JPH09259591A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH09259591A
JPH09259591A JP6484296A JP6484296A JPH09259591A JP H09259591 A JPH09259591 A JP H09259591A JP 6484296 A JP6484296 A JP 6484296A JP 6484296 A JP6484296 A JP 6484296A JP H09259591 A JPH09259591 A JP H09259591A
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JP
Japan
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channel
electrons
floating gate
drain
semiconductor memory
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JP6484296A
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Kiyoshi Yamaguchi
清 山口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、高速でかつ低消費電力化ならび
に微細化に優れた不揮発性半導体記憶装置を提供するこ
とをその目的とする。 【解決手段】 この発明の不揮発性半導体記憶装置は、
複数のメモリトランジスタセルMはソース8(9)、ド
レイン2(3)で並列接続されてブロック4が構成され
る。制御ゲート11〜14は、ブロック4…間を貫いて
平行に配置されている。各ブロック4…のソースライン
8(9)は、ブロック選択トランジスタ6(10)を介
して共通ソース線7に接続されている。そして、書き込
みをFNトンネリングによりチャネル全面から浮遊ゲー
トに電子を注入することにより行い、消去は、浮遊ゲー
トからのチャネル全面へ全素子一括して電子の放出を行
うことにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浮遊ゲートを有
し、電気的に書き換え及び消去が可能な不揮発性半導体
記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的に書き換え及び消去が可能な不揮
発性半導体記憶装置(以下、EEPROMという。)の
中でフラッシュEEPROMが注目されている。
【0003】フラッシュEEPROMは、1ビットあた
り1つのトランジスタのみで記憶でき、その記憶密度の
高さから、活発な開発が行われており、多くのメモリセ
ル(半導体記憶素子)構造や駆動方式が提案されてい
る。これらの中で最も一般的に普及しているのは、米国
特許第4,868,619号に提案されている積層ゲー
ト・NOR型のメモリセルである。このメモリセルは、
チャネル形成領域上にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲート
を設け、この浮遊ゲート上にインターポリ絶縁膜を介し
て制御ゲートを設けて構成されている。
【0004】上記した積層ゲート・NOR型のメモリセ
ルは、浮遊ゲートへの電子の注入をチャネルホットエレ
クトロンで、電子の引き抜きをソースへのFN(Fow
ler−Nordheim)トンネリングを用いてい
る。
【0005】しかしながら、チャネルホットエレクトロ
ンでの電子の注入は注入効率が悪いため大きなドレイン
電流を必要とし、このことが低消費電力化の妨げとなっ
ている。このため効率よく電子を浮遊ゲートに注入する
ことができる素子が望まれている。
【0006】電子を浮遊ゲートへ高い効率で注入する方
法としてFNトンネリングを用いる方法がある。これは
電子情報通信学会技術研究報告 1993年SDM−1
34p37−p44の「3v単一電源64Mビットフラ
ッシュメモリ用AND型セル」に報告された方法によっ
て実現されている。
【0007】この方法に用いられるAND型メモリセル
は、図5に示すように、積層ゲート・NOR型のメモリ
セルと同様に、基板またはウェルに設けられたソース3
1とドレイン32の間のチャネル形成領域上にゲート絶
縁膜を介して浮遊ゲート33が設けられ、この浮遊ゲー
ト33上にインターポリ絶縁膜を介してワード線となる
制御ゲート34が設けられている。このAND型メモリ
セルの消去は、チャネル35全面のFNトンネル現象を
用いて電子を浮遊ゲート33に注入し、高しきい値電圧
