JPH04281319A - 擬弾性材料を用いたクリート - Google Patents
擬弾性材料を用いたクリートInfo
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- JPH04281319A JPH04281319A JP3067672A JP6767291A JPH04281319A JP H04281319 A JPH04281319 A JP H04281319A JP 3067672 A JP3067672 A JP 3067672A JP 6767291 A JP6767291 A JP 6767291A JP H04281319 A JPH04281319 A JP H04281319A
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- cable
- cleat
- cleats
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- Pending
Links
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- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 12
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 12
- 230000008602 contraction Effects 0.000 abstract description 4
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- 229910017535 Cu-Al-Ni Inorganic materials 0.000 description 1
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- 229910004337 Ti-Ni Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電力ケーブル、特にC
Vケーブルを固定するクリートに関する。
Vケーブルを固定するクリートに関する。
【0002】
【従来の技術】電力用CVケーブルにおける特有の現象
として、絶縁体であるポリエチレンや架橋ポリエチレン
の熱膨張量が大きいことが挙げられる。このため、電力
用CVケーブルを例えばマンホール内にオフセット部を
設けて固定する締め付け型のクリートを使用して固定し
た場合を、図3の模式図に基づいて説明する。図3(A
)はCVケーブル1を締め付け型クリート2で固定した
ときの状態である。即ち、CVケーブル1の外周を円筒
状のクリート2により固定するものである。通電時には
、熱によりCVケーブル1は膨張して太くなり、図3(
B)に示すようになる。また、通電解除後には、CVケ
ーブル1は収縮し、クリート2とCVケーブル1との間
に隙間tが生じ、クリート2による面圧が低下し、クリ
ート2によるCVケーブル1の把持力が弱くなってしま
うことになる。
として、絶縁体であるポリエチレンや架橋ポリエチレン
の熱膨張量が大きいことが挙げられる。このため、電力
用CVケーブルを例えばマンホール内にオフセット部を
設けて固定する締め付け型のクリートを使用して固定し
た場合を、図3の模式図に基づいて説明する。図3(A
)はCVケーブル1を締め付け型クリート2で固定した
ときの状態である。即ち、CVケーブル1の外周を円筒
状のクリート2により固定するものである。通電時には
、熱によりCVケーブル1は膨張して太くなり、図3(
B)に示すようになる。また、通電解除後には、CVケ
ーブル1は収縮し、クリート2とCVケーブル1との間
に隙間tが生じ、クリート2による面圧が低下し、クリ
ート2によるCVケーブル1の把持力が弱くなってしま
うことになる。
【0003】このような把持力を低下させないためにス
プリング付クリートが知られている。これは、図4(A
)に示すように、クリート2の外周にスプリング3を設
け、CVケーブル1が膨張したとき、図4(B)に示す
ようにスプリング3を収縮させるようにして一定の把持
力を保つようになっている。そして、通電解除後にCV
ケーブル1が収縮したときには、スプリング3を伸張さ
せて一定の把持力を保たせるようになっている。即ち、
スプリング3の収縮と伸張をCVケーブル1の膨張に追
従するようにして、クリート2による把持力を一定にし
ている。
プリング付クリートが知られている。これは、図4(A
)に示すように、クリート2の外周にスプリング3を設
け、CVケーブル1が膨張したとき、図4(B)に示す
ようにスプリング3を収縮させるようにして一定の把持
力を保つようになっている。そして、通電解除後にCV
ケーブル1が収縮したときには、スプリング3を伸張さ
せて一定の把持力を保たせるようになっている。即ち、
スプリング3の収縮と伸張をCVケーブル1の膨張に追
従するようにして、クリート2による把持力を一定にし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、スプリン
