JPH09259356A - 階層的プライスルックアップ方式 - Google Patents
階層的プライスルックアップ方式Info
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- JPH09259356A JPH09259356A JP7210096A JP7210096A JPH09259356A JP H09259356 A JPH09259356 A JP H09259356A JP 7210096 A JP7210096 A JP 7210096A JP 7210096 A JP7210096 A JP 7210096A JP H09259356 A JPH09259356 A JP H09259356A
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- pos
- plu
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- hierarchical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 POSにおけるPLUデータの取得率を向上
させる。 【解決手段】 予め各POSにはマスタPOS(20)
とスレーブPOS(21,22)とを設け、かつPLU
(プライスルックアップ)データ件数がコントローラ内
PLUマスタ(30)>マスタPOS内PLUファイル
(40)>スレーブPOS内PLUファイル(21,2
2)となるようにしておく。スレーブPOSからバーコ
ード読み込み要求があった場合は、まず該スレーブPO
S内のPLUファイルを検索し、そこになければ次にマ
スタPOS内のPLUファイルを検索し、そこにもなけ
れば、最後にコントローラ内PLUマスタを検索する。
させる。 【解決手段】 予め各POSにはマスタPOS(20)
とスレーブPOS(21,22)とを設け、かつPLU
(プライスルックアップ)データ件数がコントローラ内
PLUマスタ(30)>マスタPOS内PLUファイル
(40)>スレーブPOS内PLUファイル(21,2
2)となるようにしておく。スレーブPOSからバーコ
ード読み込み要求があった場合は、まず該スレーブPO
S内のPLUファイルを検索し、そこになければ次にマ
スタPOS内のPLUファイルを検索し、そこにもなけ
れば、最後にコントローラ内PLUマスタを検索する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小売店舗等に設置
されるコントローラ及びPOSからなるPOSシステム
に関し、特に各POSとコントローラにそれぞれPLU
(プライスルックアップ)ファイルを有し、階層的PL
Uを行うPOSシステムに関する。
されるコントローラ及びPOSからなるPOSシステム
に関し、特に各POSとコントローラにそれぞれPLU
(プライスルックアップ)ファイルを有し、階層的PL
Uを行うPOSシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来POSシステムにおける階層的PL
U(プライスルックアップ)方式は、例えば、公開特許
公報「プライス・ルック・アップ情報更新方式」(特開
平2−41958)に示されているように、コントロー
ラとPOSの両方にPLUファイルを保持し、POSで
バーコードを読み込んだ場合にそのPOS内に保持して
いるPLUファイル内には該当するPLUデータが存在
しないときにPOSからコントローラに対して階層的P
LUを行う、という方式が一般的であった。即ち、各P
OSがまず自POS内のPLUファイルを検索し、該当
するデータがそこに存在しなければ階層的PLUにより
コントローラ内のPLUファイルを検索するという方式
をとっていた。
U(プライスルックアップ)方式は、例えば、公開特許
公報「プライス・ルック・アップ情報更新方式」(特開
平2−41958)に示されているように、コントロー
ラとPOSの両方にPLUファイルを保持し、POSで
バーコードを読み込んだ場合にそのPOS内に保持して
いるPLUファイル内には該当するPLUデータが存在
しないときにPOSからコントローラに対して階層的P
LUを行う、という方式が一般的であった。即ち、各P
OSがまず自POS内のPLUファイルを検索し、該当
するデータがそこに存在しなければ階層的PLUにより
コントローラ内のPLUファイルを検索するという方式
をとっていた。
【0003】また、階層的PLUを実施するための多階
層に分散した各PLUファイルの設定、更新方法として
は、上記公報に示されているように、最も使用頻度の高
いPLUデータから、POS内のPLUメモリ、コント
ローラ内PLUメモリに振り分ける方法を採っていた。
