JPH0926015A - 低振動歯車 - Google Patents

低振動歯車

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JPH0926015A
JPH0926015A JP7177773A JP17777395A JPH0926015A JP H0926015 A JPH0926015 A JP H0926015A JP 7177773 A JP7177773 A JP 7177773A JP 17777395 A JP17777395 A JP 17777395A JP H0926015 A JPH0926015 A JP H0926015A
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Japan
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vibration
gear
low
recesses
damping
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JP7177773A
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Inventor
Tomoyuki Iwata
友幸 岩田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車回転時の歯部の衝撃に伴う振動を抑止す
る低振動歯車に関し、歯車の歯部に発生する振動伝播を
抑止し、振動音および共鳴音を減少する。 【解決手段】 歯車本体Aの側面部に制振用凹部3、4
が形成されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転時における歯
部の衝撃に伴う歯車の振動を抑止する低振動歯車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一対の歯車を噛み合わせるときの歯面間
にはバックラッシュ、即ち遊びが設けられている。これ
は歯車の回転中に生ずる歯または軸のたわみとか、熱膨
張や油膜の厚みなどに起因する歯と歯の軋みなどを防ぐ
ためのものであるが、そのために歯車の回転時にはこの
バックラッシュに起因する衝撃音が歯面に生じ、これが
歯車へ振動を与えて共鳴を伴うと歯車機構に長時間の騒
音を発生させることになる。
【0003】特に、たとえば車両における、クランクシ
ャフトとアイドラギヤを介してカムシャフト,エアコン
プレッサ、パワーステアリング,インジェクション、オ
イルポンプなどを連結するギヤトレーンでは、多数の歯
車の振動音と共鳴音が総合されると大きな騒音となるも
のである。従来、アイドラギヤにおける騒音低減のた
め、ギヤのリブ部分からウェブ部分にわたる個所に貫通
穴を開けるとともに、この貫通穴とリブ部分からウェブ
部分にわたる両面にラバーを接着することが提案されて
いる。
【0004】また、通常、歯車にあっては、歯車を軽量
化するために、リブ部分よりウェブ部分の厚みを薄くし
たり、またウェブ部分に穴を設けたりすることが通常行
なわれている。そして、リム部分とウェブ部分が同厚に
形成されるような歯車では、ウェブ部分の面部に浅い凹
部を形成するようなものも見受けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例における貫通穴とラバーを設けるものでは、
制振作用はあるとしても、ギヤのリブ部分に貫通した穴
を設けることにより、歯車の強度を低下させるのみなら
ず、ラバーを接着することにより材料費が嵩み且つ工作
が煩雑になって、製品のコストアップになるという課題
がある。
【0006】また、従来例のウェブ部分に浅い窪みを設
けるものでは、ウェブ部分に設けられる凹所はウェブ部
分の厚みに比べれば、あまりにも浅すぎて歯車の軽量化
には幾らか役立つとしても、歯車の振動を抑止する作用
は全くなく制振効果は期待できないという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、歯
車の側面部に所定の制振用凹部を設けることにより、簡
単な構成と工作によって、歯面の衝撃に伴う歯車の振動
を抑止し、振動音および共鳴音を軽減するようにした低
振動歯車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の請求