にすることにより行われる。書き込みはドレイン32の
エッジ、即ち、ドレイン32と浮遊ゲート33とのオー
バーラップ領域36を用いて電子を浮遊ゲート33から
放出し、低しきい値電圧とすることにより行われる。
【0008】上記書き換え方式を用いて、消去単位と書
き込み単位を等しくし、ワード単位での書き換えを行う
ように、図6のように基本アレイを構成している。上記
AND型メモリセルMを複数個、この例では、32個の
メモリセルM0からM32、それぞれのソース及びドレ
インを各々ローカルソース線(LS)、ローカルドレイ
ン線(LD)に接続する形で並列に接続し、ブロックB
を形成している。このブロックBはドレイン線LDの長
手方向と垂直な方向に複数個配置され、やはりドレイン
線LDの長手方向と垂直な制御ゲート線であるワード線
W0〜W31によって、各ブロックの制御ゲートが配線
されている。また、ローカルソース線LS及びローカル
ドレインLDはそれぞれ選択トランジスタを介して共通
ソースSとメインデータ線Dに接続されている。
【0009】そして、表1に示す様なバイアス条件を加
えることによって、FNトンネリングによる電子の注入
/放出を行っている。
【0010】
【表1】
【0011】この時、電子のトンネリングは、前述した
図5に示すように、電子の注入はチャネル領域35か
ら、電子の放出はドレイン32と浮遊ゲート33とのオ
ーバーラップ領域36で行われている。
【0012】このため、この方法では、浮遊ゲート33
下にドレイン33をオーバーラップさせる必要がある。
このことは、浮遊ゲート33のゲート長Lfgに対して
実効的なチャネル長Leffが小さくなるため、ショー
トチャネル効果を招きやすくなり素子の微細化の妨げに
なる。
【0013】また、浮遊ゲートへの電子の注入ならびに
放出をチャネル領域のFNトンネリングを用いることに
よって、拡散層のオーバーラップ領域を用いることな
く、電子の注入放出を行うことができる。これは、IE
EE Jaunal of Solid−State
Circuits,Vol.24,No.5,Octo
ber 1989 p1238−p1243の「An
Experimental 4−Mbit CMOS
EEPROM with a NAND−Struct
ured Cell」によって実現されている。この方
法では、電子の注入・放出にFNトンネリングを用いる
ため低消費電力化に適しており、また注入・放出ともチ
ャネル領域を用いるためゲート下に拡散層をオーバーラ
ップさせる必要がなく、微細化にも適した構造となって
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、各メモリトランジスタは直列に接続されている
ためドレイン線に各メモリトランジスタのチャネル抵抗
がすべて加算される。その結果、ドレイン抵抗が高くな
り読み出し電流が小さくなり、読み出し時の速度の高速
化できないという欠点がある。このため、高速でかつ低
消費電力化ならびに微細化に優れた素子が望まれてい
る。
【0015】この発明は、上述した従来の問題点を解消
し、高速でかつ低消費電力化ならびに微細化に優れた不
揮発性半導体記憶装置を提供することをその目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の不揮発性半導
体記憶装置は、チャネルと制御ゲートの間に浮遊ゲート
を有するMOS型の半導体記憶素子を複数個アレイ上に
配置した不揮発性半導体記憶装置であって、上記半導体
記憶素子のソース及びドレインを各々共有化するように
並列接続することによってブロックを形成し、上記ブロ
ックをチャネル方向に複数個規則的に配置し、上記複数
個のブロックの各々のソース領域を選択トランジスタを
介して共通のソース線に接続するとともに、書き込み
は、選択される素子の制御ゲートに正のバイアス電圧V
w1を与え、非選択素子の制御ゲートには0Vを与え、
かつ選択される素子のドレインに0Vを非選択素子のド
レインには上記Vgよりも小さい正のバイアス電圧Vw
2を与え、かつ選択および非選択ブロックの選択トラン
ジスタはoff状態にし、基板もしくはウェルを0Vと
することで、チャネル全面から上記浮遊ゲートに電子を
注入することによって行い、消去は制御ゲートを0Vも
しくは負バイアス状態とし、基板もしくはウェルを0V
もしくは正バイアス状態とすることによって浮遊ゲート
からチャネル全面へ電子を放出することにより行うこと
を特徴とする。
【0017】この発明では、上述したように、書き込み
の際には、選択された素子の制御ゲート−チャネル間電
位差はVw1であり、非選択素子の制御ゲート−チャネ