層に分散した各PLUファイルの設定、更新方法として
は、上記公報に示されているように、最も使用頻度の高
いPLUデータから、POS内のPLUメモリ、コント
ローラ内PLUメモリに振り分ける方法を採っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の階層的
PLU方式では、コントローラに対してのみ階層的PL
Uを行うが、コントローラに障害が発生しPOSからコ
ントローラに対する階層的PLUが行えない場合は、P
OS内のPLUファイルからのみPLUデータを取得し
なければならず、その場合POS内のPLUデータはコ
ントローラが保持する全PLUデータのうちの一部分の
みであるためPLUデータの取得率が低下するという問
題があった。
PLU方式では、コントローラに対してのみ階層的PL
Uを行うが、コントローラに障害が発生しPOSからコ
ントローラに対する階層的PLUが行えない場合は、P
OS内のPLUファイルからのみPLUデータを取得し
なければならず、その場合POS内のPLUデータはコ
ントローラが保持する全PLUデータのうちの一部分の
みであるためPLUデータの取得率が低下するという問
題があった。
【0005】また使用頻度の高いPLUデータをPOS
内に設定し更新するために、定期的に各種条件を設定し
てPLUデータを抽出したり、POS内のPLUファイ
ルをメンテナンスしなければならなかった。
内に設定し更新するために、定期的に各種条件を設定し
てPLUデータを抽出したり、POS内のPLUファイ
ルをメンテナンスしなければならなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、コントロ
ーラとPOS端末からなるPOSシステムにおける階層
的プライスルックアップ方式において、予め前記POS
にはマスタPOSとスレーブPOSとを設け、かつPL
U(プライスルックアップ)データ件数が前記コントロ
ーラ内PLUマスタ>前記マスタPOS内PLUファイ
ル>前記スレーブPOS内PLUファイルとなるように
しておき、前記スレーブPOSからバーコード読み込み
要求があった場合は、まず該スレーブPOS内のPLU
ファイルを検索し、そこになければ次に前記マスタPO
S内のPLUファイルを検索し、そこにもなければ、最
後に前記コントローラ内PLUマスタを検索することを
特徴とする。
ーラとPOS端末からなるPOSシステムにおける階層
的プライスルックアップ方式において、予め前記POS
にはマスタPOSとスレーブPOSとを設け、かつPL
U(プライスルックアップ)データ件数が前記コントロ
ーラ内PLUマスタ>前記マスタPOS内PLUファイ
ル>前記スレーブPOS内PLUファイルとなるように
しておき、前記スレーブPOSからバーコード読み込み
要求があった場合は、まず該スレーブPOS内のPLU
ファイルを検索し、そこになければ次に前記マスタPO
S内のPLUファイルを検索し、そこにもなければ、最
後に前記コントローラ内PLUマスタを検索することを
特徴とする。
【0007】また、第2の発明は、第1の発明における
前記マスタPOSが、前記コントローラから受けとった
PLUデータを該マスタPOS内の前記PLUファイル
に追加し、前記スレーブPOSは、前記マスタPOSか
ら受けとったPLUデータを該スレーブPOS内の前記
PLUファイルに追加することを特徴とする。
前記マスタPOSが、前記コントローラから受けとった
PLUデータを該マスタPOS内の前記PLUファイル
に追加し、前記スレーブPOSは、前記マスタPOSか
ら受けとったPLUデータを該スレーブPOS内の前記
PLUファイルに追加することを特徴とする。
【0008】また、第3の発明は、第1の発明における
前記スレーブPOSが、前記スレーブPOSからバーコ
ード読み込み要求があった場合は、まず該スレーブPO
S内のPLUファイルを検索し、そこになくかつ前記マ
スタPOSが障害時は、前記コントローラ内PLUマス
タを直接検索することを特徴とする。
前記スレーブPOSが、前記スレーブPOSからバーコ
ード読み込み要求があった場合は、まず該スレーブPO
S内のPLUファイルを検索し、そこになくかつ前記マ
スタPOSが障害時は、前記コントローラ内PLUマス
タを直接検索することを特徴とする。
【0009】また、第4の発明は、コントローラとPO
S端末からなるPOSシステムにおける階層的プライス
ルックアップ方式において、予め前記POSにはマスタ
POSとスレーブPOSとを設け、かつPLU(プライ
スルックアップ)データ件数が前記コントローラ内PL
Uマスタ=前記マスタPOS内PLUファイル>前記ス
レーブPOS内PLUファイルとなるようにしておき、
前記スレーブPOSからバーコード読み込み要求があっ
た場合は、まず該スレーブPOS内のPLUファイルを
