JPH09259554A - サーボトラックライタおよびサーボトラックの書き込み 方法 - Google Patents

サーボトラックライタおよびサーボトラックの書き込み 方法

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JPH09259554A
JPH09259554A JP6586896A JP6586896A JPH09259554A JP H09259554 A JPH09259554 A JP H09259554A JP 6586896 A JP6586896 A JP 6586896A JP 6586896 A JP6586896 A JP 6586896A JP H09259554 A JPH09259554 A JP H09259554A
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Hideshi Shimada
英志 嶋田
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの半径方向の位置ずれ量を測定し、
回転に非同期な位置ずれ量を補正するようヘッドを位置
決めしながらサーボ信号を書き込むことにより、サーボ
トラック間隔の均等性の改善を図る。 【解決手段】 磁気ディスクの円周上に一定ピッチで書
き込まれた基準信号を再生し、磁気ディスクの中心に対
し対称に配置された主基準ヘッド2及び副基準ヘッド3
の再生パルス出力の時間差16を時間差検出部11で出
力し、磁気ディスクを複数回転させ時間差16を平均化
した平均時間差17と時間差16との関係から磁気ディ
スクの回転に非動期な位置ずれ量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボトラックラ
イタおよびサーボトラックの書き込み方法に関し、特に
磁気ディスクの回転中心の変動に対してサーボトラック
の書き込みヘッドの位置を補正するサーボトラックライ
タおよびサーボトラックの書き込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーボトラックライタは、たとえ
ば、特開昭64−48276号公報に示されるように、
磁気ディスク装置にサーボトラックを等間隔で書き込む
ことを目的として用いられている。
【0003】図4および図5はそれぞれ、従来のサーボ
トラックライタの機構部の正面図および回路部のブロッ
ク図である。ベースプレート53上には、サーボトラッ
クが書き込まれる磁気ディスク装置54が正確に設置さ
れる。磁気ディスク装置54のスピンドルモータ55は
スピンドル56を介して磁気ディスク板57を回転さえ
ることができる。基準ヘッド59は磁気ディスク装置5
4のサーボディスク58に基準サーボトラックを書き込
み、また書き込んだ基準サーボトラックからサーボ信号
を読み出す。サーボヘッド60はサーボディスク58に
サーボトラックを書き込む。ポジショナ61はサーボヘ
ッド60をサーボディスク58の必要な位置に位置決め
することができる。またレーザ測長器62はポジショナ
61に取付けられているレーザ反射鏡62aによってポ
ジショナ61の移動距離を正確に測長することができ
る。これによりサーボディスク58上の所定の位置にサ
ーボヘッド60を正確に位置決めすることができる。
【0004】次に書き込み動作について主に図5を用い
て説明する。論理制御回路73は各々の回路の動作を制
御しサーボドラックの書き込みを実行させる様プログラ
ムされている回路である。まず、サーボトラックを書き
込む前に基準サーボトラックを書き込むため論理制御回
路73の制御によりサーボパターン生成部65に基準サ
ーボトラックのサーボパターンを指示する。サーボパタ
ーン生成部65により出力されるサーボパターン信号7
4は書き込み読み出し回路64を通り基準ヘッド59に
より書き込まれる。この時書き込まれるサーボトラック
として図6に示すサーボトラック84a及び84bの様
な2本のサーボトラックが書き込まれる。図6中の縦線
は磁化反転の境を示している。このサーボパターンはモ
ディファイドダイパルス(Modefied Dipulse)と呼ばれ
ている。
【0005】図7(a)、(b)及び(c)にはトラッ
クの幅方向において図6で示す位置a、b及びcの位置
にヘッドが位置している場合に各々の位置のヘッドで読
み出されるサーボ信号の一単位分を表している。一般に