ル間の電位差はVw1−Vw2となる。このVw1の値
を浮遊ゲートへのFNトンネリングが生じる値としする
と、選択された素子の浮遊ゲートへチャネル全面からの
FNトンネリングによって電子の注入が行われる。
【0018】また、非選択素子の制御ゲート−チャネル
間の電位差Vw1−Vw2がチャネルから浮遊ゲートへ
の電子の注入が起こらない値となるようにVw2を設定
することによって、非選択素子の浮遊ゲートへの電子の
注入を起こらなくすることができ、選択素子のみチャネ
ルから浮遊ゲートへFNトンネリングを用いて電子を注
入することができる。また、各ソース線は、選択トラン
ジスタを介して共通ソース線に接続されているため、こ
の選択トランジスタをoffすることによって各ソース
線を分離でき、ソース線を介してVw2が選択素子のチ
ャネルに現れることを防止できる。
【0019】一方、浮遊ゲートから電子の放出、即ち、
消去は、制御ゲートを0Vもしくは負バイアス状態と
し、基板を0Vもしくは正バイアス状態とすることによ
って行う。こうすることにより、浮遊ゲートからのチャ
ネルへ全素子一括して電子の放出を行うことができる。
【0020】このように、この発明は、電子の浮遊ゲー
トへの注入及び引き抜きをチャネル領域でのFNトンネ
リングを用いているため、浮遊ゲート下へのソース/ド
レイン拡散層のオーバーラップが必要なく低消費電力化
ならびに微細化にとって有利となる。また、各メモリト
ランジスタは電気的には並列に接続されているため読み
出し抵抗が小さく、読み出し速度の高速化に有利であ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
き図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施の
形態の基本アレイ構成を示す回路図である。
【0022】図1に示すように、制御ゲートとチャネル
との間に浮遊ゲートを有するnチャネルMOS型のメモ
リトランジスタセルMを複数個、それぞれのソース及び
ドレインを各々ソース線8(9)、ドレイン線2(3)
に接続する形で各々共有化するように並列に接続しブロ
ック4…を形成している。このブロック4はチャネル方
向、すなわちドレイン線2(3)の長手方向と垂直な方
向に複数個配置される。そして、ワード線となる制御ゲ
ート線11〜14が、チャネル方向、すなわちドレイン
線2(3)の長手方向と垂直な方向に配線され、この制
御ゲート線11〜14によって、各ブロックのメモリト
ランジスタセルMの制御ゲートが、接続されている。ま
た各ブロックのソース線8、9は各々、選択トランジス
タ6、10を介して共通ソース線7に接続されている。
【0023】ここで、例えば、メモリトランジスタセル
16の浮遊ゲートに電子を注入する場合、基板もしくは
ウェルへ電位を与える端子18を0Vとし、制御ゲート
13に正の電圧Vw1を与え、他の制御ゲート11、1
2、14には0V、ドレイン線2にも0Vを与える。メ
モリトランジスタセル16の制御ゲートには、正のバイ
アスが加えられていることからチャネルが形成されるた
め、ドレイン、チャネル、ソースは同電位となり、すな
わちドレイン線2には0Vが印加されているためチャネ
ルの電位は0Vとなり、制御ゲート−チャネル間の電位
差はVw1となる。いまこのVw1の値を浮遊ゲートへ
のFNトンネリングが生じる値としたとき、メモリトラ
ンジスタセル16の浮遊ゲートへチャネル全面からのF
Nトンネリングによって電子の注入が行われる。
【0024】また、非選択素子であるメモリトランジス
タセル17の制御ゲートにも制御ゲート線13を通して
正バイアスVw1が加えられる。ここで、この実施の形
態においては、ドレイン線3にVw1よりも小さい正の
バイアス電圧Vw2が加えられている。ドレイン線3に
Vw1よりも小さい正のバイアス電圧Vw2を加える
と、正のバイアスVw2によってチャネルが形成されて
いるために、メモリトランジスタ17のチャネルの電位
はVw2となり、このため制御ゲート−チャネル間の電
位差はVw1−Vw2となる。この値がチャネルから浮
遊ゲートへの電子の注入が起こらない値となるようにV
w2を設定することによってメモリトランジスタセル1
7の浮遊ゲートへの電子の注入を起こらなくすることが
できる。つまり選択素子であるメモリトランジスタセル
16へのみ電子の注入を行うことができる。
【0025】そして、このときドレイン線3の電圧Vw
2はメモリトランジスタセル17のチャネル領域を介し
てソース線9に達する。このためソース線9がもし直接
共通ソース線7に接続されている場合、ドレイン線3の
電位Vw2は共通ソース線7からソース線8を介してメ