検索し、そこになければ次に前記マスタPOS内のPL
Uファイルを検索し、前記マスタPOSが障害時は前記
コントローラ内PLUマスタを検索することを特徴とす
る。
S端末からなるPOSシステムにおける階層的プライス
ルックアップ方式において、予め前記POSにはマスタ
POSとスレーブPOSとを設け、かつPLU(プライ
スルックアップ)データ件数が前記コントローラ内PL
Uマスタ=前記マスタPOS内PLUファイル>前記ス
レーブPOS内PLUファイルとなるようにしておき、
前記スレーブPOSからバーコード読み込み要求があっ
た場合は、まず該スレーブPOS内のPLUファイルを
検索し、そこになければ次に前記マスタPOS内のPL
Uファイルを検索し、前記マスタPOSが障害時は前記
コントローラ内PLUマスタを検索することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例を示すシステム構
成図である。
成図である。
【0012】本発明の実施例では、図1に示すように、
コントローラ(10)の配下にPOS#1(20)、P
OS#2(21)、POS#3(22)が接続されてい
るが、POS端末はこの数に限定されるものではない。
全てのPLUデータはPLUマスタ(30)としてコン
トローラ(10)内に保持され、各POSにはその一部
を持つPLUファイルが保持される。図1ではPOS#
1(20)、POS#2(21)、POS#3(22)
にそれぞれPLUファイル#1(40)、PLUファイ
ル#2(41)、PLUファイル#3(42)が保持さ
れる。
コントローラ(10)の配下にPOS#1(20)、P
OS#2(21)、POS#3(22)が接続されてい
るが、POS端末はこの数に限定されるものではない。
全てのPLUデータはPLUマスタ(30)としてコン
トローラ(10)内に保持され、各POSにはその一部
を持つPLUファイルが保持される。図1ではPOS#
1(20)、POS#2(21)、POS#3(22)
にそれぞれPLUファイル#1(40)、PLUファイ
ル#2(41)、PLUファイル#3(42)が保持さ
れる。
【0013】本発明の第一の実施例では、それぞれのP
LUデータの件数は、PLUマスタ(30)>PLUフ
ァイル#1(40)>PLUファイル#2(41)=P
LUファイル#3(42)である。ここで、POS#1
(20)はマスタPOS、POS#2(21)、POS
#3(22)はスレーブPOSである。図2(a)は、
各PLUファイルの関係を示す図である。
LUデータの件数は、PLUマスタ(30)>PLUフ
ァイル#1(40)>PLUファイル#2(41)=P
LUファイル#3(42)である。ここで、POS#1
(20)はマスタPOS、POS#2(21)、POS
#3(22)はスレーブPOSである。図2(a)は、
各PLUファイルの関係を示す図である。
【0014】また各POSはそれぞれ階層的PLU情報
#1(50)、階層的PLU情報#2(51)、階層的
PLU情報#3(52)を持っている。この階層的PL
U情報は、PLUのアクセス順序を示す階層的PLU先
情報を有し、優先的にアクセスされる階層的PLU先
と、2番目にアクセスされる第2階層的PLU先とを有
している。スレーブPOSであるPOS#2(21)、
POS#3(22)は階層的PLU対象としてマスタP
OSであるPOS#1(20)と第2階層的PLU対象
としてコントローラ(10)が、またマスタPOSであ
るPOS#1(20)の階層的PLU対象にはコントロ
ーラ(10)が設定される。マスタPOSには第2階層
的PLU対象を設定しない。これらのマスタPOSとス
レーブPOSで1つのマスタPOSグループを形成す
る。図3は、本実施例におけるマスタPOSグループイ
メージ図である。同図から分るように、コントローラ配
下に複数のマスタPOSグループが存在する形になる。
#1(50)、階層的PLU情報#2(51)、階層的
PLU情報#3(52)を持っている。この階層的PL
U情報は、PLUのアクセス順序を示す階層的PLU先
情報を有し、優先的にアクセスされる階層的PLU先
と、2番目にアクセスされる第2階層的PLU先とを有
している。スレーブPOSであるPOS#2(21)、
POS#3(22)は階層的PLU対象としてマスタP
OSであるPOS#1(20)と第2階層的PLU対象
としてコントローラ(10)が、またマスタPOSであ
るPOS#1(20)の階層的PLU対象にはコントロ
ーラ(10)が設定される。マスタPOSには第2階層
的PLU対象を設定しない。これらのマスタPOSとス
レーブPOSで1つのマスタPOSグループを形成す
る。図3は、本実施例におけるマスタPOSグループイ
メージ図である。同図から分るように、コントローラ配
下に複数のマスタPOSグループが存在する形になる。