項1記載の低振動歯車は、外周に歯が形成された歯車本
体に、制振用凹部が形成されていることを特徴としてい
る。本発明の請求項2記載の低振動歯車は、該制振用凹
部が該歯車本体のリム部分に形成されていることを特徴
としている。
【0008】本発明の請求項3記載の低振動歯車は、該
制振用凹部が該リム部分の対向する両面に、それぞれ所
要の間隔で複数形成されるとともに、一方の面部に形成
された各制振用凹部と他方の面部に形成された各制振用
凹部とが所定の位相差をもって配設されていることを特
徴としている。本発明の請求項4記載の低振動歯車は、
該制振用凹部が円環状凹部として形成されていることを
特徴としている。
【0009】本発明の請求項5記載の低振動歯車は、円
環状凹部として形成された該制振用凹部が該リム部分の
対向する両面にそれぞれ形成されていることを特徴とし
ている。本発明の請求項6記載の低振動歯車は、該制振
用凹部が該歯車本体のウェブ部分に形成されていること
を特徴としている。
【0010】本発明の請求項7記載の低振動歯車は、該
制振用凹部がディンプル状凹部として複数形成されてい
ることを特徴としている。本発明の請求項8記載の低振
動歯車は、該複数の制振用凹部が該歯車本体の中心に対
して同心円上で且つ放射状に配置されていることを特徴
としている。本発明の請求項9記載の低振動歯車は、隣
接する放射線上の該制振用凹部どうしが同一の同心円上
から偏倚して配設されていることを特徴としている。
【0011】本発明の請求項10記載の低振動歯車は、
該制振用凹部が該歯車本体のリム部分及びウェブ部分に
それぞれ形成されていることを特徴としている。本発明
の請求項11記載の低振動歯車は、該制振用凹部が該歯
車本体の歯幅の少なくとも1/3以上の深さに設定され
ていることを特徴としている。本発明の請求項12記載
の低振動歯車は、該制振用凹部が該歯車本体のリム部分
とウェブ部分とハブ部分にそれぞれ形成されていること
を特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の発明
の実施の形態について説明すると、図1〜10は本発明
による低振動歯車の実施の形態を示すもので、図1は第
1の実施の形態による歯車の正面図、図2は図1のII
−II線矢視による断面図、図3は第2の実施の形態に
よる歯車の正面図、図4は図3のIV−IV線矢視によ
る断面図、図5は第3の実施の形態による歯車の正面
図、図6は図5のVI−VI線矢視による断面図、図7
は第4の実施の形態による歯車の正面図、図8は図7の
VIII−VIII線矢視による断面図、図9は第5の
実施の形態による歯車の正面図、図10は図9のX−X
線矢視による断面図であり、各図中、同じ符号はほぼ同
一部分を示している。
【0013】まず、本発明による歯車は、たとえば車両
におけるクランクシャフトと数個のアイドラギヤを介し
て各種の補機類を駆動するギヤトレーンなどの、比較的
軽負荷用歯車として適するものである。さて、図1,2
に示す第1の実施の形態による低振動歯車は、歯車Aの
リム部分2の外周に歯面1が形成され、リム部分2の側
面部に有底丸穴3が同心円上にて等間隔に複数個設けら
れて制振用凹部3が形成されている。
【0014】この制振用凹部3を丸穴としたのは工作上
の容易さからであり、有底としたのは貫通穴のように歯
車Aの強度を低下させないためである。また、この制振
用凹部3(以下必要に応じて有底丸穴3という)は、リ
ム部分2の一方の面部に形成されるだけでなく、他方の
面部にも制振用凹部4(以下必要に応じて有底丸穴4と
いう)が形成されるもので、この場合における両面部に
形成される有底丸穴3,4は、それぞれ所定の位相差を
もって配置されており、両面部の有底丸穴3,4が表裏
で互いに一致しない位置に形成されている。
【0015】そして、この有底丸穴3,4の数は、各面
での有底丸穴3および有底丸穴4の間が接近し過ぎず、
しかも離れ過ぎない程度の間隔をもってできるだけ多く
形成されるべきで、たとえば歯車の大きさによって異な
るが、両面部に形成される場合は各面にそれぞれ12個
ずつ、片面のみに形成される場合は24個程度前後形成
されるのが適当である。
【0016】これは、有底丸穴3,4の数が多いと歯車
Aの強度を低下し、数が少ないと制振効果が落ちるから
である。そして、この有底丸穴3または有底丸穴4の有
底の深さは、リム部分2の幅すなわち厚さaの少なくと
