高剛性網体12のこのような作用を確保す
るためには、当該高剛性網体12は、その剛性として
は、チューブ11側の樹脂材料の弾性力に負けない、す
なわち形状を維持することができる十分な大きさの剛性
を有する必要がある。
【0006】このようにしてなる本発明の収縮チューブ
Tにあっては、その使用に際して、先ず、対象となる物
品、例えば電線の接続部、電子部品などに被せ、上記し
たようにチューブ11の外周の一方向に捻り力を加えれ
ばよい。そうすると、図3に示したように、チューブ1
1自体が縮径されるため、上記物品と良好に密着して被
覆される。また、この被覆状態から、逆の方向に捻り力
を加えれば、収縮チューブTの被覆状態を解除すること
も可能である。つまり、被覆のやり直しや、時間経過後
の内部物品の観察や点検なども容易に行うことが可能と
なる。また、使用に先立って、収縮チューブTの内径が
大き過ぎたり、逆に小さ過ぎるなどの場合には、少々捻
じってその内径を調整することも可能である。つまり、
広範な外径の物品に、簡単な操作で対応することがで
き、良好な使い勝手が得られる。
Tにあっては、その使用に際して、先ず、対象となる物
品、例えば電線の接続部、電子部品などに被せ、上記し
たようにチューブ11の外周の一方向に捻り力を加えれ
ばよい。そうすると、図3に示したように、チューブ1
1自体が縮径されるため、上記物品と良好に密着して被
覆される。また、この被覆状態から、逆の方向に捻り力
を加えれば、収縮チューブTの被覆状態を解除すること
も可能である。つまり、被覆のやり直しや、時間経過後
の内部物品の観察や点検なども容易に行うことが可能と
なる。また、使用に先立って、収縮チューブTの内径が
大き過ぎたり、逆に小さ過ぎるなどの場合には、少々捻
じってその内径を調整することも可能である。つまり、
広範な外径の物品に、簡単な操作で対応することがで
き、良好な使い勝手が得られる。
【0007】
【発明の効果】このように本発明に係る収縮チューブに
よると、次のような優れた効果が得られる。 (1)使用時、チューブの外周をいずれかの方向に捻じ
るだけで、チューブ内径を簡単に拡縮させることができ
る。したがって、もちろん、熱源などは不要で、極めて
良好な取り扱い性が得られる。 (2)また、捻り力を強めれば、被覆物品に良好に密着
させて被覆することができ、従来の紐状の内径を確保す
るためのスペーサを有する常温収縮チューブのように、
収縮不足が起きるなどの問題ば根本的に解消される。も
ちろん、紐のようなスペーサなどの廃棄物が出ることも
なくなる。 (3)また、チューブの被覆状態において、逆方向に捻
り力を加えれば、この被覆状態を簡単に解除することも
可能であるため、従来の収縮チューブでは、一般的に難
しいとされる、被覆のやり直しや、時間経過後の内部物
品の観察や点検などにも、容易に対応することができ
る。 (4)さらに、使用に先立って、少々いずれかの方向に
捻じることによって、チューブ内径を調整することも可
能であるため、広範な外径の物品に、簡単に対応するこ
とができ、良好な使い勝手が得られる。
よると、次のような優れた効果が得られる。 (1)使用時、チューブの外周をいずれかの方向に捻じ
るだけで、チューブ内径を簡単に拡縮させることができ
る。したがって、もちろん、熱源などは不要で、極めて
良好な取り扱い性が得られる。 (2)また、捻り力を強めれば、被覆物品に良好に密着
させて被覆することができ、従来の紐状の内径を確保す
るためのスペーサを有する常温収縮チューブのように、
収縮不足が起きるなどの問題ば根本的に解消される。も
ちろん、紐のようなスペーサなどの廃棄物が出ることも
なくなる。 (3)また、チューブの被覆状態において、逆方向に捻
り力を加えれば、この被覆状態を簡単に解除することも
可能であるため、従来の収縮チューブでは、一般的に難
しいとされる、被覆のやり直しや、時間経過後の内部物
品の観察や点検などにも、容易に対応することができ
る。 (4)さらに、使用に先立って、少々いずれかの方向に
捻じることによって、チューブ内径を調整することも可
能であるため、広範な外径の物品に、簡単に対応するこ
とができ、良好な使い勝手が得られる。
【図1】本発明に係る収縮チューブの実施形態の一例を
示した縦断面図である。
示した縦断面図である。
【図2】図1の収縮チューブにおける高剛性網体の拡径
状態を示した側面図である。
状態を示した側面図である。
【図3】図2の拡径状態にある収縮チューブに捻り力を
加えた後の高剛性網体の縮径状態を示した側面図であ
る。
加えた後の高剛性網体の縮径状態を示した側面図であ
る。
【図4】従来の常温収縮チューブを示した部分縦断面図
である。
である。
T 収縮チューブ 11 チューブ 12 高剛性網体 12a,12b 高剛性網体の線材
Claims (1)
- 【請求項1】 チューブと、当該チューブ中に埋設され
た筒形の高剛性網体からなることを特徴とする収縮チュ
ーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20171595A JPH0926063A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 収縮チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20171595A JPH0926063A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 収縮チューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0926063A true JPH0926063A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16445736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20171595A Pending JPH0926063A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 収縮チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0926063A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101861238B1 (ko) * | 2017-11-22 | 2018-05-28 | 강승열 | 액체 누출 감지 케이블의 제조방법 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20171595A patent/JPH0926063A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101861238B1 (ko) * | 2017-11-22 | 2018-05-28 | 강승열 | 액체 누출 감지 케이블의 제조방법 |
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