位置誤差信号はこの様に読み出されるサーボ信号で対を
なし、互いに位相の異なる位置パルス、つまり図7の位
置パルス85及び86の各々の振幅差に比例した信号で
ある。書き込みが終了すると基準ヘッド59は今書き込
んだ2本の基準サーボトラックのほぼ中央に位置決めさ
れ読み出しヘッドとして動作する。基準ヘッドの位置決
めは基準ヘッド位置決め部77によって基準ヘッドポジ
ショナ63を駆動することで行われる。
【0006】基準ヘッド59によって読み出された信号
は書き込み読み出し回路64で増幅されサーボ信号75
として復調回路66に入力される。復調回路66は入力
されタサーボ信号を基準位置誤差信号76に復調する。
基準位置誤差信号76はA/Dコンバータ67によって
ディジタル量に変換される。これは論理回路で取り扱う
のに便利なためである。ディジタル量に変換された基準
位置誤差信号79は平均化回路68に入力される。この
回路では磁気ディスク58の回転角度毎の基準位置誤差
信号76のうちで磁気ディスク58の回転に同期した信
号成分だけを取り出すための回路で、このため取り出さ
れる信号が有効となるまで磁気ディスク58を何回転さ
せても基準位置誤差信号を入力し平均化する。
【0007】磁気ディスク58の全回転角度について平
均化された基準位置誤差信号80は論理制御回路73で
記憶される。これでサーボトラック書き込み動作の前処
理が終了したことになる。
【0008】なお、基準位置誤差信号76の磁気ディス
ク58の回転に同期した成分を生じさせるような磁気デ
ィスク58の位置の変動の回転に同期したものはスピン
ドルの製作誤差によるものなどが考えられる。磁気ディ
スク58の位置変動は回転に同期する成分のほかにサー
ボトラックライタの各部の熱膨張や外部の振動による回
転に非同期な成分も含まれる。
【0009】ザーボトラック書き込み動作は、まず論理
制御回路73がサーボトラックとして書き込むべきサー
ボパターンをサーボパターン生成部71に指示する。サ
ーボパターン生成部71によって発生したサーボパター
ンは書き込み回路70を通しサーボヘッド60によって
書き込まれる。サーボヘッド60の書き込み位置への位
置決めは位置決め部72によってポジショナ61を駆動
することで行われる。
【0010】ここで或るサーボトラックを書き込むこと
を考える。サーボトラックの書き込みを開始すると同時
に基準ヘッド59によって基準サーボトラックを読み出
し、読み出し信号の振幅から位置誤差信号を生成しこれ
をA/Dコンバータでディジタル量に変換する。この変
換した位置誤差信号と先に記憶している平均化した位置
誤差信号との差を算出する。この差が今サーボトラック
を書き込もうとしている点における磁気ディスク板回転
の変動のうちの回転に非同期な成分である。
【0011】この差を補正する様に論理制御回路73は
位置決め部72を制御し、サーボヘード60の書き込み
位置を補正する。
【0012】この様にして書き込まれたサーボトラック
は図8のサーボトラック81に示す様に回転振動による
変動を受けるため、同心円82上からはずれるものの、
どのサーボトラックも同様な変動を受けていることにな
りサーボトラック間隔の均等性の改善を図っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のサーボ
トラックライタは、基準ヘッドの読み出し信号を基に磁
気ディスクの半径方向の位置ずれ量を測定し、位置ずれ
量を補正するようにサーボ信号書き込みヘッドを移動し
ながら書き込みを行い、サーボトラック間隔の均等性の
改善を図っている。しかしながら、位置ずれの量の測定
方法として、読み出し信号の振幅を使用しているため、
ディスク磁気表面の磁化率の不均一性、基準ヘッドの浮
上量の変動、書き込み電流の変動、読み出し信号のノイ
ズ等により読み出し信号の振幅はディスクの位置ずれと
無関係に変動する。このため、測定された位置ずれ量を
補正するようにサーボ信号書き込みヘッドを移動して
も、正しい位置にはならず、トラック間隔が均一になり
にくいという欠点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のサーボトラック
ライタは、回転する磁気ディスクにサーボ信号を書き込
むサーボヘッドと、前記磁気ディスクの中心に対し対称
に配置され前記磁気ディスク上の前記磁気ディスクと同
心の円周上に一定ピッチで書き込まれた基準信号を読み
出す主基準ヘッドおよび副基準ヘッドと、前記サーボヘ