モリトランジスタセル16のチャネルに達してしまい、
メモリトランジスタセル16の浮遊ゲートへの電子の注
入を妨げてしまう。このためソース線8、9は選択トラ
ンジスタ6、10を介して共通ソース線7に接続されて
おり、注入の動作時にはこの選択トランジスタ6、10
を解放(off状態)することによって各ソース線8、
9を分離を行うように構成している。
【0026】一方、浮遊ゲートから電子の引き抜きを行
う場合は、基板もしくはウェルに電位を与える端子18
に正の電圧Vsを与え、制御ゲート11〜14に0Vも
しくは負の電圧を与える。このように電圧を印加するこ
とにより、各メモリトランジスタセルの制御ゲートとチ
ャネルの間にはVsもしくはそれ以上の電位差を生じ、
浮遊ゲートからの電子はチャネル全面から基板へ放出さ
れ、浮遊ゲートからの電子の引き抜きを全素子一括で行
うことができる。
【0027】上記したように、この発明の不揮発性半導
体記憶装置においては、複数のメモリトランジスタセル
Mはソース8(9)、ドレイン2(3)で並列接続され
てブロック4が構成される。そして、制御ゲート11〜
14は、ブロック4…間を貫いて平行に配置されてい
る。
【0028】さらに、各ブロック4…のソースライン8
(9)は、ブロック選択トランジスタ6(10)を介し
て共通ソース線7に接続されている。
【0029】このように、メモリセルアレイを構成した
この発明の実施の形態におけるフラッシュEEPROM
は、電子の注入(書き込み)と電子の放出(消去)を、
表2で示すようなバイアス条件で行われる。
【0030】また、表3に、前述した図6に示す従来の
EEPROMと同一のバイアス条件を図1に示すメモリ
セルに加えた場合のバイアス条件を参考までに示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】上述したように、この発明の実施の形態に
おいては、メモリセルへの書き込みは電子の注入によっ
て行い、消去は電子の放出により行うように構成し、表
2に示すバイアス条件より行われる。また、表3に示す
条件においては、メモリセルへの書き込みは電子の放出
によって行い、消去は電子の注入により行われ、この発
明とは、書き込み/消去の方法が逆の構成となる。
【0034】次に、この発明のEEPROMの製造例に
つき図2ないし図4に従い説明する。
【0035】n型シリコン基板40上には、フィールド
酸化膜41が形成されている。次に全面にゲート酸化を
行い浮遊ゲート42となるポリシリコンならびにシリコ
ン窒化膜を全面に堆積する。続いて、ドレイン線43、
ソース線44及び共通ソース線45となる部分のポリシ
リコン/シリコン窒化膜をエッチングで除去し、イオン
注入を用いて燐(P)の注入を行い選択トランジスタな
らびにメモリトランジスタのポケット注入領域を形成す
る。その後、基板全面にシリコン酸化膜の堆積を行い、
さらにエッチバックを行い自己整合的にポリシリコンの
側壁部分にシリコン酸化膜のサイドウォールを形成す
る。さらに、イオン注入を用いて砒素(As)の注入を
行い、ドレイン線43、ソース線44、共通ソース線4
5を形成する(図2参照)。
【0036】次に、熱酸化によってドレイン線43、ソ
ース線44、共通ソース線45上に酸化膜を形成する。
その後、ポリシリコン上面のシリコン窒化膜を除去し、
全面に制御ゲート・浮遊ゲート間絶縁膜となるシリコン
酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層絶縁膜
の形成を行う。続いて、選択トランジスタを形成する領
域aの上記積層絶縁膜ならびにポリシリコンをエッチン
グを用いて除去する(図3参照)。
【0037】その後、熱酸化を用いて選択トランジスタ
のゲート酸化を行い、そして、全面に制御ゲート及び選
択トランジスタのゲートとなるポリシリコンを堆積す
る。さらにドレイン線の長手方向と垂直な方向に帯状に
ポリシリコン/積層絶縁膜/ポリシリコンの順にエッチ
ングを行い制御ゲート46、選択トランジスタのゲート
47の形成を行う。続いて、平坦化のための絶縁膜とな
るシリコン酸化膜を成膜し、さらに、ドレイン線43と
の接続のためのコンタクトホール48を形成する(図4
参照)。このようにして、この発明のフラッシュEEP
ROMが形成される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、チ
ャネルと制御ゲートの間に浮遊ゲートを有するMOS型
の半導体記憶素子を複数個ソース、及びドレインを各々
共有化するように並列接続する事によってブロックを形
成し、かつ上記ブロックをチャネル方向に複数個規則的
に配置し、かつ上記複数個のブロックの各々のソース領