【0015】図4は第一の実施例の動作を示す説明図で
あり、図7は本実施例の動作フローチャートである。
あり、図7は本実施例の動作フローチャートである。
【0016】スレーブPOSであるPOS#2(21)
においてバーコードの読み込みが行われた時、まず自P
OS内のPLUファイル#2(41)を検索し(図4の
41,図7のステップ71)、そこに該当データが存在
すればそのデータを取得する。存在しなければ階層的P
LU情報#2(51)に設定されてある階層的PLU対
象のPOS#1(20)に対してバーコードを通知し階
層的PLU要求を行う(図4の42,図7のステップ7
2〜ステップ74)。POS#1(20)は階層的PL
U要求を受け取ると、自POS内のPLUファイル#1
(40)を検索し(図4の43,図7のステップ81〜
ステップ82)、そこに該当データが存在すればそのデ
ータを階層的PLU要求を発行したPOS#2(21)
に通知する(図4の44,図7ステップ89)。POS
#2(21)は取得したデータを自POS内のPLUフ
ァイル#2(41)に追加する(図4の45,図7ステ
ップ77)。存在しなければ階層的PLU情報#2(5
1)に設定されてある階層的PLU対象のコントローラ
(10)に対してバーコードを通知し階層的PLU要求
を行う(図4の46,図7ステップ84〜ステップ8
5)。コントローラ(10)は階層的PLU要求を受け
取ると、PLUマスタ(30)を検索し(図4の47,
図7ステップ90〜ステップ91)、そこに該当データ
が存在すればそのデータを、存在しなければ未登録情報
を階層的PLU要求を発行したPOS#1(20)に通
知する(図4の48,図7ステップ92)。通知を受け
取ったPOS#1(20)は未登録でなければそのデー
タを自POS内のPLUファイル#1(40)に追加し
(図4の49,図7ステップ88)、階層的PLU要求
元のPOS#2(21)にデータまたは未登録情報を通
知する(図4の50,図7ステップ89)。POS#2
(21)では、未登録でなければ取得したデータを自P
OS内のPLUファイル#2(41)に追加する(図4
の45,図7ステップ77)。ここで、階層的PLUに
より取得したデータを自POS内のPLUファイルに追
加した場合は、代わりにPLUファイル内の最終検索日
付が最も古いデータを削除する(図7ステップ76,ス
テップ87)。当然のことながら、PLUファイルの検
索でデータを取得した場合はそのデータの最終検索日付
を更新しておく必要がある。図5は、検索されたPLU
データのレイアウトを示す図である。
においてバーコードの読み込みが行われた時、まず自P
OS内のPLUファイル#2(41)を検索し(図4の
41,図7のステップ71)、そこに該当データが存在
すればそのデータを取得する。存在しなければ階層的P
LU情報#2(51)に設定されてある階層的PLU対
象のPOS#1(20)に対してバーコードを通知し階
層的PLU要求を行う(図4の42,図7のステップ7
2〜ステップ74)。POS#1(20)は階層的PL
U要求を受け取ると、自POS内のPLUファイル#1
(40)を検索し(図4の43,図7のステップ81〜
ステップ82)、そこに該当データが存在すればそのデ
ータを階層的PLU要求を発行したPOS#2(21)
に通知する(図4の44,図7ステップ89)。POS
#2(21)は取得したデータを自POS内のPLUフ
ァイル#2(41)に追加する(図4の45,図7ステ
ップ77)。存在しなければ階層的PLU情報#2(5
1)に設定されてある階層的PLU対象のコントローラ
(10)に対してバーコードを通知し階層的PLU要求
を行う(図4の46,図7ステップ84〜ステップ8
5)。コントローラ(10)は階層的PLU要求を受け
取ると、PLUマスタ(30)を検索し(図4の47,
図7ステップ90〜ステップ91)、そこに該当データ
が存在すればそのデータを、存在しなければ未登録情報
を階層的PLU要求を発行したPOS#1(20)に通
知する(図4の48,図7ステップ92)。通知を受け
取ったPOS#1(20)は未登録でなければそのデー
タを自POS内のPLUファイル#1(40)に追加し
(図4の49,図7ステップ88)、階層的PLU要求
元のPOS#2(21)にデータまたは未登録情報を通
知する(図4の50,図7ステップ89)。POS#2
(21)では、未登録でなければ取得したデータを自P
OS内のPLUファイル#2(41)に追加する(図4
の45,図7ステップ77)。ここで、階層的PLUに
より取得したデータを自POS内のPLUファイルに追
加した場合は、代わりにPLUファイル内の最終検索日
付が最も古いデータを削除する(図7ステップ76,ス
テップ87)。当然のことながら、PLUファイルの検
索でデータを取得した場合はそのデータの最終検索日付