も1/3から1/2を越える程度の深さに設定されるも
のである。
【0017】しかし、有底丸穴3,4を余り深くすると
歯車Aの強度を落とすので、1/2をやや越えた程度ま
でがよい。このような構成により、歯面1で発生する振
動がリム部分2に伝わるとき、リム部分2に形成された
有底丸穴3,4により、歯面1部より軸心部方向へ伝播
する振動が抑止され、共鳴音を生ずる因となるウェブ部
分5へ伝わる振動が減少して、共鳴音の発生をも抑止し
うることができる。
【0018】さらに、第2の実施の形態としての図3,
4に示す低振動歯車は、第1の実施の形態による制振用
凹部の有底丸穴に代えて、両方の側面に輪形の溝が円環
状凹部6,7として形成されている。なお、リム部分2
の一方の側面に輪形の溝が円環状凹部6または7として
形成されてもよい。この場合、リム部分2の一方の側面
のみに設けられる場合の円環状凹部6の深さは、リム部
分の幅(厚み)の1/3以上乃至1/2を越える程度に
設定されるか、またリム部分の両側面に設けられる場合
の両側の円環状凹部6と7の深さの和b+cはリム部分
2の幅(円環状凹部6,7が形成される部分の厚み)a
の少なくとも1/3以上乃至1/2を越える程度以下に
設定されている。
【0019】このような構成によるものは、円環状凹部
6が第1実施の形態の場合と同様に、歯車Aの歯面1部
より軸心部方向へ伝播される振動が抑止され、共鳴音を
生ずる因となるウェブ部分5への振動の伝播が減少され
るので、共鳴音の発生をも抑止しうるは勿論、有底丸穴
3,4の形成に比べれば、旋盤加工により容易に加工製
作しうることができる。
【0020】つぎに、第3の実施の形態としての図5,
6に示す低振動歯車は、ウェブ部分5の側面に複数個の
ディンプル状凹部8が制振用凹部として形成されてい
る。この場合のディンプル状凹部8は、ウェブ部分5が
リム部分2に比べて幅厚が薄いので、有底丸穴3とか輪
形溝6のように深い凹部とすることは歯車の剛性上無理
があり、また浅くても制振効果が少ないので半球状程度
の凹部とするか、またはウェブ部分5の厚みの1/3以
上乃至1/2以下程度の凹部とすることが望ましいもの
である。
【0021】そして、この制振用凹部としての各ディン
プル状凹部8は、ウェブ部分5の側面部において、軸心
に対し同心円上で且つ放射状位置にあるよう配置されて
形成されている。また、各ディンプル状凹部8は、隣接
する放射線上のディンプル状凹部8どうしが互いに同一
の同心円上から偏倚する位置にあるよう配置されて形成
されている。
【0022】すなわち、図5に示す如く、たとえば一番
目外側の同一円周上にある4個のディンプル状凹部8a
はそれぞれ90°間隔をもって設けられており、2番目
内側の同一円周上にある4個のディンプル状凹部8b
は、外側のディンプル状凹部8aに対して45°偏倚し
た位置でそれぞれ90°間隔をもって設けられており、
3番目内側の同一円周上にある4個のディンプル状凹部
8cは、その外側のディンプル状凹部8bに対して45
°偏倚した位置でそれぞれ90°間隔をもって設けられ
ており、1番目外側のディンプル状凹部8aと3番目外
側のディンプル状凹部8cは同一放射線上に配置されて
いる。
【0023】なお、上記では同一円周上の在るディンプ
ル状凹部8の数を4個とし、同一円周を3つの円周とし
たが、これは歯車Aの大きさなどに応じて適宜設定され
るべきで、同一円周を4つの円周とするか、同一円周上
のディンプル状凹部8の間隔を30°間隔とするかなど
は、その都度設定されるものである。このような構成に
よるものは、歯面1で発生する衝撃音の伝播を歯車Aの
ウェブ部分5で制振するとともに、ウェブ部分5におい
て発生し易い共鳴音を抑止して、歯車に制振効果と共鳴
抑止効果をもたらすものである。
【0024】そして、第4の実施の形態としての図7,
8に示す低振動歯車は、リム部分2の側面に有底丸穴3
が同一円周上且つ等間隔に複数個形成されるとともに、
ウェブ部分5の側面部にディンプル状凹部8が複数個形
成されている。すなわち、第1の実施の形態と第3の実
施の形態との制振用凹部を合成したもので、リム部分2
における制振作用と、ウェブ部分5における制振作用と
を合成させることにより、一層有効に歯車の振動伝播と
共鳴発生を抑止しうるものである。
【0025】また、第2の実施の形態と第3の実施の形
態との制振用凹部の形成を合成させることも可能であ
る。さらに、第5の実施の形態としての図9,10に示