グ付クリートでは、スプリングにより把持力を得、CV
ケーブルが膨張したときスプリングの収縮量が増加する
と、スプリングのばね定数に比例して面圧が大きくなる
。この面圧が大きくなりすぎるとCVケーブルに変形を
招いてしまうことになる。
グ付クリートでは、スプリングにより把持力を得、CV
ケーブルが膨張したときスプリングの収縮量が増加する
と、スプリングのばね定数に比例して面圧が大きくなる
。この面圧が大きくなりすぎるとCVケーブルに変形を
招いてしまうことになる。
【0005】従って、CVケーブルの膨張量が最大値に
なった場合でも、CVケーブルが変形しないようにクリ
ートの面圧を調整しなければならない。そうすると、C
Vケーブル収縮時の把持力がどうしても弱くなってしま
う問題がある。また、このクリートの面圧の管理も難し
く、スプリングを設けることによりクリートが大きくな
ってしまい、設置するマンホールも大きなものが必要と
なってしまう。
なった場合でも、CVケーブルが変形しないようにクリ
ートの面圧を調整しなければならない。そうすると、C
Vケーブル収縮時の把持力がどうしても弱くなってしま
う問題がある。また、このクリートの面圧の管理も難し
く、スプリングを設けることによりクリートが大きくな
ってしまい、設置するマンホールも大きなものが必要と
なってしまう。
【0006】この発明は、このような点に鑑みてなされ
たもので、常に一定の把持力をもち、しかもコンパクト
な改善されたクリートを提供することを目的とする。
たもので、常に一定の把持力をもち、しかもコンパクト
な改善されたクリートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、電力用CV
ケーブルをオフセット部を設けて固定する際、固定用ク
リートの一部もしくは全部を擬弾性を有する合金を用い
て形成したことを特徴とする擬弾性材料を用いたクリー
トである。
ケーブルをオフセット部を設けて固定する際、固定用ク
リートの一部もしくは全部を擬弾性を有する合金を用い
て形成したことを特徴とする擬弾性材料を用いたクリー
トである。
【0008】
【作用】スプリング付クリートの代りに擬弾性を有する
合金を用いて形成したクリートにより把持させることに
より、擬弾性合金の変形によってCVケーブルの熱膨張
に追従させて把持力を一定とすることができる。
合金を用いて形成したクリートにより把持させることに
より、擬弾性合金の変形によってCVケーブルの熱膨張
に追従させて把持力を一定とすることができる。
【0009】
【実施例】この明細書で使用する擬弾性とは、熱弾性型
のマルテンサイト変態に付随して起こる現象である。図
2に擬弾性を示す応力−歪特性曲線を示す。この図から
分かるように、擬弾性とは応力によって生じた十数パー
セントの歪が完全に復元する現象であり、しかも歪が増
加する間、応力はほぼ一定に保たれている。
のマルテンサイト変態に付随して起こる現象である。図
2に擬弾性を示す応力−歪特性曲線を示す。この図から
分かるように、擬弾性とは応力によって生じた十数パー
セントの歪が完全に復元する現象であり、しかも歪が増
加する間、応力はほぼ一定に保たれている。
【0010】このような擬弾性を有する合金としては、
Ti−Ni,Cu−Al−Ni,Au−Cd,Ag−C
d等が知られている。
Ti−Ni,Cu−Al−Ni,Au−Cd,Ag−C
d等が知られている。
【0011】次に、この発明の実施例を説明する。図1
は、CVケーブルを把持したクリートの構成を示す正面
図である。クリートは上,下二つ割に構成される上クリ
ート2および下クリート2′からなり、これらのクリー
ト2,2′の内径はこれに挿通して把持するCVケーブ
ル1の外径と同じに形成されていて、左右にそれぞれフ
ランジ部2a,2a′が設けられている。そして、下ク
リート2′の底部には例えばマンホール内の取付台等に
固定するための脚部2b′が設けられ、図示しないボル
ト等によって固定されるようになっている。上記フラン
ジ部2a,2a′には挿通孔4,4′が穿設されていて
、ここに擬弾性を有する合金からなるピン形の連結部材
5を挿通して固定するようになっている。この連結部材
5はフランジ部2a,2a′をコ字状のクリップ型に形
成して嵌合させて固定するようにしてもよい。
は、CVケーブルを把持したクリートの構成を示す正面
図である。クリートは上,下二つ割に構成される上クリ
ート2および下クリート2′からなり、これらのクリー
ト2,2′の内径はこれに挿通して把持するCVケーブ
ル1の外径と同じに形成されていて、左右にそれぞれフ
ランジ部2a,2a′が設けられている。そして、下ク
リート2′の底部には例えばマンホール内の取付台等に
固定するための脚部2b′が設けられ、図示しないボル
ト等によって固定されるようになっている。上記フラン
ジ部2a,2a′には挿通孔4,4′が穿設されていて
、ここに擬弾性を有する合金からなるピン形の連結部材
5を挿通して固定するようになっている。この連結部材
5はフランジ部2a,2a′をコ字状のクリップ型に形
成して嵌合させて固定するようにしてもよい。
【0012】従って、このように構成されたクリップ2