域をMOS型選択トランジスタを介して共通のソース線
に接続し、浮遊ゲートへの電子の注入は、選択素子の制
御ゲートに正のバイアス電圧Vw1を与え、非選択素子
の制御ゲートには0Vを与え、かつ選択素子のドレイン
に0Vを非選択素子のドレインにはVw1よりも小さい
正のバイアス電圧Vw2を与え、かつ選択および非選択
ブロックの選択トランジスタはoff状態にし、基板も
しくはウェルを0Vとすることによって行う。このと
き、選択素子の制御ゲート−チャネル間電位差はVw1
であり、非選択素子の制御ゲート−チャネル間の電位差
はVw1−Vw2となり選択素子のみチャネルから浮遊
ゲートへFNトンネリングを用いて電子を注入すること
ができる。また、各ソース線は、選択トランジスタを介
して共通ソース線に接続されているため、この選択トラ
ンジスタをoffする事によって各ソース線を分離で
き、ソース線を介してVw2が選択素子のチャネルに現
れることを防止できる。
【0039】また、浮遊ゲートから電子の放出は、制御
ゲートを0Vもしくは負バイアス状態とし、基板もしく
はウェルを0Vもしくは正バイアス状態とする事によっ
て行う。こうすることにより、浮遊ゲートからのチャネ
ルへ全素子一括して電子の放出を行うことができる。
【0040】このように、この発明は、電子の浮遊ゲー
トへの注入及び引き抜きをチャネル領域でのFNトンネ
リングを用いているため、浮遊ゲート下へのソース/ド
レイン拡散層のオーバーラップが必要なく低消費電力化
ならびに微細化にとって有利となる。また各メモリトラ
ンジスタは電気的には並列に接続されているため読み出
し時のドレイン抵抗が小さく、読み出し速度の高速化に
有利となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の基本アレイ構成を示す
回路図である。
【図2】この発明のEEPROMの製造例を工程別に示
す平面図である。
【図3】この発明のEEPROMの製造例を工程別に示
す平面図である。
【図4】この発明のEEPROMの製造例を工程別に示
す平面図である。
【図5】AND型メモリセルの構成を示す断面図であ
る。
【図6】AND型メモリセル を用いたEEPROMの
基本アレイ構成を示す回路図である。
【符号の説明】
M メモリセル 2、3 ドレイン線 6、10 選択トランジスタ 4 メモリブロック 7 共通ソース線 8、9 ソース線 11〜14 制御線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルと制御ゲートの間に浮遊ゲート
    を有するMOS型の半導体記憶素子を複数個アレイ上に
    配置した不揮発性半導体記憶装置であって、上記半導体
    記憶素子のソース及びドレインを各々共有化するように
    並列接続することによってブロックを形成し、上記ブロ
    ックをチャネル方向に複数個規則的に配置し、上記複数
    個のブロックの各々のソース領域を選択トランジスタを
    介して共通のソース線に接続するとともに、書き込み
    は、選択される素子の制御ゲートに正のバイアス電圧V
    w1を与え、非選択素子の制御ゲートには0Vを与え、
    かつ選択される素子のドレインに0Vを非選択素子のド
    レインには上記Vw1よりも小さい正のバイアス電圧V
    w2を与え、かつ選択および非選択ブロックの選択トラ
    ンジスタはoff状態にし、基板もしくはウェルを0V
    とすることで、チャネル全面から上記浮遊ゲートに電子
    を注入することによって行い、消去は制御ゲートを0V
    もしくは負バイアス状態とし、基板もしくはウェルを0
    Vもしくは正バイアス状態とすることによって浮遊ゲー
    トからチャネル全面へ電子を放出することにより行うこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
JP6484296A 1996-03-21 1996-03-21 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH09259591A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008007731A1 (en) * 2006-07-12 2008-01-17 Unisantis Electronics (Japan) Ltd. Nonvolatile semiconductor memory and its drive method
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