ッドを前記磁気ディスクの中心を通り前記主基準ヘッド
および前記副基準ヘッドを結ぶ直線と直交する方向に移
動させて位置決めする位置決め部と、前記主基準ヘッド
の前記基準信号の読出しに対応した主パルス信号を出力
する主パルス化部と、前記副基準ヘッドの前記基準信号
の読出しに対応した副パルス信号を出力する副パルス化
部と、前記主パルス信号に対する副パルス信号の時間差
を求める時間差出力部と、前記磁気ディスクの中心回り
の回転角度毎に求めた前記磁気ディスクの複数回転での
前記時間差の平均からなる平均時間差を出力する平均化
部と、前期サーボヘッドによるサーボ信号の書き込み中
の各時点で前記時間差出力部が求めた時間差と予め記憶
しておいた前記平均時間差の当該時点での前記磁気ディ
スクの回転角度における値との差から求まる前記磁気デ
ィスクの移動量の回転に非同期な成分だけサーボ信号を
書き込むトラックに対応する位置を補正して前記位置決
め部に前記サーボヘッドを位置決めさせる制御部とを備
え、サーボヘッドを磁気ディスクの中心から主基準ヘッ
ドおよび副基準ヘッドと等距離に位置させて前記サーボ
ヘッドにより前記磁気ディスクに基準信号を書き込ま
せ、基準信号は一定ピッチで磁化方向が交互に反転すよ
うにすることができる。
【0015】本発明のサーボトラックライタの書き込み
方法は、磁気ディスクに同心の円周上に一定ピッチで基
準信号を書き込み、前記磁気ディスクの中心に対し対称
に配置した主基準ヘッドおよび副基準ヘッドで前記基準
信号を読み出し、前記主基準ヘッドによる前記基準信号
の読み出し時点に対する前記副基準ヘッドによる前記基
準信号の読み出し時点の時間差を求め、前記磁気ディス
クの中心回りの回転角度毎に求めた前記磁気ディスクの
複数回転での前記時間差の平均からなる平均時間差を予
め記憶しておき、サーボヘッドを前記磁気ディスクの中
心を通り前記主基準ヘッドおよび前記副基準ヘッドを結
ぶ直線と直交する方向に移動させることにより位置決め
して前記サーボヘッドにより前記磁気ディスクにサーボ
信号を書き込ませ、前記サーボヘッドによる前記磁気デ
ィスクへのサーボ信号の書き込み中の各時点での前記時
間差と予め記憶しておいた前記平均時間差の当該時点で
の前記磁気ディスクの回転角度における値との差から求
まる前記磁気ディスクの移動量の回転に非同期な成分だ
けサーボ信号を書き込むトラックに対応する位置を補正
することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態のサーボトラッ
クライタの回路部のブロック図である。
【0018】図1に示すサーボトラックライタは、サー
ボ信号および基準信号(図2の符号20)を磁気ディス
クに書き込むサーボヘッド1と、サーボヘッド1に書き
込み電流を印加する書き込み回路4と、サーボ信号及び
基準信号を生成するサーボパターン生成部8と、サーボ
ヘッド1を位置決めする位置決め部7と、基準信号を再
生する主基準ヘッド2及び副基準ヘッド3と、主基準ヘ
ッド2の出力を増幅する読み出し部5と、副基準ヘッド
3の出力を増幅する読み出し部6と、読み出し部5の信
号をパルス化するパルス化部9と、読み出し部6の信号
をパルス化するパルス化部10と、パスル化部9及びパ
ルス化部10のパルス出力の時間差16を出力する時間
差検出部11と、磁気ディスクの回転角毎の時間差16
を磁気ディスクの複数回転で平均化し平均時間差17を
出力する平均化部12と、各々の回路の動作を制御しサ
ーボ書き込みを実行するようプログラムされている論理
制御回路13で構成される。
【0019】図2は、磁気ディスクとヘッド1,2およ
び3の位置関係を示している。主基準ヘッド2と副基準
ヘッド3は、磁気ディスク19の回転中心25に対して
対称な位置に配置してある。サーボヘッド1は、主基準
ヘッド2と副基準ヘッド3を結ぶ直線と回転中心25で
直交する直線上を動く。
【0020】図1に示すサーボトラックライタの機構部
は主基準ヘッド2および副基準ヘッド3を除き図4に示
すものとほぼ同じである。すなわち、ベースプレート上
に取り付けられた磁気ディスク装置に磁気ディスク19
が組込まれている。サーボヘッド1はレーザ測長器およ
びポジショナにより正確に位置決めされる。しかし、図
4の基準ヘッド59は設けられてなく、サーボヘッド1
の移動方向と直交する線上で磁気ディスク19の回転中
心に対し対称に主基準ヘッド2および副基準ヘッド3が
設けられている。主基準ヘッド2および副基準ヘッド3
を磁気ディスク19の半径方向に移動させるポジショナ