を更新しておく必要がある。図5は、検索されたPLU
データのレイアウトを示す図である。
【0017】以上のように、階層的PLUは、スレーブ
POS→マスタPOS→コントローラの順に流れ、PL
Uデータは、コントローラ→マスタPOS→スレーブP
OSの順に流れる。また、階層的PLUの流れとは逆の
向きにPLUデータが流れ、スレーブPOSやマスタP
OSのPLUファイルにそのとき使用されたPLUデー
タが追加される。即ち、必要なPLUデータが自動的に
各POSのPLUファイル内に追加されていく。
POS→マスタPOS→コントローラの順に流れ、PL
Uデータは、コントローラ→マスタPOS→スレーブP
OSの順に流れる。また、階層的PLUの流れとは逆の
向きにPLUデータが流れ、スレーブPOSやマスタP
OSのPLUファイルにそのとき使用されたPLUデー
タが追加される。即ち、必要なPLUデータが自動的に
各POSのPLUファイル内に追加されていく。
【0018】ここでマスタPOSが障害となった場合
(図7ステップ73)は、スレーブPOSの階層的PL
U対象は第2階層的PLU対象に指定されているコント
ローラとなる。このとき階層的PLUの流れはスレーブ
POS→コントローラ、PLUデータはコントローラ→
スレーブPOSとなる。逆にコントローラが障害となっ
た場合はスレーブPOSとマスタPOSとの間のみで階
層的PLUが行われ、PLUデータが処理される。階層
的PLUの要求とPLUデータの流れを図6に示す。
(図7ステップ73)は、スレーブPOSの階層的PL
U対象は第2階層的PLU対象に指定されているコント
ローラとなる。このとき階層的PLUの流れはスレーブ
POS→コントローラ、PLUデータはコントローラ→
スレーブPOSとなる。逆にコントローラが障害となっ
た場合はスレーブPOSとマスタPOSとの間のみで階
層的PLUが行われ、PLUデータが処理される。階層
的PLUの要求とPLUデータの流れを図6に示す。
【0019】即ち、マスタPOSとコントローラのどち
らかに障害が発生してももう一方に対して階層的PLU
が可能なためPLUデータの取得率が低下しない。
らかに障害が発生してももう一方に対して階層的PLU
が可能なためPLUデータの取得率が低下しない。
【0020】次に、図8に示すように、マスタPOSで
あるPOS#1(20)においてバーコードの読み込み
が行われた時、まず自POS内のPLUファイル#1
(40)を検索し(図8ステップ93)、そこに該当デ
ータが存在すればそのデータを取得する。存在しなけれ
ば階層的PLU情報#1(50)に設定されてある階層
的PLU対象のコントローラ(10)に対してバーコー
ドを通知し階層的PLU要求を行う(図8ステップ94
〜ステップ96)。コントローラ(10)は階層的PL
U要求を受け取ると、PLUマスタ(30)を検索し
(図8ステップ101〜ステップ102)、そこに該当
データが存在すればそのデータを、存在しなければ未登
録情報を階層的PLU要求を発行したPOS#1(2
0)に通知する(図8ステップ103)。POS#1
(20)では、未登録でなければ取得したデータを自P
OS内のPLUファイル#1(40)に追加する(図8
ステップ99)。ここで、階層的PLUにより取得した
データを自POS内のPLUファイルに追加した場合
は、代わりにPLUファイル内の最終検索日付が最も古
いデータを削除する(図8ステップ98)。
あるPOS#1(20)においてバーコードの読み込み
が行われた時、まず自POS内のPLUファイル#1
(40)を検索し(図8ステップ93)、そこに該当デ
ータが存在すればそのデータを取得する。存在しなけれ
ば階層的PLU情報#1(50)に設定されてある階層
的PLU対象のコントローラ(10)に対してバーコー
ドを通知し階層的PLU要求を行う(図8ステップ94
〜ステップ96)。コントローラ(10)は階層的PL
U要求を受け取ると、PLUマスタ(30)を検索し
(図8ステップ101〜ステップ102)、そこに該当
データが存在すればそのデータを、存在しなければ未登
録情報を階層的PLU要求を発行したPOS#1(2
0)に通知する(図8ステップ103)。POS#1
(20)では、未登録でなければ取得したデータを自P
OS内のPLUファイル#1(40)に追加する(図8
ステップ99)。ここで、階層的PLUにより取得した
データを自POS内のPLUファイルに追加した場合
は、代わりにPLUファイル内の最終検索日付が最も古
いデータを削除する(図8ステップ98)。
【0021】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。この実施例は前述の実施例とほぼ同様であるが、図
2(b)に示すように、全件のPLUデータをマスタP
OSのPLUファイルにもたせ、マスタPOSの階層的