,2′によりCVケーブル1は、擬弾性を有する合金の
連結部材によってCVケーブルの熱膨張に伴う膨張,収
縮を吸収し、一定の面圧による把持力でもってCVケー
ブルを保持することが可能になる。
,2′によりCVケーブル1は、擬弾性を有する合金の
連結部材によってCVケーブルの熱膨張に伴う膨張,収
縮を吸収し、一定の面圧による把持力でもってCVケー
ブルを保持することが可能になる。
【0013】上記の例は、上クリート,下クリートを結
合する連結部材を擬弾性を有する合金で形成したが、こ
れは上クリートおよび下クリート全体を擬弾性を有する
合金で作り、これらをボルト等によって固定するように
しても同様の効果が得られる。
合する連結部材を擬弾性を有する合金で形成したが、こ
れは上クリートおよび下クリート全体を擬弾性を有する
合金で作り、これらをボルト等によって固定するように
しても同様の効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の擬弾性
材料を用いたクリートは、従来の弾性体からなるスプリ
ング付クリートとは異なり、一定応力下において大きな
変形が得られるため、挿通したCVケーブルに対し面圧
を一定に保つことが可能となる。また、十数パーセント
にも及ぶ変形が擬弾性材料自体から得ることができるの
で、スプリングよりも小さな体積で同量の変形が得られ
、クリートをよりコンパクトに構成することができる。
材料を用いたクリートは、従来の弾性体からなるスプリ
ング付クリートとは異なり、一定応力下において大きな
変形が得られるため、挿通したCVケーブルに対し面圧
を一定に保つことが可能となる。また、十数パーセント
にも及ぶ変形が擬弾性材料自体から得ることができるの
で、スプリングよりも小さな体積で同量の変形が得られ
、クリートをよりコンパクトに構成することができる。
【図1】本発明の実施例を示す擬弾性材料を用いたクリ
ートの正面図である。
ートの正面図である。
【図2】擬弾性を説明するための応力−歪特性曲線図で
ある。
ある。
【図3】(A),(B),(C)は、従来の締め付け型
クリートによる把持力の変化を説明するための断面図で
ある。
クリートによる把持力の変化を説明するための断面図で
ある。
【図4】(A),(B),(C)は、従来のスプリング
付クリートによる把持力を説明するための断面図である
。
付クリートによる把持力を説明するための断面図である
。
1 CVケーブル
2,2′ クリート
3 スプリング
4,4′ 挿通孔
5 連結部材
Claims (1)
- 【請求項1】 電力用CVケーブルにオフセット部を
設けて固定する際、固定用クリートの一部もしくは全部
を擬弾性を有する合金を用いて形成したことを特徴とす
る擬弾性材料を用いたクリート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067672A JPH04281319A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 擬弾性材料を用いたクリート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067672A JPH04281319A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 擬弾性材料を用いたクリート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04281319A true JPH04281319A (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=13351725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3067672A Pending JPH04281319A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 擬弾性材料を用いたクリート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04281319A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635631U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-13 | 大同特殊鋼株式会社 | 締結用ねじ部材 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP3067672A patent/JPH04281319A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635631U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-13 | 大同特殊鋼株式会社 | 締結用ねじ部材 |
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