は不要である。
【0021】次に、上述したように構成された本実施例
の動作について説明する。論理制御回路13がまず、ヘ
ッド位置決め部7に指令を出し、サーボヘッド1を主基
準ヘッド2及び副基準ヘッド3と同じ半径位置に移動す
る。論理制御回路13の指令より、サーボパターン生成
部8は一定周波数の基準信号を出力する。基準信号は書
き込み回路4を通って、磁気ディスク19に書き込まれ
る。図2の20は書き込まれた基準信号である。基準信
号20の半径方向の直線は、磁化の反転の境を表し、円
周上を一定ピッチで配列されている。この書き込みが終
了すると、主基準ヘッド2及び副基準ヘッド3は、基準
信号20の読み出しを開始する。主基準ヘッド2の読み
出した信号を読み出ち部5を通ってパルス化部9に入力
される。副基準ヘッド3の読み出した信号は読み出し部
6を通ってパルス化部10に入力される。パルス化部9
及びパルス化部10は入力信号をパルス化し、基準信号
20の磁化の反転の境を主基準ヘッド2と副基準ヘッド
3が読み取った時に出力される主パルス14と副パルス
15を出力する。
【0022】磁気ディスク19が時計回りに回転してい
る時の主パルス14及び副パルス15の相対関係を図3
に示す。なお、サーボヘッド1による基準信号20の書
き込み時における磁気ディスク19の回転中心は振られ
ることなく主基準ヘッド2と副基準ヘッド3との中心に
一定して位置しているものとして図3を示す。基準信号
20の読み出し時にも磁気ディスク19の位置が変動せ
ず磁気ディスク19の回転中心25が動かず主基準ヘッ
ド2と副基準ヘッド3との中心に位置している場合は図
3(a)に示すように、主パルス14と副パルス15の
タイミングが一致する。磁気ディスク19の位置が変動
し回転中心25が主基準ヘッド2と副基準ヘッド3との
中心より図2の左に動いた時は図3(b)に示すよう
に、主パルス14が副パルス15よりも先に出るように
なる。逆に、回転中心25が主基準ヘッド2と副基準ヘ
ッド3との中心より図2の右に動いた時は図3(c)に
示すように、主パルス14が副パルス15よりも遅れる
ようになる。また、主パルス14と副パルス15の時間
差は、回転中心25の移動量に比例する。このように主
パルス14に対する副パルス15の時間差から磁気ディ
スク19の回転中心2の移動量すなわち横方向移動量を
検出できる。
【0023】時間差検出部11は主パルス14及び副パ
ルス15の時間差16を示す信号を出力する。平均化部
12は磁気ディスク19を複数回転させ、時間差16を
磁気ディスク19の中心回りの回転角度毎に平均した平
均時間差17を出力する。なお、磁気ディスク19の回
転角度は基準信号20のパルスを数えて求めることがで
きる。平均時間差17は磁気ディスク19の回転角度毎
の横方向の移動量の回転同期成分を表す量(正確には比
例する量)となる。磁気ディスク19の全周分の平均時
間差17は論理制御回路13で記憶される。
【0024】これでサーボトラック書き込み動作の前処
理が終了したことになる。
【0025】サーボトラック書き込み動作は、まず論理
制御回路13がサーボトラックとして書き込むベきサー
ボパターンをサーボパターン生成部8に指示する。サー
ボパターン生成部8によって発生したサーボパターンは
書き込み回路4を通しサーボヘッド1によって書き込ま
れる。サーボヘッド1の書き込み位置への位置決めは位
置決め部7によって行われる。
【0026】ここで磁気ディスク19の或るトラックに
サーボトラックを書き込むことを考える。サーボトラッ
クの書き込みを開始すると同時に主基準ヘッド2及び準
基準ヘッド3によって基準信号20を読み出し、時間差
検出部11で時間差16を生成する。その際の磁気ディ
スク19の回転角度についての論理制御回路13で記憶
していた平均時間差17と時間差検出部11から出力さ
れた時間差16の差をとる。この差から比例関係で求ま
る移動量が今サーボトラックを書き込もうとしている点
における磁気ディスク19の移動量のうちの回転に非同
期な成分である。
【0027】この差を補正する様に、すなわちサーボ信
号を書き込むトラックに対応する位置を平均時間差17
と時間差16との差から求まる磁気ディスク19の移動
量だけ補正した位置にサーボヘッド1が位置する様に論
理制御回路13は位置決め部7を制御し、サーボヘッド
1の書き込み位置を補正する。
【0028】この様にして書き込まれたサーボトラック
は図8のサーボトラック81に示す様に回転に同期した