PLU情報に階層的PLU対象を指定しない構成をと
る。ここで、それぞれのPLUデータの件数は、PLU
マスタ(30)=PLUファイル#1(40)>PLU
ファイル#2(41)=PLUファイル#3(42)で
ある。即ち、階層的照会はマスタPOSとスレーブPO
S間にのみ発生する。ただしマスタPOSが障害の場合
はスレーブPOSとコントローラの間での階層的PLU
が発生する。この構成はPLUデータの件数がさほど大
きくない場合に有効となる。なぜなら、POSはコント
ローラに比べるとPLUデータを保持しておく資源が少
ないため、POSシステム内で必要となるPLUデータ
の件数が多くなると全PLUデータをPOS内に保持で
きなくなるからである。
る。この実施例は前述の実施例とほぼ同様であるが、図
2(b)に示すように、全件のPLUデータをマスタP
OSのPLUファイルにもたせ、マスタPOSの階層的
PLU情報に階層的PLU対象を指定しない構成をと
る。ここで、それぞれのPLUデータの件数は、PLU
マスタ(30)=PLUファイル#1(40)>PLU
ファイル#2(41)=PLUファイル#3(42)で
ある。即ち、階層的照会はマスタPOSとスレーブPO
S間にのみ発生する。ただしマスタPOSが障害の場合
はスレーブPOSとコントローラの間での階層的PLU
が発生する。この構成はPLUデータの件数がさほど大
きくない場合に有効となる。なぜなら、POSはコント
ローラに比べるとPLUデータを保持しておく資源が少
ないため、POSシステム内で必要となるPLUデータ
の件数が多くなると全PLUデータをPOS内に保持で
きなくなるからである。
【0022】最後に、使用頻度の高いPLUデータがP
OS内のPLUファイルに蓄積される例を図9を参照し
ながら説明する。システム構成は図1に示す通りコント
ローラ(10)とマスタPOSであるPOS#1(2
0)とスレーブPOSであるPOS#2(21)、PO
S#3(22)からなるものとする。コントローラ(1
0)のPLUマスタ(30)には全商品(商品1から商
品10)が、マスタPOSであるPOS#1(20)の
PLUファイル#1(40)には商品1から商品6の6
商品が、スレーブPOSであるPOS#2(21)には
商品1から商品3の3商品が存在するものとする。PO
S#2(21)で商品7のバーコードが読み込まれた場
合、POS#2(21)のPLUファイル#2(41)
内に商品7のPLUデータは存在しないので、階層的P
LU対象に設定されているPOS#1(20)に対して
階層的PLUの要求を行う。POS#1(21)では階
層的PLU要求を受け取った場合PLUファイル#1
(40)を検索するが、商品7のPLUデータは存在し
ないため階層的PLU対象に設定されているコントロー
ラ(10)に対して階層的PLUの要求を行う。コント
ローラ(10)では階層的PLU要求を受け取った場合
PLUマスタ(30)を検索し、商品7のPLUデータ
を取得してPOS#1(20)に対して通知する。PO
S#1(20)はコントローラ(10)から商品7のP
LUデータを受け取るとPLUファイル#1(40)か
ら最終検索日付が最も古い商品(ここでは商品4と仮定
する)を削除し、代わりに商品7のデータを追加すると
ともにPOS#2(21)に対して商品7のPLUデー
タを通知する。POS#2(21)はPOS#1(2
0)から商品7のPLUデータを受け取るとPLUファ
イル#2(41)から最終検索日付が最も古い商品(こ
こでは商品1と仮定する)を削除し、代わりに商品7の
データを追加する。このようにして使用頻度の高い、つ
まり実際に使用された商品のPLUデータが各POS内
のPLUファイルに自動的に蓄積されていく。
OS内のPLUファイルに蓄積される例を図9を参照し
ながら説明する。システム構成は図1に示す通りコント
ローラ(10)とマスタPOSであるPOS#1(2
0)とスレーブPOSであるPOS#2(21)、PO
S#3(22)からなるものとする。コントローラ(1
0)のPLUマスタ(30)には全商品(商品1から商
品10)が、マスタPOSであるPOS#1(20)の
PLUファイル#1(40)には商品1から商品6の6
商品が、スレーブPOSであるPOS#2(21)には
商品1から商品3の3商品が存在するものとする。PO
S#2(21)で商品7のバーコードが読み込まれた場
合、POS#2(21)のPLUファイル#2(41)
内に商品7のPLUデータは存在しないので、階層的P
LU対象に設定されているPOS#1(20)に対して
階層的PLUの要求を行う。POS#1(21)では階
層的PLU要求を受け取った場合PLUファイル#1
(40)を検索するが、商品7のPLUデータは存在し
ないため階層的PLU対象に設定されているコントロー
ラ(10)に対して階層的PLUの要求を行う。コント