す低振動歯車は、リム部分2に有底丸穴3が設けられ、
ウェブ部分5にディンプル状凹部8が設けられるととも
に、ハブ部分9に複数個のディンプル状凹部10が設け
られて、制振用凹部3,4と制振用凹部6,7と制振用
凹部10が形成されている。
【0026】そして、このディンプル状凹部10の配置
は、ウェブ部分5の最内周側に設けられるディンプル状
凹部8cと偏倚して設けられ、またその数と深さはウェ
ブ部分5に設けられるディンプル状凹部8と適応するよ
う設定されるとよい。このような構成による低制振歯車
は、リム部分2とウェブ部分5の制振作用に加えてハブ
部分9においても制振作用を持たせることができて、歯
車の外周部,中央部,内周部の総合される制振作用によ
り、制振効果の高い歯車を提供しうるものである。
【0027】なお、このようにリム部分2,ウェブ部分
5,ハブ部分9に制振用凹部3,4と制振用凹部8と制
振用凹部10等を設けるものは比較的大径の歯車に対し
て好適である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の低振動歯車によれば、外周に歯が形成された歯車
本体に、制振用凹部が形成されているので、制振用凹部
が歯部の衝撃によって発生する振動が歯車内部に伝播す
るのを抑止し、歯車全体の振動を減少し得る利点があ
る。
【0029】本発明の請求項2記載の低振動歯車によれ
ば、該制振用凹部が該歯車本体のリム部分に形成されて
いるので、歯部で発生する振動が、歯部と近接するリム
部分の制振用凹部により抑止されて歯車の中心方向への
伝播を阻止され減衰されるため、歯車全体の振動ならび
に共鳴音をも抑制し得る利点がある。本発明の請求項3
記載の低振動歯車によれば、該制振用凹部が該リム部分
の対向する両面に、それぞれ所要の間隔で複数形成され
るとともに、一方の面部に形成された各制振用凹部と他
方の面部に形成された各制振用凹部とが所定の位相差を
もって配設されているので、リム部分の両面に複数形成
される制振用凹部が、リム部分での振動抑制効果を一段
と高めて、歯車全体の振動を減少し得る利点がある。
【0030】本発明の請求項4記載の低振動歯車によれ
ば、該制振用凹部が円環状凹部として形成されているの
で、制振用凹部としての円環状凹部の形成は工作が容易
であり、しかも振動の伝播を抑止し得て歯車の振動を減
少し得る利点がある。本発明の請求項5記載の低振動歯
車によれば、円環状凹部として形成された該制振用凹部
が該リム部分の対向する両面にそれぞれ形成されている
ので、リム部分の両面で振動の伝播が抑止され、制振効
果を一層高め得る利点がある。
【0031】本発明の請求項6記載の低振動歯車によれ
ば、該制振用凹部が該歯車本体のウェブ部分に形成され
ているので、歯部に発生する振動の中心部への伝播を制
止し得るは勿論、ウェブ部分での共鳴音の発生を抑制し
得る利点がある。本発明の請求項7記載の低振動歯車に
よれば、該制振用凹部がディンプル状凹部として複数形
成されているので、ウェブ部分に形成される複数のディ
ンプル状凹部は厚みの薄いウェブ部の剛性を保ちなが
ら、しかも歯車の振動伝播を抑止し得る利点がある。
【0032】本発明の請求項8記載の低振動歯車によれ
ば、該複数の制振用凹部が該歯車本体の中心に対して同
心円上で且つ放射状に配置されているので、各複数のデ
ィンプル状凹部がウェブ部分に均等に配置されて歯車全
体のバランスを崩すことなく、しかも歯車の振動伝播を
抑止し得る利点がある。本発明の請求項9記載の低振動
歯車によれば、隣接する放射線上の該制振用凹部どうし
が同一の同心円上から偏倚して配設されているので、ウ
ェブ部分に形成される各制振用凹部は接近し過ぎること
なく均等に配置され、しかも制振用凹部の数を多く形成
することができて、制振効果をさらに高め得る利点があ
る。
【0033】本発明の請求項10記載の低振動歯車によ
れば、該制振用凹部が該歯車本体のリム部分およびウェ
ブ部分にそれぞれ形成されているので、リム部分および
ウェブ部分での振動抑止作用があり、歯車全体としての
制振効果を一段と高め得る利点がある。本発明の請求項
11記載の低振動歯車よれば、該制振用凹部が該歯車本
体の歯幅の少なくとも1/3以上の深さに設定されてい
るので、幅の厚いリム部分での1/3以上の深さは振動
伝播を抑止するのに良く作用し、歯車の制振効果を充分
高め得る利点がある。
【0034】本発明の請求項12記載の低振動歯車よれ