回転振動による変動を受けるため、同心円82上からは
ずれるものの、回転に非同期な変動の影響は除かれるた
めに複数のトラック上にサーボトラックを書き込んだ時
にどのサーボトラックも磁気ディスクのどの回転角度に
おいても同様な変動を受けていることになりサーボトラ
ック間隔の均等性を改善することが可能となり更に変動
量自体を低減することも可能となる。
【0029】なお、サーボヘッド1による基準信号20
の書き込み時においても、磁気ディスクの回転中心が主
基準ヘッド2と副基準ヘッド3の中心からずれてしまっ
ている時は主パルス14と副パルス15との時間的関係
は図3に示すものとずれてくるが、このような場合で
も、時間差検出部11で主パスル14と副パルス15の
時間差16を求め、平均化部12で時間差16の平均の
平均時間差17を求め、サーボ信号の書き込み時に平均
時間差17の磁気ディスク19の回転角の値と時間差1
6との差から求まる移動量だけサーボヘッド1の位置を
補正することにより、磁気ディスク19の位置の回転に
非動期な変動による影響を除きサーボトラック間隔の均
等性を改善することができる。
【0030】本発明では、磁気ディスクへの基準信号の
書き込みは、サーボヘッドではなく主基準ヘッドまたは
副基準ヘッドにより行ってもよく、全く別の磁気ヘッド
を設けて行ってもよい。
【0031】また、基準信号は一定ピッチで磁化方向が
交互に反転するものに限られず、どのようなパターンで
あっても一定ピッチの部分の識別が可能なものならば使
用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は磁気ディ
スクに書き込んだ基準信号を磁気ディスクの中心に対し
対称に配置した主基準ヘッドおよび副基準ヘッドで読み
出しこれら2つのヘッドに読み込まれる基準信号の時間
差を検出し、この時間差に基き磁気ディスクの位置の変
動すなわち移動量を求め、この移動量のうち磁気ディス
クの回転に非動期な成分を求め、サーボトラックを書き
込む際に、その回転に非同期な成分に従ってサーボヘッ
ドの位置を補正することによって、サーボトラックの間
隔の均等性を改善することができるという効果がある。
【0033】また、従来のサーボトラックライタのよう
に読み出し信号の振幅を使用することはないため、磁気
ディスク表面の磁化率の不均一性、基準ヘッドの浮上量
の変動、書き込み電流の変動、読み出し信号のノイズ等
の影響を受けずに磁気ディスクの半径方向の移動を検出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のサーボトラックライタの
回路部のブロック図である。
【図2】図1に示すサーボトラックライタでの磁気ディ
スク19とサーボヘッド1,主基準ヘッド2および副基
準ヘッド3との関係を示す図である。
【図3】図1における主パルス14と不パルス15との
関係を示す図である。 (a)磁気ディスク19の回転中心25が主基準ヘッド
2および副基準ヘッド3の中心に位置している場合の図
である。 (b)磁気ディスク19の回転中心25が主基準ヘッド
2および副基準ヘッド3の中心より図2の左に動いた場
合の図である。 (c)磁気ディスク19の回転中心25が主基準ヘッド
2および副基準ヘッド3の中心より図2の右に動いた場
合の図である。
【図4】従来のサーボトラックライタの機構部の正面図
である。
【図5】図4に示すサーボトラックライタの回路部のブ
ロック図である。
【図6】図4における基準ヘッド59により磁気ディス
ク58に書き込まれたサーボトラックを示す図である。
【図7】図6に示すサーボトラックを基準ヘッド59に
より読み出したサーボ信号を示す波形図である。 (a)図6に示す位置aに基準ヘッド59が位置してい
る場合の波形図である。 (b)図6に示す位置bに基準ヘッド59が位置してい
る場合の波形図である。 (c)図6に示す位置cに基準ヘッド59が位置してい
る場合の波形図である。
【図8】図4に示すサーボヘッド60により磁気ディス
ク58に書き込まれたサーボトラックを示す図である。
【符号の説明】