ローラ(10)では階層的PLU要求を受け取った場合
PLUマスタ(30)を検索し、商品7のPLUデータ
を取得してPOS#1(20)に対して通知する。PO
S#1(20)はコントローラ(10)から商品7のP
LUデータを受け取るとPLUファイル#1(40)か
ら最終検索日付が最も古い商品(ここでは商品4と仮定
する)を削除し、代わりに商品7のデータを追加すると
ともにPOS#2(21)に対して商品7のPLUデー
タを通知する。POS#2(21)はPOS#1(2
0)から商品7のPLUデータを受け取るとPLUファ
イル#2(41)から最終検索日付が最も古い商品(こ
こでは商品1と仮定する)を削除し、代わりに商品7の
データを追加する。このようにして使用頻度の高い、つ
まり実際に使用された商品のPLUデータが各POS内
のPLUファイルに自動的に蓄積されていく。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、第
1にコントローラに障害が発生しても各マスタPOSま
での階層的照会は可能なためPLUデータの取得率が低
下せず、同様に、マスタPOSが障害となってもスレー
ブPOSはコントローラに対して階層的PLUを行うの
でPLUデータの取得率が低下しないという効果があ
る。
1にコントローラに障害が発生しても各マスタPOSま
での階層的照会は可能なためPLUデータの取得率が低
下せず、同様に、マスタPOSが障害となってもスレー
ブPOSはコントローラに対して階層的PLUを行うの
でPLUデータの取得率が低下しないという効果があ
る。
【0024】第2に、階層的PLUにより他のPOSや
コントローラから取得したPLUデータを自POS内の
PLUファイルに追加していくため、POS内のPLU
ファイルに自動的に使用頻度の高いPLUデータが蓄積
され、このためコントローラで各種要件を設定して使用
頻度の高いPLUデータを抽出したり、POS内のPL
Uファイルをメンテナンスしたりするという作業が必要
でなくなる効果もある。
コントローラから取得したPLUデータを自POS内の
PLUファイルに追加していくため、POS内のPLU
ファイルに自動的に使用頻度の高いPLUデータが蓄積
され、このためコントローラで各種要件を設定して使用
頻度の高いPLUデータを抽出したり、POS内のPL
Uファイルをメンテナンスしたりするという作業が必要
でなくなる効果もある。
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
る。
【図2】図1の各PLUファイルの関係を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明におけるマスタPOSグループのイメー
ジ図である。
ジ図である。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】本実施例におけるPLUデータの構成例を示す
図である。
図である。
【図6】本発明における階層的PLU要求とPLUデー
タの流れを示す図である。
タの流れを示す図である。
【図7】本発明の一実施例を示す動作フローチャートで
ある。
ある。
【図8】本発明の一実施例を示す動作フローチャートで
ある。
ある。
【図9】本実施例における使用頻度の高いPLUデータ
がPOS内のPLUファイルに蓄積される例を示す図で
ある。
がPOS内のPLUファイルに蓄積される例を示す図で
ある。
10 コントローラ 20 POS#1 21 POS#2 22 POS#3 30 PLUマスタ 40 PLUファイル#1 41 PLUファイル#2 42 PLUファイル#3 50 階層的PLU情報#1 51 階層的PLU情報#2 52 階層的PLU情報#3
Claims (4)
- 【請求項1】 コントローラとPOS端末からなるPO
Sシステムにおける階層的プライスルックアップ方式に
おいて、予め前記POSにはマスタPOSとスレーブP
OSとを設け、かつPLU(プライスルックアップ)デ
ータ件数が前記コントローラ内PLUマスタ>前記マス
タPOS内PLUファイル>前記スレーブPOS内PL
Uファイルとなるようにしておき、前記スレーブPOS
からバーコード読み込み要求があった場合は、まず該ス
レーブPOS内のPLUファイルを検索し、そこになけ
れば次に前記マスタPOS内のPLUファイルを検索
し、そこにもなければ、最後に前記コントローラ内PL
Uマスタを検索することを特徴とする階層的プライスル
ックアップ方式。 - 【請求項2】 前記マスタPOSは、前記コントローラ
から受けとったPLUデータを該マスタPOS内の前記
PLUファイルに追加し、前記スレーブPOSは、前記
マスタPOSから受けとったPLUデータを該スレーブ
POS内の前記PLUファイルに追加することを特徴と