ば、該制振用凹部が該歯車本体のリム部分とウェブ部分
とハブ部分にそれぞれ形成されているので、歯車の側面
全面にわたって多くの制振用凹部を形成することにより
歯車の制振効果をさらに高め得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による低振動歯車の第1の実施の形態を
示す正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線矢視による断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線矢視による断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視による断面図
である。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図10】図9のX−X線矢視による断面図である。
【符号の説明】
1 歯面 2 リム部分 3,4 制振用凹部(有底丸穴) 5 ウェブ部分 6,7 円環状凹部 8 制振用凹部(ウェブ部分のディンプル状凹部) 8a 1番外側の同一円周上のディンプル状凹部 8b 2番目外側の同一円周上のディンプル状凹部 8c 3番目外側の同一円周上のディンプル状凹部 9 ハブ部分 10 制振用凹部(ハブ部分のディンプル状凹部) A 歯車 a リブ部分の幅 b 一方の面の円環状凹部の深さ c 他方の面の円環状凹部の深さ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に歯が形成された歯車本体に、制振
    用凹部が形成されていることを特徴とする、低振動歯
    車。
  2. 【請求項2】 該制振用凹部が該歯車本体のリム部分に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の低振動
    歯車。
  3. 【請求項3】 該制振用凹部が該リム部分の対向する両
    面に、それぞれ所要の間隔で複数形成されるとともに、
    一方の面部に形成された各制振用凹部と他方の面部に形
    成された各制振用凹部とが所定の位相差をもって配設さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の低振動歯車。
  4. 【請求項4】 該制振用凹部が円環状凹部として形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の低振動歯車。
  5. 【請求項5】 円環状凹部として形成された該制振用凹
    部が該リム部分の対向する両面にそれぞれ形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の低振動歯車。
  6. 【請求項6】 該制振用凹部が該歯車本体のウェブ部分
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の低振
    動歯車。
  7. 【請求項7】 該制振用凹部がディンプル状凹部として
    複数形成されていることを特徴とする請求項6記載の低
    振動歯車。
  8. 【請求項8】 該複数の制振用凹部が該歯車本体の中心
    に対して同心円上で且つ放射状に配置されていることを
    特徴とする請求項7記載の低振動歯車。
  9. 【請求項9】 隣接する放射線上の該制振用凹部どうし
    が同一の同心円上から偏倚して配設されていることを特
    徴とする請求項8記載の低振動歯車。
  10. 【請求項10】 該制振用凹部が該歯車本体のリム部分
    及びウェブ部分にそれぞれ形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の低振動歯車。
  11. 【請求項11】 該制振用凹部が該歯車本体の歯幅の少
    なくとも1/3以上の深さに設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の低振動歯車。
  12. 【請求項12】 該制振用凹部が該歯車本体のリム部分
    とウェブ部分とハブ部分にそれぞれ形成されていること
    を特徴とする請求項6または請求項10記載の低振動歯
    車。
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