1 サーボヘッド 2 主基準ヘッド 3 副基準ヘッド 4 書き込み回路 5 読み出し部 6 読み出し部 7 位置決め部 8 サーボパターン生成部 9 パルス化部 10 パルス化部 11 時間差検出部 12 平均化部 13 論理制御回路 14 主パルス 15 副パルス 16 時間差 17 平均時間差 19 磁気ディスク 20 基準信号 24 サーボ信号 25 回転中心 53 ベースプレート 54 磁気ディスク装置 55 スピンドルモータ 56 スピンドル 57 磁気ディスク板 58 サーボディスク 59 基準ヘッド 60 サーボヘッド 61 ポジショナ 62 レーザ測長器 62a レーザ反射鏡 63 基準ヘッドポジショナ 64 書き込み読み出し回路 65 サーボパターン生成部 66 復調回路 67 A/Dコンバータ 68 平均化回路 70 書き込み回路 71 サーボパターン生成部 72 位置決め部 73 論理制御回路 74 サーボパターン信号 75 サーボ信号 76 基準位置誤差信号 77 基準ヘッド位置決め部 79 ディジタル量に変換された基準位置誤差信号 80 平均化された基準位置誤差信号 81 サーボトラック 82 理想的な同心円トラック 83 ベースプレート 84a サーボトラック 84b サーボトラック 85 位置パルス 86 位置パルス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する磁気ディスクにサーボ信号を書
    き込むサーボヘッドと、前記磁気ディスクの中心に対し
    対称に配置され前記磁気ディスク上の前記磁気ディスク
    と同心の円周上に一定ピッチで書き込まれた基準信号を
    読み出す主基準ヘッドおよび副基準ヘッドと、前記サー
    ボヘッドを前記磁気ディスクの中心を通り前記主基準ヘ
    ッドおよび前記副基準ヘッドを結ぶ直線と直交する方向
    に移動させて位置決めする位置決め部と、前記主基準ヘ
    ッドの前記基準信号の読出しに対応した主パルス信号を
    出力する主パルス化部と、前記副基準ヘッドの前記基準
    信号の読出しに対応した副パルス信号を出力する副パル
    ス化部と、前記主パルス信号に対する副パルス信号の時
    間差を求める時間差出力部と、前記磁気ディスクの中心
    回りの回転角度毎に求めた前記磁気ディスクの複数回転
    での前記時間差の平均からなる平均時間差を出力する平
    均化部と、前期サーボヘッドによるサーボ信号の書き込
    み中の各時点で前記時間差出力部が求めた時間差と予め
    記憶しておいた前記平均時間差の当該時点での前記磁気
    ディスクの回転角度における値との差から求まる前記磁
    気ディスクの移動量の回転に非同期な成分だけサーボ信
    号を書き込むトラックに対応する位置を補正して前記位
    置決め部に前記サーボヘッドを位置決めさせる制御部と
    を含むことを特徴とするサーボトラックライタ。
  2. 【請求項2】 サーボヘッドを磁気ディスクの中心から
    主基準ヘッドおよび副基準ヘッドと等距離に位置させて
    前記サーボヘッドにより前記磁気ディスクに基準信号を
    書き込ませることを特徴とする請求項1記載のサーボト
    ラックライタ。
  3. 【請求項3】 記述信号は一定ピッチで磁化方向が交互
    に反転することを特徴とする請求項1または2記載のサ
    ーボトラックライタ。
  4. 【請求項4】 磁気ディスクに同心の円周上に一定ピッ
    チで基準信号を書き込み、前記磁気ディスクの中心に対
    し対称に配置した主基準ヘッドおよび副基準ヘッドで前
    記基準信号を読み出し、前記主基準ヘッドによる前記基
    準信号の読み出し時点に対する前記副基準ヘッドによる
    前記基準信号の読み出し時点の時間差を求め、前記磁気
    ディスクの中心回りの回転角度毎に求めた前記磁気ディ
    スクの複数回転での前記時間差の平均からなる平均時間
    差を予め記憶しておき、サーボヘッドを前記磁気ディス
    クの中心を通り前記主基準ヘッドおよび前記副基準ヘッ
    ドを結ぶ直線と直交する方向に移動させることにより位
    置決めして前記サーボヘッドにより前記磁気ディスクに
    サーボ信号を書き込ませ、前記サーボヘッドによる前記
    磁気ディスクへのサーボ信号の書き込み中の各時点での
    前記時間差と予め記憶しておいた前記平均時間差の当該
    時点での前記磁気ディスクの回転角度における値との差
    から求まる前記磁気ディスクの移動量の回転に非同期な
    成分だけサーボ信号を書き込むトラックに対応する位置
    を補正することを特徴とするサーボトラックの書き込み
    方法。
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