する請求項1記載の階層的プライスルックアップ方式。 - 【請求項3】 前記スレーブPOSは、前記スレーブP
OSからバーコード読み込み要求があった場合は、まず
該スレーブPOS内のPLUファイルを検索し、そこに
なくかつ前記マスタPOSが障害時は、前記コントロー
ラ内PLUマスタを直接検索することを特徴とする請求
項1記載の階層的プライスルックアップ方式。 - 【請求項4】 コントローラとPOS端末からなるPO
Sシステムにおける階層的プライスルックアップ方式に
おいて、予め前記POSにはマスタPOSとスレーブP
OSとを設け、かつPLU(プライスルックアップ)デ
ータ件数が前記コントローラ内PLUマスタ=前記マス
タPOS内PLUファイル>前記スレーブPOS内PL
Uファイルとなるようにしておき、前記スレーブPOS
からバーコード読み込み要求があった場合は、まず該ス
レーブPOS内のPLUファイルを検索し、そこになけ
れば次に前記マスタPOS内のPLUファイルを検索
し、前記マスタPOSが障害時は前記コントローラ内P
LUマスタを検索することを特徴とする階層的プライス
ルックアップ方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210096A JPH09259356A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 階層的プライスルックアップ方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210096A JPH09259356A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 階層的プライスルックアップ方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09259356A true JPH09259356A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13479661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7210096A Pending JPH09259356A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 階層的プライスルックアップ方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09259356A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6363354B1 (en) | 1998-09-01 | 2002-03-26 | Nec Corporation | Maintenance system, and recording medium recording thereon a maintenance program, for a plurality of price look-up tables |
WO2003038772A1 (fr) * | 2000-09-28 | 2003-05-08 | Kabushiki Kaisha Visual Japan | Systeme pos, serveur pos, terminal de magasin, procede de gestion des ventes et support d'enregistrement |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7210096A patent/JPH09259356A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6363354B1 (en) | 1998-09-01 | 2002-03-26 | Nec Corporation | Maintenance system, and recording medium recording thereon a maintenance program, for a plurality of price look-up tables |
WO2003038772A1 (fr) * | 2000-09-28 | 2003-05-08 | Kabushiki Kaisha Visual Japan | Systeme pos, serveur pos, terminal de magasin, procede de gestion des ventes et support d'enregistrement |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981117 |